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こんにちは。
息抜きばかりやっている現在真っ裸でダンス中の役立たずのサザンドラです。
この作品を書いた意図としては……ズバリ息抜きです。
本当に申し訳ありませんがモチベを上げるためにも僕のペースに合わせて頂きたいです……。
byとある全裸のサザンドラ
注意するべし!!
ほかの作品があまりにも進まな過ぎてちょっと息抜きにと書いたものです。低クオリティーなのはいつものことです。
危険な小説ではありませぬ。
小説と呼んでいいのかと疑いたくなるほど短いです。星よりは長いですけど……。
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ある公園で青く塗装されたベンチに二人の若い女性が膝にイーブイをのせながら座り楽しそうに話をしていた。近くではリーフィアとブースターを使う少年たちが熱いバトルを繰り広げていたのだがそれに目もくれることなく会話をつづけていた。
二人はひとしきり話をし、一息ついているところ不意に一人の女性が目を輝かせながら眼鏡をかけているもう一人の女性に声をかけた。
「ねえねえっ、アブソルってポケモン、知ってる?」
「ん? ……あぁ、あの白いふわふわしてるポケモンでしょ?」
「そうそう。あなた、ポケモン図鑑もってるって聞いたからどこに生息してるのか知りたくてさ……」
「ふーん……。捕まえに行くの?」
「うん!」
「あなた………アブソルがどういうポケモンか知ってて言ってるの?」
「? どうしたの?深刻そうな顔して?」
「アブソルはね……」
少し間をおいて片方の女性が眼鏡をかけなおしながら静かに言った。
「災いを呼ぶの」
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「へっくしゅん!!」
?……だれか俺のうわさをしたな…? いや、どうせ俺単体じゃなくてアブソルとしての噂話だろうけど……。まあいい。どうせみんなのしそうな噂は分かっている。アブソルを除く全世界全生物がアブソルを「災い」として見ているからな。どうせまたどっかの馬鹿が俺らのことを災いだのなんだの言ったに違いない。……あぁ、早く風邪を治そう…。くしゃみが止まらん…。
それにしてもまったく……馬鹿げた話もあるもんだ。そんな神の御業みたいな力が俺たちみたいな普通ポケモンに宿ってるわけないだろ。普通に考えればわかりそうなものだ。そんな力が備わっているならとっくに全世界の人間をあの世に送ってやってるよ。
あぁ……、何か腹立ってきた。俺は何もしていないのに遠くから波導弾でボッコボコにやれたりそのせいでくたばって雪の上で寝てたら風邪なんか引くし。もう………
この世界はどうかしている。
「どうしたの~?そんなところで考える人みたいな格好しちゃって~?」
「……だれだ」
全くこんな時にだれだ。おれはあんな滑稽な格好をしていた覚えもないしまずあんなポーズ、アブソルの俺には無理だ。全くイラつかせるイントネーションだ。今すぐ叩きのめしてしまいたくなる声だ。
もしかしたら、俺がこの世界にイラついてるからこんなふうに感じているのか?まあ、そんなことはどうでもいい。おれは声がした方を向くと一匹のポケモンの影が映っていた。
「やだな~。そんな怖い声出さないでよ。私の声を忘れたとは言わせないからね♪」
「………リーか?」
「うんっ」
そう言って一匹のクチートが俺の前に姿を現した。相変わらず元気溌剌って感じなやつだな。おれが不幸の象徴ならあいつは幸福の象徴みたいに満面の笑みを浮かべてやがる…。まあ、あいつも俺も人間からしてみれば立場はおんなじだけどな……。
「! アクス!怪我、怪我してるの!?」
「うわっ、よせよ!大した怪我じゃない!」
俺の方へ小走りで近寄りお中のあたりをなでまわし始めたリーをあわてて止める。リーの腕を掴んで制止した時に見たリーの片腕。なんて言うか……痛々しい。そんな表現しかできないほど俺はこういうものを見るのが苦手だ。見慣れようとも思わないけどな。
「……おい、他人の心配するより自分の心配しろ。 …どうしたんだ。その腕……」
「あ、ははは……。正義感たっぷりのルカリオにね……」
元気なく笑うとうつむきながら犯人の名前を言った。どうせ俺にケンカを仕掛けたあの馬鹿だろう…。相性が悪いってのは困りもんだな……。俺は黙り込んだ。あのルカリオの顔を思い浮かべながら。
重苦しい空気の中クチートは無理に笑顔を作って言った。
「………ぼろぼろだね……。ウチら……」
今まで相当無理をしていたのだろう。ずっと笑顔を絶やさなかったリーが自分の言葉で自分を追い詰めてしまったのか俺の前で泣き崩れた。
「ねぇっ! どうして! ……どうして私は欺きポケモンなの……っ!」
そう嗚咽の混じった声で俺の毛に顔を押しつけながら言った。俺はただ黙って見守ってやることしかできなかった。励ましたってどうにもならないことだって、俺自身がよく知っている。おれはそっとリーの頭をなでてやった。
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「よ~し!レッツ・ゴー!!」
「おーーっ!!」
結局私は友人の言葉を軽くスルーしてポケモン図鑑だけ見せてもらって今ここ。テンガン山のふもとでテンションをあげている。麓に来ただけで感じられる山の澄んだ空気を全身で感じながら私の手持ちポケモンと一緒に掛け声をかけて登山を始めた。
けっこう本格的な装備にしてきたため特に困ることもなくどんどん歩を進めていく。流石に手持ちのポケモンを今のうちに疲れさせるわけにもいかないし私はボールの中にポケモンを戻してひとり、黙々と登山を続けた。
ポケモン図鑑の説明によると人里から離れ人目につかないような場所を住処としているそうだ。ということは途中からこの登山道を外れて山の裏手に回った方が発見しやすいと考えて長期戦覚悟の寝袋用意。食料も余分に持ってきた。ピッケルすら持っている私は山男に見間違われるかもしれない。実際はこの装備だと山女だけどね。
さて……、山の中腹を知らせる看板を発見し立ち止まってあたりを見回す。人が立ち入りそうもなくポケモンにも暮らしやすい環境……と考えていると自然に作られた洞窟に目がとまった。おまけに登山道からは少し外れたところに入り口を構えていてうっかりしていたら見落としそうなものだった。私の勘がこの洞窟にアブソルがいる。と囁く。まあ、どうせいなくても準備は万全なのだからまた引き返すこともできると思うから……。
と、洞窟に足を踏み入れた。そこは洞窟の上がぽっかりと開いていたため明るかった。
「だれ?」
上から差し込む光に気を取られていた私に不意に聞こえてきた声。まるで少女のような幼い声。
私ははっと洞窟の中を見渡す。すると、そこに一人の少女のような影がぼんやりと映っていた。先ほどまで太陽の光を見ていたせいか影でしか見えなかったけど…。徐々に目が慣れ少女のような影の正体を見た。
「クチート?」
「…っ!」
私が目の前にいるポケモンのの種族名を口にした瞬間目の前のポケモン、クチートは踵を返して逃げ出した。この山にこんなポケモンは生息していたっけ?もしかしたらレアなのかもしれないし…つかまえよ♪
「いけっ、トゲキッス!」
そう声をあげてモンスターボールをなるべくクチートの近くまで届くよう力を込めて投げた。そしてモンスターボールから飛び出した一筋の光はクチートの行く手を阻み一匹の祝福ポケモン、トゲキッスが姿を現した。
クチートはいきなりのポケモンの登場にあわてている様子だったがすぐにトゲキッスの横から逃げ出そうとし始めた。
「トゲキッス、電磁波!」
「………っ!!」
クチートがトゲキッスとの距離がそうなかったのもあって全身に電磁波を浴びてその場に倒れた。攻撃技じゃないからそんなに心配することはないと思うけど、ポケモンを捕まえるためにもう一つやっておかなきゃいけないことがある。
「トゲキッス、波導弾!」
「とぅ~~っ」
トゲキッスが相変わらずの鳴き声で波導弾をため始めた。クチートは焦っているのか恐怖を感じているのか目に涙を浮かべながら必死に体を動かそうとしていたが当然体を動かすことはできずに目の前で波導弾を形作るエネルギーの塊が大きくなるのを見ていなければならなかった。ポケモンを捕まえるためには多少なりとも傷付けてからではないといけない。これはもうどうしようもないことなんだ。
ごめんっ。 心の中でそうクチートに謝ってトゲキッスに放つように合図を送る。トゲキッスは右翼の先端にためていた青紫色の炎のようなエネルギーの塊をクチートに向けて放った。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!」
ひどい爆音とともに砂埃が待って思わず腕で目を隠して口を押さえた。
流石にこれはやりすぎだって。
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(コメント=サザンドラのとくこう)
#comment(below);
- >名無しさん
コメントありがとうございます!
大丈夫です。ナントカは風邪をひきませんから。いまだに全裸でダンス中です。
ふふっ、期待には弱い人間ですのでプレッシャーを感じてしまうかもしれませんががんばっていきます。応援、ありがとうございました♪
――[[とある全裸のサザンドラ]] &new{2011-04-28 (木) 21:28:22};
- ぜ、全裸ですか…。風邪を引かないように気をつけてくださいね。
これからどうなっていくのか楽しみです。
楽しみに待たせてもらいます。
―― &new{2011-04-28 (木) 00:08:33};
- ダンスしながらのテスト。
――[[とある全裸のサザンドラ]] &new{2011-04-27 (水) 16:34:05};
IP:202.253.96.242 TIME:"2012-06-23 (土) 14:07:32" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%AC%BA%E3%81%A8%E7%A6%8D" USER_AGENT:"SoftBank/2.0/001SH/SHJ001/SN353012043858651 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1"