ポケモン小説wiki
時空間的なハードな最初な戯れ の変更点


注意。この作品には、
♂×♂等の表現を含みます。
苦手な方は速やかにお戻り下さい。

[[ワタリガラ]]


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「…随分久しいな、パルキア。」
「あ、ああああ。そうだな、ディディディアルガガガ。」
空が近い、とある山の頂上の遺跡。そこに二体の偉大なるポケモンが話している。
「……こうやって話すのは、滅多に無い事だからな。別に焦らなくても良いぞ。」
笑いながら話し掛けた四足歩行のポケモンは、時間を司る神であるディアルガ。
その蒼い身体に金属のような物質を見事に身に飾り、胸元金剛石が光を乱反射させている。
「いやいやいやいや、焦っているわけ無いじゃないか。こちとら神と呼ばれているんだぜだぜ?」
一方、こちらの薄桃色で二足歩行のポケモンは空間を司る神・パルキア。両肩には白玉が付けられている。

だいぶ話を変えるが遺跡のあるこの山は地方で最も高い山だ。故に頂上の二体は誰からも見下ろされる事は無い。
だから大丈夫である。
「フフッ……何故それ程に焦っているのだ?」
愉快そうにパルキアを見ながら、ディアルガは尚も笑った。
「スーッ、ハーッ………ああ、何を話そうか迷っていたんだ。ハハッ…」
暫く深呼吸をして、落ち着いた所でパルキアはディアルガに笑い返す。
「まぁ…そういう事にしておくか。積もる話もあるしな。」
「確かにな。……で、ここに来る途中で木の実を採ってきたんだが、食べるか?」
そう言って結んでいた手を開くと、確かに木の実が何粒か握られている。
「…小さいな……食うも食わぬも変わらないのではないのか?」
実際は集めてきた木の実は人間の掌から溢れる程の大きさがあるのだが、
ディアルガの視点の高さも加わり、赤い点々にしか見えなかった。
「味は結構旨いぞ。…食わない……の…か…?」
パルキアの口調は、後になるにつれてしょんぼりした雰囲気が漂うものになった。
「いやいや、頂かせてもらおう。だからもう少し腕を上げてくれ。」
「あ?ああ…コレで──」

ぺろり

「はぅおっ!?」
「……ふむ、恐らく…甘酸っぱいな…ありがとうな、パルキア。」「………」

少し考えれば解ることである。
パルキアとディアルガには身体の作りにあからさまな違いがある。
ディアルガは四足歩行なため、手を使って木の実を摘まむようなことは出来ない。
だからパルキアの手から直に、舌で木の実を舐め取っただけのこと。
「そ、そうかぁ…それは良かったな……」
その行為がパルキアに細やかな嬉しさと、
(もう暫く経てば……)


ディアルガを嵌めたことになる微かな自責を及ぼした。

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その後、それぞれ楽な姿勢にを取って、お互いは話に花を咲かせた。
時の花が見事に花開いたこと、
崖から落ちかけていたニドリーナを空間を曲げて助けたこと、
珍しい木の実の時間を止めて永久保存していることを趣味と見出だしたこと。
「ああ…それは、凄いな……」
「…どうした?落ち着かないようだが……」
「なんか、な。」
なんとなくディアルガに向かって顔を綻ばせ、少しだけディアルガとの距離を縮める。

実際パルキアは焦っている。
(そろそろだよな…?)
風の噂で聞いた、木の実の話。
『その真っ赤な木の実を食べて、──分後にはフニャフニャの熱々の……』
わざわざあちらこちらを空間移動して、ようや手に入れた木の実。
それを眼前にして改めて考えた。

─もしこれを使えば、アイツを好き勝手に出来るだろう。しかしそれはアイツの本心ではない。
良く似た作り物だ。自己満足だ。
しかしアイツは絶対に俺の気持ちを解ってくれない。俺の本心を何も応えてくれない。
だったら、だけれど──

既に木の実はディアルガに納まった。未だに整理がついていない。
もし木の実の効果が出たら、俺は……
「……パルキア、お前は私をどう思う?」「…え!?なっ…」
「先ずは吐き出させてくれ。私はお前の事を……」

時間がやけにゆっくりになったように思えた。
残り時間は少ない。
ディアルガがもし否定的な答えをしても、俺を求めるようになってしまうのだ。
木の実なんか使わなければ良かった。遅い。遅かった。遅かった

「…もっと、知りたい。」「……!?」
パルキアの思考が再稼働、それにより頭は急速に熱を持ち始める。
尚もディアルガは喋り続ける。
「…何故パルキアはいつも私に少し距離を置くのだ?今も、458年16時間47秒前も、それ以前も……」
「な…それは……「…私の事が…嫌いなのか……」
「…!!」
呟くディアルガは俯き、消え去りそうな声で続ける。
「何故私がパルキアを見るたびに視線を逸らす?何故何故私を真っ直ぐ見ない?
何故?教えてくれ、パルキア。私をどう思っているんだ……?」

絞り出すように、ディアルガはパルキアに問い掛ける。
その両眼には、微かに涙も浮かんでいた。
「…っ…俺は、お前が……」

まさかこんな事になるとは。
木の実の効果はどうなった。
考えが纏まらない。
ディアルガが泣いている。それは嫌だ。
もういい。なるようになれだ。

「……好きだっ!」「………な!!?」
「…好きなんだよっ!ディアルガァ!」

今度はディアルガの時が止まってしまったようで。

そしてみるみる内にパルキアの顔が薄桃色から桃色に、赤色に、紅色に──
「ぐあぁぁぁっ!ずーっと気になってたんだよぉっ!」
パルキアは頭を抱え、激しく振りながら叫ぶ。
「だから見られたら恥ずかしくなって眼を逸らした!真っ直ぐなんて見てられなかったんだよっ!
これで満足かっ、ディアルガ!」
─頭が上手く回らない。時間だけは矢鱈と解る。
パルキアは、私を……
「…私を…嫌って…いない……のか?」「そうだっ!寧ろ逆だっ!」
「本…当にっ……わた…しをっ……」

嫌われていなかったことに対する安堵感だろうか。
本心を知ることが出来た満足感だろうか。
そんな感情では涙はこみ上げてこない筈だ。辛くもない。痛くもない。
…そうだ、パルキアが側にいるとやけに暖かい。これは…
「……私も」「…な?」
「私もっ……パルキアがっ…好きだっ……」
「!?…本当、か?」
「…ずっとパルキアが側にいると…暖かくてっ……」
ディアルガはその蒼い巨体をパルキアに寄せ、顔を擦り付けた。
「パルキア…好きだっ……」
「……俺も…ディアルガが好きだっ…」
パルキアの方からも顔を擦り付け返す。
お互いの額(と言えそうな部分)に自身の額を当て、相手方の温もりを感じ取る。
幸せそうに閉じられたディアルガの眼から、涙が零れていた。

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「いんだな!?本当に良いんだなっ!?」
「いいから早く、パルキアと…したい……」
「わ、解たディアルガ、口を開いてくれ……」
「ああ…む、うぅっ…」
「く…うっ…ちゅぅっ…」
蒼と薄桃の口が重なり合い、同じ様な朱い舌が絡み、唾液を交換し合う。
「う…むぅっ…!ふぅ…ぅっ……」「く……んちゅっ…むぅぅ…っ」
吐息が顔にかかり、垂れた唾液がぽたぽたと床に染みを作り、
お互いの鼓動はいっそう早まる。
「くぅ…んぅぅっ……ぷはぁっ…」
「はぁっ…はぁっ…どうだ?ディアルガ……」
「……舌が、絡み付いて熱くて…はっ……はっ…もっと……」
「…ああ、良いぜ…ディアルガ……むぅっ…」
時も場所も二体の戯れを止められない。二体が司っているから。
「はぁっ……はぁっ……ぱる、きあぁっ…こんなの、初めて…だ…っ…」
「…俺もだっ…ディアルガァ……」
長い長いディープキスを終え、二体の間に糸が幾筋も引かれる。
「…ディアルガ、悪いが仰向けになってくれるか?」
「仰向け?少し…難しいが……」
ディアルガは巨体をどうにか動かして、自身の腹部をパルキアに晒け出すような体勢をとった。
「…これで良いのか?」「……ああ。」
パルキアはゆっくりとディアルガの後ろ足の間、尻尾の付け根の股間部分に眼を止める。
スリットと、閉じた孔が自分と同じ様についている。
「嫌だったら、言えよ?」
「パルキア…何を……」
長い首を必死に曲げて、パルキアの動向をディアルガは見る。

自分の後ろ足を押さえて、舌を出して、顔を自分の股間に近付けて
「ひゃぁぁっ!?」
ぬるりとしたた感触。自分の内側からの刺激。
パルキアが舌をディアルガのスリットへ潜り込ませ、それにより溢れる分泌液を舐め取っている。
ディアルガにとって初めての快感が走り、自身の雄が膨張している感触に戸惑い、
パルキアに舐められるとびくんと跳ねて先走りを溢れさせる。

一方パルキアはディアルガの味に酔いしれていた。
恐らく何も経験していないであろう、色の薄い綺麗な雄。そこから滲む雄の匂い。
全てを味わいたい。舐めるだけじゃ……
そう考えたパルキアは、先端を口に含み、流れる先走りを吸い上げる。
「じゅるっ…ぢゅるるぅっ!」
「くぁぁっ…パル、キアッ……!もう…何かがっ…出そ……う…だ…っ……」
ディアルガの屹立した雄が震え、限界が近いことをパルキアに知らせる。
(構わない。全部受け止めてやる。)
そしてパルキアは顔を前に動かし、
「……じゅるるるぅっ!」
ディアルガの雄を完全に飲み込んだ。
「パ、パルキアぁぁぁっ!」「ぐっ…ぐむぅぅぅっ…!」

どぷん、どぷんと白濁したディアルガの精がパルキアの咥内で弾ける。
「ぐっ…んぐっ……ごきゅっ…」
その量は初めてということもあって膨大な、長い射精。

しかしパルキアはそれを甘露のように喉を鳴らし、飲み下した。
「パルキアッ…今のは……これは、何だ…?」
息を整えながらディアルガは聞く。
パルキアの口が離されたディアルガの雄は、尚も物欲しそうにびくびくと屹立し、粘液でディアルガの腹を汚している。
「…大丈夫だ、ディアルガ。病気でもなんでもない。」
「…本当か?」
「…ほら、俺にもついてる」
ディアルガの目見開かれ、パルキアの股間に視線が向けられる。
パルキアの雄はディアルガのものより色が濃く、二回りほど大きい。
「パルキアの……大きい」
そ視線に反応したのか、パルキアの雄が一度大きく跳ねた。
「……ディアルガ、これで最後だ。」
パルキアは自身の雄を掴んで呟く。
「俺の…コレを、ディアルガの中に挿れる。」
「なっ……」
「酷く痛いかもしれない。気持ち良くなんか無いかもしれない。それでも……」
「……解った…、パルキア…構わない……」
「ディアルガ…」
「私も…パルキアを……受け入れたいのだっ…だから……痛くても…」
「……出来る限り力を抜いてくれ。もし本当に止めて欲しかったら、言ってくれ。」
「…………」
パルキアはディアルガの孔に狙いを定めるように自身の雄を当てる。
「あっ…うぅっ……」
慣らされていないそこはしっかりと閉じられていて、
無理矢理挿れようものならディアルガに苦痛を与えてしまうだろう。

ならば、自分で拡げるまで。

「…パ、パルキアッ!?何をしているっ……!」
ディアルガが戸惑うのも無理はないだろう。パルキア自身の力によって空間が拡げられ、
ディアルガの孔がぽっかりと、パルキアの雄が楽々挿れられるまでに拡げられているのだから。
ディアルガ自身はそれを見ることが出来ない。
「…挿れるぞ、ディアルガ。」
そう言ってパルキアは拡げたディアルガの孔に雄を侵入させる。
孔を雄よりも大きく拡げたために、何の抵抗も無く雄が完全に入り込んだ。
「ひっ…パルキアッ……」
「大丈夫だ。」
内壁に少し擦れ、それでディアルガは呻いた。
「……力を抜いていろよ。」
言いながらパルキアは、拡げていた空間をゆっくりと元に戻し出す。
孔は元のように狭まり始め、パルキアの雄を内襞が包んで、
「ひあぁぁぁっ!?」
「ぐぅっ…気持ち良い、か?」
丁度自身の雄を締め上げる程度にまで孔を狭めると、ディアルガが矯声を上げる。
「パルキアのがっ…熱い……蠢いて…っ……」
ディアルガの雄はしゃくりを上げて、快感に打ち震えている。
その匂いが、ディアルガの喘ぎが、パルキアの理性を吹き飛ばした。
「もうっ…我慢の限界だ…」
「はっ……くあぁぁっ!?」
「グオォォォッ!ディアルガァァッ!」
パルキアが、猛烈な勢いで腰を振り始める。
まるでディアルガに自身を刻み付けるかの如く、速く、深く。

「ぱ、るきあぁっ速いっ…くぅぅぅっ!?」
パルキアの雄がディアルガの内部にある、
一点を突くと、ディアルガに感じたことの無いような快感が走って、パルキアを締め付けながら絶頂を迎える。
「グルルゥッ……ディ、アルガッ…」
「ひぐっ…そこはっ……ひあぁぁぁぁっ!?」
締め付けたことに気付いたパルキアが、その一点を重点的に削るように腰の動きを変え、
それによってディアルガは何度も絶頂に達する。

お互いが快感を共有し合って、共に感じ合う時間。
このような情事を行っても誰にも咎められることの無い、自由な空間。

「ディアルガァッ……もうっ…出るぞっ…!」
「パルキアッ…パルキアァッ……」
「ぐっ…ディアルガっ……グオオオオッ!」
「ひゃぁぁぁっ!?」
ほぼ同時に絶頂を迎え、ディアルガの白濁は自身の顔やパルキアの首にま撒き散らされる。
パルキアはディアルガの中に余すこと無く、熱い白濁を注いだ。

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蒼い四足歩行のいかにも威厳のありそうに装飾された身体をしたポケモンが、
仰向けにされ、長いを屈うに曲げながら薄桃色の両肩に宝珠が煌めくポケモンの生殖器が、
自身の後孔に入り込んでいくのを時折ぴくりと震えながら見ている。

「……ディアルガッ!?これは、一体…」
「…時間をループさせただけだっ……」
「な、何っ!?それでは……」
「パルキアがっ…もっと、欲しいから……」
「ま、待てディアルガッ!まさか延々俺は……」
薄桃色のポケモンの生殖器が入り込んで、間髪入れずに腰を打ち付け始め……
「くあぁぁぁぁっ!?パルキアァッ…!」
「ディ、ディアルガァァァぁっ!」

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何巡したのか、今はどうなっているのかは知る由もない。
威厳ある神々は易々と知らせる程愚かではない。

無限にループ化した世界ならば、過去も今も未来も変わらないと考えるのが妥当だろう。


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初のリク作品。
時と空間が自在に使えるならばこんな感じだろうか。

何かご意見あればどうぞ。
- ぬぉっ、リクに答えて頂きありがとうございますぅっ!!
まさに、このような素晴らしい作品が書いてもらえるとは
感激ですっ!!!
――[[トランプ]] &new{2009-12-05 (土) 14:08:09};
- 「パルキアの……大きい…」
そ 視線に反応したのか〜
 ↑
(の)が抜けてます。

それにしても、神同士のBLっておもしろいですね、
次回作も期待しています。
――[[チャボ]] &new{2009-12-05 (土) 18:02:49};
- >>トランプ 様
リクエストありがとうございます。
和姦じゃないのかと内心恐れてました。
>>チャボ 様
指摘ありがとうございます。
修正しました。
――[[ワタリガラ]] &new{2009-12-05 (土) 18:11:24};
- また修正してもらいたい所を発見しました。
「まぁ…そういう事にしておくか。積もる話もあるしな。」
の後のディアルガの
確かにな(略
の前に「 が無いです。
なんども失礼しました。
――[[チャボ]] &new{2009-12-08 (火) 17:14:46};
- また修正してもらいたい所を発見しました。
「まぁ…そういう事にしておくか。積もる話もあるしな。」
の後のディアルガの
確かにな(略
の前に「 が無いです。
なんども失礼しました。
――[[チャボ]] &new{2009-12-08 (火) 17:15:37};
- ↑ダブルクリックすいません。
――[[チャボ]] &new{2009-12-08 (火) 17:16:35};
- 二回目の修正依頼ポイントがなぜか、
元((の)が抜けた状態)に戻ってました。
再修正お願いします。
というか何回もすみません。
――[[チャボ]] &new{2009-12-10 (木) 19:45:07};
- 修正しました。それで報告を忘れていました。
――[[ワタリガラ]] &new{2009-12-10 (木) 20:03:23};
- えっと……まだ直ってないような…
――[[チャボ]] &new{2009-12-10 (木) 20:59:18};

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