ポケモン小説wiki
実験体君と科学者ちゃん の変更点


#include(第三回仮面小説大会情報窓・エロ部門,notitle)

世界に、夏が降り注いでいた。

燦々と照りつける真夏の太陽は容赦なく地上へと降り注ぎ、じりじりとアスファルトを焼き付けていく。
アスファルトから照り返された熱気と合わさって、見る見るうちに体温は上がり汗が滴り落ちていく。
滴る汗を拭って、大学構内を歩く一匹のポケモンがいた。

「………暑い」

絞り出した声はそれだけだった。他にもセリフは山ほどあったが、口に出す気力はすっかり枯れていた。
ふとみると、木陰におかれた誰もいないベンチを見つけた。
半分そこへ逃げ込むようにベンチの上に滑り込んだ。
肩にかけたバッグからDAKARAを取り出し、一気に飲み干す。
なみなみと注がれる甘みの効いたドリンクはミネラルを多く含み、
汗により枯渇した体内のミネラルを補給していく。
胃のなかに届くのを待たずに、食道内から体内に沁みこんでいく感覚がたまらない。
一口飲むつもりが、二口、三口、一気飲みへと昇華していく…
気が付くと一滴も残っていなかった、胃のなかに一緒に入り込んだ空気をはきもどし、
ようやく一息つく。額の汗を拭い、ベンチにもたれかかり空を見る。
青々と茂る夏の桜の葉の間から木漏れ日が見える、
先ほどの太陽とはまるで違う優しい光は俺のことを癒してくれている気がした。

「…………ちゃんとしないと、な」

そう呟いて、再び目的地へと足を進めた。

第三号実験棟、大学が創立された時からそこに存在している理学系の実験棟。
石造りでボロボロなうえに、周りを木々で囲まれその外壁のほとんどをツル草が覆っているその風貌は
他の大学生が「幽霊屋敷」と呼んでいることに間違いはないことを教えてくれる。
俺はその雰囲気に、相変わらず気押されながらもその中に入っていく。
中から、冷たい空気が漂ってきた。石造りの建物は石が内部への熱を遮断し
真夏の太陽のもとでも、驚くほど涼しい。噴き出していた汗がみるみるうちに引いて行くのを感じたが
原因はそれだけではなかった。
建物のなかには深い暗闇が溜まっていた。何年も滞留したような濃度の濃い闇が
建物のなかから俺を包み込もうとしているように感じた。
その暗闇を外からの光か切り開く。入口からの光が乱反射し階段までの道のりを
仄暗く照らしている、壁をたどりながら何とか階段までたどり着くことができた。
目的地は四階、そこまでの間に規則正しく並ぶ段差を登っていく。
自分の足音が階段の上まで響き反響して落ちてくる…その独特の雰囲気にのまれそうになっていた。
あっと声が出そうになった、上から誰かが降りてきている。そのことに下りてきたポケモンが
目の前に現れるまで気付かなかった。
そのポケモンは赤い目をゆらりとちらつかせ、こちらを一瞥するとそのまま音もなく階段を下りて行ってしまった。
前にもあったことのあるゲンガーだったが、相変わらず心臓に悪いと心のなかで呟く
四階はすぐそこだ。

ようやく、辿り着いた405実験室。彼女はここにいる、もう約束の時間になるところだ。
入る前にひとつ深呼吸をし、意を決してドアノブを回す…

「メリー、来たぞ」

そう言って研究室のなかに入る。相変わらず研究室のなかは暗い、部屋のなかは窓に
取り付けられたブラインド越しに染み込むわずかな光と、
蒸留装置の端にある丸底フラスコを加熱するガスバーナーの火で何とか映されている。
実験室のなかにある4つの机の上には使いっぱなしの実験器具や、何に使うかわからないがらくたが
散らばっている。壁際に置かれた棚には実験器具や参考資料にポータブルテレビ、電子レンジに
ボロボロのぬいぐるみ…およそ実験に使わないであろうものも置かれている。
がらくたを掻きわけ、部屋のなかを一見するが彼女はいない。どこかに出かけたのか?

「ばぁーっ」
「っうわ!」

目の前に逆さまになったジュペッタが現れた。不意を突かれて後ろに倒れてしまう、
見上げると、彼女は身の丈以上もある大きな白衣をゆらゆらと揺らし、大きな赤い目を
揺らめかせながら、可笑しそうにケラケラと笑っていた。
彼女がメリーという名前のジュペッタ、この研究室でよくわからないものを作っている
化学者だ。俺はこの研究室でその実験の手伝いをしている立場である。

「ヒヒヒッ何何?びっくりしちゃった?」
「別に、ちょっと不意を突かれただけだし」
「またまたぁ、強がっちゃてェ」
「強がってなんかっておいっ!腹をさするな!」
「君のおなか気持ちいいんだもん、こんなにプニプニしちゃってさァ」
「ライチュウっていう種族はそういうもんなんだよ」

彼女の手を払いのけて、ゆっくり立ち上がり近くにあった椅子に座る。
彼女も、体に合わないほど大きな白衣を引きずりながら蒸留装置の前に立ち
濃縮された生成物をじろじろと見ている。ひどく機嫌がよさそうなところを見ると、
完成は間近らしいことがわかった。

「それで、今回はどんなモンなんだ?」
「ヒヒヒッ気になる?」
「俺が聞かなくてもどのみち喋るだろう」
「キシシシッまぁね、今回はすごいよ、半端ないよォ」

そう言いながら、蒸留物に水を加えてガラス棒でぐるぐるとかき混ぜる
何か紫に白色を混ぜたような、明らかにヤバい色をしている。

「ジャじゃーんっ出来たよ!ブーストメディシンVer2.00!!」
「……何それ」
「これはねっタウリンとかブロムへキシンとかマックスアップとかとかとか、
薄めたものをぜぇんぶ詰め込んだものなんだよん、ヒヒヒッ、これを飲めばっ一時的に身体能力を
ブーストすることができるんだ!!だからブーストメディシンだよッ!キヒヒヒヒヒヒヒヒッ」

彼女は上機嫌にビーカーを掲げて悦に浸っている。かたや俺のほうはもはや意識を保っていられそうもない、
先ほどよりも薬品は黒ずみ、何かヤバそうな気泡を発している。全身から血の気が引いて行くのがわかった。

「ヒヒヒッさ、飲んで。」
「お前、マジで言ってんの?」
「マジマジぃ、ささ、はやくはやく」
「ていうかなんだこの色、さっきから目まぐるしく色が変わってるぞ」
「キシシ、大丈夫ッ死なないから、多分」
「多分て!俺へたすりゃ死ぬのかよ!?」
「嘘だよ、入ってるのはただのドーピング剤だもん、それに…」

一瞬彼女の雰囲気が変わり、ギュッと顔を近づけてきた。大きな赤い目がまっすぐに
俺の眼を見つめてきて、その瞳の中に吸い込まれそうになる。

「あなたは、断れないでしょ、だって、ね」
「………」

だって、の後は聞かないでも分っていた。心臓の下のあたりを締め付けられるような
感覚を覚え、少し脈拍が強まる。彼女の視線から逃れるためにいったん下を向き、
覚悟を決めて彼女のほうに向き直す。

「…わかった、飲むよ」
「ヒヒッ頑張ってネ」

彼女からブーストメディシンの入ったビーカーを渡される。今度は青紫色に変色し、酸っぱい
匂いが鼻をつく、一瞬たじろいでしまう。

「そーれ 一気っ、一気♪」
「せ、急かすなよ、くそっ」

意を決して一気に飲み込む。あれだけの匂いを放っていた溶液は驚くほどに無味で
するすると体内に飲み込まれていく…あっという間にビーカー内の溶液を飲みつくした。

「ヒヒッヒヒヒヒヒヒッ、どう?どう?なんか感じる?」
「んぐ、ん…何か、以外と水みたいにすっきり…」

しかし何かがおかしい、何かが残っているような感覚…

「キヒヒ」

喉の奥から舌の上までにかけて、なにかがへばりつ

「ッッッが!っはがっか、辛!!かぁあッっらぁぁ!!!」

直後、喉から下をつんざくよな痛みと、感じるはずもない灼熱が脳を直撃した。
あまりの痛みに床を転げまわる。

「キヒヒッキヒャヒャヒャ!!やったやった!ダイセイコ―――!!」

いたずらが成功したと喜ぶメリーは、ケタケタと笑いながら上機嫌に語り出した。

「実はさ、薬品の中性剤にいいのが見つかんなくってさ、たまたまあったワサビエキスを
入れたんだよね、50mlくらい、やっぱし辛かったかナ?ん?」

俺は喉の熱を水道水で冷やすことに必死で、彼女の話などほとんど頭に入らなかった
ようやく喉の痛みが引いていき、メリーのほうをにらみつける

「っく!お、まえ!マジで、いい加減に、しろよな!」
「ヒヒヒ、ゴメンネ、つい」
「つい、で済む問題じゃ、」

そう言いかけた直後、メリーが俺の胸に飛び込んできた。顎下に顔を埋め、
背中に手を回し、しっかりと俺の身体に捕まる。ふわりと動いた空気は、
薬品臭といっしょにメリーの匂いがかすかに匂っていた。そのまま、
少し火照った表情をこちらに向けた。大きな赤い瞳を上目づかいに、俺のほうを見る。

「もちろん、ごめんで済ますつもりはないよ?」
「ちゃんとご褒美も、ね、ふふ」

そうささやいて、彼女は二コリと微笑んだ。小さく呼吸する彼女を、
しっかりと抱き締めた。きっとその地点で俺はすでに負けていたんだろうと
そう、呟くように小さくため息と突いた。

彼女に出会ったのは、もう一年以上前になる。
大学キャンパス内を歩いているときに、偶然出会った。

「ヒヒヒッ君、ライト君だよね?」

すぐには彼女のことは思い出せなかったが、話を聞くうちに中学生時代に
一緒のクラスであったカゲボウズのことを思い出した。
立ち話もなんだから、とこの研究室に招待されたのが運のつき。
今日と似たような実験台にされ、ひどい目を見た。
当然のごとく、俺は憤慨した。いきなりわけのわからない実験体にされて黙っていられるほど
俺は人はよくない。だが、

「ヒヒ、ゴメンネ。ちゃんと御礼はするから、さ」

そう言って彼女はじっと俺の眼を見つめ、ほんのりと桃色に染めて二コリと
微笑んだ。

「でもボクには返すモノもないし、せめて僕の 身体、だけでも」
「…どう?」

そう言われて、身をひるがえし研究室の扉をあけられなかった時点で俺は、
実験体の契約書にサインしてしまったのだろう。彼女が服を脱ぐのも構わず
実験台に押し倒し、何度も味わった。恋人もいない俺にとって、その時間はどんな時よりも
至福で至高だった、彼女の乱れる姿に心を奪われてしまっていた。
それから何度も、何度も、彼女の実験体となってはその度に
彼女から報酬をもらった。そして、今日も。

「相変わらず狭いな、ここは」
「キヒヒ、ま、二人ぐらいなら十分な広さだよ」

ここは、部屋の隅に作られた小さな区画だ。
周りは、石造りの壁や、壊れかけた箪笥積み上げられた学術書
ボロボロのぬいぐるみ、さまざまながらくたが周りを囲んでいた。
その区画のなかにはきれいに整えられている小さなベッドが置かれている。
そのベッドに向かってメリーが飛び込むように座りこんだ。
反動でギシギシとベッドが揺れる。

「ヒヒ、さ、ライト君もこっちに来て」
「ちょっと待て、よく見えないんだよ足元」
「そうお?じゃ、これでどう?」

そう言って彼女はベッドの横の小さなチェストの上にあるガスバーナーに
火をつける。最初に赤い炎が燃え上がり、次に十分な酸素が配給されると
徐々に炎が青く染まる。
淡い青の光がベッドの周りを照らす。

「ヒヒヒ、これでよく見えるでショ、さ、来て」
「あ、ああ」

うなずいて彼女のそばに座る。
揺れるベッドの上で彼女は身につけた白衣を脱ぎ始めた。
瞬間、驚愕する。彼女は白衣の下に何一つ身につけていなかった。
シャツはおろか、下着さえも。青の光に照らされた彼女の裸体に
思わず息を飲む。

「っな!おま、下着着けてない、のか?」
「ヒヒヒ、そうだよ」
「君の来る前から、ずっと…」

そういって彼女は少し頬を染める。視線を外さないまま彼女はあおむけになり、
肘を立てて上体を起こす。青のスペクトルが彼女の身体のわずかな凹凸を
艶めかしく照らす。もう、我慢がきかなかった。

「ね、ライト君…&color(Red){♥};」
「……っ!」
「ひゃ&color(Red){♥};」

飛びかかるように彼女を押し倒し、彼女の胸を味わう。
ピンと上を向いた乳房に吸い付くと、彼女は甘い声を漏らす。
彼女の乳房はお世辞にも、大きいとは言えない。
両手で寄せ集める様に両乳房をもみあげ、小さく盛り上がった
乳首を片方ずつ舐めまわす。

「ひっ!…はうぅ…ヒヒ、おっぱい好きだねぇ、ライト君…」
「はぁ、はぁ…んんっちゅ」
「ひうう…ひぃ…かわいい…&color(Red){♥};」

彼女は俺の頭に手を回し、ギュッと抱きしめる。俺は一心不乱に彼女の胸を
弄りまわし彼女のわずかな谷間に鼻を埋め、大きく息を吸い込む。
染みついた薬品臭のなかに彼女独特の体臭を感じ取る。甘いような
酸っぱいような香りにさらに興奮は高まり、揉み上げた乳房ごと口内に
咥えこんだ。

「ヒぃぃ…ふふ、なんか当たってるし」
「う…」

彼女の太ももにすっかり肥大化した肉棒が押しつけられていた
先走った汁がぬらりと光を放ち、彼女の太ももを穢していた。
起き上がった彼女がその手で包むと、いやらしい臭いが漂った。

「何かいつもより大きいね、薬のおかげかな、ヒヒヒ」
「うぅ、いいから何とか静めてくれよ」
「あせらないで、ほら」
「あうっ」

ゆっくりと彼女が愚息を上下にしごき始める。そのテクニックは極上で
思わずうめき声が上がる。絶妙な力加減と緩急でみるみるうちに快感が
せり上がってくる、最初のころはほとんど快感を感じることもなかったが
どこで覚えてくるのか、みるみるうちに上達しもはや自分が何も言わずとも
的確に俺のポイントを突いてくる。
先走りが彼女の手を汚し始めたころ、彼女がすっと手を離した。

「っあ、お、おい?」
「ヒヒヒ、ちょっと待って、すごいの見せたゲル」

そういうと、彼女はいきなり口のチャックを開け始めた。
当然のごとく、彼女の身体を構成するエネルギーは漏れだし、黒い霧のような
ものが彼女の口の端から見えてくる。

「お、お前!何してんだ!?」
「キヒヒ、大丈夫ずっと練習してたの、だから」
「何言って」「うっ!!??」
「んう、んんっ」

彼女は、開かれた大きな口をあけて俺の肉棒をくわえこむ。
中は驚くほどに暑く、何かがうごめくように肉棒に絡みつく。
そのまま彼女は頭を上下に振り、奉仕を始める。

「うう、うぁ、っく!おい、メリーこれ…!」
「んっ、ヒヒすごいでしょ。僕の口のなか気持ちいい?」
「な、なんで…お前の口の、中は…」
「うん、僕のエネルギーだよ。だから形を変えたり質を変えたりも
自由自在なの&color(Red){♥};」

そういって口をあけると大きな舌が出てくる。黒い霧でできた舌は
ゆらゆらと揺れる様に形を変えながら、膨張しきった肉棒に滑り気のある
よだれを絡みつかせる。

「ちょっち練習したけどねヒヒヒ」
「け、けど…」
「ヒヒヒ、まぁ楽しんでよ。あーん」
「うぁ、ああ…」

そういって再び咥えこみ先程よりも激しくストロークを繰り返す。
生まれて初めての蠢く口内の感覚に身悶えしてしまう。
その時あることに気がつく、愚息を舐め上げていた舌が二つあるように感じた。
いや違う、三つ…四つ…五つ?


「っあ!?お、おいメリー!」
「ヒヒヒ」

何枚にも増えた舌が肉棒を隙間なく埋めつくしていき、
それぞれが意志を持つように絡みつき、吸い上げ、舐め上げていく…

「これがほんとの百枚舌、なんてね、ほら!」
「あ、ぐあぁ!あぁあああ!」

とてもこらえることなどできず、溜まりに溜まった猛りを解き放つ。
身を震わせ、自分の手では考えられないほどの量の精液を彼女に
注ぎ込む。彼女はそれを一滴も漏らすことなくすべて飲み込んでいく…
最後の一滴まで飲み込むをゆっくり口を外し、さっとチャックを閉じた。

「はぁ、はぁはぁ、め、メリー、」
「ヒヒ、美味しいね、精子って全部飲んじゃった」
「大丈夫、なのか、そんなことして身体は?」
「うん大丈夫、君の精子は生命エネルギーの塊だから、それをボクの
エネルギーに変換すればおつりがくるよ&color(Red){♥};それより」
「?」
「ライト君だけじゃないよ?すっきりしたいのは、ボクだって…」

彼女はそう言って仰向けになり、彼女の花弁を指で開く。
幾筋にも伝った愛液が太ももまで濡らしている。

「僕のほうも気持ち良くして?」
「……」

俺は迷うことなく彼女の股に顔を埋めた。


「ううっ、はぁあ…ひっ、ライトくぅん…」
(ペロペロ…チュウ…ジュルジュル)
「うは…ふひぃぃ、気持ちいいよう。あああ…」

彼女の秘部を丹念に舐めまわす。彼女の秘部は驚くほどにきれいで艶めかしい
彼女の奥から抉り出すように舐めると彼女は身を震わせ、新たに潤滑油を追加する。
あふれだす潤滑油はいやらしい雌の香りを発し、俺はその香りを十分に堪能し
再び下半身をたぎらせ始める。

「ひぃ、ひゃあっ!ひぃぃぃーー~~~っっ!!」

彼女は大きく体を震わせ、秘部から大量の潮を吹く。ほとんどがベッドへと垂れ落ち
大きな染みができる。いまだあふれ出てくる愛液を塗り広げる様に舐めとった。

「はぁ、はぁ、ひぃぃ…ライト君もおっきくなったね。」
「ああ、俺ももう我慢できそうにない」
「いいよ、きて」

彼女は四つん這いになって雫の滴り落ちるおしりをふり誘惑する。その様子にピクピクと反応する
愚息を秘部に押し当てて、彼女に覆いかぶさり、一気に進む。

「う、うぅぅっ」
「ひぃあっ、はああぁぁん…」

愚息は彼女のなかに埋め込まれていく
先程の口内よりも暖かな膣内は彼女の呼吸に合わせ蠢き、大量の潤滑油の
おかげで抵抗なく最奥まで届く。すべてが包み込まれると彼女は大きくため息をついた

「ふぅぅう……ライトくぅん…熱い…&color(Red){♥};」
「はぁ…熱くなるのは、これからだ!」
「あああんっ」

俺は彼女の腰をつかみ、何度も腰を振る。時にゆっくりと
時に激しく、リズミカルに腰を打ちつける。
冷え切った室内に、身体を打ちつける音といやらしい水の音が反響する
彼女は何度も身を震わせぎゅうぎゅうと肉棒を締め付けてくる
たまらず、俺の口が開きよだれが垂れ落ちる。快感のあまり気が飛びそう
になるのをこらえ、必死に腰を打ちつけた。
彼女も何度も何度も嬌声を挙げ快感に酔いしれていた、二人分の
飛び散る汗がガスバーナーの光に反射する。

「ああっ&color(Red){♥};ひああああっ気持ちいい、よう…&color(Red){♥};」
「っぐ!ううう!メリー、俺もう…!」
「いい、よ!ボク、も、っあああっあああああ!」

彼女の胸をつかみ、乳首を摘みあげ乳房も激しくもむ。
彼女も嬌声を挙げさらに膣内が締まる。
彼女体を持ち上げ体を密着させ、汗にまみれた彼女から香る
甘い雌の匂いを嗅ぎ込む。彼女の匂いはたまらないずっとこうしていたい
と思ってしまう。

「ああああっ&color(Red){♥};!ひああああああぁぁぁああぁ!!!」

彼女は大きく鳴き声をあげ、身体を大きくのけぞり
膣内が痙攣するように引き締める。
最大限の責めに耐えることなどできず、あっという間に
絶頂にたどり着く。

「おおおおっ!ぐうううあああっ!!」
「ああっああああっ!ひいいいぃぃ…&color(Red){♥};」

膣の奥を突いた肉棒の先端から欲望の塊が噴き出す。
噴き出すたびに何度も腰を打ち付け子宮内に向けて
白濁液を注ぎ込む。彼女も肉棒を絞り取るように膣内を
蠢かせ射精を促す。とてつもない快楽が頭のなかを駆けぬけ
頭の中までも真っ白に染まる…
数分し、すべてを出し切るとゆっくりと引きぬくと収まりきらない
子種が音を立てて漏れだしてくる。
憔悴した彼女を抱きしめベッドに寝転がる、彼女は満面の笑みで
俺を迎え入れてくれた。

「はぁ、はぁ、ヒヒヒ、ひぃ、いっぱい、出したねライト、君」
「ああ、はぁ、気持ち、良かった、はぁ」

整わない呼吸を少しずつ沈めながら、いまだに火照るお互いの顔を突き合わせる。
彼女は変わらぬ笑顔で俺の眼を見つめる。とろんと潤んでいるその瞳は、
普段の彼女からはまるで感じない牝としてのフェロモンを醸し出していた。
…やっぱり言わなければならない。俺はようやくその一言目を開口した。

「なぁメリー、俺たち、こういう関係になってどれくらいになるかな」
「ヒヒ?どれくらいだっけ、一年くらいじゃない?」
「…そうだな、でも、こういう関係って、良くないって、思うんだ」
「え?」

今まで笑顔だった彼女の表情が一瞬で固まる。ふたりの間にあった熱が
急激に冷めていくのを感じた。

「こういうさ、実験体になる報酬にその、メリーと、するっていうのは
そういうのは嫌、なんだ」
「……やっぱり、僕みたいな幽霊の女の子なんて嫌だよね…
ごめんね、ライト君」
「いや、違う。違うんだ、そうじゃなくって」
「え」

彼女は困惑した表情を浮かべて、今にもこぼれそうな涙をためた目で
顔の真っ赤な俺を見つめる。俺も必死になって言葉を絞り出した。

「その、つまりこういう関係ってのは機械的って言うかなんか違くって
そういうんじゃなくってちゃんとした関係って言うのかっていやそうじゃなくて
その男と女の関係になりたいっていうかああそう言うのも違うんで俺は
お前とそのあのああいう関係にってその」
「…………」

口がうまく回らない、自分のボキャブラリーのなさにいらついてしまう
どうしてこんなことが言えない。やることは全部やったのにこんなことすらできないなんて
男なら、女のためにちゃんと…!!

「あああちくしょう!好きだ!」
「…………ふへ?」
「好き、好き、なんだ。お前のこと…」
「え、え、でも僕幽霊だし」
「……知ってる」
「体つきだってショボイし」
「知ってる」
「性格だって根暗で意地悪だし」
「知ってる」
「それから、それから」
「だああもう!知ってるってんだお前のことは!それでも好きなんだよ!
お前のことがそれでも好きだ!」
「!……」

彼女に思いのすべてを伝えると、急激に頭に血が上り顔から火が
出そうなほど赤面する。そんな俺の表情を見ていた彼女はボフッと
俺の胸のなかに飛び込んで、顔を埋めた。そのままフルフルと体を震わせている。

「お、おいメリー…?」
「…………ヒヒ」
「え?」
「ヒッヒヒヒヒヒヒヒヒ!キヒヒヒヒヒヒ!」

彼女は急に笑い始めた、これまでにないくらいひどくおかしそうに
いきなりのことに驚いていると彼女は身体を起こして、俺の顔に飛び込んでくる。
そのまま俺の口にキスをした。

「うぅ!!?んむ、う」
「んん、んちゅ、ちゅぷ」

いつの間に開いたのか、彼女自作の舌が唇を掻きわけ口のなか犯し始めた。
俺も負けじと舌を絡めお互いの唾液を交換する。
いまさらながら彼女とキスをするのはこれが初めてだった。
初のキスを息が途切れるまで続ける。苦しくなってもぎりぎりの限界まで
我慢してお互いの舌や口を犯し続ける。

「んっぷは!はぁ」
「んは、はふ、ライト君…」
「メリー、っん」
「んう、ちゅ、んん…」

お互いの口にかかった透明な橋が途切れはいうちに再び口付けをする。
その後も何度も何度も息が切れる度に、お互いの顔を見つめあって
再び口の交わす。何度繰り返したかわからなくなったころ
彼女の頬に伝う涙に気がつく。

「んちゅ、あ、メリー?」
「ヒヒ、グスッなんでだろうね嬉しいのに、すごく嬉しいのに」
「こんなに涙が出てくるんだろうね、ヒヒヒ」
「メリー…」
「ヒヒ、僕もね、僕もライト君のこと好き、大好き」
「…ああ」

それ以上の言葉はいらなかった。お互いの身体を抱きしめあって
お互いの体温や心音を交換すればお互いの気持ちが伝わってきた。
見つめあい、時にキスし、時に抱きしめあってふたりの距離は完全に
なくなっていた。そして

「あ…ライト君」
「…ああ」

いつの間にか、完全に復活した肉棒が彼女の下腹部を圧迫していた。
彼女は何も言わず仰向けになって、大きく股を開いた。
彼女の秘部からはあふれ出した子種の上に、新たに潤滑油が拡げられていた。
だらしなく口をあけた膣口に愚息をあわせ、スタートの合図の代わりに
彼女の口にキスをした。

「ぐ、ううぅぅ…」
「は、ぁぁああ……」

限界まで膨張した肉棒をゆっくりと静めていく。絡みつく粘ついた膣内は
気のせいか先ほどよりも熱く、先端からとろけてしまいそうな程の熱さに
思わず身震いする。急かすように彼女が腰を振り膣内を締める
それに合わせて、ピストンを開始する、今度は自分の気持ちのすべてを詰め込み
激しく、激しく突きまくる。彼女も甘い声を漏らし腰を浮かせて善がる
自分でも腰をくねらせ、これまでかつてないほど肉棒を触発する。

「うおおぉ…ぉおおおっメリーぃ…」
「ああんっあっあっああああ&color(Red){♥};ライト君…」

お互いの名前を呼ぶだけで体内の情熱がさらに膨張していく。
彼女の腰を持ち上げ上から落とすように彼女を責め立てる
子宮口に肉棒が直接たたきつけられ、彼女は大きくため息を漏らす
彼女の顔は快感に歪み、両目は閉じられ口の端からよだれが垂れ落ちている
俺はその表情がたまらなかった。いつも笑い顔で目を見開いたままの彼女が
自分の肉棒で口まで顔をゆがめ、快感に善がっているその顔は発情しきった
雌の顔で、たまらなく愛おしい。その彼女を離したくない、一生自分のものにしたい
その思いがラストスパートへと駆けだしていく。

「ああああああ!うああああああ!メリーメリー!!」
「あっあっああっあああっあああああああ&color(Red){♥};ライト君!ライト君!
あああああああああああああ!!!」

最後のひと突きが彼女の子宮口を突き破り、小さな子宮内を圧倒的な質量が
埋め尽くす。

「ぐっぐぅぅぅうううう!!!」
「―――&color(Red){♥♥};!!」

とてつもない熱量と密度をもった精子が直接子宮内に掃射される。
小さな子宮内では俺の精力を受け止めることはできず、あっと今にあふれ出してくるが
それでも子宮内に出し続ける。何かの意思を持つように膣口と膣内と子宮口が連動して
肉棒をしごくようにまとわりついてくる。
最後の一滴まで完全に出し切ると、俺は大きくため息をつきゆっくりと引きぬく
子宮内に出したせいか、ほとんどあふれ出して来なかった。代わりに彼女の下腹部が
少しだけ膨れている。ややあってとてつもない倦怠感に襲われ、彼女の上に覆いかぶさるように
倒れこむ。すると、彼女は俺の背中に手をまわして優しく抱きしめた。

「はぁ、はぁっはぁ、ふぅぅ…ライト君…&color(Red){♥};」
「メリー、あぁ、メリーはぁ、はぁ」

お互いの汗まみれな身体を抱きしめあい、熱くたぎった息を交わす
メリーは俺の胸に顔を埋め小さく息を荒げている。
俺もそんな彼女の身体を抱きしめた。
しばらくしてお互いの体温も冷えて来たころ、それまでの疲れが一気に
身体に襲いかかってくる。急激な眠気がまぶたの上にのしかかってきた。

「ヒヒ、なんか疲れちゃったネ」
「ああ、俺もなんだか眠くなってきた」
「じゃ、一緒に寝よっか」
「そうだな」

そういって、掛け布団を裸のままの二人の身体にかぶせる。しっかりかぶせると
メリーが俺の背中に手を回し、顎の下に顔を埋めた。

「おやすみ、ライト君」
「ああ、お休みメリー」

俺は、いまだ青々と照らし続けるガスバーナーのコックをゆっくりと閉じた。
[newpage]


その三ヶ月後、俺はまた彼女の実験室に来ていた。彼女の実験室は前にもまして
がらくたが増えたが、窓ガラスに設置されたブラインドを空けたおかげで
少し明るくなっていた。今日もそこでいつものように白衣を着た彼女が
何かよくわからない装置を使って新しい薬を作っていた。

「完成したヨッッッ!!!ブーストメディシンVer.6.50!!!」
「…………で、また失敗するのか?」
「この間のことまだ怒ってんの?大丈夫&color(Red){♥};今度は成功するからサ」
「どうだか、またこの間見たく俺の頭に角が生えるんじゃないか」

ついこの間、ブーストメディシンVer.6.34を飲んだ時には頭にたんこぶの
とがったような角が生えたのだ。角は一週間消えなかった。

「あのせいで俺のあだ名が子鬼ちゃんになったんだぞ!」
「まぁまぁまぁ、それはそれ、今度こそ成功するよ。さ、飲んで」
「はぁ、ったく!」

ビーカーに入った試薬を一気に飲み込む、いつものことだが味がひどい
今日のはひどく甘い

「ぶぅえええぇ…あっま…なんだこりゃ…」
「ヒヒヒヒヒ、どう?なんか変化ある?」
「………いや、無いな何も、角も出てこないし」
「キヒヒヒヒ、じゃ成功だよ!」

彼女は上機嫌に笑いながら実験台の上に腰かける。俺も
彼女のそばに寄り添うように立った。

「そういえば二週間ぶりだよね」
「ああ、テスト期間だったもんな。」
「ボクね、ライト君に会えなくてすっごく寂しかったよ、
ボクを一人にしたら許さないんだからねっ…」
「…ふ、似合わないセリフだな」
「ヒヒヒ、それっぽくまとめてみたんだけど、萌え萌え来ない?」
「ああ、残念ながらね」
「フヒヒ、でも、寂しかったのはホントだよ。だから」

彼女は、少し頬を染めてするりと白衣を脱ぎ始める。外からの光のおかげで
彼女の乳房や股の間から覗くピンクのスリットが照らされる。

「お、おい。まだそんな時間じゃ…うっ!?」
「ヒヒヒ、効いてきたみたいだね」

いつの間にか、下腹部の膨張が最大になっている。彼女の身体を見たとはいえ
こんなにも早く反応するのはおかしい。もしかしてこれは

「な、なんだこれ、まさか」
「ヒヒヒそうだよ。これがブーストメディシンの効果だよ」
「この前のもこの効果が出るはずだったんだけど、尖がるところが違っちゃったね」
「いつもの1.3~1.5倍くらいの大きさかな、ヒヒ」
「……!」
「んっ」

喋る彼女の口をふさぐように彼女にキスをする。彼女の身体をまさぐりながら
彼女の反応を楽しむ。

「やん、ライト君のエッチぃ」
「メリーにだけは言われたくない、それに」
「俺だって、寂しかったんだぞ」
「……ヒヒ、じゃあ」

彼女は俺のほうに両手をのばし、にっこりとほほ笑んだ

「来て、ライト君」

俺は、なんのためらいもなく彼女を実験台に押し倒した。



~終わり~

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