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囚われの大柄なゴウカザルが皇帝エンペルトに手籠にされるお話 の変更点


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''注意事項''
-♂×♂の露骨な性描写、逆レイプ要素があります。
-エンペルトは総排泄孔です。つまり♂だけどモノがないので♀の表現が頻出します。だが♂だ(
-スマホ(iPhone XRで確認済)だと画像が見切れるため、''PCでの閲覧''を推奨します。上手く表示できる設定がわかりません。ごめんなさい……
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''挿絵:[[Tenebscuro>https://www.pixiv.net/users/4302145]]氏''



「陛下、只今侵入者を捕らえました!」
「侵入者? 一体どんな奴だ?」
 陛下と呼ばれた立派な角のエンペルトは、一帯を統べる皇帝である。彼の住まう広大な城の敷地内に立ち入った不届き者について、城の護衛を担当する護衛隊の隊長から話を聞いた。
「ほう。どのような者か、この目で見たいものだ」
「なりません陛下! もしかすると危害を加えてくるかもしれません!」
「でもきちんと手足の自由は奪っているのだろう?」
「そ、そうではございますが……」
 興味津々な皇帝に対して困惑の色を隠せない隊長。彼の心配をよそに、皇帝はすっくと立ち上がる。
「ならば心配には及ばん。見せてもらおう」
「……はっ!」
 護衛隊の兵士を伴い、侵入者が囚われている地下牢へと足を運んだ。ひんやりじめっとした空気に包まれた、無機質な空間の奥から叫び声が聞こえる。威勢のいい奴だ、と含み笑いを浮かべる皇帝。侵入者のいる牢の前に立ち、兵士が扉を開けて先に中へ入った。安全を確認してから、皇帝も中に入る。
「おいっ! 何だよこれは!?」
 手首を後ろに縛られ、両足首に枷を着けられながら、捕まった事を解せずに声を荒げていたのは、ゴウカザルだった。体は規格外に大きく、高さは皇帝に迫る程。そして日々鍛えているのか、筋肉が随所で太く盛り上がって逞しい。青臭さが抜けず、恐れを知らない年頃である事も窺えた。事実、初めて目にする皇帝の姿にも怖気付く様子はない。
「不届き者め。何ゆえこの城に侵入した!?」
「だからここが城だったなんてわかんなかったって言ってんだろ!? 俺が悪かったからさっさとここから出してくれよ!」
「駄目だ! じっくり吟味しなければならないからな!」
 眉間に皺を寄せ、頭の炎の勢いを増して兵士に反抗的な態度を取り続けるゴウカザル。
「こいつ……!」
「待て」
 手を上げようとした兵士を制止する皇帝。そして隣に立つ隊長に耳打ちする。隊長はゴウカザルに詰問していた兵士を下げさせた。そして皇帝自らゴウカザルにゆっくり近づく。
「お前、どこから来た?」
「……北の森だ」
 ぶっきらぼうに答えるゴウカザルの様子から、目の前におわす者が皇帝である事を全く解っていないと判断した。ここから比較的近い北の森が帝政を敷いていない地域である事も、無論皇帝は知っていた。
「もしや、独り立ちしたばかりか?」
「まあな。てかよくそこまでわかったな」
 ゴウカザルが感心して少し警戒を緩める。
「であれば、ここが城だった事が分からなくても何ら不思議ではないな。ましてやお前は運動能力の高い種族、木々伝いに移動して、いつの間にか城に入っていたのだろう」
「へー! あんた話がわかるな。こんな頭の固いやつらとは違って」
「なにっ!?」
 侮辱された兵士は険しい表情を見せて構えるが、皇帝が腕を広げて再度制止する。そしてクイッと顎で合図すると、隊長は兵士を引き連れて牢の外へ出ていく。何かあった時のために外に彼らを常駐させはすれど、牢の中は皇帝とゴウカザルのふたりきり。また例のアレが始まったか、と隊長が小言を漏らした。


 彼らは牢中でしばし無言で見つめ合う。先に口を開いたのは皇帝だった。
「お前は悪意があってこの城に侵入した訳ではなさそうだ。故に、お前を解放してやろう」
「マジか!?」
 途端にゴウカザルの目に輝きが満ちる。
「但し、私に付き合ってもらえばの話だが」
「お、おう! 自由になるなら何でもするぜ!」
 ゴウカザルは何度も首を縦に振った。藁にも縋るような思いだったに違いない。ふっとほくそ笑む皇帝。そのままゴウカザルの胸板に手を伸ばす。思わずビクッと大きく反応する。
「おい! なんだよいきなり!?」
「お前の逞しい体が気になってな」
 白い毛を纏って盛り上がった大胸筋を、短い手指で味わう。少し感じるのか、ゴウカザルの体は時々震える。
「私の腕は鋭利だからな。下手に動けばお前の立派な体が傷付くぞ」
「ひっ……!」
 頭の炎を映して煌めく鋼の腕に、ごくりと固唾を飲む。胸に渦巻く黄色い模様に触れると、毛皮のある部分とはまた違う感触を味わえる。囚われた雄の体格を目で楽しみ、実際に触れて堪能する皇帝。肩回りはがっしりして鎖骨が浮き立ち、長い両腕は盛り上がった筋肉で太さが強調され、胸筋の下には綺麗に割れた腹筋が雄の華を添える。無論足も筋肉で張った太腿や、膝裏付近で岩を埋め込まれたかのように隆起する下腿三頭筋がその雄々しさを魅せている。手を伸ばした臀部も、筋肉を思わせる引き締まりを感じた。距離を縮めると、強い雄獣の臭いがする。
「気色悪いな、あんた……!」
「悪いが、私はこういった事を嗜むのが好みなのでな」
 目を細め、皇帝はゴウカザルの肉体を堪能する。
「また始まった……」
「陛下がこれでは、ご成婚の日を迎えるのはいつになるのでしょう、隊長……?」
 牢の外の兵士達のぼやきも、皇帝には届かない。


 皇帝は、最後まで手を出さずにいたある部分を凝視する。それは皮を被っていながら太々しく垂れ下がり、少し黒っぽい色味は周りの茶色い毛皮も相まって案外目立たない。そしてだらりと伸び切った黒ずむ玉袋は、茶色の産毛を纏って中に収まる二個の大玉の形を浮き上がらせている。通常のゴウカザルよりも大きな体躯に相応しい、立派な雄の証。大股に広げられたまま足を拘束されているため、隠すに隠せない。皇帝は腕を伸ばし、腕先で玉袋を持ち上げた。体より僅かに低いぬくもりが先細りの鋼に伝わり、ゴウカザルはぶるっと震えた。本当は手指で掴みたいが、そうすると鋭利な刃で彼の内腿を傷付けてしまうため、歯がゆくもこうして堪能せざるを得ない。こんな体に生まれた事を憎く思った事も数知れずあるだろうが、それはさておき。
「お、おいっ……やめろよ……!」
 ゴウカザルの拒絶も厭わず、皇帝は彼の秘部に顔を近づけていく。強烈な臭気に鼻が痺れ、眉間に皺が寄るも、皇帝は嘴を開けて垂れ下がった突出を咥え込んだ。途端に口内を支配する雄の芳香と塩気。それを味わいながら、細い舌を包皮と本体の隙間に捩じ込んで剥き始める。ゴウカザルの精悍な顔立ちが歪む。そして口内に包まれた部分が体積を増していく。想像以上の速さでぐんぐん成長し、次第に短い嘴では咥え切れない根元から唾液に塗れて外気に晒される。長さのみならず徐々に太くなり、被っていた皮もどんどん剥ける。
「あぁっ! クソッ……!」
 ゴウカザルは認めたくない快感を受けて呼吸が浅くなりつつあった。皮に包まれていた部分も徐々に露出して、敏感な部分に舌が触れる毎に、ゴウカザルの体に心地よい電流が走り回る。更に膨らみ、硬い嘴と軟らかな粘膜に包み込まれた状態で完全に亀頭が露出する。舌でも十分感知できる程のカリ高振りに、皇帝も次第に劣情を抑えられなくなる。嘴の圧迫と舌遣いでゴウカザルを刺激し続け、雄の張りを強めながら不意に脈打ち、次第にその先端が唾液と異なる質感でぬめってくるのを感じ取っていた。
 嘴を開き、解放されたゴウカザルの皺のほとんどない怒張は、包皮だった部分が即座に判別できない程の膨張率を以てその立派さを皇帝に見せ付け、唯一亀頭の紅色と竿の暗赤色の境目をして、包皮に相当する部分を窺わせる。竿の太い血管と尿道沿いの太い筋が表面を隆起させ、心拍に合わせて怒張全体がピクピク動く。付け根の玉袋は収縮して睾丸由来のたわわな丸みを見せ、ゴウカザルの興奮を如実に示していた。鍛えられた肉体と快楽を覚える表情とも相まって、すっかり卑猥な雄に成り下がる。
「もう我慢できぬ……!」
 皇帝の股間は既に潤い、床に淫汁をしとどに滴らせていた。
「私の下の口で、お前を味わわせてもらうぞ……!」
「お、おい何言ってんだよ!?」
 皇帝は身を乗り出し、互いの股間の距離を縮める。皇帝の秘部はゴウカザルと異なり、突出する部分が存在せず、穴が一つだけ。鳥類ならではの総排泄孔と呼ばれる構造である。それを知らないゴウカザル。勿論困惑する。
「おっおい! あんたメスかよ!?」
「ふっ、どうだか」
 にんまり笑いつつ、鳥穴に雄の先端を密着させる。そしてゆっくり体重をかけた。ぷりっと弾力のある肉傘が、入口の径を拡げつつ、体内へと埋め込まれる。敏感な部分に生じる摩擦で生じた快楽の電流が、筋骨隆々な大柄の肉体を震わせ、精悍な表情を歪めた。皇帝は秘めたる凹部に熱と強い圧迫感を覚え、胸を一層高鳴らせる。更に自重に任せ、巨いなる柱を内に収めていく。鰻上りに強まる刺激を受け、挿入中に脈打つ突出。
「やべっ! なんだこれぇ……!」
 ゴウカザルの反応から、初体験である事を察する皇帝。
「案ずるな。悪い思いはさせんぞ」
 落ち着いた低い声で、優しく言葉をかけた。貫禄と包容力も相まって、ゴウカザルの鼓動は速まる。ゆっくりと、根元まで咥え込んで鼠径部が触れ合った。ぴくり、と鋼の体が刹那に強張る。
「中はすげー軟らけぇんだな……」
「ふふ、皆そう言う」
「けど締め付けもすげぇ……!」
 鳥膣に捕らわれる快楽に、またも脈打つ一物。元来細い穴に、太いモノが押し込まれているから当然の事ではあるが。それ故に、静止していると互いの熱や鼓動を強く感じられた。
「私の中で存分に気持ちよくなるがいい」
 皇帝はゆっくり腰を浮かせる。潤った肉同士が濡れた音を伴って再び擦れ合う。雁首や表面に浮き立つ雄の筋張りと、肉壁のうねりや凹凸が、摩擦に強弱を付けて両者を苛める。再び露出する太い幹はぬらりと濡れて、より卑猥に見せる。ある程度まで抜いたら再び体重をかける。卑しくも立派なご身分は、再びやんごとなき深淵へと呑み込まれる。
「手でシコるより断然気持ちいいぜ……!」
 立派な急所を弄ばれるゴウカザルは次第に呼吸を荒げ、表情を緩ませてその虜になっていく。包み込まれた雄柱は僅かずつ膨れ、中を窮屈にしながら熱い粘りを漏らす。中で強まる存在感は、ペースを握る皇帝に雌が味わうような快感をもたらし続ける。
「病み付きに、なるだろう?」
「あぁ……っ! たまんね……うあぁ!」
 わざと締め付けを強めると、面白い程素直に反応するゴウカザル。それを見て愉悦に浸る。
「遠慮せずによがるがよい……お前のような魅力的なオスが快楽に翻弄される様を、私にもっと見せておくれ……!」
「ックショぉ……!」
 抵抗すら許されない、一方的な交尾が続けられる。抽送させられ続けてより雄々しく変貌しつつある肉柱は、貪欲な膣肉を更に押し退け、抜かれる度に雁首に引っ掛かる快楽を発しながら、窪みに和合汁を集めて掻き出し、押し込まれる度に亀頭が膣肉をこじ開けて、ゴウカザルを強烈な性感で甘く鳴かせる。汗だくの雄臭い肉体から強く発せられる炎タイプの熱量が、鷲掴む手や咥え込む怒張越しに皇帝の体へと伝播する。入浴時の逆上せたような感覚によって、突出を持たない体内で生まれる快感が増幅され、雄の突出を弄ぶ行為にすっかり夢中になる。
「お前の逸物のお陰で、私は、気持ちいいぞ……!」
「うあぁっ! おかしく、なっちまうぅ……!」
 ゴウカザルを責める腰つきは、交尾に臨む雄の力強さを余す事なく味わうように、ねっとりと深いストロークに変化する。じゅぼん、じゅぼんと絡み付くが如き水音を石壁に反響させつつ、鳥穴は見え隠れする太さを増した熱柱をしゃぶり続ける。皇帝直々の性の拷問を受け続けるゴウカザルは、頭の炎の勢いを増し、濃厚なフェロモンが溶け込む汗を含んで貼り付いた毛皮によって、屈強ぶりが強調された大柄な肉体を大きく震わせて悶え続ける。張りを強めた雄の突出はぐるりと取り囲む貪欲な膣肉に扱かれ続け、抗えない快楽の波に、力強い刹那の膨張と肉体の強張りを伴って膣内に我慢汁を搾り出される。時を追う毎に濃度を高め、粘りの弱い皇帝の愛液と混合されても、膣内を満たす粘り気は次第に強まるばかり。雁首に掻き出された古い体液はゴウカザルの股間を流れ下り、大玉を収めて更に硬く締まって黒ずむ陰嚢を濡らし、床の水溜まりをじわりと広げていく。皇帝が背を丸め、与えられ続ける刺激に歯を食いしばる精悍な顔立ちが近づくと、強い腋臭とTゾーン臭が彼の鼻を支配する。再び背を伸ばすと、雄々しいゴウカザルの突出とそれを咥え込む雄膣、交尾の快感を表出した金玉が、それぞれ体液で蒸れて獣臭と鳥臭を立ち上らせる。
「あっあ! ……やべえ!」
 野太い喘ぎの中で声を上げるゴウカザル。収縮した陰嚢によって押し込まれた大きな睾丸に心地よい疼きを覚える。初めての挿入を伴う行為の佳境が迫っている証。
「そろそろか……!」
 皇帝は腰を一旦止め、純潔を捨てかけた雄柱の固く張り詰めた感触を、鳥穴全体で堪能する。そしてゆっくりと汚れた狭い空間から解放する。
「っべぇ……こんなでけぇチンポ……初めて見た……!」
 じゅぽんと音を立てて抜かれる濃厚な粘液を纏った一物は、血管や太筋をくっきり浮き立たせて表面が強く張り、筆下ろしを目前にして、持ち主すら見た事のない程の長さと太さを見せ付ける。肉壁に責められ続け、幾度となく粘り気を掻き出した亀頭は赤く張り出し、くっきりとその形状や溝を現しながら刺激に耐えてきた事をアピールする。
「たまらん……惚れ惚れする……!」
 開いた鳥穴から愛液を駄々漏らしながら、ゴウカザルの突出に指を触れる。口から漏れる低い嬌声と同時に張りを強めて力強く脈打ち、濃厚な我慢汁を開き切った鈴口から飛ばした。すっかり昂った皇帝は、再びゴウカザルの誇らしい漲りを胎内に収める。
「雄らしく遠慮せずに……私を孕ませるのだ……!」
 膣奥に先端が当たり始める快楽に喘ぎを漏らしながら、ゴウカザルの筆下ろしを促す。
「うおぉっ! クる……!」
 目を細め、歯を食いしばり、筋骨隆々ぶりが強調された大きな肉体がビクンと反応する。皇帝に犯され続ける張り詰めた突出は、気持ちよく脈動して濃厚な粘りを搾り出されながら、童貞の終焉へ向かって昂る。膣は性感を糧に膨らむ雄柱に拡げられ続けて次第に奥の当たりが強まり、彼らの喘ぎは激しさを増す。
「デキちまうっ! ガキがぁ……!」
「我慢しなくて、よいぞ……!」
 これまで自ら致して果てるのを目前にして感じた、睾丸から太い柱の根元へ流れる疼きが生じ、決して後戻りの許されない生涯一度きりの瞬間が確約される。膣奥に先端が当たる抵抗が弱まり、代わりに強い性感が皇帝の火照った体に襲い掛かる。ゴウカザルの突出が、皇帝の深さを上回り始めた証。それでも彼はゴウカザルを快楽の最高潮へ導こうと、貪る熱塊にすっかり汚されて拡張された膣で刺激し続ける。皇帝に弄ばれた末に、初めて胎内で迎える命の爆発を以て屈服させられるのを目前にして、屈強な肉体に相応しい息子が雄々しく変貌し、肉体における体積比をどんどん大きくする。それはとうとう皇帝の最奥を突き抜けた。
「あぁっ! イクっ!!」
「うおぉぉぉぉぉっ!!!」
 貫かれた皇帝は耐え切れず、先に絶頂を迎えて白濁が滲み出てしまう。その弾みでぎゅうっと膣内が圧迫される。だが岩の如き巨塔は圧されず、締め付けによる刺激で純潔を引き換えにした、止めの激しい膨張が始まり、潤った肉壁がどんどん押し返される。亀頭は完全に突き破った領域に伸び、エラが狭窄に引っ掛かり、開いた鈴口から濃厚で危険な粘りが駄々漏れる。ゴウカザルの遺伝子が溜め込まれた圧で前立腺の出口が開き、雄の象徴の中を、尿道を歪に膨らませながら駆け上がる。貪欲な皇帝の胎内に包み込まれながら拷問され、敗北の証たる巨塔が最も隆々に変貌した姿を以て遺伝情報を搾り出される形で、囚われの童貞は初めて新たな生命の始まりの可能性を生み出す雄となる、最高に気持ちいい瞬間へと皇帝に導かれる。ゴウカザルは子孫を残す最も雄々しく卑猥な姿を、皇帝の眼前で晒してしまう。
「存分に……出せ……っ!!」
「ぐっ!! でる、でるっ!! ぐおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」


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 鈴口から押し出されるように白いゼリー状の先行隊が皇帝の胎内に漏れ、ゴウカザルは純潔を奪われる。そして強い衝撃を伴って、血管や筋の凹凸をくっきり浮き立たせた艶めく巨砲は、濃厚な弾を大量に発砲させられてしまう。その衝撃は鋼の体を波状に広がり、皇帝は普段の威圧感が嘘のような蕩けた表情を浮かべて甘い声を発する。注ぎ込まれる新たな生命のエキスは途端に胎内を満たし、貴賤交わる継ぎ目から白く溢れ出して、親となる資格を得たばかりの、射出の躍動が続く筋張った太い剛直伝いに流れ下って、空気を青臭くする。
「とまんねぇ……孕ませちまう……!」
「胎の中が……熱い……!」
 皇帝はその身を以て、炎タイプの命の漲りを実感する。彼の水の一面が、沸き立たんばかりの熱量を殊更強調していた。そして自由を奪われたまま迎えた筆下ろしの恍惚に浸るゴウカザルを見下ろして、悦に入る。どれ程屈強であろうと、子種を漏らす瞬間は無防備になるもの。その刹那を堪能すべく、この肉体をして兵士を始めとしたオスを「召し上がって」きた事数知れず。

「ぐっ、ふ……!!」
 牢の外で劣情を抑え切れず、立派な肉柱を扱いてその先端から粘り気を垂らす隊長。彼もこれまで皇帝の寵愛を受けて幾度となく胎内で種付けへと導かれた者のひとり。隣で同様に自らを慰める兵士も、隊長程ではないにしろ気持ちいい雄の悦びを皇帝から賜っていた。血管と筋を浮き立たせた黒ずむ隊長の怒張が、体積を増して裏筋を歪に盛り上げ、張りと上向きの反りを強める。その横で、少しばかり控えめな大きさの突出も、性感を発しながら最も力強い瞬間を迎える。
「ぐおぉ……!!!」
「あっ……!!!」
 声を殺そうにも、彼らの口から艶めかしい雄のよがり声が漏れた。そして勢いよく放たれ、弧を描いて石畳に着弾する濃厚な命の弾。両者共に皇帝に搾られる瞬間を妄想して絶頂に至っていた。次第に充満する彼らの刺激的な生命の香り。しかしそれを気に留める事なく、搾り出す恍惚に浸る。
「あんな若造より俺のほうがいいはずだ……」
 隊長は小声で妬みを零した。


 子を成す業火の勢いが急激に弱まるのを感じ取り、皇帝はゆっくり腰を上げて胎内から解放する。濃厚な白濁をたっぷり纏い、ベチャッと音を立てて垂れ下がった突出。注ぎ込まれた熱は冷めず、閉じ切らない鳥穴から粘っこく滴る、混ざり合った彼らの種汁。劣情の燻る中で、眼前の光景はゴウカザルに交尾を遂げた事実を突き付ける。
「捕まったと思ったらとんでもねぇ目に遭ったぜ……」
「屈強なオス達に体を存分に傷め付けられるよりは遥かにいいだろう?」
「ま、まあな……」
 ゴウカザルは頬を染めて視線を逸らす。再び距離を詰め、彼の下顎を持ち上げる皇帝。
「お陰で私もよい思いをさせてもらった。感謝するぞ」
「お、おぅ…………」
 捕まえた側に感謝されてどう反応すればいいかわからないゴウカザル。鋼の翼を打ち合わせて大きな金属音を立てると、牢の出入り口の扉が開いて待機していた隊長と兵士が足早に入り、畏まる。
「この者を解き放て」
「はっ!」
 彼らは手際よく拘束を解き、ゴウカザルは身の自由を取り戻した。隊長達からもお詫びの言葉をもらった。一転、真剣な面持ちで皇帝に目を向ける隊長。
「お言葉ですが、どこの馬の骨ともわからない侵入者に対して遊びが過ぎます、陛下!」
「すまんな、私好みだった故につい……」
 苦笑しつつ頭を掻く皇帝。ゴウカザルは口をあんぐり開けている。
「へ、陛下? も、もしかして、あなた様は……!」
「ん? ああ失礼。私はこの一帯を統率するカール・フリードリヒ・ヴィルヘルム三世だ」
「こ、皇帝、陛下……!? てっきり……召使とか世話役と……!!」
 余りに大きすぎる驚きと衝撃に打ちのめされ、ゴウカザルはその場で失神した。やれやれ、と皇帝は苦笑いを浮かべた。
「全く。お前が彼奴の前で陛下と呼んだからこのような事に……」
「わ、私ですか!? 申し訳ございません!」
 釈然としないものを抱えつつも陳謝する隊長。
「まあよい。……さて、どうしたものか。このまま帰すには実に惜しい上物なのだが」
 倒れ込んだゴウカザルを眺めつつ、いまだに熱を持つ下腹部をゆっくり擦った。隊長は皇帝とゴウカザルを交互に見ては、渋い表情を浮かべるままだった。


 ゴウカザルが目を覚ます。見慣れない天井、そして身を置かれていたのは整えられた寝床。体は汚れたままで、手を伸ばして掴んだ肉棒や玉袋はパリッとした感触を伝え、乾き掛けた粘り気と強烈な臭気を手指に移す。先程の皇帝との一方的な性の営みで童貞を奪われたのは夢ではなかったと、粘ついた指に糸を引かせて改めて実感する。起き上がって見回すと、初めて目にする洒落た装飾の数々。重厚な扉が開き、現れたのは皇帝。即座に頭を低くして畏まった。
「そう固くなるな。先程は申し訳ない事をした。体の方は大丈夫か?」
「はい、とりあえずは何とも……!」
「ならばよかった。だがその体で帰るのも酷だろう。水浴びでもするか?」
 ゴウカザルはゆっくり頷き、皇帝の後をついていく。模様の入った壁や柱が続く回廊は、彼のような卑しい身分がそう易々と見られる物ではない。ゆっくり歩く中で目に焼き付けようと満遍なく見回す。そして到着した水場も、天井から床、壁に至るまで綺麗な模様が施され、皇帝の身分の高さをまざまざと感じ取って緊張する。遠慮するな、と一言添えてから皇帝は水場を出る。
 しっかりした造りの木桶で水を汲み、体にかけた。炎タイプには一層染み渡る水の冷たさを我慢しつつ、汚れを落とす。特に精液で汚れた性器や下半身は念入りにぬめりを洗い流す。最後に水を浴びて、木桶を元の場所に置いた。濡れたままその場に立ち尽くす。
「もう済んだか?」
 再び入って来た皇帝と目が合う。皇帝の目が丸くなった。濡れた毛並みで際立つ筋肉の盛り上がりに驚嘆したのか。
「早く乾かさんと冷えるぞ」
 はっと我に返ったゴウカザルが、熱風を纏って毛皮の水分を飛ばした。水場を出て皇帝に近づくと、青臭さと染み付いた雄獣臭がいまだに立ち上っている。
「陛下はまだ体を洗わないのですか?」
 思い切って尋ねると、彼はゆっくり頷く。
「この熱が完全に冷めてからだな」
 丸い下腹部をそっと撫でる仕草に、ごくりと唾を飲むゴウカザル。既に余計な分は&ruby(フローバック){流れ出};((余分な精液を体外に排出する膣機能。オスだけどオス食いの皇帝陛下なら朝飯前だね!))して、貪欲に咥え込んで快楽をもたらした口から溢れ出るものはないが、いまだ体内での初漏れが貴い身分に留まっている事実が、無理にでも保とうとするゴウカザルの平常心を搔き乱そうとする。それを我慢しようとすべく、口数を減らした。

「……もう帰ってもよいのだぞ。お前はとうに自由の身だ」
 声の調子を落として、ゴウカザルに告げた。しばらく流れる沈黙の時。
「……帰りません」
 ゴウカザルは座り込み、掌と頭を床に着けた。
「俺、いや私は、陛下のことは話に聞いていました。そして捕らえられたあのときに、頭ごなしに決め付けずに、話を聞いて理解してくれた、陛下の頭のよさと心の広さに、大変感銘を受けました。体には自信があります! どうかこの私を、兵士としてあなた様にお仕えさせてください!」
 真剣な眼差しを、皇帝に向けた。再び流れる沈黙の時。決してぶれる事なく捉え続ける青い瞳。皇帝は大きく息をついた。
「参ったな……。よし、立て」
 ゴウカザルは素直に立ち上がり、視線の高さがほぼ一緒になる。彼の頬に鋼の翼が触れる。
「ここまで大きなゴウカザルは私も初めて目にした。お前を捕らえた兵士から聞いた話では、力が強く機動力にも長けている。兵士としての素質は十分あろう。お前さえ望むなら、私がどうにかしよう」
「あ……ありがとうございます!!」
 再び地に頭を着けて喜びに震える。
「だが、兵士になったら私は力を貸せぬ。どうなろうがお前次第だ。だがもし、私やこの地のために尽力して素晴らしい功績を上げたらば……」
 皇帝はゴウカザルを立たせ、立派な肉体に触れる。そして股間にぶら下がる立派な雄の証を、三本の短い指で揉みしだき、耳元で囁いた。
「この私から直々に褒美をやろう。何、今いる兵士と条件は一緒だ。兵士になる以上は、懸命に励んでくれ」
「は、はい……!」
 皇帝のアプローチに、生唾を呑むゴウカザル。必死に抑え込んでいた胸の高鳴りを我慢できず、雄々しくも恥ずかしい勃起の姿を晒してしまう。舐めるように凝視して、皇帝は目を細めた。
「楽しみにしているぞ……」
 皇帝が翼を鳴らすと、召使と思しき者が現れる。彼に連れられ、ゴウカザルは新人教育担当を兼ねる護衛隊の隊長の元へと足を運んで行った。別の扉が開き、入るなり見届けている皇帝を目にして、世話がないと言わんばかりの表情を浮かべるのは世話役。
「また色仕掛けで&ruby(たぶら){誑};かしたのでございますか?」
「ひと聞きが悪い。素質のある者を然るべき所へ招き入れただけの事。これで彼奴も私の配下だ……」
 皇帝はほくそ笑み、なかなか熱の冷めない下腹部をゆっくり擦った。何も言わず、部屋を出る世話役。
「はぁ、陛下がこれでは、お妃様になる者が現れるのはいつになるやら……」
 ハンカチを取り出して、ひと目を忍びつつ濡れた目を拭った。


 一方こちらは日報を取り纏めている護衛隊の隊長。城内及び城の周辺で起きた変わった出来事や、反勢力の動向を日々記録して、時には有事に備える資料を作る大切な作業だ。無論侵入して捕まったゴウカザルについてもつぶさに書かれていた。
「失礼します!」
 扉が開く。現れた姿に隊長は固まり、ウォーグルの羽でできたペンが手から落ちた。
「お、お前はさっきの……!」
「本日より、兵士としておし、お務めを果たします! よろしくお願いします!」
 召使に吹き込まれたのか、慣れない言い回しに噛みながらも、深々と頭を下げたのはそう、あのゴウカザル。隊長は複雑な表情を浮かべたが、即座に威厳に満ちた顔に戻す。
「俺が新人教育を担当する。規則は厳しい上に日々の暮らしはきついが、覚悟はできているか?」
「はい! 陛下のためなら命を投げ出す覚悟はできております!」
 澄んだ青い瞳は、隊長の眼をしっかり捉えた。その力強さは、有事を経験した益荒雄ですらたじろぎそうな程。小さく息をつき、椅子から立ち上がる。
「よかろう。丁度空いた部屋がある。ついてこい」
「はい!」
 ゴウカザルを埃の被った空き部屋へ案内した隊長。自分で掃除するよう命じてから部屋を出るなり、頭を抱えた。
「あいつは絶対出世する奴だ……あいつに陛下を取られないようにせねば……」
 大きな溜息が漏れ、鱗がジャラリと鳴った。


#hr
【作品名】	囚われの大柄なゴウカザルが皇帝エンペルトに手籠にされるお話
【原稿用紙(20×20行)】	32(枚)
【総文字数】	10765(字)
【行数】	204(行)
【台詞:地の文】	24:75(%)|2588:8177(字)
【漢字:かな:カナ:他】	40:51:4:3(%)|4366:5583:474:342(字)
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