#include(第三回短編小説大会情報窓,notitle) writer is [[双牙連刃]] 木々の合間にぽっかりと開けた陽溜り。私達の昔からの遊び場であり彼のお気に入りの場所。今日も来ると、いつものように大きな茸がここにある。 進化する前とちっとも変わらないお気に入りの切り株の上。もう、乗ってるって言うのか分からないけど。 「パラ、本当にそこ好きだね」 「ん~? コリンか~、気持ちいいよ、一緒に昼寝しよ~」 「昼寝? もう、まだ朝だよ?」 「いいじゃん~、ゆっくりしようよ~」 本当に、小さい頃から全然変わらない。のんびりしてて間延びした声。でも、これを聞いてるとなんだか安心する。 私のお気に入りの場所は、そんな彼の上。昔は横だったんだけど、進化したら私の方が少し小さくなって、彼に乗っていいよって言われてからはずっとここ。だって、ふかふかしてて気持ち良いんだもん。 朝だけど……やっぱり、ちょっと昼寝しようかな。やりたい事があるんじゃないし。 ~二つの心、一つの想い~ 「ねぇ、お父さん……パラが進化したら、パラじゃなくなっちゃうって本当?」 「ん? そうだな、パラセクトは進化すると、大きくなった茸の意識がパラスであった方の意識を飲み込んでしまう、とは言われてるな」 「それって、どういう事?」 「パラの心が、背中の茸の心に変わっちゃうって事、かなぁ」 「え、そんなのやだよ。進化したってパラはパラでしょ? 私、ずっとパラと友達で居たいよぉ」 「うーん……コリン、お前がそう思っていられたら、もしかしたらパラもずっと友達で居たいと思って、茸の意識に勝てるかもしれないな」 「本当!? なら、私頑張る!」 ……進化する前に、お父さんと話した思い出。こうして夢で見ると、私は何も知らなくて……少し、お父さんを困らせてたんだろうなぁ。 でも、今私は昔と変わらないパラと一緒に居る。パラセクトに進化したパラと、一緒に。 パラ自身にも、どうしてそうなったのか分からないみたい。……ある程度の年になって、そうなるんだって両親から説明はされてたんだけどって言ってたよ。 進化したパラと始めて会った時は、怖かった。だって、ずっと友達だった相手が全く知らない違うものに変わってたらって思うと……怖くて怖くて仕方なかった。 だから……私の名前をのんびり呼んでくれる彼がそこに居てくれたのが嬉しくて、涙が溢れた。泣いてる私を見て、彼は物凄く慌ててたけどね。 「……コリン、起きてる~?」 「ぅん……今起きたところ。どうしたの?」 「ん~ん、ちょっと、寝てたら進化した時の事思い出してね~。コリンの声、聞きたくなったんだ~」 「私の声? どうして?」 「だって、僕が今居るのはコリンのお陰なんだもん~。あ、コリンは知らないだろうけど~」 どういう事だろ? 恥ずかしいからって、進化した時の事ってまだ話してくれた事無いんだよね。 うわわ、揺れたと思ったらパラが立ち上がったみたい。もぉ、一声掛けてくれてもいいのに。 「少し、お散歩しようか~。コリンは乗ったままでいいよ~」 「そう? なら……行こうか」 「うん~!」 嬉しそうな声が聞こえたと思ったら、ゆっくりとパラが動き出した。こういう気まぐれなところも、本当に変わらないな。 木漏れ日が照らす森の中を、パラはゆっくりと進む。……茸の意識がパラの意識を塗り潰してたら、これもどうなってたんだろ? やっぱり茸だから、日陰の方が好きになってたのかな? 「……僕ね、本当は……怖かったんだ」 「ん? 怖かった? 何が?」 「進化する事だよ~。お父さんもお母さんも心配する事は無い、思い出は変わらないって言ってたけど、でもそれは僕じゃないでしょ? 皆はそんな僕の事、どう思うのかなって~」 ……そっか、そうだよね。私なんかより、自分がそうなっちゃうパラ自身の方が怖いのは当たり前だよ。 パラが変わっちゃってたら、私はそれでも友達って言えてたのかな? 幾ら記憶が、思い出が同じでも、それをパラだって言えてたのかな? 「でもその怖いのはね、コリンが無くしてくれたんだ~」 「私が?」 「覚えてない~? 進化する前に、僕に『進化してもずっと友達だから!』って言いに来てくれたんだよ~? 泣きながらだからびっくりしちゃった~」 あ、さっきの夢の後の話だ。そっか、そんな事もしたなぁ私。 お父さんに頑張るって言ったけど、どうすればいいか分からなくて、でもそのままじゃパラが居なくなっちゃう気がして……そうする事しか出来なかったんだっけ。我ながらちょっと情けないなぁ。 「凄く、嬉しかったよ~。心配も無くなったし。でもね、別の事が怖くなっちゃったんだ~」 「別のこと?」 「『僕』が居なくなっちゃったら、僕はもうコリンと話せないし、遊べないし、お昼寝出来ないなって~」 「パラ……」 「それがね? 最初の怖かった事よりずっと怖くて、夜も眠れないくらいだったよ~」 パラの進む先を見ながら、その気持ちを考えてみた。私がそうなったら……やっぱり、凄く怖いと思う。 パラは大切な友達。でも、自分はもうパラに話す事も触れる事も出来ない。それは、死んじゃってるのと同じ……。 死んじゃう事が怖くないものなんて、きっと誰も居ない。口でどう言ってたって、誰にでも大切なものはあるんだから。 「あはは、変だよね~。他のパラスやパラセクトはみーんなそんな事思わないのに、僕だけそんな風に思っちゃうなんて~」 「そんな事ないよ! だって、自分が自分じゃなくなっちゃうのって凄く怖い事だよ? パラがそう思う事だって、間違ってなんか無い!」 「……きっと、僕がこういう風に思えるのは、そう言ってくれる友達が出来たからかな~」 ……本来、ポケモンは自分の種族で縄張りを作って、他の種族と関わり合いを持つことは少ない。実際、私とパラが出会ったのも本当に偶然だったもの。 私達を出会わせたものは、一言で言えば好奇心。縄張りの外を見てみたい、そんな小さな好奇心が……私とパラをあそこで出会わせた。 出会って、友達になって、他の友達の皆とも出会って。そして私達は、今も変わらず友達でいる。 「もし、僕にパラスの友達しか居なかったら……僕はきっと、自分の心が無くなっちゃうのもしょうがないって言ってたんじゃないかな~」 「そういう種族……なんだもんね」 そう言って、私には一つの疑問が浮かんだ。 どうしてパラは、その種族の宿命に逆らえたんだろう? 本当は今のパラになっていた、私が今乗っている茸の心は……どうなったんだろう? 「ん~? どうかした、コリン?」 「ねぇパラ、今この茸の意思って言うか……心はどうなったの? 消えちゃった、のかな?」 「ん~……消えちゃったのとは違うかなぁ? 上手く言えないけど、僕の見てるものを一緒に見て、僕の考えてる事を一緒に考えてくれてるって言うのかな~? うーん、難しいよ~」 消えたんじゃなくて、一緒のものを見て一緒のことを考えてる? どういう事なんだろ? 「それって、パラとこの茸が一つになったって事?」 「ともちょっと違うかな~。僕ね、進化する時に茸さんとお話したんだ~」 「お話?」 「うん! それで、その時にお願いしたんだ。僕を消さないで、友達と一緒に居させてって~」 う、うーん……どういう感じなんだろ? パラが嘘ついてないのは分かるけど、茸とお話かぁ……。 「言っておくけど、茸さんが喋った訳じゃないからね~? 変な感じだけど、自分と話したって感じかな~」 「自分と?」 「うん。川で水に写した自分って言えば分かる~?」 そっか、それで自分と話したなのね。確かに、それは変な感じがするかも。 「それで、どう返事されたの?」 「そうしたいならそうしろ、俺はそれで構わないって~」 「……夢とかじゃなくて、本当にそう言われたの?」 「夢か~。そう言われると、そうだった気もするな~」 な、なんだかはっきりしないなぁ。パラは本当にちょっとぽ~っとしたところあるから話も時々掴み難いのよ。 パラと話をしながらも、森の中のポケモンとはすれ違っていく。もう皆慣れたみたいだけど、最初はこうして私がパラに乗ってるのを見て驚いてるポケモンも居たっけ。 一度私がパラに攫われてるって勘違いもされたっけ……こうしてのんびり散歩出来るようになって本当に良かったよ。 「でもね」 「ん?」 「絶対に夢じゃないっていうくらい覚えてる事もあるんだ~」 「覚えてる事?」 「『俺はお前の見てきたもの全てを一緒に見てる。そして、お前が大切だと思ってるものは俺にとっても大切だ。忘れるなよ』って、そう言われたの~」 ……そうか、茸とパラは生まれた時から一緒なんだから、見てきた事も一緒……というか、パラが見聞きした事以外を知らないんだ。 だから、パラのお父さん達も進化しても心配するなって言ったのかな? 自分達も、パラスだった時の思い出や気持ちを分けあってたから……。 思いを引き継いで、パラセクトとして生きていくって約束をしてきたのかな……。 「……なんだか、パラスやパラセクトって悲しいね。二つの心があるのに、そのどちらかしか表に居られないなんて……」 「そう、だね~……茸さんが別のポケモンとして僕達の友達になってくれてれば、きっともっと楽しかったと思うな~」 「うん、それはきっと。……私も、あなたに会ってみたくなっちゃったな……」 パラの中に居る、もう一つの心。パラが私の事を友達って言ってくれてるんだから、あなたも……そうなんだよね。 優しく撫でてみると、そこが少しだけ温かくなったような気がした。ふふっ、照れてるのかなぁ。 歩いてるパラにはちょっと悪い気もするけど、なんだか日の温かさとパラの温かさでまた眠くなってきちゃった。少しだけ、眠らせてね……。 ……あれ、ここは……何処だろう? 森の中じゃ、ない? 黄色い大きな花が沢山咲いてる。……そうだ、これって、向日葵だ。 「そう、あんたと一緒に見に行った、あいつが……俺が最高に綺麗だと思った場所だ」 「!? 誰!?」 「誰とは素っ気ない台詞だな? と言っても、そう思われても仕方ないか」 声のする方を向くと、そこには小さな太陽みたいな光の玉が浮いてた。な、なんだろう? 「そうだな……これだと話し難いか。なら、あの姿を借りるか」 「え? あ……」 光の玉が、見覚えのある姿へ変わった。忘れる訳無いよ、だってその姿は……。 「パラ?」 「進化する前の、な。でも、俺はあいつじゃない。あいつは今、表であんたを乗せながらゆっくり歩いてるところさ」 だとしたら……まさか? 「あなたは、パラの背中の?」 「そう、茸だよ。名前は特に無いから、さっきまでみたいに茸でいいぜ」 ど、どうなってるの? えっと、現実だとして、なんで私が茸と話してるの? 疑問に思ってる間に、茸だって言ったパラそっくりのパラスは私の横に来た。目の前には、黄色い向日葵の海が広がってる。 「覚えてるか? この景色を」 「え、うん……私がパラを誘って、始めて森から抜け出した時の景色、だよね?」 「当たり。その時の風景を少しだけ借りた。あいつにとっての大切な思い出だったから、探すのも簡単だったよ」 「……ここは、何処なの?」 「そうだな、パラと俺、それとあんたの意識が合わさって出来た場所ってところかな。寝てるあんたの意識に働きかけて、少しの間だけ招待させてもらったんだ」 意識が合わさって出来た場所? それに、寝てる私を招待したって? 「もっと簡単に言うと、あんたの夢と俺達の夢を繋げさせてもらったんだ。だから、あんたは夢を見てると思ってくれて構わない」 「つまり、夢の中って事?」 「そう受け取ってもらうのが一番簡単だろうな。俺だけじゃなく、植物っていうのは動けたり喋れたりしない分、こういう事が出来たりするんだよ」 へぇ……実際こうなっちゃってるんだから信じるしかないか。でも、急にそんな事言われても戸惑っちゃうなぁ。 「まぁその……悪かったよ、急にこんな事して。でも、俺に会ってみたいなんて言われて、嬉しくてつい」 「へ? って事は、私とパラが話してたのも聞いてたってこと?」 「俺はあいつ、あいつと一つの存在だからな。俺だけじゃ、身動き一つ取れない事だし」 そっか、ならさっきパラが話してた通りなんだ。だとすると、あの話をしたって話も嘘でも夢なんかでもない、本当の話なんだね。 でも、ここ凄いなぁ。あの時の場所と同じ風と匂い……なんだか、凄く懐かしい……。 「……ありがとう、パラと友達になってくれて」 「え? ど、どうしたの急に?」 「いや、あんたにはちゃんと言っておかないといけないと思ったんだ。今の俺とパラが居るのは、あんたと出会ったからなんだから」 私と? どういう事なんだろう? 「元々俺はあいつ、パラの事をただの寄生主としか思ってなかった。ぽぁっとしてるし、抜けてるしな」 「それは、まぁ昔からだよね」 「あぁ。だから、進化したら体は俺が使わせてもらおうと思ってた。多分、他の寄生茸達も同じように考えてるからパラセクトってのはそういう種族になったんだろうな」 そうだったんだ……やっぱり意識があるのに自由に体を動かせないっていうのはもどかしいものなのかな? 「でも……あいつはあんたと出会った。きっかけは、本当にちっぽけなくらいの好奇心だったかもしれない」 パラもそうだったんだ……私の好奇心と、パラの好奇心。それが、私達を出会わせてくれたんだね。 「だけどその出会いが、パラを大きく変えた。ただ流されるように生きていくだけだったあいつの心に、大きなうねりを作っていったんだ」 「大きな、うねり?」 「あんたと出会い過ごす喜び。友達が増えていく楽しさ。もっと沢山のものを知りたいという好奇心と欲望。それは、共にある俺でもワクワクしてくるような、眩しいくらいに輝いた心の動き、感情だった」 そっか、パラは私と一緒に居るのをそんな風に思ってくれてたんだ。なんだか、少し恥ずかしいな。 「……だからこそ、俺は迷ったんだ。このままあいつから全てを奪っていいのか。あいつを消してしまっていいのかって……」 「茸さん……」 「進化する前、あいつの心を覆った悲しみを俺は忘れられない。大切な友達と、あんたと居られなくなる事への恐怖……一緒に過ごしてきた俺には、堪らないものだった」 「……私もそうだよ。大切な友達が、パラが居なくなるのが怖くて、辛かった」 「そうなんだよな……気が付けば俺も、あいつの事を消したくない、もっと一緒に色々なものを見たいと思ってた。本来なら、俺が体を動かしてあんた達と一緒に過ごしたいと思うのが普通なんだろうけど」 そうだよね。パラが居る場所に自分が入れば、パラが感じてた喜びも自分が感じられるんだから。 「どうして、そうしようとしなかったの?」 「なんだかなぁ……前に進んでいくあいつの事も、見てたくなったって言うのかな。自分の脚で歩いていくあいつを傍で見てるのも、案外悪くないなって思うようになったんだ」 「……ふふっ、なんだか茸さんって、パラのお兄さんみたいだね」 「そうかな? 生まれは一緒だし、見てきたものも一緒なんだけどな?」 話してる感じなんかもパラよりずっと大人な感じがするし、双子のお兄さんって感じかな。そんな気がするよ。 変わっていくパラの変化が、茸さんの心も変えていったって事なのかな……パラと入れ替わるんじゃなくて、パラと一緒に居たいと思うように……。 「あいつ、頼りなくて抜けてるところもあるけどさ。あんたや周りの皆と仲良くしたい、一緒に居たいって気持ちは誰にも負けないくらい強いんだ。だから」 「言わなくても大丈夫だよ。私も、パラとこれからも一緒に居たい。友達で居たい」 「……ありがとう。やっぱり君があいつの、パラの友達になってくれて、よかった」 あれ、どうしたんだろ? 茸さんの体が、光の玉に戻っていく。 「お別れ、って言うのも変だけど、そろそろここを維持するのが難しくなってきたみたいだ。元々無理やり君の心をここに連れてきたようなものだし」 「そうなの? もっとお話したいのに……」 「大丈夫さ。俺はいつでも傍に居る。パラと、一緒に」 完全に茸さんが光の玉に戻って、景色も真っ白になっていく。もう、戻らないとならないんだね。 さよならは、言わないよ。だって……いつでも会えるもんね。 「最後に、一つだけ。パラが大切にしているものは、俺にとっても大切なものだ。パラが……」 「……ン……リン……」 「ん……」 「コリン、コリン」 「パラ?」 「もぉ~、自分だけ寝ちゃうなんてずるいよ~」 目が覚めたそこは、いつもの陽溜りだった。少しだけ、夕焼けの気配が近付いてきてるけど。 そっか、私そんなに眠っちゃってたんだ。そろそろ帰らなくちゃ。 「ごめん、ずっと乗ったままだったし、重かった?」 「それはへっちゃらだよ~。コリンを重いなんて思った事も無いよ~」 「そっか、ありがと」 重いって言葉を聞いて、さっきまでの夢をはっきりと思い出した。そっか、夢だけど、夢じゃなかったんだ。 少しだけ、顔が熱い。だって、不意にあんな事言われたら誰だってこうなると思うよ……。 「ん~? どうしたの~?」 「な、なんでもないよ。今日はそろそろ帰ろうか」 「そうだね~。……ほんとに大丈夫~? 送ろうか~?」 「平気平気。それじゃ、また明日ね」 ごめん、今だけは……ちゃんと顔見せる訳にはいかないよ。だって、恥ずかしいんだもん。 もぉ、茸さんもあんなタイミングで言うんだからずるいよ。私に何も言わせないんだもん。 でも……嬉しかったよ。大切な友達の気持ち、私をどう思ってるのかを……教えてくれて。 「パラ!」 「ん? な~に~?」 「また……明日!」 「う……うん!」 出来る限り最高の笑顔で言ったつもり。茸さんも、喜んでくれたかな? また明日も、それから先も、ずっとずっと友達。大切な……二匹の親友。 『パラが想いを寄せる者を……俺も、愛しく思うよ』 いつか、その想いに……私も、きちんと答えよう。 だから今は……また明日! ---- ~後書き~ 今更ながら、大会にてお読み頂き&投票して頂いた皆様、ありがとうございます! 結果は第三位と、ありがたい限りです。 心がテーマという事で、主役はパラセクトですぐに決まったんですが……今作内のコリン枠、つまり聞き手を何にするかで大分迷いました。結果、そんなに存在感を出せなかった……ごめんよコリン! 因みにコリンはルクシオでございます。あまりコリンについて語られてるところが無かったので分かり難かったでしょうか? 失礼致しました。 #pcomment IP:119.25.118.131 TIME:"2013-04-30 (火) 21:23:29" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%80%81%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%83%B3%E3%81%84" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 10.0; Windows NT 6.1; Trident/6.0)"