ごめんなさい、僕、頭の中がごっちゃごちゃなんですけど。 いや誰だってあんなに短い間にあんな事やこんな事に巻き込まれてみればこうなりますって。 で、今僕……ご飯食べてます……。 フレン君のナレーションはここまでにしてお馴染みのナレーター、【ピクト】がナレーションをしよう。 とりあえず今までのあらすじ…はまた今度にして、話の続きを見てもらいたい。 「あむっ、むぐっ…、んでよぉ!」 「口に物を入れながら喋るな、気味悪い」 「同じくだ。」 木の実スープを口の中にかき込みながら喋る深紅に冷静にツッこむ極炎、 そしてそれに同意する獄炎と、無言なフレンとベリン。 「いえあ、すまねー。」 「本題なんだがよぉ、コイツラが神の子と地獄の力を持つ子?」 「ごふぇっぽわぃ!?」 深紅の言葉にフレンとベリンが二人共同時にむせる。 非常に面白い光景だ。 「いや、実は違う。」 「本物はすでにバス・カームル・アンデドクターに確保されて力を吸われている。」 「せんせー、名前長いからカームルかドクターでいいと思います!」 「黙って聞かんか深紅!」 事情を説明する獄炎に思いっきりボケる深紅。 それにまたも冷静にツッこみを入れる極炎、非常におもしry 「奴の本拠地がスビナにある事が判明した、 侵入は恐らく容易だろう、身体改造を受けているポケモンがいなければの話だがな。」 「しかし俺らは脱走の身だ、スビナに足を踏み入れた瞬間周りの住人達全員敵だ。」 「せんせー…、あーごめんなさいね、もう邪魔しないからそんな眼で睨むのは勘弁してください極炎さん」 「ウォッホン……、んでもって明日あたりに侵入作戦を決行しようと思うのだが、いいか?」 「師匠と一緒ならどこまでも行くつもりですわ!」 「僕の記憶が戻るなら僕も行くよ。」 「俺と深紅は当たり前だな、こんな体にしてくれた奴らを一人残らず叩きのめす。」 ハクタイの森の大樹に空いた小さな部屋で、ここにいる全員が一致団結したのである。 ああ、私も入れてほしいな……。 「明日に備えてみんな、もう寝ようか。」 『いえっさー!』 続く。