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ヒスイの地にきょう声響き の変更点


''注意事項''
-''♂×♂''の露骨な性描写、及びレイプ、&color(black,black){''雌堕ち''};要素があります
-ウォーグルはお約束の総排泄孔です。気軽に雌の表現が使えるのはお得ですね



&size(25){''ヒスイの地に&color(pink){きょう声};響き''};





 厳しくも雄大な自然に満ち溢れる、北方の彼方、ヒスイ地方。今こそ「シンオウ地方」と名を変えて呼ばれているが、当時は人々の開拓も進まず、原住民による霊的信仰も盛んに行われ、その痕跡は今日のシンオウ地方各地に遺されている他、「シンオウ神話」の数々として伝えられている。無論、当時のポケモン達も、人間の存在が身近でなく、生き残りを賭けた野性味溢れる生態を送っていた。そんな時代の、&ruby(ポケチャヌㇷ゚コㇿなウエペケㇾ?){常軌を逸したお話};。


 長い長い冬がいよいよ終わりを告げようとする時分、寒風流れる大空を雄大に飛ぶ大きな鳥ポケモンが一羽。ウォーグルだ。だがその姿は今日、イッシュ地方を始めとする各地で見られる個体とは異なる外見をしている。
 羽毛の色は白黒を基調として、積もった雪や降雪時の鉛色の空と、モノクロームな世界になるヒスイ地方の冬景色に溶け込み、見つかりにくいよう進化を遂げたと考えられている。また、紫色の冠羽は鋭い目の如き模様が入り、獲物を捉える際の威圧感を増幅させる効果があるのではと言われている。現在多く見られる個体よりも大柄で、単独行動を好む事が知られていた。
 そして何より大きく異なるのは、自身が持っているタイプ。飛行タイプこそ共通であるものの、もう一つはノーマルではなくエスパー。ネイティ族やルギア等と全く同じなのだ。雄叫びを思わせる鳴き声にサイコパワーを乗せ、その力を狩りに用いたり、時には自身の身体能力向上に利用する。ヒスイ地方の厳しい自然を生き抜くために備わった独自の進化過程を、このゆうもうポケモン、否、おたけびポケモンに見る事ができる。

 寒空を飛ぶウォーグルは、今日の獲物を探していた。肉食である彼ら、その対象はこの地に棲むポケモン達だ。その肉を食らう事によって、彼らは生態系の頂点に君臨している。白い大地を見下ろすと、鋭い目はあるものを捉えた。ウォーグルからすればやや分が悪いガーディか、と思ったが、この地のガーディは二匹一組で行動する習性がある事を知っている。もっとよく見てみようと高度を下げる。その姿はガーディでないどころか、初めて目にする者だった。想像よりも大きな体で、毛色は赤と黒。二足歩行であり、その体格から相当な筋肉質であろう事は容易に想像が付いた。
「格闘タイプか……」
 ウォーグルは目を細め、確信した。この大きさならば数日、ともすると一週間は食糧に困らない。生態系を牛耳る者として、この好機を逃す筈はなかった。
 翼を畳み、急降下を仕掛ける。そして獲物の背後を取る。
「ウオォォォォォォッ!」
 不気味な雄叫びに形容される鳴き声を発し、サイコパワーを乗せて強烈な音波を浴びせる。狙われた者は耳を塞ぎ、&ruby(うずくま){蹲};る。隙ありと、今度は前方から勢いに乗って襲い掛かった。

 ガシッ!

「おい! 離せ!」
 鋭い爪の卓越する手指に掴まれ、初春目前の寒冷な空気を大きく震わす&color(#260011){''叫声''};。その主は獲物…………ではなく、ウォーグルだった!
「自分からノコノコやってくるたぁな」
 獲物になる筈だったポケモンが、不敵な笑みを浮かべて舌なめずり。
「お前、俺のサイコパワーが通用しないだと……!?」
 捕らわれの大鳥は思わず目を丸くした。
「その様子じゃ、俺様を格闘タイプと勘違いしたみてーだな。ざまーねえぜ!」
「なん、だと……!」
「特別に教えてやらぁ。俺様は炎タイプと――」
 両足を握られ、逆さになったおたけびポケモンの耳元で、粘つく唾液の音混じりに囁いた。
「――悪タイプ、だぜ」
 耳を疑うウォーグル。どこからどう見ても格闘タイプにしか見えなかったが故に、ちょっとした油断と慢心が働いたのが運の尽きだと、ウォーグルは自身を悔やんだ。
「俺様はガオガエン。ここには修行で来ててよ。でもまさか早速修行の成果が出るたぁ思わなかったけどな!」
「くっ……!」
 生態系の頂点たるべき存在が、よそ者如きにあっさりと捕まってしまうなんて。耐え難い屈辱に、ウォーグルは言葉を失った。ぎゅっと目を瞑る。
「……さっさと俺を殺して食え! 不味くはない筈だ!」
「それやっちまうとつまんねーんだよなぁ」
 勿体ぶっているガオガエン。ざらりとした舌が口をぐるりと一周する。
「ま、どのみち『いただいちまう』けどな」
 ガオガエンは棲み処にしている付近の洞窟へとウォーグルを連れ込み、押さえ込む。格闘タイプでないのに、この力の強さは尋常でない。ウォーグルはそう直感した。じりじり迫るガオガエン。鋭い目つきと大きな口から覗く牙が特徴的な強面は、ウォーグルとはまた違う野性の荒々しさを醸し出す。硬めの体毛は、長くて毛量の多いごわっとした質感で肉体を覆い、体温が逃げにくい冬毛の姿を形作っている。そんな毛に覆われながらも、幅広な肩や太い腕、広い胸板や背中、その下に続く腹部、臀部、足にかけて、これまでの修行で磨いてきた筋肉の盛り上がりが見て取れる。ただでさえ相性の悪い相手だ。こんな状況では最早万事休す。ごくり、とウォーグルは固唾を呑んだ。
 仰向けになった雄鳥の腹部に、ガオガエンの顔面が埋められる。食べられる! 目を瞑り、無駄な足掻きと解っていながらサイコパワーを発した。

 ……走る筈の痛みがない。それどころか腹部はただガオガエンの吐息で熱くなるだけ。
「あぁぁめっちゃ鳥くせー」
 只管に臭いを堪能しているガオガエンに毒気を抜かれてしまったウォーグル。とはいえ反撃しようにも、強い力で押さえ付けられてそれもままならない。やがて顔は下へ下へとじりじり移っていく。うっ、とガオガエンの濁った声が漏れる。これから何をされるのか、全く想像の付かなかったウォーグルだが……。
「ひいッ!」
 地声からは想像も付かない、甲高い声が嘴から発せられた。
「お前何を……!」
 再度身震いするウォーグル。
「何って、これから『食う』準備してんだよ」
 ガオガエンはニヤリと不気味な笑みを浮かべつつ、ざらつく舌で唯一下半身に開いた穴を舐め始めていた。
「食うって、俺の糞でも食うつもりか!?」
「バーカ! んなわけねぇだろ。おとなしくしやがれ!」
 ガオガエンは再びウォーグルの秘裂に濡れた舌を這わせる。その部分だけ異様に肉で盛り上がっている。交尾の際に触れ合う場所なだけに、舌で刺激してもウォーグルは大きな反応を晒してしまう。無論ガオガエンはそれを見て楽しんでいた。そして今度は穴の中に舌を挿し込んでみる。
「うおぉっ!」
 がくがくと&ruby(わなな){戦慄};き、喘ぎ声が大きくなる。潜り込んだ舌先は、内側の凹凸とうねりを捉え、ぬるりとした粘り気を感じた。中で蠢かせるとすぐに反応する、そんな敏感な雄鳥をまるで&ruby(おもちゃ){玩具};のように弄ぶ。挿し込んだ穴からとろりとしたものが溢れ出して、周囲の羽毛を濡らしていく。立ち上る臭いが、更に強まる。そしてやっと、舌が抜かれる。長く透明な糸を引き、閉じ切らない秘所から溢れ出す粘り。
「ちゃんと仕上がってきたな……!」
 中を満たす味を堪能するガオガエンは、次第に興奮の色を表出する。そして中を搔き乱されたウォーグルも息が乱れ、体は熱を持ち始めていた。
「見ろよ」
 前に出て、ウォーグルに股間を見せ付ける。ネコ科独特の鈴カステラ状の形をしながらもずっしり大きな睾丸、そしてその上に突出する分厚い皮の先端を押し広げて露出する紅色。ウォーグルの眼前で、突出は速いペースでムクムク膨らんで露出を増やし、その形状が段々くっきり現れてくる。
「う、嘘だろ……」
 見せ付けられる雄の証に、ウォーグルは目を点にして開いた嘴が塞がらない。大柄マッチョな肉体に相応しく長さは臍を大きく越え、太さもかなりのもの。表面に浮き立つうねった太い血管、尿道沿いに太く張り出した筋が力強さとエロスを引き立て、先端付近には無数の突起が付いた、まさしくネコ科のそれ。微かにピクピク跳ねながら迫り来る凶器に、ウォーグルは特性きけんよちでないにも関わらず身震いした。
「い、嫌だ! やめろ! やめろぉぉ!」
 暴れようとするウォーグルだが、ガオガエンの自慢の怪力で押さえ込まれてしまった。猛威を振るおうとする凶器は、ウォーグルの分厚い胸に押し当てられた。蒸れた強い臭いが、ウォーグルの鼻に入り込む。生態系の頂に相応しい筋肉モリモリの体と、それを覆うふさふさな羽毛の感触の対比が、火柱を喜ばせる。そのまま前後に動き、裏筋沿いを刺激していく。ガオガエンの整わない吐息が、もくもく湯気を立てていく。刺激されて強まる張りによって少し開いた先端から、いかにも濃厚そうな少し臭いのある粘液が漏れ出す。
「本番まだなのにもうたまんねえぜ……!」
 厳つい雄虎の表情が少しばかり緩む。一物から垂れた粘液が灰黒色の羽毛に付着して、前後に擦れる一物によって汚く塗り広げられる。
「気持ちよく漏れるチンポ汁で汚してくのは最高だな!」
「ち、畜生……!」
 この一分一秒が、彼には屈辱以外の何物でもない。それなのに体は無駄に熱く、秘めたる場所が疼いていよう事など、断じて認めたくはなかった。

 胸の押し付けを止め、自ら湯気の立つ立派な突出を扱くガオガエン。粘り気を全体に塗り広げながらも、手から与えられる刺激に性の躍動を引き起こす。絶頂が迫り来るにつれて、より雄々しく膨らんできているのは、ガオガエン本人のみならずウォーグルも知覚していた。
「やっとだぜぇ……! 存分にナカを楽しむかんな」
 舌なめずりしながら、ウォーグルに覆い被さり鳥穴に突起だらけの先端を宛がう。ウォーグルは絶望と諦めで抵抗する意思も薄くなっていた。腰を押し付け、潤った穴の中をガオガエンが侵入していく。
「うああぁっ! あぁっ!」
 火柱に拡張される痛みと摩擦の快感に、ウォーグルは大きな&color(#A9479C){''嬌声''};を上げる。
「うおっ! きっつ……!」
 挿入するガオガエンも、表情を大きく歪めた。
「チンポついてねぇ野郎とヤるのってこんなにやべーのかよぉ……!」
 これまで突出を持つ者同士で営んできた彼にとって、雄鳥は初体験。この慣れない感覚が、彼の生殖の疼きを誘発しやすく追い込んでいく。
「苦しい……熱い……!」
 腹部に不自然な棒状の盛り上がりが浮き立ち、頻りに苦痛を訴えるウォーグルだが、相反する感覚が生じている事には必死に目を瞑ろうとしている。それをガオガエンが察知しているかは定かではない。根元まで埋めた雄を抜き挿しし始める。強い圧迫感をもたらす鳥膣の中で、立派でありながら敏感な雄の急所が動いて、襞の多い肉壁と摩擦する快感は、ガオガエンが思わず牙を剥いてぐっと噛み締める程に強烈なものだ。先端の無数の突起も、ガオガエン本人のみならずウォーグルにも心地よく狂おしい刺激を与え続けている。そしてウォーグルが仰向けなので、互いの表情も見えてしまう。
 ジュプ、ジュプッ……
「ぐおぉ! 鳥マンコめっちゃ気持ちいい……!」
「やめ、ろぉ! 掻き回すなぁ!」
 交尾に励む雄の快楽を素直に曝け出すガオガエンに対して、ウォーグルは未だ自身の快楽を認めようとしない。
「てめーも、気持ち、いいんだろぉ!?」
 興奮に息を乱しながら、ウォーグルを見つめてニヤリ。
「そんな、わけっ……あるか、あぁっ!」
 言葉は反発していても、体はガオガエンの雌にされるのを悦ぶが如く、時折戦慄いている。
「素直に、なっちまえよぉ……! どーせ、もう、手遅れ、なんだしなぁ……っ!」
「これがっ! 本心、だぁ!」
 抽送を続けつつ堕とそうとするも、ウォーグルは中々屈しようとしない。胎内で雄柱が刹那に張り詰め、低い呻きと同時に濃厚で強い臭いの我慢汁を漏らすガオガエン。限界は確実に差し迫り、それは鳥膣を汚しつつ膨れ上がる熱い雄の象徴に現れている。何としてでもこの頑固な雄鳥を堕としたい。性感に耐える中で、バリタチ気質なガオガエンは俄然燃え上がった。
 自らの武器である、先端の無数の突起でウォーグルの弱点を探りつつ交尾を続ける。余計な動きが増える分、暴発のリスクも高まるが、これまで幾度となく相手の雄を堕として力強い種付けを遂げてきた、自慢の誇らしいムスコを信じて快楽の矢面に立たせる。立派に張り詰めた姿は、胎内で遺伝情報を撃ち込むべく、これまで快楽を一挙に受け止めて、その時が来るまで必死に耐え抜いてきた証。もう少し耐えてくれ、とガオガエンは心の中で言い聞かせ、すっかり汚れたウォーグルの膣を犯し続ける。だが思いの外難航して、ガオガエンは背を丸め、漏れる快感に耐えようと歯を食いしばって野太い呻きを発する。その逞しい肉体から強烈な雄臭を含んだ汗が湯気となって立ち上り、太い火柱がこじ開けるウォーグルの鳥穴から溢れた彼らの粘り気は、水溜まりを作りつつ蒸発して、交尾の証たる臭気が立ち上る。その交尾臭も、鳥臭さが鳴りを潜めてガオガエンの絶頂差し迫る徴である、噎せ返る程の臭いを放つ我慢汁が支配的になって、いよいよ余裕のない頃合い。陰嚢も硬く縮んで睾丸が体内へ持ち上がるのを感じ取る。
 一方のウォーグルも、初めての雄による胎内の蹂躙に芽生える性感を自覚しつつも、プライドを守ろうと断じてその存在を認めたがらない。このままガオガエンが果ててくれれば、せめて自分の勝ちになるだろうと、彼も必死だった。
「ぐう……!」
 身震いするガオガエン。会陰付近に微かなむず痒さを覚える。彼の抗えない種付けの流れが幕を開けた証。それに合わせて、膣内で締め付けられつつ擦れ合う快感を受け続けてきた命の柱は、更に気持ちよく膨らみ、張りを強めて種を漏らす瞬間に最も雄々しく力強い姿になろうとする。
(っべぇ……チンポ気持ちいい……! どこなんだ……!)
 尻尾をぴんと立て、引き締まった臀部に力が入り、逞しい足が震え出す。性感の滲み出る険しい表情で、胎内に出したい欲求に精一杯抗いながら、限界まで探り当てようとする。只管に膣内を突き続けると、突如感触の異なる部分に当たった。
「ふわあっ!!」
 ウォーグルの体が強く跳ね、大きな&color(#A9479C){''嬌声''};を発した。その体に、ガオガエンの雄臭い隆々な筋肉が存分に当たる。
「ここかぁ……ぐおぉ!」
 不可逆な命の流れに悶えながら、精一杯その部分を突く。じわり膨張を続けた事でようやく届いた、雄鳥の内なる弱点。
「やだぁ! やめっ、やめぇっ!!」
 先端の無数の突起で増幅された姦淫の刺激が、怒涛の如くウォーグルに襲い掛かる。そこはどうやら狭窄らしく、射出を控えて膨張が止まらない一物によって開削されていくのを双方感じる。
「うおっ! 突き抜けッ……ぐおぉぉ!!」
 ガオガエンがとうとうウォーグルの最奥の急所を貫通する。
「ウオォォォォォォォッ!!!」
 わなわな身を震わせ、洞窟に響く無様な絶叫に乗せてその体から強烈なサイコパワーが放たれた。そのままウォーグルは呆気なく白濁を漏らして膣内を一部白くした。
「うあぁ!! 鳥マンコやべぇ!!」
 ガオガエンにサイコパワーは効かないが、それによって強烈に締め付けられたウォーグルの胎内は効果抜群。満遍ない圧迫を受けながら、ガオガエンはぐっと腰を引く。濃縮された肉欲が一気に襲い掛かるような強い性感に、たまらず太い裏筋が膨らんでビュルルと先走りかどうかも怪しい体液を漏らす。そして根元まで挿し込む。誇らしい怒張が、すぼまった鳥膣を突起だらけの先端でこじ開けて、再び奥の狭窄を貫く。声にならない叫びを上げつつ、ウォーグルは大きく身を跳ねる。再度強く締め付ける肉襞は吸い付くかのように生命の巨砲を捕らえ、発射寸前の快楽を糧に、巨砲は尿道内の体液を搾り出されながら、もっと長く太く、硬く隆々とした姿へと気持ちよく変化していく。ウォーグルの下腹部に浮き立つ棒状の隆起がより明瞭に映る事で、目でもそれを実感できた。子種の溜まる前立腺は内圧に耐えられずに膨張して、出口が決壊すると同時に一層濃厚な体液が尿道内を駆け上がり、異世界へ通じる最も大きく硬く突出した雄虎の体内の先端へ差し迫る。濡れた淫肉に包まれる生命の巨砲は、ウォーグルにとって最も危険な弾を発射するためにパワーが漲る瞬間を迎える。
「ガオォォォォォォォォッ!!!」
 ガオガエンの雄叫びが冷たい空気と岩盤を震わせる。雄々しく喜ばしい生命の営みが、ウォーグルの胎内で力強く行われた。発射された白い砲弾が肉壺の奥深くまで届き、鍛え抜かれた屈強な肉体によって増幅された発射の威力は、受け止めるウォーグルに痛みをもたらし、涙と涎で汚れた顔にそれが表出する。ねっとり汚れて硬く締まった陰嚢の中身の大きさに相応しい大量の熱が、丸みを帯びていくウォーグルの下腹部からじわじわ全身に広がる。無理やり太い雄を捩じ込まれた膣口から白い粘りが溢れ出し、新たな生命の始まりを予感する刺激的な香りが、蒸された獣臭い空気に混ざっていく。
「あぁ……鳥マンコやっべぇ……!」
 ガオガエンの厳つい顔立ちが恍惚に緩み、なかなか治まらない中出しの躍動を心地よく楽しむ。ウォーグルは下腹部の熱さと膨満感に苦しさを覚えつつも、まともな思考能力を奪われたまま呆然と喘ぎ続けている。
「おめーも気持ちよかっただろぉ?」
 その声に反応して、蹂躙する雄虎への嫌悪を、濡れた瞳に映す。
「いい加減素直になれよオラァ……!」
「ヒョォォッ!」
 股間の押し付けを強めるや、力なく甲高い&color(#A9479C){''嬌声''};が嘴から漏れ出た。ぐちゅん、と淫らな水音が立つ。同時に洞窟の入口付近で立った物音を、ぴくりと動く三角形の耳が捉えた。目をやると、複数匹のポケモンがこちらを覗き見ている。周辺に棲む面々に相違なかった。ガオガエンの口角が吊り上がる。
「なんだ、気になんのか? 見ろよこのザマ」
 雄虎によって穢された、この地の生態系の頂を彼らに見せ付ける。
「こいつのマンコ、最高の名器だぜ。なぁマンコ」
 青鈍色の虚ろな眼に、悪い虎が写り込む。ひそひそと立つ声に釣られ、向けた視線の先には、生きるための糧となる存在。そんな彼らの目は悉く丸くなっていた。彼らの姿が途端にぼやける。
「うっ……うっ……うええぇぇぇぇぇぇん」
 ウォーグルは細く弱々しい嗚咽を上げた。強く勇ましく、生きる上で脅威となっていたおたけびポケモンらしからぬ醜態に、覗き見るポケモン達は絶句するばかりだった。
「なんだ、情けねぇ声出しやがって。おう、おめぇらもこいつのマンコ試してみるか?」
 ガオガエンの誘い文句に、はっと我に返ったらしいポケモン達。そこから散り散りに走り去った。ふっと白く息をつく。
「んだよつれねーな。俺様は怖かねぇってのに、なぁ?」
 目を向けられたウォーグルは、再び大粒の涙を流す。粉々に砕かれたプライドと、植え付けられた恐怖心、そして犯され、汚される快楽。判断を誤るまでの雄々しく気高い生態系の頂たる威厳は、微塵も感じられない。無様に晒す雌々しい泣き顔が、胎内を蹂躙する存在に再び火を点けた。
「いちいちムラつかせやがってよぉ……! そんなに俺様が欲しいなら二発目くれてやるぜ!」
 止めていた抽送を再開する。淫靡な水音が岩壁に響き、体液に満たされた鳥膣を犯す刺激で再び熱柱が雄々しく膨れ上がる。
「あっ! やっ! いやっ!」
 上ずって掠れた喘ぎが、ガオガエンの腰つきに合わせて発せられる。こじ開けられた肉襞はウォーグルの意思を介さず再び強く締まり、ガオガエンが低く唸る。
「おめぇのマンコ……ヨクバリスかぁ!? ぐうっ……!」
 それに応えるべく更に激しく腰を打ち付ける。より奥へと伸びる先端の無数の突起が、再度スイートスポットを刺激する。
「やぁっ! あっ、あっ! あぁーっ!」
 途端にわなわな震えて仰け反り、&color(pink){''狂声''};を上げるウォーグル。快楽に抵抗する姿勢は皆無で、寧ろそれを素直に受け入れて喜んでいるようにも見える。
「ちくしょぉ……たまんねぇっ!」
 腕をより深く回してウォーグルを抱き締め、歯を食いしばって狭窄を突く。鳥膣に擦れる刺激を受けて、二度目の種付けを欲するように脈動しながら粘り気を搾り出す怒張。互いの毛皮と筋肉、体臭をより強く感じながら、高まりを見せていく彼ら。
「あぁぁっ! あぁぁっ!!」
「ぐうっ! &ruby(で){射精};るっ!!」
 再び狭窄を突き抜けて奥の空間へ到達した瞬間、膨れ上がった雄は再び巨砲に変貌する。残っていた子種が前立腺へと流れ込み、甘くも刺激的な生殖の疼きを発する。出口が開き、すっかり汚された空間目掛けて尿道を駆け上がる。
「オォォォォォッ!!!」
「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!! ……」
 身を強張らせて絶頂を迎え、二度目の吐精。途端にウォーグルは脱力して&color(pink){''狂声''};が途切れる。失神したようだ。それでもガオガエンは抱き締めたまま胎内に注ぎ込み続ける。
「ふーっ、ふーっ……金玉空っぽになっちまうぜ……」
 余計な力の加わらない純粋な鳥膣の感触を味わいながら、心地よい射出の躍動に酔いしれる。徐々に覚めていく&ruby(ほとぼり){熱};の中で、ずっとこのままでいたいと思わせる程に、ガオガエンもウォーグルの体の虜になっていた。やがて中の雄は完全に萎み、失神したままの大鳥を持ち上げて温かな肉室から外へ出す。両者の性器から滴るつんと臭う白濁。名残惜しいが、出し切ってしまった雄の情欲の炎は完全に消えてしまった。汗や体液に蒸された毛皮が、外から吹き込む冷たい晩冬の空気に熱を奪われる。
「うう、寒みぃ……」
 ウォーグルを抱えたまま藁の敷かれた寝床へ行き、その上に身を横たえる。翼を広げたウォーグルを被せて敷布団代わりにした。体温と羽毛の保温効果で、忽ちぬくぬくになる。自らの臭いが強く染み込んだ鳥臭さが、ガオガエンには心地よく感じられた。
「これで完全に俺様のモノだぜ……」
 愉悦に浸りながら、そのまま眠りに落ちた。


 ――程なくして、ウォーグルの総排泄孔が名器だという噂がヒスイ地方中に広まり、欲求が溜まった屈強な悪タイプのオスを中心に血眼になってウォーグルを探し、捕らえては次々と慰み者にした。元々個体数の少ない種族だった事が災いして生息数は激減。やがてヒスイの大地に雄叫びを上げる姿は見られなくなった(一時は寝床で嬌声を上げる姿の方が多かったろう)。
 それに伴い生態系は大きな変化を遂げ、その中で淘汰される種族も少なくなかった。人間の開発が進み、シンオウ地方と名が変わってから長い時が経った。しかしながら今日に至るまで、おたけびポケモンの鳴き声が響き渡る事はなかった。たとえ生態系に加わったとしても、現在の環境では種の存続すら厳しかろう――


「はい嘘松」
「嘘じゃねえって! ミオの図書館で読んだぞ!」
「昨日図書館に行ってきたけど、そんな本なかったし」
「たまたま借りられてたんだろ?」
「てかそもそもそんな発禁めいた本を図書館に置く?」

 ――信じるか信じないかは、あなた次第。


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【作品名】	ヒスイの地にきょう声響き
【原稿用紙(20×20行)】	27.1(枚)
【総文字数】	9256(字)
【行数】	160(行)
【台詞:地の文】	14:85(%)|1351:7905(字)
【漢字:かな:カナ:他】	38:49:9:2(%)|3582:4594:834:246(字)
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