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チューベローズの花束を の変更点


作:[[ハルパス]]

ポケモン×人、複数プレイの描写があります。獣姦チックです。苦手な方はご注意を。 

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***チューベローズの花束を [#x79218c9]
*チューベローズの花束を [#x79218c9]




じわじわじわじわじわじわ――。 
蝉の声が四方から聞こえる、真夏の炎天下。容赦ない日差しとアスファルトの強烈な照り返しの中、一人の少女が家路を急いでいた。 
「暑い…茹だる…」 
うわ言のように呟きながら、焼きつくような道をとぼとぼ歩く。彼女は夏休みの補習で、学校に行った帰りだった。 
気温が高いためか、すれ違う人もほとんどいない。熱せられた空気の生み出す陽炎(かげろう)が、ゆらゆらと景色を歪ませていた。 
十数分後。少女はようやくの事で家に辿り着いた。首から下げた合鍵を引っ張り出し、家の戸を開ける。途端に流れ出す人工的な冷気に、少女は気持ち良さそうに目を細めた。 
「ただいま~」 
玄関に入り、ドアを閉めて外気を遮断する。と、その時。突然、家の奥から黒い影が弾丸のように飛び出し、少女に襲いかかってきた。 
「うわっ!黒斗(こくと)!?」 
「わん!」 
黒い影の正体は彼女のポケモン、黒斗だった。黒斗は雄のグラエナで、体は大きいが性格はとても甘えん坊だ。今も尻尾を千切れんばかりに振りながら、少女の顔と言わず手と言わず、手当たり次第にべろべろと舐め回している。 
「わふ!わう!」 
「わかった!わかったから離れて!誰か助けて~、舐め殺される!」 
「ざんっ!」 
顔中舐められて危うく窒息しそうになった少女が助けを求めると、家の奥からザングースの切那(せつな)が慌てて走ってきて、黒斗を引き剥がした。切那も雄で、性格は黒斗とは違いクールで冷静だ。 
「あ…ありがとう切那…」 
黒斗の怒涛の攻撃から解放されて、少女はようやく一息ついた。しかし、家の中がいつもより静かな事に気づく。 
「あれ?ところで母さん達は?」 
少女が問いかけると、切那が持ってきたメモを見せた。そこには母の字で、『親戚の法事に行ってきます。明後日の昼ごろ帰ります』と書かれていた。少女は記憶を辿るように首を傾げる。 
「そういえばそんな事も言ってたかな?…言ってたかな。とりあえず、着替えてくるね」 
少女は黒斗と切那の頭を交互に撫で、制服から着替える為に二階の自室へ上がった。 
間もなく私服で階段から下りてくると、待ってましたとばかりに黒斗がお気に入りのボールを口に咥えて駆け寄ってきた。キラキラした瞳で見つめてくるグラエナは、どうやら遊びに行きたいらしい。 
「…暑いから外出たくない」 
「ぅわんっ!?」 
ぼそっと少女が呟くと、ショックを受けたのか黒斗はボールをぽとりと落とした。 
「くぅぅん…」 
耳も尻尾も力なく垂れ下がり、情けない鳴き声を漏らす。その様子があまりに大げさで、少女は思わず笑ってしまった。 
「誰も遊ばないなんて言ってないよ?涼しくなってからね?」 
黒斗がポチエナだった頃は家の中でもボール遊びをしていたが、さすがにグラエナとなった今、狭い家の中を走り回らせるわけにはいかない。その気がなくとも、家具やその他を破壊してしまう。 
「わんっ!」 
彼女の言葉に、再び元気を取り戻した黒斗。その後ろでは、切那が壁にもたれて腕を組みながら、「単純な奴」とでも言いたげな冷やかな視線を送っている。対照的な二匹の仕草に、少女はもう一度笑みを零した。ふと壁の時計に目を走らせれば、時刻はちょうど正午を指そうとしていた。 
「そろそろお昼ご飯にしよっか」 
彼女の発した『ご飯』の一言で、二匹の耳がぴくっと動く。ほとんど同時のその反応が可愛らしい。 
切那は嬉しそうにしながらも落ち着いているが、黒斗の方はもはやお昼ご飯の事で頭がいっぱいらしい。ぶんぶん尻尾を振りながら、少女の服の裾を咥えて引っ張り、キッチンに連れて行こうとする。 
「こら!服が伸びる!涎が付く!」 
「ざんぐっ!」 
すかさず切那が飛んできて、黒斗の頭をこつんと叩いた。黒斗は小さく「きゃん」と鳴いて、裾を放したが、もう手遅れだった。流石に穴は開いていないが、咥えられた部分は涎でくたくたになってしまっている。 
「ああ~…」 
軽く呆れた口調で少女は溜息をついた。当の黒斗は悪びれもせず、ちょこんと首を傾げた。 
一見どこにでもあるような、和やかで微笑ましい光景。だがしかし、彼らの関係は一般的なトレーナーとポケモンのそれではない。 




そんな境界線はとうに、越えてしまっている。 




     ☆ 




夜更け。程良く冷房の効いた、少女の部屋。 
仄暗い室内で繰り広げられる、あってはならない光景を、ただ月だけが見ていた。 
「っ…おいで…?」 
ベッドの上で、一糸纏わぬ姿の少女が手招きをすると、それを合図に白と黒の影が彼女に飛びついた。白い影は静かに、黒い影は嬉々として。 
「くぅん…」 
黒斗は甘えるように鳴いて少女の頬に顔を擦り寄せた。大好きなトレーナーに頭を撫でてもらうと、すぐさま秘所にむしゃぶりつく。長い舌を伸ばして、乱雑にそこをべちゃべちゃと舐め始めた。くすぐったい様な、なんとも言えない感覚が這い上がってきて、少女は眉根を寄せた。グラエナの黒いふさふさとした尻尾が、舌遣いに合わせるように振られた。 
「んんっ…」 
「ざんっ」 
忘れるな、とばかりに切那が短く鳴き、少女の顔を片手で固定し口元を舐めた。少女の横に座り、空いた方の手を伸ばし、胸の膨らみに添える。長い爪を器用に使って、切那は彼女の胸の突起を弄りだした。 
爪の間に挟んでぐりぐりと捏ね回したり、爪の先でピンと弾いたり。その間もキスを続け、いつしか舌を絡め合う深いものになっていった。 
「ふぅ…あっ…」 
胸も秘所も、同時に責められて、早くも少女の体は熱を帯び始める。じわり、と溢れ出た愛液を、黒斗は残さず舐め取った。さらに蜜を求めるように、湿った鼻先を押し付け、柔らかな舌を割れ目に捩じ込んだ。がむしゃらに舌を出し入れして、内部を拡げながらも愛液を啜る。水を飲む時のような、ただそれよりももっと粘着質な音が、部屋に響いた。 
「やだぁっ…掻き回さないでっ…」 
少女の泣き声混じりの喘ぎに興奮が高まってきたのか、切那は少々息を荒げながらキスを止めた。視線の先、少女が身じろぎする度に揺れる乳房に、大きく口を開け咬み付く。あと一歩の刺激を待っていた少女に、乳首を掠める鋭利な牙の感触は強すぎた。 
「やっ…イっちゃ……あああっ…!」 
背筋をしならせ、嬌声を上げて達した。その声に、夢中で秘所を舐めていた黒斗も、口の周りをべしゃべしゃに濡らしたまま顔を上げた。気づかいと、期待を込めた眼差しでじっと少女を見つめる。黒斗の腹の下、灰色の毛皮の間に、生々しい肉色が見え隠れしていた。 
「っ…はぁ、…切那、今日は…後で…良い?」 
黒斗の意図を汲み取り、少女は胸元のザングースの頭を撫でながら訊いた。切那はちょっと考えてから頷いた。 
「ざん」 
短く鳴いて、一旦少女から離れた。 
「ありがと。…黒斗、良いよ…?」 
少女はもぞもぞと体を反転させ、四つん這いの体勢になった。首だけで振り返り、律儀にお座りをして待っていたグラエナに呼びかける。 
「わんっ!」 
了承を得て、黒斗は嬉しそうに鳴く。少女の肩に爪で肌を傷つけないように注意しつつ前脚を掛け、侵入を計った。 
人間のものとは明らかに形状の異なる、先端の尖った雄を、濡れそぼった秘所に押し当てる。どくどくと脈打つ熱を感じて、少女は生唾を飲み込んだ。もう一度振り返り、視線を交わす。黒斗は小さく鼻を鳴らすと、ゆっくり腰を進めた。 
にちゃ…。 
「ああっ」 
少女が甘ったるい吐息を洩らす。確かな質量を持つそれが、柔肉を割り進み、やがて根元までしっかりと埋め込まれた。 
「ざんぐっ…」 
黒斗が少女と完全に繋がると、しばらく様子を見ていた切那が再び近寄ってきて、彼女の目の前に昂った雄を突き出した。舐めろ、という事らしい。 
「うん…」 
とろんとした目で少女は頷き、先端から透明な液を滴らせている切那の雄を咥えた。と同時に、黒斗が動き出す。 
「がうっ…わう…」 
荒い息を吐きながら、腰を打ちつけ始める。きつい締め付けを味わうように、初めはゆっくりと、徐々に速く。前脚は少女の腰にまわし、しっかりと抱き寄せる。 
「っふ…んっ」 
突き入れられる度に、切那の雄を咥えたままの口からくぐもった吐息が洩れる。脊髄を駆け上がる快感に、ともすれば意識を持っていかれそうになるが、彼女は耐えて口内のそれを舌で愛撫していく。口に入りきらない分は、両手を使って扱いた。切那は少女の髪に指を絡ませ、目を細めた。 
背後から突き上げられ、前後に揺さぶられる中で、少女は出来得る限り丁寧に奉仕する。唾液を絡め、敏感な裏筋につつと舌を這わす。口いっぱいに雄を咥えたまま、時折反応を窺うように、上目遣いで切那の顔を仰ぎ見た。 
「ぐぐぅ…」 
的確な愛撫に、切那は喉を鳴らすように低い唸り声を上げた。少女の頭に添えた手にも、自然と力が篭もる。それを催促と受け取ったのか、少女は徐々に舐める速度を速めていった。黒斗の腰振りに合わせて歯が微かに当たるが、それすらも快感を呼び、切那を追い詰めていく。 
「ざんんっ……ぐあぁっ」 
ついに限界を迎えた切那は、絞り出すような声を上げて少女の口内に精を放った。少女は噎せながらも必死に苦い液体を飲み下そうとしているが、その間にも彼女の下半身を支配している黒斗の動きは止まる事はなく。むしろだんだんと深く激しくなっていた。そして。 
「がるるぅっ…!」 
「ひあっ…ああああぁっ!」 
ほぼ同時に、黒斗と少女は達した。少女はまだ口の端から白濁を滴らせながら、恍惚とした表情でびくびくと小刻みな痙攣を繰り返す。黒斗はと言えば、彼女の背にぴたりと身を伏せ、気持ち良さそうに舌を突き出して余韻に浸っていた。 
しばしの休息。 
「ざんぐっ!」 
先に息を整えた切那が、黒斗の方を向き鋭く鳴いた。片手をひらひらと振って、交代を促す。 
「わぅ…」 
黒斗は半目で切那を見、しぶしぶといった様子で少女の中からやや萎んだ自身を引き抜いた。離れる際に少女の首筋をぺろりと舐めて、労わる事も忘れない。 
こぷ… 
栓を失った秘所から精液が零れたが、相当奥で出したのかその量は僅かだった。正気を取り戻した少女も、すこしふらつきながらも身を起こした。目の前の、未だ大きさを保っている切那の雄を見て苦笑する。 
「もう…元気なんだから…」 
のろのろと体を引き摺るように動き、ザングースの柔らかい腹に跨った。両手をついて、位置を調整する。切那はあくまでも冷静を装っているが、白い尻尾の先がぱたぱたと揺れている。 
「いくよ…?」 
「ざん」 
天を向く切那の雄の上に、ゆっくりと腰を下ろしていく。一度雄を受け入れたそこは十二分に蕩けていて、難なく切那を飲み込んでいった。自身が半分程埋まった所で、焦れったくなったのか切那は少女の腰を両手で掴んだ。 
「ぐう!」 
力を込め、一気に引き下ろす。 
「きゃあん!」 
自分の体重が結合部にもろにかかり、少女は悲鳴のような嬌声を上げた。切那は身悶える少女の上体を抱き寄せると、咬み付くように唇を重ねた。キスをしながらも、最奥を目指し激しく突き上げる。下半身がぶつかる度に秘部が泡立ち、精液と愛液の混ざった白く濁った液体が溢れ出し、切那の腹を汚した。しかし切那はお構いなしに、少女の胎内を掻き回し、快楽を貪った。 
「ざっ…ぐんんっ」 
「ふあ…はあっ…」 
重なり合う一人と一匹。――と。 
とん。 
「わっふ」 
黒斗が再び少女にのしかかった。興奮気味に尻尾を揺らして、熱い吐息を彼女の耳に吹きかける。 
「…えっ…?」 
予想外の黒斗の行動に、少女は汗を滴らせ振り返る。切那も睨みつけ、抗議の声を上げた。 
「ざんぐっ!ざんっ、ざん!」 
“お前はもう済んだだろ、邪魔すんな” 
「わうぅ…」 
黒斗は言い訳するように小さく鳴いて、大きさを取り戻した自身を彼らの結合部の上、少女の後穴に宛がった。秘部から溢れる愛液と、自身の先走りの液を、馴染ませるようにそこに擦りつける。 
「ぐぅ…」 
彼が何をしようとしているか理解した切那は、一転してにやりと笑った。単細胞の黒斗にしては、随分面白い事を考えつくじゃないか、と。 
「ちょ、ちょっと…!」 
一瞬遅れて、少女もこれから行われようとしている事を理解したらしい。若干青ざめ、身を捩って逃れようとするが、上下から押さえつけられていては満足に身動きがとれない。 
「がうっ!」 
タイミングを計り、半ば無理やり、黒斗は自身を滑り込ませた。 
「……っ!かはっ、」 
圧倒的な圧迫感に少女は目を見開く。彼女はそこを拡げられるのは今回が初めてではなかったが、やはり多少の痛みはあるようで、苦しげに顔を顰めた。黒斗は小さく抜き差しを繰り返し、慎重に、だが確実に自身を埋め込んでいく。反射的に逃げようとする少女の体を切那がしっかりと抱き、黒斗の侵入を助けた。 
「はっ…ぁあっ」 
やがて少女の下腹には、二本の楔がその身を埋めた。彼女は大きく深呼吸して、なんとかその感覚に慣れようとしている。 
と。何の前触れもなく、少女を挟んで、二匹が一斉に動き出した。 
薄い内壁を隔てて、二つの雄が擦れ合い、行き来する。同時に突き入れられれば少女は声にならない喘ぎを洩らし、ばらばらに揺り動かされれば甲高い声で啼いた。黒斗は最初の方こそ遠慮を見せていたものの、すぐに本能のままの激しい注挿に切り替わる。蹂躙され続ける少女の秘部からは尋常でない程の愛液が流れ出し、シーツに染みを作っていた。 
「ひうっ…はあっ、あん」 
艶めかしい嬌声と、荒い獣の息遣い、そして耳を塞ぎたくなるような水音が、薄暗い部屋に響いていた。淫靡な音色が、精神までも犯していく。 
前後の穴を同時に犯され、少女は何度も達するが、飢えた獣達は動きを止めてはくれなかった。彼らもいつもと違う感覚に酔いしれ、余裕をなくしているのだ。 
延々と続く供宴の中、先に限界を迎えたのは切那だった。 
「ざっ…ぐうぅっ!」 
少女の子宮口へぐっと自身を突き込み、身を震わせる。二度目とは思えない程の濃い大量の精液を、少女の中へ注ぎ込んだ。 
「がう、ぐるるるっ!」 
続いて黒斗も、少女の腸内へと勢いよく精を放つ。 
「ぅあ、あああああーーっ!」 
容赦なく続く二つの射精に、今日何度目かわからない絶頂を迎え、少女は掠れた喉から悲鳴にも似た叫びを紡ぐ。本来、ヒトに注がれるべきではないそれが、少女の体内を満たしていった。 
「ぁ…あー…」 
体力も限界に達し、少女は半ば意識を飛ばして切那の上に倒れ込んだ。がっくりと力の抜けた体を、切那は絶頂の余韻に浸りながらも優しく抱きとめた。その上では黒斗が硬さを失った自身を抜き去り、二人の隣に身を伏せた。 





カーテンの隙間から、白みかけた月が弱い光を投げかけていた。 
堕ち切った彼らを、嘲笑うかのように。 




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チューベローズの花言葉:危険な快楽 


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