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ガマンガエン の変更点


#author("2023-12-30T07:13:10+00:00","","")
#author("2023-12-30T07:31:05+00:00;2023-12-30T07:13:10+00:00","","")
''注意事項''
-♂同士の露骨な性描写があります
-大量射精、臭いフェチ要素があります
-[[Let's ライ〇ップ!]]、[[肉体改造の果てに]]に登場するレントラーとガオガエンのお話です。先にこの2作を読むのをお勧めします




&size(30){''ガマンガエン''};




「頼むレントラー! 俺様のチンポにマッサージしてくれ……!」
 強面を紅潮させたガオガエンの急なお願いに、俺は目をぱちくりした。



 俺の伴侶は名&ruby(ヒール){悪役};として活躍するプロレスラーのガオガエンだ。高さは二メートルを大きく超え、筋骨隆々な自慢の肉体で豪快な悪役のパフォーマンスに華を添えることから、プロレスファンでなかった俺ですらその存在を知る程に有名ではあった。
 そんな彼とふとしたきっかけで出会った無名の俺だが、なんと彼から直々に交際を申し込まれて思わず飛び上がってしまったのは今でも昨日のことのように覚えている。これもひとえに、あのとき苦しい思いをして鍛えた末に手に入れた、自慢のマッシブな肉体のおかげだった。
 このことをきっかけに俺はプロレスの世界を知り、そしてジムでの鍛錬期間に会得したマッサージ技術が、ガオガエンのさらなる飛躍の助けとなって所属するプロダクションにも認められ、種族は違えど同じネコ科で筋肉自慢な俺たちは一層愛を深めてついに伴侶の契りを交わし、今に至る。試合のある日は欠かさず見に行ってはアフターケアに精を出し、オフの日はジムに通って週二回自身の筋トレをしつつ、プロダクションの方針で科せられたガオガエンのトレーニングにも付き合い、ついでに一緒に筋トレしたりと幸せな日々を送っている。


 ある日の宵の口、ガオガエンのトレーニングを終えてふたり揃って帰宅する。それまで実家で兄貴と暮らしていた俺は交際を機に実家を出て、今は愛の巣であるガオガエンの家で暮らしている。ドアに鍵をかけ、カーテンを閉め切れば、誰にも邪魔されないふたりきりの時間。押し込めていた昂りを解放するままに、俺は後ろ足で立ち上がって彼に抱き着いた。ガオガエンも俺の背中に手を回し、ざらつく舌を絡め合わせる。ガオガエンの高い体温とごわっと硬めの毛皮、筋肉の凹凸、熱い吐息、異なる涎の味、筋トレで流した雄の汗臭さ、これらが一気に俺を酔わせてくる。名残惜し気に粘ついて離れる舌。前足を地に着くと、ガオガエンは舌なめずりして佇み、俺に自慢の肉体を見せ付け始めた。
 筋トレを終えた直後でパンプアップされた筋肉はより大きくなり、汗を含んだ毛皮によって普段見えない凹凸がはっきり見えている。湯気として立ち上る汗に濃厚なフェロモンが乗り、彼の周りの空気は魅惑の臭いを放つ。肩回りや腕の逞しさは言うまでもない。彼の分厚く盛り上がった胸板と、毛皮の模様に沿うように割れた腹部の六つの隆起に自ずと目が行く。普段透視してやっと見える脇腹のギザギザな腹斜筋も、今だけは濡れた毛皮にうっすら浮いていた。背中を向けて飛び込む、大陸のように広く隆々とした背筋。行ってくるぜ、とプロレス会場の控室へ歩いていく後姿の逞しさに胸を高鳴らせた光景がそのまま間近にある喜び。その下には長い尻尾と存分に筋肉で引き締まった魅惑の尻。一見上半身より控え目に見える足も分厚い筋肉に覆われ、特に二足歩行ならではのダイヤモンドカーフと呼ばれているふくらはぎ上部のボコッと丸い筋肉は、四つ足の俺でも惚れ惚れする。振り向き様にニカッと笑顔を見せる愛しい雄。試合中の邪悪な雰囲気が嘘のような、豪快でお茶目な一面こそありのままの彼だ。
 ガオガエンは再び正面を向き、俺に股間を近づけた。
「おっと、手ぇ出すなよ」
 いきなりお預けを食らう。もわあっと強い雄の臭いが鼻を支配する。けど嫌な臭いじゃない。ひくひく鼻を動かすと、反射的に歯茎を見せながら大口を開いて息を吸ってしまう。難しい言葉だと「フレーメン反応」って言うらしい。こうするとフェロモンを感じ取れてしまう。だがそこまでしなくとも彼から大量のフェロモンが出ているのは間違いない。皮を被って垂れ下がるチンコやでっぷり大きな赤黒い鈴カステラから発せられる臭いは、嗅いだだけですぐ尿由来だけでなく我慢汁由来も大いに混じっているとわかる。俺や関係者のいないところで密かにチンコを大きく膨らませてムラついてたんだな。そんなことまですぐわかってしまう程に、俺たちは深い関係になっていたってわけだ。
 目の前のチンコが脈打ちながらどんどんでっかくなっていく。顔を出した赤い先端は無数の突起が目立つ、ネコ科ならではの特徴を強く残していた。鞘からどんどん赤く露出し、頭をもたげていく。臍の位置を大きく越える程の長さと丸太のような太さの勃起は、筋骨隆々の大きな体に見合う迫力で脈打っていた。強面は紅潮して、興奮を露にしていた。
「頼むレントラー! 俺様のチンポにマッサージしてくれ……!」
 急なお願いに目をぱちくり。こんなことをお願いされるのは初めてだった。
「別にいいけど、なんだいきなり……?」
「レントラー、お前がいてくれたから俺様は試合でさらに輝けたんだ。だからお礼に、お得意のマッサージでチンポ刺激されてよがり狂うところを……お前に全部見せ付けてぇ……」
「お前、そういう一面あったんだな……」
 今まで俺に見せたことのない伴侶を目にして、驚きを隠せない。ガオガエンはさらに息を荒げる。目の前のチンコが物欲しそうにヒクヒクした。あっという間に驚きより欲望が勝ってしまい、俺は思わず生唾を呑んだ。
「いいぞ……考えただけでクソエロいことになりそうだな……」
 俺のチンコも期待に鞘からムクムク顔を出した。



 ガオガエンは一段高くなった寝床の脇に置かれた椅子に座り込み、足を大きく広げた。俺が寝床へ上るとマッサージしやすい位置に性器が曝け出され、お膳立てしてくれている。意外にも、交尾以外ではフェラしか彼のチンコを刺激したことがなかった。未知の快楽に、高鳴る胸の音が聞こえるような心境だった。
 恐る恐る、前足を&ruby(、、){患部};に押し当てる。彼の熱さと硬さ、脈が直に伝わってきた。突起の目立つ立派な患部を、ゆっくり揉み始める。
「うおっ! いい……っ!」
 厳つい表情が歪み、逞しい肉体が震える。足裏に、熱く息づく雄の躍動を感じる。
「俺様……お前にチンポ揉まれて、限界まで我慢して気持ちよくなりてぇんだ……! だからチンポとタマ以外は刺激すんじゃねぇぞ……その代わり俺様のエッチなニオイ嗅いだりとか、アガらせること言ったりとか、その目で俺様のザーメンアガってくのを見たりとか……その辺は好きにしていいぜぇ……」
 ガオガエンは完全に俺に身を委ね、無抵抗に屈強な肉体を曝け出した。なんたるサービス精神だ。
「わかったぞ……磨き上げた俺のテクでお前を世界一エロい雄にしてやる……!」
 あークソッ! この段階でも十分エロっ! ここからさらにエロくなるなんてワクワクしちまう! でもまずは軽めの刺激を与えていく。
「ぅ、くぅ……!」
 ぐっと口を噛み締めている。揉まれる刺激に膨らんで、突起に囲まれた先端の出口が開き始める。
「気持ちいいのにまだ乾いてるのか? ねっとりしたエロ汁はいつ出てくるんだ?」
「ぐぅ、それは……うっ!」
 揉み続けるチンコは一瞬硬くなり、尿道に沿う太い筋がプクッと大きく膨れる。同時に先端から、粘度の高く透明な汁が先走る。それを先端に塗ると、表面の突起が足裏に食い込む。
「そこっ、いいっ……!」
 厳つい顔立ちを緩ませ、ビクンと跳ねる。刺激されて漏れる粘りによって、どんどんぬめる部分が広がる。チンコを揉み続けていた前足を持ち上げ、ねとーっと糸を引くところを見せ付ける。俺より断然濃くて粘る、炎タイプならではの特徴。卑猥な粘りを見せられたガオガエンは表情を歪めて呻き、ムキッとチンコを膨らませながら新鮮な粘液を腹筋の窪みに垂らした。いちいちエロすぎるから、俺のチンコもノータッチでギンギンだぞまったく。ガオガエンの発する体臭が俺の鼻に容赦なく飛び込んではフレーメンを誘発し、濃厚なフェロモンに頭がクラクラしそうな程心地よくなる。俺のチンコが喜びに脈打って寝床を汚しちゃってるのは見るまでもない。
「あ、は、あぁっ!」
 ガオガエンも喘ぎながらフレーメンの情けない表情を見せる。ナルシストな一面があるが故に自己肯定感が強いし、自分の体でも興奮するから、常に俺より強いフェロモンを発することによって勝手に自分から高まるだろう……あ、チンコがドクンと膨らんだ。
 筋トレで流した汗由来のTゾーン臭は大きな変化こそ見られないが、滲み始めた発情の発汗でよりフェロモン臭が強まるだろう。一方チンコ由来の臭気は、揉まれ始めてからその質感が少し変わった。我慢汁が主体の、彼が交尾中に気持ちよくなって射精に向けて汚れるときと全く同じエロい雄の臭いは、いつまでも嗅ぎ続けたいくらいに好きだ。
 ここでやっと、赤黒い金玉に目を向ける。性感を受けて硬くなっているその部分に、片方の前足を乗せて慎重に揉む。中に収まる大きな睾丸が、袋越しにプリプリ硬めの感触を伝える。なんていい揉み心地だ。
「タマとチンポっ! めちゃ気持ちいいっ!」
 ガオガエンは手と足に力を込めて、座面に着いていた尻を浮かせる。不意に性器から離れて寝床に着いた俺の前足が、塗れた粘液のせいであわや滑りそうになった。眼前にそびえるチンコから漏れ出す透明な粘り気と強い臭気。ああもうヤバい。俺はたまらず舌を伸ばして熱い表面を汚す粘りを一舐めしてしまう。
「あっやめっ!」
 顔を歪め、ドスの利いた声が上ずった。刹那にバキバキ筋張って、脈打った瞬間に噴き出た我慢汁が宙を舞ってから卑猥なレスラーに着弾する。俺の舌から口内に、絡み付くような粘り気と塩気、強い臭みが広がった。パワフルに脈打つチンコといい、どこまで雄を主張するんだこのエロレスラーは! やがてムキムキな四肢が力を失い、再び彼は椅子に座る。
「舐めんの反則だろ……!」
「悪い、ついベロが出ちまった。お前があんまりにエロすぎるからよ……」
 汚れた前足を舐めつつはにかんだ。続き頼むぜと言わんばかりに、ガオガエンのチンコが脈打つ。前足で程よく刺激しながら、初めて目を光らせる。外から見えない全貌が、俺の目に映った。
 赤黒い陰嚢の中に収まる睾丸は、ガオガエンの強面やレスラーたり得る屈強な肉体、そして旺盛な性欲を生み出すに相応しい大いなる熟れた雄の果実として、その存在感を主張する。睾丸すぐ隣の袋状の部分は副睾丸と呼ばれる精子の貯蔵庫。交尾やオナニーでチンコが気持ちよくなると、ここから長く伸びる管を通って前立腺へと流れ込み、あのむずむずした感覚を引き起こす。いきり立つチンコの根元、膀胱から伸びる尿管との合流点に居座る前立腺も俺のより大きく、ここで白い分泌物と混ざって精液になる。量の多さも納得の大きさだ。時折透視で彼の性器の内部を見る事はあれど、エッチの最中にまじまじと見るのはおそらく初めてだ。俺のですらクッソエロいのに、パワー全開なガオガエンとなれば、そのエロスは強すぎて未知数。これから愛しい雄に起きる変化に自ずと高まる期待。
「ザーメンアガってそうかぁ?」
 ガオガエンはよがりながらも透視する俺に訊いてくる。
「いや、全然だな」
「だよなぁ……っ……まだキンタマムズムズしねぇもん……!」
 とは言いながら、気持ちよさそうに息を荒げて楽しんでいる様子。
「でもお前くらい力強かったら、もう精子の一つ二つ漏れてるだろ、このエロ汁によぉ……」
 なんて言った側から、立派な雄を主張するトゲトゲの筋張ったチンコが気持ちよく膨れて雄々しく汚れる。一方で、汗だくの毛皮で火照った筋肉を強調させながら雄臭い蒸気を発している屈強な肉体。それらを惜しげもなく晒しながら快楽に悶える愛しの伴侶。まだイく気配がないのに卑猥過ぎて、俺は衝動を抑え込むのに必死なんだ。なのにお前は気持ちよさを存分にアピールしやがって。でもやっぱりそんなところが愛おしい。俺にとっては世界一エロい雄だ!


「なぁ……そろそろ電気マッサージにしてくれねぇか……!」
 ガオガエンが自ら電気マッサージを求めてきた。爪先から電流を流してコミュニケーションを取るルクシオの習性を応用したマッサージは、常日頃ガオガエンにも行い、効果の高さからプロダクション公認を受けた俺の特技。とはいえ、敏感なチンコに対しての効果はわからないのが正直なところ。
「……わかった」
 求められている以上、やるしかない。傷付けないよう注意を払いながら極限に弱い電流を流す。
「うおぉ! いいぜぇ!」
 ガオガエンは喜んでいる。先走りに汚れた雄々しいチンコが強く張り詰めて躍動し、漏れる我慢汁を増やした。
「この刺激っ! ザーメンキちまうなぁ!」
 ガオガエンのよがりは激しくなり、生臭い涎を滴らせながら舌を出す。プロレスの試合後とは大きく異なる卑猥な雄臭さを発しながら、屈強な雄の遺伝子を噴き上げようとどんどん膨れ上がって立派になるチンコを曝け出し、快楽にのめり込むマッチョ。その姿に触発されて俺のチンコもさらに膨らみ、ギンギンに張り詰めて勝手に快感を生み出し、寝床の藁が我慢汁を吸い続けてじっとり汚れていく。熱を持った体から汗が滲み出し、俺の興奮した体臭が、伴侶の強い臭いに混ざって鼻に届き出した。
「あっあ……! キンタマ……アガってきそ……っ!」
 嬌声を発しながら自分のパンパンなチンコを見つめるガオガエン。透視すると、確かに副睾丸から流れ出すものを捉えた。
「ずっとぉ……気持ちよく、なりてぇっ!」
「『がまん』するかぁ?」
「おうよぉっ!」
 ガオガエンは俺からもたらされる命の営みに抗おうと、歯を食いしばって「がまん」を始める。鼻や歯の隙間から荒い呼吸音が立ち始める。
 俺に向かって曝け出された陰嚢は、深いしわができるくらいに縮まって中の睾丸を体内に押し込めている。チンコは施術前より一回り大きく膨れて張り詰め、血管や裏筋、先端の突起もその凹凸をくっきり浮き立たせて惚れ惚れする程に力強く卑猥な姿になっている。
「ふぐーっ!」
 眉間に皺を寄せ、噛み締めた口から嬌声を漏らす。ドクンと前足に伝わる強い脈動はもうすぐ出すぞと主張するかのようで、先端から噴き上がる我慢汁は、純粋な粘液にジェルのようなものが混ざり出す。チンコの臭いも、我慢汁が蒸れてフェロモンむんむんの交尾臭に、つんと刺激的なものが混ざり始めてきた。漏らしたての体液を前足に付けて舐めると、塩気と臭みの中に感じる馴染みの渋味。確実に、彼の仔は漏れている。そもそも若くて血気盛んなレスラーだ。さっき彼に言ったように、ねっとりしょっぱい汁を漏らした段階でも透視で気付かないレベルで既に混ざっていたかもしれない。一秒でも長く俺に気持ちよくされたいばかりに、力強い猛りから少量ながら確実に雄臭い遺伝子を漏洩させた状態の、無駄な足掻きとも取れる「がまん」を繰り出す彼が、滑稽であり愛おしい。……なーんて冷静に綴ってるように見えて、俺も奴のエロさにバクバクハアハアしまくってどうかしちまいそうなんだよ!
 興奮の真っ只中、透視で映り込んだのは無情な現実。前立腺にどんどん精子が送られ、そこに白い分泌液が混ざって溜まり始めていた。
「ううっ、ふーっ! ふぅーっ!」
 目に涙が浮かんでも必死に抗おうと悶えるガオガエン。つい止めてしまうと、喘ぎ混じりに睨んだ。
「止めんじゃ、ねぇっ……!」
 そういうことかよ。俺は電気マッサージを再開した。途端に悶え狂うガオガエン。俺の前で情けなく喘ぎ散らしているのに、屈強な肉体と快楽に汚れた雄臭さ、限界まで張り詰めたチンコの雄々しさは強調されていて、そういうところが、&ruby(ジ・エンターテイナー){生粋のプロレスラー};なんだよ。お前が俺に捧げる最高のパフォーマンスのお陰で、俺のハートもチンコもヤバいんだ。こうなったら伴侶としてお前を宇宙一エロい雄にしてやる!
「ぐ、うぅ……!」
 涙を流しながら目を細め、背中を丸めて腹筋を一層目立たせるガオガエン。漏れるものがつんと臭い透明なジェル状になって、いよいよそのときは近い。前立腺の中もたっぷり溜め込まれているのに、容赦なく流入は続いて睾丸は空っぽになりそうな勢い。そんなの見ちゃったら、俺のチンコもムズムズしてきやがる。
「ふ、ぐ、ぐうっ!!」
 ガオガエンが力を込めて雄臭い筋肉を盛り上げる。前立腺は限界を超えて出口が開き、尿道に最も濃厚なレスラーの遺伝子が流れ込む。
「ふうっ! ふうっ!! ふうっ!!」
 必死に耐えようと息を荒げるガオガエン。それでもじわじわ流れ込み続け、彼のチンコはとどめと言わんばかりに膨らんで雄々しく張りを強め、押し出される粘りが徐々に濁る。俺もこの身をもって経験している。気持ちよくないわけがない。俺も彼とシンクロして誇らしく張り詰めたチンコに子種が流れ込む猛烈な快感に悶える。
「う、ぐ、ぐうっ……!!」
 ついに先端から白く青臭いジェルが顔を出す。なのにまだ、「がまん」は続いている。でも俺はもうそれどころじゃない。目の前で繰り広げられる過激な快楽の&ruby(オーバードーズ){過剰摂取};によって、一切触ってないパンパンのチンコから濃厚な白濁がブリブリ漏れて寝床に滴った瞬間、俺は狂おしい爆発の快楽に見舞われる。
「っぐ……!!!」
 なるべくガオガエンを刺激しないよう声を抑えた。咄嗟に彼の身にかからないよう覆った尻尾目がけて猛烈な勢いで噴射し、足元一帯に飛散する。まだ耐えているチンコを流れ下る、強い子供達がひしめき合う溶岩のような白いジェルが、俺の前足に付着して熱を伝え、俺が噴射したものよりも格段に強い臭いを発する。金玉まで流れ下っても暴発せずに隆々と聳えるガオガエンの立派な塔の如きチンコは、俺の目に強く焼き付いた。
「……ッグオオォォォォォォォォォ!!!」
 大きく吼え、快楽に屈する形で彼の我慢は解かれた。漏れる量が少し増えた刹那、チンコが最も大きく張り詰め、猛烈な衝撃を伴って前立腺周りが収縮し、ブシャッと音を立てて噴き上がる。その勢いたるや、天井に強く当たって四方八方に散り、青臭い雨となる程。さすがはプロレスラー。普段の交尾ですら俺の中で射精すると痛いくらいのパワーがあるのに、俺のマッサージと彼の「がまん」でバフかけまくった末の桁外れの威力の噴射を見せ付けられたら、つくづく俺の体内じゃなくてよかったと青ざめてしまう。それを抜きにしても、眼前で強面を蕩けさせつつ豪快に雄の営みを遂げて白く汚れるガオガエンが、言葉にできないくらいにエロい。これぞ宇宙一。そんな彼と結ばれた俺は本当に幸せ者だ。



 目の前で起き続けている噴出は次第に勢いを弱め、宙を舞わずにチンコの表面を流れ下り始めて、雄々しい我慢の限界寸前に流れた白を見る間に上塗りしていった。中身が空っぽになってもなお立派な金玉もろとも白くなり、噎せ返りそうな程強く癖になる臭いに、反射的にフレーメンになって頭をクラクラさせた。
「やべー……自分の体なのに俺様めちゃエロかったぜぇ……お前のおかげでチンポが最高に気持ちよく爆発しちまってたまんねぇ……!」
 ガオガエンの大きな手で頭を撫でられる。彼の汚れが頭に付着して塗り広げられるが、気にしないどころかむしろそれを望んだ。
「俺も目の前で、ザーメンが溢れても必死に耐えた末に、豪快にぶちまけて喜ぶクソエロいお前が見れて最高だったぞ……!」
 脳裏に焼き付いたその一幕を思い返し、目を輝かせた。
「お前の汚れと臭いを、体に染み付かせたい……」
 俺はガオガエンに近づこうとするが、向こうが椅子から立ち上がって寝床に乗り込んできた。そして俺を背中から抱き締めながら雄臭く汚れた毛皮と筋肉を擦り付ける。体、汗、ザーメン、いずれも俺を上回る臭いに支配される。筋肉質で立派な二匹の雄猫は絡み合ってさらに汚れ、時が経つのを忘れる程の快楽に溺れたのだった。



 ――後日、ムンムンとフェロモンを漂わせて発情したガオガエンが、俺に迫ってきた。
「なぁ……また俺様のチンポに電気マッサージしてくれ……」
 先端の突起がくっきり浮き立つ程に硬く勃起した立派なチンコを突き出してアピールする。その卑猥な雄々しさに俺も次第に興奮するが……。
「チンコに電気マッサージは、金輪際しないぞ」
「は? なんでだよ!?」
 心を鬼にした俺に、ガオガエンは詰め寄ってきた。はぁ、とため息を一つ。
「あれから調べてみたけど、チンコに電気を流すのは早漏の治療法なんだとよ。お前は早漏じゃないし、逆に遅漏の原因になるって書いてあったぞ」
「マ、マジ!!?」
 ガオガエンが青ざめていくのが目に見えてわかる。チンコも恐怖に力を吸い取られているようだ。
「お前は今がちょうどいいんだ。電気マッサージがなくても、違う方法で気持ちよくしてやるからな」
 ガオガエンのチンコを涎たっぷりの口と舌で弄ぶと、途端に雄々しい屹立を取り戻す。愛おしい急所の味と臭いに、俺も興奮が突出してきた。
「エロいしゃぶり方するじゃねぇか……よーし、じゃあお前のフェラで限界まで気持ちよく耐えてやるぜぇ……!」
 ねっとりしゃぶり続けている俺の頭を、大きな手が撫でる。すっかり昂った精悍な赤い雄虎が、さらに物欲しそうに俺を見つめていた。やっぱり彼は、宇宙一雄々しくてかっこよくてエロくて愛おしい、俺の最高の伴侶だ!




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【原稿用紙(20x20行)】	24.6枚
【文字数(空白改行除く)】	8581文字
【行数】	117行
【台詞:地の文 台詞率】	50:57行 47% / 1350:7231文字 16%
【かな: カナ: 漢字: 他: ASCII】	4425: 1007: 2354: 787: 8文字
【文字種%】	ひら52: カタ12: 漢字27: 他9: A0%
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