ポケモン小説wiki
カラタチトリックルーム怒涛編短編 の変更点


[[狸吉]]作[[からたち島の恋のうた・怒涛編短編>狸吉#l9f0dc98]]用の自己パロコーナーです。
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*『[[悪夢のダンジョン]]』トリックルーム  [#k5476e4a]
**『全国のハルヒ子さんたちごめんなさい』 [#l50ab796]

 私はホウエン地方、キンセツシティ北の111道路沿いに住んでいる者だ。((カチヌキハルヒコさん。もちろん『悪夢のダンジョン』の晴彦とは無関係。))
 家族全員がトレーナーで、キンセツから煙突山方面に旅をするトレーナーたちを相手に連戦式の腕試しをしながら生活している。
 アニメなどでも紹介されたことがある((AG編第46話『かちぬきファミリー! 4VS4!!』))ので、私たちのことをご存知の方も多いだろう。

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 ところで実は最近、私を悩ませていることがある。
 挑戦者たちに名乗りを上げた途端、相手のトレーナーたちが突然吹きだしたり、クスクスと笑い出したりするのだ。
 そればかりか、母や妻や娘までもが私を指差してヒソヒソと囁いたり笑いあったりしているようで、非常に困惑している。
 微かに漏れ聞こえた話を総合すると、どうやらネット小説なるものと何らかの関係があるらしいのだが、パソコンに疎い私には何のことやらサッパリ分からない。
 気が付けば相棒のジグザグマまでもが、クックックと薄気味の悪い笑いをし出した。いったいどうしたものやら。

**『外道の道はどこまでも』 [#g26bc4d5]
「お前さんにゃ明日っから俺の馴染みの店で、飢えた野郎どもにご奉仕する仕事に付いて貰うんだからな。今晩中に念入りに仕込んでやっから、お前は黙って俺に全部任せときゃいいんだよ」
 こ、こいつ、僕を売春宿に売り払うつもりだ!!
「ち、違う、違う!」
「違わねーよ。記憶もねぇくせに知ったかぶんなよ」
「聞いてよ! 僕は男だ! 男なんだよ!? 男をそんなところで働かせて、何をさせるつもりなのさ!?」
「はぁ!? オトコ!? 雄ってことかよ。ギャハハハハ! こいつぁいいや! そういうの好きな奴が喜ぶぜぇ!!」
「需要、あるんだ……」
「おうあるある。無問題無問題。ほんじゃ、そういうことでっと」
「あ゛ーーーーーーーーーーっ!?」


**『ああ、ダンジョン』 [#ze8be5c1]
((元ネタは1988年にファミコンで出たサイケなアドベンチャーゲーム『東方見文録』のエンディング。同人ゲームの『東方』シリーズとは無関係。詳しくは→ttp://www.youtube.com/watch?v=n5Zn8BJYH0E))(グロ注意)

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 気が付くと晴彦はトレジャータウン……でしょうか、どこでしょう?
 不可思議な海岸に打ち上げられているのでした。ポケダン世界のはずですが。
「とうとうやって来たぜ、ポケモンだけの世界へ。しかしこりゃ……本当にメチャクチャだぜ、こりゃ」
 見渡すと、遠くの方に誰かいるようです。
 それは、エンジュ言葉で話すメガニウム((『GrassKnot』のメガニウムさん。元ネタに京都弁の芸者ガールが出てくるため特別出演。))でした。
「ちょっと聞くけどここはどこなの?」
 メガニウムはいきなり、前足を揃えて跪くのでした。
「エコノミックダンジョンへよーこそおこしやーす」
「や、やめろー! こんなところで。お前はいったい何モンだ!?」
「えろうお疲れどすなぁ。ワチキの家へおいでやす」
「じゃあ遠慮なく、連れて行ってもらうぜ。ギルドにでも行くのかよー」

 ■

 連れて行かれた先に現れたのは、一匹の太った中年ジグザグマでした。
「余は狸吉じゃ。この国の神じゃ。そちをA級ナンパ者として認めるぞよ。よーこそ我がダンジョンへ、心厚くもてなすぞよ」
「何が神だ、このタヌキ野郎。なんだ、その中年太りは。いい加減な事言うんじゃねーぜ!」
「まー、そーカリカリするでないぞ。余は神じゃ。余は全能じゃ。お前は気付いていないようじゃの。そちは夢の漂着者なのじゃ。お前も今日よりダンジョンの住民として、我らと共に暮らすのじゃ。遠慮はいらん。我らのもてなしを受けよ。皆の者、このキルリアを218号室((マグマッグの全国図鑑№より。))に通せ」
「やめてくれーっ、僕は、僕はお前らと一緒に暮らすなんて、まっぴらだ! 僕は帰るぜ。帰ってみせるぜー! ダンジョン暮らしなんか出来るかよー!」
「バカモノ! ポケモンを犯したもの((元ネタでは時を犯した者=時空犯罪を犯した者であり著しく意味が違うw))は全て、あのダンジョンに収容されるのじゃ。お前も、あのダンジョンのモンスターハウスを与えてやるぞよ。悪い暮らしではないぞよ」
 晴彦は中年ジグザグマに羽交い絞めにされて、ダンジョンの中にズルズルと引きずられて行くのでした。
「晴彦よ、お前はこの下層の218号室に住むが良い。なかなかの住み心地じゃぞ。過剰な部屋じゃがのー。&color(red){マグマッグ小屋};と我々は呼んどるが」
 そしてダンジョンの奥深く、石壁に囲まれた部屋に通されるのでした。
 部屋の中には、大勢のマグマッグが犇めき合っています。
 ぬめぬめと蠢く度に、異様な臭いのする湯気が湧き上がってきます。
「これは狸吉さん、お戻りですか」
 マグマッグの一匹が、仰々しく最敬礼するのでした。
「このキルリアですか? 新しい漂着者とは。A級待遇でございましたね」
「オー、そうじゃ。A級じゃ。熱くもてなしてやれ」
 と言うや否や、ジグザグマは晴彦をマグマッグたちの中へと放り込んだのでした。
「天晴れ天晴れ、ポケモンサウナじゃ。ダンジョン良いとこ一度はおいで。チョイナ、チョッチョッリーナ♪」
「ギャーーーーーーッ!? 何が良いとこなんだ!? お前らは狂ってるぜ!! ここはポケダン世界じゃねーのか!? ポケダン世界だろ、ポケモンだろお前らは!? こんなのポケダンじゃないぜ! こんなのポケダンじゃないぜ、こんなのポケダンじゃない……

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■完■
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#pcomment(怒涛編TRコメント帳)

IP:119.150.181.226 TIME:"2011-11-16 (水) 08:06:36" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%83%81%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%80%92%E6%B6%9B%E7%B7%A8%E7%9F%AD%E7%B7%A8" USER_AGENT:"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; YTB720; GTB7.1; Sleipnir/2.9.7)"

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