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イーブイ男子の特殊事案 の変更点


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第十一回仮面小説大会 官能部門3位入選作品
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by [[LuckyAsu]]


このお話には &color(black,black){  BL  }; &color(black,black){オメガバース}; &color(black,black){顔面騎乗位}; 等の表現が含まれています。
地雷がございます方は反転して確認してくださいますようお願いします。


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 side イーブイ


 ポケモンと人間が仲良く暮らす『モンスターボール』が存在しない世界、いや、本当は存在していてボールによっては快適空間なので使用するポケモンはいるけど、少なくとも僕はモンスターボールを使用していない。
 なのに僕は捕まっていた。悪い集団に捕まって2年くらい密閉式の水槽のような檻の中の生活、食事は安物のポケモンフードだけ。朝ご飯を食べ終わると檻の外に出される。壁と床が白くて黒板とその前にいる白衣の人間、様々なサイズの簡易的な机に大量の教科書が乗っている。施設に連れてこられたポケモンは、この教室のような場所で就寝時間まで勉強をさせられていた。勉強と言っても理解できる内容ではなくよくわからない専門用語が飛び交っている。何となく授業を受けていると周囲のポケモンが絡んでくる、小さいポケモンから大きなポケモン、よくわからないけど愛想を振りまいて上手くやり過ごしていたはずだった。時刻は夜頃、イーブイが僕の顔を見つめている。

「ねえねえ! あそぼう?」

 勉強するふりをする僕の机に前足を乗せ遊びを要求するこの子に「遊ばない」と伝え、教科書の下に埋もれた。よくわからない勉強をさせられて疲れているのに遊ぶ気力は無かった。僕は捕まる前からちょっと問題児だったらしくて、周囲からも見放されていた気がした。それでいいと思う、捕まったのも真夜中にコンビニへ買い物へ行ったからだったりする。そんな問題児なポケモンを集めたのなら、この子も真夜中に外出する問題児なのか? とてもそうとは思えない。

「なんで遊ばないのー?」
「遊ばないから遊ばないの」

 僕は喉を押しつぶされたような声でゆっくり答える。がっかりした声で話す子供っぽいイーブイはそのまま10分くらい僕の隣でぺたんと座っていた。直接見ていたわけじゃないし時間も正確に分からないけどね。

 僕が体を起こすと頭の上に乗せられた教科書が白い床に落ちる。左右を確認するとぺたーと座ったイーブイがつまらなさそうに顔を床に擦りつけていた。
 つんつんと前足でイーブイの頭を触るとゆっくりと起き上がる。目が半分くらいしか開いていないから寝ていたかな。

「寝てた?」
「ふぁ……ねてない……あそぼう?」

 寝起きのふやふや声で誘われた僕は気まぐれで「いいよ」と軽く返事をした。何して遊ぶのかさっぱりわからないけど。

「ぼーるあそび……したい……」
「ボール……ある?」

 周囲を見渡すがボールは見当たらない、というより僕達以外のポケモンが夕ご飯の時間でいないという始末だ。みんな帰ってしまったので僕も帰りたくなった。

「ボール……!」

 イーブイは檻がある部屋ではない別の扉へ走っていく。寝ぼけて変なことをするに違いない。駆け足で追いかけるが既にイーブイは扉の向こう側、廊下を走っている、僕も後をついて行く。

「ボールあったっ!」

 先を見つめると壁にかけられた小さいポケモン用のボールが袋に入れて壁にかけられていた。何となく幼稚園を想像した、イーブイだから間違ってないのだろうけど。少なくとも僕の年齢は中学生くらいだと思いたい、ボール遊びをしたがっていたイーブイは……どうなんだろう、ちょっとにやけてしまった。

「ボールあったねー」
「あったよぼーる! えへぇ、あそぼー!」

 もちろん僕達を捕まえた施設の人間が廊下の奥からやってくるのだが、こちらを振り向いたイーブイはそれに気づくわけもなく、イーブイからボールを奪い鼻先ドリブルで来た道へ急いでUターンする。

「待ちたまえ!」

 僕達を引き留める声を無視して遠くへ走っていく、「待ってー!」とイーブイが後をついてくるのが面白くなって檻のある部屋までドリブルした。檻のある部屋に端っこまで移動するとまた扉があったのでその先へ進んでいく。

「待って、待ってよ~~!」
「ボール遊びをしたいと言ったのはだれかな~?」
「ボール遊びはしたいけど、追いかけっこは、やぁー!」

 檻部屋を抜けて廊下を走るその先は行き止まりだった、Uターンしても良かったけど疲れたのでその場で寝転がった。

「おいついたぁ……」

 へとへとの様子のイーブイがボールを前足でタッチするとその場でぐでぇと倒れ込んだ。もふもふの毛皮はほかほかに仕上がっていた。

「あつい、あついぃ……」
「イーブイへとへと?」
「へとへとー!」

 他愛のない会話をしていると白衣を着た人間がやってきて僕達を抱きかかえ、檻のある部屋へと連れてかれた。

 ほんの少しの悪戯に僕は満足して檻の中に放り込まれる瞬間を待っていたけど、檻には入れられずにガラス張りの部屋に閉じ込められ、テーブルの上に座らされた。部屋の中には白衣を着た人間がふたりと僕が1匹、なんだかそわそわしてきた。

 白衣を着た人間は僕をひっくり返して抑える、おなかと一緒におちんちんも丸見えで僕は恥ずかしくて頬が赤くなる、テーブルの引き出しから注射器を取り出し僕のお腹に差し込む、「ぶぃ……!」と軽く声を上げたが刺された跡は痛まず、血もそんなに出なかった。これが麻酔でじんわりと下半身の感覚が緩んでくると押さえつける感覚も一緒に薄らいでいるが、多分がっしりと暴れないように抑え込まれる。麻酔でぼんやりとした視界に移るのは駄菓子屋で売ってそうなソースせんべいに付いてくる注射器、中身の正体に気づいたのは注射器がおしりにあてがわれた瞬間でもう手遅れだった。

「あっ……何するの、思春期の男の子にトラウマ植え付けるの!?」
「種子を植え付けるんだよ」
「上手いこと言うな……あうっ」

 麻酔で下半身の感覚がマヒしていてもなぜか感じた感触は、ふにふにの肛門をやさしくぐにゅっと触れたような、自分のおしりの穴じゃないような感覚で僕は内心未知の快感に期待してしまっていた。3cmくらいの明らかにおしり初心者には太いはずの、人間の人差し指よりも太いソースせんべいの注射器がにゅうううう! と奥の方へ入りつい「入ってる……」と言葉を零す、ほんと他人事になってしまう完ぺきな麻酔で僕のおしりは突貫工事真っ最中、奥の方まで到達した辺りでにゅぐううううと注射された。

「えっ、注射するよとか言わないの?」
「言ってほしかった?」
「ぅ…………」

 インターネットで変な知識を覚えてしまったせいで何が起きているのか丸わかりなのが逆に恥ずかしい、真っ赤なお顔のほっぺたを膨らませて無抵抗で性を受け入れた。
 そして白い液体が精子じゃないことも分かった。

こひゅう……

 おしりの中に白い麻酔が注入されると、筋を切られみたいに内側がゆるゆるに開放されてしまう。筋肉がさぼり始めてかぽっと広がってしまったゆるゆる中学生けつまんこが湯気を立てながら口をぽかんと開けて、受け入れ準備だよといやらしく誘っている。その様子を人間ふたりに真剣なまなざしで見つめられながら僕は顔をぽかぽかと温め続けた。

 人間は手際よく道具を取り出す、ノズル……? それを僕のガバまんに差し込んでボテ腹にするつもりなんだ……なんてエッチな団体なんだ。それじゃあ今まで僕が勉強させられていたあれは何だったの、性教育なの? 普通に勉強だと思ったけどそうじゃなかったら酷いよ、全く理解出来なかったけど……。
 ほぼ感じないおしりの中をノズルがゆっくりと進んでいく、奥の方までぐっぱぁぁと広がった腸内環境は簡単にノズルを受け入れる。

ぼこんっ!

 肛門の辺りで膨れる何かがあるのが分かった、モンスターボールの原理でも使用していそうな膨らみ方で、ノズルが抜けないように完ぺきにおしりの穴を封鎖した。その後ゆっくりと何かが流し込まれる。ゆっくりと体を満たしていく液体は暖かくて、体の内側からお風呂に入っているみたいな感覚で、麻酔効果で眠ってしまいそう。

 くぷぷぷ……

 腸内を満たす液体がおなかの中で音を立てる、ゆっくりじっくり僕の体は満たされておなかが満タンになって、なんだか幸せになってきた。

「気持ちよさそうですね」
「適応するといいですね」
「おちんちん、ふりふりしていますね……」

 白衣の人間が僕に対して会話しているとどうやら僕のおちんちんがふりふりしているらしく注目されてしまう、注目されるとどうなるかと言うとついぴくぴく反応させてしまう。

「ぴくぴくし始めましたね」
「麻酔効いているのに興奮しているのかな、顔真っ赤だし」

 僕はきゅるんと虚ろな瞳で人間を見つめると何となく察してくれたようで、さきっぽをつーっと人差し指で撫でてくれた。

たくんっ……とろぉ……

 麻酔で外に出られなかった我慢汁がさきっぽから溢れてくる、口の中で溜まった涎もとろりと溢れる……

「この子そんなにエッチだったんですか?」
「わかんないけど、とりあえず射精させますか」
「しゃせー……」

 とろんとした表情で声をかけるとドキドキが一気に駆け上がる。つゆだくおちんぽからいっぱい気持ちいいの射精してみたい……

「射精したいの?」
「し、したいです……」
「へんたいイーブイさん……」
「ぶぅ……」

 もじもじと体をくねらせたかったけど麻酔で何にも動かない、そのまま手のひらで先っぽをにゅぱぁと擦られる、痺れるような快感が溢れ出す。

「ぶぃあぁ!」

びゅっびゅーっ!

「いっぱいでてますね」
「イーブイなのにエッチな子ですね、歳いくつくらいなんだろう」

 初めにも言ったが僕の住む場所はポケモンにも人権がある、それなのに人権を無視されて辱めを受けているのが不思議でたまらなかったけど、麻酔のせいで深く考えることが出来ない!

「もっと射精します?」
「だしたい、ですっ」

 欲求に抗えず口が動き唾液と吐息をたっぷり零す。だくぅと垂れたふにゃふにゃおちんぽを根元に力をいれて左右に振った、下からすくわれたぷたぷと、ふにゃちんを弄ばれる。

「あっ、ああ……うぁ……」

こぽぽ……

 たっぽんたぽんのお腹に溜まった液体が動き音を立てる。自分のおなかに両前足を置くと何となくかわいい気がした。

「たぽたぽですね」
「はい、ぴゅっぴゅーしてくださいねー」
「はぁい……」
「ほら、ぴゅっぴゅー」
「ぴゅー……」

ぴゅくんっ!

 最初よりはおとなしめに射精して快感が下半身から脳へきゅん! と駆け上がる。

「はいおつかれさまでしたー」
「おひまい……?」

 ノズルを僕のおしりに突っ込んだ人間がそういうと、白衣を着た人間はまるで僕から興味を無くしたように部屋から出て行ってしまった、電気も消されなんだかよくわからない。このまま寝てしまっても良いのだが、じんわりと温まる下半身がうずいて仕方がないからもう数回ぴゅっぴゅできないかなぁと想像しながら眠った。

―――

 side イーブイ


 僕がへろへろになって部屋に戻された場所は1畳くらいの広さの部屋、ぐでぇと体を床に押し当てると甘い匂いが立ち込めている、ふわふわの意識がその甘さから何となくパンを想像させた。適当な鼻腔だよね。

 ふわふわを食べたくてもぞもぞと地面を這いその匂いの元凶のイーブイの中にもぞもぞと沈み込む、甘くておいしそうなフランスパンイーブイ。

「ぶゅぅ……」

 完全に伸びちゃっているこの子は昨日ボール遊びをしようと思ったら勝手に追いかけっこ始めちゃった子で、今は目を瞑って地面に腹を擦りつけている……たぽんと膨らんだお腹は地面に張り付いても横腹が目立ってとてもかわいらしい、自分もたぽたぽに詰め込まれた後なのもあって親近感が沸いた。ちなみにおしりの穴の中にはモンスターボールみたいな物が膨らまされており何も零れない。

「おやすみ……なの?」
「ぶぃ……」

 ゴロンと寝返りを打つイーブイは程よく香りを漂わせていて、やはり匂いを嗅ぎたくなった、まるで幼児のような乳臭い香りは幼稚園児を彷彿とさせた。イーブイだし、30cmだし。横を向く真ん丸ぽってりおなかの横にそっと自分のおなかを合わせて僕もすやすや眠ってみる、膨らんだおなかが邪魔していなかったら抱き着きたいくらいなのに。甘い匂いを漂わせる君に僕の好奇心はうずうずして静まらないのです。

「ふぁ……んっ」

 恥ずかしいけど僕はエッチな子で、おちんちんがおなかに押し潰され刺激が加わりゆっくりと茹り始める。ほかほかの僕からも匂いが溢れてる? 分からないけどきっとこのお部屋は男の子の匂い塗れ、イーブイのことを気にしないでぼくはおちんちんを床に擦り合わせて快感を堪能し始めた。

「雄臭いおちんちんだね」
「ふみゅあ!?」

 イーブイは起きていた。そして僕は彼をおかずにおちんちんをにゅぷにゅぷ床に擦りつけていたので彼の鼻腔を擽らせてしまった気がする、心の焦りが抑えきれずあっという間に顔は蒸発して、離れられる限界まで後退りした。

「そんなに驚かなくても……」
「驚いてないの! ごめんなさい、ごめんなさい……」

 皮被りおちんちんの凝縮された皮の内側の臭いで彼の甘い匂いが汚されてしまった気がしてそれも込みで謝る、謝っている間もふわふわ漂う彼の匂いに僕の高まりは止まらなかった。
 戸惑う彼はぼてっとしたおなかを抱え起き上がり、四つ足で歩こうとした。ぷくっと膨れたお腹が地面に当たってかわいい。

「こんなところに長くいたら溜まるもんね、別に僕気にしないし抜いていいよ」

 僕が壁に背中をくっつけている隣に彼もまた背中をくっつけ、ぺたんとその場に座った、足を広げて座るおまたにはふにゅんとやわらかいおちんちんが付いていて……
 僕のお顔は茹って仕方がありません、前しっぽもガチガチです。それに彼自身の匂いが甘くてどんどん心惹かれていく、男の子なのに。

「よくわかんないけど僕に興奮するんでしょ? 園児かと思ったらとんだ変態だったけどそれはお互い様……」

 彼は何でもお見通しだよと言わんばかりの澄まし顔で、おちんちんをフリーにしている。……待って? 園児って何? どちらかと言うと君の方が幼児のような甘い匂いたっぷりなんですが? そんなに籠絡しておいて自信満々だなんてなんかずるいよ!

「え、園児? 僕が?」
「ボール遊びしようって何度も呼びかけるイーブイは園児だと思うけど」
「あれはお勉強暇で、同じイーブイの君と遊びたくて! 君こそ乳臭い甘い香り漂わせて、まるで園児じゃない!」

 ふんっと鼻息を鳴らしてドヤ顔で返した。そうだよ、君の方が子供っぽくてかわいくて良い匂いがして……

「ぼ、僕がそんな甘いだなんて……顔赤くしてどうしたの」
「何でもない…………」

 考えると顔を紅潮させて湯気を立ち昇らせる。もうどっちが園児なのかどうかどうでもよいくらいにムラムラする。

「大きくなってきたね、射精していいよ」
「射精していいって……!」
「こんなところいたら同じ性別同士でも欲情しかねないから、ね。別に僕は気にしないよ、おまえと同じイーブイで姿がかわいいことくらい分かってるさ」

 違うんだ、君が何だか可愛くて仕方がないだけなんだ。そんなにかっこよく澄ましているけれど甘い匂い駄々洩れで大きなおなかを前足でたぽたぽ触られたら僕は我慢できないよ。する、射精する。

「んしょ…………ぅぅ…………」

 床にぺたんと張り付き、膨らまされたお腹と床でおちんちんを挟みゆっくりと体を動かす、僕は俗に言う床オナを始めた。
 彼は顔色ひとつ変えずに僕のことをじっと見つめている。頬の赤みが増すのは僕の方で顔を見るのが恥ずかしくて、おちんちんを見つめるのも恥ずかしくて結局彼のお腹へ視線を向けた。

「してほしい体の姿勢があったら言ってね、お腹出てるけど大体何でもできるよ」
 表情ひとつ変えずに彼はそう言った。してほしい体勢あるけど……あるけど!

「え、えと…………」
「聞こえないよ」
「まってっ! 僕の顔の前にお股、開いてほしいな……」
「わかった」

 既に僕は恥ずかしさ限界でカウパードバドバの床汚し放題。彼は注文を的確にこなす、その姿勢は僕のおちんちんを確実に責める、触れられても無いし僕が勝手に興奮しているだけなんだけど。ぽてんと開帳されたお股から見えるおちんちんとおなかのラインがとってもかわいいってさっきからずっと思っている。
 こすこすと床でおちんちんを擦っているとお腹の中の液体もたぽんたぽん揺られて、生暖かいのがおなかに詰まっていることを実感させてくれる。

くぷぷ……

 おなかの中から音が鳴る。胃に溜め込まれた液体は本当は出したくてたまらないけどモンスターボールが栓をしていくら力んでも抜ける気がしないしもし抜けたらお部屋を汚してしまう。でも力んでも抜けないのなら、いっぱいおしりに力を入れても気持ちいいだけで液体は1滴も零れないから……排泄感が襲い掛かるたびにぐううっと押し込んで快感に浸る。
 前立腺も圧迫されてぶぴゅっと漏れそうな感覚がして、はぁはぁと吐息が喉を震わせる。

「あ……ぁ……ぶぃ…………」
「そんなに我慢していたの? すごい顔だね……本当に気持ちよさそう」

 あっ、彼のおちんちんがぴくぴく反応している、僕のことを見て興奮している……それだけで1発イケちゃいそう……だめ、もう少し味わわせて……
 瞳は流し目で表情はとろんと蕩け舌を出しておねだりしている、僕は……ラムはそんな彼がエッチで仕方がないのです。

 彼の太刀がギンッと縦に反り我慢汁を僕の舌にぴゅっと飛ばした。射精なんて我慢できるわけがない。

「しょぱ……はぅ!」

どぷっ……びゅっびゅっ……

 地面に泥のように吐き出された白い蜜はすぐに僕のおちんちんとおなかに拭き取られ、床に雄臭いフェロモンを塗りたくってしまう。
 彼の表情を見つめると呼吸が聞こえ、なんだか興奮しているような気がした。

「ありがと、う…………イーブイ、立っちゃった……?」

 彼は恥ずかしそうに口元を閉じて自身のおちんちんを握ろうとするが膨らまされたおなかが邪魔で握ることが出来ない。

「手伝う……?」

 おなかを白く汚したまま、拭き取るティッシュもタオルも無いからそのまま彼のおちんちんの元へ身を寄せて、皮を被った大きくてかわいいおちんちんを触れようとした。

「やめ……今触られたら……」
「今触られたら、射精ちゃう?」

 射精した後の落ち着きが表情にも表れて僕はすっかりリバーシブルしてしまった、軽く肉球で彼の先っぽを撫でると面白いようにびくびく震えてくれた、かわいくて愛しい、もっと触りたくなる、目を細めふふっと笑みを浮かべた。

「射精るから……汚いからやめろ……」

 僕は直前の言葉を思い出して口にした。

「男だから気にしないよ、射精していいよ」
「ずるい、ぞ……ぁ、ぁぁ!」

 にやにやと彼のおちんちんを見つめながら両手の肉球でたっぷり愛撫する、なでなで……いい子いい子……

ぐびゅっ!! どぷっ……どぷっ……

 大きな白い蜜の塊を勢いよく吐き出して、その後湧き上がるように追加の液体を垂らした。両手いっぱいにかかった白い蜜の匂いをくんくんと嗅いだ。甘い、好き。

「舐めていい……?」
「…………好きにしろ……」

 彼は射精した後は俯いて、壁に寄り掛かったまま脱力していた、疲れた体を壁に擦りつけてそのまま眠りそうな、重たい瞼を閉ざした。

 …………ぺろり。無味…………
 これから甘くなるのかな、それとも一生無味なのかな、これはきっとポケモンフードが悪い、だからいつかフルーツを一杯食べてもらって美味しい蜜をぴゅっぴゅしてもらおう、考えるとしっぽが揺れてしまいなんだか子供っぽいなと自分でも思った。彼が好きなら、園児でもいいかな……。

―――

 side イーブイ


 目覚める膨らんでいたお腹が凹んでいた。そして僕が起きたことを確認した人間が僕を丸洗いするために洗面器に押し込む、ごぼごぼと溺れそう。全身のあらゆる液体を流し終えた後にドライヤーで乾かされて少し気持ちよかった。少しではないかも、いっぱい気持ちよかった。

 昨日は白衣の人間によくわからないエッチなことをされたけど、特にこの怪しい場所での生活はポケモンフードを食べて、よくわからない勉強をするだけで何も変わらなかった。けれど、変わったこともあった。

「イーブイ、今の話わかった?」
「ん、これはね、雄でも子供を授かれるって話を難しく話していて……」

 昨日一緒の部屋に閉じ込められたイーブイが僕に懐いた。僕が遊びに誘われていたくらいだから、元から懐かれていたかもしれないけど。

「うー……」

 イーブイに勉強内容を説明しても良い反応はせず、首を傾げて目を瞑っている。
 やはりこの勉強が意味があるとは思えない……雄でも子供を孕む可能性があるというのがよくわからないし、ヒート状態に抗えないというのも……新しい状態異常かと言えばそうでもなく、僕でさえわからなかった。
 ふたり一緒になって本に顔を擦りつけていると勉強時間は終わった。そのまま自分の部屋へ戻ろうとするとやはりイーブイはついてくる。

「おまえの檻、こっちにあるんだ」
「うん……移転したの……」

 僕が早足で歩くとイーブイも早足で歩き、時々スンスンと僕の匂いを嗅ぐ。檻の中に入り正面を眺めるとイーブイが隣の檻に入った。

――お隣さんに移転したんだ……

 檻は密閉されているので話すことは出来ないが、ガラス張りなので相手が何をしているのかはわかる。あくびをしたり寝転んだり、僕をじっと見つめたり。

 イーブイが僕のことを眺めているから僕もじーっと見つめているけど、これはあれだ、ムラムラしているって奴だ。ホモなのかバイなのか知らないけど相手の趣味嗜好に文句を言うつもりはないが……お構いなしだな、気持ちよさそうに床オナしている。ぎりぎり先っぽが見えそうで見えないが……見えた、先走りで床がぬるぬるじゃないか。こんな閉鎖的な場所で『おかず』なんて存在しないし同族も僕とおまえしかいないから仕方がないので僕が『おかず』でも構わないんだけど……

 意識し始めたのは昨日からだったけど、イーブイはいつから閉じ込められているんだろう。勉強を始める前に僕は檻の中での生活を余儀なくされていて、勉強を始めたのも最近だったりする。この伸びをするのが精いっぱいの檻に何年も入れられていたら精神病にもなりそうだ。イーブイの場合は幼児退行なのだろうか。
びゅっびゅーっ!

 気持ちよさそうな顔で絶頂した、それはもう勢いよく2回吐き出させて……僕の容姿がそんなに良いのかな。イーブイの『おかず』になった僕はその場で丸くなり寝ようと思ったが、イーブイが顔を真っ赤にさせながら僕を見つめ続けている。
 
 射精するまでずっと見届けたよ、賢者タイムで我に返り恥ずかしくなったのかな。にやりと微笑み見つめ返すと顔を隠して後ろを向いて丸くなった。
 おませな園児の相手も終わったから、僕も丸くなり寝ることにした。

―――

 sideイーブイ


 昨日遠慮なしに彼を『おかず』に床オナをしてしまって反省している。ずっと見つめられていたし不敵な笑みを返されたし……その日は恥ずかしくなってすぐに寝たけどやっぱり悪いことしたよね……

「あの、その……ごめんなさい!」

 教室で彼を見つけるや否や、勉強をする前に単刀直入で誤っている。周りにポケモンもいるし内容は伏せたけど……思い返すだけで顔がぽかぽかと熱くなってくる、それに思い出して前しっぽ反応させちゃうし! 伏せて誤魔化すけど!

「…………ふっ」

 5秒くらいの沈黙で呆然と見つめていた彼がまた不敵な笑みで笑う。

「気にしてたの?」
「うっ……だって……それにその笑い方怖くて」
「ああ、これ?」

 彼はもう一度不敵な笑みをしてみせる。怖くて耳が垂れ尻尾を体に寄せる。

「これ怖いんだ、ふふっ、ごめんごめん。もうしないよ」

 口角を上げる仕草を止めて彼は優しい笑みを浮かべる。

「本当……?」
「ほんと、それに気にしてないからね、僕しか『おかず』がないんだよね」

 ぼふっと顔が蒸発する、耳をぱたぱた揺らしクラっと軽く貧血になる。『おかず』って確かにばれないけど、言っちゃだめでしょー!?

「顔真っ赤だよ」
「恥ずかしいの!」

 彼は周囲を見渡してから僕に近づく、目と鼻の先の距離までぐいっと。

「周りに陸上グループのポケモンがいるのに、雄の僕を選ぶなんてね」
「だ、だって! き、君から良い匂いするから……気になるんだよ」

 彼の体臭は乳臭い甘い香りで今もその匂いは漂っている。ただ体を洗われていないから匂うのかなと思ったが昨日も甘い匂いがしたので間違いない、何故か彼からは僕が好きな匂いが漂っている。どのポケモンよりも僕の心を興奮させる匂いを持つ彼に僕は夢中になってしまうのは必然的なんだ、と思いたい。

 真剣なまなざしでじーっと見つめていると、彼は彼自身の脇の匂いやおなかの匂いをくんくんと嗅ぎ始めた、かわいい。

「臭わないと思うけど体臭って本人が気づかないとよく言うよね……そうか、甘いんだ……」

 体の匂いを確認しながら喋る彼をじっと見つめて僕も匂いを嗅いでみる、甘い。
「嗅ぐな……何かムズムズする……」

 彼は恥ずかしそうに後退りして僕から離れる。美味しい匂いが離れていく……
 彼は前足で鼻先をかき、照れくさそうに話し始めた。

「その、僕が臭いから興奮して『おかず』にしているんだね?」

 そうではない気がするけど、恐らくそうだ。そうだということにしないと僕はおちんぽ狂いの変態さんになってしまう。

「うん……そう、だよ?」

 彼は俯き、少し考えてから顔を上げる、頬は赤みがかり吐息が湿っている。

「匂いくらいいくらでも嗅がせてあげるから……後ろへ行こう?」

 さっきまで『おかず』と平然に言っていた彼とは思えない言葉に僕は興奮してしまった。吸いたい、イーブイ吸って満たされたい。

「うんっ! ありがとうイーブイ」
「……名前、なんていうの?」
「ラムだよ」
「じゃあ僕はレーズンかな」
「今作った名前みたい」

 とてとてと歩いて最後尾に到着すると、ぺたんとレーズンは座る。

「ここなら周りを気にしないで匂いを嗅げるよ、どうする?」

 どうもこうも僕の頭はレーズンのおなかに顔をうずくめて、たっぷりクンカクンカした後に肺にレーズンを満たしたいなって。もうぐるぐる目になっちゃう。

「か、嗅ぎます……ありがとうございます……」

 徐々に小声になる僕は崩れるようにレーズンのおなかにマズルを突っ込み吸う。すー……はぁー……予想通り満たされる、鼻腔にたっぷり染みこむ乳臭く甘い匂い、ミルクを煮込んだ……砂糖をたっぷり入れたホットミルクのあの匂い、少し時間が経つと張られてる膜の香りのよう……

「ふみゅう……」

 ゆっくりとじんわりと溶けていく、この後檻に戻ったら忘れないうちにすぐに床オナしよう。案の定既に僕のおちんちんは全力です。
 匂いを嗅ぐ姿も大きくなったおちんちんも見られているんだろうなぁと想像すると我慢汁我慢できない、とろとろの僕の汁でレーズンの体毛汚しちゃいそう。

「気持ちよさそうだ、ね……そんなに良いの?」
「ふぁい……すきでひゅ……んんぅ…………くんくん」

 何となく一昨日よりも匂う気がして僕は嬉しかった、何で匂いが濃いのか分からないけど、その方がレーズンを感じやすいから僕は嬉しかった。

 結局勉強が終わるまで僕はレーズンのおなかに顔を突っ込んでいて、レーズンも気にせずに勉強していた。時々表情を覗くと、難しい表情で本と睨めっこさせていた。

「終わったよ」
「んみゅ……ふぁぁ……」

 レーズンの匂いに溺れ、立ち上がると完全に勃起したおちんちんが姿を現す、よだれまで垂らして既に我慢の限界だった。ふらふらとした足取りでゆっくりと檻へ戻る。周囲には誰も居なくて、僕の勃起おちんぽも見られずに済んだけど……多分レーズンが僕を気にして遅く起こしてくれたんだろうなぁと思うと根元に力がはいってしまいひくひくと揺らしてしまう。歩くたびに、先っぽが地面に擦れるたびに我慢汁が零れ床を汚す。

 檻の前までたどり着くとレーズンは足を止めて僕を見つめる。視線が顔とおちんちんを行ったり来たりしていている、頬は赤くほんの少しそわそわしている気がした。

「大きいな、それ……」
「えへぇ、大きいよっ」
「この後すぐにするんだろ、僕……何かした方がいいかな?」

 耳がぴょこんっ! と立ち上がる、その後すぐにへらぁと表情が崩れあんなことやこんなことを想像した。僕もレーズンのおちんちんを見つめる、半立ちで涎を垂らしているならしてもらうことはひとつだろう、多分ふたつ以上あるけど。

「一緒に、しよ……?」

 飛びきりの茹で具合で、たっぷりの吐息を添えてレーズンに伝える。普段おとなしいレーズンの頬が緩み笑みを浮かばせる。我慢してたんだね、いっぱいぴゅっぴゅしようね……そう考えるとまた、ぴゅくんとおちんちんを震わせる。

「わ、わかった……それじゃあ、おやすみ……」
「おやすみぃ」

 お互いが檻の中に入る。すぐにレーズンの表情を見つめるとぴんっ! と耳を立ち上がらせ、目を真ん丸に見開きこちらを見つめていた。

 なんというかあざとい、そういうことを知っていないと出来ないポーズ。もしかして無意識でかわいいポーズをとっているのかもしれない、だとしたら天使だ、かわいい、将来有望。
 僕もお返しにギンギンに反り立つおちんぽの皮を剥いてみせる、仮性包茎であんまり剥けないけど。
 むわぁ……と皮膚と汗の匂いが混ざった香りが漂い僕をドキドキさせる、好みではないが臭くはない……という具合。
 匂いは決してレーズンに伝わるわけは無いのに、ちょっとした背徳感欲しさに嗅いでほしくなる。軽く地面に擦りつけると気持ちよさで蕩けそう、ふわふわの表情で正面のレーズンを見つめるとレーズンもじぃーっとこちらを見つめていた。
 レーズンはお腹を見せつけるように立ち上がって、片手で自身のおちんちんを擦る、ぎゅっぎゅと根元から押し上げられるのは我慢汁で、たっぷりどろぉ……と吐き出させている。それを見て僕が興奮しないわけは無く、床に押し付けて我慢汁を絞り出す、ぐぴゅ……ぐっぴゅっ! とこぼし続けゆっくりと部屋が雄のやらしい匂いで汚されていく、それは僕はどうも思わないけど掃除係の人間大変そうだなぁ……とぼんやり考えながら腰を前後に振りおちんちんを床に圧し潰す、亀頭がぐにゅううううと引き延ばされ血液がじゅわぁぁと広がる、蕩けるほどに気持ちいい。

「うっ……ふぁ、れーずん、でそう……」

 つい声が漏れ出す。レーズンの匂いをたっぷり想像して、奥の方に溜まったあったかい白い蜜を吐き出しそうになる。

「れーずんぅ……いくよ、いっちゃうよ……?」

 顔を上げてレーズンを見つめる。とろとろの、舌を出してあざとく、レーズンの興奮を煽るようにポーズを取る。僕が『おかず』になりますように……!

 レーズンのおちんちんから我慢汁いっぱいで、気持ちよさそうにいっぱいぴくぴく痙攣させていて、もう食べちゃいたいくらいのおちんちんを両手で掴んで、お顔を上にあげて僕を見つめた。じぃーっと目と目が合って、射精っちゃう。

びゅっびゅーーっ!!

 ふたり同時に射精、気持ちよくたっぷりと吐き出したから寝るところがなくなりそう。レーズンは射精した後そのまま後ろに倒れ、もぞもぞ尻尾と体を揺らした後力尽きたように眠りについたみたいだった。

 僕はその一部始終を見届け、昨日の僕みたいだなぁとぼんやりと射精後の解放感を味わいながら感じて、そのまま隅っこで寝た。
 檻内の床の2/3を我慢汁と白蜜で汚してしまったので本当に寝る場所ないんだけど……奥の方で包って寝たけど多分寝ている間に体中べとべとにしてしまいそうで怖い。

―――

 side レーズン


 目が覚めても興奮は収まらず、股を擦らせもどかしい感触に頬を赤く染める。自分がラムに対してあんなに興奮するだなんて思ってもいなかったから、戸惑いと地に足が付かない感触にそわそわと酔いしれていた。でもそれ以上に体は敏感で、自分でもわかるくらい甘い匂いでぽかぽかしていて……立ち上がるだけで足取りはふらつき檻に体を押し付けた。吐息がぷはぁっと溢れる、興奮して熱いんじゃない、風邪をひいたみたいなだるさも感じる。

 歩くたびに全身が敏感に震えてしまい、僕の体に異常が起きていることを知らせている。耳は垂れ尻尾は重く床を擦る、そんな僕の容態に気づいて白衣の人間がやってきた。僕は以前連れ込まれたガラス張りの部屋に運ばれ身体検査が始まる。白衣の人間がふたり、今度はガスマスクを付けて僕の体を弄り、器具を使用しておなかをみせるように大の字に固定した。そんな体勢で固定されたらおちんちんなんて丸見えで恥ずかしい、既にギチギチに勃起していて先っぽから我慢汁が溢れている。

「はぁ……はぁ……僕どうなっているんですか?」
「ただの発情期だから気にしないでいいよ、1週間もすれば治るから」
「い、いっしゅうかん……はにゅっ!」

 おちんちんに透明なチューブ付きの試験管のような物を取り付けられ体がびくんと跳ねる、根元をきゅっと絞めつけられるとおちんちんに膜が張られる。

「一週間ずっと発情フェロモン駄々洩れだと困るから私達で管理させてもらうからね。それに気持ちいいのは好きでしょ?」

 白衣を着た人間は微笑みながら僕を見つめ機械を触る、すると試験管の中で膜が動きはじめ僕のおちんちんを吸い始める。

「うう……あ、うう”」
「とりあえずレベル3かな」

 にゅぷにゅぷと吸い取るような動きで僕のおちんちんを刺激する、試験管はぎゅぽぎゅぽと動き射精を促そうとしている。くすぐったくて暴れようとしても両手足はしっかり拘束されて逃げることを許してくれない。射精が近づくにつれて自分の匂いが強くなっていく、じっとりとべたつく甘さが自分自身を興奮させ、脳を蕩けさせていく。

「ふっ……あう”!」

びゅっびゅぐうううっ!

 あっさりだった、睾丸に溜まった濃いカスタードクリームがだっぷり吐き出され解放感に酔いしれる、新鮮な空気を吸ったような心地よさに思わず深呼吸すると、甘ったるい自分自身の匂いが肺一杯に満たされピンク色の炎が胸を焦がす。

「ふぇぁ……あうっ、ぶぃ……!!」
「ついでだからちょっと遊ぼうかな……ほら、イーブイちゃん、乳首ですよ~」
「ぶいぃ!!」

 びくんっ! と反射的に身を捩る。白衣の人間に乳首を抓まれ、感じないはずなのに気持ちいい感触がして混乱するけどすぐに気持ちよさで思考がべったりと染まる。
 乳首をきゅっと抓むとじゅわぁと絞られ甘いのが溢れ出す、ミルクみたいな甘さが引き立つ快感がいっぱいで射精のことをすっかり忘れてて、溢れ出すその瞬間は突然やってきた。

びゅぐーーっ!

「気持ちいいんだね、よかった」
「はう……ぁ、ぁぅ…………♥」

 思考停止の快感受け入れモードの僕の体は何をされても射精してしまいそう。試験管に溜まった白い液体はチューブを通じて僕の真横にある瓶に送られてくる、瓶は僕よりも大きい。

 もう一度こりゅこりゅと乳首をこねられると甘さが溢れ出して匂いが更に濃くなる、甘ったるくてむせ返りそうな匂いに興奮させながら乳首の快感を覚えていく。こねこねしてぷっくり充血した乳首を押し込んで、ぷにぷにっ。

「ふあ、あうう、うううう!!」

びゅぐっびゅぐーーっ!!

「いっぱい出ますねー、発情期が終わるまでいっぱい射精しましょうねー」
「あう”…………ひぐぅ♥」

 白衣の人間の言葉を聞いている間に強く抓られて射精してしまう。手足を痙攣させ口元からは涎が垂れる、だらしなく伸び切って快感だけを味わっていたい、甘くて蕩けるふわふわの快楽をたっぷり……生クリームのように甘くてモンブランくらい美味しい、ブリュレのような濃厚さを全身で受け止めたい。

びゅっびゅううう!

「まだ初日なのにこんなに出しちゃって……1週間後が楽しみだね」

 乳首の先をふにふに触られ、乳首の先っぽに甘いの溜まっちゃう、また射精ちゃう。ふわふわの僕は煩悩に支配されて何度も射精しながら自分の匂いを濃くさせた。

―――

 side ラム


 あの日から一週間と2日、レーズンが勉強室に居なくて僕は暇だった。あの甘い匂いを思い出すたびに気分はふわふわするけど同時に寂しい気持ちが染み出てくる。
 もしかして僕が勉強の邪魔したりエッチなお誘いしたのがいけなかったのかな……考え込むと申し訳なさが募り同時に悲しくなっていく。
 今日もひとり後ろの方で勉強するけどやっぱり内容は分からなくて、ぼんやりとレーズンのことを考えてしまう、ただでさえ長い時間がより一層長く感じられ、耳と体を伏せながらレーズンの檻がある部屋の扉を遠くから見つめていた。

 すると檻のある部屋からイーブイが歩いて勉強室へやってきた。レーズンかな? 耳をひょこっと真上に上げてつい、じぃーっと見つめてしまう。イーブイは僕に気づくと照れくさそうな表情で僕の元にとてとてと歩いてきて頬を緩緩ませる。ほのかに香る乳臭い香りがレーズンだと僕に教えてくれる。

「えへ、えへへぇ……久しぶりー」

 ふにゃふにゃにふやけた声で声をかけると、レーズンはツンツンな表情を赤くさせて、しっぽを振って返事をした。

「1週間ぶりくらい……かな、久しぶり」

 レーズンは顔を俯かせて恥ずかしそうに耳をぱたぱたさせている、かわいい。これから匂いを嗅がれるのが恥ずかしいのかな、それとも久しぶりに僕と会えてうれしいのかな、それともエッチなこと期待しているのかな!
 想像させているとふんふんと鼻息が荒くなり僕も顔を紅潮させた。

「久しぶり! レーズンが僕のこと嫌いになっちゃったのかと思ったよ」
「そんなわけないだろ、僕こそ会えなくてごめんな、その……」

 そんなわけない? うんうんっ なんだかそわそわしてきたよ!

「理由は言わなくていいよ、嗅がせてっ!」

 遠慮なく、前足を1歩踏み込んで言った。近づかれて恥ずかしがっているレーズンはぺたんとその場に座り、首を振って嗅いでいいよとジェスチャーする。

「いいけど……今日はそんなに臭わないかも……」
「うんうん、気にしないよ! もふぅ……本当だ、匂い抑えめ、でも乳臭い」
「そんなに乳臭い?」
「うんうん乳臭い、甘いミルクの香り」
「それは……乳臭いとは言わないんじゃないかな……」
「単語変えただけ、ミルクの香りは恥ずかしくないの?」
「…………うん……」

 僕は乳臭いと言ったけれど、もふもふの毛皮は乳臭さよりもシャンプーの香りが強かった、何故だか知らないけど人間にいっぱい体を洗われた後なのかもしれない。それでもお構いなしにレーズンをいっぱいもふもふくんかくんかした。こうしているとなんだか落ち着いて、安心するんだ。

―――

 side レーズン


 あれから1ヶ月、僕とラムは教室の後ろで臭いを嗅がせたりオナニーを見せ合ったり、私利私欲に塗れた施設生活を送っている。自分の臭いを嗅がせるのが習慣になって、ラムが教室に来るのが遅いとそわそわしてしまうようになってしまった。
 ラムが僕の臭いを余りにも嗅ぐものだから僕も気になって、ラムの臭いを嗅いでみたが汗の臭いがするだけで特に何とも思わなかった、ただラムが臭いフェチで僕の臭いが好きなだけなのだろうか、それでも1ヶ月飽きずに僕のおなかを嗅ぎ続けていると僕の臭いのイメージがよくわからない存在になってくる。自分の臭い程わからないものは無くて、ラムが「今日のレーズン臭いね♥」と上機嫌で言い放った日の臭いを自分が嗅いでもふんわりした汗臭さとしか感じられなくて首を傾げていた。
 臭いの事を考えていると7日間みっちり『乳絞り』された時は、自分の臭いが甘いことを認識することが出来た気がする。でもラムと毎日お見合いオナニーしているしその時は甘い臭いを感じることが出来なかったし、寧ろ茹った自分の体臭に鼻腔を責められていた気がする、ラムが好きな臭いはこんな感じなのかなと少し興奮したがそれ以上の何かは無かった。

 寝起きで檻の中でうずくまる僕は起きたくないと念じながらそんなことを考えていた、しかしどうやら外はそれどころではない様子だった。黒い服を着て武装した人間が檻の部屋を歩いている。白衣の人間以外がここを歩くことなんてなかったから、ぼんやりと「助けが来たのかな……」なんて想像させる。後からやってきた青色の服を着た人間が檻を運び始め、予想が当たったと僕は何となく喜んだ。

 2年と数ヶ月ぶりの外の景色は、想像通りの灰色の都会と澄んだ青空だった。

 檻ごと車に搬送されて体育館に搬送されてから、各ポケモンごとに身元を確認して解散という流れでスムーズにポケモンが解放されていく。ポケモンによっては校舎のシャワー室で体を洗ってから解放されていた。親元がいて保護者が迎えに来てくれているポケモンもいる、お互い涙を流して感動の再開といったところだろう。

 そんなポケモンの中にラムの姿ももちろんあった。でも前日オナニーして精液も拭かずに寝ているもんだから臭いがキツイということを本人が一番理解していて、恥ずかしそうにシャワーを浴びてから保護者と合流した、ちらちらと誰かを探すように檻を見てから、結局僕を見つけられないまま体育館の外へと出て行ってしまった、そこは見つけてほしかったよラム。
 
 生憎問題児の僕は親なんていなくてひとり暮らしをしていて、解放されたところでどうするんだよと冷や汗をかいている。親の遺産があるから生活は出来なくもないが2年もアパートを放置していれば失踪扱いで空き家になっているはずで、学校だって2年も休んでいたら卒業は出来ないだろう。
 そんな僕と同じ境遇の問題児ポケモンだけが残り、体育館の窓から夕陽のオレンジ色の光が差し込む。お昼に食べさせてもらったお弁当はまさに2年ぶりの味で美味しく頂きました。

 残ったポケモンの身元確認をおこない今後を決める為にしばらく体育館生活らしい。檻の出入りは自由で衣食住には困らないようボランティアが軽く準備をしてくれた、とてもありがたい。ボランティアのエスパータイプのポケモンや力持ちのポケモンに「ありがとうございます」と軽く礼をして、とりあえずシャワーを浴びた。ラムと同じく精液を拭いていないガラス張りの檻の中で一日中居たんだから臭いに決まっている。シャワーを浴びて湿った体毛を前足で擦り、少しだけおちんちんに触れるとラムと一緒だった時の記憶を思い出す、あんなに肌を重ねるくらいの距離で接することが無かったから、ちょっとラムの体温が恋しくなった、1日で寂しくなるなんて早すぎるかな……なんて、シャワーに当たりながらちょっと笑った。

 翌日、目が覚めても檻の中でごろごろ寝転んで背伸びをする。匂いを嗅ぐとおいしそうな香りがして、視線を匂いの方向へ向けるとなんと朝食がオードブル式だった。簡単な朝食メニューなんだけどいろんな種類のポケモンに合わせて様々なメニューを取り揃えられている。久しぶりの朝ごはんよりオードブルに目を輝かせ、10分程行ったり来たりして悩んだ挙句選んだのは目玉焼きとベーコンにご飯でした。お代わりでカレー食べれたらいいなぁと思ったけれど最初に盛り付けたご飯でお腹いっぱいになってしまった。毎日オードブルなら僕は体育館に住んでもいいかな……とぼんやりと思った。

 朝食を食べた後は体育館内が自由行動範囲として開放された、他にはシャワー室と図書室が解放されていた。僕は檻の中でのんびり二度寝をしようと丸まる。

「レーズン、レーズンってば!」
「んん……らむ?」

 体育館に設置された時計を見ると短い針が10時を指している、僕の檻を両前足で叩いて呼んでいるのはまさしくラムだった。ちょっとびっくりするが眠気が重なりふわふわした返事になってしまう。

「ラムだよっ! 遊びに来たんだ!」
「遊びに来たの……ここで何するの」
「…………何しよう!」

 無計画、だけどラムがしたいことは手に取るようにわかる、無言の間にあんなことやこんなことを考えて顔を紅潮させるんだからバレバレだよ。

「臭い嗅ぎたいんでしょ」
「うんっ! …………ボランティアの方がいて嗅ぎづらいよ……」
「そんなことだと思った、檻の中においで、一緒に入れば臭い嗅げるでしょ」

 そっと壁際へ寄るとイーブイ2体分くらいしかない檻の中にスペースが出来る、入ったらきっと密着状態で息がし辛いかも知れないけど、これならボランティアの人間やポケモンにばれずに済む。臭いを嗅がせるのを断っても良かったけど、何となく僕もそわそわしてしまって協力してしまう。

「いいの? ありがとうレーズン! お言葉に甘えて……もぞもぞ」
「苦しかったら言ってね」
「うんっ! ふぁ……はふっ、ふにゅうぅ…………」

 ラムは遠慮なく檻の奥へ潜り込み檻の中をもふもふのぎちぎちに満たしていく、ふわふわがぎっしりの檻の中でラムは深く深呼吸をして甘い声を漏らして楽しんでいる。鼻息が体毛の間に吹き込まれ肌に当たりちょっとくすぐったい。そして押し込まれているので体が押しつぶされているみたい、でも悪くないかも。

「んっ……苦しくない?」
「くるしくなぁい……えへへぇ……」

 ラムは何度も深呼吸して僕の乳臭いらしい甘い匂いを堪能する、前日に体を洗ってしまったので満足する臭いに仕上がっていないと思うが、まさか翌日すぐにラムが遊びに来るなんて思わなかった。

「ラムの家に僕が遊びに行けば自由に臭いを嗅がせられるよ」
「それはちょっと厳しいかな……親がうるさくて」
「だったら、僕の家に来る?」
「お家あるの?」
「多分……ひとり暮らしだし好き放題出来るよ」
「本当!? え、えー……ふぇ、ふぇらとかもできる……?」

 声が溶けている、そしてダイレクトにエッチなワードが飛び出した、フェラかー……脳が一瞬フリーズしかけたけど何とか持ちこたえて返事をする。

「いいけど……」

 脳がフリーズしたまま喋ってしまった、僕のおちんちんを咥えるラムの姿を想像してつい反応させてしまう。

「いいの! えへへぇ…………いっぱいオナニーサポートするぅ……」

 僕の臭いでトリップ寸前のラムが幸せそうにおなかに顔を埋もれさせた。よくわからないうちに僕の家でオナサポイーブイを飼うことが決まったらしい、そんなエロ同人みたいな流れでいいのかわからないけど僕も全身が暑く興奮していた。

 その瞬間ふたりは光り輝きゆっくりと体が変化し始める、大きな耳はそのままに尻尾が細くまとまり、すらっとしたボディが特徴的なイーブイの進化形に……この檻の中で進化はまずい、既に進化は最終段階に移行していた。

「ふああレーズンに押しつぶされちゃうー!」
「技! 技を使って檻を破壊しないと!」
「『でんこうせっか』!」
「『スピードスター』!」

 限界までぎゅうぎゅう詰めの状況でラムが『でんこうせっか』で脱出する、僕に思いっきりぶつかったけど緊急時だし仕方ないから許す。僕はでんこうせっかを覚えていないからスピードスターで檻を壊そうとする。

ガシャンッ!!

 檻は無事壊れ、僕達ふたり共無事に進化することが出来た。ラムの姿はリボンが特徴的なニンフィアで僕は……

「危なかったぁ……ぁ、レーズンがエーフィになってる!」

 どうやらエーフィに進化したらしい。首を振り耳元に付いたふわふわを揺らす。

「危なかったね、ニンフィア」
「ふえっ 僕ニンフィアに進化しているの?」
「そうだよ~、ピンク色でかわいいニンフィアだよ~」
「えへ、えへへぇ……僕、かわいいですか?」

 からかうために言った言葉を真に受け止められ、逆にこっちが恥ずかしくなって顔を紅潮させる。モデル歩きのように足を綺麗に交差させて、首を傾げてにぱぁと微笑む姿がかわいくない訳が無かった。

「か、かわいい……」
「えへぇ、レーズンもかわいいよー」
「うるさい」

 僕は顔を俯かせ頭から湯気を立ち昇らせる。
 この様子はボランティアの方々にしっかりと見届けられるどころか檻にいたポケモン達にも目撃されて、僕は大変恥ずかしくなってシャワー室へ駆け込んだ。

―――

 side ラム


「このアイドル事務所まだ問題解決してない……」
「2年前からトラブル続きだったあの企業?」

 他愛もない会話をしながらソファに座りパソコンを眺めているのはレーズンで、僕はレーズンの胸元に潜り込んで匂いを堪能していた、エーフィになっても甘いどころか更に上品な香りに仕上がっていて僕の頬が緩む。

「2年前のは解決したらしいけどまたみたい」
「大変だねー」

 レーズンのそういう言葉には芯が無く、どちらかというと暇つぶしが目的だった。僕はレーズンの脇の匂いや胸元のふわふわを嗅げれば満足なんだけど、レーズンは暇つぶし動画をみつけて再生させる。

 生活も安定しているしそろそろ学校に通ってもいい頃合いだけど、ボランティア団体の指示待ち状態で暇な1週間を過ごしていたりした。2年の歳月は同級生が高校へ入学してしまうほどなので、とりあえず中学は卒業しようねと通信教育をおすすめされた。実際そっちの方が楽だし何ならレーズンのアパートで勉強できるから僕も楽だったりする、レーズンの匂いを嗅いでいないと安心できないのはやばいかもしれないけど。レーズンが椅子にもたれかかるとおなかとお股が露になる。

「嗅いでもいいの?」
「嗅いだらすぐしゃぶるでしょ、ちょっと我慢して」
「えー」

 進化した翌日から僕はレーズンのアパートにお邪魔させてもらったけれど、前日オナ禁したものだからレーズンのおちんちんの香りを堪能しただけでギンギンに大きくさせてしまい何回も射精してしまったので、レーズンからは少し遠慮されてしまっている。でもレーズンも溜まるらしく、エッチな物を見始めるとしゃぶっていいよって言ってくれる、そう言ってくれたらもう仮性包茎のおちんちんの皮を丁寧に向いてしょっぱくて生臭いあの独特な匂いで鼻腔を刺激させて沢山くんかくんか匂いを嗅いだ後、丁寧にカリ裏を舐めて刺激させて甘い我慢汁を溢れさせてから……とにかく堪能する。エッチな気分じゃない時のぼてっとしたふにゃふにゃおちんちんも美味しいから食べたいんだけど食べさせてくれない。
 特にレーズンが僕に何かしてくれるというわけではないが、レーズンの匂いが僕のご褒美なのでそれでいいのです。

 時刻は夜の21時を回ってそろそろエッチな気分になるんじゃないかなぁって想像する、朝から晩までインターネットなんてちょっと暇人過ぎないと思うけど、僕も特にしていることも無いし学生何てそんなもんだよねって自分を納得させる、時々小説を読んでいるらしいけど、思い返すとレーズンのおちんちんがひくひく反応している時は小説を読んでいる時だったりするから小説を読むのが趣味だったりするのかな、簡単なワードでエッチな小説くらい沢山検索できるし。

「レーズンさん、そろそろおフェラはいかがですか?」
「うーん……うーん……」

 目を細めて顎をテーブルに乗せるレーズン、パズル問題でも解いているような反応に僕はつまらなく感じて、小説に乳首を弄るシーンとかあったなぁと思い出してレーズンの乳首をふにっと触ってみる。

「ふにゃぁ!!」

 レーズンは予想以上に驚いてびくんっ! と体を跳ねさせた。乳首、こんなに感じるんだ……気持ちいい反応と一緒に甘い匂いがふわんと増して周囲がピンク色に染まったような感覚がした。もっと反応を、もっと匂いを感じたくてもう少しだけくりくりって触ってみる。

「ふにゃっ! ぁぅ……乳首は、だめぇ……」

 あっという間に涙目でかわいらしくなってしまったレーズンは女の子みたいな声で啼いて内股でおちんちんを隠しながらお腹をこちらに見せつけている。
 あっ、ダメとは言っているけど嫌とは言っていないというやつかな? ぷっくりと充血したピンク色の乳首を僕は頬張るとレーズンは涎を垂らした。

「ふにゅん!! あ……あ、あうう…………」
「ふぐふぐ……れーずんかわいい」
「にゅううっ!!」

 目を瞑り抵抗するけど逃げ出さない、もっとしてほしいんだ、そうなんだ。レーズンの行動は僕の心をゾクゾクと刺激させて、甘くて熟した果実を搾り取らせようとするんだ。

じゅぷっ!!

「ふにゃぁぁ♥」

 レーズンの体は温まり急速に蕩ける、エーフィの特徴的な大きな耳は垂れ、尻尾は体を包み、口から大量の吐息が漏れ出し体を震わせている。男の子の象徴はじんわりと大きくなっていくのを密着した僕の下半身が感じる、そっと僕のおなかを摺り寄せる、温かいレーズンの体を抱き枕にするように密着させて、甘い乳首をひと噛みする。

「ふぇぁ……あっ、あうー……♥」

 レーズンを刺激する度に甘さが滲み出し僕を満たす、濃厚なカスタードの甘さを超えて、じっとりと味合わされる。ミルフィーユの柔らかさ、生クリームがしゅわぁと口の中に広がるような多幸感。噛むたびに味わいは深くなり僕もどんどん幸せになってくる、肺いっぱいのレーズンが、僕の心を撫で回す。

「レーズン、イけそう……?」
「ふにぁ……あ、くぅぅ♥」
「わかんないかぁ……」

 メスイキという言葉があるらしい、射精を伴わない女の子の快楽、イった後の賢者タイムは存在せず、寧ろ快楽はじんわりと広がり続ける、まさに快楽塗れ。ガクガク震える紫色のかわいい生き物をメスイキさせたい、本能が訴えかける、美味しく召し上がりたい。

「イっちゃおうね~……かぷっ」
「ふにゃ、にゃあああ! にゃあああぁぁぁぁ……♥」

 びくびくんっ! とレーズンは震わせて、僕をぎゅっと抱きしめた。凝縮されたレーズンの甘さは嗅いだことが無い香りで、僕でもちょっと臭いと感じてしまうほどの、でも癖になる香りが僕の本能を満たし、もっとよこせと吠え始めた。
 背中のリボンがレーズンを包み僕の好きなように密着さえる、乳首かみかみはおしまい、今度は本能が欲しいものを頂く。ぺろりと、おしりを舐める。

「ふにゃぁ!? にゃ、にゃああ、にゃう……んぅーーっ!!」

 とろとろのレーズンは抵抗するが僕は止まらない、しっかりと舐めてから僕のおちんちんをあてがい、ゆっくりと挿入れようとした。

「ひぐっ!! あっ、だ、だめ!!」

 その言葉がブレーキとなり僕は踏みとどまった。はーっはーっと荒い吐息を吐きだしながら必死に自分を宥め、リボンを解いてレーズンを解放した。荒々しい本能がまだ犯せと囁くが、理性がまだ踏みとどまってくれている、理性がごめんなさいと連呼している。大粒の涙が零れてくる。

「ごめんなさい、れーずんごめんなさい……!」
「う、……泣かないで…………?」

 レーズンが僕の涙を前足で拭ってくれた、それだけで僕は救われた気がした。どうしようもない性欲モンスターになりそうだった僕に襲われたのに、彼の手は天使のようだった。

「もうしないから、……でも、またああなっちゃいそうで……」
「僕も、すっごく気持ちよくて、ふわふわで、もうだめだ、おちんちんいただきます」
「ふぇぇ!?」

 レーズンは僕のガチガチに勃起したおちんちんを咥え始めた、そんなこと一度も無かったのに、丁寧に、それでも初めてなのか歯が少し当たってしまっているけど気持ちよくて、何よりもレーズンが僕のおちんちんを頬張る姿がかわいくて、性的で、エッチで……我慢汁も溢れ出すしたまたまもきゅううってせり上がってしまう。赤く蕩けたレーズンが僕のおちんちんを咥えている、ほっぺたの内側で亀頭を擦りつけてずっちゅずっちゅ、口の中で愛撫する。

「ふぐぅ……んっ…………くぷっ♥」
「あ……ああ、ダメだよレーズン、かわいすぎだよぉ…………イっていいの? 僕レーズンの口の中に射精していいのかな……わかんないよぉ……」

 喉の奥できゅぷきゅぷと亀頭を刺激されるし皮もはみはみ噛まれるし、僕が気持ちいと思った場所をくにゅんくにゅん愛撫し始めて我慢が出来そうになくなってくる。僕も甘い匂いが溢れそう、既に赤く火照り茹っている。蒸発寸前の理性で本能を抑え込みながら、射精したい欲求を抑えていたけど、心がふわふわと安定しなくて、ぐらぐらしていて、鳴けばいいのかなと思ったから鳴く。

「ふにゃ、にゃあ、にゃああ……にゃううう!!」
「んっんっ……ふにゅう…………ふふっ♥」

 心なしかレーズンが喜んでいる気がする、レーズンも僕の反応を覗っているのかな、そうでなくても既にレーズンの匂いは限界で、レーズン本人を加湿器に入れて一日放置したような部屋の匂いになっていた、それくらい濃いレーズンの匂いにもうどきどきしっぱなしの僕はもう射精する。

「ふにゃっ、いぐっいっちゃううう♥」
「ふんっ、はぷっ………んんぅ♥」

びゅぐっ、びゅぐううう!!

 射精しちゃった、出しちゃった、いっぱいの白い蜜がレーズンの口の中を満たし膨らます、溜め込んでいるレーズンの鼻から白い蜜がとろぉと溢れた姿は大変いやらしく、もうおしりの穴に挿入れたくて仕方がない、だけど慣らさずに入れるのはさすがにダメだし心の準備もできてないし許可もとっていない! 許可を取ればいいんだ!!

「おしりに挿入れてもいーい……? ねえねえ、いーい?」
「んぷっ、んーん♥」

 大変可愛い声でお断りされた気がする、お口の中僕の汁でたっぷりのレーズンはニマニマと笑顔で、きっと僕の味を堪能している、わかるもん、あれ僕がレーズンの匂い嗅ぐときと似たようなやつだもん。いっぱい堪能してほしい、僕の味を味わってほしい、その液体をため込んで膨れた可愛すぎる表情が脳に焼き付いて、レーズンの健全像が軽く崩壊した。でもよく思い返すと今までも大変エッチでしたね!

 レーズンが満足そうにごっくんする、その表情を見ているだけでまた大きくさせてしまった。

「けぷっ、ごちそうさまでしたぁ♥」
「お、お粗末様です……」
「えへぇ……僕、ラムみたいになっているきがする」
「僕は自分がレーズンになった気がする」
「入れ替わり~♥」
「うう、かわいい……」
「入れ替わって無かったぁ」

 にぱにぱと笑顔を振りまくレーズンが尊くてぎゅっと抱きしめた。
 ふわふわの甘さはそのままにエッチな匂いで満たされているレーズンと一緒にシャワーを浴びることにした。ちょっと熱いシャワーのお湯が僕達をひたひたに濡らしていく、じっとりと湿る感覚が罪悪感を増長させる。

「ラム、僕ちょっと変かも知れない」
「変なの?」
「レーズンのおちんちんを咥えたくて仕方がない」

 そう言ったすぐにはむりとレーズンは僕のおちんちんをしゃぶり始めた。あっという間に大きくさせる僕は満更ではないが、理性で本能を抑えるので精いっぱいすぎてやめてほしいとも思った。

「だ、だめ! 僕が、また我慢できなくなっちゃう……」
「ぷへ、我慢しなくていいんだよ? いつも通り相互オナサポ生活しよう?」

 レーズンの甘い匂いにエッチな香りが混ざったのは、僕みたいに本能に目覚めたからなのかもしれない。それ以上に、僕の方が変わってしまったのかもしれない。目の前にいるレーズンを食べたくて仕方がない、本能がぐつぐつと煮えたぎってしまっている。

「ああもう! 僕がレーズンのこと犯しちゃうかもしれないの!」
「それでも、いいかも……」
「だめ! レーズンもしっかりしてぇ……」
「えへへ、シャワー気持ちいいね」
「うん……気持ちいいね……」

 僕の臭いも、レーズンの甘すぎる匂いも、全部シャワーが流してくれますように。

―――

 side レーズン


 朝起きてから自分が感じれるほどに甘い臭いがする。いや、これは匂いの方が正しいか。常に自分が甘い香水を付けているような匂いがするのは悪い気はしないが変な気分だった。進化してから便利で仕方がないサイコキネシスを使いトーストを焼いて目玉焼きを乗せた。バターたっぷりのトーストに目玉焼きを乗せて食べると特別な感じがするし美味しい。ご飯を食べ終わったら飲みかけの牛乳をパソコンの置いてあるテーブルへサイコキネシスで移動させてモニターを眺める。
 ぼんやりとニュースや新着動画を眺めていると自分が昨日以上にそわそわしているのを感じるし、ラムが遊びにやってくるのを楽しみにしている。

 匂いの原因は何となくわかっていた、施設に捕まっていた期間にポケルスでも感染させられたのだろう、そして発現したのがポケルス型Ω遺伝子。数ヶ月に1週間体内ホルモンを活性化させ発情期をぶり返させる厄介な遺伝子が甘い匂いを振りまいているのだろう。それに異常にムラムラする、ラムが来る前に1回抜いておきたいくらいだった。

 とろとろだった昨日の記憶を思い出すとすぐにおちんちんが反応するくらいには刺激的な日になってしまった。おちんちんを咥えたいと思ったことは生まれてこの方1度も無かったのに、あんなに頬張って……自分が自分ではないように感じた。ラムのことが美味しそうと思った、臭いも以前嗅いだ物とは比較にならない程しょっぱくて癖になる香りに僕は虜になっていた……昨日の記憶が間違いではないのならラムはα遺伝子を持っているのだろう、αはΩに惹きつけられるのが一般的らしい。
 そうだと思うと僕は気分が沈む、ラムに好意を寄せていたはずなのに、それの本質がαとΩという遺伝子の関係だったなんて。それでよかったのかもしれない……相性が良かったのは間違いないのかもしれない。自覚していなかったけどエーフィに進化して自分が美形だったということを認識したし、それを好むニンフィアのラムというのも何となくしっくりきていた、それに進化条件だって……

ピンポーンっ!

「レーズン開けて―!」

 ぼんやり考えているとラムがやってきた、マイク越しの声なら大丈夫みたいだった、でもすぐに肉声をこのでかい耳で受け止めることになる。

「まってたよ」
「ふふんっ、本当は僕が来るのを待ちわびていたんじゃない?」
「そうなのか? ラムこそ距離があるのにこんなに早くやってくるなんて、僕中毒だなぁ」

 虚勢を張ってみるけど声が震えていた、甘えたくて仕方がなかったのかもしれない。食べたい、食べられたい。

「えへぇ、そうなのかも……」

 ラムはわかったようなしたり顔で僕の体をリボンで支える。ラムが持ってきたビニール袋に沢山の菓子パンが入っている。
 支えられて僕はパソコンの前に移動させられた、いつもなら僕のおなかにマズルをうづくめるラムの姿があるのだが、今日のラムは距離を取って食事用のテーブル前に置かれた椅子に座っていた。

「今日から1週間、レーズンが元に戻るまでお家にいるよ!」
「……ラムは大丈夫なの?」
「わかんないっ」

 自信満々に信用できないことを言うラムだけどその言葉に救われた気がする。本能が求める欲求かも知れないけど、それに付き合ってくれる相方がいるだけで僕は嬉しい。だから伝えなければいけない。

「えっと、この匂いは――」
「知ってるよ、本能がレーズンを犯せと囁いているから」

 その澄んだ表情は僕と同じ感情を覗えた。

「じゃあ……」
「受け入れるよ、貞操帯みたいなの付けてみる?」
「そんなものは無いよ……僕も抜いてあげるから」
「また咥えられたら今度こそ我慢できないよ、レーズンを傷つけたくない」
「ラム……」

 ふわんと甘い匂いが空気に混ざり、ラムの鼻腔を、本能に触れる。アパートに来てほしいだなんて思わなければよかった、昨日の時点で気づいて今日は来なくていいって言えばよかった。なのにラムは……僕の為に身を捧げているようなものだよ。

 興奮したラムの瞳孔は広がり興奮した時の匂い、しょっぱさを放っている。汗
、我慢汁、涎、吐息。ニンフィアの大きな耳を震わせリボンを揺らめかせている。食らいつきたくて仕方が無いのに耐えているなんて。
 それなのに僕はラムに興奮して脳が溶けそうだよ。あっという間だった、そわそわと足を擦らせ、ぎゅんと甘い匂いを増幅させている。ホットミルクの香りとパンケーキの香りが部屋いっぱいに広がり、僕の食べたいであろう美味しいご飯をラムに伝えている。

「…………パンケーキ食べたい……」

 僕に興奮しきっているラムははっと我に返り首を振った。

「パンケーキ!? うん! 材料あるかな?」
「シンクの真下の扉を開けたらパンケーキミックスはあるから……」
「うんっ! 作るよ! …………パンケーキ」

 僕の味のパンケーキを食べさせてあげたい、だから僕が作らないといけないんだけど。
 そうだ、白い蜜をかけてあげよう。ごしごしと両手で自分のおちんちんを扱いて、ふわふわの脳みそをかき混ぜる。

「なななにしているのレーズン!?」
「ふへぇ……パンケーキのトッピング用のミルクを絞っているんだよぉ」
「ああああ発情しているねぇ!!」

 ラムは急いでビニール袋にリボンを潜らせ、マスクを口に付ける。最初からそうすればよかったのにとは言えないけれど、それと同時に鼻や口に布を巻いている気がする。呼吸大丈夫かな……

「ふふ、ラムか~わい~……」
「ふがふが!!」

 ラムはリボンを使って器用に料理をする。料理に集中することによって興奮から逃げることが出来ていたらいいなぁとふわふわな思考で想像する、てきぱき料理するものだからあっという間にホットケーキは完成してしまって。

「ふがっ!」

 僕をリボンで抱きかかえると、二人前のホットケーキ3段乗せの真上に丁度僕のおちんちんがぶらぶらと揺れている。

「んぐっ……ほら、ぴゅっぴゅして……ね?」
「するぅ……んっ、ふにゃぁ♥」

びゅっびゅーーっ!

 甘いミルクはたっぷりとホットケーキにかかり、美味しそうにデコレーションする。台無しにするとも言う。でも少なくともラムと僕にとっては涎が垂れるほどの絶品トッピングです。

「あうう……甘いね、とろとろだねぇ♥」

 これはラム。目を輝かせて僕のミルクをくんくん嗅いでいる。

「甘々なんだぁ……」

 これは僕、出した時の心地よさに浸されながらゆっくりと椅子の上に降ろされた。

「それじゃあ食べようね……いただきまーす♥」
「まぁーす♥」

 理性蒸発寸前のデンジャラスなご飯タイムをαとΩが一緒に過ごしてしまったけど、まだ間違いは起きていない。僕は知っている、パンケーキを食べながら射精しようと前足でラム自身のおちんちんを扱こうとする姿を。とても恥ずかしい様子でかわいらしい。

「ぬきぬきしたいのー」
「ふええっ!? し、したいよ……超性欲増大パンケーキを食べているんだから」
「そんなに効果あるんだぁ……」
「とろとろのレーズンに言われたくないよー!」
「そんなに犯したいなら犯せばいいのに……」
「それだけはだめっ、だめったらだめっ!」
「意地張っても意味ないと思うよー」

 そうなのです、ラムが我慢できても僕が我慢できないんだから。


―――

 side ラム


 寝床を襲いそうで怖くて別室で寝ていたのにサイコキネシスで拘束されている。レーズンの発情フェロモンのせいで我慢汁がぼたぼた垂れて仕方がない恥ずかしい姿をレーズンにまじまじと見つめられている。そして運び込まれたレーズンの寝床、僕のお腹の上にレーズンが馬乗りしている、まだ挿入はしていない。

「レーズン、なんで……」
「我慢できないって言ったんだよー……僕はラムが好きで好きで仕方がないんだよ」
「嘘だ、そんな、僕の名前に当て付けたような名前の癖に」
「レーズンは嫌だった……?」
「嫌だよ、好きなら本当の名前を教えてよ!! でも、発情しているから、Ωだから言ってしまうんだよね、本当の名前もぺらぺら、僕も我慢できないよ、こんな形で繋がりたくないよレーズン!」

 大粒の涙で訴えかけるけど吐き出す吐息は野獣のよう、獲物を味わいたくて仕方がないんだ。僕も好きだよ、レーズン。でも……ダメなんだよ! その好きは『好き』じゃないかも知れないんだから……初心で幼い僕達に渡された選択肢は、無責任の塊なんだから。

「言わないで……レーズン……」
「ふふっ、ラムは幼いのに賢いなぁ……最初からゴムを付けてアパートに来たの、僕知っているよ」
「ふぇ、なんで……」
「ほんと賢いのに幼くて…………かわいいんだから」

 レーズンの蕩けた表情が愛しくて、守りたかったのに、守れなくて。胸が苦しい。

「Ωは妊娠してしまうことを知っているラムにご褒美を上げようね」
「やだ、やめて……レーズン」
「僕も我慢できないや」

 レーズンのアナルはとろとろに仕上がっている、腰を降ろしたら入ってしまうだろう。その快感を知ってしまったら、僕が僕でいられるか分からなくて怖いよ。

「ふふぅ……そんな悲しい顔しないで、そんなに心配なら……僕のおしりの穴、いっぱい舐めてよ……」

 おちんちんの先っぽをアナルにあてがおうとしていたレーズンはニヤリと微笑み、僕の顔へおしりを向けた。ぽってりしたかわいいおしりからも甘い匂いがたっぷりで、ぽひゅっと吐き出される香りも甘くて、全身がスイーツで出来ている、絶対。

「どう、綺麗?」
「かわいい……甘い……食べたい」
「食べたいの」
「食べてもいい……かな?」

 とろとろに脳は溶かされ、瞳にハートを宿しながら鼻腔を痺れさせ続ける。ぽふっとおしりを顔面に押し付けられたらさぞ気持ちいいんだろうなぁって想像しちゃって我慢汁が止まらない。そんなおちんちんをきっとレーズンはじーっと見つめて、ふふっかわいいおちんちんだねぇ♥ とか思ってそうだ。

「ふふんっ、もふ尻で擦りつけられたいですか~?」

 ふりふりとおしりを振るレーズンはずるくて、理性たっぷりで、僕をたくさん安心させる。安心はしていないかも、興奮し続ける、エンジンは吹かされどくんどくんと心臓の鼓動が早くなる。

「もふ……で、……こすりつけらぇ……はにゅう……♥」

 恥ずかしさと興奮で呂律が回らない。あんなに熱弁したはずだったのに、簡単に籠絡されている自分が情けないけど、ぷっくりピンクアナルもマズルの先にあって我慢汁が止まらない。

「あっぴゅくってした……いいよ、舌入れていっぱい味わってね~園児ちゃん♥」
「んにゅううううっ!! はぷっ、んんぅ……♥」

 ぺたんっ! と下げられたおしりは僕のマズルにねじ込まれ鼻と口でレーズンアナルを堪能できてしまう。中はほかほかで、やっぱり甘くて腸液とろとろで生クリームを詰め込みたい中身、シュークリームのクリームを詰めたい。

「いいよぉラム、気持ちいいよぅ♥ 僕も頑張らないと……」

 レーズンの目線の先には顔面騎乗位で興奮して我慢汁が止まらない僕のゴムを着込んだおちんちんのはず、それに何をするのかはほぼにたきゅうううっ♥

「まずはサイコキネシスで程よく愛撫するね~……根元から先っぽまでくぴゅっくにゅううってマッサージするよ~、次に裏筋をたっぷりくすぐってから~、はむっ」

びゅくんっ!!

 レーズン、僕耐えられない。未知の刺激を一気に教えないでください。レーズンのアナルで呼吸する僕はあまりの快感にいっぱい息を吹き込んでしまい直腸がぷくっと膨らんだ。一瞬だけアナルからマズルを引き抜いて一呼吸してからすぐにマズルをアナルに突っ込む。

「んふっ……ゴムにだしちゃったねー……これは保存しておこうね~」
「んんっ! んんぅぅぅ~~!!」
「ん~、何言っているのか分からないなぁ」

 サイコキネシスでビニール袋を漁られているのか知らないけれど、2度目のコンドームを僕のおちんちんにサイコキネシスで丁寧に被せてくる。

「生おちんちんの匂いをもっと嗅ぎたいけど、興奮しすぎちゃうと妊娠しちゃうかもしれないからね~」
「けぷっ! 妊娠ダメ!!」

 思わずマズルを引き抜き反論した。

「本当の愛が存在するのか、試されているね~」
「ね~……」
「顔面騎乗位気持ちよかったぁ……ラムはどうだった~?」
「おいしいから、生クリーム詰めよう!?」
「ふにゃっ! おいしそう」
「レーズンは、スイーツポケモンだよ! 美味しく召し上がりたい♥」

 甘ったるい匂いを纏うふにゃふにゃのエーフィが美味しくないわけがない。最初に出会ったときから乳臭い子なんだから、この子は……もう……ううう。

「冷蔵庫にあったかな……」
「にゃっ!?」
「あった……」

 サイコキネシスの便利パワー全開で、冷蔵庫にあったらしいチョコソースを僕に渡してくれた。

「ラムが心配していたこと、今も心配?」

 気が付くと手足を縛っていたサイコキネシスは解除されていて、いつでもレーズンを襲える状態だった。

「襲うことより大事なこと、あるんじゃない?」

 まんぐりがえしの体勢で自分自身の足をサイコキネシスで縛るレーズン、いつでも犯せる状況で、何ならフィストファックスすら出来そう。ぷっくりアナル、くぷくぷと開いたり閉じたりするそれは甘い匂いたっぷりで今すぐデコレーションしたかった。

「僕を、美味しくして……♥」
「レーズンかわいいよおおおおにゃああああ♥」

 よくわかんない声を上げながらチョコソースでレーズンのアナルをデコレーションした、とっても美味しそう。それだけでは無くて、レーズンのおちんちんもかわいらしくて、しゃぶりたくてたまらない。

「レーズンのミルク、直飲みしていい?」
「デコレーション汚さないようにねー」
「いい!? いーい?」
「あうう、飲んでいいよ、もう……吐息が掛かってくすぐったいんだからぁ♥」

 ふりふりといやらしく揺れる前しっぽ……おちんちんをはむっと加えるだけで。
びゅくーーっ!!

「ふにゃあぁぁぁ♥」

 イっちゃうんだからぁ……あーかわいいなぁぁ♥ 口の中いっぱいに貯めて甘ったるい発情促進雄ミルクをくちゅくちゅと味わってみる、もちろんレーズンに見せつけながら。

「くちゅ……ふふふ♥」
「んにゃぁ……はずかしい……♥」
「んくっ…………満更じゃない癖に……」
「えへへ……おしりにほしくなっちゃうから、あんまり煽てないで」
「誰かさんに言われても説得力ないですよ~?」
「確かに……えへへ♥」

 満面の笑みで首を傾げたレーズンは僕の美味しいスイーツで、たっぷり僕で満たしてあげたいけれど、答えは先延ばしにしたくなった。

「中途半端ですね~♥」

 これは僕、前戯だけで終わらせて後は寝るだけだなんて、本当は嫌だよ? でも、僕は本能に抵抗しないとレーズンを壊してしまいそうで、孕ませてしまいそうで……

「ちゅうとはんぱ~♥」

 レーズンはまんぐりがえしの姿勢でサイコキネシスを使い器用に空中でくるくる回転している、おしりに書かれたチョコソースはそのまんま、アナルのしわにかかったソースがムズ痒そうでかわいい。

「ペロペロしてあげますね~」
「きゃ~♥」

 ぺろり……ゆっくりとチョコソースを舐めていく、サービス精神豊富なレーズンは何度もアナルを開いたり閉じたり、時々ふわんと濃い甘さが溢れて一気に視界がピンクに染まる。チョコソースを舐め終わっても甘くて、ほんと、美味しいスイーツポケモンですね。

「最後に前立腺マッサージしますね~」
「してくれるんだぁ……ありがと~♥」
「ここ押したら楽になるって――」
「それデマらしいけど、気持ちいいのは間違いないと思う」
「だよね~♥ 精巣のミルクごりゅごりゅして搾り取っちゃおう♥」
「わああエッチ~♥」
「いくよー? えいっ!」

 指をつぷりと入れて直腸の天井を撫でるとぷっくりとした前立腺が腫れているのがわかった、本当は腫れてないのかもれないけど……そこをちゅぷちゅぷと押し込んでみるとレーズンは気持ちよさそうに涎を垂らす、両手を胸元において、かわいいポーズでいっぱい感じて我慢汁がこんこんと湧き出ている。

「にゃ、にゃああ♥」
「気持ちいいね~♥」
「きもち~……はにゃぅ♥」

 こりゅんと撫でるとミルクが溢れ出る、ところてんの要領でくぴゅくぴゅと絞っていくともったいなさそうにレーズンが見つめている。

「あぅ……ぁー……」

 ところてんはそんなに気持ちよくないのかな、それならところてんを狙わないで絶頂を狙ってみようかな……つーっと前立腺を撫でて……ぎゅっと押し込むっ!

びゅぐーーーっ!!

 精巣のミルク全てを吐き出すような激しい射精で僕の顔が真っ白になる。

「ひぐぅ!! はにゃあ……きもちいーので、ぼーっとするぅ……」

 とろとろのレーズンがゆっくりとサイコキネシスを解除して寝床に着地する。眠そうな表情でうとうとし始めたので今日は何とか満足させることが出来たみたいで安堵した。

「ふぁぁ……おやすみーレーズン……」
「寝ている僕を、ミルクでデコレーションしても、いいからね♥」

 ぎゅんと前しっぽが立ち上がる。レーズンは満足しても僕が満足していなくて、トイレでいっぱいオナニーしようと思っていたのに……いいんだね、後悔しないね? 犯しちゃうかもしれないんだよ? もう……すーすーとかわいく寝息をたてながら仰向けで寝てしまったレーズンに僕はおちんちんを向けてごしごしと扱いている。

「れーずん……ごめんね、ごめんね……はう♥」

びゅぐっびゅぐうううっ!!

 これで12回目、全身真っ白のレーズンは心なしか嬉しそうに笑顔を見せてくれるおかげで僕のおちんちんは永遠に元気でした。


―――

 side レーズン


 朝起きたら全身真っ白で、雄臭い匂いが僕の体を包んでいた……はずなんだけど。発情匂が凄まじくその上から甘い匂いをコーティングするかのように上書きしていた。それにこの真っ白具合に興奮してしまい前足でおちんちんを扱く。

「ふぇ……んにゅっ♥」

びゅくんっ!

 真っ白雄汁デコレーションされた自分に興奮して朝抜き1発してしまうのは控えめに言っても変態だったけど、その背徳感も同時に『おかず』になっていた気がする。
 寝起きの匂いが凄まじいのでシャワーを浴びに行こうとするとラムとばったり遭遇してしまう。ラムはラムで興奮収まらずシャワーを浴びながら射精を繰り返していた。

「お、おはようレーズン!」
「おはよぉ……んんっ……シャワー浴びてもいい?」
「まだ僕が浴びている途中ううう」

 ラムに抱き着くような形で強引にシャワーを浴びに行く、ぎゅっぎゅううとラムを抱きしめると安心感と愛を感じた。

「ラム気持ちいいー……」
「僕も気持ちいいよレーズンんんんん」
「あ……ごめんね♥」

 無意識で兜合わせの姿勢になっていたようで、お互いのおちんちんが重なり合いくぷっと我慢汁を先っぽから垂らしている。

「いいよ、えっと……」
「お好きにどうぞ♥」
「だよねえええううううう」

 ラムは困惑するが、難しい顔をさせながら自身のリボンで僕を巻きつけ、ゆっさゆっさと揺れ始めた。おちんちん同士が擦れあっているという興奮が射精感を促している気がする。

「レーズンはぁ……好きなタイミングでぇ……イっていいから……ねっ」
「はぁーい……必死でかわいいですね~」
「なにぃ、誘ったのはレーズンじゃん」
「そうでした~」

 快感にふわふわと身を任せて、イけそうなタイミングでぴゅっぴゅした。

ぴゅぐっ!

「ふぇ、ぬるぬるしてる、それに……ああ、おちんちんすごいじんわりするう」

 発情ミルク、ラムのおちんちんにダイレクトアタックしたようでラムの表情が一気に紅潮する、吐息も湿っぽくてかわいらしい。

「好き……」

 試しに囁いてみた。

「ふええっ!? だめだよ簡単に好きっていっちゃ! αとΩの関係なんだから! 勘違いしているかも知れないんだよ!? ……今好きって言った?」
「なんだろうね~♥」

 誤魔化したまま笑ってもう一度ぎゅーっと抱きしめた。だけどラムは震えていて、小声で言葉を呟いていた。

「好きとか……簡単に言うなよ……」

 リボンや前足が僕の肉を強く掴み、震え、ラムの鼓動が聞こえて、一瞬リボンが緩み顔が正面を向く。強張った頬と不安な表情がラムの感情を僕に向けられて、きっと涙も流しているんだろうけど暖かいシャワーが全てを流している。
 喉が締まり口が開かない、緊張が僕を縛る。

「………………!!」
「レーズンぅ……僕はどうすればいいの……」

―――

 side ラム


 シャワーを浴びた後、落ち着くために外を歩いているけど罪悪感が酷い。自分の性欲が憎い、レーズンをひとりにさせてしまっているのが辛い、無責任で苦しい、本能が憎い、楽になりたい。
 ケーキの材料になりそうな物をスーパーで買って、ドラッグストアで風邪薬とか咳止め薬を籠に入れる、ぼーっとした思考でも涙が浮かんできて、どうしようもない絶望感が僕を追い詰める。

「あの、Ωの発作止めの薬とか置いてませんか?」

 言葉を揺らしながら聞いてみたけど買えないらしい、病院で診断してもらってお薬を処方してもらわないといけないみたい。「そうですか、ありがとうございます」と伝え、買ったお薬をビニール袋に詰めて帰る。

 途中公園のベンチで休憩したりした。ぼーっと景色を眺めているだけなのに気分が楽になってくる、先延ばしにしているだけなのに、レーズンを放置させているのに。
 いっそのことこのまま消えちゃおうかな、なんて。涙をこぼしながら考えていると好きという言葉が口元から零れだす。

「好きなんだよなぁ……なぁ…………」

 大粒の涙を流して楽になるのかというと楽になるだろうし、楽にならないかも知れない。結局、行為をおこなった後にしか結果はわからないんだよ……


―――


 side レーズン


 ピンク色の結晶に囲まれた部屋にサイコキネシスでふわふわと浮かぶ僕。甘い香りが沁み込みすぎて深いところまで汚してしまった家具がもったいない。僕の世界、僕だけの空間、甘くて蕩ける蜜の味。ラムはスイーツと言ってくれたっけ、さぞおいしいんだろうなぁ。自分の前足をはむりと咥えてみても味はしないんだけどね。たぱぁと垂れる唾液がシーツを湿らせる、濡れた前足でおちんちんを触り、貯まった蟠りを吐き出す。びゅっびゅーっ♥ 簡単に射精する液体がもたらす快楽はもう慣れていて、昨日の前立腺を弄ってもらった記憶が蘇り細い棒をサイコキネシスで手繰り寄せてしまう。
 結局犯してもらいたいんだよ、ラムの肉棒で奥の方までぐっぐって突き上げられて、体験したことのない快感に溺れたい、本能と欲望が混ざり合い僕の心はぐちゃぐちゃにされたい……楽になりたい。

 シーツに垂らした自分の蜜を前足で拭いぺろりと舐める、危険な甘さが舌先を痺れさせそれと同時に多幸感で埋め尽くされる。合法麻薬、その響きが正しかった、自分自身の止めどないフェロモン、これが僕をぐちゃぐちゃに壊している。ぼーっと蜜を見つめ、溺れるように沈み込む。

「戻ったよ、れーずん」

 精気の抜けた視線でラムを追い、笑ってなかった表情に笑みが戻る。

「おかえりぃ、らむ……」

 瞳に涙を溜める。サイコキネシスはさらに強くなり、周囲が僕の空間に仕上がっていく。
 ゆっくりと僕の元へ近づくラムの表情は硬かったけど、ゆっくりと笑みを浮かべていく。外の空気で綺麗になっていたラムの体が、僕の匂いに触れたとたんに甘く汚されて、僕は悲しい。

「僕の匂い、乳臭い……?」

 ラムの表情から一瞬笑みが消え、優しい笑顔に戻った。
 怖いよラム……助けて……

「最初から、ずっと……乳臭かったよ……れーずん」
「『かった』って、なんで?」

 震えた声で言葉を返す。変わらないと思っていたあの頃にはもう戻れず、変わってしまう恐怖に立ち竦むしかなくて、でも、ラムと一緒だったら怖くない気がするんだよ、本能じゃなくて本心からの『好き』が、喉の奥で詰まって言い出せない。
 ラムの頬に涙が垂れる。ラムは駆け足で僕のサイコキネシスに飛び込んで、浮かぶ僕を、強く強く抱きしめた。

「ああ”…………れーずん……!!」
「なぁにらむ!!」

 涙目のふたりが無言で声を掛け合った。感情で声が引っかかり、言葉が詰まるけど、それでも理解し合えた。

 僕は口を開き「もう、振り返ることも、前を見ないで、らむだけ見ていていいですか?」とラムに告げる。

 リボンで強く縛り付けるラムはゆっくりと息を吐いた。何度も言葉を出そうとするけれど喉でつっかえて喋れなさそう。

 この気持ちはいつから持っていたのだろう。ラムが僕を求めてくれた時からなのかな、僕の帰りを喜んでくれたときかな。そうやって溜まっていった『好き』がΩのせいで溢れちゃった。そうじゃなくてもラムにとって僕の匂いは乳臭かったらしいから、出会った最初から僕はラムが好きだったのかもしれない。
 ゆっくりとΩの発情に感情がピンク色に染まっていく、じんわりと甘い香りが濃くなって、美味しく仕上がっていくんだ。

 「甘いね」とラムが呟いて「食べごろだよ」と僕が返事をする。
 発情と本能で意識を保てなくなる前に、召し上がれ。

「いただきます…………」

 僕が目を瞑り口をあーんと開けて、ラムがそこへそっと唇を合わせた。
 濃厚すぎる甘いシロップのような唾液と肉厚な舌をゆっくりと堪能して、口を放さない。ラムの味が口の中に広がっているということはラムは僕の味で味覚をぐしゅぐしゅに汚されているんだから……僕はもっと汚したくなっちゃう。ダメだよ僕、お楽しみを味わうのは1週間後なんだから。

「んぷっ……はぁむっ…………んぅぅ……」
「んっ、ぷはっ、んーっ……ふぁ……」

 お互いのかわいい声が混ざり合いお耳が幸せ、ラムのかわいい姿はイーブイの時から変わらず僕はとっても大好きだった。この感情が偽りの可能性を考えていたけど、そんなのはまやかしだと信じたい。
 
 本当はラムはαじゃなくてただのβ――普通の子――で僕の匂いが好きな匂いフェチだったんだよ。こんなに興奮しているのは、僕がラムに求愛しちゃって甘いフェロモンが溢れすぎちゃったから、そうだよね。
 ラムの瞳にハートが宿り始めたけれど、ラムは発情していないんだよ、本当の愛に目覚めてしまって体が追いついていないだけなんだよ。

 ねえ、好きだよラム、もっとラムの味が知りたいよ。

「ぷはぁ♥」
「ふにゃぁ……ラム……僕を美味しく料理して……♥」


―――

 side ラムレーズン


 この後僕達は愛を確かめたり確かめなかったり、デートしてみたり旅行してみたりするはず。
 でもそれは絶対では無くて、明るい未来を想像したらそういうことが待っているだろうなぁという希望的観測でしかない。

 僕達は望むであろう未来の先で、本当の幸せを、本当の愛を捧げたいと祈っている。

&color(white){ パープルクリスタルのお城がそびえたつ僕らの桃源郷。};
&color(white){ しがらみは存在しない、誰からも受け入られる永遠の都。};
&color(white){ そこに住むのは僕達ふたりだけ。};
&color(white){ I surrender to your love.};




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