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イカイカ無様にイカされて の変更点


''注意事項''
-''♂×♂''の露骨な性描写、及びレイプ要素があります



&size(25){''イカイカ無様にイカされて''};





 ジャラッ! ドスーン!

 派手な轟音を立てて仰向けに倒される、大きな体躯のジャラランガ。ぐう、と低い呻き声を発した。
「おうおう! この程度か? &ruby(戦士){イカイカ};さんとやらよぉ」
 ニヤッと笑みを浮かべて余裕綽々のガブリアス。イカイカと呼ばれたジャラランガの高さは二メートルに迫るが、このガブリアスも二三四センチと大柄だった。
「まだ負けたと決まったわけではないぞ……がぶのじ!」
 拳を飛ばし、長い尻尾を振り回すも、全てさらりとかわす&ruby(がぶのじ){牙武乃地};という名のガブリアス。漢字表記だと面倒なので、以後ひらがなで表記する事はさておき、マッハポケモンの分類に恥じない敏捷性を発揮して、イカイカを更に追い詰める。
「これでもまだ負けたと決まってねぇのか? ん?」
 曲がった大きな爪をイカイカの喉笛に突き立て、生まれ持った厳つい強面で威圧的に迫るがぶのじ。大きな鱗に隠れた灰色の額から、脂汗が滲み出る。
「勝負あったな」
 突如大きく揺れ出す地面。その振動は、仰向けに倒れた肉体を蝕み、鱗を掻き鳴らす。
「グオォォォォォォッ!!!」
 がぶのじの決め技、じしんによってイカイカは戦闘不能に陥った。仰向けのまま失神して情けない姿を晒す彼の肉体を、がぶのじはじっくり観察した。腕は筋肉の凹凸が浮き立って太く、黄色い鱗が目立つ胸部も、鱗の陰に隠れてこそいるが、鍛えた証たる大胸筋の盛り上がりを捉える。そこから下腹部にかけての灰色の肌に、くっきり浮き立つ腹筋の谷間や隆起。強烈な蹴り技を繰り出しそうな太い足。総じてそこらのジャラランガとは比べ物にならない程に鍛え上げられていた。
「さーてどうしてやろうか……」
 がぶのじは目を細め、舌なめずりをした。


 腋に感じるくすぐったさに目を覚ますイカイカ。目を向けるなり、思わず飛び上がってジャラランガの証たる硬い鱗を大きく鳴らした。
「お前っ!? 何をしている……!」
 そう口走るのも無理はない。がぶのじがイカイカの腋に顔を突っ込んでいたのだから。
「てめぇの腋がやけにムンムンしやがるからよぉ」
 鼻息を立てつつ立ち上がる。体力を奪われて足が竦んでいるイカイカからは自ずと見上げた構図で映るがぶのじ。その大きな肉体は、イカイカにも負けず劣らずの筋肉質ぶりを見せていた。鎖骨の浮き立つ幅広の肩から棘や鰭の生えた腕にかけて筋肉が覆って逞しく、胸部から腹部の逆三角形の領域に、分厚く盛り上がった胸筋や腹筋がその凹凸を明瞭に浮き立たせ、太い尻尾はこれぞ筋肉の塊たる様相で、体重を支える足も太くパンパンに筋肉の張りをアピールしている。それでいて体形を大きく崩すような無駄な肉付きは一切なく、完成された肉体美によって空気の流れが阻害されず、俊敏な立ち回りを可能としているのだった。この状況でこれ程のガタイの持ち主に迫られたら、流石に「戦士」の名を持つ者とて背筋が凍る思いであろう。
「さーて勝った俺の好きにさせてもらうぜ」
「くっ、こんな若造なんかに……!」
 苦虫を噛み締めるイカイカ。&ruby(24歳){既に成熟している側};が、&ruby(17歳){成年一歩手前};の若者に打ち負かされる屈辱は、決して小さなものではない。がぶのじの強面がじりじり迫る。口から覗く、鋭く並んだ牙が煌めき、イカイカは鱗がよだつのを覚えた。がぶのじの分厚い舌が、イカイカの腋窩を這った。ゾクッと身が跳ねるのに合わせて鱗が音を立てる。
「いい塩加減とオス臭さだなぁ」
 反対側もベロンと舐められ、唾液の生臭さが混ざる。そして黄色く大きな鱗の目立つ胸へと這って行く。大きな爪で不自由な両手より器用に動かせる舌が、胸板の分厚さを堪能する。
「やめろがぶのじ……!」
 舐められるくすぐったさで、次第に変な気分になっていくイカイカ。そんな事などお構いなしに、腹筋の溝をなぞったり、内腿を舐めて身震いする様子を楽しむがぶのじ。
「や、やめて、くれぇ……!」
 イカイカの頬が赤みを帯びて、呼吸が乱れ始める。両足の付け根の丁度真ん中に走る縦筋が盛り上がり、割れ目が開いて中から紅色の突出が顔を出す。
「なんだお前興奮してんじゃねぇか」
 がぶのじが舌先でちょっかいを出すと、ムクムクと伸びて空気に晒されていく。
「んだよこれ……」
 亀頭に相当する部分には小さな突起が並び、竿の部分にも凹凸が見られ、尿道沿いにも突起が並ぶグロテスクな形状は、がぶのじを思わずたじろがせてしまう程に想像を凌駕していた。目の前で起こる恥辱に、赤面したイカイカは大きな手で自分の顔を覆いながら、空いた手でがぶのじを押し返そうとする。だが舌で急所を刺激され続け、力を発揮できないまま押し返すに至らなかった。体内で醸された雄の臭いが、がぶのじの欲望を駆り立てる。唾液に濡れてすっかり露出したイカイカの雄の証は、根元に瘤状の膨らみを有し、漲って硬さを得た事で表面の太い血管も目立ち始める。長さ、太さ共に大きな体に見合う立派な一物である上に、一度挿入されたら元に戻れないと思わせる容赦ない形状。がぶのじはそれを更に大胆に舐め回し始める。
「おっおいがぶっ! 何しやが……うおぉ!」
 鱗に彩られた立派なガタイがビクンと跳ねて、鱗が音を立てる。弄ばれる立派な急所は、舌と擦れる心地よい刺激に時々脈打つ。先端の出口は徐々に開き、その周辺で特異な塩気を感じ取った。
「いい反応だぜ……!」
 興奮によって発した熱を持つイカイカの怒張に舌を絡めながら、ニヤッとする。爪の内側を怒張と擦り合わせ、新たな刺激を与える。イカイカは大きな口を開けて喘ぎながら身震いし、むわっと香り立つフェロモン混じりの汗を灰色の地肌から滲ませる。がぶのじに弄ばれて、僅かずつ体積を増しながら凹凸をよりくっきりさせ、刹那に力強く張り詰める度に粘つく竜液を湧き出す雄の快楽に、イカイカはすっかり振り回されていた。普段仲間のオス達と興じる交尾に励んでいる時と全く同じ状態に、よりにもよって青二才のヤンキーに導かれている事実は、彼のプライドからして許し難いにも拘らず、雄々しい肉体は更に快楽を求めている。
「ぅあ、あぁん!」
 がぶのじの目の前で情けない声を上げ、可愛がられる竜柱に力が込められ、よりエグい形状を引き立たせて膨れ上がった刹那に、先端から透明な粘液を噴き上げて陸鮫の頭を汚す。
「やりやがったな……! めっちゃエロいじゃねーか……!」
 がぶのじはとうとう、卑猥な柱を口に咥え込んだ。相当な長さ故に根元まで咥え切れないものの、受け止める体内を蹂躙する勢いの突起や凹凸の存在感を、唾液塗れの粘膜や舌で感じ取る。いくら凶器とて、下の口に挿入さえされなければこっちの物。
「うおぉ! 口の中……ヤバっ……! ぐ、ふぅ!」
 もたらされる新たな刺激に身悶えするイカイカ。汗だくの身をくねらせると、鱗から水気を含んだ音が発せられた。しゃぶっている雄の臭いが口内から鼻に抜け、吸い込む空気は発情した雄独特の汗臭さを強く感じ、がぶのじの鼻腔はイカイカのフェロモン漬けも同然になっている。更に卑猥な姿を見たいと欲し、口内の責めを激しくする。
「うっ! おぉぉ!」
 野太い声を上げて身を強張らせ、筋肉が浮き立つと同時に、口内の竜柱が膨れ上がって塩気と粘り気を強める。舌と敏感な表面の凹凸の絡み合いを重ねるにつれ、表面がより硬く張っていくのを知覚するがぶのじは、一層奮い立った。
「ちくしょぉ……ぐお! おぉっ!」
 またもや濡れた鱗が鳴る。断固として認めたくない快感に苛まれ、仰向けでよがり続ける雄竜に限界が差し迫る。それはがぶのじの口内でも、味わい深い粘り気が徐々に強まる所に現れる。飲み込み切れずに柱の根元へ流れる粘液を溜めていた割れ目の窪みが、徐々に浅くなってねっとり零れ出る。口内でイカイカが気持ちよく膨らみ続けている何よりの証。そしてがぶのじは、イカイカが中で更に存在感を増して味わいが変化する未来を求め、じゅぼじゅぼと潤った音を立てながら口淫に励む。
「う、あっ! んあぁっ!」
 イカイカの雄臭い肉体が、限界差し迫る快楽でそのマッチョ振りをより強く際立たせる。柱もより太く長く伸びて、収まっていた割れ目は完全に埋まり、周囲の肉を引っ張って完全な突出に変化していた。露出した瘤はくっきり丸く張って血管を浮き立たせ、先端から漏れ出す粘り気は、塩気に混じって僅かに渋味を含ませる。がぶのじの口淫で新たな生命が迸ろうと変化しつつあるのは、イカイカ自身も雄の根元の疼きでとうに知覚している。こんな相手にイかされるのは屈辱ではあったが、体はそんな事などどうでもいいと言わんばかりに気持ちいい変化を遂げ続ける。
「ぐおおっ! でっ……でる!!」
 ムクムク突出し続け、漏れる竜汁の渋味が強まる中で、イカイカは戦慄く。ここでがぶのじが口から解放する。粘り気に塗れ、血管、筋、突起の張り出しを最も強くして最大級の大きさを晒すイカイカの雄の証。先端から溢れる体液は濃厚になって僅かに濁り、刺激を与えずとも勝手に絶頂へ突き進む状態。がぶのじもこれには思わず生唾を呑んだ。敏感でありながら包み込む肉と突起や凹凸で存分に擦れ合い、雄として遺伝子を残そうと意気込んでいるかの如き錯覚すら感じさせるグロテスクな形状の竜柱が、仲間を病み付きにさせてきた雄交尾で幾度となく感じた強烈な快感を生み出し、生命の流れを作り出す。バトルに敗北したマッチョで雄臭いジャラランガが、最も卑猥で雄々しく突出した姿を勝者のガブリアスに晒す。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 快楽に屈する雄叫びに乗せて白い噴水が勢いよく噴き上がる。忽ち彼らに降りかかってつんと刺激的な生臭さが立ち込める。
「うっへぇ……逆レしなくて正解だったぜ……!」
 がぶのじは神経を高ぶらせつつも、目と鼻の先でダイナミックに行われるイカイカの射出に刮目を禁じ得なかった。
「クソぉ……どうしてこんな……!」
 大量に迸る白い粘りに上半身のみならずプライドをも汚され、悔しいのに気持ちよく、どうにもならない歯がゆさに涙が浮かぶイカイカ。口淫で屈み続けていたがぶのじの、雄の証たる切れ目の目立つ背鰭や盛り上がる背筋も、徐々に白く粘ついていく。射精が鎮まっても尚、体に残る火照りと気怠さで、イカイカは身を動かすのもままならない。
「さーて……今度は俺が気持ちよくなる番だな!」
 口元に付着した雄のエキスを舐め取り、その渋味と塩味、微かに混ざる甘味を楽しむがぶのじ。爪で掬い取った白濁を舌先に乗せたと思いきや、イカイカの割れ目に隣接する穴に宛がい、ぬめりに任せて捩じ込む。
「ひっ!? やめっ……!」
 イカイカの体が大きく跳ねたが、全身に大量の粘液を纏った状態で、硬い鱗は殆ど音を立てない。分厚い舌を包み込むうねった肉壁が、侵入の刺激でひくつく。中を満たす得も言われぬ味わいに眉を顰めるが、我慢してなるだけ奥まで突っ込む。開いたがぶのじの口腔から滴る唾液を利用して、体内を馴染ませようと舌を蠢かせる。
「あぁっ! やめてくれぇ……!」
 ぴくり、ぴくりとイカイカの汚れた体が反応を見せる。ぬるっと舌を抜くと、潤った菊の蕾が少しばかり開いている。今度はそこに、白濁で汚れた手の爪を挿し込む。内を傷付けないよう慎重に、それでいて水音を立てて掻き回す。硬い爪に対しても襞が絡み付いてくるのを感じ取る。身を反らせて喘ぎ始めるイカイカ。肉穴が確実に快楽をもたらしていると、がぶのじは確信を持った。ゆっくりと爪を引き抜き、立ち上がった。初めて日の目を見る存在に、涙に濡れたイカイカの目が思わず点になる。
 その正体は、がぶのじの股間の割れ目を押し退けて伸び、天を仰いでいる雄竜の証。これまでの淫行に触発されて既に粘り気をしとどに漏らし、地面に何本も糸を垂らしている。イカイカのモノと同様に亀頭に相当する部分の縁や裏筋沿いに突起が並ぶ。とはいえモノ自体にはイカイカのような凹凸はなく、根元の瘤もない。だがそれを補うように、生えている突起の大きさはイカイカのそれを上回り、尚かつ一物自体の大きさも勝っている。随所に棘の生えた厳ついガブリアスの肉体の一部に相応しい存在感は、イカイカを震撼させるに十分だった。前に出て、イカイカの顔に欲求不満の竜柱を近づける。蒸れた濃厚な臭いに混ざって、土のような臭いも感じる。
「こいつを扱いて舐めろよ」
 息を荒げ、イカイカの鼻面を一物でトントンと叩く。がぶのじが漏らした粘り気が、ぬちゃっと音を立てて付着する。鼻に当たる硬さと発する臭気で、イカイカは怖気付きそうになっていた。
「さっさとしやがれ! そのでけぇ手は何のためにあんだぁ!?」
 ヤンキー仕込みの脅し文句を浴びせると、イカイカは恐る恐る手を伸ばして爪先が雄の表面に触れる。濃さを感じるぬめりで指が滑り、硬さと熱、力強い鼓動が手指に伝わる。ようやく握って、舌を伸ばす。ぺろりと舐めた舌をしまうと、独特の臭みと塩気が口一杯に広がる。握った手を動かし、先端と根元とを交互に行き来する度、浮き立つ突起や太い血管が手指に当たる。既に口を開けて濡れる先端を舌で攻めると、ピクッピクッと震えるがぶのじ。
「おう、素直にそうすりゃいいんだぜぇ……っ」
 見下ろす強面にほんのり紅色が差す。次第に大きくなる濡れた摩擦音に合わせ、がぶのじの身に伝わる性感も強まっていく。未来が見えている不安に駆られつつも、ここで手を止めた時に何をされるか解らない恐怖が勝り、イカイカは只管に覇気の感じられない鱗の摩擦音を立てながら扱き続けるしかなかった。
「ううっ! たまんねぇ……!」
 鮫肌ざらつく大きな肉体がピクリと反応して、イカイカの手中にある竜柱が力強く脈打つ。溢れた先走りを手で塗り広げ、引き続き溢れたものは舌先で先端に塗りたくる。その刺激でまたトロリと漏らして長く糸を引き、イカイカの喉笛付近に着弾した。
「なんてすごい量だ……」
 先走りの段階でも息を呑む。イカイカ自身もそれなりに量は多いが、がぶのじはそれを大きく上回っている。
「すげーだろ? まだまだイかねーぜ?」
 がぶのじは鼻息を吹いて得意気だ。そういえば、とイカイカが尻尾を動かすと、一部がしとどに濡れてひんやりする。派手に射精させられた時はがぶのじの陰になっていた部分であるため、自ずと出所が絞られる。
「オラァ! 手ぇ止まってんぞ!」
 ドスを利かせた脅し文句に震え、イカイカは手コキを再開する。目の前で快感に脈打つ巨いなる凶器を、卑猥な目で見るゆとりすら存在しない。今は只管に、性感に酔えるよう祈りながら刺激を与え続けるだけしかできない。がぶのじは再び喘ぎ出す。開いて鋭く並んだ牙を覗かせる口から、興奮によって粘つく涎が滴り落ちる。雄柱からも卑猥な涎を垂らし続け、日々鍛える引き締まったマッチョな肉体は、滲んだ汗でどんどん濡れる。
「うあ……! チンポが喜んじまう……うぅ!」
 厳つい陸鮫の顔立ちが初めて少し緩み、ピクッと身に力が入る。イカイカの手に包まれた部分も刹那に力を込められ、透明な快楽の証がピュッと噴き出してイカイカの顔や頭に降りかかる。
「イカ臭っ……」
 新たにイカイカを汚す独特の雄臭がより空気に混ざる。
「俺のチンポで汚れてくのはたまんねぇな……!」
 再びがぶのじが快感に力を込めて突出すると、勢いは控えめながら濃厚な先走りが先端から湧き出て、イカイカの白い鼻先をてからせる。確実な雄の営みの進展を感じ取ったがぶのじ。もういいとイカイカに告げると、扱き続けていた手を離した。その瞬間に数多の糸を引いたその掌は、重力で垂れ落ちそうになるくらいに若雄の粘り気で潤い、イカイカのそれとは異なる臭いが染み付いている。
「舐めるなりケツに突っ込むなり好きにしな」
 イカイカは汚れた手を舐め始める。舌や口腔に容赦なく絡み付く塩味は、体液のみならず体内で熟成された一物由来の物も混ざって癖の強い味わいに変化していた。それに思わず&ruby(えず){嘔吐};きそうになるイカイカを眺めて楽しみ、興奮に怒張を脈打たせてドロッと漏らすがぶのじ。急激に湧き上がる肉欲が抑えられなくなっていく。ゆっくり後退してから、突如イカイカに覆い被さった。重なる鮫肌の腕で自由を奪われ、眼前に迫る強面と筋骨逞しい肉体に威圧され、その耳は上気して荒ぶる息遣いを拾い、鼻は汗とそれに含まれる濃厚な若雄のフェロモンの臭いに蹂躙される。
「挿れるぜ……!」
 少しずつ前進して、腰を低くするがぶのじ。先程解されて開きかかった菊の蕾に、おおきなねっこでは済まないモノが当たる。すっかり威圧されたイカイカは抵抗する心の余裕すらない。押し当てられたがぶのじの一物がドクンと心地よく疼き、初めて陸鮫の粘液が異空間に流れ込んだ。徐々に強く押し付けた末にイカイカの蕾は花開き、それを強いた凶悪な柱が体内を開削する。
「ぐうっ……!」
 爪や舌など比べ物にならない太さの侵入にイカイカは脂汗を滲ませ、強く瞑られた目から零れ落ちる涙。
「キッツ……!」
 がぶのじも表情を歪ませ、狭い空間を取り囲む肉の襞で雄柱を激しく責められる刺激に呻く。亀頭状の太まりがうねりを伴う洞窟の奥へ突き進む度に強く擦れ、盛り上がる太い血管や裏筋沿いの大きな突起が襞の凹凸に干渉して、それらが快感に変換されている。
「これやべぇ……ぐぅ!」
 がぶのじは自身の肉体に微かな命のわだかまりを予感した。このまま力任せに奥まで突いたら間違いなく持たない。とりあえずゆっくり奥へ押し込み始める。
「あぁっ! 太い……!」
 イカイカも脂汗混じりの体液に塗れながら、がぶのじの存在感を嫌という程味わわされる。ゆっくり挿入するのは、穴を破壊されない点ではイカイカとしてもまだ救いだった。お互い苦悶しながら、継ぎ目は勝手に強固なものとなる。がぶのじの足がイカイカの足に触れる。すると上手く脹脛に足を引っ掛けて、イカイカの両足を宙に浮かせる。
「おい! 何を……ぐあっ!」
 仰向けのまま踏ん張る手段をなくして、イカイカはもぞもぞ動き出した。
「暴れんじゃねぇ、よぉ……! うおっ!」
 腕と上半身でイカイカを押さえ付け、更に奥へ突き進む。暴れたのはかえって逆効果で、濡れた鱗の摩擦音を立てただけに止まり、結果的によりスムーズな開拓を許してしまう。その間にも我慢の証を脈打ちながら漏らし、中の滑りがよくなる。結局がぶのじの凶悪な突出を、イカイカの花の中に根元まで埋め込まれてしまう。
「お前のナカ……あちいじゃねーか……! 興奮してんだろ?」
「誰が興奮なんか……!」
 硬くて丈夫な皮膚よりも体温や脈を強く感じる敏感な凹凸の噛み合いを、一方は快楽の、他方は苦痛の中でそれぞれ感じ取る。
「動くかんなぁ……! ぐっ! うぅっ!」
 がぶのじはゆっくり腰を引く。途端に眉間に皺を寄せて歯を食いしばる。
「あぁっ! やめ……! 引っ掛かっ……!」
 イカイカは宙に浮いた足をばたつかせ、途端に涙を流して苦悶の表情に変わる。エラに沿って並ぶ大きな突起が、返しの如く襞の凹凸に引っ掛かり、心地よい電流の走るような刺激が生まれる。それに合わせて雄は躍動し、粘液を中に搾り出す。再び奥へと挿し込むと、先端が肉洞を拡張しながら擦れる。
「中でっ! 動いてっ! うあぁ!」
 凶悪な侵入者を内に感じながら、取り囲む肉壁が次第にじんじんと熱を持ち始める。イカイカの視線に映る厳つい陸鮫の強面は、快感に火照って時折悶え、涎を粘つかせながらも、交尾に臨む雄の貪るような色気を放ち、押さえ付ける逞しい腕や鎖骨の浮くがっしりした肩回り、くっきりした谷間の胸板、胸部から腹部にかけて押し付けられる鮫肌な腹筋の割れ、そして交尾特有のフェロモン混じりの強い汗臭さがそれを一層引き立てて、イカイカは犯される苦痛の中でも気が触れそうになっていた。それは雄膣の不意なひくつきにも現れる。
「うおっ! 締まりが変わっ……!」
 がぶのじにもそれが伝わり、性感を顔に表出するや否や、肉襞を押し退けて雄柱がムクッと膨らむ。子作りの準備運動で我慢汁を中に出されている感覚は、見えずともイカイカの体内に伝わる。がぶのじが見下ろすイカイカの泣き顔は、未だに苦痛を滲ませてはいるものの、次第に妖艶さを色濃くしていく。戦う屈強な雄が見せる事のなさそうな表情のギャップに、がぶのじは一層中てられる。そして子作りを再開する。
「うおぉ! おっ! あぁ!」
 たっぷり漏らして濡れそぼった硬い肉凸と、それに汚される柔らかい肉凹とのぬるりとした摩擦を受け続けて、色っぽくも野太くハスキーな喘ぎを発しながら攻める雄の顔立ちのがぶのじに、イカイカは知らぬ間に惹き込まれていく。苦痛であった筈の犯される刺激も、凶悪な肉柱によっていつしか払拭させられ、咥え込む肉筒はじんじんと心地よい熱を感じ始めていた。
「おめぇっ! いいカオしやがってぇ……!」
 喘ぎ混じりにがぶのじはニヤッと笑う。
「誰、が……いい顔なんか……んあぁ!」
「おいっ……うあぁっ!」
 赤面した弾みで締まる体内に、一瞬情けない表情を浮かべて体液を搾り出されるがぶのじ。抽送を再開すると、じゅぽんじゅぽんと大きな水音が立つ。これまでに漏らした量はイカイカの許容量を上回る程に多く、ぬめりに満たされた体内は侵入者たるがぶのじの空間に置き換わっている。挿し込まれた雄の柱に散らされようとするイカイカの菊の花からも大量に漏れ出続け、直接見えずともひんやりぬるっとした尻尾の付け根でそれを実感する。性刺激を糧に、若雄の立派で凶悪なムスコはイカイカの中でより大きく成長して、子を成す快楽の摩擦を一層強めていく。
「うあっ! あっ! そこぉ!」
 より奥にある気持ちいい部分に届き、イカイカは大きく身を跳ねながら激しく喘ぎ出す。汚れた体液がミュートの役割を果たし、鱗が立てる音は彼らの喘ぎ声どころか、抽送にすらも音量で負けていた。
「うっ! そこかぁ……! もっとぉ……刺激してやんぜぇ……ぐうっ!」
 がぶのじも差し迫る限界に余裕がなくなる中で、探り当てたイカイカの弱点を攻めまくる。双竜の割れた腹筋に挟まれて膨れ上がるイカイカのグロテスクな一物が、脈動を伝えて彼らの腹部を濡らす。
「うっ、ぐおっ! はぁっ、はぁ……!」
「あぁっ! やっ、やめっ!」
 雄と雌、それぞれの快楽に堕ちそうな交尾を続ける、卑猥に濡れて雄臭い大柄で屈強なドラゴン達。
「俺の、雄マンコッ! 気持ちよく、なっちゃうぅ!!」
 涙と涎でぐちゃぐちゃな蕩け顔で、押さえ付けられた肉体をがくがく震わせるイカイカ。両手は宙に浮いた足の代わりに力任せに地面に爪を立て、削れた土をぎゅっと強く握り締めては再び爪を立てる。どのみちがぶのじの体液で土臭かった掌に、一層染み付く土の臭い。
「いい、ぜぇっ! 俺もっ! チンポ、めっちゃ気持ちいいかんなぁ!」
 イカイカの目の前で、がぶのじも快楽に蕩けた表情を晒す。収まっていた割れ目が膨張で塞がり、完全な突出となった雄柱は岩のように固く張り詰め、太い血管や筋も凹凸をくっきりする程に張り出し、表面に並ぶ突起もその存在感を強くしていた。肉壺の凹凸と竜柱の凹凸が噛み合う強烈な刺激で、肉壺はひくひく震えながら甘ったるい熱を帯び、イカイカはそれに浮かされて逆上せるような不思議な感覚に陥っていく。そして竜柱は力強く危険な脈動を伴って、種付けが迫る証の、尿道内での移動を自覚できる程に濃厚な我慢汁を、肉壺に唆されて搾り出す。がぶのじが挿入当初から感じていた生命の疼きが、雄の根元で次第に強まってきていた。
「あっ! だめ、らめっ!! イッ、イくぅぅぅっ!!!」
 イカイカが女々しい声を発しつつ筋骨隆々な肉体を震わせ、腹筋に挟まれた一物から濃厚な体液を搾り出す。その表情に色気を感じていたがぶのじに、体内から情熱的に要望される。
「ぐおっ! すげっ!!」
 涎を垂らして歯を食いしばり、挿入直後のような強烈な圧迫に見舞われながらも、がぶのじは限界差し迫る自慢の凶悪なドラゴンを熟した肉襞と戯れさせる。
「漏れる!! たまんねぇ!!」
「~~~~~~~~~~っ!!!」
 腰を引くと全体の摩擦に加えてエラに並んだ突起が襞と絡み合い、ズンと芯に響く脈動を発して、雄の根元に溜め込まれた生命のエキスが根元から漏れ出ようとして強烈に気持ちよくなる。辛うじて閉じている出口が内圧で尿道に向かって膨らむ快感で、立派な雄の象徴は更に張りを強めて太く、長くなって絶頂最中のイカイカを更に狂わせる。声にならない嬌声を耳に浴びせられながら、今度は割れ目の埋まった根元まで一気に体内を突き、先端の膨らみが肉襞をこじ開け、最も奥へ辿り着く。その衝撃でイカイカが仰け反って宙に浮いた足をぴんと伸ばし、雄膣をこれでもかと締め上げる。圧迫と姦通の刺激でとうとう出口から若いガブリアスの遺伝子が押し出され、濃厚な怒涛が尿道を歪に広げつつ、パワフルな凶器を通してイカイカの体内へ突き進む。
「ガオォォォォォォォォッ!!!」
「あぁぁ!!! あっ、あぁぁぁぁーーーーーーー!!!」
 咆哮に乗せて大量の子種が雄々しく屈強ながぶのじから勢いよく飛び出し、中を一気に満たす。芯に響く衝撃がイカイカの体内で生まれ、一つになった肉体に伝播していく。中に出された事でまたも快楽の高まりを迎えたイカイカは、爪を立てた両手で力任せに地面を抉り、精を漏らしながらがくがく身震いして、下腹部が風船の如く膨らむのを感じ取る。継ぎ目からも大いに溢れ出し、雄の臭いに混ざる土っぽい精臭が、砕かれた青土の臭いとの相乗効果でより濃くなっていく。無意識に密着して、ビュービュー迸るがぶのじの精液と互いの濡れた体に残る火照り、心臓の鼓動と激しい息遣いを強く感じ取れる。

「多すぎ……だろ……!」
 ようやく絶頂地獄から回復しかかったイカイカが苦し気に声を搾り出した。
「俺のザーメン……めっちゃ出るからよぉ……」
 勝者として敗者を組み敷いて欲を解き放つ恍惚と爽快感に包まれ、がぶのじはにんまり笑う。
「しっかしよぉ……お前すげーイき狂ってたな? おかげで犯し甲斐があったぜぇ……」
「や、やめてくれ……それは……んあぁっ!」
 恥辱に震えるイカイカに対して、がぶのじは出し続ける雄で容赦なく中を掻き回して身悶えさせた。
「これで『わかった』だろ? お前の負けだってよぉ……」
 首筋に舌を伸ばし、並ぶ大きな鱗の隙間を舐め回すと、イカイカは目を瞑って戦慄いた。
「ち、ちくしょぉ……」
 濡れた目が悔し涙で上書きされる。揺るぎない勝利を掴み取ったがぶのじは、ニチャリと不気味に笑う。中出しもようやく落ち着いてきた頃合い、腰を浮かせて萎え掛けた雄を引き摺り出す。擦れる突起でイカイカが身震いするのを感じつつ、完全に引き抜かれた。
 体を起こすと、仰向けのまま丸みを帯びた腹部を新たに白く汚し、無様に散らされた菊の花から、青土と栗の花が混ざった臭いを放つ白い蜜が沢山溢れ出す。凶悪な雄の証も、まともにその役割を与えられないまますっかり萎えている。一方で派手な種付けを遂げて佇むがぶのじは、垂れ下がる雄から白い粘りを滴らせ、浮き立つ腹筋をイカイカに汚されていた。
「いやーいい眺めだぜ」
「さっさと……失せろ……!」
 鋭く睨む敗者の目からは止め処なく涙が溢れ、頬は完全に赤く染まって声を震わせている。がぶのじはごくりと生唾を呑んだ。
「最後の最後まで俺をそそらせやがって……!」
 垂れ下がっていた一物がつるぎのまいを繰り出してムクムク頭をもたげ、一気に天を突く。事後の白いぬめりをローション代わりに爪で扱きながらゆっくりイカイカとの距離を詰める。
「おっおい何を……!」
 迫る壁の如き威圧感に、イカイカの顔が途端に青くなる。逃げようにも眼前で扱かれている凶悪な怒張に掻き回されたせいで、完全に足が竦んでいた。見る間に力強く筋張り、出すぞと言わんばかりに躍動して新たな体液を湧き出す。がぶのじは汚れた厳つい顔立ちに快楽を表出した。
「オラッ! 残り全部&ruby(だ){射精}してやる!!」
「オラッ! 残り全部&ruby(だ){射精};してやる!!」
「やっやめ、やめろぉ!」
 悲願の叫びも虚しく、張り詰めた裏筋が歪に盛り上がり、がぶのじの命のエキスが体内を脱しようとする。
「ぐぅぅっ!!!」
 気持ちよく歯を食いしばり、白い弾を発射する。弧を描いて灰色の体に次々着弾し、それは屈辱の刻印に姿を変える。生温かさが敗者の身に伝わり、一層濃くなる土臭さ。されるがままに汚され、イカイカは口元を震わせて再び涙を零す。
「ふぅ、スッキリしたぜぇ……! またよろしく頼むぜ、イカイカさんよぉ」
 無様な負け姿を目線で舐め回し、がぶのじは満足げに去っていく。未だ動けずにすすり泣くイカイカは、身を汚された汗と体液に体温を奪われ、フェロモン臭と二つの土臭さが鼻腔にこびり付く中で、体の奥底に燻る何かが生まれている事に気付いてはいれど、それに目を向けたくはなかった。


「あいつに負けてたらどうなってたことやら……おーこえー」
 口で散々弄り倒したイカイカの凶器たる雄の証を思い返し、ブルッと鮫肌が立っていた。


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【作品名】	イカイカ無様にイカされて
【原稿用紙(20×20行)】	33.7(枚)
【総文字数】	11796(字)
【行数】	175(行)
【台詞:地の文】	13:86(%)|1538:10258(字)
【漢字:かな:カナ:他】	38:52:6:2(%)|4491:6241:800:264(字)
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