ドスーーーーン!
草むらに落ちたらしく、衝撃が和らいで命拾いしたようだ。なんて悪運の強さだ。
「おや? 何か落ちてきたようです!」
響き渡る男の実況の声。草の合間から覗く景色を見回す。どうやら試合自体は終わったようだ。注意深く観察を続ける。光る輪っかのような物が何箇所かに浮いてる。耳を澄ますと、人間の声に混じって聞き覚えのある鳴き声も届いた。
(まさかここ……ユナイト会場か?)
生で見たことはなかったが、話には聞いてたからポケモンユナイトについてはすぐに分かった。マジで遠くに飛ばされたらしい。まいったな。どうやって帰ろ――
ベチィィィン!
快音と同時に痛みが走る。そして俺の体は草むらから引きずり出されていた!
「おおっと、落ちてきたのはリザードンです!」
そして実況される始末。忽ち六匹のポケモンにぐるりと取り囲まれる。
「おいおい、なんで
偽竜がこんなとこにいんだぁ?」
強面でガタイのいい
ガブリアスが俺を睨み付ける。他には
ミライドン、
ドラパルト、
ヌメルゴン、
ジュラルドン、そして
カイリュー。彼らの共通点は明白だった。勝負に負けて飛ばされたなんて、口が裂けても言えやしねえ。
「ドラゴンカーニバルにリザードンが参戦するのはルール違反です! 一体どなたのポケモンでしょう? 残念ながら罰則が適用されそうです!」
は? 罰則? 何だそりゃ。オーロラビジョンを見るとドラゴン集結フルバーストバトルだか書かれてる。俺だってメガシンカすりゃドラゴンだし、パルデアでドラゴンテラスタルすりゃ最強……ってキス魔にハイボとはかいこうせんで乙る最弱とか言うなぁぁぁ!
「おいなんか言ったらどうだ!」
「まあまあ落ち着いてください」
気の短いガブリアスを宥めるミライドン。だが俺に向けられた視線は無機的で冷たい。
「実況の通り、あなたがこの場にいるのはルール違反。よってここで罰を受けてもらいますよ」
「罰って……何するんだよ?」
途端に襲い掛かる不安と恐怖。ユナイトで戦う六竜に囲まれる威圧感がそれを増長する。
「このバトルは特別な力でバンバン技を出しまくれるんだ。だからすっごく爽快なんだけど……」
カイリューが目を細めて舌なめずりする。
「その反動のせいか、
ウズウズしちゃうんだよなあ」
再び俺に注がれた視線は、明らかに獲物に向けられるそれだった。何としてでも逃げないと……って、俺の体に付いたベトベトで手足や翼が動かねえ!
「逃げよ思たかて無駄だす」
ジュラルドンの放った岩が突き刺さる。ステロか! つと妙な異臭を感じ取って見上げると、彼らの股間に立派にそそり立つドラゴーン!
「お、おい、マ、マジかよ……!?」
思わずわなわな震え出して情けない声が漏れる。
「このバトル、技の回転が早まる副作用で精力増強効果が確認されています。彼らはリザードンで溜まった欲望の発散を望んでいるようです。ならばやりましょう! ドラゴン集結! 『裏』フルバーストバトル、
開幕です!!」
残っていた観客の歓声が聞こえる。てか勝手に始めるなーーー!
いや何? こんなの許される? さっき実況が言ってたカーニバル、別名
謝肉祭。
言うなれば
射精する
肉棒の
祭りってか!? もうわけがわからないよ。
「お前ら二匹だけ? あいつらは?」
「負けたからさっさと帰りましたよ」
ガブリアスに聞かれて溜息混じりのミライドン。彼側のメンツはカイリューだけだから、四対四のバトルとわかる。
「もったいねーな、気持ちいいことしまくれるのによ」
「どでかな童貞には黙っておきます。奴はまあ、言ったところで色事に興味ないし、いいでしょう」
「ま、残った俺らで楽しもうぜ!」
再び俺を目で捉えてニヤリ。すっかり露出してる六竜六色のチンポはバキバキに張りを強めて目で分かる程にドクンドクンと脈打ち、めいめい発情を主張する。しかしみんなでけーなおい……!
「で、記念すべき一番目は誰がやるんだ?」
ドラパルトの一声で相談が始まる。この間に逃げ
遂せたいのは山々だが、ステロのCC
*1を食らって動けずじまい。
「ボクがやるよ!」
名乗りを上げたのはヌメルゴン。パワーウィップで俺を草むらから引きずり出した
張本竜だ。
「罰とはいえ、まずは気持ちよくもてなさないとね」
と、うつ伏せだった俺を頭の長い触角で易々と仰向けにひっくり返す。
「うへへ、うまそう」
涎をたっぷり絡めて舌なめずり。全身の鱗が浮き上がらんばかりにゾワッとする。ヌメルゴンは俺の丸い腹を愛撫しつつその下の縦割れを弄ぶ。ぬめった手からの刺激は否応なく俺の身を戦慄かせる。釣られて収まってたチンポが露出して彼らの前で勃起しちまう。俺のも負けず劣らず立派だとは思うが、屈辱的な状況で晒したくはなかった。
「いただきまーす!」
粘竜は腹の上に乗って、そのままチンポをケツに当てる。
「お、おいマジかよ!?」
不敵に笑いながら、奴はチンポを飲み込む。温度は低めだがぬめった柔らかな肉が包み込んで締め付けてくる。初めての刺激でそれですら呻いちまうのに、俺の上でヌメチンを揺らしながら自ら動き、襞々な淫肉で容赦なく扱いてきやがる。
「うあ、やべっ……!」
我慢汁を搾られながらチンポが中で膨れて、血管や尿道沿いの太い筋が張り出してくのが、貪欲な体内との摩擦でわかっちまう。割れ目の窪みが埋まる程に奴の中で突出した挙句、後戻りできない営みのフェーズに突入する。
「クソッ、でちま……!!」
「遠慮しないで、いいよぉ!」
ぬめった豊満な体を揺らしながら、俺から漏れようとする物を艶めかしく欲した。初めての快楽が、熱く腫れたチンポの中でせり上がる。
「ウグオォォォォッ!!!」
俺は呆気なく身を強張らせ、熟れて潤う奴の体内に怒涛の精を噴き上げてしまう。
「あはっ、熱いぃ……!!!」
ヌメルゴンも恍惚に震えてトコロテンに至り、腹を白く汚しやがった。搾り出されるオーガズムに呆然とするが、次第に冷めて重大な事実に頭が白くなる。
「こんなあっさり……貞操奪われちまった……」
「え、そうなの? やったじゃん♪」
ヌメルゴンは満面の笑み。羨ましい奴だなと周囲からもヤジが飛ぶ。もっとじっくり楽しみたかったぜ……。燻る快感の中で大息を零した。
ヌメルゴンが穢れたチンポを解放する。白く汚れて腹にベチャッと横たわった。
「お前中出ししなくていいのかよ?」
「挿れるより挿れられる方が気持ちいいの」
とガブリアスに笑顔を見せた。耐久が高いから奴はおそらくタンクだろう。そのぬめぬめタンクが俺を見て目を細める。
「これは序の口。これからが本番だよみんな!」
「待ち焦がれてヌルヌルだぜぇ!」
ヌメルゴンの一声に、雄竜たちの目が一層ギラつく。もうどうにでもなっちまえ。
「じゃあ次おいら!」
名乗り出るカイリュー。弾力のある蛇腹を持ちつつも筋肉を感じられる体つきに、シンプルながら雄々しく筋張るチンポが映える。
「もう楽しみにしてたんだー!」
突然踊り出す。まさかこれ、りゅうのまい? おいおいでけーのに攻撃と素早さ上げてどうすんだよ! 青ざめてるのも構わず、ガシッと俺を捕らえてうつ伏せにし、雄の表情を見せた。
「中出し一番乗り!」
デカチンを容赦なくケツにぶち込む。
「いでえぇぇぇっ!」
苦悶に絶叫するが、すぐ慣れるよと宥められた。挿入るところまで挿れてから、容赦ない抽送。
「やめっ! 腹、抉れる!」
「熱くて、気持ちいい!」
威力と速度の上がった腰振りは案の定俺を苦悶に陥れる。ケツに蛇腹が当たる弾力も気に留める余裕はない。更に情け容赦なくチンポが膨れ、苦しみは増すばかり。
「あ、だめっ!!」
振り向いて見えた飛竜のかわいらしい顔が、強まる快感にくしゃりと歪んだ。
「はかいこうせん、でるぅぅぅ!!!」
猛烈な一撃が、俺の体内で炸裂した。当然悶絶級。
「ナイスゴール!」
は? なんでゴール扱いなんだ実況!? 苦悶の中で意味不明な状況に釈然としない。それでも奴の精は力強くどっぷり注がれた。
「あー、おいら早いからもう終わっちゃった……」
項垂れながらチンポを抜く。とんだ早撃ちムー〇ンでちょっと助かったぜ。と安心するのも束の間。
「あれ? もう賢者タイムが終わってチンコ勃った!」
マジかよ。喜ぶカイリューを横目に顔を顰めた。
「フルバーストやさかい、技と一緒で
精液溜まるんも早よなってんだっしゃろなあ。知らんけど」
いや気付かなくていいからジュラルドン!
「だったら見抜きし放題、やったー!」
再び歓喜のりゅうのまい。俺に向けるなよ、絶対!
あー、まだまだスタンバってやがる。クイックバトルなら早く終わってくれ!
「じゃあ次は――」
「オレ、オレ!」
特殊詐欺の導入みたいな自己主張で影から飛び出してきたドラパルト。スリムな体形だが、伸びるチンポはツルツルしてそうながら何気にでかくて不安が再燃する。
「んじゃオメーらとくと楽しめ!」
と言うや否や二匹のドラメシヤを発射する。それは一直線に……。
「いぎぃ!」
俺のケツ。二匹同時に突っ込んだ頭を出した。
「うひょー!」
「くせー!」
ガキども、汚れて喜んでやがる。
「じゃあおれからな!」
今度はショタチン突っ込んでヘコヘコし始めたし。
「おい保護者! どんな教育してんだ!」
霊竜に怒りの抗議。だが奴はニタリ。
「コイツらオレの弟。ちな成竜済」
・ ・ ・ ・ ・ ・ は ぁ ?
全然そうは見えねーよと睨むも、彼はニヤつくばかり。愛弟が果てたのも気付かなかった。
もう一匹に代わったと思ったら、ドラパルトは上空で旋回する。これが奴のりゅうのまいらしいが……。
「あー弟の交尾見ながら舞ってると気持ちいー!」
……とんだブラコンじゃねえか!! なんてツッコむ余裕は途端に消え失せることに。ツッコまれちゃいるが。
「あーイクぜー!!!」
おい待て、あいつ旋回しながらチンポ脈打たせてイってやがる!
「うわやめろ汚えぇーーーっ!!」
白濁スプリンクラーと化した奴に白く汚され、鼻を突く臭いが強まった。その間しれっともう一匹も俺にぶちまけていた。
「兄貴ー! いっすよー!」
いつの間にか姿を消してた変態は、突如俺のケツの前に現れた。
「そんじゃオレも、っと」
弟と比べ物にならない質量が侵入する。正にどでか! ドラパルト! 奴も例に漏れず激しいピストンしやがる。
「アイツもココにいりゃよかったのによぉ……ううっ!」
アイツ、たぶんミライドンが言ってた童貞のことだろう。俺はいない方が助かるが。しかし奴のチンポも滑らかとはいえカイリュー並みに腹抉られる。再び辛苦に耐える羽目に。
「あーやべ、イクイクイクッ!!!」
あ、カイリュー以上に早い。急激に中で膨らんだチンポが、俺の中で爆発した。
「ナイスゴール!」
だから実況! てか俺「が」ゴールなのか? 罰にしちゃとんだ
公開処刑じゃん。流石にポケ権侵害だろうが! そう叫びたくとも種付けの苦悶に阻まれた。
ドラパルトは満足げにチンポを抜いた。クイックバトル故か早漏はさして気にしてないよう。
「じゃあ次は……」
奴らの視線が一匹に集中する。
「――わ、わて!?」
途端に狼狽えるジュラルドン。
「わて別に挿れんでもよろしおま」
「筆下ろしのチャンスなのに
日和ってるやついる? いねえよなあああ!?」
「何言いはりまんねん……」
強面の大将に渋い顔を見せる。勃起したチンポから地面に何度か飛ばした汚れがあり、見抜きしてたのは明らか。ジュラルドンは溜息を漏らす。
「へえへえ、ほな挿れまっさ」
圧に負け、歩く動きに合わせてチンポを揺らしながら俺の後ろへ行き、両太腿を掴む。白が駄々漏れるケツに突如ひんやりした感触。
「慣らさんたって、ようおますな?」
五竜は一斉に頷き、鋼竜は腰を押し付けた。挿入ってくチンポはカイリューたちより控えめながらそれでもでかい上にごつく、鋼の硬さを感じる。
「あかん、熱溜まってまうわ……!」
根元まで埋め込むなり、抽送を始める。
「い、いっ! いでで!」
下手くそ! ただでさえ硬いってのにだから童貞は――
「その調子!」
って絶妙なタイミングで背中押すな実況!!
「ごっつ気持ちええ……こんなん初めてや……ぐうっ!」
無骨な表情が快楽に歪むのは卑猥だが、それ以前に痛くてそれどころじゃない。早よ終われ!
「っぐ、も、もういてまうっ!!」
涙目になりながら前屈み。中で鋼のチンポが熱を持って更にでかくなり、これまた抉られるような苦痛に苛まれる。
「ゴ、ゴーキーーン!!!」
「ぐわああっ!!」
果てる瞬間、体から発したりゅうのはどうが俺の身を蝕み、体内を記念すべきラスターカノンが撃ち抜く。
「ナイスゴール!」
点数と共に「初ゴールおめでとう」と大々的にビジョンに表示され、竜たち、観客共々脱童貞にお祭り騒ぎ。いやカーニバルだけどさ、満身創痍で何を見せられてんだ俺……。
水っ腹を促進させる律動が鎮まり、鋼の砲身が抜かれた。
「ええ経験さしていただきまひたわ。ほんまおおきに! せやけど熱うて、早よ熱出さな……うあぁっ!!!」
復活の早いチンポをそのまま扱き、放熱がてら金気臭い白濁を俺にぶちまけやがった。俺は顰め面でジュラルドンを睨み付けた。
「残るは大将おふたりだね」
ガブリアスとミライドンを交互に見つめるヌメルゴン。俺が落ちる前にやってた試合はガブリアス側が勝ったようだ。ここまでどっちも抜かないままギンギンに勃たせた状態で見つめ合う。
「試合は俺らが勝ったから、お前先ヤれよ」
「お気遣い感謝します」
勝将は敗将に順番を譲った。電竜がうつ伏せの俺の前に立ちはだかり、途端に空気がピリピリする。ねっとり糸を引いて脈打つ、透明感のある巨大な電柱。見上げることでより大きいと錯覚しちまう。
「僕に奉仕しなさい」
「……わかったよ」
俺は重い体を立ち上がらせ、口を開けて電柱の先を咥え込み、露出する部分を両手で扱いて刺激する。口内は塩気とピリッとした感触が支配して、両手と共に雄の躍動を感じ取る。臭いは最も弱い。必死に刺激すると、一際強く脈打って痺れと塩気が広がり、その瞬間液晶状の目にノイズが走る。
「思ったよりは、やりますねっ……くぅ!」
表情こそ乏しいが、荒い呼吸や身震い、チンポの膨張と脈動からよがってるのはわかる。さっさと終わらせたいがために責めを激しくする。
「もう出ますよ……飲みなさいっ!!」
ミライドンは俺の頭を両手で押さえ付けた。根元から先へチンポの中を白い物が通る。マジで透明だった。
「グオォォォッ!!!」
再び目にノイズが走り、俺の口内に子種をぶちまける。舌から感電し、金気っぽい青臭さと渋味は飲み切れずに口から溢れてねっとり滴り落ちた。口からチンポが抜かれ、俺は残った精を唾と共に吐き捨てた。
「これはまだ甘イキです。僕の神髄を体で感じなさい」
後ろへ回り込み、電柱をケツに突っ込む。ケツはすっかり慣らされ、こんなデカブツも挿入ってしまうなんて。溜息を吐く間もなく始まる抽送。動きは割と穏やかだが、ブツのでかさが中から衝撃をもたらす。
「いい塩梅です、たまりません!」
中で膨れ、電気を帯びてきてビリビリしてきた。萎え続けてた俺のチンポが反射的に勃起する。
「食らいなさい、渾身の一発!!」
目のノイズが激しくなり、帯電著しい。直感でヤバいと分かった。だが逃げる術はない。
「グオオォォォーーーン!!!」
腹の奥底に届かんばかりのチャージビームが派手にぶちかまされ、電撃に触発されて俺もダラダラ精を漏らしちまった。
「ナイスゴール!」
いつの間にか表示される点数が倍くらいになってる。どういう基準なんだこの点数……。
「想像以上に名器でした」
種付けを遂げても呆然とせず、淡々とチンポを抜く電竜。これが大将の器ってやつなんだろうか。
「待たせましたね、やっと出番ですよ」
と、鼻息を荒げる地竜を一瞥した。
「やっと俺様の出番か」
目を鋭くしてやおら舌なめずり。背筋に寒気が走る程の威圧感を発しつつ眼前に立つ強面で筋肉質なガブリアス。雄臭も最も強く、勝将の貫禄漂う。
「この手じゃシコれなくてよお」
突き出された我慢汁塗れのチンポはでかくて筋張ってるのは勿論、突起が並んで刺々しくガタイに見合った凶悪ぶり。言葉にせずともしゃぶれよオーラが伝わる。逆らったら洒落にならなそうで、大人しく従う他なかった。噎せる程の臭いに目を顰めつつ先と同様咥え込む。土っぽい塩気に口が支配された。
「やんじゃねえかぁ……!」
筋肉とチンポを震わせ、快感は覚えてそう。扱く手に太い血管と筋、突起が当たって凹凸が半端ない。ぶち込まれたくねーよこんなの!
「うおぉ熱くてたまんねえ!」
口内でチンポと共に膨れ上がる凶悪性。俺、生きて帰れるかな?
「いぐっ! 離せ!!」
強面に快楽を滲ませ、チンポを口から離させた。一層雄々しく濡れそぼった凶器を俺のマズルに押し付けた。
「うぐおぉぉっ!!!」
パワフルな躍動に合わせ、俺の額から鼻筋にかけて土臭い子種をぶちまける。既に付いた汚れを上塗りされ、奴の臭いが染み付いてく。口に入り、あまりのまずさに噎せちまった。
「やっと味わえるぜ……!」
果てたのにもうギンギンにして、地竜は俺のケツを捕らえた。世話になったな、ケツよ。
「おらよ!」
「ごあぁぁぁ!」
刺々しい暴君が挿し込まれ、呻きが搾り出される。今までにない腸を捲られるような感覚。挿れてないヌメルゴンを除き、他の奴らとは一線を画す。
「あっちいケツマン久々だぜ!」
炎の熱をも楽しむガブリアス。そして始まる抽送。
「がぁ、ケツ、ケツがぁ!」
前後どちらに動いても中が捲れそうな苦悶に襲われ、打ち付ける鼠径部の鮫肌で穴周りの肌が傷付き、痛い。
「いいぜ、俺様のチンポにっ、ひれ伏せぇ!」
気遣いなど知らぬとばかりに攻勢を強め、俺は苦痛に気が遠くなりかける。だが中で生まれた一点の熱い疼きがそれを許さない。
「ぐあ、マジ、あぁっ!」
苦しい、痛い、はずなのに、なんで!?
「あー、やべえの、クるーっ!!」
舌を出して強面が陶酔に緩む。雄の激烈な膨張で、存在感と威力が俺の中でぐぐぐーんと上がる。俺のチンポまで再三張り詰めて気持ちいい熱をこみ上げてきやがる。
「ガオオオォォォォォッ!!!」
「あ、あがあぁぁぁぁっ!!!」
マッシブな体を震わせ、愉悦の雄叫びを発してガブリアスは暴力的な種付けを遂げ、俺は再び屈辱的なトコロテンを迎えちまった。
「ナイスゴール!」
すげー点数が出てんだけど、こればかりは納得。竜共も観客も大いに沸き立ってら。ドクドク注がれ続けてどうかしちまいそう。大将戦、ガブリアスの勝ち。
長い噴出を終え、萎えても凶器の片鱗を残すブツが抜かれる。完全に終わったな、俺のケツ。
「偽竜のくせに、やつの言う通り名器だったな!」
ガブリアスは豪快に笑う。これで一通り済んだはずだ。ならもう――
「っしゃあ二回目いくかあ!」
「うおぉーっ!」
に、二回目!? 聞きたくない事実に目が点になる。
「堪忍しとくんなはれ。まーだ試合は終われしまへんよってな」
「フルバーストで一回で済むと思うか?」
「今度は鞭打ちプレイかな♪」
果てながら衰えを見せない六竜に囲まれる。ただ偶然飛ばされて落ちただけなのに、
竜の竜による竜のための祭りを穢した扱いされた挙句に
輪姦って、ホント何なんだよ……。臨戦態勢の六本を目にして、俺は気が遠のいていった。
「試合終了!」
ホイッスルが鳴り響き、やっと地獄の時間が終わる。仰向けで動けず、ケツは痛みを通り越して感覚がなく、幾度となく出されて腹は破裂寸前なくらい膨れ、吐き気が半端ない。いつの間にか真上に光の輪っかがあった。ガブリアスが勃起したままじりじり迫る。
「さーてどんだけいったか、なァ!」
凶器で乱暴にケツを一突き。その衝撃で胃が反射的に縮み、一気に喉元にこみ上げる。
「うええ! ぐぼぼぼぼぼぼぼ」
口から噴き出したのは炎でなく白いゲロ。輪を通過する度、ビジョンの数字は増える。玉入れの結果発表かよ。まあこれもある意味玉入れだが……。
降ったゲロが鼻孔を塞ぎ、構造上気道が確保されてても息苦しく朦朧としてきた。それでも反射的な胃の収縮が失神を妨害し続ける。
「ニューレコード!」
長かった嘔吐が止まり、聞き慣れないファンファーレが響いて会場の盛り上がりは最高潮。ニューレコード、結局あの飛距離は新記録だったのか? 頭周りを屈辱の白で汚し、なぜかそんなことを考えながら、狂宴の中で目の前が真っ白になった。