注意!この小説では、回想シーンですが&color(red){ポケモンが死にました};。別にグロテスクな描写は無いつもりですが、それでも苦手な方もいるので。 それでも良ければどうぞ。 ---- 「オイ!此処はオレ達の縄張り。此処等じゃ有名な話だ。それなのに入ったって事は…オレ達にケンカを売っていると見た…」 「ちょっと待ってよ!僕は此処を荒らすつもりなんて無いし、ましてや君達と争うつもりも無い!ただ、此処が縄張りなんて知らなくて…」 僕はブイト。ごく普通のブースター。ただ、今とてもまずい状況にいる。 僕は木の実を取りに森へ行く途中、偶然ムクバードの縄張りに入っちゃったんだ。 ムクバードは全然こっちの話を聞いてくれないし…どうしよう。 「ゴチャゴチャウルセーな、ケンカ売りに来たからには力ずくでも追い返す!」 うっ…凄い勢いだ…。これはただでは逃げれないぞ…。 「待て!お前ら!」 …ん!?こんな僕に救いの手が!神様女神様、僕の為に… 「何だオメーはぁ!」 「少し待てよ。俺はお前らに手は出さない。見学させてもらうぞ」 …へ?助けに来てくれたんじゃないの?神様女神様、あのウインディは何者なんです? 「そこのブースター!お前はあのムクバードを全員倒せるか?」 「え、ええ!?…いきなり何です?」 何?この人。…流石に唐突過ぎるでしょ。ていうか何でそんな事… 「が、頑張れば…」 「何ゴチャゴチャやってんだ!オメーラ!やっちまえ!」 うわ、いきなり突っ込んで来た!相手は…4匹。頑張って倒そう! 「うおりゃ!」 僕は後ろを向いて、突っ込んで来た一匹に、『ブレイズキック』を決める。おお、ムクバードが吹っ飛ぶ。ふぅ~、危なかった… 「い!?何だコイツ!?四足の奴がキックだとぉ!?」 …え?そんなに驚くことかなぁ。ブレイズキックは物心ついた時にはもう覚えてたし、サンダースは二度蹴りも覚えるのに。 「とりゃあ!」 更に、ブレイズキック二連発!これで三匹がダウン。あとは一匹だ。 でも、あのムクバードは近付いて来ないな。流石に危険な真似はしないか。 でも、近付かないならこっちから仕掛ける。口を開いて『火炎放射』。どうだ。 ムクバードは倒れた! 「あ~、疲れた~!」 「ふん……」 あ~終わった。…てか何しに来たのさ!! 兎に角、これで家に帰れ… 「お前、名前は?」 「…え?」 …また唐突な。そういう性格なのかなこの方は。しかも名前?何でさ。 「えっと…ブイト…だけど…」 「…ブイトか。やはり…。よし!我らレシラム様の軍隊に入れ!お前ならできる!」 神様女神様、このウインディは唐突という技を持ってるんでは無いでしょうか? 何回『いきなり!?』と突っ込みたかったか。 …レシラムの軍隊に入れ?どういうこと? 「ああ。流石に唐突だったな。少し話をしよう…」 一体何があるっていうんだ… ---- ブイト、お前には年の離れたサンダースの兄貴がいただろ? 名前は、確かボルダって言ったかな? そいつは、俺達の、レシラムの軍隊に入っていたんだ。流石に驚くだろ? …え?何の軍隊かって? レシラムの軍隊。わざわざ『レシラムの』と付くのには訳がある。 ゼクロムだ。あっちにも、『ゼクロムの軍隊』というものあったんだ。 レシラムとゼクロムは太古から争いを続けていてな、全国から兵士を集めたんだ。…その中の、レシラムの軍隊に入った内の一匹が、ボルダだった。 暫くしてとうとう、レシラムとゼクロムは、軍隊で戦争を始めた。 その戦争は、ゼクロムの軍隊の勝利だった。 だが、その時ボルダは生きていた。しかも、血は一滴も流れなかった。 ブイト。確かお前ら家族には、『事故死』と伝えていたらしいが…、実際は戦争の後に……やられた。ゼクロムの兵士に。逆恨みだったらしい。 そして、死に際の一言が、 「弟…」 「ん!?何だ?」 「弟の…ブイトに…伝えてくれ…。…お前は…人を殺すのが好きな…兵士に…なるな…よ…」 人を殺すのが好きな兵士になるな。 この言葉には、『立派な兵士になれ』というボルダのメッセージがあったんだ…。 ---- 「そ…そんなことが…」 兄さんに、そんな事があったなんて…信じられないよ! 「信じたくないが、事実だ。 だから、お前にレシラムの軍隊に入れ…と。」 「……」 僕がレシラムの軍隊に入ると…兄さんはどう思うんだろうか。 「…嫌ならいい。無理にとは言わない。…じゃあ、俺はここで」 「…わかった」 「!?」 僕は決めた。ここで兄さんの事を引きずっても仕方ないし、何より兄さんの言葉を無駄にしてしまう。 「僕は、レシラム忠義を尽くす兵士になる!」 「…ああ。いい覚悟だ。よし、ついて来い!これならやっていける。」 僕が…兵士…。か。 想像もつかなかったな。今でも混乱してるよ。 ぐうぅ~。 …あ。そう言えば木の実を取りに行く所だったんだ。 「ハハハ!腹が減ってたのか。なら、急がなければな…」 僕の日常が、あっという間に変わってしまった… でも、これはこれでいい生活が送れるかもな。 さてと。軍隊の暮らしとは如何なるものかな?兄さんのように、レシラム…いや、レシラム様に尽くし、ゼクロム軍に立ち向かってみせる! ---- 色々グダグダな小説でしたね…orz これから色々続くのでよろしくお願いします! [[一覧ページへ戻る>セントウの自分]] ---- - どうも、戦記物を書き書きしているグロいなだめな未熟者の極み、みなみでございます。 どうやらこちらも戦記物の様子。レシラム様は僕も大好きでございます。ゼクロム様ももちろん大好きでございます。 やはり、こう大勢の意志によって行われる戦闘行為。戦争というものは正義や悪といったものが多方面から描けます。どっちも正しくて、どっちも負けられない。そんな勝負を書くにはもってこいのジャンルでございますよね。 見たところ戦闘描写がこれからも続いていきそうですね。僕は結構戦闘描写をさらさら書き流す癖があるのですけれど、じっくり書いてみるのもまた楽しいのです。 いろいろなことができて、いろいろな経験を積めて、あらゆるキャラを動かせる戦記物。書くのは少し大変だとは思いますがやっぱり楽しいです。 がんばってくださいませ、おなじwiki作者として応援しております♪ ――[[南十字]] &new{2013-01-09 (水) 04:04:39}; - ありがとうございます! 南十字さんの聖戦に憧れて作ったものです。 なるべく似せないようにしたいです。 レスありがとうございます。 ――[[作者>朱雀フェニックス]] &new{2013-01-09 (水) 07:09:28}; #comment(below) IP:125.195.177.203 TIME:"2013-01-09 (水) 23:32:19" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=prologue" USER_AGENT:"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; BTRS126493; GTB7.4; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729; BRI/2; OfficeLiveConnector.1.5; OfficeLivePatch.1.3; YTB730; BOIE8;ENUS)"