*Seven attributes No.2 [#nebfa2da] ---- 「よいしょ…、そりゃあ!」 パシュパシュ! ボトボト…、 一匹のポケモンがはっぱカッターで木の実を落としていた。 四足歩行で各足に小さい葉がはえている、リーフィアだ。 どうやらここは木の実がたくさん採れるようで、カゴに木の実がたくさん入っている。 「よ~し、こんなものかな。」 空を見上げている、天気をみているようだ。 「まだ明るいね…、ちょっと水浴びして来ようかな♪」 リーフィアはカゴを口にくわえ足速に歩いて行った。 着いた先は流れが穏やかでとてもキレイな川だった。 「ほいしょ、さぁ!泳ぐぞー!」 リーフィアはカゴを置いて、川へ飛び込んだ。 ザップーン! 「ぷはぁ!気持ち~♪」 リーフィアの身体はまるで、水をあげた葉のように輝いていた。 その後、仰向けで浮いたり潜水などして楽しんだ。 「ふう、そろそろ帰ろかな…」 遊びすぎたのか、空は少し紅く染まっていた。 ザバッ…、 水からでて身体を振り大体の水気を飛ばす、後は勝手に乾くだろう。 「ん~、スッキリしたぁ!さて、帰るとしますか。」 リーフィアはカゴあった所を見るとカゴはなく、一匹のポケモンが座って何かを食べている。 横には空のカゴが落ちていた。 「あぁ!こらぁ!ドロボー!」 「!!」 そのポケモンは一目散に食べるのをやめ逃げ出した。 そのあとをリーフィアが追う。 「こらぁ!待てぇ!」 静止を呼びかけたが止まる気は無いようだ。 「も~!草結び!!」 草が足をすくいとり、そのポケモンは転んだ。 しかしまだ逃げようとしている。 「逃げないでよ!草結び!」 リーフィアはそのポケモンの手足を草で縛り上げる。 ポケモンは観念したのか暴れなくなった。 「さて、ドロボーさんのお顔はどんな顔かな?」 リーフィアは前足で顔をあげさせた。 その顔は今にも泣きそうな顔でリーフィアを見上げていた。 (ドキ!ちょっと可愛いかも…) 「き、君の名前は?」 「うぐ………リ、リオル…」 草で縛り上げられたリオルは今にも泣きそうな声で答えた。 「なんで私たちの木の実食べたの?」 「一昨日から何にもたべてなくて…」 リオルの身体をよくみると、そこらじゅうに傷痕がありボロボロだった。 (なにか訳ありかな…?) 「ぼ、ぼくをどうするの?……」 確かにこのまま縛ったまま放置じゃいくらなんでも可愛そうだ。 「う~ん…とにかく姉さんと相談してだね」 「……」 ひとまずリオルを縛っている草を引き上げさせる。 「え…?どうして…」 何故か解放されたことに困惑しているようだ。 「何故ってそのままじゃ嫌でしょ?」 「……」 「ほら、立って…カゴ持って…」 リオルは言われた通りに立って空のカゴを持った。 「じゃあ背中に乗って」 「え!?」 「だってケガ人を歩かせる訳には行かないでしょ?」 「…あ、ありがとうございます……」 リオルはリーフィアの背中に乗りバランスをとった。 「大丈夫?」 「う、うん」 「じゃあ動くよ…」 リーフィアは家に向かって歩きだした。 十五分後… 辺りはすっかり暗くなり、ホーホーや夜行性のポケモンの鳴き声が聞こえる。 「ちょっと遅くなっちゃったな~。」 リーフィアの見つめる先には大きな木でできた家が建っていた。 「さぁ、着いたよ~」 「……Zz…Zz」 疲れていたのかリオルは背中で眠っていた。 (あらら、寝てるよ) リーフィアは軽くため息をつきドアをノックした コンコン 「開けて~、今帰ったよ~」 リーフィアが言うと誰かの影がドアの前に立ち、ドアを開けた。 ガチャ 出てきたのはきれいなエーフィで額の宝石が輝いていた。 「遅かったわね~、あれ?その子は誰?」 「ケガ人&ドロボーさんww」 リーフィアはその後リオルを自分のベッドに寝かしたあと一部始終をエーフィに話した。 「そう、この子が木の実をねぇ…、」 「そうなのよ、本当だったらボコボコにしてくるんだけど、すでにボロボロだったし、訳ありのようなのよね…。それで姉さん達と相談してこの子どうするか決めたほうがいいと思ってね…。そういえば他の姉妹達はどうしたの?」~ エーフィは困った顔して答えた。 「いつもの如く、仲良し三匹娘は森で薪拾いさぼってたから、今拾わせてる、グレイシアは氷風呂に入ってるわ、ブラッキーは夜の巡回中…あ、グレイシアがあがったみたいね。」~ リーフィアが振り返ると、風呂の戸のからグレイシア出てきていた、頭にタオルを被って、湯気ではなく冷気をまとっている。 「あ~気持ち良かった、こう暑いとやってらんないね!お、リーフィアお帰り!あれ?夕ご飯まだ?」 「いやぁ、それがね…、」 リーフィアはグレイシアにも訳を話した。 「…へぇ、じゃあ整理すると木の実をリオルって子が食べちゃって、今その子について相談中、そして薪拾いをサボった連中はまだ帰って来ないから、そのせいでご飯が作れないと…」~ 「まぁ、そんなところね、材料はあるんだけど…」 グレイシアはにやけ顔で言った 「じゃあ今夜はあの三匹娘を徹底的にお仕置きしなくちゃね♪、あぁ、楽しみww」 「グレイシア姉さん…出来るだけほどほどにね、じゃないとあの子達壊れちゃうからww」 「わかってるわかってる…さて、そのリオルって子の寝顔でも見に行って来ようかな♪」~ トットット…ガチャ グレイシアはリオルの寝ている部屋のドアを開け、ベッドを覗き込んだ。 「へぇ、なかなかカワイイじゃない…」 グレイシアは前足でリオルの頬とつつく、 プニプニ… 「ん…、うぅん…Zz…Zz」 リオルは一瞬にがい顔をしたが、またさっきの顔に戻った。 (か、かわいい♪) 「グレイシア姉さん、その子起こさないでよ~」 「わかってるわよ……」 チュッ グレイシアはリオル頬にキスをしてその部屋をでた。 「あら、グレイシアどうしたの?顔赤いわよ…」 「もしかして、グレイシア姉さんあの子のこと…ww」 グレイシアは更に顔を赤くしていた。 「な、なんでもないわよ…(///」 ガチャッ 「「「ただいま~」」」 玄関のドアが開き三匹のポケモンが入って来た。その内二匹は薪を背負っている。 この三匹が例の仲良し三匹娘のサンダース、シャワーズ、ブースターだ。 サンダースが前に出てきて喋りだした。 「いやー、薪拾いはちゃんとしてたんだけどさ~、途中で何と!誰に会ったと思う?何とセレビィに会ってね~、いやー感激だったね~、うんうん。そこで私たちセレビィと友達になれてね、いやー更に感動、感激、雨、嵐だねまったく。そしてねセレビィに頼んで時渡りをしてもらったんだよ、いやーあの時を渡る少女って感じ?良かったね~、そしてね私たちは太古n」~ 「どっちにしろサボって遅くなったのは変わらないんでしょう~?(怒)」 「「「ひっ!」」」 グレイシアの目は笑っているが、炎のように冷気とたてている。 三匹娘は身をこわらばせ、隅に固まっていた。 「リ、リーフィア姉さん助けて~(泣)」 シャワーズがリーフィアに助けを求める、 「ごめんねシャワーズ、相性的に絶対負けるし、今回はあなた達が絶対的に悪い。」 「よ、よし!ブースター行ってこい!相性的にいえば勝てる!行ってこい!」 サンダースがブースターに言う 「え?ぼ、ぼく?」 ブースターはグレイシアを見上げる。 「へぇ、相性で勝てるからといって向かってくる?レベルの違いも分からず屋が…」 パキパキパキッ 冷気がグレイシアの足元の床を凍らせ、更に部屋の温度を下げていく。 「む、無理だよサンダース!勝てっこないよ~」 ブースターは尻込みし、サンダースに抱き着く 「お、おいブースター!抱き着くなって!」 そろそろ様子を見兼ねたエーフィが、 「ハイハイ、グレイシアその辺にして、お風呂焚いてきて、三人は料理作っちゃって8人分ね。」 グレイシアは冷気を出すのをやめ、ぷいっと膨れっ面をして風呂場に向かった。三匹はほっとしたのもつかの間…。 「あんた達~、あとで部屋に行くから待ってるのよ~」 グレイシアがにこやかな顔で言った 「「「は、はい!」」」 三匹はグレイシアが完全に風呂場に向かったところ見ると安堵の表情を浮かべた。 「そういえばなんで8人分なんですか、エーフィ姉さん?」 ブースターが頭に?を浮かべきいた。 「ケガ人が居るのよそれとドロボーさん」 [[Seven attributes No.3]] ---- コメントどぞ↓ #comment IP:133.242.146.153 TIME:"2013-01-30 (水) 14:40:31" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=Seven%20attributes%20No.2" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)"