長編第二回、駄文注意、by[[春風]] [[Memory Lost existence]]に戻る -------------------------------------------------------------------------------- 「・・・おい、ルーク、マスターが殺されたぞ、多分さっきのグレイシ・・・、て、お前!」 はっとして振り向くと、先ほどわかれたドゴームが、マスターの死体を担いで立っていた。 &size(20){&color(Red){Lost existence 第二章、主人殺しの咎};}; &size(20){&color(Red){Lost existence 第二章 主人殺しの咎};}; 「ルーク、もしかしてお前、そいつとグルなのか?」 「そうよ。」 ミナモがそっけなくこたえる。 「おい、俺は殺してないぞ!!」 「でも、ついていくって言ったよね?」 俺は弱みを突かれ、言葉を失う、ミナモはかなり油断できないタイプだな。 「ところで、こいつ誰?」 まずはそこかよ・・・。 「こいつは俺と同じように、この人間に捕まっていたんだ、名前は、ええと・・・。」 「名前で思いだしたけど、あんたのフルネームって何?」 「今はそういうこと話す場面じゃないだろ!」 ミナモって、少し抜けているところがあるのかな・・・? 「おい! お前自分のやったことわかっているのか? 主人殺しは最高の罪だぞ!!」 そうだ、今はこいつを丸めこむのが先だ。 「俺たちは関係ないよ、俺はミナモを追っていただけだし、こいつもなにもしてなかったし・・・。」 「殺したけど、悪い?」 「・・・!!」 このタイミングでいうか、普通、第一罪を着せられたら、これからの旅に影響がでる。 「・・・そうね、ルーク、やっちゃいなさい。」 ・・・そうか、こいつは証拠隠滅のために、ドゴームを殺すつもりだ。 「おい、ルーク、お前正気か!! やめろ、来るな!!」 ・・・まだ行ってねえよ。 「しょうがないな、ルーク、逃げるよ。」 ミナモは俺の手首を掴んで、走り出した。 「ちょっと、俺はなにも・・・、ってお前、証拠隠滅はいいのか?」 引きずられるように走りながら、俺はミナモに尋ねる。 「いいの、話はあとで。」 俺はひとまず納得することにして、とりあえず走りつづけた。 「・・・やっぱりあんた、あいつを殺せなかったね。」 森を抜けたあたりで、ミナモが俺に語りかける。 「えっ・・・あ、当たり前じゃないか、できるだけ殺しには手を染めたくないよ。」 「・・・そう、あたしは憎い人間ならいくらでも殺せるけど。」 俺は冷や汗が走ったのを感じた、少女といえどこいつは残虐な殺人者だ、こいつといたらまた殺人の肩棒を担がされてしまうかもしれない、だけど、今はこいつしか頼れる奴はいない。 しかし彼女の次の言葉は、意外なものだった。 「でも、人間限定で。」 「・・・人間限定?」 「そう、あたしは人間しか今までに殺してないよ、それに・・・。」 ミナモは小さくため息をつき、話を続けた。 「少なくとも、あたしの殺したのは外道・・・そう信じてる。」 「外道・・・?」 「そうさ、殺しをためらわず、楽しんでする奴さ、あたしはそういう奴に殺された人たちの代わりに、復讐してやろうと思っていてね・・・偽善者だろう?」 「偽善者って・・・。」 こいつ、外道を殺しているってことは、俺からすれば安全な奴なのか?、第一俺は人間ではないし、それに一度も殺人を犯したこともない。 「外道、っていってもね、いろんなやつがいるんだよ、聞きたい?」 「いや・・・いいよ。」 別に殺しの話なんて聞きたくもない、俺がもしかしたら手を染めてしまうかもしれない世界のことなんて、できるだけ先延ばしにしておきたいし、残酷なことは嫌いだ。 「ふーん、じゃあ、勝手に話させてもらうよ。」 ミナモは近くに合った手頃な切り株に腰をかけ、あとから俺も切り株に座った。 「あたしが最初に殺したのは、いまから4年前、12歳のころだったけ。」 というと、こいつは今16歳か、俺より年下だな。 「あたしが家で家族といた時、ちょうど夕方ぐらいかな、いきなりあたしの家の扉を蹴破って、銃を持った人間が飛び込んできたの、その時私は、それが危険な物ってわからなかったの、あたしはただ扉が壊されたことについて怒って、近づいていったの、そして・・・。」 ミナモは俺のほうを見て、話を聞いているか確認して、再び話を続けた。 「撃たれたの。」 「銃でか。」 「そう、そしてあたしを助け起こそうとした父がつぎに撃たれたの、即死だったわ、そして動けない私の前で、母を強姦したの。」 「嘘だろ、人間なのに、ポケモンと・・・。」 信じられなかった、人間とポケモンは違うもの、ましてや交わろうとする輩など絶対にいない、それが俺の常識だった、しかし、こいつの言っていることは少なくとも嘘ではない、その証拠に、表情が全て物が立っている。 「やがて行為を終えた人間は、私の見ている前でママの首を締めて、殺した。」 「・・・それで?」 「後はよく覚えていない、気がついたら、あたしの足元に銃殺された人間の死体が転がっていた、多分あたしが銃を奪って、その人間を撃ち殺したんだろう、銃の使い方も知らないのにね、凄くない?」 ミナモは勢いよく俺に語りかけたが、声と裏腹に表情は暗かった。 「そのあとあたしは怪我をしていたし、助けを呼びに外へ出たんだけど・・・、驚いたわ、あの時起きたことがあたしの家だけじゃなくって、集落全体で起こっていたの。」 「集落全体で・・・。」 「あたしは怖くなって、見つからないように逃げたわ・・・、後でわかったんだけれど、あたしたちが住んでた場所には人間に反旗を翻そうって思っている人がいるって噂があって、危険だって判断されて、皆殺しよ・・・、 あたしが知っている限りでは、そんな動きなんてなかったのに・・・。」 「それって、本当のことだよな。」 「・・・嘘かもしれないよね・・・でも、これは真実よ。」 ミナモ当然俺に、胸部を見せつけた。 「うっ・・・。」 彼女の右のわき腹あたりに、生々しい銃跡が残っていた、それは4年の歳月がたっているものの、赤黒く変色し、彼女が言う惨たらしい惨劇の時を、記憶していた。 「・・・これは、まだ正当防衛って言えるよね・・・、でも、あたしが犯した罪は、これだけじゃない、 いったい何人の人間を殺したんだろう? しかたないなんて言えないよね、あの時からあたしは・・・。」 「狂い始めてたんだ・・・。」 ---- 「・・・次の殺人は、あれから2年後の夜中、あたしは・・・。」 「もういいっ!!」 これ以上、重い空気は耐えられない、少しでも換気をしないと息が詰まってしまう。 「重い話は苦手だ、話題を変えてくれ。」 「・・・わかったよ、後で話す、話せば少しは楽になると思ったのに。」 ミナモはがっかりしたように肩を落とす、おおかた、俺に自分の身の上話を聞いて欲しかったんだろう、 なんだか悪いことしてしまったな・・・。 「・・・まあいいわ、とりあえず場所を変えよう、ここは少し危険だ・・・ 目立ちやすいからね。」 「ああ。」 気づけば、もう日が暮れ始めている、今日はなんだか時間が立つのが早いな・・・。 「このさきに町があるの、人間の町だけどね、今日はそこで身を隠そう。」 「危なくないのか?」 たしかに近くに町はあるが、人間と敵対している俺たちには、いくらなんでも場違いだろう。 「灯台下暗し・・・って言うじゃない、誰も自分たちの町に残虐なポケモンが潜んでいるって考えないよ、 だいいちポケモンは自分たちを恐れているって、人間はみんな思っているからね。」 ・・・たしかに信憑性がある、俺の知っている限りでは、人間は自分たちの町に住んでいるポケモンは人に飼われている奴らしかいないと思い込んでいる節がある、自分の主人も、そうだった。 「あと、明日にはお楽しみがあるからね・・・。」 にやにやした笑いを浮かべながら、ミナモは町に向かって歩き出す。 「おい、まてよ、お楽しみってなんだよ!!」 「後でわかること。」 ミナモはちらっとこちらに振り返り、ほほ笑んできたと思うと、何事もなかったように歩き出した。 「・・・今日の寝床は、ここでいいかな?」 ミナモが足を止めたのは、裏路地の奥にある、ゴミ捨て場だった。 「ここで寝る気か?」 「そうだけど・・・以外と潔癖症ね。」 「そういうわけじゃないけど。」 贅沢は言っていられない立場というのはわかっているが、さすがにゴミの山の中で寝るのは気が引ける。 「・・・ゴミ捨て場っていうのは、汚そうなイメージがあるけど、結構住み心地がいいのよ、人間はゴミをこういう所に置くときは袋に入れるから、あまりゴミは散乱してないし・・・それに結構暖かいのよ。」 「でもな・・・。」 たしかにそこまで汚くないような気もするし、ミナモはこういう場所に住んでいた時期もおそらくかなり長い、 しかし、ずっと主人の持つ球体の中で眠っていたためか、少しばかり抵抗がある。 「しかたないわね・・・。」 ミナモは周りにあったゴミを脇に寄せ、捨ててあった木片をゴミ袋に寄せて、スペースを作ってくれた。 「これでいいよね?」 「・・・ああ。」 俺はミナモが作ってくれたスペースにもぐりこんだ。 「別に、好意でやったわけじゃないから。」 ミナモは表情を変えずに、俺の顔から眼をそらす。 「スペース作ってあげたんだから、話の続き、聞いてよね。」 ミナモは取引をしているように言い放ったが、どことなく懇願するような口調も混ざっていた。 「・・・わかった。」 考えてみれば、こいつの話を最後まで聞いておいたほうが、この先一緒に行動することになる彼女のことを深く知ることができる、こいつが本当に頼りになるかどうかも。 「・・・殺しのところは省くね、あたしが話したいところはそこじゃないし。」 ・・・それが本質じゃなかったのか。 「復讐、とか言っていたけれど、それはもう諦めたから。」 諦めた?じゃあさっきマスターを殺したのは一体・・・。 「あたしはね、人間と争っていくうちに、何のために殺人を犯しているのかがわからなくなってね、自分に嫌悪感を感じてきたの、それでね、復讐を諦めてエデンに行こうって考え始めたの。」 「でもそれじゃ、何のために主人を殺したんだ?」 「・・・痛いとこ突くわね。」 ふいに後ろで物音がして、一瞬俺たちは身をすくめたが、物音の主がゴミ袋の落下音だとすぐにわかると、 ミナモは何事もなかったかのように話を続けた。 「・・・矛盾しているよね、殺人はもう起こしたくないって思うのに、人間・・・それも悪人を見ると、殺意を止められなくなってしまう、多分精神的に不安定なんだと思うよ、・・・狂っているんだ、あたし。」 「・・・。」 たしかに、ミナモは少し常人と考えることが違う、だけどあいつも、苦しんでいるのか・・・。 「・・・聞いてくれてありがとう、話すだけで少しは楽になったよ、あたしはもう寝る。」 話に集中していたのか、もう空は暗くなっていた。 「お前ももう寝な、明日は早いんだ、・・・寝ている間にいやらしいことするなよ?」 俺はスペースの中で、さらにゴミが少ない場所に仰向けに横たわり、星を見上げた。 「俺たちは・・・どうなるんだろう。」 ミナモに話しかけたつもりだったが、彼女はもう静かに眠っていた。 「・・・おいっ、起きろ!!、いいかげん起きろ!!」 まだ陽も出ていない朝方に、俺はミナモにたたき起こされた。 「・・・なんだよ、まだ早いじゃんか・・・。」 「あんた、今自分の置かれている状況を見ても、そう言えるの?」 気がつくと、俺たちはベトベターの群れに囲まれていた。 「どうやら、こいつらの縄張りに足を踏み入れてしまったようね、・・・ほら、ぼーっとしてないでどうにかしなさい!!」 「どうにかするって・・・どうすりゃいいんだよ!!」 「戦うのよ・・・ほら、来るわよ。」 急に群れの中の一匹がミナモに飛びかかってきた、ミナモはさっと避けると、ゴミの山の上に飛び乗った。 「能力テストよ、あたしはここで見ているから、ちゃっちゃとやっちゃいなさい!!」 言われるがままに、俺はベトベターのうちの一匹をツメで引き裂いた。 切り裂かれたヘドロが飛びっちって、俺の腕にかかり、異臭を放つ。 「くっ、臭ぇ!!」 「泣き言言ってないで、早くやっつけちゃいなさい!」 俺はそのまま近くにいたもう一匹を切りつけた。 グシャッと鈍い音を立てながら、ヘドロが飛び散る。 「大技みたいのはないの?こいつら、切り裂いても元通りになるよ。」 振り返ると、さっき倒したはずのベトベターが、歪な形になりながらも立ち上がろうとしていた。 「チィ、しぶといな・・・。」 俺は体を丸めると、炎をまといながら、ベトベターたちに突っ込んでいった。 たしかこれ、「火炎車」ていったっけ。 「ギュアウウアッ!!」 ベトベターたちは悲鳴・・・いや、奇声を上げながら、焼きただれて溶けて行った。 「・・・合格ね、これくらいの力があれば、度が格段に楽になる・・・。」 ミナモが満足そうにつぶやく。 まったく、自分は何もしていないくせに・・・。 ・・・俺がミナモに、注意をそらした瞬間 「ばかっ、止まれ!!」 そう聞き終わらないうちに、俺はゴミ袋の山に突っ込んでいた。 「ばかっ、ゴミ捨て場大炎上じゃん、これ可燃ゴミなのよ!!」 俺たちの背後では、轟々と音を立ててゴミの山が燃え盛っていた。 「しかたないだろ!!お前が俺の注意をそらすから・・・。」 「あたしが何かしたっていうの?」 「・・・何も、してない・・・。」 「それより、ここを抜けだすほうが先決よ、ええと・・・。」 ミナモは燃えているゴミの山を見上げて言った。 「入口は炎で近づけないわね、あの塀を登って、直接町に逃げたほうがいいけれど・・・。」 ミナモは俺のほうに振り返った。 「逃げる途中で、人間になにを言われても、黙ってついてきてね・・・。」 そういうとミナモは、塀に飛び乗ると、向こう側に降り立った。 「待てよ、どういう意味だ!?」 俺もミナモの後を追って、塀を乗り越える。 燃え盛る業火を背中に向けて、俺たちは裏路地よりも明るい表がわの道路を駆け抜けた。 まだ朝早いのに、道には人が集まっていた。 「早く来て!!」 ミナモは道路に飛び出し、走り抜けて中央広場に入って行った。 俺は急いでそのあとを追う。 広場にはどうやら火事を見に行こうとしていると思われる、野次馬たちが集まっていた。 「なぁ、もう休んでもいいんじゃないか?」 「何言ってんのよ、通報されたら終わりよ!!」 ミナモはもう広場を出ようとしている、俺は走る早さを速めた。 「おい、あのマグマラシ・・・。」 野次馬たちの前を通り抜けた時、その中の一人が俺に向かって指をさし、叫んだ。 「主人を殺した奴じゃないか!?」 ・・・え? 何でこいつらはそのことを知っているんだ? 「ルーク、警察が来たわ、早く!!」 ミナモの声で、俺は我に返った、と同時に、聞き覚えのあるサイレンが頭のの中になだれ込んできた。 「まずい、車使うよ!!」 ミナモは向かいの道路に走行中の車に氷弾を投げつけた、氷弾は一台の車の窓を貫通し、車内からおっさんが外に逃げ出したで 「乗りな!!」 ミナモは俺に指示すると、割れた窓から車内に入った、続いて俺も後部座席の扉を開けて車中に転がりこんだ。 「やべっ!!」 ミナモが車を発進させ、アクセルを踏むと、車は中央広場に乗り上げた、それでもミナモは車体を建てなおし、広場の中を突き抜けた。 「お前、車運転できたんだ。」 「ごちゃごちゃ言ってないで、後ろに追手が来てないか確認して!!」 俺は窓の開け方を知らなかったので、強引に窓を割り、開けた穴から首を出して後ろをうかがった。 「まずい!!」 さっきまで俺たちがいたゴミ捨て場のほうの道路から、サイレンをけたたましく鳴らしている特徴的な車が、何台かこちらに向かって来ていた。 「警察の車ね、多分火事で出動、してたんだと思うけど、この騒ぎでこっちに来たわけか・・・、あいつら、多分あたしたちを犯人だと思っているわ、・・・確かにそうだけど。」 ミナモはさらに車のスピードを上げ、表側の道路にのりだして、道路を逆走しだした。 「あいつらは広場に乗り上げるのを戸惑っているようね、今のうちなら・・・。」 ミナモは異常なまでのスピードで、ほかの車のわきを華麗に避けていく。 「このままなら・・・。」 俺たちの乗った車は、瞬く間に町から出て、郊外の平原地帯に差し掛かっていた。 ミナモはさらに道路からそれ、平原の中に突っ込んで行った。 いつのまにか、けたたましいサイレンの音が全く聞こえなくなった。 ・・・さすがにここまでくれば、逃げきれるだろう、その証拠にミナモも安全と判断したようで、右前脚だけをハンドルにかけている。 ほっとしたとたん、俺は逃走中の疑問がわいてきた。 「なあミナモ、何であいつら俺のこと知っていたんだ?」 ミナモはこちらを振り返り、まだわからないの? というような表情で答えた。 「あのドゴームが警察に言ったのよ、あたしとあなたで主人を殺したって。」 「あいつがか!?、あいつも自由になれたんじゃ・・・。」 「あれは人間よりの顔だったわ、密告するのはわかっていた、だから今日あたりに手配書くすねてきて、あんたを驚かそうって考えていたのに、こんな大ごとになっちゃって・・・。」 ・・・お楽しみっていうのはこのことだったのか、人間を殺したポケモンは殺処分だっていうのに、こいつのせいで指名手配かよ・・・。 「そうがっかりするなよ、あたしも同じように手配されているし、いま逃げられただけで恩の字じゃない。」 「そう言われてもねぇ・・・。」 これで、俺もこいつのたわごとに本気で協力しなきゃいけなくなってしまった・・・。 「そういえばさ、ルーク。」 ひどく落胆し、後部座席にしゃがみこんだ俺に、ミナモは無表情のまま聞いてきた。 「これ、どうやって止めるんだ?」 「・・・まさか、知らないのか?じゃあ、今まで運転してたのって・・・。」 「勘。」 「・・・マジかよ・・・。」 俺は、もう一度落胆した。 二章終わり、[[Memory Lost existence 草原を裂く稲妻]]に続く ---- 我、駄文作家、すなわち春風。 ということで、二話目執筆しました。 今回は戦闘シーン、そして逃亡劇、さらにはカーチェイスと、グダグダ&厨表現のオンパレード♪ 実は戦闘シーンとカーチェイスは後付けで、予定ではなかったんです。 でも、ミナモが過去を語りだすあたりで暗くなってしまいそうだったんで強引に付けたしました。 これから三章に続く予定です、それでは。 #pcomment(主人殺しの咎 コメント,10,);