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JUSTICEvsWORLD~正義対世界~ 2正義と愚者の捜索 の変更点


[[シェイ三]]
注意!! 
この作品もグダグダです。
ツッコミどころ満載です。
多分、前回の作品を見ないとわかんないと思います。
前回作[[JUSTICEvsWORLD~正義対世界~ 1、さらわれた太陽]]
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「はあ…ここだ…ようやく着いた…」
今、半日かけて一番近くの街に着いた。
朝早くカカナを出て、この街に着いた時には、もうすでに日が暮れていた。
この街に着くまで…何もない。
…いや、流石に休憩所はあった。
でも、それ以外は本当に何もなかった。
何もなさすぎて逆に疲れた…
今日は宿屋に泊まって寝るか…


そういえば、この街の説明はまだだったな。
この街の名前はクロウズタウンである。
クロウズタウンは面積が広く、北部と南部に分かれている。
北部は、カジノやディスコ、キャバクラなど、大人向けの店がほとんどで、24時間営業していることから、『眠らない街』と呼ばれている。
もちろん、16歳である俺は入ることができない。&size(10){え?俺の歳、初めて知った?};
南部は、すべての住宅地の壁や屋根が白く、観光名所として知られている。
ここは、昔、母さんと一緒に行ったことがある。
あの時の光景は、今でも忘れる事のない思い出として残っている。
でも、今回は観光地としてではなく、もっと特別な目的でここに来ている。
今日は目の前にある宿屋に泊まって、明日頑張ろうかな。


「こんばんは。小さい宿屋へようこそ。一晩500ポケです。お泊りになりますか?」
うん、どこのRPGから取ったセリフだろう。もうちょっと言葉を自分で考えようか。
でも、安いからいいや。
「はい、今日はお願いします」
「では、ごゆっくり…おや、後ろの方はどうなさいますか?」
え?後ろの人?俺は後ろに振り返った。
そこには、白くてモフモフしたやつ、エルフーンがいた。


そいつは俺に向かってこう言った。
「お願いだ。宿屋代おごってくれ。カジノで大負けしてしまったんだ」
「嫌だよ。カジノをしたお前が悪い」
「お前だってカジノやってそうな顔をしてるだろ」
「やんねーよ。俺は未成年だ。大人になってカジノをやる気もねーし」
「わからんよ。人生はいつどこで転落するかわからん。真面目な学生も、夏休み中にデビューしました。っていうことがあるんだよ!お前も今は真面目でも、今年中に彼女とエッチしちゃいました。ってことがあるんだよ!!人ってそんなもんなんだよ!!!人は醜いね!!!!」
「うるせえ!!でかい声出すな!!ここにいる俺が恥ずかしいわ!!」
「じゃあ宿屋代おごれ!!!!じゃないともっと大きな声を出すぞ!!!!わ~!!!!」
「わかった!!宿屋代おごるから黙れ!!」
「ホントだな!!男に遺言はないぞ!!」
「お前には適わねぇ…」
俺はここにいるエルフーンにも宿代を払うことにした。


「すいません。このエルフーンの部屋も用意してください」
「申し訳ございません。ただいま大変人気のため一部屋しか用意できません」
「…え?どういうこと?」
「要するに、ご一緒の宿泊となります」
…えぇ~。
さっき初めて会った人と宿泊って…
めっちゃ面倒くせぇ。
「うへぇ、マジかよ。面倒くせぇな」
「お前が言うな。500ポケ払わねぇぞ」
「まあまあ、そう言うな。部屋に入って色々話そうや」
「…まあいいや、従業員さん、そんな感じでお願いします」
「では、お部屋にご案内します」
従業員は、俺たちを部屋に案内した。


「では、ごゆっくりお休みください」
従業員がこの部屋を出ると、俺達は、荷物を置いてベットに寝転んだ。
「あ~、今日は疲れた~…そうだ、自己紹介がまだだった」
「え?自己紹介するの?」
「当たり前じゃん。今日一日中、宿泊するし」
「…しゃーねーな。プロフィールを出すからちょっと待ってろ」
「え?プロフィール?」
「俺は直接話すのも面倒くさいからプロフィール製にしている。はい、プロフィール」
「こっちの方が面倒くさいと思うけどな…なになに…」

 プロフィール
 
 名前             フール
 種族             エルフーン
 年齢             20歳
 出身地           詳しくは教えられないが、この街から結構遠い王国。
 趣味             カジノとキャバ嬢とソーp…いや、なんでもない。
 やる気が出るとき   カジノと女
 旅の目的         う~ん、なんかよくわかんねーけど、国王から「5つの宝玉のうちのあと4つを集めろ」って言われて、旅に出された。
 最後に一言       よろしこ。  
      
「…ということだ」
「うん、1つだけわかった。お前がいい加減なやつだってことが」
「俺たち、エルフーンはそういうもんだ」
「そうなのか…?5つの宝玉って何?『5つの宝玉のうちのあと4つを集ろ』ってもう1つはいいの?」
「そこはモヤっとさせておきましょうか」
「本当にいい加減だな…あ、俺の自己紹介がまだだったな」
「いや、いいよ。ゾロアークって呼ぶから」
「俺がよくねーよ。俺はジャスティスだ。年齢は16歳、カカナ村出身だ。よろしく」
「ほう…」
「…どうした?」
フールは俺が身につけている防御スカーフを見ていた。


「このスカーフ…俺が持っているスカーフよりかっこいいぞ。誰からもらった?」
「ああ、幼馴染みの女の子から貰ったんだ。結構お気に入りなんだ」
「なんだと!!?」
フールは立ち上がった。
「つーことは、お前はリア充だな!!」
「違う、彼女ではない。ただの友達だ」
「なーるほど!!そういうことか!!」
その後、フールはさらに質問をしてきた。


「その女の子の名前は!?種族は!?」
「名前はソル。ルカリオだ」
「ルカリオのソルだと!?絶対可愛いな!!俺の彼女にしてやる!!」
「可愛いけど、彼女にするのは許さん」
「え!?…」
フールは一回、石のように固まった
しばらくすると、また質問してきた。
「そうか…んじゃあ、チューしたりハグしたりしてるだろ!!」
「流石にチューはしないけど、嬉しい時はハグするぞ」
「え…」
フールはまた石のように固まった。
今度はしばらくすると、何故か座り込んで頭を抱えた。
なんか変なこといったかな?
「どうした?フール」
「…いや、なんでもない、ただ…」
「ただ?」
「…勉強になったよ。カカナ村はどういう村か。そして、村の環境が違うと人の恋愛感覚も違うのかが…」
え…?恋愛感覚??
「どういうこと?」
「いや、忘れてくれ」
「…ああ、分かった」


なんかフールって、少し変わったやつだな。
いきなりでかい声出すし、いきなり立ち上がったと思ったら、座り込むし。
まあ、それが個性ってやつかな…
「ジャスティス」
「ん?なんだ?」
「ところで、ソルは今も元気なのか?」
「…」
俺は答えることができなかった。
なぜならソルは…
「…もしかして…死んだ?」
「いや…まだ生きてると思う…」
「思う…って、ソルに何があった!?」
「…連れ去られた」
「え!!?」
フールはびっくりした表情でこう言った。
「つ…連れ去られたぁ!!?誰に!?」
「見たことのないフーディンに…」
「フーディン!?…そうか…」
フールは何かが分かっている口調でこう言った。
「え?お前、なにか知ってるのか?」
「…いや、よくわからん。ただ…ルカリオのメスを探しているフーディンは聞いたことがある」
「そいつにソルは連れ去られたのか…」
「…恐らくな」


なるほど…そいつについて調べればソルの居場所がわかるのかもしれない。
「ありがとうな。明日、街の人から情報を聞き込んでくる」
「ちょっと待って。一人で行くつもりか?」
「ああ、どうした?」
「流石に一人は面倒臭いだろう。俺もソルを探すの、手伝うよ」
「え!?いいのか!?」
「ああ、もちろんだ」
フール、ありがとう。お前は本当にかっこいいぞ!!
「…ソル、どのぐらい可愛いんだろうな~」
…この言葉さえ言わなければ。
まあ、手伝ってもらってるから、お返しはしないとな。
「んじゃあ、俺も宝玉集めを手伝うよ」
「え!?なんで知ってるの!!?」
「プロフィールに書いてあったじゃねーか。自分で書いた事を忘れるな」
「はーい、ごめんなさい」
「なんだろう、なんか腹がたってきた…」
「…わりぃわりぃ。んじゃ、明日からよろしく~」
「あ、よろしく…」
本当にコイツ大丈夫かな…と思いながら今日は眠りについた。
----
次の日の朝、俺たちは宿屋を出た。
「まず、最初にどこら辺から探そうか?」
「北部から探そうぜ。例えば、キャバクラとか」
朝からいやらしい事をしようとしてるよ…コイツ。
「俺は未成年だからキャバクラに入れねーぞ。それに、金も底付きそうだし」
「歳なんて普通に誤魔化せる。金のことなら大丈夫だ。いい秘策があるから」
「秘策?何それ?」
「まあ、会計の時にわかるって~」
そのことを話したフールの顔はにやけていた。
「なんか怪しいな…」
俺はそう思ったが、北部が一番情報を持っていそうなのは確かなので、仕方なく北部に行くことにした。&size(10){べ…別にキャバクラ行きたいなんて思ってないからな!! };


今、俺はクロウズタウンの北部にいるが…
…なんだろう…
どこを見渡してもカジノとかキャバクラしかない…
そして…うるさい…気持ち悪い…
なんだろう…お祭り騒ぎのカカナ村のバザールとは何かが違う。
「…畜生!!また負けちまった!!」
「アハハハハ!!!またボロもうけしたぜ!!!」
「またいらっしゃ~い。素敵なおじさま~」
「なんであいつだけいい思いしてるんだよ…地獄に落ちればいいのに…」
人々の卑しさと醜い喜び…嘘…嫉妬…ダメだ!!ここは耐えられない!!
「フール…早く例の店に連れてくれ…ここに長居したくない…」
「…なんでだ?」
「ここは気持ち悪いよ…欲望がぶつかり合って…吐き気がする」
「…やっぱりお前、こうして見ると、純粋な子供みたいだな」
「え?なんで?」
「俺もガキの頃は娯楽街の雰囲気は嫌いだったし、カジノなんて絶対やんないと思っていた。でも、自分の夢が実現できないということが分かると、直ぐにカジノの世界に手を伸ばしてしまった」
「そうだったのか…大人になると考え方も変るんだな…」
「そうかもな。でも、お前は違う。お前はカジノなんか大人になってもやんないと思うし、娯楽街の雰囲気も一生嫌うと思う」
「え?なんでそう思うんだ!?」
「さあな…でも俺はそう思う」
…そうか、なんかフール助けられた気分だ。
「あ!!わ~い!!いいキャバクラ見つけたぞ~!!早く早く!!」
「あ!!おい!!どっちが子供なんだか…」
あ~あ、さっきまでかっこよかったのに…
コイツってかっこいいって言われるのは嫌いなのか?


まあ、そんなこんなでキャバクラ『キャロットモフモフ』に入った俺たち。
でも、さっき言ったとおり、キャバクラには行きたくなかった。
「きゃー!!ジャスティスくん、かっこいい!!」
「ジャスティスくん、カカナ村まで来たんだ~!!すご~い!!」
「ジャスティスくん、もっと笑ってよ!!笑った顔が見た~い!!」
…俺の周りには、コジョンドとミミロップとペルシアンの3匹がいた。
なんだろう、すごく居心地がいい…
いや、ダメだ。この人たちはすべて仕事でやってるんだ。
でも、なんだろう、フールはキャバ嬢、誰一人も来てねーぞ?
フールは白目になり、鬼の形相でこちらを睨んでくる…
やばい!!大惨事になる前に、どうにかしないと!!
「誰かフールの席に行ってあげたら?」
「ジャスティスくん優しい!!もうちょっとジャスティスくんといた~い」
「私も!!」
「同じく!!」
なんだろう…この優遇さは…そして浮気したような罪悪感は…
フール、そしてソル…なんかごめんなさい。
「いや…フールの目があともう少しで殺人鬼になりそうな勢いだから誰か来てあげて」
「え~誰か行ってあげなよ~」
「やだ~ジャスティスと一緒に行きたい~」
「私も~フールさんそこまでイケメンじゃないし~」
あ~あ、言ってはいけない言葉をいっちゃたよ…
フールの白い瞳から涙がこぼれそうだよ。
誰か~、フールのところに行ってあげて。
「こら!ひとりのお客さんばかりに集中しないの!」
「あ、キャロットさん。ごめんなさい。ジャスティスくんがかっこよかったからつい…」
「ふ~ん、どれ…確かにイケメンね…でも仕事は仕事、この人にも接待しなさい!」
「「「は~い」」」
…ふう、この人のおかげでフールにもキャバ嬢は来た。
フールの鬼の形相はみるみるうちに笑顔になっていく。
すごいね。キャバ嬢の力って。


「うちのお客が失礼かけました。私はこのキャバクラのNo1のレパルダス、キャロットです。以後、御見知り置きを」
「よろしくお願いします。このキャロットモフモフはキャロットさんが営業しているのですか?」
「まあ、そういうことになるわね…」
なるほど。キャバクラのNo1になってもおかしくないぐらい美しいな…
そして、ミステリアスで、何を考えているのかが分からない。
この人のこと、ちょっと知りたくなってきたな…
「なんで、営業しようと思ったんですか?」
「う~ん、ここにいる営業員は全員、男にトラウマがあってね、そこで一回保護するのがこのキャロモフの目的なんだけど…たまに居残っちゃう人もいるのよね」
「そうなんですか、なんで一回保護しようとしたんですか?」
「それはね…私も男にたくさん酷いことをされて挙句に捨てられてね、生きている希望もなくこの街にさまよっていたらね、先代のキャロットさんに助けられたの」
「え?先代のキャロットさん?」
「うん、ここではオーナーのことを、キャロットさんって呼ぶの」
「そうですか…んじゃあ、本名はキャロットさんではないんですか?」
「まあね…知りたい?」
「知りたいですよ。教えてください」
「じゃあ…私に違う質問して…」
「え…」
俺はキャロットさんの言葉で硬直してしまった。
「…あるんでしょ?もう一つ、質問が」
「…はい」
俺はキャロットさんにもう一つの質問をした。


「ルカリオの女の子を探していたフーディンは知りませんか?」
「フーディンねぇ…なんで?」 
「俺の親友がフーディンに拐われたんです。それがルカリオの女の子だったんです」
「なるほどね…そいつの情報なら私は持っているわよ」
「え!?誰ですか!?教えてください!!」
「まあ、気持ちは分かるけど、落ち着きなさい。まず、そのフーディンはバベルっていう名前で、『World subordinate(世界の手下)』の幹部なのさ」
「え、世界の手下?何それ?」
「それはね…」
ガラン、ガラン
ん?誰か客が入ったようだ。
「シィー…ちょっと待ってね…世界の手下がここに来たわ…」
そう言ったキャロットさんは玄関に向かった。
そこには、ムクホークとダストダスがいた。
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今回の投稿はこれで終わりますが、
この回自体はまだ続きます。
ご指摘とかありましたらコメントください。
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IP:121.113.236.7 TIME:"2013-06-08 (土) 00:42:44" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=JUSTICEvsWORLD%EF%BD%9E%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E5%AF%BE%E4%B8%96%E7%95%8C%EF%BD%9E%E3%80%80%EF%BC%92%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%81%A8%E6%84%9A%E8%80%85%E3%81%AE%E6%8D%9C%E7%B4%A2" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/27.0.1453.110 Safari/537.36"

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