始めましてがきちです。 始めまして[[がきち]]です。 初めてなので、ぐちゃぐちゃです。 花が好きだ。大好きだ。・・・でもアイツは振り向いてくれなかった。 俺にとって一番の存在が、この世で一番愛した存在が。 でも・・・ ここにはもういないんだ・・・ 今日は晴れ。暑い日差しが俺を照らしていた。こういう時には決まって来る奴がいる。 「ぶらっきぃ~、今日もいい天気だね!」 ほら来た。 「昨日は雨だったろ。」 「むぅ~・・・、ぶらっきぃはいちいち細かいんだってばぁ!」 お前が言うな・・・。 この怠け者は、サンダース。花が大好きなんだそうだ。俺も花に関しては、少し自信がある。 サンダースに教えてもらったんだけど・・・。 「そういえばお前、明日雨って知ってた?」 「えっ!?・・・知・・ってたよぉ。」 はい絶対知らねぇ。ばればれだ。 「知ったかぶりするなよ。ばればれ。」 「ぅええええ!!?ば・・・ばれてたのぉ??・・・だってさっ、分かってなかったら・・ぶらっきぃに嫌われちゃうって思って・・・ごめんなさい・・・。」 俺はこういうのに結構弱い。だから喧嘩してもこの態度のせいで、許してしまう。・・・なんとも情けない俺。 「・・・別に怒ってねぇよ。俺は嘘吐きは嫌いだけどな。」 「ふぇええ~!ごめんなさ~い!」 俺はこの会話が堪らなく好きだった。この時間が、空間が・・・。ずっとこのまま動かなくなってしまえばいいと、内心そう思った。神様にお願いしようかな・・・。 その時はそう願ったが、今となっては無意味なのだ。彼女がいない今は・・・、とてもじゃないが神様にお願いなんてできっこない。俺の大切な居場所が、無くなってしまった。 少しでも彼女の話がしたい。どうか聞いてくれないだろうか・・・? あれはまだ俺達がイーブイだった頃・・・。 「いーちゃん!見て見て!!お花咲いてるよぉ!!!」 「花見て興奮しすぎ。ってかお花じゃなくてちゃんとひまわりって名前あんの!」 「もぉ・・、いーちゃんたらぁ・・・!」 「ブイが知らなさすぎなんだって」 この頃俺達は、自分の名前を、俺は「イブ」、サンダースは「ブイ」と名付けていた。だって分かりにくいだろ?二人ともイーブイだし・・。 「わぁ・・・。このお花はなぁに?」 ブイは母がよく花の絵を描いていたらしい。だから好きになったそうだ。俺は、父が花の採取が趣味で、花好きだったのが似たんだと、母が言っていた。一時期、採取を趣味にしてみようかと思ったほど、俺は花を愛していt・・・好きだった。 「花好きなくせに、名前知らないなんてな・・・ったく」 「ぇ・・・。そ・だね。そうだよね。こんなんじゃ花好きになる資格ないよね・・・。」 するとブイは、小さく「ごめんなさい」といって、野原を駆けていった。酷く傷ついたらしく、走り際に光るものが見えた気がした。 その夜、俺は凄く後悔していた。親友を、ましてや女の子を泣かせてしっまったと、罪悪感に包まれた。あの時、もっと優しく接してあげる事は、確かに出来た筈だ。なら何故言えなかったのか?言えばブイを泣かせることなんかなかったのに・・・!その時、頬を一滴の雫が垂れ落ちた。 「な・・・んで・・・・・、泣いてるんだ・・・俺が泣くなんて・・・」 「みっともねぇ・・・。」 コンコン。 木のドアを叩く音がする。こんな時間に誰だろう・・・?考えつつ、そのドアを開けてみる。 キィィィィ・・・・ 「誰でs「ごめんなさい!!」 「!!?え・・・ブイ?」 その顔は、泣き腫らしたようで、酷く腫れていた。絶対俺が悪いと思って、謝ろうとした。が。 「ホンとにごめんなさい!・・・もうお花の名前なんて訊かないから・・・、ちゃんと勉強するから・・・!!だからお願い・・・嫌いにならないでぇぇ!!うぇぇーー」 謝ろうとしたけど、泣きじゃくってるブイを混乱させてはいけないと思って明日謝る事にした。 「ほら、可愛い顔が台無しじゃんか。笑えよ・・・な?」 「うん・・・・」 この時のブイの笑った顔が堪らなく可愛かった。そう・・・花の様に。 「今日は泊まれば?家今日誰も居ないし」 「じゃあ、お言葉に甘える事にするね。ありがとう。」 「/////分かったから、さっさと寝るぞ!」 「うん!」 続きます。 #comment