&size(22){2. The Second Day}; はるか遠く――『ひょうせつの れいほう』の方角から日が昇る。 日の光は瞬く間に、街を、森を、谷を、全てを明るく照らし出していく。 しかし、まだ街のポケモンたちが起きだすには早い時間だった。 そんな中、1人だけ起きている者がいた。チコリータだった。 「…………」 チコリータはぼんやりと昨晩のことを思い出していた。そして、ヒノアラシが最後に言っていたことも。 『…この薬は少し効き目が強くてね……。3日くらいは効果が続くんだ……』 ヒノアラシは確かにそう言っていた。それを思い出したせいか、チコリータは体が熱くなるのを感じた。 チコリータのつるは、自然とアソコへ向かって、シュルシュルと伸びていく。 (熱い……) チコリータはつるを伸ばし続ける。もう少しでアソコに届くというところで、チコリータは何か思い立って、 仰向けになる。自分でも見えるが、他人にも丸見えだ――それが、より一層の興奮をもたらす。 (熱い……熱い……) ふっ… 「……!!!」 つるの先端がアソコに触れる。伝わってくる刺激に、チコリータはふるりと体を震わせた。 つっ…つぃーっ…… 「んっ……」 つるを器用に操り、アソコをなぞる。声が出そうになるのを必死にガマンする。 クシュクシュ… 「んぁ……はぁ…ん……。ダ、ダメ…声が……」 シュルシュルチュル… 「あぁ…ふっっ……っん……。も…う、ガマン…できない……」 そろそろ限界が近づいていた。たえかねて、思い切り声を出してイこうとしたときだった。 「ふぁぁぁ……。あれ、おはよう……もう、起きてたの」 ヒノアラシが、まだ眠そうに目を擦りながら起きた。チコリータは驚きのあまり、勢いよく後ずさった。 「あ…お、おはよう。ヒノアラシって朝早いんだね?」 「まぁ、ね……。今まではチコリータが『早く救助に行こう』って無理矢理起こしに来てたけど……」 「そ、そうだったっけ? あ、あははは……」 この場を誤魔化せてよかった……。このときのチコリータの考えはまだ甘かった。 とりあえず、チコリータはヒノアラシのすすめで、近くの人気のない川に向かった。 体に付いた汚れを落とすためだ。今、自分の体の匂いをかぐと、甘いような、なんとも言えない匂いがした。 別に嫌な匂いではない。むしろ、朝方の興奮を思い出させるような…そんな匂いだった。 アソコがまた疼いてくるのをガマンしつつ、チコリータは川へ向かう足を速めた。 チコリータはヒノアラシに言われた通り、『ちいさな もり』の近くにある、人気のない川を探した。 しかし、どこにも川は見つからない。途方にくれていると、 「よぉ、チコリータじゃん。どうかしたの?」 声をかけてくる者がいた。驚いて振り返ってみると、 「ワニノコ……」 目の前にいたのはワニノコだった。ワニノコはチコリータに訊く。 「こんなとこで何してたんだ? 探し物?」 ギクリ (するどい……。さすがに野生のカン、っていうのが強いわね……) しかし、ここで誤魔化すと、かえってややこしくなってしまう。そう考えて、チコリータは正直に話した。 「…うん。実はね、この辺に川があるとかないとか聞いてね」 「川? あぁ、その川ならこっからちょっと離れたところに確かにあるぜ。…何するんだ?」 「……体洗うだけだけど。…見に来る気?」 「あ? い、いや別に見に行きゃしねえけどよ。なんつーかこう…ほら、気になるもんじゃん?」 「……えっち」 その言葉を聞いて、あわあわとワニノコがあせり、うろたえだす。しばらくすると、シュタッ、と手を上げて、 「んじゃま、心ゆくまで洗ってきなよ。じゃな!」 マラソン選手よろしく、走り出す。チコリータは心底呆れた様子で、教えられた川に向かった。 川へと向かう途中、ふとチコリータは思った。 (…そういえば、ワニノコってどこからあそこに来たんだろう?) その答えは到底出てくるはずがなかった。 走り出したワニノコは、ある場所を目指して走っていた。しばらくすると、急に景色が開けた。 着いたのは川だった。そしてそれは、ワニノコがチコリータに教えた川だった。 だが、覗きをするためにここへ来たわけではなかった。別の目的があった。 ただ、人に見られない所に来たかった。その気持ちだけで、ワニノコはここにやって来た。 ここは『ジャブジャブがわ』の下流域。でも、誰もこんなところには来ない。それを、ワニノコは熟知していた。 「…………はぁ」 ワニノコはその場に座り込む。バシャ、と水音がはじけた。 「危なかった……。チコリータにバレやしないか、ひやひやしたぜ……」 そう言うワニノコのモノは、もう辛抱できないとばかりに張り詰めていた。 ワニノコは自分のモノを握る。そして、手を加速させながら扱きあげ始めた。 「くっ……。あいつ…昨日、何、してたん、だろうなぁ……。ふぅ……」 チコリータから漂ってきた、何だか甘ったるい匂いをオカズに、扱き続ける。 ゴシゴシ…ゴシゴシ… 「う…あぁぁぁっ!」 ビュウウゥゥゥッ! ビュビュッ! ビューッ!! 早くもワニノコはイってしまった。白く、ネバネバした液体が川面を流れていく。 「やべっ……」 一瞬起き上がったワニノコだったが、すぐにまた川に倒れ込む。盛大に水しぶきがあがった。 「…ま、どうだっていいか。この川だって流れてるんだ。すぐにどっかで分かれて、沈んじまうか」 ワニノコはしばらくそのまま寝転がっていた。10分くらい経ったあと、 「そうだ。チコリータの昨日の行動、調べてみよっと」 そう言って、ワニノコは『うつくしそうげん』に向かって歩き出した。 一方、チコリータも、ヒノアラシの言っていた通りの川を見つけていた。辺りを見回してみても、 誰の姿も見当たらない。本当に人気がないようだった。チコリータは安心して、川に入る。 「…ちょっと冷たい、かな……。でも今は春だし、大丈夫だよね」 パチャパチャと水を浴びる。冷えた水が、熱くなっていた体を少しずつ冷やしていく。 だが、ある1点にかけたとき、異変が起きた。 「…っはぁ……。あ……」 アソコにかかった瞬間、冷えていっていた体が再び熱くなってきていた。 もう今度こそ、理性の歯止めが利かなくなっていた。 チコリータはつるを伸ばし、それをアソコにあてがった。そして……、 ゴシュゴシュゴシュゴシュ!! 激しくつるを上下させ、自分のアソコを責めたてる。あふれ出る愛液が、水面に滴り落ちていく。 「んあっっ! はぁっ! あ……ヒノ、アラシぃ…ふぅぅっ!!」 朝の自慰行為でイっていなかったチコリータは、つるをますます加速させていく。 昨晩の行為を思い出し、それをオカズに、ただひたすら快楽を貪り続ける。 「ふわぁぁぁぁぁっっ!! も、もう……い、イく――――っ!!!!」 ショワアアァァァァァッ!! パチャチャチャッ!! チコリータは派手に潮を吹き、おもらしまでして、イった。 ひざが笑ってしまって上手く立っていられないチコリータは、水の中に座り込んだ。 「はぁ…はぁ…。イっちゃった……。潮吹いて、おもらしして……」 チコリータは自分で行為の結果を復唱する。そのために、チコリータは赤面した。 ――恥ずかしい。しかし、過去には決して戻れない。たった今までのことは、もう取り消すことができない。 「…………」 チコリータはその場から動かなかった。しばらくの後、チコリータは顔を上げた。 「…まあ、いいよね……。別に、誰かに見られたわけじゃないし……」 一瞬前までのことを忘れることにしたチコリータは、基地への帰り道についた。 その頃、ワニノコは『うつくしそうげん』に来ていた。 「え? チコリータ? そうね……そういえば昨日の夜、何か持って基地に行ってたわよ」 「で、帰ってきたのか?」 「ううん、帰ってないわ。たぶん、そのまま基地で会議だと思うんだけど……」 「わかった。ありがとう、ポポッコ」 ワニノコはポポッコからの情報から、 「…やっぱ、基地で何かあったんだな……」 チコリータの昨晩の行動を推測していた。そして、とても明るい笑顔で、目を輝かせて、 「うしっ! じゃあ今晩ヒノアラシに訊いてみっか」 決意を固めたのだった。 昼、チコリータは基地の前まで戻ってきていた。 その顔は少し紅かった。ついさっきまでの自慰の余韻がまだ残っている証拠だった。 だが、表情はどこか曇っていた。理由は先程の川での出来事だった。 ワニノコがあの川に来た。ということは、あの川の上流から来たということ。 そして、そのことでチコリータはある疑念を、ヒノアラシに抱いていた。 ――ヒノアラシはあの川の源流を知っているのでは……―― 実際、ヒノアラシは自分が知らなかったあの川の存在を知っていた。 ならば、源流も知っているのは自然な話ではないか。 チコリータは基地の中に歩み入る。 ヒノアラシは本を読んでいた。題名から、それが薬の本であることは容易に知れた。 ヒノアラシはチコリータが入ってきたことに気づき、本を脇に置いた。 「おかえり。川に行ってきたんだね。…ところで、どうかした? 顔色が悪いけど」 「うんまあ……ちょっと、ね」 チコリータは曇った表情のまま応えた。そして、問いかける。 「ヒノアラシさ、あの川の源流知ってる?」 「…知らない。あの川は偶然見つけたものだからね」 「偶然?」 チコリータが表情を少し険しくした。ヒノアラシは、そのチコリータの表情に気づき、 少々戸惑いながらも説明を始めた。 あの川は最初の救助、つまり、キャタピー救出の際、まだ慣れていない世界だった ために、辺りを見回していて偶然見つけたものだ、と説明した。 ヒノアラシの淀みのない説明に、チコリータは納得し、あっさりと抱えていた疑念を解いた。 「…ゴメンね。疑ったりして」 「別に謝らなくていいよ。…そういえば、なんでオレに川の源流のことを?」 「え!? いや、ええと……」 チコリータは今朝の出来事、川にワニノコが来ていたことをヒノアラシに伝えた。 「…………」 ヒノアラシは黙って聞いていた。表情は一切崩さずに。 「…という訳なの。川があることを教えてくれたのはヒノアラシだったから、知ってるかな、って……」 「…そうだったの。でも、オレはあの川の源流はホントに知らない。ゴメン」 「…そう。……気分悪くなっちゃうから、救助行かない? 久しぶりに」 「…うん。そうしようか」 「よーし! 先に掲示板見てくるね!」 そう言い残して、チコリータは走り去っていった。その後ろ姿はみるみるうちに小さくなっていく。 その後ろ姿を見つめるヒノアラシの表情は、先程とはうって変わって、険しいものだった。 あの川の上流は、まさか……。ヒノアラシの頭の中で、最悪な状況が浮き沈みしていた。 そして、2人は救助へと赴いた。今日は『ならくの たに』に落ちたコラッタを 助けに行くのが目的だった。その間、チコリータは何度か昨晩や今朝のことを 思い出しては、ヒノアラシに休憩を求めていた。 ヒノアラシは、チコリータには無理をさせず、休みたいときに休ませながら、 コラッタのいる階層をゆっくり目指した。 夕方。夕日が橙色に辺りを染める頃、2人は『ペリッパーれんらくじょ』の前で、 救助を依頼したポッポと会っていた。 「ありがとうございました。これは救助のお礼です」 ポッポはその羽根の上に、ポケと『スタミナリボン』を乗せていた。 「こちらこそ。ありがとう。これはこれからの救助に役立てます」 「頑張って下さい! それでは!」 ポッポはコラッタの隣に並び、低空を滑空して去っていった。 2人が完全に見えなくなってから、ヒノアラシはチコリータの方へ振り向いた。 「…今日も、よろしく」 チコリータは頬を赤らめた。ヒノアラシの頼みには、沈黙をもって応えた。 夜の基地で、2人は会った。チコリータはこれから起こることが予想できているのか、 息が荒く、何か期待するような顔をしていた。 「…気が早いね。焦らなくても、ちゃんと今日もしてあげるよ?」 「わかってるけど…なんだか落ち着かないの。これも、薬のせいかな……?」 ヒノアラシは少し苦い顔をしつつ、口を開いた。 「…そうだね……」 「…こ、今晩も…よろしく…ね……」 いずれは言わなくてはならないことが、いくつかある。 しかし、目の前のチコリータは、躊躇いとともに、熱い視線をただひたすらに送ってくる。 ヒノアラシはその視線に負けた。実際、ヒノアラシもそこまで言える程、理性を保てていなかった。 早速、チコリータを自分の方へ向けようとする。が、 「…誰!? ドアの外に隠れているのは!?」 いきなりヒノアラシが叫んだ。チコリータは突然のことに、身をちぢこませた。 隠れていることを知られた外の誰かは、焦りを隠しきれない。 隠れていた誰かは観念し、扉の陰からその姿を現した。 彼なのか彼女なのかわからない『それ』は、黒い布でその身を覆い隠していた。 「…まったく。何してるの? ワニノコ」 ギクリ、と『それ』は身を震わせた。そして、ワニノコと呼ばれた『それ』は、自らの体に かぶさっている布を取り払った。 布の下から出てきたのは、ヒノアラシの言った通り、ワニノコだった。 「ワニノコ……。どうしてここに?」 「いや、夜に聞きたいことがあって来たんだけどさ……」 「それって?」 「チコリータが昨日の夜帰ってきてなかったんだって? 『うつくしそうげん』に」 「…………」 「しかも、何か持ってここに来てたらしいじゃん。そのことだよ。…で、もしかしなくても、オレって邪魔?」 ヒノアラシは少し考えた。今ここには自分たち3人以外、誰もいない。 そして、ワニノコは今の大体の状況を呑み込めている。 ――これはチャンスか。そう思ったヒノアラシは一つ提案をした。 「それなら見ての通りさ。ワニノコ…混じってみる?」 「いいのか!? いや、でもなあ……」 ワニノコは躊躇した。いくら今朝のことがあるとはいえ、簡単にラッキーとは言えなかった。 「大丈夫。処女さえ奪らなかったら。まあ…素股までならオッケーかな……」 「素股?」 「あ、そうか、知らないんだった……。素股って言うのは、こう…アソコにモノを擦りつけることさ。挿入れることはない」 「…気持ちいいのか?」 「もちろん」 「ホントにか!? じゃあ混じる! オレも混じるぜ!!」 ワニノコが喜んで同意した。チコリータは、2人が何を話し合っているのか、わからなかった。 話し合いが終わった後、ヒノアラシはチコリータの方を向いた。 「さて…チコリータ、今日はワニノコも混ぜて3人でするよ。いいかな?」 「えっ…でも……」 チコリータは顔に不安の感情を出していた。ヒノアラシだけとならまだしも、複数人とするとなると、 いくらなんでも不安な要素が多い。できれば2人でしたい、そう思っている。 ヒノアラシは、敏感にそれを察知した。そして、チコリータに優しく言う。 「大丈夫だよ。処女は奪らない。無理もさせない。だから、ね?」 「…………」 「…………」 2人はしばらく沈黙した。チコリータが、重く口を開いて、 「…わかった。そこまで言うなら……。でも、ホントに無理はさせないでね」 同意した。ヒノアラシはニコッと微笑んで、 「よし。じゃあ今日もやるよ」 ワニノコがチコリータの後ろに、ヒノアラシが前に立った。 2人のモノは、天を突くかのようにそそり立っていた。 「じゃあワニノコ、教えたとおりにね。チコリータはオレのを扱いて」 「扱く……?」 「モノを握って、上下に擦ることだよ。やってみて」 チコリータはモノを握れと言われ、どぎまぎした。そもそも、今目の前にあるものを 生まれて初めて目にしたのだ。すぐに、わかった、とは言い難かった。 チコリータはなおも躊躇い続ける。その目は前に存在し続けるモノを、じっと見つめている。 今、ヒノアラシは目の前にいる。そうなるのは当然のことだった。 チコリータは深呼吸をし始めた。落ち着いて、落ち着いて、落ち着いて……。 深呼吸が終わって、チコリータは決心した。 「…扱くよ、ヒノアラシ」 「…うん」 ヒノアラシとチコリータはお互いに緊張気味に呟き合った。 「…あのさ」 ワニノコが喋りだす。2人はびっくりして、ヒノアラシは顔を上げ、チコリータは振り返った。 「いつになったら始めるんだ? オレもう待てないぜ?」 「ああ…悪い。さて…それじゃ、いくよ」 ヒノアラシが号令をかける。全員が身構えた。 「チコリータ、イきそうになったら後ろ足を閉じてね。…あとは、まかせるよ」 スッ… ワニノコがアソコにモノをあてがった。チコリータが体をビクリと震わせる。 チコリータは、アソコに伝わるモノの感触を感じながら、ヒノアラシのモノを握る。 ゴシゴシゴシゴシ…… チュクチュクチュクチュク…… 3人が同時に各々を責め始める。 「はぁ…はぁ…結構…いいな、これ…くっ……」 ワニノコは、初めてする素股に、素直な感想を述べた。表情から、本当に気持ちよさそうだった。 「はぁ…はぁ…うぅ……」 ヒノアラシは、チコリータの手で自分のモノを扱いてもらえることに幸せすら感じていた。 チコリータの手が、弱いところを的確に責めていく。 (これは…すぐにイきそうになるな……。…でも、ここはガマンだ、な……) ヒノアラシはビクビクと痙攣する自分のモノを、気力で押さえつける。 「ん…ぅっ……は…はぁっ……。ワニノコ……ヒノアラシ……、気持ち…ぁっ…いいよぅ……」 感じながら、呟きながら。チコリータは快楽を受け入れ、2人に奉仕する。 夜の暗い基地内で、3人は一つの影になっていた。 5分もすると、3人の息はかなり荒くなっていた。 「ふぅ…ふぅ…もうっ…やばいっ…かも……」 ワニノコがそんな言葉を漏らした。いつになく弱気な発言であることを、他の2人は知っていた。 ワニノコは『しあわせの とう』で仲間になった。ヒノアラシとの攻防で友情が芽生え、 一緒についてきてくれるようになった。最初から今まで、彼がここまで弱気な発言をすることは、 たった一度さえもなかった。共に救助隊をやってきた彼らにはわかっていた。 「が、頑張るんだ…ワニノコ……。ワニノコだけじゃない…オレもチコリータも…もう……」 ヒノアラシは、自分たちも限界が近いことを告げる。事実、痙攣するモノを押さえつけきれない、 と言わんばかりに、ヒノアラシはガクガクと体を揺らしていた。 チコリータは目をつむり、いずれは来るであろう絶頂に備える感じで、無我夢中で ヒノアラシのモノを擦り続けていた。 しばらくすると、全員が体を大きく震わせた。もう、絶頂はすぐそこまで来ていた。 「うあっ……あぁぁっ!!」 「く……うぅっ!!」 「ひあぁぁぁっ!!」 プシャァァァッ!! ビュッ! ビュルルルルルッッ!! ビュウウゥゥゥッ!!!! ドクン…ドクン… 3人はほぼ同時にイった。チコリータは言われていた通りに、イく直前に後ろ足を閉じていた。 チコリータは、前から後ろから、同時に精液を浴びる形となった。 (あぁ…これが精液……。あったかい……。ドクンドクンって…ワニノコの中を流れてる……) チコリータは白い液体にまみれながら、そんなことを考えていた。 「はぁ……はぁ……。も、もうダメ……。オレもう打ち止め……」 ワニノコはぐったりと、床に寝そべった。そして、相当疲れたのか、そのまま寝入ってしまった。 規則的な寝息が聞こえてくる。どうやら本気で寝てしまったようだ。 「やれやれ……。体拭かないと汚いのに……。どうせ川行くなら一緒だけど……」 「ヒ、ヒノアラシ……」 ふと、チコリータの声が聞こえた。それは自分の下から聞こえてくる。 下に視線を落とすと、チコリータが白濁まみれで座り込んでいた。 盛大に精液がかかったらしい。チコリータの体は、どこを見ても汁まみれだった。 「へへ……。今日は一段とよかったね……。できることなら、まだ、やっていたい……」 チコリータのその言葉に、ヒノアラシは何か突き動かされるのを感じた。 元気をなくしていたモノが再び立ち上がり、ヒノアラシの理性を取り払ってゆく。 「チ……チコリータっ!」 「何…? ……むぐっ?!」 ヒノアラシは衝動的にチコリータの頭を鷲づかみにし、モノをチコリータの口にねじ込んだ。 あまりに予想外な出来事に、チコリータは驚いていた。『無理はさせない』…あれは嘘だった のだろうか? チコリータの頭の中を、いろんな気持ちが飛び交った。 「はぁっ……はぁっ……」 ヒノアラシはついさっきの約束を忘れたかのように、ただただ腰を振り続けた。 「うぅっ……ううぅっ!」 チコリータが涙を流し、苦しそうな声をあげても、ヒノアラシはやめようとはしなかった。 そのうち、ヒノアラシのモノが、チコリータの口の中で肥大化していった。そして…、 「くぁっ……うぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」 ビューッ! ビューッ! ビュルルルルルーッ!! チコリータの口の中で、ヒノアラシは果てた。 「うぅぅぅぅぅぅっ!? んーっ!!! ……っ」 チコリータはヒノアラシの精液を、全て受け止めることになった。否が応でも流れ込んでくる精液。 チコリータはただ、それを飲み込むことしかできなかった。 ヒノアラシは我に返った。呆然と自分がしていたことを思い出す。 (オレは何を……? 確か3人同時にイって、チコリータと話をして……) そして、思い出される一瞬前の場面。ヒノアラシは自分の行為に驚愕した。 (しまった……! オレは何をしてしまったんだ……! チコリータは……?) チコリータの方を向くと、瞳に涙をため、じっと、ただじっとヒノアラシを見つめていた。 「ご、ゴメン、チコリータ……」 「…………」 口が精液でいっぱいになっているチコリータは話すことができず、ふるふると首を横に振って応えた。 いつまでもいつまでも、首を横に振っていた。 その後、ヒノアラシはチコリータに付き添って川に行った。チコリータは口の中のものを、 飲み込んだり、吐き出したりしながら、体を洗っていった。その間に、ヒノアラシは自分の体を 炎で乾かし、薪を集めて焚き火を作った。 チコリータは、無言で焚き火の近くに座った。しばらく沈黙が続いた後、ようやく チコリータが口を開いた。 「ねぇ…ヒノアラシ……」 「…何?」 ヒノアラシは気まずそうに応える。チコリータが続ける。 「さっきの…ちょっと、気持ち悪かったよ……? その…最初に言ってたことは嘘、だったの……?」 「…………」 ヒノアラシは答えることができない。チコリータは立ち上がって、 「そろそろ…帰るね……。じゃあ…おやすみ」 『うつくしそうげん』に向かって帰っていった。ヒノアラシは追いかけなかった。 『…………』 そんな2人の様子を静かに、こっそりと覗く2人の影があった。 「面白そうだったね……」 「そうだね…やってみたいね……」 こそこそと話すその2人は、音もなくその場から去っていった。 川が、元の静けさを取り戻した。 IP:133.242.146.153 TIME:"2013-01-30 (水) 14:34:36" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=Cyndaquil%20%C3%97%20Chikorita%202.%20The%20Second%20Day" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)"