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ー爽やかな風が僕の毛を逆立てる
明日もきっといつもどうりの日常だろうー
そう思い窓を閉め寝床についた。
誰かが家の戸を叩く音がする ドンドン!
『なんだよ…うるさいなあ』
気怠さの中寝床から重々しく体を起こし戸を開けにいく
『うるさいはないだろ…全く。今日は収穫祭だから村の皆は広場に集合!遅れてるのはアレクだけだぞ?』
『…?』
そういえば今日は年に一度の木々の実りを祝い感謝する収穫祭だったなような…
カチャ
そう思っていると勝手に戸が開き
『お前…完全に今日が収穫祭だって忘れてただろ?いくら朝に弱いからってもう昼なんだけど。』
黄色と白の体毛を持つポケモン『サンダース』のシークが入ってくるなりそう言い放つ。
『おはようシーク。僕は収穫祭には出席しないって言ったはずだけど?』
『ああ、おはよう。…じゃなくて収穫祭は全員出席!お前がいくら騒がしいのが嫌いだからって欠席は無理。』
…はあ。朝から騒がしいな。
シークだって僕が『ブラッキー』だから朝に弱いのは充分承知しているはずなのに。
反論するのも無駄だと思い僕は渋々支度を始めた。