ポケモン小説wiki
遺念 の変更点



&size(16){''※この小説にはグロテスクな表現が含まれています、観覧の際には十分注意してください''}; 
&size(16){ '' また、グロテスクな表現が苦手という方はできるだけ観覧を避けることをおすすめします''};










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私はどこかに連れられました

今私は前足も後ろ足も厳重に縛られいるらしく身動き一つとれません

口にもなにかくわえさせられていて声を出すこともできません

何かに乗せられているのでしょうか

つまり私は運ばれているのでしょうか

何分私は今目も何かに覆われているのです

何も見えないのです

今私が分かることは私がニンゲンと言われる生き物に捕まっていること

私は地面から切り離されたどこかに連れられているということ

そしてそこは私にとって……私だけでなく決して良い場所ではないということ

幸い私はエーフィ

目が見えなくても感じることができます

ですからどういう道順で連れられたかは分かりました

しかし災いしたことに私はエーフィ

まだ知ってはならないことを知ってしまったのです

いいえ私は知りません

あれは気の所為でしょうそうに決まっています

この囲まれたものの中に入った途端感じたこと……あれは気の所為です

私はそれから今自分がどうなっているのか

自分がどうなるのか分からないのです

ですから私は今大変不安です怖いです

ですが私は今自分がこれからどうなってしまうか分かってしまうより怖くないことは知っています

それより私の身体が揺れているのはどうしてでしょうか

誰か教えて下さい

運ばれているからでしょうか

それとも私が震えているからでしょうか

もう私には私も分かりません

えぇはっきり言いましょう

今私の胸は今にも張り裂けそうなほど恐怖で一杯です

どうせなら一思いに泣いてしまいたいです

しかしもう泣くということも呆れてしまうことだと感じてしまっています

あぁそうこうしているうちに私の運命は定められていってるのでしょう

私の身体が持ち上げられて

冷たい

とても地面の暖かさが恋しくなりました

確か私はまだ身体が私の身体であった頃あの柔らかな暖かい草の絨毯で寝ていましたのに

涙も枯れてしまったからこのような自省をしていました

ところがまだ私の泉は枯れていなかったのですね

きっと恋人を待つ乙女の心とはこのように美しい輝きをもっていたのだろうと思います

あぁ……あぁ……辞めておけばいいのに私は淡い希望を抱いていました

私の首になにかがかけられました

思いもよらなかったのです

いいえ私は知っていました

引っ張られたと思った時には喉もろとも締め付けられたのでした

私は思わず呻きました

私の細い首を生き物でない何かが力任せに絞め続けているのです

首に何かが食い込んでいて痛いのです

それ以上に苦しいのです

嫌でも私は抗うしかありません

ですから身体を動かしました

でも動きません

どんどん苦しくなってきます

頭が痛いのです

息が出来てないのです

もがく私の首に何か刺さったのでしょうか

鋭い痛みが私の苦しみに加わったのです

ところがそれだけではありませんでした

私の中から何かが無くなっていくのです

身体に流れている大切なものが消えていくのです

苦しい

次第に全身が痺れてきました

寒くもなってきました

私は私が遠ざかっていく気がしました

今まで大変冷静に自分の事を語りました

ですが実際はそれは目も当てられない醜態を晒しています

そしてもう私は耐えることが出来ません

私は知りました

ここで私の命が途絶えてしまうことを

今ははっきりと知っています

私は死にたくありません

命を絶やしたくはありません

ですから私は醜態を晒してしまっています

何度も手放しそうになる自分を必死に掴んでいます

生きたいのです

ですから私は絶望しなければなりません

私のお尻にひんやりしたものが当たり

そのまま私を切り裂き

全身を

私の

私を覆っていた皮膚を私から切り離していくのです

痛い

想像などしないで下さい

身体中が痛いのです

身体中が

お尻から足背中お腹首

どうして私は先に自分を手放さなかったのでしょう

痛み

痛み

私の身体には収まりません

そしてとてもとても寒いのです


ふと私は思いました

どうして今ここにいるのは私なのだろうと

それが私の最後の疑問でした

悪寒に襲われた途端

怖い

もう私には

私は

生きたい

叫んだ

生きたい

何度も

生きたいと

どうして



生きたい

生きたいのに

苦しい

痛い

怖い

生きたい

怖い怖い怖い!怖い!怖い!怖い!嫌!嫌!!嫌ぁぁああああああああ!!






………………い……か…………せ……て……




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最後まで読んで下さりありがとうございました
感想、ご意見等ありましたら、よろしければコメントにお願いします
- なんですかこれ?
――[[ユッキマン]] &new{2010-02-07 (日) 11:38:52};
- グロならグロで、忠告はなさるべきかと・・・
―― &new{2010-02-07 (日) 13:10:25};
- エーフィの心境がよく表れていていいと思います。

ですが、こういう作品を苦手とする人もいるので、文頭に注意書きを入れといた方がいいと思います。
――[[零]] &new{2010-02-07 (日) 13:17:25};
- コメントありがとうございました
注意書きを入れるべきとご指摘がありましたので、今更ながら文頭に付け加えさせていただきました
今後はこのようなことにも気をつけます、申し訳ありませんでした
ご指摘ありがとうございました
――[[妹尾]] &new{2010-02-08 (月) 01:14:24};
- ルックスが悪いだとか環境が悪いだとか親がうっとうしいとか言って自殺したいとか言っている人がいる一方で、生きたくても避けられない死に直面している人がいる。なんだか小さい悩みですね僕たちの悩みって。
――[[優泉]] &new{2010-02-08 (月) 07:04:11};
- ルックスが悪いだとか環境が悪いだとか親がうっとうしいとか言って自殺したいとか言っている人がいる一方で、生きたくても避けられない死に直面している人がいる。なんだか小さい悩みですね僕たちの悩みって。
――[[優泉]] &new{2010-02-08 (月) 07:11:53};
- うぅ、これは……精神的にちょっと厳しいお話でしたね。
でも味があっていいと思います、なかなか深いお話ですね。
――[[仁]] &new{2010-02-08 (月) 21:58:12};
- エーフィは皮を剥がされたわけですね。


(´・ω・`)ナンデミタンダロウ....
キョウネレナイジャナイカ
―― &new{2010-02-15 (月) 23:03:31};
- い…か…せ…て…(↓~↓)
―― &new{2010-02-16 (火) 00:32:07};

#comment();

IP:125.13.222.135 TIME:"2012-07-17 (火) 18:09:38" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E9%81%BA%E5%BF%B5" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"

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