この作品はポケダンシリーズの続きを書いています。 ポケダンシリーズのイメージを崩したくない方は、 見ない方がいいかと… *第一話 新たな旅たち [#n6710455] 「寒い…」 ヒトカゲが一人で嘆いた。 一人といっても、すぐ隣にはこの住処に住んでいるフシギダネが、 すーすーと安らかな寝息をたてている。 おれ達ポケダンズはギルドを卒業し、 それから寝泊りはフシギダネの住処でしている。 ・・・と言っても、風が容赦なく吹き、下は海、岩で偶然できた ポケモン、サメハダーのような岩の口の部分がフシギダネの住処だ。 昼は堂々と力強い波の音をたてていた海も、夜になると不気味な波音に変わった。 にしても、近くで見るとフシギダネの顔はとても可愛い。 寝顔にトロンとしていると、気になる事があった。 フシギダネの性別だ。俺はフシギダネが雄か雌かも分からない。 一人称は『ボク』だ。だが可愛らしい顔からして雌の可能性もある。 気がつくとおれの右手はフシギダネの股に向かっていた。 股の中に右手が入った。少し太めの突起物に触れた。雄だった。 雄なんだ…。そう思った時にフシギダネの呼吸が乱れたので止めといた。 朝だ、昨日の不気味さは感じられない。 フシギダネが隣に居なかった。岩の上に出た。フシギダネが海を見ていた。 足音に気がついたのか、こちらを見た。フシギダネが笑った。 「ギルドに行ってみない?」 フシギダネが言った。 *ギルド [#p0ae83fb] 「え?ギルド?また何で?」 「だってヒトカゲいつも寒そうにしてるじゃないか」 ・・・知ってたんだ…。 「あそこは暖炉もあるし温かいだろう。また修行したいって言ったら入れてくれるよ」 「うん…。俺も最近の生活はあまり好きじゃないんだ。」 「じゃあ行こうか!」 久しぶりのギルドに来た。あの網目も久しぶりだ。 「じゃあ、ボクから乗るよ」 「足型発見!誰の足型?足型は…」 「みんな~フシギダネが帰ってきました~!」 うおおおおおぉぉぉぉぉ! ガシャンッ 「おお!ヒトカゲもいるじゃないか!!」 相変わらず頭がガンガンする…。 「おかえり。ヒトカゲ、フシギダネ」 「プクリン!ありがとう!今日はボク大事な話があって来たんだ!」 「わかったよ。外は寒いから入って入って♪」 「えぇぇぇ!?何で何で?」 ぺラップが独特の口調で言う。 「体が鈍ってきた気がするんだ」 「うぅ~ん相変わらず不思議な奴らだね~。どうします?親方様?」 「ボクは大歓迎だよ♪モチロン!前みたいにキツイ修行はさせないから安心して♪」 「やったねヒトカゲ!」 しかしフシギダネ…俺がいつも寒そうにしてたから再入学までしてくれたのか…? 「あ!そうだ!!」 「どうしたの?プクリン?」 「キミ達にまだ教えてない部屋がいくつかあるんだ!」 「えぇ!?親方様!卒業まで教えてなかったのですか!?」 「忘れちゃったんだ♪ホントは入学して、少しでもいい成績を上げれば教えたんだけどね」 「え~酷くない?」 俺も酷いと思った。でもプクリンだと何故か憎めない。不思議だな。プクリンは。 *新たな部屋 [#ya2fde1a] 「でさ、何なのよ、その部屋は」 フシギダネは興味津々そうに言う。 「フフフ…それはね…温泉だよ!」 「お…温泉って…すごいな~流石有名なギルドだ!」 「場所はねぇキミ達の寝床がある弟子の部屋に行く途中、その道の右側に小さな扉があったでしょ?」 「あ~そういえば、でもボク達その時大体疲れてるし、気にもして無かったよ」 「その奥なのさ!」 !そうなんだ…。久しぶりに入ってみたいな。 「早く行こうよ!プクリン!」 「連れて行きたい所だけど…その温泉は夜にしか沸かないんだ…。それまでボクと遊んでようよ!」 夜にギルドの皆が少なくなる理由がわかった気がする…。 [[フーライ]] コメントページは完結してから作りたいと思います。