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赤いかんざし の変更点


***赤いかんざし [#d6f4994d]


視界はすでにほの暗く、灰色をまとっていた。陽はもうしばらく先ほどまでの表情を見せてくれそうになかった。
もうきっとあそこにあった、賑やかな明かりはすっかり消えて、元の静かな森に戻っていることだろう。
いつもより大きな雨粒が、木の葉をはじき、うるおった土砂に吸い込まれていく。地に落ちなかった水分はきっとその毛皮に吸い込まれていったのだろう。
巻き上げられた泥が、脚を、腹部を汚すのも構わず、黒い影は駆け抜けていった。
ぬかるんだ大地をものともしない足運びは堅実だった。たしかに踏み抜いていた。しかし、どこか、四肢の方向などお構いなしに、浮ついているようにも見えた。
別に雨の中を走ったことがないわけでも、走り方を忘れたわけでもない。あらゆる忘れていく事柄の中でも、これは忘れようがない。
ただあの事柄だけは、忘れたい、とは思った。
強く、思い出してしまいそうだった。
森の中、灰色混じりの漆黒の尾を力なく垂らしながら、一匹のグラエナが疾走っていく。


移り変わる景色の中、グラエナは木々の揺れ方の変化から不穏なものを感じていた。少しづつ激しくなっているような感覚。
これは、いくらなんでもひどい。身体も冷えてしまうし、どこかで雨宿りしようか……。
しかしこの雨足だ、そうそう止みそうにない。正直疲れてはいるが、もうこのまま帰ったほうがよさそうだ。
そう思った矢先、その目に興味を引くものが飛び込んできた。
あれは――石碑?
苔が生え風化した大きな岩の前に、飾りのついた橙色の供物が置かれ、その上にたいそうな屋根が取り付けられている。
ずいぶん立派な屋根で、痛みも少ない。あそこなら雨はしのげそうだ。だがさっき考えたばかりのことを早々に否定するのはいかがなものか。
走る方向に足を戻そうとしたところ。石碑からなにか生き物の気配がした。踵を返し、少しの静止ののち、忍び足でそれに近づいていく。
石碑の前に、ふるえた橙色の毛玉がちょこんとうずくまっていた。先ほど供物だと思っていたのは赤い花のかんざしを挿したロコンだった。
おそらく寒さを紛らわすのに必死なのだろう、その先客はグラエナが目と鼻の先まで近寄っていても反応を示さなかった。ただ震えていた。
振り向くと、もう雨の当たらないところまで入っていた。ここからまた戻るのは少々気が引ける。
どうしたものか、と鼻を軽く掻きながら、とりあえずぶるぶるっと水を切り、軽く間をおいて座り込んだ。

ざあざあと落ちる水音が天板と共鳴して耳元でつまらなく跳ねる。
しばらく微妙な間を保ったまま雨音を聞いていた。特に変化はないが。別段することもないのだ。
ここから出てさらに体を冷やすわけにもいかないし、なにより余計寒いので言語道断。かといって、がりがりと地面に爪を立てても虚しいものだ。
しいて、やらなくてはならないことがあるとすれば……。しかし、初対面の相手にできることじゃない。しかもこんな、おそらく年端もいかない小さな仔に。
さりげなく、後ろに目をやると、改めて見るとそこまで風化を感じさせない石碑があった。きっと昔からここに誰かが手を入れており、屋根はこれを守るために比較的新しく建てられたものだろう。わりと丁寧な仕事で、いったいどんな方が手入れしているのだろうと考えさせるほどだった。
しばらく眺めていたが、さすがに飽きてしまった。もちろん雨音は変わっていないのでたいした暇つぶしにもならない。
こちらはどうだろうと、横目でちら、とまだうずくまって震えているであろうロコンの方を見たら、
なんと目が合ってしまった。
びくり、と尻尾が持ち上がり、耳も合わせてぴんと立つ。ロコンはじっとグラエナの方を見ている。いつからだろうか。なぜかいやな汗が軽く湧いた。

「何、ボーっとして。おじさん、帰り道忘れた、とか?」

なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。こっちから話しかけるべきだったのに。
いや違う、そうじゃない。君が寒そうにしていたから。

「あ…… ま、まあそんな感じかなー……?はは……」

弱々しく口をついて出た言葉は、全くもって気の抜けた回答だった。
ロコンの方は、そんなグラエナのおどけた様子を見て、ため息を漏らさずにはいられなかったらしい。少し間を置いてから、はあ、とひと息吐いたのち。

「そんな立派なナリして。迷子。かっこ悪」

「ムッ……。ちっちが、その……どうも、寒そうにしてたから?いや本当は走って帰ろうとしてて……あのその」

こう言い淀んでしまうと、もう喋れなくなってしまうのが、昔から悪いところだ。しかし、仕方ないだろう。まさかいきなり暖めさせてほしいなどと言えるものではない。
そんな無骨な感情は持ち合わせていなかった。少し横にうつむいて鼻をぽりぽりと掻き、返事を待つほかない。
返ってきたのはグラエナにとって完全に予想外の言葉だった。

「じゃあ尻尾ぐらい貸してよ」

いつのまにか近寄っていたロコンは、いきなりグラエナの尻尾に掴みかかった。掴みかかったといっても、強引にではなく、ごく優しく包まる程度のものではあったが。
それでも、グラエナの全身の毛を逆立てるのには十分すぎた。体温が急上昇し、先ほどまで雨に打たれて冷えていたことをすっかり忘れてしまうほどだった。

「こ、こら」

「まあいいじゃない。ところで、なんでこんな雨の中?」

「ちょっと、大切なものを置いて来てしまって……。そう、ただの石。本当に、どうでもいい、くだらない石ころだから。気にしないでね」

「そんなどうでもいいなんて言われると気になる。怪しい。手伝ってもいいよね?」

「へっ?」

ロコンは尻尾から離れ、赤いかんざしの飾りを揺らし、グラエナの周りをぐるぐる歩き回り始めた。
どこに置いてきたの。それとも落としてきたの。いつ無くしたの。と次々とまくしたてる。どうやら催促しているらしい。

いや、まだ手伝ってとは――うるさい。さっさと言う――でもそっちの用事とか――いいから。暇だからあそこにいたの――。

「いや、でも悪いよ…… ッァぎゃわ゛ァ゙ーーーーンッ!??」

グラエナは尻を噛まれて悲鳴を上げた。これまでの弱々しい喋り方からは想像つかないほどの大きなうなり声に、ロコンはぴくりと驚いたのち、くすくすと笑い始めた。涙声でグラエナは不服を呈する。

「な、なにを……」

「くす、くす……理由がいるの? じゃあ、あったかかったから。それでいいでしょ?行こう!」

軽く涙目のまま、首をかしげ、鼻をポリポリと掻きながら、グラエナはしぶしぶ話す覚悟を決めた。

「さっき向こうで祭りがあったの、知ってるかな。実はあのお祭りに行ってたんだけど、どうもそこで落としたらしくて……。
 こう言っちゃ悲しいけど、もうあまり記憶力もよくないから、どこで落としたのかも全く覚えてないし。
 もう片付けも終わってるころだろうから、もしかしたら撤去に巻き込まれて違うところに行ってしまったかもしれない……。
 それでも手伝ってくれる?」

「もちろん」

ロコンはかんざしを振り、しゃらんと鳴らしながら、にっこりと太陽のような笑みを浮かべて答える。
グラエナはその笑顔を見てなにか既覗感を覚えていた。どこか、懐かしかった。




ふたりはすっかり日が暮れはじめた、濡れそぼった森の中をぬって、祭りの跡に来ていた。
祭りは華やかであったが、祭りの後というのはずいぶんと寂しいものだ。ちょうちんの明かりも、屋台の笑顔も見えないし、祭囃子の音もいっさい聞えない。かわりに雨音だけがよく聞えた。
まだテントや屋台のくぼみがうっすらと見えている。土に埋もれていそうだが、これならまだ軽く掘り返せば見つかる。
が――正直、見つかる確立は絶望的だ――というのが素直な感想だった。

そんなことはお構いなしにロコンは辺りを探し始める。グラエナもすぐにあたりを探し始めることにした。しかし、こう手がかりがないと効率は良くない。とにかく手近なところを掘っても、もちろん何も手がかりになるようなものはないのだ。せいぜいさらにどうでもいい石ころが出てくるだけだった。作業に没頭しているうちに、だんだん日が暮れてきた。
体温を奪われ、息も絶え絶えになったあたりでグラエナが弱々しくぼやいた。

「もう、やめよう。諦めよう……?」

「そんなこと、そっちが言ってどうするの! 明日になったらもう見つからなくなっちゃう」

「でもこれは……。見つかりそうにないよ」

すっかり手を止めてしまったグラエナに対し、ロコンはグラエナの言葉などお構いなしに作業を続ける。
ロコンには石がどんなものかわかっていた。もちろん、込められた意味は分からないが――なにか突き動かすものがあった。

「ほんとは、大事なものなんでしょ」

「えっ?」

「探してるときの顔に出てる。……もう暗くてよく見えないけど」

かなわないな。と小さくつぶやいてから、グラエナが弱々しく語りかける。雨音にかき消されそうなほど弱々しかったので、ロコンはしっかりと聞き耳を立てながら聞いた。

「石っていうのは、実はね。炎の石なんだ。
 ふつうにお店でも売っているだろう?だからくだらない石ころって言った。でも僕にとっては特別なものなんだ。
 この石はとある仔に、もしもう一度会えたら、わたしに渡してくださいって言ってたんだ。
 僕はまだポチエナで、その仔とは長い付き合いだった。でも親の都合で別れることになった。
 こんな自分に託してくれたあの子にずーっと渡したくて。それでお守りみたいに持ち歩いて。
 でも……見つからないんだ。その仔。
 もしかしたら、もしかしたらって聞いて回って。でも見つからなかった。
 もう、疲れたんだ。きっとその中にいたのに、お互い忘れてしまったのかなーって、諦めた。
 お互いっていっても、自分はこんなサイズになっちゃったけど。
 今回たまたまここに来たんだけど。もう気が緩んでたのかな。いつのまにか石、落としちゃって。みつからなくなって。
 これってあきらめろって、そういうことだよ、きっと」

「そう」

ロコンは少し物悲しそうに答えた。しかし、その目はまだあきらめた様子ではなかった。
その瞳は確信に満ちていた。

「やっぱり、それ、もう一回さがそう?」

「え、でも雨……ひどくなって」

「いーから。」

ロコンはひたむきに探した。きっと自分なら見つけられる、と確信めいた瞳で。毛並みをぐしゃぐしゃに、手を泥に染めながら。
グラエナにはそこまで必死になって他人のために探し物を手伝うロコンがわからなかった。
雨は納まらない。このままでは。

「あとは自分で探すからいいよ。きみももう帰らないと日が暮れちゃうよ」

「だめ、今みつけないと土砂が固まって絶対見つからなくなる……」

「帰るところは――?」

それは、ここにある。今やることは、その石を探すことだけ。

森はお構いなしにどんどん闇を広げ、雨粒を確認するのも困難になっていった。もうかろうじてくぼんでいない部分が見える程度。それでもめげることはなかった。
ここでもない、ここでもない。もしかしたらすでに一度手をつけたところに、もう一度土砂が流れ込み、同じところを掘っているのかもしれない。そんな可能性は考えなかった。その瞳が曇ることはなかった。
雨風は依然、強く吹き付け、二人の体力を奪っていく。もう何度、グラエナはロコンを咥えて帰ろうかと考えたかわからなかった。
ふいに、残されていったらしい、屋台のお面が目に入った。




『これが、お祭り?』

ちょうちんの明かりが点々と森の一帯を照らし、祭囃子の音が響く。楽しそうな声が木霊して聞こえた。
そう、とロコンは少しはしゃいだ様子で小さく答える。

お別れする前に、どうしても見せておきたかったの。わたしのご先祖様を祀るためのお祭りなのよ。
あそこに神社が見えるでしょう?わたしはここで巫女様になるのよ。私たちは代々ここで巫女として生きていくの。
そろそろ、わたしの番なの。でも、そうなったらなかなかお祭りで遊べないし。
だからいっしょにたくさん遊びましょ?

『ごめんね、ボクのおとうさんの群れが、このあたりにはもう用事がないから移住しなきゃいけないって』

いいの、仕方ないでしょ。ウジウジしない。またきっと会えるから。さ、行こ?

太陽のような笑顔で、ロコンは明かりに向かって駆け出した。




ロコンが目を覚ますと、そこはまた石碑の前だった。動こうとしたら、黒に、少し灰色がまじった毛がそこにあった。どうやらくるまれて眠っていたらしい。
外はすっかり晴れ渡っていた。屋根の縁から垂れる滴に、日差しが反射してキラキラ輝いていた。
緑はうるおいを得て元気になったらしく、木々がそよそよと揺れて、眠る前とはまるで違う、神秘的な光景を見せていた。
あの雨の日の出来事が嘘のようだ。と手を見ると泥にまみれていた。ひとつどうしても気がかりなことが残っていることを思い出した。そうだ、石だ。
体中を探す。ない。辺りを見回しても、石碑のあたりにもないようだ。どこにあるのか。
ふと、足元から毛皮の暖かさがなくなる。グラエナがもぞ、と起き上がった。

「ん……気がついた?おはよう」

「おはよ、それで、石は?」

ロコンはひどくあわてた様子で、すごい剣幕で問い詰めた。

「石は!?」

まだ寝起きでグラエナは目をこすっていたが、はっとすると、申し訳なさそうに鼻を掻いてから、かるく首を振った。
ロコンはすっかり元気をなくしてしまった。耳を垂らし、尻尾も地面につく。かんざしが力なく垂れた。

「いいんだよ。やっぱり、自分で探さないと。見つかるよ、必ず」

「……」

「そんな顔しないで。一緒に探してくれてありがとう。ところで、君はなんであの日ここにいたの?」

「この石碑ね……代々巫女をやってきた方が、亡くなった時に名前を刻まれるの。おかあさんの名前もここに」

ロコンは指で、あるひとつの名前を示した。刻まれた様子からそれほど年月はたっていなそうだった。

「あの日、巫女としての仕事が終わって、お祭りのかたづけはみんなに任せておいて、この石碑をお掃除しにきたの。おかあさん、さびしいんじゃないかって。でも突然雨が降ってきて……お掃除は終わったんだけど、帰れなくて」

「なるほどね」

グラエナの瞳は、初めて雨の中で出会ったときとはうって変わって澄んだ眼をしていた。なにか悟りを開いたようにも見えた。
ゆっくりと石碑に深くお辞儀をし、屋根より外に出る。風は暖かかった。グラエナは神社に行きたい、とロコンを呼んだ。ふたりは神社に向かって、少しぬかるんだ道を歩き出した。
歓迎するかのように、後ろからそよ風が吹きつける。気持ちがやすらぐような、そんな風だった。かんざしの飾りの音がしゃらんと響く。



ど、どうしたの?

『ない……ないんだ。ボクのだいじなプレゼント……きっとお祭りの中に落としてきちゃったんだ』
石碑で雨宿りしながらポチエナは言った。

大変……!探さなきゃ!早く行こう?

『で、でも……ううん、これはボクが探さなきゃいけないから……あの、だからその』

そんなこと言ってられないよ!早くしないと埋まっちゃうよ。

『え……でも。――わぎゃぁァーーーン!!?』

今日、遊んでくれたお礼、でいいでしょ?行こう!




雨の日はよく見えなかった、潤った鳥居をくぐり、目的のものが見えた。たどりついた神社は、それほど大層なものではなかった。
思ったよりはこぢんまりとした祠と社。しかし、ロコンぐらいの大きさにはそれでちょうどいいのかもしれない。

「小さいでしょ?ここで巫女としてやってる間は、ロコンでいなくちゃいけないの。だから小さいの。
 次の代に引き継ぐ時、ようするはお婿さんね。大人になって、お婿さんができたら、キュウコンになっていいの。
 だから、中にいくつか炎の石、あるけど……特別なんだよね?代わりっていうわけにはいかないよね……」

「大丈夫、いいんだ」

ふいに神社に向かって強い風が通り過ぎた。木の葉を散らし、毛並みをたなびかせ、かんざしを強く揺らした。風は、ふたりを歓迎しているようだった。
グラエナは感じていた。この土地の匂いを。祠のたたずまいを。社の息遣いを。どれも懐かしく感じた。
ここからは祭りがあった場所の様子がよく見える。じっと眺めていた。何もないが、グラエナの脳裏には確かに残っていた。
ロコンも、かんざしを揺らしながら横で一緒に眺めていた。よくわからないが、なぜかそうしたくなったのだ。

しばらく会話がなかったが、グラエナが口火を切った。

「――それより、ここで働いていいかな?お掃除ぐらいはできるから」

「えっ……いいの?実は男手が足りなくて……」

「この年で、男手と言えるかわかんないけどね。あの石はその片手間に探すよ」

「そっか……いいのいいの!よろしくね、おじさん!」

ロコンは赤い花のかんざしを振りながらはしゃいでいた。
グラエナは分かってはいるものの、なにか釈然としない様子で、ぽりぽりと鼻を掻いた。

(おじさん、かあ)

「そういえば」

「ん?」

「おかあさんに、鼻を掻くのはやめなさいってよく言われた。いくじなしになるって」

グラエナはくすっと笑い、空を見上げた。その瞳には涙を湛えていた――。




『ごめんね、ボクがこんないくじなしだから……きみがぼくのプレゼントをつけた姿、見たかったのに』

いいの、ありがとう。気持ちだけでもうれしい……。
それより、もう明日行っちゃうんだよね?はい、これ。

『これは……?』

いつか、また会った時に、これをわたしに渡してほしいの。これがあれば、たとえ忘れても、いつか思い出して会えるでしょ?
それまでに、あなたのプレゼント見つけるから。わたしがつけた姿、絶対見せるから。
だから、必ずまた、ここに戻ってきてね。約束!

『――うん』



きれいだよ。すごく。




written by――[[幸狼]]
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どうも初めまして、失踪してしまったうちの誰かです。一方的なお久しぶりです。グスン。
ホントはかんざしをもっと絡めたかったんですけど、もう、なんというかのそのノウハウを忘れてしまいました(涙)
そのうち作者ページ作りたいです。
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#pcomment(赤い簪コメントログ,10,)

IP:61.22.93.158 TIME:"2013-01-14 (月) 19:01:02" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E8%B5%A4%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%96%E3%81%97" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"

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