**記憶の中で [#daa213af] 作者 [[光]] ---- Episode-1 長かった冬が終わり、春になった。 草木や花が咲く中、心地よい風が吹いている... 「もう新学期か...早いな...」 と、一人で呟いてみる。 おっと、紹介が遅れた。俺の名前はレン。人間の歳で言うと、14歳位かな? 今年で中学3年生になった。この街のD中学に通ってる。 種族はレントラー。一昨年の冬に進化した。 ...懐かしいな...。あの時クラスメート全員ビックリしてたっけ? 雄達からは「いきなりデカくなった」とか雌達からは「カッコよくなった」って。 ...そういえばあの頃からモテ始めたんだっけ... あ、危ない危ない。今絶対顔ニヤけてたよ。 「おーい、お~い、レ~ン」 全然気付かなかった...。後ろから声がする。この声はもしかして... 「よぉ、レイ」 俺みたいな黒い毛を纏ったこのポケモンはレイ。俺の親友で、種族はグラエナ。 もちろん同い年だ。体格差、結構あるけどね。 「何で返事してくれなかったんだよ」 「いや、ちょっと考え事を」 「やらしい事か?ww」 「黙れ」 「ぐはッ...」 俺はそう言って、レイにでんじはを放った。 ...ち、クラボ持ちかよクソッ... ...てか学校に木の実持ってくんなよ ...まさか俺のでんじは見越して... ...もしそうだったらお前の方が絶対やらしいぞ... 「話変わるけどさ、お前何組?」 「3-C」 「おぉ、俺も3-Cだぜ。これで3年連続同クラスだな!」 「そうだな」 そんな会話を交わしながら、俺達は学校に着いた。 靴は...無いので玄関を通り、階段を昇って3つ目の教室...あの教室だな。 「着いたぁー」 「おはよう。レン君、レイ君」 「おー、ソルじゃぁねぇか!お前も同じクラスか!またよろしく!」 「うん...///」 この雌のアブソルはソル。 去年俺に「レイ君が好きだから、好みの物とか教えて」的な事言ってたっけ。 レイは鈍感だから、気付かないんだろうなぁ... 俺から見たら、完全に好きって分かるんだけど... お邪魔だからとりあえず黒板に貼ってある座席表見て荷物置いてっと... あれ?隣の席が空いてる。 もう時間は8時で朝の会始まっちまうし、誰か転校してくんのかな?興味無いけど。 お、先生は昨年と一緒のリュウ先生か。ちなみに種族はデンリュウ。 居眠りすると、電気ショックが飛んでくるんだよなぁ。 でも俺には効果はいまひとつなんだよね... 「今日は新しいお友達が入ってきます」 ビンゴ。転校生だな。雄か雌か、どっちかな? このクラスの人数は雌の方が少ないし、多分雌だろ。興味無いけど。 「入りなさい、レナさん」 ビンゴビンゴ。雌だな。さん付けたもんな。 今日は勘が冴えてるわ。ラッキー。いいことありそう。 「初めまして、レナと言います。よろしくお願いします」 雌...ってかデカいな...ウィンディか。 なんかすごく迫力はるけど、顔つきとかは雌だな。 ...結構可愛い?興味無いけど。 「じゃあレナさんはレン君の隣の席に座ってね」 そう言って俺のほうに指をさす。 ...やっばり隣か。近くで見るとさらに迫力あるなぁ、と思う。 興味無いけどね。 一応挨拶程度しておくか。 「俺はレン、よろしくな」 単純な挨拶だけど、これでいいんだよな。 「久しぶり、レン君」 ...へ? 久しぶりって、どっかで会った事あるっけ...? そうやって考えてるうちに、彼女は 「やっぱり覚えてないのか...」 やばい。悲しませちゃった... と言っても覚えてないし、会った事もなさそうだし... とりあえず謝るか。 「えっと、」 「私達、幼なじみだったの」 ...え? #hr 小説自体書くのは初めてで、文がgdgdになっているところがありましたら コメント欄にてビシバシ指摘お願いします。 脱字、誤字等もありましたらコメント欄にてお願いします。 #pcomment