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聖痕を刻まれた者 part3 刺客との戦い の変更点


&color(red){''警告!''};この作品は中二病患者の[[赤槍]]が書いております。
若干、血などの表現も入っています。
苦手な方は[[こちら>トップページ]]へ
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暗い景色に段々と白い靄がかかり始め、あっという間に白い景色に変わった。
その中に一匹のポケモンが見える。青を基調とした身体から白の棘のような物が生えている。胸には青の珠が光っていた。
「貴方がレオですね・・・。私はディアルガ、神話に語り継がれるポケモンです。時を司り、秩序を守っています。」
ディアルガが秩序を守っていたんだ・・・。って事はディアルガが聖痕を作ったの?
「えぇ、そうです。この世界には秩序、つまり平和を守ろうというポケモンはなかなかいません、
逆に世界を我が物にしようとするポケモンはたくさんいます。そこで私は時の力を使い、ポケモンを慈しみ守ることの出来る者を捜しました。
それがレオ、貴方とウィンです。」
ディアルガはさらに
「貴方達の世界で聖痕を刻んだ者は2匹、冥界から2匹選びました。」
冥界から?どうやって?
「ギラティナに頼んだのです。冥界から選んだのはそのポケモンが、どういうポケモンかギラティナに聞くだけで分かるからです。」
なるほど、ん?何だろ・・・、周りの景色が歪んできた・・・。
「これはあなたの夢の中です。私がこうして夢の中で姿を見せる事は恐らく出来ないでしょう・・・。お願いがあります。ウィンと一緒に秩序の泉まで来て下さい。」
ちょっと待って!もう夢じゃ会えないってどういう事!?
「混沌の者が妨害を始めています。気をつけて下さい。あなた達の事を狙っています。彼らは・・・。」
あ、ちょっと・・・、待って・・・


「う・・・。」
目の開けると黒くて額から何か出てる物体があった。
黒くて額から何か出てる・・・?
「うわぁ!!」
「ポケモンの顔を見て大声を出すとは失礼な奴だな。せっかく心配してやっていたのに。」
ウィン、心臓に悪いよ・・・。それに昨日の事もあるし・・・。
「どうした?、顔が赤いぞ。」
ウィンが顔を覗き込んできた。でも僕は恥ずかしさのあまり顔を合わせられなかった。
「うぅ・・・。」
「?、まぁいい、それよりレオ、お前はこれからどうすんだ。村にも帰れないんだろう?」
「あ、そうだ!実は夢を見たんだけど・・・。」
やっぱりあのディアルガの事を話した方がいいよね。

「・・・なるほど、秩序の神からの連絡か・・・。」
「うん、夢だから本当か分からないけど。どうする?」
ウィンはしばらく俯いた後、
「行くしかないだろう。ここに居ても時間の無駄だ。それにいずれ行く予定だったしな。」
と決意したように言った。
うん?、行く予定だったという事は・・・、
「ウィンは秩序の泉の場所をしているの?」
「あぁ、知ってる。以前お前と同じ様に夢に見た。その時に教えてもらった。」
なんだ、知ってるなら早く教えてくれても良かったのに・・・。
「とりあえず向かうとするか。場所は・・・」
「こら!聖痕ども!出てこいや!!」
な、何だ!聖痕どもって、僕達の事!?
「・・・どうやら敵のようだな。聖痕の事を知ってるという事は村のポケモンじゃないだろう。行くぞ。」
「で、でも。」
「安心しろ、相手は一匹だ。それに聖痕を使った戦い方を見せたい。」
言い争っても仕方ないよね。見せてくれるんだし。
「うぅ、分かったよ・・・。」
「よし、行くぞ。」


外にはこっちをじっと見てるガバイトが立っていた。右頬には、右回りの渦の中に目がある紋章が刻まれていた。
何だろうあのマーク、気味悪いなぁ。
「ウィン、あの右頬にあるマークは・・・?」
「あれは混沌に属する者のマークだ。混沌からの刺客か?」
刺客・・・。
「おう!てめぇらが聖痕のウィンとレオか!」
「そうだが、貴様は?」
ウィンがそう質問するとガバイトは自分の右頬を突き出し、
「これで分かるだろ?俺はミラー様に仕えるメイン!てめぇらをぶち殺しに来たんだよ!」
と、若干笑いながら言った。
うわぁ、強そうな奴だな・・・。
ウィンは急に声を潜めて、
「お前は洞窟の近くに隠れていろ。私がこの近くで戦えば、お前の事を奴が狙ったとしてもすぐに反応出来るからな。」
そう言うと、
「ほう、そこまで言うのなら相当腕に自信があるように見えるが?」
と、ウィンも負けずに言い返した。
「けっ、当たり前よ。なかったらここにいねぇし、第一、ミラー様に仕える事自体出来ねぇよ!」
ミラーに仕える事を望んでるポケモンが何匹かいるって事なのかな・・・。
「ま、つまんねぇ話はこのくらいにしてよ、とっとと始めようぜ!」
「ふん、焦って躓かないように気をつけるんだな。」
しばらく睨みあう状態が続いた後、ウィンはためていたかまいたちを放つ。
だがメインはその攻撃が来ることを予想していたらしく、避けながらウィンに近づいていった。
「あまり時間を掛けたくない、聖痕の力を解放させてもらうぞ!」
ウィンが言うと左手の聖痕が光り始めた。その光は少しずつ大きくなる。
「遅いぜ!!」
しかしメインがすかさずドラゴンクローを放った。だが、メインの攻撃はウィンに当たる寸前で何かに阻まれ、弾かれた。
「ちっ!」
ウィンの左手の光がウィンを包んだ。それを見て危険を感じたのか、メインは後ろに飛び退く。
「ぐぁっ!」
あ、あれ?いつの間にメインの前にウィンが・・・。
メインの前に立っているウィンは体から薄い光が出ていた。
「なるほど・・・、それがミラー様の言っていた解放状態ってやつか・・・。」
あれが聖痕を使った戦い方なのかなぁ・・・。
「いきなり攻撃してきやがって、驚いたぜ。にしても、」
!?今度はメインがウィンの前から消えた・・・。
「おいうちにしては攻撃力が強いな。なかなか効いたぜ。」
メインはウィンの前にいた。
ウィンはあの一瞬で攻撃したのか・・・。
「なかなか丈夫な身体してるな。普通なら今の一撃で立ち上がれないはずだが・・・。
それに素早さもガバイトしては早すぎる。その混沌のマークか。」
「へぇ、これに気付くなんてすごいねぇ。まぁ合ってる、とだけ言っておこうか!」
あの気味悪いマークにもそんな効果があるんだ・・・。
そんな事を考えている間に、メインは一瞬でウィンの目の前に移動し、ドラゴンクローをくりだした。ウィンもシャドークローを使い応戦した。
2つの技は2匹の間で衝突し弾きあった。その衝撃で2匹は後ろに下がったが、ウィンは素早く前に出た。
す、すごい、あれも聖痕の力なのかな・・・。
「くそっ!」
ウィンは受け身を取っていたメインにシャドークローをくりだした。メインは咄嗟に両腕で防御をしたが、ウィンの攻撃は腕の防御の間を抜け、
腹の辺りに命中した。シャドークローをくらったメインは短い悲鳴をあげ、少し吹き飛びそのまま地面に倒れた。
た、倒したのかな?
「ウィン?倒した・・・の?」
僕がそう聞くとウィンは倒れているメインの近くに寄っていった。
その時、
「隙あり!!」
「! ウィン、後ろ!」
ウィンは咄嗟に横に飛び、メインのドラゴンクローをかわした。
「ちっ、反応が早いな。」
危なかったぁ、間に合ったようでよかった。
「貴様・・・、身代わりが使えるのか。」
「大体相手を倒した時が一番油断してるからな。」
そういうと倒れているメインが薄くなっていき姿が見えなくなった。
「にしても、お前を普通に倒すのは難しそうだな。仕方ねぇ・・・。」
メインは右頬にあるマークの目に、自らの指を軽く押し当てた後、鋭い目をこっちに向け、
「これは混沌の烙印。あまりやりたくねぇが使わせてもらうぜ!」
と言いながら、指に力を込めようとした時、
「ぐはぁぁ!」
いきなりメインの足元で爆発が起きた!
な、なに!まさかウィンが!?
しかしウィンは爆発した所を呆然と見ていた。僕はウィンの近くに走っていくと、
「ウィン、何があったの!?」
と早口で言った。ウィンは
「分からん、横から青い玉みたいな物が飛んできたんだ。」
と少し遅れて返事をした。
僕が急いで横を見るが、誰もいない。再びメインの方を向くと傍に青と黒の人型のポケモンと、額に星があり手にスプーンを持ったポケモンが立っていた。
「ミ、ミラー様・・・。何故ここに・・・。」
ミラー!?確かにルカリオだけどなんでここに!?
「貴様が勝手な行動した挙句、混沌の烙印まで使おうとしたからじゃ!」
傍にいたユンゲラーが顔を赤くしながら言った。ミラーは、無表情でメインを見ていた。そして急にこっちを体の向きを変えた。
「シゲン、メインをテレポートで我々の本拠地に連れて行け。処分はそこで決定する。」
どうやらシゲンというのがあのユンゲラーの名前らしい。
「は?、ミラー様は・・・。」
「こいつらに話がある。メインを牢屋に入れたらすぐに戻って来い。」
ミラーは若干早口でシゲンに命令した。
「はっ、了解しました。」
シゲンは軽く頭を下げるとメインの腕を掴み、消えた。
しばらく正面で睨みあった後、
「・・・俺に攻撃してこない所を見ると怖気ずいたか?」
とミラーが静かに言って来た。僕が恐る恐るウィンを見ると、いろいろと策を考えながらミラーを睨んでいるように見えた。
「そう敵意をむき出しにするな、単に話がしたいだけだ。」
ミラーは不気味に笑いながらそう言ったが、ウィンは相変わらずミラーを睨んでいた。
「・・・この俺の事を睨み続けるとはなかなか気の強い雌だな。まぁいい、ひとつ良い事を教えてやろう。俺達が体に刻まれてる混沌の烙印、
薄々気が付いてると思うが刻まれているだけで、ステータスが上がる。だが烙印を解放した時の力はお前等が想像している以上に凄まじいぞ・・・。」
ミラーは右手の甲に刻まれている烙印をこっちに見せながら言った。
ウィンって雌だったんだ・・・。でも、あの烙印が刻まれているだけでステータスが上がるなんて・・・。
その時シュン、という音がしてミラーの後ろにシゲンが現れた。
「ミラー様、参りましょう。」
「あぁ、では聖痕の2匹、せいぜい死なないように気を付けるんだな。」
ミラーは僕らに背を向け、シゲンの方に歩き始めた。
その時、僕の横から「かまいたち。」という小さな声が聞こえた。僕が横を見た時にはすでにウィンが放ったかまいたちがミラーに向かっていた。
「ミラー、喰らえ!」
ウィンは技の威力を上げるかのように叫んだ。しかし、その願いも虚しくミラーは即座に振り向き、右手を突き出し、そのまま右手にかまいたちを受けた。
そのミラーの右手には傷一つ残らなかった。
「貴様、ミラー様に何を!!」
「やめろ、シゲン。」
ミラーはシゲンを宥めると、
「ウィン、とか言ったな。なかなか効いたぞ。」
と、皮肉を込めて言った。ウィンは小さく「くそっ。」と言っていた。
「その勇気に免じて、お前達が秩序の泉に行くまでは手を出さないでやろう。戦える日を楽しみにしてるぞ。」
そう言うと、再び僕らに背を向けシゲンのテレポートで消えた・・・。
「こ、怖かったぁ・・・。」
2匹が消えてしばらく経つと、安心感が身体を包んだ。そしてウィンの方を見てみると・・・、
「ウィン!!」
ウィンは地面にうつ伏せに倒れていた。体から出ていた薄い光は無くなっていた。
と、とにかくウィンを洞窟に連れて行かないと!

「ん・・・。」
「ウィン!目、覚めた?」
よかった!ウィンの意識が戻ったみたい。
「大丈夫?」
僕がウィンの顔を覗き込みながら聞くと、
「・・・あぁ、何とかな。」
と言いながら、ゆっくりと起き上がった。
「何があったの?急に倒れたけど・・・」
「聖痕の副作用だ。少し長く使いすぎたらしい。」
聖痕に副作用があるんだ。
「副作用ってどんな症状が出るの?」
「私の場合は倒れる位だ。これ以上は秩序の神に聞いてくれ。」
あっ、そうか。秩序の神に会いに行こうとしていたんだ。
「ウィン、動けそう?」
「・・・あぁ、大丈夫だ。泉までなら歩ける。」
「でも・・・。」
僕は起き上がっているウィンを見ながら少し小さな声で言った。
「少しでも早く泉に行った方がいいだろう」
「でも、ミラーは僕達が泉に行くまで手は出さないって・・・。」
「生憎、敵の言う事は信じない性分なんでね。」
た、確かにそう見えるけど・・・。
「村を通るからあまり目立ちたくないな・・・。よし、こうしよう。」
・・・なんか嫌な予感がするなぁ。
「別れて村を抜けることにしよう。そうすればお前の注意力も増すだろう。万が一見つかっても、殺されるのは一匹で済む。」
殺されるなんて不吉な事、言わないで欲しい・・・。
「レオ、先に行くぞ。集合場所は村の正門付近でどうだ?」
「正門付近?それって僕の家から徒歩10分ぐらいの所にあるやつだよね?」
「そうだ。村の中で落ち合っても意味がない。あそこなら村人も分かりにくいだろうし、落ち合う場所にはちょうどいいだろう。」
そう言うとウィンは立ち上がり、
「先に行くぞ。30分以内に来なかったから先に行くからな。」
と、さっさと洞窟から出ていってしまった。
「ちょっと待ってよ!」
僕は急いで洞窟を出てウィンを追ったが、すでに姿が見えなくなっていた。僕は少し考えた後、決意した。
「30分以内に正門付近・・・。急がなきゃ!」
僕はウィンの後を追って急いで洞窟を出た。
「正門まではあと5分ぐらいかな。」
農園から約10分歩き、途中で休憩しながら僕は呟いた。僕の家はとっくに過ぎた。ここはグロウが僕をかばって逃がしてくれた所だった。
グロウ・・・、無事だよね?ふと足元を見てみると、地面が少し赤く滲んでいた。しかも、それは村の方に向かって伸びていた。
という事は・・・、それがなんなのか理解した途端、体から冷や汗が出てきた。頭の中に最悪の結果が浮かんだ。さっきまで決意していた気持ちが揺らいだ。
だけど僕はその気持ちを必死に押し殺した。
ここで前に進まなかったら、グロウの気持ちを踏みにじる事になる!僕が今グロウに出来る事は・・・。
僕は決意を新たにすると短い休憩を済ませ、すっと立ち上がった。そして警戒しながら歩くのを再開した。しかし、
その直後ある疑惑が出てきた。
誰もいない・・・。この時間は見回りがいるはずなのに・・・。まさか村に何かあったのな・・・。どうするか考えた挙句、とりあえずウィンと合流する事にした。
2分程歩いた頃、正門付近にある大きな見張り台が見えてきた。しかし、見張り台の上にも村のポケモンの姿はなく、
周りがよく見えるようにと置かれた松明だけがメラメラと燃えていた。
やっぱりおかしい、原則(村の掟)で必ず1匹は見張り台にいる様に決められているのに。でも止まるわけにもいかない。今は早くウィンと合流した方がいいよね。
3分後、警戒しながら歩いたが結局、誰にも会う事なく正門に着いた。
「さてと、ウィンはどこにいるのかな・・・。」
僕は周りを見渡したが、どこにも姿はなかった。
「レオ、こっちだ。」
・・・と思ったが、門が開いてウィンが出てきた。
「よく門の裏側にいて僕が来た事が分かったね。」
「そろそろ行こうとしたが、お前の声がしたからな。行くぞ。」
って事は時間ぎりぎりって事か・・・。よかった、間に合って。
「それより気になる事があったんだけど。」
「どうした。」
「村のポケモン達が一匹もいないんだ。見張りなんかもいないし・・・。」
どう考えてもおかしいんだよね・・・。ウィンはすこし考えた後、
「おそらくミラーだろう・・・。部下のシデンが村長を操ってる。その立場を利用すれば村のポケモンに命令する事も出来るだろう。」
「ということは、ミラーは僕達が村のポケモンに見つかる可能性をなくさせたって事?」
「そのようだ、どうやら約束は守るらしい。」
本当に僕達が泉に行くまで手を出さないつもりなのかな・・・。
「今、村の事を気にしても仕方ない。とりあえず泉に向かうぞ。」
確かにここで考えても仕方ないよね・・・。僕はもう一度村をよく目に焼き付けた。
「うん、行こう。」
グロウ、必ず助けに来るから・・・。

「そうだ、ウィン。」
「なんだ。」
「まだ道のりは長いでしょ?質問していい?」
その方が気も紛れるだろうし。
「そうだな、答えられる範囲ならいいぞ。」
よかった、でもどういう質問しようかな・・・。
「・・・ウィンはいつ聖痕に気づいたの?」
「それはこの十字がに気づいたのか?それともこの意味の方か?」
「意味の方。」
「私が元いた村を追い出される日に夢で見た。」
即答・・・。
「私はこの十字のせいで村を追われた。殺されると思ったから走って逃げていたんだが、その時に崖から落ちてしまってな。
意識が遠くなっていよいよ死ぬんだな、と思っていたら秩序の神が夢に出てきてな。その時に教えてもらった。」


ここは・・・?
「あなたがウィンですね・・・?」
誰だ?お前は。
「この世界の秩序を守っている者です。」
秩序・・・?何を言ってるんだ?
「私が言ってる事は信じ難い事だと思います。ですが、あなたがやらなければ世界が混沌に支配されてしまいます。」
・・・お前の言う事が正しいとして、私一匹で世界を救えと言うのか?
「あなた一匹ではありません。遠くの村に、あなたの左手の十字架。それと全く同じ十字架を左手に持つガーディがいるはずです。」
この十字架は何だ?
「あなた達が混沌の者を倒すために私が与えた力です。」
それで、もし私が行くとしたらどうすればいいんだ。
「まず、レオを探して下さい。あなた一匹では混沌の神、その腹心のミラーには勝てません。」
誰なんだ、その二匹は。
「混沌の神は私の対となる神です。ミラーは混沌の神の野望を実現するために選ばれたポケモンです。」
その事をレオとやらは知っているのか。
「いいえ、彼は周りにポケモンがたくさんいます。あなたは失礼だとは思いますが一匹だったので、このように連絡したという事です。」
・・・そういえば私は生きているのか?崖から落ちたんだぞ。
「大丈夫です。聖痕の力が働いて少しの傷なら治ります。」
そうか、それで私は何をすればいいんだ。
「先程言った通り、レオを探して下さい。聖痕同士の共鳴反応を使って下さい。見つけたらまた私から連絡します。」


「という事だ。お前を見つけるのにそれほど時間は掛からなかったな。」
なるほど、僕に会うまでにそんな経緯があったんだ。
「そうだ、お前は聖痕の事をどこぐらいまで知っているんだ。」
「えと、混沌の者と戦う力って事ぐらいかな。」
この前のウィンの戦いを見てもよく分からないし・・・。
「その通り、聖痕は混沌の者と戦うための力だ。体力も少しずつ回復する聖痕を解除してる間はこうげき、すばやさなどのステータスが上がる。
完全に解放すれば神と同じ位のレベルになれるらしい。」
・・・難しいなぁ。
「そういえば、聖痕ってどうしたら解放状態に出来るの?」
「聖痕の力は相手が混沌の者じゃないと発動しない。解放する時はただ『聖痕解放』と言うだけだ。言葉の中に『聖痕』『解除』という言葉が入っていればいいらしい。」
・・・やっぱよく分からない。泉に着いたら秩序の神にもう一度、詳しく聞いてみよう。
「さてと、休憩はこのぐらいにして、そろそろ行くぞ。泉までもう少しだ。」
もう少しか、いろいろと話を聞いてる内に近くまで来てたんだ。いつの間にか日も傾いてきた・・・。
「ウィン、日が暮れるまでに着けそう?」
「少しペースを上げれば着きそうだ。」
「じゃあ上げよう。日が暮れる前に着きたいし。」
「分かった。」
よし、あと少しで泉だ。頑張ろう!
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最近自分に小説を書くのは向いているのかな、と考えてしまう今日この頃です・・・。
それでも頑張って書くのでこれからも読んでいただくと幸いです。
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この作品に対する批判、アドバイスはこちらにお願いします。
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IP:61.22.93.158 TIME:"2013-01-14 (月) 18:05:05" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E8%81%96%E7%97%95%E3%82%92%E5%88%BB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%80%85%E3%80%80part3%20%20%E5%88%BA%E5%AE%A2%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"

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