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秘剣、菊花に散らされ の変更点


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#author("2024-08-18T02:40:36+00:00;2024-07-02T15:42:00+00:00","","")
''注意事項''
-♂同士の露骨な性描写があります
-拘束、逆レイプ描写があります




&size(30){''秘剣、菊花に散らされ''};






 流麗な刃捌きに貫禄を滲ませる一匹のダイケンキ、その名はむらまさ。重く長い刃渡りのアシガタナを前足一本で持ち、自在に操る。それを可能にしているのは全身を分厚く覆う筋肉。この存在によって時に二刀流で重い刃を振るおうと体幹は一切ぶれず、力強くも水の如き流麗な太刀捌きを生み出している。
 むらまさはこの時も日々の鍛錬の一環で標的の草木を一閃する。ある藪の一角を薙ぎ払い、枝葉が舞い上がる。刹那に開けたその先に何かが佇むのを目が捉えた。即座にダイケンキである事は分かったが、頭に被る物は禍々しい赤と黒に彩られ、ギザギザな角は稲妻のようにも見え、口や顎から生える長い髭は癖が付いたようなうねりが目立つ。見慣れているようで見慣れない異様な姿に、むらまさは固唾を呑んだ。
「その姿になっても変わんねーなあ、むらまさ」
 ダイケンキはむらまさを見つめてほくそ笑んだ。
「誰だお前?」
「おいおいさみしーな、このオレを忘れたなんて言わせねーぞ」
「忘れた……? ま、まさかお前こてつなのか!?」
 おうよ、と驚愕するむらまさにニヤリと牙を見せる。方向性の違いから別々の道を歩んだ幼馴染とは言え、ここまで姿が変わるなど俄かに信じ難い様子。
「何だその姿は? ろくに修行もせず邪道に逸れたのか?」
「おいおい心外だな。はるか遠い場所で強さを極めたら、この姿になっちまってたんだよ。おカタくなくていいだろ?」
 得意気に見せ付ける体は、むらまさと比較しても細身であるのは明らかだった。
「まともに鍛錬してないと見える。まあよい、久々に会ったのならば、やることはわかるな?」
 むらまさはアシガタナを構え、刃を光らせる。
「おもしれー。ムダ口たたくなら今のうちだぜ」
 前足の黒い鞘から抜いたアシガタナは、頭の角と同様にギザギザした形状。刀身もむらまさのそれより薄く軽いようだ。持ち方も逆手で、その異様さにむらまさの緊張は途端に高まった。
「仕掛けてこねーならこっちからいくぞ!」
 先に攻めたのはこてつ。繰り出される太刀捌きは怒涛の如き連撃で、むらまさの想像を凌駕していた。どうにかアシガタナで防いではその隙に一撃を仕掛けるが、稲妻のような刀身の谷間に捕らえられ、あしらわれた。
「どうやらお前のことを見くびりすぎていたようだ。ならば俺も、本気で挑むぞ」
 むらまさは後ろ足で立ち上がり、もう一本のアシガタナを抜いた。皮下脂肪に覆われながらも、胸から腹にかけて筋肉の凹凸が浮き立ち、年若いながらも貫禄のあるオーラを放つ。
「だったらオレもこたえてやっかー!」
 こてつも立ち上がって二刀流の構えになる。むらまさとは異なり筋肉の目立たない細身ではあるが、刀身の軽さ故にこれでも十分らしい。そして再びぶつかり合う刃。一撃が重いむらまさと威力は低めながら手数の多いこてつ。戦法は異なるも、一進一退を繰り返してほぼ互角の勝負を繰り広げる。
 むらまさが目を細める。こてつが見せた隙を逃さず突いてきた。こてつも反応し、咄嗟に受け止めようとする……かと思いきや、突如姿勢を低くした。思わぬ空振りに、むらまさの目は丸くなった。すると地面から大量の小石が撒き上がる。こてつはアシガタナを地面に突き刺し、抉って岩石を飛ばしに掛かったのだ。この不意打ちにはむらまさもなす術なく後退する。付近にあった大き目の岩に背を着けた。
「スキあり!」
 懐へ潜り込んでから「はたきおとす」を繰り出し、むらまさの前足から離れたアシガタナは地面に刺さった。手の出ない早業に、むらまさは苦虫を噛み締める。アシガタナを失った以上、勝負は付いたも同然だった。こてつもアシガタナを前足にしまい、代わりに太い蔓を持ってそれをむらまさ目掛け投擲する。忽ち岩ごと巻き付き、むらまさの自由を奪った。締め付ける蔓が、体力をも奪う。
「何をした……!?」
「くさむすびの応用さ」
 したり顔を浮かべつつ立ち上がったこてつは大柄なむらまさを見上げ、前足で下顎を持ち上げた。
「くそっ、こてつ相手に認めたくはないが、俺の負けだ……!」
 切歯扼腕とはこの事か。険しい表情に色濃く浮かぶ無念。
「オレだってここを離れて遊んでたわけじゃねーんだぞ。思い知ったか! それじゃ、ちょっくら遊ばせてもらうぜー」
 こてつは舌なめずりして捕縛されたむらまさを凝視する。後ろ足で立ったまま縛られ、四肢もまともに動かせない。ぐるぐるに巻かれてはいないが、苦手とする蔓のため、捕縛には十分。必死に抜けようと藻掻き、力を込めた筋肉が盛り上がるが、強固な蔓はびくともしない。
「すげーガタイしてんじゃん。オレはここまでじゃねーからうらやましーなー」
 こてつはむらまさの体に触れ、皮下脂肪越しでも隆々な形を見せる筋肉を感じ取ってその形状と硬さを嗜む。大きく盛り上がった胸板は、見るからに控え目なこてつの強い羨望を買い、前足でむにゅむにゅと揉みしだかれる。その間むらまさは目を細め、時々ぴくりと体を反応させる。その下の腹筋も臍に至るまで六つに割れているのが確認出来、撫で回しながらその凹凸を味わっていた。普段より重いアシガタナを持つ前足も筋肉で太く、比べては溜息。
「オレなんか鍛えててもここまでになんかなんねーんだぞ」
 と今度は胸板をペロリ。むらまさの短毛が逆立ち、ゾクッと震撼する。
「やめろオス相手にはしたない!」
 声を荒げるが、こてつは止めない。滲んだ汗の塩気や溶け込むフェロモンの臭いが口から鼻にかけて感じられる。
「オマエのオッパイ、結構いいな」
 両胸を揉んで舐めて味わい、首筋や鎖骨にまでも舌を伸ばす。
「こてつ……何してるのかわかってるのか?」
 睨み付けるむらまさの顔はほんのり赤くなり、呼吸は乱れ始めていた。
「んなの、わからずにやるほどバカじゃねーよ」
 答えたこてつも、紅潮していた。言葉を失うむらまさ。
「久しぶりに会ったオマエがここまで色っぽくなっちまってたら、どーかしちまうっての……」


 こてつは四足に戻り、むらまさの無防備な下半身に目をやる。股間に走る長い縦筋は、少し膨らんでいるように見える。そこに爪を挿れ、優しく穿る。
「お、おい馬鹿! お前本気で――」
「暴れたら大事なトコがケガしちまうぜ?」
 忠告を受け、むらまさは藻掻くのを止める。爪にぷにっと、当たる物を感じる。抜いた途端に割れ目から覗く紅色。爪先で弄ぶと、割れ目を開いて露出しつつ大きさを増していく。徐々にはっきりする排尿をこなすが故の強い臭いが、こてつの赤鼻を刺激する。
「んほぉ……むらまさのくっせーチンポ……!」
 こてつは前足でそっと握る。むらまさの内なるぬくもりが伝わり、まだまだ露出して太くなる。そして割れ目の下側から露になる紅色の袋。熱を逃がそうと体外に出した生命の源は、その大いなる存在感を主張する。全貌を現したむらまさの三本目の刀剣は、こてつの想像を超えた大きさと力強さを誇っていた。
「お前が男色家だったなんてな……」
「遠い場所で目覚めちまってなー」
 縛られた筋肉質な体格に華を添える雄の興奮に、こてつはすっかり心を奪われていた。彼も火照りに触発され、雄剣と雄巾着を露出させて漲っていく。
「こうなった以上は存分に気持ちよくさせてやっからよー……!」
 握り続けるむらまさの突出を、やおら扱き始める。表面の血管や筋張りの凹凸が、擦れる事で強調される。
「うお、おぉっ!」
 むらまさの野太い喘ぎ声にも滲み出る貫禄。扱かれる性感に反応して脈打つのがこてつにも伝わる。目と鼻の先で、照準を向けられた状態で扱き続ける危険な状況が、双方の劣情を煽った。むらまさは責められ続けてじわじわ大きく切れ味を増していく快感に逞しい肉体を震わせつつ悶え、こてつは雄の快感でむらまさの先端の噴射孔が開いていくのを観察しては、そこから噴き出た物で汚されるその瞬間を熱望する。
「う、ぐうぅ!」
 目を細めて呻き、むらまさのマラガタナが張り詰めた瞬間、透明な粘り気が噴射してこてつの顔面に広がった。
「むらまさの……磯臭くて雄臭えチンポ汁……!」
 待望の物を浴びられたこてつは更に欲して扱きを強くする。
「ぐお、はげ、しいっ!」
 むらまさは悶え続けながらこてつに搾られ、体を濡らす汗のフェロモンで卑猥な体臭が濃くなるのを感じ取っていた。体外に露出した紅色の金玉は興奮して硬く締まり、中に収まる大玉の形をくっきり映し出している。扱かれて我慢汁を漏らす雄々しく卑猥な性器を目の前に、その持ち主は勝負に負けて拘束され、もたらされる快楽のままに雄臭く汚れた屈強な体を震わせながら野太い嬌声を発している様を煽り構図で楽しめる。その贅沢な一時をこてつは存分に味わう。
「むり……しゃぶりてー……!」
 生臭く粘つく唾液に満たされた口を開け、むらまさの雄刀を一気に収める。
「うおぉ! あったかっ……!」
 突如襲う新たな刺激に身悶えて、刹那に力を込めて口内に我慢汁を漏らす。長いマズルで包み込むも、喉に達しても半分しか咥え切れない程の大きさを誇っていた。
 扱き続けた前足は、お留守だった金玉を優しく弄ぶ。既に段階が進み、引き締まって弾力のある丸みを見せているが、触ると中に収まる二個の生命の果実のぷりっとした感触も楽しめる。
 口内では舌が積極的に雄刀に絡み付き、粘膜に強い臭みを染み付かせながら、性行為に臨む雄の癖のある旨味を堪能し続ける。
「ふうっ、ふぅ! 口の、中っ、気持ちいい!」
 もたらされる性感に喜ぶむらまさは、汗に濡れて遺伝子を漏らそうと力強く勃起する屈強な雄の色気をこれでもかと発している。こてつはそれを直に味わい、幸せの境地にいた。


「ぐうっ! 出そう!」
 むらまさが歯を食いしばって身震いする。口内の雄が脈打つ頻度を高めながら膨張のペースが速まるのを感じ取り、口から解放する。唾液に塗れた雄刀は強く筋張って表面の凹凸がくっきり現れ、脈打っては先端から透明な粘りを漏らし続ける。陰嚢は更に硬く収縮して、皺だらけの表面に一層くっきり浮いた大きな二個の玉から既にむず痒い大移動が始まっているだろう。
「もっと楽しませてくれよな」
 こてつが汚れたままの口元でニヤリ。そして再び切れ味鋭いむらまさのマラガタナを、あえて控え目に扱き始める。咥える前より格段に太く長く、そして硬く凹凸もはっきり感じられる。扱く間にも膨らみ続け、むらまさは徐々に力を込める勃起を攻められて次第に子種が漏れそうで耐え難くなっていく快感に野太く甘く鳴きながら頻りに躍動して雄汁を滴らせ、それは見る間に濃く粘っていく。こてつが溢れた粘りを舐めると、微かながら苦く、絡み付く物が支配的になっていくのを感じた。
「うおぉっ! たまらんっ!」
 歯を食いしばって厳つい顔立ちを歪める。フェロモンたっぷりの汗で隆々とした肉体が際立つ。危険な苦味をこてつの顔面に幾度となく飛ばし続け、殆どその場を動かない赤い鼻面に怒張の先端が触れて、熱と臭気が直に伝わる。むらまさがこてつ目掛けて急激に突出するのが分かる。
「さーて、それじゃあ……」
 こてつはむらまさの雄汁に汚れたマズルを舐めつつ責めを中断し、背中を見せる。そのまま距離を詰めていく。
「お、お前まさか……!」
「どーせまだなんだろーし、オレが一皮剥いてやんよ」
 尾鰭で雄刀を押さえ、その先端が菊蕾に触れた。更に後退して圧が強まり、やがて蕾を切り開く。出迎えた洞穴は雄臭い刀を飲み込み、圧迫する肉感と熱を直に伝える。
「なんだ、これはぁ……!」
 限界差し迫って一層突出する刀剣を初めての刺激が追い込み、むらまさは身悶えする。菊花を貫かされるにつれ、段々それは強まる。むらまさの鼠径部と陰嚢がこてつの引き締まった臀部に触れ、根元まで飲まれた刀は先端に強く当たる物を感じる。
「オレの中ですげー立派なむらまさ……!」
「ぐうっ! 吸い付いてくるっ!」
 むらまさは肉体のみならず性的にも捕らわれた雄の快感に翻弄され、こてつは体内の存在感に夢中になっていた。
 こてつが少し前進してむらまさの突出が抜かれる。擦れる刺激に加え肉壁の凹凸が先端の亀頭状に張り出した段差に引っ掛かって強い性感をもたらす。露出して艶めく太い雄の根元が、一瞬快感を伴って更に太くなり、むらまさは野太い嬌声と危険な体液を漏らしてより雄々しく限界へと近づく。こてつは再び後退して根元まで飲み込む。むらまさの体積は確実に増大し、それは先端に当たった物が開いて強い締め付けに変わった事でそれを知らしめた。金玉から生じた生命の奔流が、根元に塞き止められて猛烈な雄の快楽に変換され続ける。
「っぐ! もう……!!」
 むらまさの低い呻きを伴い、こてつの体内で抑えが利かなくなって、溢れ出そうとする生命で鋼の硬さを得た巨太刀に変貌する。そしてとうとう猛烈に気持ちよく溢れ、彼らが重なり合う雄々しく長い領域を突き進む。
「いいぜー……遠慮なくイっちまいな!」
 こてつは締め付けを強め、絶頂を促した。
 振り向いて目に飛び込む、汗だくで蒸れた雄臭を発しながら果てる寸前の快楽に狂う屈強なダイケンキは、尻に当たる硬い金玉と、捕らえた巨太刀の脈動に合わせ、太い尿道に作り出す無数の生命の歪な隆起が先端へと動く感覚によって引き立てられる。こてつは徐々に体内を汚されて悦に入りながら、火照った体にそれらを焼き付ける。
「ウググッ…………!!! グフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」
 歯を食いしばったまま、雄の遺伝子が白く漏れる瞬間に差し掛かる。最後の足掻きで耐える中、止めの膨張で先端が肉壺の入り口に捩じ込まれ、開き切った肉傘が完全に中へと挿入って狭い入口に蓋をする。先端の大きく開き切った出口から、濃厚な粘り気がこてつの領域に顔を出す耐え難い快楽。生殖の役目を果たすために最も太く長く硬く突出したむらまさが、その役目を与えたこてつの体内にその存在感を刻み込んだ。むらまさは耐えられず、ついに渾身の力を巨太刀に込めて音が立つ勢いで精を噴射した。
「うおぉ、すっげー……!!」
 爆発した衝撃が、体内から細身の隅々まで伝わって心地よく震える。それは内なる弱点たる前立腺をも大いに刺激した。
「んほおぉぉぉぉぉっ!!!」
 こてつも肉壺と前立腺から急速に広がる快楽の千重波に抗えず、仰け反って一切刺激されなかった秘剣から白波を発して地面に広げる。
 こてつの体内で初めて遂げるむらまさの生命を送り出す躍動は、もたらされる強い圧迫によってむらまさ自身にもその衝撃が強く伝わり、一定の拍刻みで尿道を膨らませて大量に注ぎ込む感覚も強調される。張り出したエラに塞がれて逆流は殆ど生じないものの、継ぎ目から漏れて汚す僅かな白から嗅ぎ慣れた雄の種の臭いが立ち上って強く鼻を突く。遅れてこてつの精臭が更に強く臭った。
「むらまさの……種付け……やべー……」
 こてつはすっかり奔流に満たされる恍惚に浸っている。
「全部、お前に、搾られる……!」
 衰えつつも止まらない白いハイドロポンプが、修行の抑圧の反動で金玉から一つ残らず搾り出される錯覚にむらまさを陥れる。そうせしめた体内が膨れていくのは、マラガタナに加わる圧の変化で感じられた。



 両者の三本目の刃は、出し切るなり急速に切れ味を失った。こてつは徐に前進し、行為で触れ合っていた部分に無数の白糸が結ばれ、汚れて萎んだ突出が菊花から解放されて垂れ下がりつつ割れ目に収まっていく。むらまさごと大岩に巻き付いた太い蔓を、こてつは一閃する。穢された屈強な肉体は自由を得るが、四つ足で地面を踏み締めた途端に力を失ってその場に崩れる。目に飛び込んだこてつの腹は行為前の引き締まった括れが嘘のように丸みを主張し、開いた菊は溢れ出す白で花弁を汚していた。
「めっちゃよかったぜ、オマエの体……」
 目を細めてほくそ笑み、勝者の道楽を嗜んだ愉悦を滲ませる。
「次こそ逢ったら……目に物言わせてやる……!」
 険しい表情を浮かべるむらまさ。敗北と尊厳を&ruby(もてあそ){玩};ばれた屈辱に、こてつを捉える眼力凄まじい。それでもこてつは動じる素振りを見せない。
「ふーん。それより木の実でも食ったほうがいいんでねーの? 動けねーんだったらオレがそこにぶっぱしたヤツでも舐めて、&ruby(、){精};でも付けとくんだな! ヒャーハッハ!」
 また来るぜ、と笑い混じりにこてつは去って行く。一匹残されたむらまさ。力の入らない体を引き摺りながら、少しずつ移動する。そして地面を白く汚すこてつの&ruby(うしお){潮};を、渋々舐め出した。刺激的な青臭さと、甘味と塩気で引き立つ渋味に腹からこみ上げる物を覚えながらも、むらまさは舐め続ける。大粒の涙が零れ、嗚咽を漏らしながらも、禍々しいそれを舐め続けた、否、舐め続けるしかなかった。



 その後むらまさは再びこてつと&ruby(あいまみ){相見};えたそうだが、勝負の行方は定かではない。だがそれを機に、むらまさはこの地を去ったそうだ。どこへ行ったかは、彼自身とこてつしか知らない――



''あとがき''

 5月3日、ダイケンキの日に書き始めたものでしたが、書くきっかけの一つは[[こちらの作品>遭遇戦]]でございました。そのためリスペクトも込めて、その作品に登場した単語を作中に出しております。
 とりあえず屈強な雄が無様に泣きながら屈辱的な行為をせざるを得ないのはかわいそうかわいい。


※24/8/18 [[たつおか]]様の企画小説''[[【34】最果ての島]]''にて、およそ6,7年後のむらまさが登場します。
故郷を旅立った彼の生き方の一つとして読んでいただければ幸いです。

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【原稿用紙(20x20行)】	20.1枚
【文字数】	6801文字
【行数】	118行
【台詞:地の文 台詞率】	55:57行 49% / 1233:5638文字 18%
【かな: カナ: 漢字: 他: ASCII】	3899: 249: 2042: 671: 10文字
【文字種%】	ひら57: カタ4: 漢字30: 他10: A0%
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