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神竜戦記-第一章-《2節目》 の変更点


グロくもエロくもないつまらない2節目です。
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─それから数日後、8月7日、リージマニアのリアシティの城にいる国王、真樹 龍一(シンキ リュウイチ)に文書が届く─

トントン、ガチャ
兵「シンキ様、失礼します。グラジニア国王からこの前の返答と見られる文書が届いております。」
兵が文書を届けに龍一の部屋に入ってきた。
龍一「そうか、貸してくれ。」
兵「どうぞ。それでは、失礼します。」
ガチャ
兵は軽く頭を下げると、直ぐに部屋を出て行った。
龍一は手紙を受け取ると、直ぐ様読みにかかる。

真樹 龍一、
彼はそのたぐい稀な身体能力と判断力の高さゆえにわずか23歳にして国王に上りつめた。
赤ん坊の頃、子宝に恵まれない今亡き元国王と王女に拾われ、実の子供の様に可愛がられたという理由もあったが、その実力は王自ら戦争に繰り出し、ほぼ無傷で帰ってくる程のもはや異常な程の力である。
ただ、この名前から分かる様に、龍一は日本人である。捨てられていたカゴの中に名前が書いていたという話だが、それ以外は本当の親の検討もついていない。
龍一「…一応要求を聞いてくれたか……だが…あのラングスだ。裏をかいて核攻撃を仕掛けてくるかもしれないな…いや、むしろその確率の方が高いか、戦争当日、防衛飛行部隊の配置に兵の3割を置き、2割をリアシティ偵察に置いて、残りの5割は…」
「リュウ〜ッ!!」
バッ!
龍一「うわっ!」
龍一が戦争の作戦を考えてる時に、急に頭に何かが乗っかってきた。龍一は軽くだが、机に頭をぶつけてしまう。
「ねぇ〜、遊ぼうよ〜…」
龍一「ちょっと待てってマオ…今作戦考えてんだって……」
龍一の頭にしがみついて激しく揺すっているのは♀のマグマラシのマオ。
龍一の事をリュウと呼んでいる。
龍一が19歳の時に捕まえたヒノアラシが進化したものだ。
そして、この会話から分かる様に、龍一はポケモンと話が出来る。
だが、理由は分かっていない。
マオ「だって暇なんだも〜ん、一人で遊ぶの…」
そう言ってマオは更に龍一の頭を激しく揺する。
龍一「だーッッ!!もぅ分かったよ!これ終わったら遊んでやるから待ってろ!!」
そう叫んで龍一はマオをガッと掴んで床に置いた。
マオ「わ〜い!ありがとうリュウ!でも、あとどれぐらいかかるの?」
龍一「ん〜…10分ぐらい。」
マオ「え〜…10分も〜…」
マオはまるで愚痴をこぼす様に龍一を見上げた。
龍一「もう一度文句言ってみろ。ガッチガチに冷やしたバケツ一杯の氷水ぶっかけてやる。」
無表情で言い放った龍一であったが、目は本気だった。
マオ「う〜…分かったよぅ…」
マオはとぼとぼと後ろに下がって行った。

─10分後─

龍一「ふぅ〜、こんなもんかな…」
マオ「わ〜い!じゃあ早く遊ぼうよ〜♪」
バッ!
嬉しくて思い切り龍一に飛び付くマオ。その反面、龍一の表情はうっとうしそうだ。
龍一「分かってるって…で、何して遊ぶの?」
龍一はマオを床におろすとゆっくり立ち上がった。
マオ「う〜ん…じゃあお風呂入ろ♪」
龍一《それって遊びとは言わないだろ…まぁいつもの火の玉キャッチボールよりかはましか……》
そう思いながら龍一は渋々マオを部屋の浴槽に連れていく。そしてとりあえず服を脱いでシャワーの蛇口をひねる。
ジャーーッ
マオ「わ〜い、早く洗ってよ!」
マオはシャワーが出始めると、真先に飛び込んでいき、浴びる。
炎タイプでも大丈夫な様に普通のシャワーの温度よりも少し熱い。龍一「分かってる分かってる。」
俺は浴槽のイスに座り、専用のスポンジに専用のボディーソープをつけ、シャワーを止めてマオの体を洗っていく。
毎日やっている事だが、龍一は毎回思う。
龍一《めんどくせぇ…》
ゴシゴシ…
マオ「あ〜…気持ち良い…♪」
この時だけはいつも元気なマオもだら〜ん、となる。
龍一はマオのこんな姿を見て、毎回こう言う。
龍一「体洗ってもらって気持ち良いとか…ぷッ、おっさんじゃん。」
そう言うと毎回手の甲に小さな火の玉が飛んでくる。
龍一「あッつッッ!」
龍一は思わず火の玉が当たった手を反射的に上に振り上げる。
マオ「おっさんって言うな!ボクは女の子だぞ!」
龍一「あっはは!冗談だよそんなに怒んなって!」
そう言って龍一は未だプリプリしているマオの体を洗い始める。こうやってマオをからかうのも面白い。
ジャーーッ
龍一「ふ〜、それとマオ、次の戦争にも参加しないでくれよ。」
龍一はマオに付いた泡を洗い流しながらさりげなく言う。
マオ「え〜、また長い間リュウに会えないの〜…」
マオは寂しそうな表情で龍一を見上げる。
龍一「…悪いな、あの時以来お前を戦争に連れて行きたくないんだ。分かってくれ。」
そう言いながらマオの泡を洗い流し、シャワーの蛇口を閉め、体を拭いてやる為に、浴室から出し、敷いてある吸水性のあるマットに乗せる。
マオ「でもボク、ちゃんとリュウの役に立てるよ?ボクの炎とリュウの剣術を組み合わしたら…」
龍一「確かに、俺とマオの炎剣術コンビはピカイチの威力だ。何回も言った事だけど、激しい戦いの中、お前がずっと俺の肩に掴まってられるか?それに俺とお前の共同攻撃は出すまでに数十秒とはいえ、時間をとられる。四方八方に敵がいる中、あれだけの時間をとられるのは後ろの銃兵から見れば王を撃ち抜く絶好の隙だ。そして何よりお前が初めて戦争に参加した時に、俺の肩から落ちて、銃弾を受けた事があっただろ…急所を外したとはいえ、現にお前は傷付いてしまった。だからもう、どんな事があってもお前を戦争に連れて行きたくないんだ…分かってくれ…」
タオルでマオの体を拭きながら言った龍一のその言葉には深い悲しみも感じ取れる。
マオ「うん…」
マオの右腕にはかすり傷ながらも散弾銃で撃たれたあとが痛々しく残っていた。
龍一「…まぁ、これ(戦争)が終わったらマオが満足いくまで遊んでやるよ!」
マオ「ほんとに!?約束だよ!!」
龍一のその言葉に、マオは目を輝かせた。
龍一「ああ、それより今は飯だ。俺も体洗ったら直ぐ行くから部屋で待っててくれ。」
マオ「うん!ボクもうお腹ペコペコだよ!早く来てね!」
体を拭いてもらったマオは大急ぎで部屋に戻って行った。マオが戻った後、浴室の扉を閉め、龍一は深い溜め息をつく。
龍一「…俺のこの身体、愛剣で挑んでも、相手は今のところ世界で最も最強の国、あのグラジニアだ。無事に帰って来て、マオとの約束を果たせるのか…俺は…」
そう言って龍一は自分の体を洗い始める。
体を洗うと服を着て、母とマオとで食事を済ませ、歯を磨いて就寝する。

─こんな同じ様な日々が続き、とうとう戦争当日、9月18日をむかえた─

朝の6時から城の作戦部屋に万をこえる兵士が集まっている。戦争が始まるのは2時間後の8時からだ。
龍一「作戦は前に話した通りだ。前に選ばれた3割の兵士は敵の核攻撃に備え、防衛飛行部隊に待機させる。なお、常にレーダー起動状態でいつでも出撃できる様に。そして選ばれた2割の兵士はリアシティ一帯を偵察。グラジニア軍が責めてきたら直ぐに私に連絡をくれ。後は選ばれた2.5割が接近戦闘部隊、1割がその直ぐ後ろの散弾銃部隊、アルセーノ平野南部の高台に1割を長距離射撃部隊と0.5割の長距離爆撃部隊を置く。それでは、各自自分の戦闘位置に着いてくれ…幸運を祈る。」
龍一の敬礼に合わせ、兵達も一斉に敬礼をし、自分達の位置に向かう。
龍一は兜をかぶって愛剣の『炎龍牙爪剣(エンリュウガソウケン)』を背負い、5割の兵達と共にここから車で約40分の所にある膨大な平原、アルセーノ平野へと向かう。
向こう側にもグラジニア軍が集まって来ている。やはり5割の兵達しか連れて来ていない為、敵の兵士達の方が多かった。
作戦通り、兵士達が所定の位置に立つとと、両軍共ににらみ合いの 沈黙が続く。
時刻は7時59分01秒、
ついに戦争まで1分をきった。
チッ…チッ…
アルセーノ平野に風と兵士達の付けている腕時計の秒針の音だけが静かに鳴り響く。
チッ…チッ…
戦争の時が近付くにつれ、次第に兵士達は腰のモンスターボールに手をかける。
そう、この戦争は人間だけじゃない。ポケモンも戦争に参加し、人間と共に殺し合うのだ。
ジリリリリリリリ…!!
アルセーノ平野に腕時計のアラーム音が鳴り響く。ついに戦争の火蓋が切って落とされた。
ボンッ…ボンッ…!
兵士達は持っていたモンスターボールを空中に放り投げ、鎧を身に付けたポケモン達が雄々しい咆哮をあげ、姿を現す。
基本的に両軍共に地上は
イワーク、ハガネール、ニドキング、ハッサム、ストライク、ガブリアス。
空中は
エアームド、カイリューが基本である。
龍一・グラジニア隊長『かかれーッッ!!!』
ポケモンを連れていない接近戦闘兵達はアラーム音と同時に剣を抜き、隊長を先頭に一斉に敵の軍に向かっていく。
龍一「はあああぁぁぁァッッ!!」
グラジニア隊長「うぅおおおォォォォッッ!!!」
ギイイィィィッッン…!!
龍一とグラジニア隊長の剣が交わる。
龍一の剣は大剣、グラジニア隊長の剣は片手長剣。普通なら重量が加わって龍一の方が有利だが、流石はグラジニア隊長、ほぼ互角の反動だ。
お互い凄い突進で剣を斬り合った為に、そのまま反動で通り過ぎ、お互いに背を向ける。
龍一・グラジニア隊長「………………ッ!」
直ぐに二人は振り返り、戦闘を再開しようとするが、前方には両国の大量の兵士が向かってきている。
龍一・グラジニア隊長「………………」
二人はまたお互い背を向け、再び前方を向き、大量の兵士達に向かっていった。
ついに始まったのだ…世界を揺るがす戦いが……!
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こんな小説読んでもらって嬉しいです。感想をもらえるとさらに嬉しいです。
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- セリフの前にキャラクタ名を書くのは小説としてよろしくない。 きちんとラノベ作法研究所と他の小説氏の作品を熟読してからここに来ることをオススメする --  &new{2009-06-13 (土) 18:24:18};
- 名無しさん、ご指摘ありがとうございます。次はきちんと勉強してからちゃんとした小説を書かせていただきます。 -- [[シャオルーク]] &new{2009-06-13 (土) 18:30:06};
- リングさん、確かに無茶苦茶な文章ですね…すいません…次からはちゃんと考えてちゃんとした小説を書こうと思います… -- [[シャオルーク]] &new{2009-06-13 (土) 18:46:20};

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