[[キュウコンもふもふしt(ry>キュウコンもふもふしt(ry の作者ページ]] 重いので2P目。え?重くない?私は重いZE☆ 1Pのほうも、少しだけ更新してあるので、目を通していただけると嬉しいです。 [[祈りと祈りと叫び。]]←ココ ・・・間違えて1P更新履歴に残してしまった。少しだけの更新なのに。orz ☆☆ 3願~バトルシーンは4願で。~ 「ねえソルト。こっちに来る気は無い?勿論、獲物ではなく仲間として」 「ひぃうぇ?」 意外な言葉に、ソルトは拍子抜けな言葉を漏らした。意外すぎて理解が追いつかない。 「だから、こっちに来ない?」 「…」 突然のチャンス。ダミーについて行ってそのうち脱走する、 という手もあるが、ついて行ったなら行ったで何をされるか… ソルトが決めかねて頭を抱える。 行けば助かる。行かなければ死ぬ。行って何をする?行かなくて死んだところで何だ?そんな考えがソルトの中をぐるぐると駆け巡る。 「助けてあげましょうか?ロコンさん」 ふいに、後ろから声がした。 誰だろう。振り向いて確認したい所だが今振り向けば逃げると勘違いされて殺されるかもしれない。今は振り向けない。 「誰?」 「蜘蛛」 「…」 「あぁ、バチュルだよ。」 「口調が違うけど、何匹いる?」 バチュル、だったか…背中がもぞもぞしたのも走るような音もこいつらのせいか。・・・でもそんなに素早いの? もう一つのチャンス。これは逃す訳にいきまいとダミーに聞こえない様に小声で口を開く。 「ザッと…3人です」 「…は?」 ・・・・・す、少ない…何がザッとだ。そもそも3匹でキュウコンに勝てるのか?相性が… 「大丈夫!ちゃんと高速移動で素早さ上げて来ましたから!」 あぁ、素早いのは高速移動の所為か。 「はぁ…代償は?」 「犯させて貰う、っていうとパクリ見たいになってしまいますしね…ブツブツ」 「?」 「いえ、こちらのの話です。そうですね…その温かそうな尾の毛皮を…」 「助けた意味ほとんど無いね」 「むぅ、それでは毛を100本ほど…」 高い!訳では無いが皮膚が弱くなr… 「皮膚が弱くなる、とお考えでしょうか?」 「まぁ」 わかってるじゃないか。 「大丈夫。あなたに護衛を二人ほど用意しますので。」 「どうやって?」 「企業秘密です」 なんだよそれ。教えてくれよ… 「何か指名は?」 指名か。やっぱり移動に使える子だな。助かったとしても、何をするか決まってないし、意味は無いかもしれないけどね。 「テレポートを覚えた子と泳げる子」 「承知。契約成立で宜しいですね?それと、泳げる子なら今すぐ手配致します。」 「うん。ありがとう」 よし、これで助かる。 「作戦を説明しまs…」 「ソルト!まだか?」 余りの遅さにイラつきを感じたのかダミーは少し声を荒げてソルトを呼び掛けた。ソルトは焦りを抑えて落ち着いて答えた。 「もう少し、待ってくれるかな」 それにしても、この距離で聞こえてないのは不可思議そのものである。 「分かった。だが、早くしないと…どうなるか解っているな?」 「解ってる。」 ソルトの返答に何を満足したのかダミーは毛繕いを始める。それにしても美しい毛並みだ。 「あなたはソルトという名なのですね。ふむ、覚えておきます。今度こそ作戦を説明させてもらいますね。まず、私たちの中の2人があいつを撹乱、残った1人は泳げる子を連れて来ます。あなたはここに残り、自由に行動しておいて下さい。」 「りょーかい」 ソルトはバチュルの作戦を了解し、自分は何をしようか考え始めたが、その時には既にバチュル達は作戦決行。気付けば先ほど話していたバチュルが一人居ない上にダミーは『まひ』していたのだった。ついでにバチュルはダミーの横。バチュル強ぇ 「凄い…!」 余りの早さにソルトは目を見開き歓声を上げて、安心したのかぺたん、と固くひんやりしたその場に座り込んだ。無言でダミーを見つめる。 「おいソルト!何のつもりだ!このまま海に捨てる気か!」 まひしながらもソルトに質問を投げかけるダミー。先程までの殺気はどこへやら。目が虚ろである。 「ねぇバチュルさん…何分位でリーダーは戻って来るの?」 ソルトは少しだけ眉間にしわをを寄せ、ダミーの隣に居るバチュルにリーダーの帰り…助太刀がいつになるか何となく聞いて見た。 「あぁ、相手さんは近くに住んでるし、今日は素早いのでもう帰って来るんじゃない?」 『今日は素早い』その言葉が疑問を生んだが、意味はすぐに理解できた。 どうでも良い会話をしながら洞窟の入口をくぐり戻って来たバチュルと七色に輝く鱗を持った 美しいポケモンが目に入ったからである。 「やっぱ自己暗示は便利だね~。人間のわざマシン盗んで使ったかいがあったよ」 高速移動を使ったバチュルの素早さを自己暗示で写す。だから『今日は』だったのだ。なるほど、ソルトは心の中で小さく呟いた。 「そうですか~。それはそれは。おっ、着きましたよ」 七色の鱗を持つドジョッチの様なやつはソルトに気がつくなり一瞬だけ目を見開いたが、それは本当に一瞬だった。 「おぉ、依頼人さん…って色違い!?ふぅん…色違いの外観は輝く様に美しいと聞いたけど中々の物ね…ロコンか、進化したら…銀色、…ロコンゴールド、キュウコンシルバー発売っ!お楽しみに!…な~んてね☆」 「…あの、さっきからそこのキュウコンが睨んでおりますので、早く片付けていただけますかね?」 「OK。…そこの金の毛玉さん?」 ギャグを言っていた彼女だが、『依頼』となると目つきが急に変わり、黙っていたダミーはその目つきに怯むことなく言葉を喉の奥から絞りあげながら立ち上がった。 「貴女は…ミロカロスね」 彼女はミロカロス、という種族だったらしい。どうりで美しい訳だ。 「うん。急で悪いんだけど、私とのバトル、お願い出来るかしら?私が勝ったらその子は殺さない。貴女が勝ったらその子はあげる。」 なっ、と声をあげるソルトだったがミロカロスは相当自信がある。信じる事にしよう。 「…」 少しだけ迷う様なそぶりを見せたが、ダミーは小さく頷いた。 「バチュル、お願い。」 ミロカロスがバチュルに何かをお願いしたかと思えば、バチュルはダミーに近づいて木の実を食べさせていた。 「はい、クラボです。正々堂々と戦って貰う為に取ってきたんですよ。あぁ、毒は無いので安心してください」 バチュルは実を砕き、まひで動きにくいダミーの口にせっせとクラボの実を運んでいる。ダミーは動揺していたが、 口に入った後、味が自然な事から無い事から毒がないと解り、大人しくしている。 「はい。終わりです。」 バチュルはダミーの口元から飛び降りた後、ミロカロスとダミーの真ん中に歩んだ。 「私が跳ねたらバトルスタートで・・・・えぇと、3、2、1、スタート!」 ぴょんっ、とバチュルが跳ねたが、バチュルはダミーの口からミロカロスへ向けて放たれた火炎放射が当たり、異臭を放ちながら絶命…したはずだが、ぽんっ、と音を立てて消えたと思うと気付けばソルトの背中の上にいた。 「バチュルさん、なんで生きてんの?異臭までするんだけど…」 「影分身ですよ。キュウコンにに実をあげていた時からずっと背中に居ましたよ?」 バチュルは質問に答えたが、ソルトは既に聞いていなかった。 水タイプと炎タイプのバトル。結果は経験の無いソルトにも簡単に予測出来るーーはずだった。だが、その戦いは想像していた物とは違う、異様な戦い方で。 集中できるはずも無かった。 ---------- 1Pよりはましになったかな? アドバイスとか、こいつ出してくれ!みたいなリクエストとか、苦情とか、何なりと・・・ #pcomment(コメント/祈りと祈りと叫び。2P,,above);