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短編まとめ の変更点


まれに更新する人[[GALD]]

とりあえずR-18タグという事で
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理解の外

気温の低下から夜はもう肌寒いじきだった。けれども昼間は暑く、冷房の助けが欲しくなってしまうのも事実だった。電気代を節約するという名目と戦った末に敗れ、別の選択肢を取っていた。冷たい物を用意するしかない。そのためのひざ元に置いているこいつがその要である。間違いなく生物であり、体温を保持している。生物同士が密着した所で体温の上昇は期待できても低下は期待できない。
しかし、こいつはその矛盾を解消してくれる。詳しい生物の知識なかったが、こいつは間違いなく体温が低い。まるで水の中にいるかのように、肌に冷たさを感じさせてくれる。
「流石に暑いのですが……」
「けち臭いこと言うなよ。減るもんじゃないし。」
「私の時間は減ってますけど。」
ああ言えばこう言う、張り合いはあるけれども今はめんどいでしかたない。元気もなくひれのついた尻尾を床にへばらせて体重も膝に全部かけてきている。女性に対しては失礼なのかもしれないが重い。彼女なりに付き合いたくないという感情の表れなのだろう。
「私だって熱いんですよ?」
「俺だって暑いんだ。」
「まぁ、言っても分からないですよね。」
膝から重みがなくなる。膝の上にいた水色のそいつの背中のヒレが張っている。愛想をつかされたのなら仕方のない事で、猫の様にどこかへいってしまうのだろう。起き上がったそいつは目の前に向き直って前足をこっちの肩にのせて体重をまた乗せてくる。四足が原則のこいつは支えがないと立ち上がれない。青く沈んだ目がこちらを覗き込んでくる。
ヒレなのかエラなのかよくわからない白いエリマキを展開して、何をしようというのか。水を吹き出すのが得意のようで、至近距離で放つとでもいうのだろうか。
「何をしてらっしゃるので?」
「分からないんですか。スタイルに自信はそれなりにあったんですけど、まぁいいです。」
軽いなりにも体重をかければ上半身ぐらいは押し倒してくる。顔同士の距離感は一定でも床との距離は縮まって体重をかけられたまま力学的エネルギーが全てこっちに跳ね返ってくる。代償として受け取ったエネルギーをもろに受けても尚声を出せることもなかった。
こいつも生物なのか、体内はそれなりの温度があるようだ。ねじ込ませてくる舌の感触はぬるく、柔い熱を帯びている。熱烈に求めているつもりなのだろうか、しれっとした表情の癖にこういう時だけは真面目になる。
動作をする時だけ感情を真面目に込めるだなんて後出しじゃんけんも良い所だった。何の前触れもなく襲っておいて、こっちをその気にさせてくれる。もつれ合う感触がなくなったころには、シャツの上に一筋だけ軌跡をなぞって、その先にいるこいつは何の表情も変えない。ただ見下ろして濁った瞳がからは何も読み取れない。
「少しは火が付きました?」
水タイプの癖に引火させようなんてとんでもない思考だ。
「いいです、私が勝手にするんで。」
応える暇もないのに勝手に話が進む。顔色一つ変えずにするといわれても、むしろ向こうがやる気があるのかわからない。進んでやっているけれども、嫌々という感触が抜け去らない。何の目的があってこんなことをするのだろうか。上半身を起こしてみれば、慣れた手つきズボンを外してる。いつもこれ、もう少し恥じらいなり高揚感なりが表立てば考えも変えられるのに。消化試合というか、通過儀礼というか、習慣として取り組んでいる感覚が抜け去らないのだ。これがこうして舐めだす意味がわからないのだ。ひんやりと冷たい前足に少し震えそうにもなるが、そこは慣れしまえば問題ない。鱗も毛もない弾力のある肉質に低温が合わさり、スライムかゼリーに挟まれている感覚に近い。
そんな前両足で挟み込みながら、先から触れてくる舌には温度がある。体温はあるのに表情だけは冷ややかなもので、見上げてくる表情にも一切かわりのない。頭に手を乗せても何もかわらない。温度の違いのはこいつにとっても同じなのに、頭のヒレのような部分を弄っても文句ひとつ言わずに舐め続けた挙句に咥えこむ。
「なぁ、本当に何がしたいんだ?」
「んっ……」
聞こえているくせに必死というか、聞く耳持たずという様子。集中しているからあとにしてくれと目線さえ合わせてくれない。丁寧になめとってくれるあたり、作業から手を抜くというつもりはないようだ。そう、やる気がないのは表情だけで他は真面目なのだ。慣れてきているのもあってかそれなりの技を持ち合わせて、磨きをかけている。要点をまとめるならいつまでもこれを続けれるわけがない。
そして、ここで弾くとあとですごく不機嫌になる。顔はかわらないけれども、かけられる言葉が露骨に辛らつになるのだ。顔では語らないくせに、言葉と行動で自己表現をするタイプなのだ。頭に添えていた手を無理やりにこっちに手繰り寄せて奥まで突き入れて、やけにもなる。
ちゃんとできるまで咳き込むことなく、こいつは口を話したりはしない。駆け出した以上は最後までやり切る。格闘技の技を見せているのに近い、終わりまで綺麗に決め切るぐらいのこだわりがある。
「っ……、前回から1分34秒早くなりましたね。そんなに、よかったですか?」
「そういう細かいのはやめてくれないか?」
何度目かは忘れたけれども以前に一度だけ言ってしまった記憶がある。あまりにも目的なく良かったかと尋ねてくれるものだから、自分でタイムでも測って確かめろと。
馬鹿なのか真面目なのか本当に時間をカウントし始めるのだから流石にお手上げだった。毎回生々しくも記録を刻まれていき、それを報告してくる。あの時の事を根に持っているのか、一向にやめてはくれない。口元から一つもこぼさずに顔色は変えなくても、口元には半透明の液体が絡みついている。それさえも煽る動機にならないぐらいに無表情でこちらを覗いている。
「安心してください。色々試しますから。」
不満足にうつったのか、こいつはまだやる気のようだ。こいつ自体は体力をそこまで使っていないので元気なのは事実。再びこっちにもたれかかって、同じように舌で口元をこじ開けてくる。そんな馬鹿の一つ覚えみたいによがってくるようなタイプではなかった。
さっき出したばかりなのに冷たい感触が絡んでくる。かなりの厚みにある圧迫感を受けていやでもその気にさせてられてしまう。肉付きのいい尻尾が纏わりついて、強く縛り上げてくる。尻尾に包まれて全貌こそ見えないけれども、感触でどうなっているのかわかってしまう。
「尻尾の方がいいんですか?ふふっ、少し残念です。口でするほうが得意なつもりだったんですけど。」
目の前で口元が緩んでいるのは優越感のせいだろうか。こういう時に優位になると楽しそうにするのだ。普段無表情の癖に、変に負けず嫌いなのか。自分が優位にたつとこいつは時より愉悦を漏らす。
そんなこいつから目線を逸らしたくなりはするけれどもそうはさせてはくれない。目線を釘付けにしようと無理やりにでも靴元を合わせてきて、こっちの中をかき回してくる。ここに自分がいるんだと、寄り添ってくる犬の様に。現実から目線を逸らす事さえ許されない。
舌使いをアピールしたいのか、逃げても逃げても追い回されては捕まる。尻尾でつかまれて押さえつけられながらも、皮膚同士がこすれ合っている。肌触りは悪いというよりも膜に覆われただけの肉という感じで取り込まれているような感触に近い。
そんな空間の中に閉じ込められてしまって逃げることもできずに、この体勢で逃げ出せることもできずに二度目を迎える事しか許されないのだ。今度は前触れもなくこいつの予想外のタイミングとなるけれども、終わるまで尻尾の力が緩まることはない。絞り出されているような気分だ。
「結構よさそうですね。今後も使っていくようにしますね。」
そういって余裕層にあおむけになる。露骨なまでの誘導だった。その安い挑発に乗って覆いかぶさる。毎度ここまで載せられっぱなしなことは否めない。そうわかっていてもこいつの中にうずめていく。
体が弾力にあるように全体的に柔らかい。それに初めてでもないしためらいもなくいれるし、何の抵抗もなく奥深くまではいる。弾力のある腹部に手を当てて掴むとこいつはもう逃れられない。それなのに慌てる素振りどころか、入っている事すら何の感想もない。涼しい顔をしている、雰囲気なんてあったもんじゃない。
「しないんですか?」
「言われなくても。」
全力で腰をふるにもあまり効果はない。微動たりともしないというわけではない、こいつの体は揺れている。物理的な衝撃を受けている。体同士かぶつかり音を立てているのにこいつは変わらずだ。
水タイプだからなのか、滑りも良くて引き込まれてしまうかのようだ。無表情の割には実は感じていたり、感情によって分泌されたりしたのだろうか。手ごたえがあまりない分いくらでも動けている。これが誘い水だとは知らずに。よがらないどころか息すらあらげないのは味気がないかもしれないが、快楽がないわけではないので溜まっている物も出ようとするようになる。それを理解するのは受け止めているこいつも同じだ。
「そろそろですか。」
急に締りが強くなる。原理は理解できないが掴まれたかのような圧力が襲ってくる。余裕そうなのはこれがわけだったのか、尻尾を背中に回して引き寄せてくる。こいつの言いたいことは中に出せというだけだ。背中にぺたりと張り付く冷たさに少し震えそうにもなるが、これだけ加熱していれば大した影響もない。開きの悪くなった穴を広げるかのように強く打ち込んだ。さっきよりも中の凸凹が強く足るせいで刺激を強く受ける。けれども、それはこいつも同じはずだ。
そんな期待もむなしく呼吸が辛くなっていくのはこっちだった。荒くなっていく息、立ち止まるしかない。こいつは悠々と前を走っているのに。結局はこいつに乗せれて好き放題させられていたのだ。
気が付いた時にはこいつの中に、まるで水が吸い込まれるかのように漏れ出すこともなく注ぎ込まされていた。そうして満たされたことに満足したのかこいつは起き上がる。
「なかなか良かったですよ。」
「お前本当にそう感じてるのか?」
「えぇ、好きでない相手とはしませんよ。」
またそうやって膝の上に乗ってくる。わからないやつだ、本当に。
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熱い馬鹿

「今日も疲れちゃいました。」
「そうだな、付き合わされるこっちの身になってほしいな。」
「褒められちゃいました?えへへー」
寄るなといっても寄ってくる毛にを弾き返せずに埋もれる。ただでさえ走りまわされた挙句にこの毛並みにくっつかれると止まる汗も止まらない。ただでさえ図体がでかいのにこの毛の量、せっかく汗を流した努力も水の泡である。おまけに涼みたいのに熱源に隣接されるとそれを叶わない。炎タイプというジャンルに属しているせいか基本的に熱い。冬場は楽だけれどもそうでない時期には邪魔でしかない。
「熱いんだよ。」
「私は熱くありませんよ?」
プラス思考の馬鹿とつけてれる薬がない。ぐいぐいよってくるほど遠慮がなく半ば押しのけるのを諦めている。顔に顔をぶつけて頬をすり合わせてくるがまだ自分より小さな愛犬なら構わない。けれども人から見て一回り大きな存在となれば話は変わってくる。ぶつかる感触があるわ、鼻がくすぐったいわ、首がいたいわ、本人は変わらずじゃれているつもりだが、その範疇を超えている。
「あっ、でも私したくなってきちゃいました。」
「お前、もう少し節度を持ってくれよ。」
したくなってきたとはそのままである、こいつにそこまでの知能はない。ガーディの頃に遊び半分に手を加えてしまったせいか変に体が覚え込んでしまった。その時は手で遊んだだけなのに進化すればもっともっとと欲しがり、挙句には無理やりこっちが気のすむままに付き合わされるでひどい目にあった。それからという物何かにつけてはねだってくる。発情期といえばそうなのかもしれないが、こいつは深く考えていない。目の前に忠実に従っているだけの存在でしかない。
「私を好きにしていいんですからー。あれです、オナホってやつですよ!」
鼻先で頬を突きまわしてくる。よくわからない偏った知識の出所はよく知らないし、知りたくもない。
「何度目だよ。」
「でもそういってしてくれる所、大好きですよ!」
尻尾をぶんぶんふってあーだこーだと騒ぎ立てる。見た目が大きくなっても精神年齢はさほど変わっていない。その当たりの成長は期待しないことにした。
それに問題なのはわりと性格的には可愛いところはある。奥手のこっちにたいして積極的にアプローチをかけてくる。そういう意味ではある意味でこっちの心境に合わせて動いているといえる。性行為とどう繋がると言われるとそれはまた話が違う。こいつは欲望を抑えられていないだけで、表現の仕方が可愛いからそういう雰囲気が伝わってこないだけなのだ。
「そんなにしたいなら、他の雄でも探せよ。育て屋にでも預けようか?」
「むー。私はトレーナーさんとしかしませんし、したくないんですよ!」
横からちょっかいをかけてくるだけかと思えば急に前まで床を一蹴して回り込む。面と面で向かい合って真面目な視線を合わせてくる。真面目といっても膨れているだけで、子供の枠からは出ていない。
「ああもう、わかったよ。」
「それじゃ、何からします?早速ですか?それとも舐めましょうか?」
「お前本当に雰囲気ないよな。まぁ、とりあえず舐めてくれ。」
はいっと元気のいい挨拶に尻尾を落着けれないままその場で、舌を脱ぎ終わるまで堪えている。脱ぎ終わってもがっついたりもしない。見かけによらず割と真面目にこなすタイプというより、こっちのいう事には従うのだ。巨体のくせに丁寧に目の前のをなめだす。いろんな角度から舐めながらもマメで激しいアクションは起こさない。その頭を撫でてやると少し手が止まる。純粋に撫でられるのが好きでそのときぐらいは大人しい。
にやついて止まっていたを思い出したのか。慌てて咥えだす。慌てているというよりも愛おしそうに、こいつ自体も自覚があってやっているわけでもない。そのくせに色気が増すのはこいつのずるさでもある。口の中にはいってしまっているので、ざらつきのある舌が根元から先までをなぞる。でかは伊達じゃないのか、吸われるだけでも随分なものなのに、それが擦ってきてくれるのだからすぐにだめそうにもなる。
だから、ある程度唾液でぼとぼとになったのを引き出さないといけない。そんなに何度も何度もとこっちの元気がなくなる。頭を押さえられて引き抜かれたこいつはどこか不満げにこっちの弱くにらんでくる。その大きさでその顔は似合わない。
「お前、止まらないからな。ほら、さっさと後ろ向けって。」
「うー。そうやって作業みたいにしてるじゃないですか!そうやってやり捨てみたいにー。」
文句を垂れながら後ろに向き直り尻尾をぱたぱたとはためかせる。どこから仕入れたのかもわからない爆弾を投げ捨ててくる割に、することは結局別のようだ。高さ的にも苦労することがないのはありがたいなどの抵抗がなくなっている自分が怖い。
誘ってくるだけはあっていれること自体は楽だ。むしろ尻尾の方が邪魔まで毎回どこにどけるか悩むし、勝手に動くしでお手上げだ。自分の中にはいってきているのを感じると黙って感じながら上半身を床にべったりとつける。下半身はこちらに対する配慮なのか持ち上げている。
張り込むと後ろ足の体毛とぶつかる。この層の先にはこいつのふとももなりがあり、容赦なく尻のあたりを掴む。腰まで手を伸ばしていると、こっちが腰が死んでしまうのでそれはできない。
「そんなにがっつかなくても、あっでも嬉しいですよ?」
「いちいち五月蠅いだよ、馬鹿!」
「馬鹿って、あぁん!」
塞げない口無理やりにでも機能停止に追い込むために動き出す。何回目だとかは数えてないけれども積み重なった回数もあって、別に今更新鮮味もない。でもこいつの体も一応異性なわけで中の造りが手抜きというわけでもない。
つまりは喘ぐこいつだけの自己満足ではなくて、こっちはこっちで快楽がある。一人でやっている時とは比べ物にならないといより、一人でする事がなくなってしまったせいで比べようがない。自分の中だけでなく体同士もぶつかっているのにそれさえも快楽に変えているのか文句さえ出ない。
歓喜を織り交ぜて喘ぐから悪い気がしてこないのもこいつの悪い所だ。気持ちが乗せられして待ってエスカレートしていく。物かい合う感触までには言い訳ができずに、快楽を受け入れていく。肉付きのいい後ろ足の付け根を鷲掴みにして力いっぱいに。
「ひゃっ、もっとぉ!」
これだけの体格差の相手にされていてプライドもないのか。欲しがるだけで叫びをあげる。体を震わせせて、体をぶつけられて、淫靡な音を響かせられて、それでも羞恥もなく欲望を叫んで。
そんなよがるだけの一匹の雌を乱雑に叩きつけていく。尻尾に力もなくこちらにもたれかかってくるだけで体が機能していないようでもある。そんな無防備なこいつの中に思いっきりに体を抑え込む。背徳なんてなくて、こいつと同じように欲望に応えるだけだった。
自分の中が満たされる感覚をただ息を荒げながらこいつはただその場に硬直していた。お互いに走り切っただけで言葉の一つも交えない。そんな沈黙の中でこいつの中から抜き取って行為は終わった。はずだった。
「はぁっ……まだ、足りないです。」
「俺は足りてるけど。」
「性欲を持て余す?みたいなことないですか!」
何を馬鹿なと思考が動いた瞬間にだった。こいつは仰向けになって、不器用なりにも四本の足をつかってこっちに訴えたけてくる。
「淫獣みたいに、ほら。来てくれていいんですよ?」
変に目線を逸らしながら言われては、引き下がれずにこいつの尻尾の上に跨り、後ろ足の片方を支えにして姿勢を作る。自分の物が入っていくのが見えるは流石に負い目を感じる。しかも、こいつ熱い眼差しがあると余計にやりずらい。
二度目なのだから苦労もないはずなのに一度目より手間がかかってしまう、根元まで入れ込んでもそこまで苦しくはないのか、割と平然としている。要するにさっさと続きをしてくれという気持ちを抑えているだけである。希望にこたえるかのように最初から加減はしない。
こいつだって欲情しているだけあって二度目でも中が干からびることもなく、むしろ液体があふれかえっている。掻き回される音が部屋中に響く。音源が自分の体だというのに、こいつは快楽に顔を歪ませながらもだらしなく舌を伸ばしている、実に犬らしい格好で受け入れている。
息が荒いのまで犬、つまるところの獣そのもので人間味なんてない。それに対して愛おしさをぶつけているなんてどうかしているのかもしれない。けれども、共に駆け抜けている足を止めることもできない。
「やっっぱりぃ、私はっ!向かい合ってる方がぁ……良いですっ!」
届かない前足を伸ばそうとしているのか、快楽によじらせているのか、前足をぴくつかせてこいつは浸っている。今の現実を否定することもなく浸りきっている。涎が垂れて口元を湿らせながら、突かれる衝撃で毛の先まで全身を揺らす。
そのまま永遠に続ければ満足する空間が続けれるかもしれない。けれども、蓄積されたものはどこかで物理的に吐き出す必要があり、さっきのもあるせいでこいつはもう限界のようだった。大きく悲鳴を上げた後に体を大きくそらせて床に落ちつけた。こいつはこれで満足したわけだがこっちはそうはいかない。
一度体力を使い果たしてしまって無抵抗な体を変わらず打ち付けた。こいつが何をしようと体の中に入っている以上こいつのいしではおしだせない。感じたくなくても、こっちが感じればこいつも感じる。そういう行為を今まさに実行している。
無言ながらも息だけはあるようで、奥に届くたびに大きく息を吐いている。好き放題にしたところで何もないのだからと、自分だけのペースで相手の負担何てきにしない。そんな道具みたいな扱いをしていた。
だからとは言わない。道具だから何をしていいわけでも無くて、ましてやこいつは生物で異性なのに、目の前で自分の体の連結部が見えていても、止まれずに二度目もこいつの中に注ぐ。
「入ってきてちゃって……ちゃんと全部絞りますから。」
さっきまでは動きやすかったこの空間が急に圧力をかけてくる。この放出しているタイミングで力が入らないのに、一層脱力するような事をされたせいかバランスを崩してしまう。それが床で横たわっているこいつの上なわけで。
密着まですれば逃れられる距離でもなく、不器用な四足でも捕らえることはできる。体毛の中に突っ込んだ挙句に更に外部からの力によって中にうずめられてしまう。
「捕まえちゃいました。」
「熱いからやめろって。」
「嫌ですー。私、貴方とこうしているのが大好きですから。」
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短かったんでまとめました。文字数少ないと悪目立ちしそうなのを気にしてとかじゃないです。
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