[[癪の種]] -・癪の種 軽い鬱系の雰囲気でしたね。そう言うのに免疫がないと少し読みづらく感じるでしょう。 この先どうとでも転びそうな幕の引き方は、丸投げとも想像の余地を残しているとも言えますが、今回の場合は後者ですかね。 ただし残念なのは、想像の余地を残すためには少し情報が不足しているような気がします。 中盤の辺りでしょうか、後半に至るまでの間に何かあったのかを知りたいと思うのは読者のわがままかもしれませんが。 主人公へ共感したいと思う私としては、個人的には頑張ってほしかったなぁと思います。 ――[[引っ越し屋]] &new{2010-10-03 (日) 09:46:57}; - 長らく放置してすみません。ご指摘の通りこの小説の大きな区分(三人称から一人称へ変わる部分)ではかなりの時間的な隔たりがあります。元々、中篇程度が作れるくらいの設定を作りこんだ作品を無理やり短編に収めたが故に起きた現象です。一番の見せ場というか、一番官能表現が強い部分のみを抽出して書き上げたので、物語としては欠落した重要箇所が多いです。例えば残虐な場面とか、憂鬱になりそうな場面とか……。努力して陰鬱な箇所は薄めたので、軽い鬱系として見ていただけたのは有難いです。 自分なりに物語の欠落を補うため、アブソル姉さんの感情を動かしたり叫んで貰ったりして、設定を説明させたのですが、どうも上手くいかなかったみたいです。 ですが、情報を開示しなかったことについては間違っていないと思います。ストーリを円滑に進ませるために情報を開示し始めると、それはもう小説ではなくなり、ただの設定発表文章まで成り下がってしまう気がしたのです。だから、アブソルという器が「見た・感じた」世界を描写しようと思いまして、このような形になりました。設定の雰囲気といいますか、香りだけ感じてもらって、後は読者様の妄想に委ねようと思いまして。 妄想に託すといえば聞こえが言いですが、正直丸投げ状態なので、ここも反省仮題です。 あとがきにも書いてありますが、これらの現象は単に私の努力、文章能力・構成力、持久力などの不足です。これは改善するまで時間が掛かるかもしれませんが、少しずつ治して行けたら良いな、と思います。 貴重なご意見、有難うございました。 ――[[柘榴石]] &new{2010-10-10 (日) 22:48:30};