Writer by [[RYO]] CP 人×ポケ *見方によっちゃBL CP 人×ポケ *ほぼBL 完全主人公視点 ※官能表現有り 夏休みだけどバイトしかやる事がない。確か仲のいい友達はこの休みを利用して家族と旅行に行ってるんだっけ。 あぁ、今日はなんてつまらない日なんだ。バイトも休みでせっかく手持ちの何匹か連れて散歩にでも行こうかと思っていた矢先に、この…………雨。蒸し暑いのにさらに家の中がジメジメして気持ちが悪い。 「ごめんな、せっかくの休みなのに」 『御主人様は悪くないですよ。気にしないでくださいね』 「あぁ…」 時間はまだ午前十時をまわったところ、窓から土砂降りの雨を見ながら俺達はソファーに座る。 ちなみにコイツは俺の手持ちの一匹。犬をそのまんま二足歩行にした様な体、ピンと立った耳、頭と下半身は青っぽい色で、黄色っぽい色の胴体、そして胸と両手の甲の部分からは角の様な棘が生え、後頭部には4つの房。 ルカリオというポケモンだ。犬って言ったらヘコむが。 今日はコイツを一日ボールの外に出す日だ。 なぜかポケモンなのにハッキリと言葉を喋れる変な奴。そして俺の手持ちのポケモンの通訳係でもある。 「なぁ………何か面白い事ねぇ?」 『…………無いです』 「……マジすか」 『……マジです』 あぁ…このまま座ってると体にカビが生えそうだ。何としてでもやる事を 『あ』 「ん? どうかしましたか」 『今、遠くから波導を感じました。物凄い速さで近づいて来てます』 「そんで?」 『……2つ…南の方向から…』 「ほぉ」 『……もうすぐこの上を通ります…何故か慌ててる様に感じます』 「よしっ、誘き寄せるぞ」 『えっ…ちょっ…』 どうやら遠くの方から波導とかいうやつを感じたらしい。しかし凄いなコイツの能力は、頭の中にレーダーでも入ってるんじゃないか? 凄いを通り越して怖いな。コイツを番犬にしたら無敵だな。絶対やらないと思うけど。そう思いつつ俺はベランダに向かい、外に出る。うわぁ…すげぇ雨風……どれどれ? んー、見えん。 「ルカリオ? あとどの位さ?」 『……あと……30秒位ですっ…って、何してるんですか?』 俺はまた家の中に入り、玄関へ。お? あったあった。充電は……よし、余裕だ。 それは充電式のハロゲンライト。去年のキャンプの時買ったやつだ。車のヘッドライト並に明るいから雨でもバッチリだ。これで… 『もうすぐ来ますよー』 「あぁ。これで誘き寄せてやるわ」 『えっ……あ、あそこにっ』 真正面遠方に2つの存在を確認。ってか速っ。ジェット機並じゃね? てかポケモンか? うーし… 『来ましたよ!』 「あぁ」 家まであと500メートルら辺でライトのスイッチON! 明るっ! そして振る。 しかし 『行っちゃいましたね』 「…」 華麗にスルー。あっという間に通り過ぎて行ったジェット機みたいなヤツ。せっかく誘き寄せて遊んでやろうかと思ったのに、つまらん。でも慌ててたらしいからしょうがないか。こっちの暇には付き合ってられないんだな。あぁ困った… 『急いでたみたいですから、仕方ないと思いますよ御主人様』 「まぁ、しょうがないか。てか御主人様ってやめてくれ、なんかヤバイ」 『何でですか? というかヤバイってどういう意味ですか』 「何かね・・・ちょっと恥ずかしいわ…」 『御主人様v』 「うっせこの」 コイツ…俺をおちょくるとはいい度胸してんじゃねぇか。ポケモンのくせに。生意気に。てか何でにやけてんだよ。 『御 主 人 様 v』 「うっせぇぇぇぇこの犬がぁぁ」 何か腹立つわー、おまけに尻尾振りやがって。この犬め…… がばっとソファーの上から降り、俺はコイツの弱点である尻尾を思う存分揉んでやろうと手を伸ばす。が、その時 『…ん? 何だ…』 「なした」 『…さっきの波導がまた近づいて来てます。というかかなり近いです』 「ほぉ」 『……まさかっ!?』 「うぉっ!」 『…居る』 そう、さっきの[ジェット機みたいなヤツ]がベランダの向こう側に浮かんでいる。ずぶ濡れで。よし、こんな時は 「お前ポケモンの言葉解るんだっけ? 」 『えぇ、ポケモンですから』 「通訳頼むわ」 『わかりました』 そう言って俺達はベランダに出る。相変わらずの土砂降りだ。そして向こう側にはあの[ジェット機]が俺達を見ている。じゃ早速。 「どうしましたか?」 『どうしましたか?』 ルカリオが俺の言葉をあっちに伝える。てか同じ事言っても同じじゃないか? 復唱? ま、いいか。お、何か青いのが鳴いている。くおんくおーんって。変な鳴き声。そしてコイツが翻訳。 『人間の言葉は解るみたいです』 「…そうか…」 やっぱり。そしてまたなんか鳴いている。 『そして本題なんですが、[僕たちは二人で今日海に行こうとして町を出たのですが、運悪い事に雨雲の下を通ってしまい、海の匂いが分からなくなってしまいました。そしてこの雨の中どこか雨宿りできる所は無いかと探していました。そんな時に地上から強い光が見えました。気にせず一旦通り過ぎて雨宿りできる場所を探したのですが、見つける事はできませんでした。そして先ほど光が見えた所に行ってみようと妹と話がまとまり、ここに来ました。]と言ってます』 「とにかく雨宿りしたいんだ」 頷くジェット機2機。そしてルカリオの視線。考えてる事は同じだな? 『御主人様』 「あぁ、もちろん。入って良いぞ」 顔を見合わせて安心したようだ。俺のライトで助かったって事か。可哀想に、せっかく海行く予定だったのにな。 とりあえず窓を全開にして家の中に入れてやる。うわっ…びっちゃびちゃ…可哀想に…寒そうに震えてるし。俺は急いで脱衣所から大きめのバスタオルを2枚くらい持ってくる。もちろんルカリオも一緒に。 「ルカリオは妹の方を拭いてやってくれ。タオルは何枚使っても良いからさ」 『わかりました。あ、ドライヤーは使います?』 「あぁ。ついでにブラシもお願い」 『わかりました』 手分けして作業を進める俺達。額には汗が滲んでいる。もちろんルカリオもだ。 ジェット機みたいな2匹だが、名前は赤い方が妹のラティアスで、青いのが兄のラティオスとルカリオが言ってたな。兄妹らしいし。 そんな事を思いつつ、ルカリオからドライヤーとブラシを受け取る。よーし、ここからは俺の仕事だ。 「サンキュ。後は俺がやるから」 『わかりました。それでは』 そう言い、ソファーに座るルカリオ。額の汗を拭い、リラックスしている。よーし、後は任せろ。まずは妹の方からやりますか。 ほー、全く怯えてないな。俺の事信用してんのかな。じーっと俺の顔を見ながら待っている様に見える。ま、いいか。 「熱かったら言ってくれよ? 」 まず頭から。耳か? これ… ピンと立ってるやつは? そこをブラシで…くすぐったいのか。何かにやけてるけど…まあいい。その次はこの長い首。ここは大丈夫みたいだ。それにしても凄い綺麗な毛並だなー。ガラスの様に。綺麗だ… そこもドライヤーとブラシでっと…よし、乾いた。次は背中だ。……ジェット機だろこれ…この翼は。ブラシっと……よし。最後はお腹の部分か。何だこの青い三角形の模様は、まぁいいか。ここら辺はさらっとで良いか。……雌だからさ…。 「終わったぞ、気持ちよかった?」 そう言って頭を撫でてやる。笑顔で頷くラティアス。ガラスの様な毛並が美しい。さわり心地も凄く良くなった。 「うぉっ、わかったって」 俺の頬に自分の頬をくっ付けてきた。すりすりと。コイツなりのお礼って事か、大胆だぞ兄の前で。ほら凄い目つきで見てくるし、怖いって兄さん… こんな目つきで見られながらなんて…マジで怖いわ…アブソルの時よりではないけど。さすがに今あの必殺技は使えないな。妹居るし。まぁ、始めるか。 コイツも怯えないが目つきが怖い。攻撃はしてこないと思うが。 「熱かったら言ってくれ」 熱いなんて言うもんかとでも言いそうな顔。強がちゃって、兄さん。コイツ…ちょっと弄ってやるか… --くぉっっ!? この耳みたいなところをさわさわと擽ってやる。ビクッと身体が跳ね、効果抜群だ。兄にはこんなに効果あるとは、大発見。面白ぇ!! 「なーに顔赤くして」 顔を真っ赤にしながらむすっとした顔で睨んでくる。妹は大笑いしてるし。兄さん、妹に負けてないか? ルカリオもクスクスと笑ってるし。 もう一回やってやろうかな。 --ぅんんんん…… 今度は揉んでみる。これも効果抜群だな。顔を真っ赤にしながら目をぎゅっと閉じて耐えている。妹はもう爆笑している。ルカリオは苦笑いして。 これ以上やると可哀想だし、このくらいで止めておこう。なんか泣き出しそうになってるし。 「ごめんごめん、あまりにも面白くて」 俺はコイツの頭を撫でながら言ってやる。涙目で睨んできてるから相当利いてたんだな。ちょっとやりすぎたか。 「それじゃ熱かったら言ってくれよ?」 そう言い、俺はコイツを乾かす作業に移った。 ラティオスの方もちょっと時間は掛かったが、問題無く終わった。綺麗に毛並も整えてやったし。 時間はまだ一時半過ぎ……外は土砂降りの雨……やることが無い。ルカリオも退屈そうにソファーに座っている。そっちの兄妹は窓の外をじっと見ている。海行けなかったんだもな、雨に濡れてここにやってきて。可哀想に… 「なぁ、お前達、海、行きたかったんだよな? 」 俺はこいつらに質問してみる。 こっちに振り向いて静かに頷く二匹。悲しそうな顔をしながら。 「お前達の住んでる場所から海までって、結構遠いのか?」 答えたのはラティオス。あの変な鳴き声で。そしてルカリオが翻訳。 『[かなり遠いです。そのため僕達は泊りがけで行く予定でした。]と言っています』 なるほど…それなら… 「ここから海まで遠くはないよな? ルカリオ」 『えぇ、あの山越えたらすぐですからね』 よし、それなら… 「晴れるまでここに居ても良いよな?」 『もちろん』 ルカリオもわかってくれたようだし、これなら大丈夫だな。 「晴れるまでここに居ても大丈夫だけど、どうする?」 俺はこの二匹に問いかけてみる。そいつらは顔を見合わせ少し戸惑ったような表情をしながら何か喋っているようだ。 そして少し話してからこちらを向き、何か俺に言っている。何だ? 「何て言ってるのさ?」 『どうやら遠慮してるみたいです』 何も遠慮しなくてもいいのにな。てかこんな雨で帰ったら危ないし、しかもこいつら伝説のポケモンらしいからむやみに外出たらマズいんじゃないか? もしもの事があったら……心配だ。 「嫌だったら別にいいんだぞ? なーに、別に遠慮しなくてもいいのに、俺も暇だしさ。な? ルカリオ?」 『えぇ、それより居てくれた方が賑やかになりますしね』 時間は2時半をまわったところ、二匹は土砂降りの雨を窓から眺めていた。 あの後二匹は雨が止んでからここから海に行くということでここに留まることになった。未だ雨は止むこと無く降り続けている。風も強くなってきたようだし、ここに留まった方が無難だろう。 それにしても暇だ。二匹はずっと窓眺めてるし。ルカリオは… 「あれ…?」 ソファーに隣同士に座ってたのに、いつの間にか居なくなっていた。部屋を見渡しても見当たらない。という事はやっぱり… やっぱり寝室に居た。俺の布団を敷き、気持ち良さそうに寝息を立てている。時々耳や尻尾がぴくりと動くのが何か可愛い。この犬め… くそう、せっかく寝ようと思ったのに、俺の寝場所が無くなったじゃないか。コイツを起こしてどかすのも可哀想だし…ま。いいか。ソファーで寝るか。そんな事を思いつつ、俺は寝室を出てソファーに向かう。未だ窓の外を眺めている二匹をなんとなく見ながら、ソファーに横になる。目覚まし時計を使わなくてもルカリオが起こしてくれるだろう。 目を閉じ、ゆっくりと息を吐く。あぁ…この調子だとすぐ寝れそうだ… ……じ…様…ご……人…s 何か聞こえる…体が揺れている…何だ…? 「んぉっ!?」 頬に生温い湿った感触で一気に覚醒。この感触は…コイツ 俺は一旦壁に掛けてある時計に目をやる。六時ちょっと過ぎか…寝すぎた。それと… 「お前……舐めたな?」 『えぇ、揺すっても起きなかったので』 「犬じゃねぇか」 『あんなのと一緒にしないでください』 「ワン公」 『やめてください』 コイツ…にやけてるって事はわざとやったな? 尻尾が小刻みに揺れてるって事は嬉しいのか。犬じゃねぇかまるっきり。よーし、ちょっと試してやるか。 確か犬って撫でたり褒められたりすると尻尾振って喜ぶんだよな? よし 「よーしよしよしよし」 『ちょ…なっ…』 頭とか背中とかをわしゃわしゃと撫で回す。これでもかというくらい。毛が乱れても気にしない。お? 尻尾がぶんぶんと風を切っている。喜んでるなーコイツ。 『ぁっ…御主…人…さ…』 「ん? どうした?」 『…イジメですか?』 「軽く」 『…』 コイツイジるのおもしれー。顔赤くしてふてくされてやんの。しかも尻尾振って。いつの間にか近くに来てたラティアスがクスクスと笑ってるし。ナイスタイミング。 『……ぐすっ…』 ちょっとやりすぎたかな? てか泣いてるし!! ここまできたら''アレ''をやるしかないな。俺の必殺。 「なーんで泣くのさ?」 後ろからぎゅっと抱きしめて問いかけてみる。ちょっと身体熱いな。泣いてるからか? この毛皮の感じ気持ちいいなー。このもふもふ感。癖になりそうだ…って…やべっ。 『……少しこのまま抱いていてください……』 「なぜに」 『…それより…お風呂沸かしといたので…入りましょう…?』 「…お前っ」 嫌な予感がする。昨日のアブソルの事件のせいか? …多分俺の思い込みだな。コイツはそんな事するようなヤツじゃないし。性格も。てか何抱いてくださいって… 不思議なヤツ。 「分かった、入るよ。あの二匹は?」 『あっ…今聞いてきますっ』 何か慌ててたな? 早く入りたいからか? ま、いいや。とりあえずアイツに背中流してもらうか。 てかちょっと遅くないか? 入るか聞くだけなのに。 お、来た。 「どうだった?」 『お風呂って聞いたことはあるけど入ったことないから入ってみたい…と』 「ふーん。分かった、とりあえず入るか」 『はい…』 ん? 今笑った? 嬉しいだけかな。よーし、汗流すか! 「あ”あ”ぁぁー」 またも親父臭い声だ。自分で言うのもなんだが。さすがだなルカリオ。お前一人暮らしできるんじゃないか? 野生じゃなく都会で。 なんて変な事を考えてると横から声が 『ラティオスが来ましたけど…入れます?』 「構わんよ、てか入れるのか?」 『…わかりませんね』 とりあえず入れてみるか。意外と他の家よりは大きいみたいだけど。トイレと風呂場が合体してるやつ。なんとかバスだっけ…? 忘れた。 ドアを開けてラティオスを呼ぶルカリオ。入るかなー? …案外余裕だな。さすが家賃が高い分広いな。今更だけど。 『この調子ならまだ入りそうですね』 「でもあの子雌じゃ…」 『…もう遅いですね…』 入り口の方に目をやると、そこには既にラティアスは居た。にっこりと笑いながら。 でも何かおかしい。何かが… 「ちょ…おい…!」 分かった頃にはもう遅すぎた。恐らくラティアスの"サイコキネシス"で俺は宙に浮かされていた。そしてそのままラティオスの前まで移動させられ、ソイツに羽交い絞めにされていた。もがこうとも力が入らず、どうする事も出来ない。 そして目の前にはルカリオが…どうして… 『御主人様、痛くはありませんから安心してくださいね』 「…何を考えている…お前」 ルカリオは俺を助けようとしない。むしろあちら側と手を組んでるようだ。俺はまんまと引っかかった訳だ…情けない… そう思っているうちに、目の前にはルカリオの顔が、まさか… 『御主人様…ごめんなさい…!!』 「なっ……んむぅ!?」 コイツの声が聞こえた瞬間、唇に生暖かい感触。すぐ分かった。昨日と同じだ。俺はルカリオと唇を重ねていた。しかも舌を絡ませねっとりとした熱いキス。 ざらついた舌が俺の口内をなぞるたびに徐々に体の力が抜けてくる。もう抵抗できない。 「…んぁ…ぁ…」 俺はもう抵抗できず、なすがままの状態になっていた。頬を染め嬉しそうな表情でキスを続けるルカリオ。しかしその時 「んぁ…んん!!?」 俺の下半身の一点、そう、いつの間に近くに来ていたラティアスの手が俺のモノに触れていた。その瞬間、背筋に駆け巡るような快感が襲った。 「…ぷはぁ……おい……っ!」 やっとルカリオから開放され、深呼吸をして息を整える。 しかしその次はラティアスの顔が目の前に、そしてまた… 「んむぅ…ぅ…ん…」 またも熱く、ねっとりとした情熱的なキス。なすすべもなく、抵抗力が無くなり、もう完全に流されている。 あぁ…こいつらに今日も… 途端に唇からの感覚が無くなる。しかし、それは俺の首から、胸の二つの突起、腹にかけて這いずりまわる。 「んぁっ…は…ぁん…」 もうどうにかなりそうだ…身体が動かない…全身が熱い… 「んあぁぁっ!!」 遂に俺のモノに舌が触れた。全身に走る快感が俺の理性を削っていく。 その舌はモノの裏筋、先、袋の部分までにも到達し、そして 「うぁぁぁっ!」 熱くねっとりしたものに包まれる。どうやらモノを咥えたようだ。脳天までに届く感覚、そして初めての快感。 「はぁぁ…んぁっ…っ!!」 さらに追い討ちを掛けるようにルカリオが俺の胸の二つの突起に舌を走らせる。ざらついた舌は的確にポイントを捕らえ、俺の理性を荒く削っていく。 息も絶え絶え、鼓動も今までに無いくらい激しくなり、もう理性が…… 「おい…もう…出るっ…!」 言っても口を離さないラティアス。もう限界が目の前なのに… ダメだっ… 「うぁぁぁっっ!!!」 遂に限界に達してしまった。しかラティアスは口を離さず全て受け止め、しかもごくごくと飲んでいる。嬉しそうな顔をして。 そして収まった瞬間にゆっくりと床に下ろされる。やっとラティオスから開放されたが、体に力が入らないためその場にへたり込み、立ち上がることができない。 『御主人様…』 ルカリオが近づいてきた。その股間からはしっかりと自己主張しているモノがびくびくと脈打っている。 そしてソレを俺の目の前に突きつけられた。赤く、コイツの体の大きさに比べて大きいモノが。 顔を上げると、そこには緊張した表情の彼が… 『私は…ご…御主人様の…こ…事が…あ…頭から離れません…』 「…」 『そ…それに、ご…御主人様の事を、お…想うと…も…もう…っ!!』 「……!?」 びゅるっと、その目の前のモノの先から白濁した液が勢いよく飛び出てきた。それは一瞬宙を舞い、そのまま俺の顔に付着する。生暖かい感触と、独特の匂いが鼻を刺激する。 『いつもこんな事になってしまうんです…』 「ルカリオ……」 『ですから…今日だけ…』 今にも消えてしまいそうな声の彼。辛かったんだな、こめんな、お前の気持ちが分からなくて… 「……お前の気持ちはわかった。気づいてやれなくてごめんな…」 『…!?』 途端に彼の表情が驚いたものに変わり、俺はさらに話を続ける。 「ここまで我慢させたのは俺のせいだ。だからお前を少しでも楽にしてやりたい。お前が楽になるのであれば、俺はどんな事もやってあげたい」 『御主人様…』 「だから、お前がやりたいようにしていいぞ」 ここまで来てしまったからもう後戻りは出来ない。俺はそんな趣味は無いが、大切なパートナー達の為なら傷付こうが何されようが構わない。これで楽になるなら…俺は…何だってしてあげたい気持ちだ。 彼は少し考えて 『…それでは……皆で…やりましょう? 』 「…へ? 」 その途端、俺は後ろからラティアスに羽交い絞めにされる。そしてさっきと違うのは足が完全に開いてる状態で固められている事だ。エスパーの技か…これでは後ろの穴まで全て見えてしまう。というか見られてるし。 『御主人様、ちょっと痛いかもしれないですが、我慢してくださいね』 「んうっ!?」 下半身の一点に変な感覚。ルカリオは俺の後ろの孔に指を這わしている。優しく、丁寧に。 ソコを弄られるとなぜか力が抜けてくる。足が床に着いていないし、しかも羽交い絞めにされてるもんだから肩が痛い。 「…あの…ラティアス? もう抵抗しないからさ…降ろしてくれない?」 気持ちが伝わったかどうか知らないが、床に降ろしてくれた。未だ足に力が入らない。 ふと目を横にやると、ラティオスがこちらに背を向け浮かんでいる。なんとなく予想はつくが… 「なぁ…ラティオス…お前も無理しなくていいぞ…」 何を言ってるんだ俺は? …もういいや、理性なんて……振り向くラティオス。その瞬間、俺は目を疑った。 お腹の下、縦に割れた部分から出ている"モノ"が見えた。それは予測できた。しかし疑ったのはその大きさ。 例えるなら…ビール瓶ぐらいの大きさの"モノ"が、そこから姿を現している。 …何だコイツは… てか今更恥ずかしがる事無いだろうよ兄さん…顔赤くして… 『御主人様…あの…四つん這いになって頂けますか…? 』 ソレを見て驚いていた時、横からルカリオの声が聞こえた。四つん這いになってと…分かったよ…もうどうにでもなれ… 俺は無言でその体勢になる。正直かなり恥ずかしい。しかもポケモンの前で、穴もモノも丸見えじゃないか…顔が燃えそうだ… 『力を抜いてくださいね? 』 「…っ!」 遂に指が入ってきた。今まで経験したことが無い不快感と鋭い痛みが襲う。吐くまでにはいかないが、かなり気持ちが悪い。 こんな事どこで習ったんだコイツは。しかもかなり真剣な顔で弄っている。…よく分からんヤツだ。 「…んぁっ!!?」 突如下半身にまるで電気が走るような感覚が襲った。体がビクンと跳ね、声にならない悲鳴を上げてしまった。 『気持ちいいですか? 御主人様? 』 「な…きも…ち……あぁっ!!」 『ココが良いんですね? 』 ソコを指で刺激されるたびに悲鳴のような声を上げてしまう。我慢しようとも声が勝手に出てしまう。そして俺の体に変化が… 今まで萎えていた俺のモノが再び固さを取り戻してきている。 さらにモノの先から透明な液体が刺激されるたびにあふれ出てくる。考えようとも頭が働かない。 「くっ…あぁぁぁぁぁぁ!!!」 突然下半身の一点に強烈な快感が襲い、俺は悲鳴を上げながら達してしまった。何がどうして起こったのかが分からず、びくびくと体を震わせながら白濁液をぶちまけ、形容し難い匂いが室内に漂う。 『気持ちよかったですか? 御主人様』 未だ先ほどの快感で朦朧としているときに質問され、素直に首を縦に振ってしまう。 『それでは…もっとよくさせてあげますね』 ルカリオは穴から指を引き抜き、立ち上がる。首だけ振り向いて見たら股間からはびくびくと脈打ったモノが姿を現している。…まさか…!? 『今度はこれで…気持ちよくさせてあげます』 「なっ…!」 コイツ…本当にやる気だ…ソレを俺に入れる気だ… でもそれでコイツが楽になるなら…俺は… 突然俺の頬に何かが触れた。熱くて、湿っていて… 顔を向けるとそこには赤く大きなラティオスの"モノ"が目の前に現れた。いつの間にか近くに来ていたようだ。 さっきの光景を見て我慢出来なくなったのか、尖った先の割れ目から透明な液が染み出て、息を荒くして俺を見下ろしている。しかもぐいぐいと俺の顔にモノを押し当てて。 何か気分を高揚させる様な匂いがそこから出ていて、俺の理性をさらに遠くへと追いやる。 --くっ…! 俺はラティオスの大きいモノに手を這わす。切なそうな声を上げ、その体が床へ降りる。仰向けの状態になったラティオス、びくびくとモノが脈打っている。 それにしても熱い…炎タイプのような感じだ… 『それじゃ…いきますっ』 「ちょ……ぐぁっ!!」 遂にモノが俺に入れられた。指より遥かに太く、熱量のあるモノが中に進入してくる。 「がはっ…! い…いたい…っ!!」 頭の先まで届くような激痛が襲い、朦朧としていた意識が戻り、目の前の光景がハッキリとしている。ラティオスのモノから手を離し、床に手をつき、歯を食いしばる。 気持ちよさなんて無い。痛みだけが俺の中を駆け回る。 『御主人様、力を抜いてください』 急に動きが止まる。アイツの声が聞こえ、腰辺りに柔らかい感触が。見ると、アイツは俺の腰や尻を手でさすっていた。 『御主人様、力を抜いて、他の事に集中してみてください。楽になるはずです』 俺の事を心配してくれているのか、優しくさすってくれている。ここは素直にしよう。 他の事…目の前には…それしかない 俺は再度ラティオスのモノに手を這わす。熱く、硬く、大きなモノに。 気持ち良さそうな声を出すラティオス。そんなにいいか…よーし… --くっ…あ… 両手で優しく扱いてみる。効果はなかなかあったらしい。だけどまだ足りないみたいだな。目がまだ鋭いし… 俺は覚悟を決めて、思い切ってソレを……咥えてみた。 --くぉぅ!? その途端声を上げ、ビクンと体が跳ねた。その勢いでモノが喉の奥まで入ってしまった。 「げほっ…げ…」 むせてしまった。こんな大きいモノを喉まで突っ込まれたらむせるわ! って… ごめんとでも言いたそうな顔をするラティオス。そんな顔するなって… こっちが悲しくなってくるだろう… 「大丈夫だ…安心しろ…良くしてやるから…」 俺の問いかけに安心したのか、大きく息を吐き、俺の目の前で仰向けになるラティオス。よし…再開だ まずソレを口に含んでみる。大きすぎて先っぽしか咥えれないが。しょっぱいような苦いような形容し難い味がする。 気持ち良さそうな声で鳴くラティオス。よーし --くぅっ… 今度は舌を絡ませてみる。優しく、ねっとりと。 先っぽから染み出てくる液が多くなってきた。さっきから舐めているが、何か複雑な味がする。だけど嫌な味ではないが… さらに手も使って刺激してやると、ラティオスがこっちを向き、何か鳴いている。その瞬間 「…がぼぉ…! ごほっ…ごほっ!!」 口の中のモノが弾け、先から熱く、粘っこい液体が吹き出てきた。生臭いような味が口内を埋め尽くし、思わず吐き出してしまう。 それでもなお吹き出し続け、俺の顔に降りかかってくる。 数十秒たってやっと収まったようだ。顔中ラティオスの精液まみれになってしまった。 室内中に独特な匂いが漂い、ラティアスが顔をしかめている。 『いい感じですね…』 「…どういう意味でだ」 『それより…もう痛くないですか?』 そういえばさっきからずっと入れられたままだった… 俺は急に恥ずかしくなり、無言で首を縦に振ってしまう。 他の事に集中していた為、痛みも無く全く気づかなかった。 『それでは…動きますよ』 ルカリオの合図と同時に下半身から強烈な快感と衝撃が襲ってくる。 ヤバい、何なんだこの感覚は…ありえない…こんなところがなぜ… 「あぁっ、んぁっ…やっ…あぁっ!!」 気持ち良過ぎて声がまともに出せない。頭の中が真っ白に塗り潰される様な快感。もう何も考えれない。 『あぁ…御主人様……そんなにイイですか…? 』 「きも…ち……い…んぁぁっ!!」 『イイみたいですね…それでは…ココはどうですか…? 』 突如追い討ちをかけるように強烈な快感が俺を襲う。さっきコイツが指で弄っていた所を今度はモノで突かれている。 もう快感で声が出ない。そして限界まで張り詰めた俺のモノにルカリオが手を這わしてきた。 「っっっ…!!!」 触れた瞬間我慢出来ず達してしまった。四つん這いのまま声も出せず床に白濁液をぶちまけてしまう。 『そんなに締めちゃ…もう…あぁぁぁぁぁぁ!!』 そしてルカリオも続いて達してしまう。しかも中で。 びくびくと脈打ちながら俺の中で熱い液体を吐き出しているのがわかる。中が熱い… 腹が苦しい… ずるっと音がしてルカリオのモノが抜け、その場にへたり込む。ごぼごぼと音を立てながらルカリオの放った液体が穴から溢れ出てくるのが分かる。そして力尽き、俺はその場にうつ伏せになる。 『御主人様…どうでしたか…? 』 「…正直…ヤバかった…」 『そうですか、御主人様の中…温かかったです…』 「…そうか…」 何を言い出すんだコイツは…まぁ気持ち良かったのは事実だが…って…はぁ… 『それに…凄く厭らしい声も出てましたよ? 』 「…言うな…」 『エッチですねぇー』 「うっせぇ」 もう…ついて行けねぇ… 『おや…彼らも混ざりたいみたいですね』 「ちょっ…もう無理…」 『ふふっ…それじゃあ明日ですか? 』 「…俺を殺す気か? 」 『でも気持ち良かったでしょう? 』 「…」 反論出来ない…図星だ… 後半俺も進んでやってたし…あぁ… 「…俺の負けだ」 『やったぁ! 嬉しいです御主人様v』 そんなに嬉しいかコイツ。しかもそこの兄妹も同じく… はぁ…明日もまたこんな事に…でも気持ち良かったから…って…何考えてるんだ俺は。変な方向に向かってるんじゃないか? そんな趣味は無いのに…でも大切なパートナーだから…って…もういいや…勝てね… 『…どうしたんですか?』 「いや…なんでもない。とりあえず体洗って上がるか」 『はいっ』 ようやく足に力が入るようになった。俺は壁に手をついて立ち上がり、シャワーを浴びる。 顔や体にこびり付いた液などを洗い流す。ソレは俺の体からシャワーのお湯と一緒に流れ落ちていき、排水溝に消えていく。 一通り洗い終わった後、今度は他の奴らの体を流してやる。さすがにこのままの状態で部屋に行かれては困る。 俺は部屋に戻り、一匹ずつドライヤーで体を乾かしてやっている。時間は八時過ぎ。かなりの時間風呂場に居たようだ。 体がものすごく重い。疲れているからか。あんなことしたからな… 「ブラシは…今日はいいよな? 」 『えぇ、構いませんよ』 正直なところもう寝てしまいたい。ごめんよルカリオ… あの兄妹もまだ滞在するみたいだし。しばらく暇にはならないかな。 「よし…終わったぞ」 最後にラティアスを乾かして終了。そしてリビングに飛んでいった。 とりあえずソファーの背もたれを倒してベッドにしておいたし、寝る場所は大丈夫だろう。 もう今日疲れすぎたし…寝るか。 明かりを消して、俺たちは少し早いが寝ることにした。 明日も… ---- 雄同士、しかも人間とポケモン。絡ませると面白いですねぇ。 ---- #pcomment(番犬コメント,10,)