writer is [[双牙連刃]] この小説は『光の日々』の番外編に当たります。主人公はライトではございません。 官能表現、&color(Red){入っております};。 ご注意ください。 ではでは、スタートで~す。 ---- あーあ、折角ライトと2人きりで留守番出来ると思ったのになぁ。 退屈だから散歩してくるって言って、出掛けたまま帰ってこないよぉ。 洗濯とか掃除もしちゃったし、ご主人は学校。ライト以外の皆もご主人が連れて行っちゃったもんなぁ。 ソファーに座ってボーっとしてるのも飽きてきたなぁ。 ……私もどっか行こうかなぁ? でも、誰も居なくなったら物騒だよねぇ。 それにしても、ライトも酷いよねぇ。私だけ置いてどっか行っちゃうなんてさぁ。 リィちゃんと一緒だったら絶対に一人になんてしないのにさ。 やっぱりライトにとっての一番は……。 ……考えるのやめよ。私だってライトの事好きだもん。それに、ライトが直接リィちゃんに好きだって言ってるのも聞いたこと無いし。 でもなぁ、リィちゃんが進化した時のは羨ましかったなぁ。ライトにギュッて抱き締められながら進化してさぁ。 私もライトに抱き締められたいよ。 こんなに好きなのに、ライトは気付いてくれない。寂しいよ……。 「あっ……雨……」 窓の方見たら水滴が付いてたよ。さっきまでそんなに曇ってた訳じゃないのにな。 まるで今の私の気持ちみたいだね。ライトの事を思って、勝手に暗くなって……。 ライトの中で私はどんな風に映ってるんだろうなぁ。 皆に優しくて、強くて、誰かを助けるために一生懸命で――― そんなライトの特別な存在に、私はなりたい。初めて会った時に胸がドキッてした時からずっと……。 って、そんなこと考えてる場合じゃ無かったよぉ! 洗濯物、外に乾してたんだったー! 「うわぁ~! 急がなきゃ~!」 ~十分後~ 「ふぅ~……あんまり濡れる前でよかった~」 なんとか雨が酷くなる前に全部取り込めたよ。早く気付いてよかったぁ。 うわぁ~、ザーザー降ってきたよ。ご主人、傘持っていって無かったけど大丈夫かなぁ? 天気予報なんて見てなかったからなぁ。私もそうだけど。 あ、ライト散歩に行ったままだ! どうしよう、探しに行った方がいいかな? 濡れて風邪引いたら大変だ! ガチャ……バタン! 玄関から音? もしかして……。 「ふぃ~、酷い目に遭ったぜ。レン~ただいま~」 やっぱりライトだ。 そうだよね。ライトは探しに行く心配なんかしなくても大丈夫だった。 う~ん……でも、寒くて震えてるライトも可愛いかも。 「お帰りライト。うわぁ、ビシャビシャだねぇ」 「あぁ、突然降ってくるもんだから焦ったぜ。拭くもんなんかくれねぇか?」 「まかせて。今タオル持ってくるよ」 洗面所からバスタオルを一枚……で足りるかな? とにかく持って行こっと。 玄関に戻ったらライトが自分の体に付いた雨粒を払ってた。これから拭くのにね。 「お待たせ」 「すまねぇな」 ライトが前脚でタオルを受け取ろうとしています。 あれぁ? いつもなら「そこ、置いといてくれ」とか言う筈なのにな? 考え過ぎかな? まぁいいや。早く渡さないと、時間が掛かるだけ体温下がっちゃうもんね。 「はい。どうせなら私が拭く……ひゃあ!?」 私はタオルを渡す為に近付いただけなの。それなのに、今は仰向けに倒れてて、目の前にはライトの顔があるの。 「拭いてくれるんだろ? じゃあ、頼むぜ」 そう言って、ライトの重みが私の体に掛かってくる。何!? どういう事!? ライトの濡れた毛が触れると、私の毛も濡れるから冷たいよぉ。 「やだっ、ライト冷たいよぉ」 「レンの体、あったかいな……」 胸の棘を避けるようにはしてるけど、ライトが私に体をこすり付けているよぉ。 冷たい、けど正直嬉しいしドキドキする。ライトはどうしちゃったの!? 「大分水気は取れたかなっと。今度はレンが濡れちまったな。へへへ……」 ニヤニヤしながらライトが私の落としたタオルを手繰り寄せてる。な、何する気? 「ラ、ライトどうしちゃったの? なんか怖いよぉ?」 「心配すんなって。体、拭いてやるだけだからよ」 タオルが体に当てられて、ライトが拭くのを始めてきた。 「そんなの自分で出来るから降りてよぉ」 「おっと、今降りちまったらレン、逃げちまうだろ? だからダーメ。大人しくしててくれよ」 結局降りてくれないよ……。今のライト、いつもと別人みたいで怖いよ……。 でも、タオル越しに拭いてくれてる前脚の力は優しい。撫でるみたいに拭くからくすぐったいよぉ。 左腕から順に脇、足と拭いていってくれる。終わったら今度は右。それも足まで拭き終わっちゃった。 「さて、ちょーっとビックリするかもしれんが、我慢な?」 今度は私の胸にライトの前脚が近付いてくる。そ、そこは! 「イヤ! 駄目だよ! 今日のライト変だよ!」 「かもなぁ……でも……」 何か言いかけたまま私の胸にライトの前脚が置かれた。(もちろんタオル越しに) そのまま別の場所と同じように撫でる動きが始まる。でもそこは胸。他の所より遥かに敏感だよ! 「あ……ふあ……んん……」 「ふふふ……まだ駄目なんて言えるか? 言われても止めないけどな」 ライトが耳元で囁くようにそう伝えてくる。 胸が撫でられる度に体中から力が抜けてくみたい……。起き上がりたいのに、力が出ないよぉ……。 「ありゃりゃ? 耳から力が抜けちまったか? 垂れてるのも可愛いねぇ」 「か……可愛いって……言ってくれたのぉ……?」 「あぁ……レンは可愛いよ。すごくな」 う、嬉しい。だって、好きな人……じゃなくてサンダースだけど、とにかく自分が好きな相手から可愛いって言われて嬉しくないわけないじゃない。 それに、さっきから胸を撫でられてると段々気持ち良くなってきて頭がぽーっとしてきたよ。もう、何されてもいいかも……。 「レンは可愛いから、もっと可愛くなってもらうかな」 「はぇ? 何するのぉ?」 胸を撫でるのを止めないで、今度は私の頭の房を甘噛み。それって、波導を調べたりするのに大事な物だからそんなことされると……。 「ひゃあん! それ、噛んじゃ、やぁぁん!」 「いいねぇ。そう、その可愛い声を聞きたかったんだよ。もっと、もっとな」 噛んだり、舐めたり。ライトの口が動く度に自分の普段は出さないような声を自分で聞く事になる。 胸への動きも早くなってるし、私、おかしくなっちゃいそうだよぉ。でも止めないでほしいよぉ。 「……もう我慢できねぇ! 直に触っていいよな!」 何も言わないで頷く。もっと気持ちよくなりたいから……。 タオルが取り去られて、直にライトが私の胸に触れてくる。こんな事、玄関先でやっちゃってるんだよね。もう恥ずかしいとは思えないけど。 「毛に包まれてるけど柔らかい……こりゃ気持ち良い触り心地だ」 ライトの言葉は耳に届いてるけど、ただライトの前脚の動きに合わせて喘ぐので精一杯だよぉ。気持ち良い、気持ち良いよぉ。 「レンは最高だ! やっぱり、好きになってよかった」 「ふぁ、ライトぉ……私の事、好きなのぉ?」 「あぁ、大好きだ! じゃなかったらこんな事しねぇさ」 顔が火が付いたみたいに熱くなる。嬉しすぎて抑えられないよ。 両想いだったんだ。ライトも私の事、好きでいてくれてたんだ! ルカリオとサンダース……そんなのもう、関係無いよね! 「私もぉ、ライトの事大好き! 愛してる!」 そのままライトの顔を自分の方へ引き寄せて……。 「んっ……」 「キスか……いいぜ。そのままでいてくれよ?」 ライトの唇が私の唇に触れてる。でもそれだけじゃ終わらないよね。 ライトの口の中へ舌を入れよう。嫌な顔なんてしないよね。 うん、ライトの舌も入ってきたよ。舌と舌が絡まりあって、私達繋がってるんだよね。 おまけにライトったら、胸弄るのも止めないんだもん。気持ち良くて体がフワフワしてる感じ~。 「ふぅっ……む……はむ……」 もっとしてたいんだけど、息が続かないや。一回放さなきゃなぁ。 私が舌を戻すと、ライトも戻してくれたよ。うわぁ、涎で口の中が変な感じだよぉ。でもライトのだから嫌じゃないけど。 ライト凄いなぁ。私はちょっと息苦しいのにライトは平然としてる。苦しくなかったのかな? 「はぁっ、ふぅ……ライト苦しくなかったのぉ? 私、ドキドキしてクラクラしてきたよぉ」 「ぜ~んぜん。もっと繋がってたかったくらいだぜ」 「も、もぉ~恥ずかしいよぉ」 「くくくくくっ、顔赤くしてんのも可愛いぜ。レン」 「むぅ~」 今のライトちょっと意地悪。でも、普段のライトも良いけど、こういうのも……有りかも……。 キスした所為であ、あの……あそこがジンジンしてきてる……。 ライトに見えないようにしたいけど体が言う事聞いてくれない。あっつくて変な感じぃ……。 「じゃあ……そろそろこっちを……」 こっちは向いたままだけどライトの左の前脚が、わ、私の秘所に……。 「あ、う、そんなとこ触っちゃ……駄目だよぅ……」 「そうか? ふふっ、レンも厭らしいじゃねぇか。キスとか胸弄られただけでこんなだぜ? これで駄目って言われても説得力無いな」 後ろに回ってた前脚が私の目の前に今ある。私の秘所から出てるので濡れてる。はぅぅ、恥ずかしい。 濡れた自分の前脚を私に見せびらかすようにしてライトが舐めてる……。 「へぇ、レンはこんな味なのか。悪くない」 「そんなの汚いよぉ……。舐めないでぇ」 「汚い? そんなら、綺麗にしないとな」 クルッとライトが後ろを向いちゃった。綺麗にするって? ま、まさか!? 此処からじゃよく見えないけどライトが屈んでいく。ちょっと待って! これって、そういう事!? 「それじゃあ……頂こうか」 「いやっ、だm、うああぁぁあ! あ! にゃああぁああぁあ!」 ペチャペチャ音立てながらライトが私の秘所を舐めてるぅ! そんなことしたらぁ! 舌が割れ目に触れるたびに体が痺れるみたいに痙攣しちゃうよぉ! 「なんだ? 綺麗にしようとしてるのにドンドン溢れてくるじゃないか? これじゃ、まだまだ続けないとな」 「いっ! はくぅっ! や、め……」 「ん~? 止めてほしいのか?」 ライトが舌を離して私に聞いてきてる。すぐに答えなきゃ……。 「止めないでぇ……もっと気持ち良くしてよぉ」 私の中の大事な物はもう壊れかけてるみたい。気持ち良くなりたい。それしか考えられない。 「気持ち良くなりたいか……喜んでしてやるけど、俺も……」 ライトが少し腰を上げる。そこに視線を下げたら、胸の下辺りにライトの大きくなったのがあった。そっか、私ばっかり気持ち良くなったら不公平だよね。 両手でライトの腰を持ち上げて、私の目の前にそれを持ってくる。そして、刺激を待ち侘びてる様だから早速舐め始めよう。 「ぅんん! そうだ、良い感じだぜレン!」 喜んでくれてるみたいだよ。それならもっと続けなきゃね。 改めて見ると……って、始めて見るんだけどね? 何で普段分からないのか分かったよ。 体の毛と同じ黄色の毛で包まれてるんだねぇ。これなら良く見ないと分かんないや。 それも今は包んでる毛からはっきりとピンク色の物が出てきてる。さっき舐めて分かったけど、凄く熱いの。 「な、なぁレン? 見てるだけじゃ俺は満足出来ないんだが?」 そうだった。もっとライトに満足してもらわなくちゃ。 舌を這わせるってこんな感じかな。万遍なく隙間が無いように舐めていってみよう。 舐める動きに合わせてヒクヒクしてる。これは気持ち良いって事で良いんだよね。 舐めてるとなんか私も……凄くドキドキする……もっと、欲しいよぉ。 思い切って一気に口で咥えて、そのまま口の中で舐めるのを再開する。 「あっ、ああっ、くっ……」 堪える様な声がライトの口から漏れてる。ライト可愛い……。 私ももっと声、聞きたいなぁ。今のままじゃライト我慢しちゃうみたいだねぇ。 それじゃ……こうしたらどうかな? 「うがぁ!? レン! か、むなぁ!」 「ふぃこえふぁいほ~ん」 上手く喋れないや。口いっぱいにライトのが入ってるもんね。 でも、噛むのはやっぱり正解だね♪ 噛むなって言ってるのに気持ち良さそうにピクピクしてるもん。 傷を付けないように軽く歯を立てながら舐めるのを続ける。さっきの私と同じようにライトも声を出して喘ぎ始めた。ふふっ、可愛いなぁ。 あれ? なんだろう? ライトから、しょっぱいような感じのするねとっとした液が出てきてる。美味しくはないけど、吐き出したいような物じゃないや。 舐めても舐めても出てくるよ。気持ち良くなると出てくるのかな? 舐めてたら何だか美味しいような気がしてきたなぁ。 「あっ……ああっ!? ……レ……くち、は……なああぁぁぁあぁあぁあ!」 「んぶぅっ!? ん……ぐ……」 咥えてたライトのから勢い良く何か出てきたぁ!? いきなり過ぎてく、苦しい。 さっきまで出てたのよりもっとねばっとしてて、今度のは苦いな。さっきまでので慣れちゃったから飲み込めるけど。 あ、ライトがぐったりしちゃった。大丈夫かな? これから私が気持ち良くしてもらいたいのにぃ。 口の中ぐちゃぐちゃだなぁ。そろそろ咥えるの止めよっと。 うん? お腹に乗ってたライトが降りちゃった。こっち向いてどうしたんだろ? 「す……まねぇ、レン。口ん中に、精液、出しちまった……」 「へぇ~、これがそうなんだぁ。これを……ここに貰ったらタマゴ出来るんだよねぇ」 耳垂らしたライト本当に可愛いなぁ。そんなに申し訳無さそうにしなくていいのに。 そんなライトに私は秘所を拡げて見せるようにしてみたよ。これで伝わるかな? 自分で拡げるって恥ずかしい。でも、見てるのがライトだからかな? 恥ずかしいより……。 もっと見てほしい。私の、全部。見られてるだけでトロトロになっちゃってるのも、全部。 「レン……俺……」 「なんにも言わないで……もっと私に頂戴、ね? 今度はこっちに」 コクリと頷いて私に覆い被さろうとするライト。でもこのままじゃ胸の棘が邪魔になっちゃう。 「ちょっと待って、こっちからでも良いよね?」 四つん這いになってライトに聞いてみたよ。これならなんにも邪魔にならないから。 ライトの体が私に重なってくるよ。もうすぐ、一つになれるんだよね。 あ……私の割れ目に温かいのが触れた。それだけでビクッとしちゃう。 「いくぜ、レン」 「いいよ、ライト」 グニグニって、私の秘所を拡げながらライトが私の中に入ってくる……。あっつい。中が焼かれてるみたいだよ。でもそれが気持ち良いよぉ。 あれ? なんか、お腹の中でライトのが何かにぶつかった? なんだろぉ? 「閊えたな。これが純潔の証って奴か」 「純……潔?」 「レンがちゃ~んと初めてだっていう証拠さ。俺が、破って良いんだよな」 「そうなんだ。……うん。私の初めて、ライトが貰って」 実は知ってたよ。えっと、処女膜だっけ? そういうのがあるって。実際がどんなかは知らなかったけど。 うくっ、ぐいぐい力が掛かると痛い。でも我慢。ちゃんとライトと一緒になるためだもん。 その内にお腹で風船が割れるような感じがした。っと思ったら全身がビリビリするくらい痛いよぉ! こんなに痛いなんて思わなかったよぉ! 痛くて震えてる私のお腹をそっと撫でてくれてる。撫でてもらうとちょっと安心して力が抜けてく。あ、痛いのも和らいだ……かも? 撫でながらも、ずぶずぶってライトのが私の奥に入ってくるぅ。痛くてまだ声が出ないよぉ~。ライト止めて~。 「よっと、これで全部入ったぜ。すまないとは思ったが、中途半端だとしんどいからな」 「くっ、はぁ……はぁ……痛いのに入って来るんだもん、辛かったぁ」 「わりぃわりぃ。……あぁ、レンの中、俺のを包んでくれてあったけぇ」 「ふぁぁ、ライトのが中で震えてる……。あっつくて、おっきいのが」 動かないのはライトが私を気遣ってくれてるからだね。こんな時でもライトはとっても優しいんだよね。 痛いのも割と長くなくてよかった。ずっと撫でてくれてたお陰かな。 ライトと、一つになってる。ライトの鼓動が伝わってくる。凄く……嬉しいよぉ……。 「さぁ、レンを気持ち良くさせますか。動くぜ?」 「うん。お願いね」 奥まで入ってたライトのがゆっくり引き抜かれてく。そして、入口辺りでUターンしてまた奥へ。その動きが続けられ始めたよ。 最初は中で何かが動いてるのが変な感じだったけど、段々中の壁が擦られるのが気持ち良くなってきて、また頭がぽ~っとしてきたぁ。 「動く度に、締め上げられて、ヤバイ気持ち良い……」 「ン……気持ち良いよぉ~。ライトぉ~、もっと早くしてぇ」 「くっ、んっ、レンはエッチだなぁ。そんな事頼んじまうのかよ?」 「だぁってぇ~、気持ち良くしてくれるんでしょぉ~? 私、まだまだ足りないよぉ~」 肩越しに見えるライトも気持ち良さそうな顔してるんだからエッチだよね。私だけがそうな訳じゃないでしょ。 奥まで突かれる度に凄く気持ち良い。駄目、我慢なんて出来ないよぉ。もっと激しくしてほしい。もう……おかしくなっても構わないからぁ。 催促するように尻尾でライトのお腹を撫でる。勝手に尻尾が振られてるのが本当だけど。 「じゃあ……壊れたって、止めれなくなるからなっ!」 「あっ! はぐぅっ! ひゃ、ああああぁぁぁあああん!」 うあああ! 出入りが早くなったらぁ! ライトが色んな所にぶつかりながら入ってくるから、あっ、あぁ! 気持ち良過ぎて、上手く、考えられないよぉ! 「はっ、はっ、レンの、締め付け、強くなって、ちぎられちまいそうだ!」 「うっ、ああっ! 私、おかしくなっちゃうよぉぉぉおおぉぉ!」 涎と涙が勝手に流れてくるぅ! 頭が真っ白になっちゃうぅ! お腹、ぐちゃぐちゃに掻き混ぜられるのが気持ち良いのぉ! もう、もうっ! 「限っ界だ! また、出る……!」 「そのまま来てぇぇぇ! お腹の中、ライトでいっぱいにしてええぇぇええぇぇえ!」 「出すぞっ! レン! あああああああぁぁぁぁぁ!」 「ライトぉ! ライトおおおおぉぉぉぉおぉぉ!」 熱いドロドロが流れ込んでくる。凄くいっぱい出てるから、子供、出来るかな。 私は、壊れちゃった。もうライトの事しか考えられない。ライトとこうしていられたら、もう他は何にも望まない。 頭の中からっぽ。真っ白になっちゃった。 目の前も白く……。 ただ、真っ白に――――― ---- 後書き(ブレイクタイム的な) 「ふあっ! あ、あれ? ここは……」 私の……部屋? えっ? どうして? 隣ではもう一つのベッドでエーフィに進化したリィちゃんが寝てる。間違いなく私の部屋だね。 と、いう事は。 「今のは全部……夢?」 我ながら脅威の想像力だよ。まさかあんな夢見るなんて。 時間は……え~っと、12時。朝0時か。 変な時間に起きちゃったなぁ。どうしよう……。 う~ん……、ん? 足と足の間に違和感が……まさか!? 「うわぁ……濡れちゃってる……」 体の上に掛かっていた布団を捲り上げたら、自分の秘所が濡れてた。夢の所為、だね。 毛があるからシーツの方へそんなに染みが出来てないのが唯一の救いかなぁ。 なんにしても洗わなきゃ。シーツも、自分もね。 「シャワー浴びよ……」 よし、ベットのシーツを持って、リィちゃんを起こさないようにそっと部屋から出よう。 ここは家の二階。家の他の皆の部屋も二階にあるから、一階には今誰も居ない。こんな時間だもんね。 そういえば、部屋の窓から外見たら雨が降ってたよ。夢の中の雨はこの所為だね。 物音を立てないように慎重に廊下を歩く。階段に一番近い部屋だからそれほど気を遣わなくてもいいんだけどね。 きしっ、きしっ、ってフローリングは鳴っちゃうけど何とか一階到着~。見えるのはリビングへの扉と洗面所への扉。今用があるのは洗面所の方。洗面所に洗濯機があるし、その先がお風呂だから。 その前に足が止まっちゃった。ここから見えるものがもう一つ。そこは……玄関。 「夢の中では此処でライトと……」 夢が頭に焼き付いて離れないよぉ。考えちゃダメって思ってるのに、勝手にライトと自分が重なってるところが頭の中に流れちゃう。 また、あそこが湿ってきてるのが自分で分かっちゃうから嫌だなぁ。私って、こんなにエッチだったっけ? 昼間にリィちゃんとライトが抱き合ってるの見ちゃった所為、かなぁ? とにかく、足を伝って床に落ちちゃった液をシーツで拭いて、と。これ以上汚す前に早くシャワー浴びなきゃ。 洗面所の扉を開けて中へ。まずは、シーツを他の洗濯物の中へ隠して……。 隠さなくても洗濯するのは私なんだけどさ。まぁいいや。後は自分を綺麗にしないと。 次はお風呂。お湯は栓が抜かれてるから無いけど、シャワーなら出るんだよね。人か作った湯沸かし機って便利~。 お湯そのままだと熱いからちょっと水の方の蛇口も回して……うん、丁度良いかな。 汗もかいてたから頭から順に洗っていこっと。あんまり耳濡れるの好きじゃないんだけどね。 シャンプーを手にとって、耳と房を丁寧に洗って……、次はボディソープで体。殆ど全身毛なんだからシャンプーだけでいいんだけど……気分的にね。 スポンジに馴染ませて、泡が立ったら洗い始める。 夢の中でもこんな感じでライトに撫でるように……ってまた! 変なこと考えちゃ駄目だったらぁ! こんな事続いたらまともにライトの事見れなくなっちゃうよ……。私の方から襲いかねない。 そしてあそこはまた濡れてきちゃう。……ここは一度スッキリしちゃって、治まらせないと駄目だ。気になっちゃって何にも出来なくなっちゃう。 「ん、あぅ……はっ……」 自分の手が秘所を撫でてる。はう~、恥ずかしいけど、我慢出来ないよぉ。 手を動かす度にするくちゅくちゅって音が嫌だなぁ。感じちゃってるのが嫌でも分かっちゃう。 「んぁ……ライトぉ……もっとぉ……」 目を閉じてさっきの夢を思い出してる。よくよく考えるとライトがいきなりあんな事する筈無いんだけど……。 あれが私が望んでるライト、なのかなぁ? でも、私が好きなライトは……。 「くっ、あぁ……」 立ってられなくなって、両膝を床に着いちゃった。もう私の秘所はまたトロトロと液体が流れてる。愛液って言うんだよね。確か。 頭の中ではライトが私の事を思いっきり突いてるところが流れてる。夢の私が壊れたところ……。 「はぁっ……はぁっ……、あ! あぁ!」 体が大きく跳ねて、秘所から愛液が噴き出した。夢じゃなくて、本当にイッちゃった……。 こんな事今までした事無かったのに……。気持ち良さと罪悪感が混ざってなんか変。 でもスッキリはしたかな。うん、もう大丈夫、なはず。 お風呂場の中、私が厭らしい事した所為で変な匂いだなぁ。出る時に換気扇回そう。 あそこもシャワーで流して……、床も綺麗にしたし、もう出ても大丈夫かな。 シャワー浴びるだけのつもりだったけど、結構時間掛かったなぁ。余計な事してたからだけどさ。 洗面所のタオルで体拭いて……その上からドライヤー。うん! いつも通りのさらっとした毛並みに戻った♪ これでバッチリ! なのは良いんだけど、シャワー浴びちゃったから眠気も一緒にバッチリ無くなっちゃった。どうしようかなぁ。 洗面所に居ても仕方ないから出よう……。部屋に戻って、も電気点けれないからやる事無いや。 あれ? リビングの扉が少し開いてる……。来る時はぴったり閉まってたのに。 時間は、洗面所の時計では1時位。だから皆は寝てる筈……まさか、泥棒!? そんなに焦らなくても私はルカリオだった……、波導を読めばいいじゃない。それで誰か居るか居ないかは分かるし、相手が人なら負けない! よね? よし! 集中して……右手をリビングに向ける……。 波導は……一つ。あ、これ……。 波導探知、止めてもだいじょぶそう。でも、リビング入ろうか迷うな。だって、今居るの……。 「ん? 誰だい?」 話しかけられちゃった。私が分かるのは波導を見る事が出来るから納得だけど、なんで誰か居るのがそっちにも分かるのかな? しょうがないや。ここで黙って二階に上がろうとしたら怪しまれちゃうし、リビングに入ろう。 真っ暗なリビング。雨音だけが響くそこに居るのは……。 「レンか? こんな時間にどうした?」 「そっちこそどうしたのぉ? ライト」 黄色い体毛に、首周りをぐるっと白いふわふわの毛で覆われてるポケモン。家ではサンダースのライトしか居ないんだよね。 不味いなぁ。お風呂であんな事したのもライトの事考えてたからなんだよ? 本物に会っちゃうとは思ってなかったよ。 「いやな、ひっさびさにプラスの歯軋りが気になっちまってよ。それで眠れなくなっちまったわけ」 「そ、そうなんだ」 胸が高鳴ってく。二人きりだし、時間が時間だから誰も降りてこない筈。 って! 何考えてるのよ私! 落ち着かないと。たまたま、今の状況はたまたまなんだから。 「そんなところで立ってないでこっち来て座ったらどうだ? 大方、そっちも眠れなくて来たんだろ?」 「えっ、あ、うん。そうそう。雨音で目が覚めちゃって」 促された通りにライトの隣に腰掛ける。いつもはリィちゃんか他の皆が必ず居るから二人きりは本当に初めて。どうしよぉ~。 ……どうしたんだろう? ライトの横顔が寂しそうに見える。それに、リビングの電気も付けてないし……。 聞いてみても大丈夫かな? 「ねぇライト、聞いても……いいかな?」 「ん? どうしたんだよ。改まっちまって」 「えっと、今、寂しそうな感じがしたからどうしたのかなって。電気も付けてないし」 「あ~、そういう事か。ちょいと昔の事思い出してたんだよ。ここに来る前のな」 「ここに来る前……野生のポケモンだった頃?」 「いや、それよりももっと前の……昔のマスターのとこに居た時さ」 「へ!? ライトってご主人以外のトレーナーの所に居た事あるの!?」 「あぁ、ここよりずっと長く……生まれた時から居た場所が俺にもあったな、てな」 ビックリしたよ。だって、ライトはずっと野生のポケモンとして過ごしてきたんだと思ってたもん。 考えてみるとおかしいよね。イーブイが野生に居るのも聞いたこと無いし、そのイーブイが偶然雷の石なんて見つけられる? そんなのもう偶然じゃなくて奇跡だよ。 ライトの昔かぁ……。私、というか、家の皆も全くライトの事って知らないんだよね。ライト話さないし。 「ライトの昔って、どんなだったのぉ?」 「んぅ? 俺の昔? そうだなぁ……聞いて面白いような事は無いぜ?」 「え~、気になるよぉ。ライトそんな事話してくれた事無かったもん」 「言ったろ? 聞いて面白い話は無いし、話す気も無いしな」 「今話してくれたじゃない……」 「レンが心配そうにしてくれたもんだからな。口が滑っちまったぜ」 ふっと小さく笑顔になったライト。……これがライトなんだよね。誰かの心配は人一倍するのに、自分の事は後回し。 昔の事話さないのだってきっと、他の皆に自分の心配をさせない為なんじゃないかな。 きっと、リィちゃんが居るから……辛い過去があって心配されるのを自分じゃなくてリィちゃんだけにするためにさ。 これは私の勝手な想像だよ。でも、さっきの寂しそうな顔が昔の事と繋がってるんなら、きっとそうなんじゃないかな。 少し辛そうで、凄く悲しそうで……。 ……駄目だね。きっと、聞いちゃいけない事なんだよね。でも。 「……いつか話してくれる? ライトの、今まで」 「……いつか、な。本当に心配させちまったみてぇだな。すまねぇ」 「いいよぉそんなの。私が勝手に心配しただけだもん」 もう寂しそうじゃないや。よかったぁ……ライトの力になれたかな? 「さってと。そろそろ何とかして寝るかな。あ~ぁ、早く俺も部屋欲しいもんだぜ」 ソファーからひらりとライトが降りる。私も寝ないとなぁ。 「レン。ちょっとこっち来てくれよ」 「え? なぁに?」 リビングの扉の前まで進んだライトに呼ばれた。なんだろぉ?。 「少し屈んでくれ。そうそう」 言われたとおりに少しかがむ。どうしたんだろ? 「……ありがとうな」 そう言った後、私のほっぺに温かい物が触れた。え、えぇ!? 「慣れねぇ事するもんじゃねぇな。じゃ、お休み!」 ライトが走って二階へ登っていく……。私は固まってた。 私の顔の横にはライトの顔があったから、触れたのは……。 思わず自分の手をつねってみた。痛い。今私は間違いなく起きてる。 つまり、本当にライトが私に……キス、してくれた。ほっぺだったけど。 鼓動が早くなる。顔が赤くなっていってるのが見なくても分かる。 こんなんじゃ私また眠れないよぉ! ドキドキが止まんないよぉ! やっぱりライトは、今のライトがいいなぁ。夢の中のライトも捨てがたいけど。 私はライトが好き。この気持ちは誰にも負けない。それどころか、話す度に好きになっていく。 いつか、ライトの隣を歩きたいな。もちろん恋人として。 だから今は、一緒に暮らす事を幸せだって思おう。ライトを独り占めにしたら、他の皆が可哀想だもん。 朝になったらまた、笑顔で会おうね。だから今は……。 お休み。ライト。 ---- 後書き 今回の主役はルカリオのレンですね。分かってくれた方は居るでしょうか? まだ官能表現は出て来てませんが、出ますよ。ええ。 本来は小説板の方で完結してからUP予定でしたが、あんまり間が空き過ぎたので、こちらでも発進です。 まだまだ続きますよ~。 因みに時間軸的には進化に立ち会うの直後の夜ですね。嫉妬心? って書くの難しい……。 ---- コメントなんかを頂けると作成の励みになります! #pcomment