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甘やかな刻 の変更点


#author("2024-06-22T19:05:14+00:00;2024-06-22T18:24:44+00:00","","")
#author("2024-06-23T11:55:54+00:00","","")
#include(第二十回短編小説大会情報窓,notitle)
※♂×♂を匂わす描写があります


&size(25){甘やかな刻};  作: [[群々]]


 ……ああっ、うっぜえ、ほんっとうっぜえ、マジウゼえ! とっととくたばっちまえばいいのに、あのババア、ああ、舌がマジでヤバい、何食ってもオリーブの味がして、エグい病気の後遺症みたいでキモすぎる、オリーブの粘っこいエキスみたいのが、メタモンみたく俺の舌に染み付いて離れなくって、何食っても飲んでも不快感がなくならない、いつまでもオリーブの味が味覚につきまとってくるって言うの、マジ勘弁してほしい、何回うがいしたと思ってんだよ、ったくウゼえ、死にさらせよマジ、オリーヴァ姐さんのヤツ、そもそも事あるごとにオリーブ使いすぎなんだよ、そりゃ腕みたいなところから年がら年中オリーブの実を生やしてるのはわかるけど、だからといって何にでもオリーブかける必要なんかねえじゃん、フライパンに引くのはいつだってオリーブオイル、それは別にいいし、毎日食卓にオリーブの実を並べるのも1000歩譲ってわからなくもない、別に俺はオリーブ自体が嫌いってわけじゃなくて、俺がクソほど嫌いなのは、どんなものにまでいちいちオリーブを乗せたり塗ったりかけたりしないと気が済まないってことで、だってどう考えたっておかしいじゃん、焼きたてのトーストにバターの代わりにオリーブぶっかけんだぞ、しかもちょっとじゃなくてドバッと、ドロドロと緑色に濁ったオイルがベトベターがエサを取り込むみたいにトースト全体を包み込んで、サクサクとしたパンがオリーブ塗れになって、焼く前よりもふにゃっふにゃになっちまって、なんだかケンタロスが一度咀嚼したもんを吐き出したみたいな感じになっちまうんだけど、それをオリーヴァ姐さんは何食わぬ顔で俺の前に差し出してくる、それだけじゃない、今度は木製のマグカップにミルクを注いで、それだけでもう十分だってのに、そこにまでドロドロとしたオリーブのエキスをこれでもかと注ぎやがるんだ、真っ白なミルクはオリーブのせいでまるでどくどくみたいにグロい色味になって、食欲なんてすっかり失せちまう、朝食から夕食まで全部こんな調子で、オリーヴァ姐さんにかかればパスタだってピザだってステーキだってハンバーグだってドリアだって裏庭の農園で収穫した生野菜のサラダだってコーンやほうれん草のスープだって全部オリーブまみれになっちまう、それをオリーヴァ姐さんのヤツ、これは健康にとても良いことなのですよ、って言い張って、全っ然そういうことじゃねえんだけどってマジムカつくんだけど、俺が飯を全部平らげるまで食卓から解放してくれない、俺と向かい合って座りながらずっと俺のこと監視しやがるんだ、俺がムスッとして一口も食べないでいると殊更に悲しい顔してくんのキメえし、恨めしそうに俺に目くばせしてくんのもウゼえ、しっかりと朝食は取らなければ回る頭も回りませんし、いざという時に思うように動くこともできないのです、ニャローテに進化したとはいえ、まだ大人ではないのですから、とか言い聞かせてきても俺は無視、それでいつも俺とオリーヴァはけんかになる、どうして私の気持ちがわからないのですか、なんてオリーヴァは喚く、あなたのためを思ってしていることなのですよ、とか何か言ってるけどぶっちゃけワケわかんねえよ、俺のカラダの内側までオリーブまみれにして、何が俺のこと思って、だよ、そりゃあニャオハだった俺が道端に捨てられてたのをオリーヴァ姐さんが拾い上げて今まで育ててくれたってのはホントだろうけどさ、それ以外のヤツに拾われてたら、あるいは拾われてなかったとしたら、俺は違う生き方をしてたか、そもそも生きてさえいなかったかもとか考えると、頭ごなしに否定もできねえんだけど、今に対して不満があるかないかって言われたら、毎日死ぬほどオリーブを食わされること、食わなかったら怒られること以外だったら、ないと言ったらないとも言えちまうけど、それを認めるのって癪だ、ってかいっつもなんでそんな風に俺考えちまうんだろ、俺はオリーヴァ姐さんのことがムカついてムカついて無様に死んで欲しくてしゃあないからって思ってんのに、毒づいて調子づいてるつもりでも勝手に萎縮しちまってるってことに腹が立つ、まるで俺の心の中にまでオリーヴァ姐さんが忍び込んで来て、俺の考えてることにいちいち口出ししてるみたいで、ああ、ウゼえ、ほんっとウゼえ、これだったらまだクラボとかフィラとかズリとかマトマとかノワキとかをふんだんに使って激辛料理食わされてた方がマシだし、近所のニャヒートがオレん家毎日辛いもんばっか食わされてすげえうんざりしてんだよねーとか言ってたけど、俺からすればそっちの方が遥かに良くて、そりゃあそんなもんばっか食ってたら舌だってしばらくはバカになって焼けたようにヒリヒリして痛くてたまんねえだろうし、ケツの穴だってしばらく調子悪くなっちまいそうだけど、でも何かそっちの方が楽しそうじゃん、それにニャヒートのヤツ、うんざりとか言っときながら、親のガオガエンとけんかしてるワケでもなさそうだし、そういえばこのところ全身の筋肉がパンパンに張ってガタイもよくなってるとこからすりゃ、ちゃっかりおかわりなんかもしてそうだし、いいよな、むしろ自慢されてるような気さえしてくるし、それにニャヒートのヤツ、俺がいっつもいつもオリーブをオリーヴァ姐さんにしこたま食わされてるってことよく知ってて、その話聞くたびに、お前んとこも好きだよなーって笑ってんのかバカにしてんのかよくわかんないキザな顔しやがるのが腹立つんだよ、こっちはコントやってんじゃねえからマジで、にしても、ったくケツがヒリヒリしてウゼえ、毛に隠れてるから傍目からは見えないけど俺のケツは今ほんのりと赤く腫れ上がってる、オリーヴァ姐さんにしこたま「お仕置き」されちまって、腫れたところがチクリと刺されたようで気になってしゃあない、オリーヴァ姐さんめ、堪忍袋の尾がキレると突然髪のように生えた草を両腕で掻き乱した勢いで俺の頬を思いっきし引っ叩いてきてさ、その次には俺をうつ伏せに抱えてきて、ケツをぶっ叩いてくる、言うこと聞かない子はお仕置きですよってもういい年の俺に平気でそういうことをするのヤバすぎだろ、とち狂ってやがる、いつまで経ってもニャオハ扱いしやがって、けどあの腕で叩かれると想像以上に痛くって、叩かれるたびに悲鳴みたいな声を上げちまって、すげえ恥ずかしい、歯を食いしばっても、思い切り打たれるたびにどうしても口が開いて腑抜けた声を出しちまう自分を殺したくなるくらい、そのあいだオリーヴァ姐さんは慈悲深いと思ってるツラをしてて、私の腕だって痛いのですよ、とか相当月並な文句でウンザリするの通り越してマジ笑っちゃうくらいなんだけどさ、ていうか、そんなこと言いながら俺はオリーヴァ姐さんの子どもなんかじゃ全然ねえけど、ガキのお尻ペンペンするやつなんて今どきいるかよ、私の腕だって痛いのですよだってさ、そりゃ痛えに決まってんだろ、痛いって思うなら止めりゃいいのに、それが躾だと思い込んでるから救えねえ、俺がまだニャローテで、大人じゃないからって理由でオリーヴァにこんな目に遭わされるのってスゲえ不条理なのに、100回くらいケツ叩かれて、泣きそうになってる俺も俺で本当にガキっぽくて最悪なんだけど、これが朝と夜の飯のたびに起こるのは、ほんっと最悪、そんで食わなかったら殴るし、ケツをペンペンしてくるしさ、ホント最悪だよ、元はと言えば悪いのは全部オリーブ、朝から晩までオリーブ、オリーブ、オリーブ、でもワインにはよく合いますよね、だなんて酒場で働いてるウェーニバルがいかにも楽しげに言ってくんだけど、そういうことじゃねえんだよな、ワインにはよく合いますよね、だなんてまるで何も考えてねえじゃん、見た目のくせに頭ウッウなのかよ、大体それだったら何だってワインには合うだろ、ビールだってウイスキーだってウォッカだってジンだってサケだってマッコリだって何にでも合うって言えちまうじゃんか、じゃあさ、オリーヴァ姐さんだったらワインにまでとくとくとオリーブを注ぐだろうぜ、って言ったらどうするよ、俺が言いたいのはつまりそういうことなんだよ、クソっ、どうしてウェーニバルにこういう受け答えができなかったんだろ、俺はオリーヴァ姐さんの食事がイヤでイヤでたまんないのに、俺が不平不満垂れたとしても、みんな笑い話としか受け取ってくんない、まるでバリコオルが見せるドタバタ劇なんかと同じ扱いでさ、一通り笑ってそれでおしまい、ウンザリするよな、俺はめちゃくちゃ腹が立ってて、苦しくて、情けなくて、悔しいっていうと大げさかもだけど、少しだけ泣きそうにもなっちまってて、そんでもって泣きそうになってる俺自身に無性に腹が立ってて、感情がグチャグチャになってんだけど、そんなこと今まで誰もわかってくんなかったんだけどさ、ああ、ウゼえ、ほんとムシャクシャしてくるし、俺のことガキ扱いすんなっての、余計なことまで思い出しちまってほんとにやんなってくる、ついこないだも、家のテラスに飾る花を売りにやって来るフラージェスのババアとオリーヴァ姐さんが軒先で立ち話してたんだけど、たまたま家にいた俺まで一緒にいないといけない流れになってさ、話も無駄に長えし、つまんねえし、同じこと何回も繰り返すし、それじゃあ、ってようやく別れるところになってもまだ話が続いて、俺はイヤでイヤでたまんなかったんだけど、隣で愛想笑いしながら、フラージェスのババアの言うことに曖昧に頷かないといけなくて、とっととここから逃げ出してえなって思いながら話聞いてないといけなかったんだけどさ、オリーヴァ姐さんめ、調子に乗って俺に向かってなにが可笑しいのかわかんないけど微笑みながら、私、この子の成長を見守ることが何よりの喜びですのよ、って抜かしやがって思わず吹き出しそうだった、俺の成長を見守ることが何よりの喜びだってさ、ほんと最高だよな、俺のカラダの内側までオリーブで汚して、犯して、それを成長って呼ぶのってどうなんだよ、それをフラージェスのババアはまったくねえって頷きながら、ホントに愛らしい坊やだこと、だなんてああクソっ、ムカつく、ムカつく、むっちゃくちゃウゼえ、俺の周りにはこんなヤツらしかいない、こんなとこさっさとおさらばして自由になりたい、こんなとこに留まってたら、流れない水が腐ってベトベターになっちまうみたいに、俺まで頭がおかしくなっちまうかも、そんなのって絶対イヤだからずっと前からツタを自在に操れるよう練習をしてるんだけど、ちっとも思うようにいかない、しなったツタが暴発してカラダを鞭打つとヤバいくらい痛えし、それが頬だったり耳だったりするとしばらく悶絶しちまうし、ヒドい時なんか自分の伸ばしたツタでぐるぐる巻きになって身動き取れなくなって、そんなことしてると俺って所詮平凡なニャローテなんだなとか考えちゃってイライラしてくるし、それにぐるぐる巻きになったら最後、オリーヴァ姐さんに解いてもらわないとどうにもならない、それが余計にクソみてえで、オリーヴァは俺に気づくと、慈悲深いって思い込んでる笑みを浮かべて、大袈裟なため息なんかわざわざついてさ、やれやれ、仕方のない子ですね、だなんてゾッとすること吐きながら、絡まったツタを解いてくる、別にそれは感謝してやんなくもないけど、感謝しねえといけねえのは癪だけど、なんだかやらしい手つきで俺のカラダに触れながら、随分大きくなりましたねえ、だとかバカなこと呟きやがって、子を慈しんでるっていうよりは、大きくなるだけ育ててから食っちまうっていうブリムオンみたいな口ぶりみたいでゾッとする、もしかしたら本当に俺のこと食おうとしてるのかもしんないとか思う、ああ、俺、早く大人になりてえな、だけどマスカーニャになんて正直なところ進化したくはなくて、だってなんだか見た目が女々しくてイメージと違うし、マスカーニャになったら周りの見る目がなんか変わっちゃうような気がする、かわいいって言われんのはすげえイヤだし、俺としてはカッコよくありたいって俺は思うけど、まあ手先はもっと器用になりたいし、トリックフラワーだってできるようになりたい、そしたらオリーヴァのヤツと喧嘩したって勝てるようになるだろうし、みんなだって俺に一目置くようになるかもだけど、それと引き換えにマスカーニャの姿になるって考えるとためらいがあって、ウェーニバルとかガオガエンみたいな姿の方が俺のイメージには近いっつうか、けどいざ進化したら、最初は不平不満ばっかり垂れてるけど、そのうち慣れてきちゃうのかな、案外マスカーニャって姿も悪くねえなとか思い始めるのかな、でもそういうのマジでヤダ、結局は時間が全て解決するみたいな、すっげえありきたりで、だっさいし、くっだらない、世の中の大人がもっともらしく口にするインチキ、聞こえのいい言葉で取り繕って、そのくせただ現実を諦めてるだけって感じで、ああ、そんな風になるのって絶対ヤ、とにかくもうあんな家になんて帰ってやるもんか、俺はそう決めてアンタに会いに行こうと思って日の暮れた街を歩いてるワケで、日が暮れるまでには帰ってくるのですよ、ってオリーヴァ姐さんはさも当然のごとく釘を刺してきたけど、もちろんそんなもんシカト、もうテメエのとこになんか帰んねえよクソが、かげぬいできるもんならやってみろよって、別にそんなこと言いはしなかったけど、この際言って、ひとしきり大げんかしても良かったかも、まあもうそんなことバチュルのクソほどどうでもいいし、だって俺はもうアンタのとこ行くって決めたんだし、アンタが良ければずっとアンタんとこに身を寄せようって思ってんだから、だってこないだ夜会った時さ、枕元で良かったらウチに来ないか、だなんて囁かれたら来るに決まってんじゃん、俺はオリーヴァと暮らすのがイヤでしょうがなくて、それなら死んだ方がマシだなんてしょうもない劇の台本みたいなことまでは思いやしねえけど、逃げ出しせるなら当然逃げ出してえんだから、アンタと会ったのはまだ数えるほどしかないけど、悪いヤツじゃないってのはわかる、ルカリオほどじゃないけど、猫って感情に敏感だから、それに何よりアンタは俺に心から共感、寄せてくれたんだからさ、共感、ってのはおかしいかな、けど俺の話笑わずに最後まで聞いてくれたのって実を言えばアンタが初めてだったし、俺の気持ちを一から十まで理解して、とにかく共感してくれたのが俺自身でもビビり散らかすくらい嬉しくて、そんななったらアンタのこと好きにならないワケがないし、初めは金目当てで夜の街にたむろしてたとき、通りがかったアンタと街灯の下で目配せして、一言二言喋っただけで何かスゲえ予感みたいなのがしてさ、そんでいちげきひっさつ、チョロいって言われたらチョロいしバカっぽいと言えばバカっぽいし、連れのジュプトルもあの後、俺にそう言ってからかってきたけど、アイツだって俺と同じようなもんだし、おまけにニャローテの俺より顔立ちが整っててだいぶ大人びてるし、カラダも男らしく引き締まってるしさ、相手に媚び売る時の表情とかすっかり心得てるから、俺なんかに比べて言い寄ってくるヤツらなんてマメバッタの群れみたいにうじゃうじゃいるし、それでいて金さえもらえれば見境なく誰とだってヤるし、そのくせしれっと彼氏まで持ってて、その彼氏ってのがすっげえ堅物の土木作業やってるリザードで、どうやってそんな雄落としたんだよって聞いても、アイツ口角を上に吊り上げてニヤニヤと笑うだけで何も教えてくれないし、事あるごとに彼氏との話をするし、ヤった時の話も自慢するし、相方のチンポがどんだけスゲえとか、イク時の表情とか漏らす声とかがどんだけかわいいかとか、正直ちょっと痛い目に遭ってくんねえかな、変な罪着せられて牢獄にでもぶち込まれねえかな、って思わなくもないんだけど、今日アンタと会えさえすればそんなことどうでもいいや、俺が幸せだったら向こうが幸せだろうが不幸せだろうが勝手にすりゃいい、まだニャオハの面影があるとか言ってガキ扱いされてる俺のこと、アンタはちゃんと一匹の雄として見てくれてるし、そりゃさ、金持ちのガブリアスだとかそいつに囲われてるって噂のコライドンとかと比べたらそりゃあ酷かもしんないけど、顔だってカラダつきだって悪かないし、性格も落ち着いてる方だと思うし、俺の気持ちに寄り添ってくれてるし、何よりセックスが上手いし、二匹でベッドに横たわって、戯れあったり、いつ精通しただとか、初めての相手はどんなヤツだっただの、今までセックスした中でとびっきりヤバかったヤツとか、エロい話してるうちに火がついて、いきなり俺のこと抱いてきた時のアンタの顔、ほんとオスって感じがしてドキドキした、口の中全部ベロで貪られて、カラダ中隈なく撫でられてさ、フェラもねっとりしてて何だか口でされてる気が全然しなくて、思いっきり射精しちゃったんだけどアンタは何食わぬ顔で飲み干して、その口でまたヤバいくらいベロチューしてきてさ、どうにかなるかと思った、アンタは俺のケツもすげえ気に入ってて、ちょっと出張った形とか柔らかさがマホイップみたいだとかおかしなこと言って、飽きずに揉んだり、撫でたり、容赦なくペンペンしたり、シワの寄ったケツの穴がとろっとろになるまで指や舌を挿れたりしたけど、全然不愉快じゃなかったし、むしろスゲえエグいくらいヤバくて、そんなことされたらもう忘れらんなくなっちゃうじゃん、でも何よりさ、アンタのチンポが俺のお尻の中に入ってくる時が一番たまんない、最初、慎重にチンポの先っぽが俺のアナルの周りを擦ってさ、無理やり挿れると痛がるからって気を遣ってんだろうけど、その時が一番ドキドキして、早くチンポでワケわかんないくらい気持ちよくされたいんだって思ってると、ふいうちみたいに、容赦なくぶっ込んできて、俺は気が狂うほど気持ち良くなってめちゃくちゃ叫んじゃって、まともな頭じゃとても口にできないこと叫んでさ、媚びたような喘ぎ声あげながら、猫らしく感じるままにカラダを淫らにくねらせて、腰だって本能的に振っちゃったし、そんだけ俺がイカれちゃうのアンタとが初めてだった、たまんないよ、ああ、好き、好き、マジでアンタのこと好きすぎて今ヤバいんだ俺、アンタが俺のこと好きだって言ってくれるだけで、今日がどれだけクソッタレでも、オリーヴァ姐さんに死ぬほどオリーブを食わされて、お仕置きにケツを億万回叩かれたとしたって、どうでもいいやって気になる、早くアンタの部屋に着かないかな、会ったら真っ先に気が狂うほどベロチューして、それからアンタの股間を弄って気が狂うほどフェラしてやりたい、アンタのチンポ、俺の喉まで届くくらいデカくて好き、頬張ると口が裂けそうになるくらいの太さも好きだし、すぐかたくなるのも好き、蒸れてちょっと酸っぱい臭いが鼻につくのも好き、何よりアンタの股間から伸びてるってことそれ自体が好き、アンタのこと俺マジで好きだよ、どれくらいマジかっつたらメッチャ好きすぎて、俺のこの糸使って一緒にグルグル巻きになって、それで一晩とか二晩とかいたって全然平気なくらい、こういう言い方って変態っていうのかな、なんだか言ってる俺もオリーヴァ姐さんみたいにバカになっちゃってるかも、でもバカでいいじゃん、ぶっちゃけて言えば、アンタと毎日毎時間毎秒セックスしてたいし、マジで毎日朝から晩までエッチしたって絶対飽きない自信あるし、アンタにだったらいくらハメられたって平気だし、ベロチューだってジラーチが寝てから起きるだけの時間できる自信あるし、あんたに俺の全部を捧げたっていいやってなってる、理性だか感情なんだか、そんなこめんどくさいことぶっ飛ばしてアンタとエッチなことに浸ってたい、アンタのチンポが俺の口やケツにぎゅうぎゅうに詰まるのを感じながらさ、気絶するまで、いや気絶したってずっと犯してほしい、そのために後ろはいっぱいイジってきたし、それに近くの川でこっそりだけどしっかり洗ってもいる、オリーヴァ姐さんが俺とアンタとの関係を知ったら、表情は変えないだろうけどすげえショック受けるんだろうな、ふん、ざまあみろ、とか言って嘲笑ってやりてえな、もしかしたらオリーブの食い過ぎでそうなっちまったのかしんないし、とか嫌味でも言ってやって、腹を抱えて笑い転げてやりたい、そのクソッタレな姿をツタでぐるぐる巻きにしてやりたい、そして一緒にアンタとキマワリみたいな顔してケタケタ笑ってたい、だってアンタに抱かれてる時間に比べれば、オリーヴァ姐さんなんてどうなったっていいし、憤死したってちっとも悲しくなんかない、育ててもらったとはいったって、元々は余所者同士だったんだし、どうせ最後なんていつもそうだし、さよならだけが人生だ、ってそういやいっつも暇そうに頬杖ついてるアバゴーラのヤツが呟いてたの妙に記憶に残ってんなって今思ったんだけど、確かにそんなもんだよな、あの時は確か街灯で暇つぶしすんのにも退屈して、別に読書家でもなんでもないけど、街外れにある野暮ったい古本屋を冷やかしに行ったんだっけか、そういや本棚の前に大柄のセグレイブが陣取ってて、頭にハンチング帽なんてのっけてて変だったし、ただでさえ中は狭いってのに背中の巨剣がすげえ邪魔で、こんなもんチョン切っちまえよって思ったんだけど、そういえばクリムガンもいたな、ソイツもだいぶ変なヤツで同じ本を本棚から何度も取り出して、立ち読みするでもなく、あちこちから眺めてから戻すってのを繰り返してておかしかったな、本を読むヤツらってみんなそうなのかな、オリーヴァ姐さんだって本棚に置いてあるのは園芸や農業の本の他にはよくわかんないヤツのウンザリするほど長くて細けえ教えとかばっかだし、そんなもん読みてえとも思わねえし、そんなもんよりアンタのとこで見せてもらったヤベエ本とかの方がよっぽど良かったし、ルカリオとゼラオラがいろんな格好でセックスしてる写真がいっぱい載っててさ、そっちの方が世界のどっかではこういうことヤッてるヤツがいるんだなってよっぽど社会のお勉強にもなるし、けど別に今そんなことはどうでよかったし、段々考えてることがとっ散らかって自分でも何考えてんだかわかんなくなってきたし、しまいにゃそういう俺自身を客観的に見てしまってバカだな、って急に冷めた気になって恥ずかしくもなる、けど、そういうこと含めてアンタならきっと俺のことわかってくれるし、全部、何もかも聞いてくれるだろうって気がしてる、それにしてもこんな時間にいきなりアンタのとこ尋ねるなんて初めてだけど、もしアンタが部屋を空けてたらどうしよう、前もって配達員のアオガラスに速達を送らせた方が良かったかも、けど、オリーヴァの目がある中でこっそりそんなことするのって面倒だったし、まあその時はその時で、アンタが帰ってくるまでずっとドアの前で待ってるのもいいや、どっちにしたってアンタが俺を拒むはずないってわかってるし、オリーヴァ姐さん今ごろ何してんのかな、きっと俺の帰りを待ってまんじりともせず椅子に座って、テーブルの上に腕を組みながら神妙なツラしてんだろうな、そんなことしなくたっていいのにマジ迷惑、だからいつまでも俺のことガキ扱いすんじゃねえってマジで、ま、別にオリーヴァ姐さんが悲しんだところで構いやしないし、自業自得だし、そもそも何もかもウザったくてたまんねえし、けど、ああ、こんなオリーブっぽいベロでアンタと会わなきゃいけないのだけ心残り、せっかくまた会いに行くって、良かったら一緒になるって決めたのにさ、口がオリーブくせえとか最悪、けどいくら口すすいだってこの忌々しい、しみったれた味はちっとも薄れてくれやしなかったんだもん、ああ、マジウゼえ、死にさらせ、何もかも、ったく、舌にこびりついたオリーブの味覚のせいで、まるで俺のすぐ後ろにオリーヴァがいるような感じがして、背筋がイヤでも勝手にゾクゾクして、後ろを振り向く気にすらなんないのが、スゲえウザったい、そんなワケねえってわかってんのになんでなんだろ、ほんっとどこまで俺の邪魔をしてえんだよ、ああ、ウゼエ、マジウゼえ……
 ……ああっ、うっぜえ、ほんっとうっぜえ、マジウゼえ! とっととくたばっちまえばいいのに、あのババア、ああ、舌がマジでヤバい、何食ってもオリーブの味がして、エグい病気の後遺症みたいでキモすぎる、オリーブの粘っこいエキスみたいのが、メタモンみたく俺の舌に染み付いて離れなくって、何食っても飲んでも不快感がなくならない、いつまでもオリーブの味が味覚につきまとってくるって言うの、マジ勘弁してほしい、何回うがいしたと思ってんだよ、ったくウゼえ、死にさらせよマジ、オリーヴァ姐さんのヤツ、そもそも事あるごとにオリーブ使いすぎなんだよ、そりゃ腕みたいなところから年がら年中オリーブの実を生やしてるのはわかるけど、だからといって何にでもオリーブかける必要なんかねえじゃん、フライパンに引くのはいつだってオリーブオイル、それは別にいいし、毎日食卓にオリーブの実を並べるのも1000歩譲ってわからなくもない、別に俺はオリーブ自体が嫌いってわけじゃなくて、俺がクソほど嫌いなのは、どんなものにまでいちいちオリーブを乗せたり塗ったりかけたりしないと気が済まないってことで、だってどう考えたっておかしいじゃん、焼きたてのトーストにバターの代わりにオリーブぶっかけんだぞ、しかもちょっとじゃなくてドバッと、ドロドロと緑色に濁ったオイルがベトベターがエサを取り込むみたいにトースト全体を包み込んで、サクサクとしたパンがオリーブ塗れになって、焼く前よりもふにゃっふにゃになっちまって、なんだかケンタロスが一度咀嚼したもんを吐き出したみたいな感じになっちまうんだけど、それをオリーヴァ姐さんは何食わぬ顔で俺の前に差し出してくる、それだけじゃない、今度は木製のマグカップにミルクを注いで、それだけでもう十分だってのに、そこにまでドロドロとしたオリーブのエキスをこれでもかと注ぎやがるんだ、真っ白なミルクはオリーブのせいでまるでどくどくみたいにグロい色味になって、食欲なんてすっかり失せちまう、朝食から夕食まで全部こんな調子で、オリーヴァ姐さんにかかればパスタだってピザだってステーキだってハンバーグだってドリアだって裏庭の農園で収穫した生野菜のサラダだってコーンやほうれん草のスープだって全部オリーブまみれになっちまう、それをオリーヴァ姐さんのヤツ、これは健康にとても良いことなのですよ、って言い張って、全っ然そういうことじゃねえんだけどってマジムカつくんだけど、俺が飯を全部平らげるまで食卓から解放してくれない、俺と向かい合って座りながらずっと俺のこと監視しやがるんだ、俺がムスッとして一口も食べないでいると殊更に悲しい顔してくんのキメえし、恨めしそうに俺に目くばせしてくんのもウゼえ、しっかりと朝食は取らなければ回る頭も回りませんし、いざという時に思うように動くこともできないのです、ニャローテに進化したとはいえ、まだ大人ではないのですから、とか言い聞かせてきても俺は無視、それでいつも俺とオリーヴァはけんかになる、どうして私の気持ちがわからないのですか、なんてオリーヴァは喚く、あなたのためを思ってしていることなのですよ、とか何か言ってるけどぶっちゃけワケわかんねえよ、俺のカラダの内側までオリーブまみれにして、何が俺のこと思って、だよ、そりゃあニャオハだった俺が道端に捨てられてたのをオリーヴァ姐さんが拾い上げて今まで育ててくれたってのはホントだろうけどさ、それ以外のヤツに拾われてたら、あるいは拾われてなかったとしたら、俺は違う生き方をしてたか、そもそも生きてさえいなかったかもとか考えると、頭ごなしに否定もできねえんだけど、今に対して不満があるかないかって言われたら、毎日死ぬほどオリーブを食わされること、食わなかったら怒られること以外だったら、ないと言ったらないとも言えちまうけど、それを認めるのって癪だ、ってかいっつもなんでそんな風に俺考えちまうんだろ、俺はオリーヴァ姐さんのことがムカついてムカついて無様に死んで欲しくてしゃあないからって思ってんのに、毒づいて調子づいてるつもりでも勝手に萎縮しちまってるってことに腹が立つ、まるで俺の心の中にまでオリーヴァ姐さんが忍び込んで来て、俺の考えてることにいちいち口出ししてるみたいで、ああ、ウゼえ、ほんっとウゼえ、これだったらまだクラボとかフィラとかズリとかマトマとかノワキとかをふんだんに使って激辛料理食わされてた方がマシだし、近所のニャヒートがオレん家毎日辛いもんばっか食わされてすげえうんざりしてんだよねーとか言ってたけど、俺からすればそっちの方が遥かに良くて、そりゃあそんなもんばっか食ってたら舌だってしばらくはバカになって焼けたようにヒリヒリして痛くてたまんねえだろうし、ケツの穴だってしばらく調子悪くなっちまいそうだけど、でも何かそっちの方が楽しそうじゃん、それにニャヒートのヤツ、うんざりとか言っときながら、親のガオガエンとけんかしてるワケでもなさそうだし、そういえばこのところ全身の筋肉がパンパンに張ってガタイもよくなってるとこからすりゃ、ちゃっかりおかわりなんかもしてそうだし、いいよな、むしろ自慢されてるような気さえしてくるし、それにニャヒートのヤツ、俺がいっつもいつもオリーブをオリーヴァ姐さんにしこたま食わされてるってことよく知ってて、その話聞くたびに、お前んとこも好きだよなーって笑ってんのかバカにしてんのかよくわかんないキザな顔しやがるのが腹立つんだよ、こっちはコントやってんじゃねえからマジで、にしても、ったくケツがヒリヒリしてウゼえ、毛に隠れてるから傍目からは見えないけど俺のケツは今ほんのりと赤く腫れ上がってる、オリーヴァ姐さんにしこたま「お仕置き」されちまって、腫れたところがチクリと刺されたようで気になってしゃあない、オリーヴァ姐さんめ、堪忍袋の尾がキレると突然髪のように生えた草を両腕で掻き乱した勢いで俺の頬を思いっきし引っ叩いてきてさ、その次には俺をうつ伏せに抱えてきて、ケツをぶっ叩いてくる、言うこと聞かない子はお仕置きですよってもういい年の俺に平気でそういうことをするのヤバすぎだろ、とち狂ってやがる、いつまで経ってもニャオハ扱いしやがって、けどあの腕で叩かれると想像以上に痛くって、叩かれるたびに悲鳴みたいな声を上げちまって、すげえ恥ずかしい、歯を食いしばっても、思い切り打たれるたびにどうしても口が開いて腑抜けた声を出しちまう自分を殺したくなるくらい、そのあいだオリーヴァ姐さんは慈悲深いと思ってるツラをしてて、私の腕だって痛いのですよ、とか相当月並な文句でウンザリするの通り越してマジ笑っちゃうくらいなんだけどさ、ていうか、そんなこと言いながら俺はオリーヴァ姐さんの子どもなんかじゃ全然ねえけど、ガキのお尻ペンペンするやつなんて今どきいるかよ、私の腕だって痛いのですよだってさ、そりゃ痛えに決まってんだろ、痛いって思うなら止めりゃいいのに、それが躾だと思い込んでるから救えねえ、俺がまだニャローテで、大人じゃないからって理由でオリーヴァにこんな目に遭わされるのってスゲえ不条理なのに、100回くらいケツ叩かれて、泣きそうになってる俺も俺で本当にガキっぽくて最悪なんだけど、これが朝と夜の飯のたびに起こるのは、ほんっと最悪、そんで食わなかったら殴るし、ケツをペンペンしてくるしさ、ホント最悪だよ、元はと言えば悪いのは全部オリーブ、朝から晩までオリーブ、オリーブ、オリーブ、でもワインにはよく合いますよね、だなんて酒場で働いてるウェーニバルがいかにも楽しげに言ってくんだけど、そういうことじゃねえんだよな、ワインにはよく合いますよね、だなんてまるで何も考えてねえじゃん、見た目のくせに頭ウッウなのかよ、大体それだったら何だってワインには合うだろ、ビールだってウイスキーだってウォッカだってジンだってサケだってマッコリだって何にでも合うって言えちまうじゃんか、じゃあさ、オリーヴァ姐さんだったらワインにまでとくとくとオリーブを注ぐだろうぜ、って言ったらどうするよ、俺が言いたいのはつまりそういうことなんだよ、クソっ、どうしてウェーニバルにこういう受け答えができなかったんだろ、俺はオリーヴァ姐さんの食事がイヤでイヤでたまんないのに、俺が不平不満垂れたとしても、みんな笑い話としか受け取ってくんない、まるでバリコオルが見せるドタバタ劇なんかと同じ扱いでさ、一通り笑ってそれでおしまい、ウンザリするよな、俺はめちゃくちゃ腹が立ってて、苦しくて、情けなくて、悔しいっていうと大げさかもだけど、少しだけ泣きそうにもなっちまってて、そんでもって泣きそうになってる俺自身に無性に腹が立ってて、感情がグチャグチャになってんだけど、そんなこと今まで誰もわかってくんなかったんだけどさ、ああ、ウゼえ、ほんとムシャクシャしてくるし、俺のことガキ扱いすんなっての、余計なことまで思い出しちまってほんとにやんなってくる、ついこないだも、家のテラスに飾る花を売りにやって来るフラージェスのババアとオリーヴァ姐さんが軒先で立ち話してたんだけど、たまたま家にいた俺まで一緒にいないといけない流れになってさ、話も無駄に長えし、つまんねえし、同じこと何回も繰り返すし、それじゃあ、ってようやく別れるところになってもまだ話が続いて、俺はイヤでイヤでたまんなかったんだけど、隣で愛想笑いしながら、フラージェスのババアの言うことに曖昧に頷かないといけなくて、とっととここから逃げ出してえなって思いながら話聞いてないといけなかったんだけどさ、オリーヴァ姐さんめ、調子に乗って俺に向かってなにが可笑しいのかわかんないけど微笑みながら、私、この子の成長を見守ることが何よりの喜びですのよ、って抜かしやがって思わず吹き出しそうだった、俺の成長を見守ることが何よりの喜びだってさ、ほんと最高だよな、俺のカラダの内側までオリーブで汚して、犯して、それを成長って呼ぶのってどうなんだよ、それをフラージェスのババアはまったくねえって頷きながら、ホントに愛らしい坊やだこと、だなんてああクソっ、ムカつく、ムカつく、むっちゃくちゃウゼえ、俺の周りにはこんなヤツらしかいない、こんなとこさっさとおさらばして自由になりたい、こんなとこに留まってたら、流れない水が腐ってベトベターになっちまうみたいに、俺まで頭がおかしくなっちまうかも、そんなのって絶対イヤだからずっと前からツタを自在に操れるよう練習をしてるんだけど、ちっとも思うようにいかない、しなったツタが暴発してカラダを鞭打つとヤバいくらい痛えし、それが頬だったり耳だったりするとしばらく悶絶しちまうし、ヒドい時なんか自分の伸ばしたツタでぐるぐる巻きになって身動き取れなくなって、そんなことしてると俺って所詮平凡なニャローテなんだなとか考えちゃってイライラしてくるし、それにぐるぐる巻きになったら最後、オリーヴァ姐さんに解いてもらわないとどうにもならない、それが余計にクソみてえで、オリーヴァは俺に気づくと、慈悲深いって思い込んでる笑みを浮かべて、大袈裟なため息なんかわざわざついてさ、やれやれ、仕方のない子ですね、だなんてゾッとすること吐きながら、絡まったツタを解いてくる、別にそれは感謝してやんなくもないけど、感謝しねえといけねえのは癪だけど、なんだかやらしい手つきで俺のカラダに触れながら、随分大きくなりましたねえ、だとかバカなこと呟きやがって、子を慈しんでるっていうよりは、大きくなるだけ育ててから食っちまうっていうブリムオンみたいな口ぶりみたいでゾッとする、もしかしたら本当に俺のこと食おうとしてるのかもしんないとか思う、ああ、俺、早く大人になりてえな、だけどマスカーニャになんて正直なところ進化したくはなくて、だってなんだか見た目が女々しくてイメージと違うし、マスカーニャになったら周りの見る目がなんか変わっちゃうような気がする、かわいいって言われんのはすげえイヤだし、俺としてはカッコよくありたいって俺は思うけど、まあ手先はもっと器用になりたいし、トリックフラワーだってできるようになりたい、そしたらオリーヴァのヤツと喧嘩したって勝てるようになるだろうし、みんなだって俺に一目置くようになるかもだけど、それと引き換えにマスカーニャの姿になるって考えるとためらいがあって、ウェーニバルとかガオガエンみたいな姿の方が俺のイメージには近いっつうか、けどいざ進化したら、最初は不平不満ばっかり垂れてるけど、そのうち慣れてきちゃうのかな、案外マスカーニャって姿も悪くねえなとか思い始めるのかな、でもそういうのマジでヤダ、結局は時間が全て解決するみたいな、すっげえありきたりで、だっさいし、くっだらない、世の中の大人がもっともらしく口にするインチキ、聞こえのいい言葉で取り繕って、そのくせただ現実を諦めてるだけって感じで、ああ、そんな風になるのって絶対ヤ、とにかくもうあんな家になんて帰ってやるもんか、俺はそう決めてアンタに会いに行こうと思って日の暮れた街を歩いてるワケで、日が暮れるまでには帰ってくるのですよ、ってオリーヴァ姐さんはさも当然のごとく釘を刺してきたけど、もちろんそんなもんシカト、もうテメエのとこになんか帰んねえよクソが、かげぬいできるもんならやってみろよって、別にそんなこと言いはしなかったけど、この際言って、ひとしきり大げんかしても良かったかも、まあもうそんなことバチュルのクソほどどうでもいいし、だって俺はもうアンタのとこ行くって決めたんだし、アンタが良ければずっとアンタんとこに身を寄せようって思ってんだから、だってこないだ夜会った時さ、枕元で良かったらウチに来ないか、だなんて囁かれたら来るに決まってんじゃん、俺はオリーヴァと暮らすのがイヤでしょうがなくて、それなら死んだ方がマシだなんてしょうもない劇の台本みたいなことまでは思いやしねえけど、逃げ出しせるなら当然逃げ出してえんだから、アンタと会ったのはまだ数えるほどしかないけど、悪いヤツじゃないってのはわかる、ルカリオほどじゃないけど、猫って感情に敏感だから、それに何よりアンタは俺に心から共感、寄せてくれたんだからさ、共感、ってのはおかしいかな、けど俺の話笑わずに最後まで聞いてくれたのって実を言えばアンタが初めてだったし、俺の気持ちを一から十まで理解して、とにかく共感してくれたのが俺自身でもビビり散らかすくらい嬉しくて、そんななったらアンタのこと好きにならないワケがないし、初めは金目当てで夜の街にたむろしてたとき、通りがかったアンタと街灯の下で目配せして、一言二言喋っただけで何かスゲえ予感みたいなのがしてさ、そんでいちげきひっさつ、チョロいって言われたらチョロいしバカっぽいと言えばバカっぽいし、連れのジュプトルもあの後、俺にそう言ってからかってきたけど、アイツだって俺と同じようなもんだし、おまけにニャローテの俺より顔立ちが整っててだいぶ大人びてるし、カラダも男らしく引き締まってるしさ、相手に媚び売る時の表情とかすっかり心得てるから、俺なんかに比べて言い寄ってくるヤツらなんてマメバッタの群れみたいにうじゃうじゃいるし、それでいて金さえもらえれば見境なく誰とだってヤるし、そのくせしれっと彼氏まで持ってて、その彼氏ってのがすっげえ堅物の土木作業やってるリザードで、どうやってそんな雄落としたんだよって聞いても、アイツ口角を上に吊り上げてニヤニヤと笑うだけで何も教えてくれないし、事あるごとに彼氏との話をするし、ヤった時の話も自慢するし、相方のチンポがどんだけスゲえとか、イク時の表情とか漏らす声とかがどんだけかわいいかとか、正直ちょっと痛い目に遭ってくんねえかな、変な罪着せられて牢獄にでもぶち込まれねえかな、って思わなくもないんだけど、今日アンタと会えさえすればそんなことどうでもいいや、俺が幸せだったら向こうが幸せだろうが不幸せだろうが勝手にすりゃいい、まだニャオハの面影があるとか言ってガキ扱いされてる俺のこと、アンタはちゃんと一匹の雄として見てくれてるし、そりゃさ、金持ちのガブリアスだとかそいつに囲われてるって噂のコライドンとかと比べたらそりゃあ酷かもしんないけど、顔だってカラダつきだって悪かないし、性格も落ち着いてる方だと思うし、俺の気持ちに寄り添ってくれてるし、何よりセックスが上手いし、二匹でベッドに横たわって、戯れあったり、いつ精通しただとか、初めての相手はどんなヤツだっただの、今までセックスした中でとびっきりヤバかったヤツとか、エロい話してるうちに火がついて、いきなり俺のこと抱いてきた時のアンタの顔、ほんとオスって感じがしてドキドキした、口の中全部ベロで貪られて、カラダ中隈なく撫でられてさ、フェラもねっとりしてて何だか口でされてる気が全然しなくて、思いっきり射精しちゃったんだけどアンタは何食わぬ顔で飲み干して、その口でまたヤバいくらいベロチューしてきてさ、どうにかなるかと思った、アンタは俺のケツもすげえ気に入ってて、ちょっと出張った形とか柔らかさがマホイップみたいだとかおかしなこと言って、飽きずに揉んだり、撫でたり、容赦なくペンペンしたり、シワの寄ったケツの穴がとろっとろになるまで指や舌を挿れたりしたけど、全然不愉快じゃなかったし、むしろスゲえエグいくらいヤバくて、そんなことされたらもう忘れらんなくなっちゃうじゃん、でも何よりさ、アンタのチンポが俺のお尻の中に入ってくる時が一番たまんない、最初、慎重にチンポの先っぽが俺のアナルの周りを擦ってさ、無理やり挿れると痛がるからって気を遣ってんだろうけど、その時が一番ドキドキして、早くチンポでワケわかんないくらい気持ちよくされたいんだって思ってると、ふいうちみたいに、容赦なくぶっ込んできて、俺は気が狂うほど気持ち良くなってめちゃくちゃ叫んじゃって、まともな頭じゃとても口にできないこと叫んでさ、媚びたような喘ぎ声あげながら、猫らしく感じるままにカラダを淫らにくねらせて、腰だって本能的に振っちゃったし、そんだけ俺がイカれちゃうのアンタとが初めてだった、たまんないよ、ああ、好き、好き、マジでアンタのこと好きすぎて今ヤバいんだ俺、アンタが俺のこと好きだって言ってくれるだけで、今日がどれだけクソッタレでも、オリーヴァ姐さんに死ぬほどオリーブを食わされて、お仕置きにケツを億万回叩かれたとしたって、どうでもいいやって気になる、早くアンタの部屋に着かないかな、会ったら真っ先に気が狂うほどベロチューして、それからアンタの股間を弄って気が狂うほどフェラしてやりたい、アンタのチンポ、俺の喉まで届くくらいデカくて好き、頬張ると口が裂けそうになるくらいの太さも好きだし、すぐかたくなるのも好き、蒸れてちょっと酸っぱい臭いが鼻につくのも好き、何よりアンタの股間から伸びてるってことそれ自体が好き、アンタのこと俺マジで好きだよ、どれくらいマジかっつたらメッチャ好きすぎて、俺のこのツタ使って一緒にグルグル巻きになって、それで一晩とか二晩とかいたって全然平気なくらい、こういう言い方って変態っていうのかな、なんだか言ってる俺もオリーヴァ姐さんみたいにバカになっちゃってるかも、でもバカでいいじゃん、ぶっちゃけて言えば、アンタと毎日毎時間毎秒セックスしてたいし、マジで毎日朝から晩までエッチしたって絶対飽きない自信あるし、アンタにだったらいくらハメられたって平気だし、ベロチューだってジラーチが寝てから起きるだけの時間できる自信あるし、あんたに俺の全部を捧げたっていいやってなってる、理性だか感情なんだか、そんなこめんどくさいことぶっ飛ばしてアンタとエッチなことに浸ってたい、アンタのチンポが俺の口やケツにぎゅうぎゅうに詰まるのを感じながらさ、気絶するまで、いや気絶したってずっと犯してほしい、そのために後ろはいっぱいイジってきたし、それに近くの川でこっそりだけどしっかり洗ってもいる、オリーヴァ姐さんが俺とアンタとの関係を知ったら、表情は変えないだろうけどすげえショック受けるんだろうな、ふん、ざまあみろ、とか言って嘲笑ってやりてえな、もしかしたらオリーブの食い過ぎでそうなっちまったのかしんないし、とか嫌味でも言ってやって、腹を抱えて笑い転げてやりたい、そのクソッタレな姿をツタでぐるぐる巻きにしてやりたい、そして一緒にアンタとキマワリみたいな顔してケタケタ笑ってたい、だってアンタに抱かれてる時間に比べれば、オリーヴァ姐さんなんてどうなったっていいし、憤死したってちっとも悲しくなんかない、育ててもらったとはいったって、元々は余所者同士だったんだし、どうせ最後なんていつもそうだし、さよならだけが人生だ、ってそういやいっつも暇そうに頬杖ついてるアバゴーラのヤツが呟いてたの妙に記憶に残ってんなって今思ったんだけど、確かにそんなもんだよな、あの時は確か街灯で暇つぶしすんのにも退屈して、別に読書家でもなんでもないけど、街外れにある野暮ったい古本屋を冷やかしに行ったんだっけか、そういや本棚の前に大柄のセグレイブが陣取ってて、頭にハンチング帽なんてのっけてて変だったし、ただでさえ中は狭いってのに背中の巨剣がすげえ邪魔で、こんなもんチョン切っちまえよって思ったんだけど、そういえばクリムガンもいたな、ソイツもだいぶ変なヤツで同じ本を本棚から何度も取り出して、立ち読みするでもなく、あちこちから眺めてから戻すってのを繰り返してておかしかったな、本を読むヤツらってみんなそうなのかな、オリーヴァ姐さんだって本棚に置いてあるのは園芸や農業の本の他にはよくわかんないヤツのウンザリするほど長くて細けえ教えとかばっかだし、そんなもん読みてえとも思わねえし、そんなもんよりアンタのとこで見せてもらったヤベエ本とかの方がよっぽど良かったし、ルカリオとゼラオラがいろんな格好でセックスしてる写真がいっぱい載っててさ、そっちの方が世界のどっかではこういうことヤッてるヤツがいるんだなってよっぽど社会のお勉強にもなるし、けど別に今そんなことはどうでよかったし、段々考えてることがとっ散らかって自分でも何考えてんだかわかんなくなってきたし、しまいにゃそういう俺自身を客観的に見てしまってバカだな、って急に冷めた気になって恥ずかしくもなる、けど、そういうこと含めてアンタならきっと俺のことわかってくれるし、全部、何もかも聞いてくれるだろうって気がしてる、それにしてもこんな時間にいきなりアンタのとこ尋ねるなんて初めてだけど、もしアンタが部屋を空けてたらどうしよう、前もって配達員のアオガラスに速達を送らせた方が良かったかも、けど、オリーヴァの目がある中でこっそりそんなことするのって面倒だったし、まあその時はその時で、アンタが帰ってくるまでずっとドアの前で待ってるのもいいや、どっちにしたってアンタが俺を拒むはずないってわかってるし、オリーヴァ姐さん今ごろ何してんのかな、きっと俺の帰りを待ってまんじりともせず椅子に座って、テーブルの上に腕を組みながら神妙なツラしてんだろうな、そんなことしなくたっていいのにマジ迷惑、だからいつまでも俺のことガキ扱いすんじゃねえってマジで、ま、別にオリーヴァ姐さんが悲しんだところで構いやしないし、自業自得だし、そもそも何もかもウザったくてたまんねえし、けど、ああ、こんなオリーブっぽいベロでアンタと会わなきゃいけないのだけ心残り、せっかくまた会いに行くって、良かったら一緒になるって決めたのにさ、口がオリーブくせえとか最悪、けどいくら口すすいだってこの忌々しい、しみったれた味はちっとも薄れてくれやしなかったんだもん、ああ、マジウゼえ、死にさらせ、何もかも、ったく、舌にこびりついたオリーブの味覚のせいで、まるで俺のすぐ後ろにオリーヴァがいるような感じがして、背筋がイヤでも勝手にゾクゾクして、後ろを振り向く気にすらなんないのが、スゲえウザったい、そんなワケねえってわかってんのになんでなんだろ、ほんっとどこまで俺の邪魔をしてえんだよ、ああ、ウゼエ、マジウゼえ……


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後書き

というわけで、どうも群々です。
大会ならばどんなものでも一読はしてもらえるという制度を悪用し、改行なし、句点なしというウェブ小説にあるまじきフォーマットで書かせてもらいました。

まず、昨年末の変態選手権の際に『オリーヴァ姐さん』と題する小説がエントリーされていて、途中でエントリーが辞退されていた、というのを覚えてる方はいらっしゃいますでしょうか。
あれは僕が投稿しようとしていたもので、本作の元ネタです。なんだかうまく書けずに頓挫していたものを、視点をニャローテくんに変えて、大会向けに短くまとめ直した直したのが本作『甘やかな刻』となります。

SV本編ではホゲータ系統を選んでた僕ですが、実はこっそりニャオハ系統もいいなあと思っており、とりわけニャローテくんの中間進化特有の青少年感。どっかで書きてえなあと温めていたんです。本当はもっとダイレクトにお仕置き……とか構想してたんですけど、他の作業の兼ね合いも考えると、自分の力量では全部書ききれないなあとも感じていたのと、試しに3000字くらいニャローテくんにくっちゃべらせた断片がわりとまとまっていたので、急遽大会用に書かせてもらいました。

1卍、文を完結させずに語りを、物語を展開させるとなると、ただ漫然に書くのではなく構成も考えて書かないといけないところが大変でした。全体を支配するモチーフとしてオリーヴァ姐さんに食わされるオリーブの感覚を散りばめさせることにしました。いくら口をすすいでも薄まらないオリーブの感覚が、大人になりたいけどなりきれない、それにオリーヴァ姐さんを憎みながらも憎みきれないニャローテ少年の不安定な心情なんかを暗示できていればなあ、と願いながら書きましたが果たしてどこまでうまく伝えられただろうか。

以下、コメント返信しながら自作語りをば

 読み易さとか全部取っ払った、突き抜けた話だったけれど、何だかんだ最後まで読んじゃったし記憶にも強く残っていたので
キャラクターの内的独白という手法を1回やってみたかったんです。このあいだヴァージニア・ウルフの『灯台へ』を読んで、それから金井美恵子の短編もいくつか読んで、とめどない文章の流れに書き継がれる身体感覚の描写に圧倒されたので、猿真似でもと手を染めてみた次第です。元ネタの素晴らしさには到底及ぶべくもないんですが!

 句点を捨てて物語すべてを一文で語りきる……言葉にすると単純で、それ単体だとただの一発芸になってしまいかねない危険なアイデア、だけどこの作品の場合は全然そんなことはなくて、それは作者さんの文章の組み立て方がうまいおかげで、読者の側に混乱がなくてするする入ってくるからってところもあるだろうし、反抗期ニャローテくんの非行とか、そんな彼が恋してる相手へのこちらが恥ずかしくなってしまうくらいの熱烈さとか、そんなニャローテを愛してるんだろうけど愛が空回りしてばかりで彼の非行を何一つ教えてもらえてすらいないオリーヴァ姐さんの悲哀とか、そういう彼らの悲喜こもごもがあえて文を切らないことによってニャローテくんの思うままに怒濤のように押し寄せてきて、気がついたらこの哀れなる登場人物たちのことが大好きになってしまっている、希有な読書体験をさせてくれたからってところもあるんだよなあって、まあ話がとっちらかったけど、何が言いたいかっていうと作者さんありがとうってことでひとつ…… 
手法からしてそもそも読んでもらえないリスクは重々承知で投稿したんですが、最後まで読み切ってくれた報告が多くホッとしてます。それでも、構成上もっと工夫できたんじゃないかって部分はそれこそ無数に出てくるんですが……。この話は徹頭徹尾ニャローテくんの内的独白で展開されているので、当然ニャローテ視点で全てが解釈されています。ゆえに、義母であるオリーヴァ姐さんとの関係や、「アンタ」の素性といったことはほとんど読み手の想像に任せるままというのも肝です。どういう風に感じ、登場人物それぞれに愛着を持ってもらえれば、とても嬉しいです。

 地味に濡れ場が抜ける
“官能”と呼ぶくらいには、濡れ場の描写って身体感覚を文章だけでどれだけ本当らしく読み手に伝えられるかどうかが大事なんだと思っています。冒頭から最後まで、ところどころにオリーブの味覚について言及しているのも、実はそうした考えと地続きで。まあ、内的独白の手法でよく取られる書き方を自分なりに真似てみた結果自然とそこも似たということなのですが! それはともかく、エロ一辺倒にしないようにしつつ、ニャローテへの劣情もあるからエロを入れるっていう倒錯をしてましたが、そこも楽しんでもらえたのは良かったですね。

 んふ~コレ小説っていうのかな~どこをどう評価したらいいのかな~でも個性の塊だし面白いからな~。好きです。とにかく全体的に好きでした。それ以外に言いようがない。
小説として受け取ってくれるかギリギリのものを書いてしまいました。
正直0票でもやむなし、といった気持ちでぶん投げましたが、この結果は予想外でした。いっつも迷い迷い小説書いてるので、今回の5票獲得はポジティブになれます……

 反抗期ネコチャーンの心内が句点もなく紡がれていましたがほとんど止まることなく読めて凄いなーと思いました
短編大会だから必ず読んでもらえる、というのを逆手に取り、参加者の皆さんには大変ご苦労をおかけしましたが、最後までするっと読んでいただけて感謝しきりです。

余談ですが、仮面をかぶってはいたものの、それとなくこっそり過去作のキャラを登場させているくだりがあります。お分かりになったでしょうか?
もしわからなければ、せっかくなのでえ、拙作のぉ、[[働くクリムガン!!]]を読んでもらえればと思います。世界観もふんわりと繋がってます。

最後に完全に個人的な話ですが、何年も別所で某ゴースト・ドラゴンのステルスポケモンにわけのわからないことを何万何十卍とクドクド……する小説を書いてきた体験は活きていると思います。へけけけ、けっ!


作品の感想やご指摘はここか[[ツイ垢 >https://twitter.com/GuenGuan]]かコメント欄へ……どうぞ

#pcomment(甘やかな刻へのコメント,10,below)


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