ポケモン小説wiki
海辺の空 前編 の変更点


byエニケス氏 





ザザーン・・・・・ 



波の音が耳に入る 
砂のいい感触が背中を通す 
暖かい日差しがとても心地よい 
ああ・・・極楽・・・ 
いつまでも寝ていたい・・・ 
「ふぁぁ・・・」 
いつ来ても飽きないなぁ・・・ 



寝返りを打った 
頬に砂の暖かい感触が・・・ 
ふと目を開ける 
薄紫の顔がこちらを向いていた 



「またココで寝てるの?」 
「なんだエミか・・・ふぁぁ・・・」 
体を起こした 
もうちょっと寝てたかったのに 
「ホントにサンは昼寝が好きなのね」 
「んん~ 今日はどうしたの?」 
「何となく来てみた♪ そしたらサンがいたって事」 
楽しそうに言うなよ 
「何でココで昼寝してるの?」 
「ココだと、何か・・・・・何でだろう? 
エミこそなんでココに?」 
「何となく・・・ココにサンがいるんじゃないかなって」 
「何だよそれ」 
「あはっ♪」 



二人で浜辺に座って話した 
「ああ~暇だな~」 
「また木の実取りに行こうか?」 
「やだよ、疲れるし・・・ 
また・・・あんな事されたら・・・」 
僕は”あの事”を思い出して顔が熱くなった 
「またやってあげようか?」 
「ふぇっ!?」 
突然のことなので変な声がでた 
「フフ、サンは面白いなぁ」 
からかわれてる・・・ 



「ところで、これな~んだ?」 
エミは一冊の雑誌を取り出して僕に見せた 
「雑誌でしょ?」 
「ふふ・・・」 
エミは雑誌をパラパラとめくって僕に見せる 
その雑誌のページを見た瞬間、顔が熱くなった 
あわてて目をそらした 
「なっ!! 何これっ!?」 
「エロ本だけど?」 
いや、普通に言われても 
「そういうことじゃなくて! 
何でこんな物持ってるの!?」 
「拾ったの 新品同様でしょ?」 
でしょ? じゃない! 
「戻してきなよ!」 
「いいじゃない、本当は見たいんでしょ?」 
「見たくない!」 
「ほらっ」 
エミが僕の目の前でページを開く 
すぐさま目を背ける 
そんなやりとりが数分続いた 



「あっ!もうこんな時間 私そろそろ帰るね」 
そういうとエミはさっさと帰ってしまった 
やっと寝られる・・・ 
「ふぁぁ・・・」 
僕は後ろにバタッと倒れこんだ 
ん? 背中のあたりに何かある・・・ 
手探りで探す 
「なっ!」 
さっきの雑誌だった 
エミ忘れていったのか!? 
何でこんな物・・・・・・ 




誰も見てないよね? 
ちょっとだけ・・・・・ 



ページを開く 
そこには大胆なポーズをとった裸の・・・・・ 



「やっぱり見てるじゃん」 
「うあぁっ!?」 
後にエミがいた 
ばっちり僕がこの雑誌を読んでいるところを見られた! 
「やっぱり興味あるんだ~」 
「ち、違う!」 
「じゃあ何で見てたの?」 
エミが笑いながら聞く 
「それは・・・・・・」 
声が小さくなっていく 
頭が熱くなった 
「え、エミが忘れたから持って行ってあげようと思って・・・・・・」 
「だったら中身見ることないんじゃない?」 
エミは僕の反応を楽しんでいるようだった 
「そ、それは・・・・・ぅぅ・・・」 



目頭が熱くなった 
「ヒック・・・・・」 
「ちょっと~泣くことないじゃない」 
「だ、だってぇ・・・・・」 
「ゴメンね、言いすぎた」 
「ぅぅ・・・ヒック・・・」 
気持ちを落ち着かせようと思ったけど無理だった 
目から涙が流れ落ちる 
下の砂に涙が染みこんだ 




「・・・・・・」 
「落ち着いた?」 
「うん・・・」 
結構落ち着いた 
泣き虫だなぁ、僕 
「さっきはゴメンね」 
「いいよ、もう」 
「お詫びに・・・」 
僕はサッと身を引いた、エミの手が僕の股へと向っていたからだ 
「何で逃げるのよ~」 
「いや、反射で」 
また”あの事”をやられるの?・・・ 
そう思うと僕のモノは意志とは関係なく大きくなっていった 
さっきの雑誌も少なからず影響したと思う 



「ほら~ ココも大きくなってるし」 
「いやっ これは・・・」 
「さっきのエロ本のせい?」 
「だからアレは違うって」 
エミがじりじりと迫ってくる 
僕は少しずつ後退する 



ドンッ 
「え?・・・」 
僕の後ろには打ち上げられた木製のボートがあった 
もう後ろには逃げられない 
つまり、追い詰められた? 
「フフフ・・・」 
エミが近づいてくる 
僕は横に逃げようとした 
ドサッ 
途端に力が入らなくなった 
「何して・・・」 
「『かなしばり』よ、逃げることないじゃない」 
「んん~~」 
力が入らない 
「嫌なの?」 
エミが目に涙を溜めて上目遣いで言う 
その顔が例えようもなく可愛い・・・ 



じゃなくて!! 
「嫌とかそういう問題じゃない!」 
「やっぱり嫌なんだ・・・」 
うつむいてしまった 
「いや、嫌じゃないよ?」 
「言ったね?」 
エミはニヤッと笑った 
「へ?」 
次の瞬間、エミは僕に抱きついてきた 
『かなしばり』はもう解けてるので逃げられる 
と思いきや、エミに抱きつかれて動けない 
僕が下でエミは僕の上に覆いかぶさってるような形になった 





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サン「コメントよろしくお願いします」 
エミ「照れなくっていいのに♪」
- 復旧と短編リンク完了しました -- [[ギコニクル]] &new{2008-08-16 (土) 16:11:19};
- サンとエミはポケモンですよね -- [[OGA]] &new{2009-02-17 (火) 23:02:45};
- サンはサンダース、エミはエーフィだったような……違ったらすいません -- [[交差点]] &new{2009-02-18 (水) 14:59:39};

#comment

IP:133.242.146.153 TIME:"2013-01-30 (水) 14:11:59" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%B5%B7%E8%BE%BA%E3%81%AE%E7%A9%BA%E3%80%80%E5%89%8D%E7%B7%A8" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)"

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