四作目、[[皆既日食]]のスピンオフ &color(Red){注意!!}; 官能予定 ---- 「おかあさーん。」 私が買い物から帰ってくると、娘が私に飛びついてきた。 「あのね、ボク、妊娠したの!!」 「昨日から何回も聞いているじゃない、そんなに嬉しかったの?」 娘は昨日、付き合っている男の子との間に子供ができ、私はそろそろ、「おばあちゃん」になる。 「もう何回も聞いているじゃない、そんなに嬉しいの?」 娘は数ヶ月前、付き合っている男の子との間に子供ができ、私はそろそろ、「おばあちゃん」になる。 「・・・ねえ、ボクこれから結婚するでしょ、だから、お母さんがお父さんと結ばれた時の話を聞かせてよ。」 「お父さんと、結ばれた時の話?」 「うん、実は結婚するって、少し不安なんだ・・・彼は優しいけれど、ボクはこれからお母さんと離れて暮らすことになるでしょ、それがちょっと不安で・・・だから、お母さんの恋の話を聞いておきたくなっちゃて・・・、 ほら、ボクそういうのに無関心で、あんまし聞かなかったでしょ、そういう話を・・・。」 娘は普段は明るいが、少し不安症な所がある、まだまだ子供ね。 「わかったわ、それじゃ、話すね。」 私は腰を下ろすと、あのときの思い出を語った・・・。 ---- ---- 「シャワーズ!!、まだあいつと交際しているのか!!」 「・・・別に、人の勝手でしょ!!」 私はあのころ、毎日のようにお父さんと喧嘩ばかりしていた。 私はあのころ、毎日のようにブースターのお父さんと喧嘩ばかりしていた。 「別に、彼に前科があるからって・・・彼は親に捨てられて、仕方なっかたんだよ!!」 「親がいるいないなんて関係ない、俺はお前の身を心配しているんだぞ!!」 昔、私の彼氏は貧しさから盗みをしてしまっていて、それが原因で私たちの交際は反対されていた。 「いいか、これから奴に近づいたら家に入れないぞ!!」 お父さんは、少しでも犯罪を犯した彼と、私が結ばれるんじゃないかって、とても心配している、気持ちはわかるけれど、私はどうしても彼と結ばれたくて、お父さんの言うことを聞く気になれなかった。 「彼はそんな人じゃない!!」 「お前はまだ現実を理解していない、今でも奴は問題ばかり起こしているじゃないか!!」 たしかに、彼はお世辞でもいい人とは言えない、でも・・・。 「だからって、お父さんが私たちの中を引き裂く理由になってない!!」 私は叫んで、家を飛び出した。 「おいっ 待ちなさい!!シャワーズ・・・。」 だんだんとお父さんの声が遠くなっていく・・・。 でも、構わない、彼と一緒にいられるなら。 私は彼氏の家に向かって走り続けた。 「はぁ・・・、はぁ・・・。」 私は彼氏の家・・・ というより、ほとんどゴミの山のような塊の中に飛び込んで行った。 「シャワーズ!?」 「はぁ・・・サンダース・・・、私・・・。」 私はそのままへたり込んだ。 「シャワーズ・・・またお前の親父と喧嘩したのか?」 「・・・うん、私は、あなたと居たいから・・・。」 サンダースは、座り込んでいる私を抱きよせ、そっと私の頭をなでる。 彼は、座り込んでいる私を抱きよせ、そっと私の頭をなでる。 「別に、僕といなくてもいいよ・・・、家族のほうが大切だろう?」 「違う。」 私は首を振って、否定する。 「家族も大切だけど、それと同じくらい、あなたを愛してるの・・・。」 しばらくサンダースはじっと私の目を見つめていたが、スッと私の頬にキスをする。 しばらく彼はじっと私の目を見つめていたが、スッと私の頬にキスをする。 「そうか・・・。」 彼は少し力を入れ、私を抱きしめ、そっと耳打ちする。 「今夜は・・・泊っていくか・・・?」 「うん・・・。」 雨漏りの穴から、月光が差し込み、私と彼を優しく照らしていた。 ---- 「・・・ぅ・・・ん。」 日の光を浴びて、粗末な作りのベッドで、私は目を覚ました。 「・・・ん、・・・起きたのか・・・シャワーズ。」 すぐ隣で、体を密着させるように眠っていたサンダースが、目を覚ました。 すぐ隣で、体を密着させるように眠っていた彼が、目を覚ました。 「今日も・・・襲ってきてくれなかったの?」 私は卑猥なことをいつも期待しているのに、彼はなかなか私を押し倒してくれない。 「だってさ、シャワーズのお父さんは反対しているじゃん、ちゃんと許可を取ってきてからにしようよ。」 ・・・こんなにサンダースはいい人なのに、なんでお父さんは反対するんだろう?過去というのは重すぎる。 ・・・こんなに彼はいい人なのに、なんでお父さんは反対するんだろう?過去というのは重すぎる。 「そろそろ、帰るか?途中まで送って行くよ。」 彼は優しく、私に語りかける。 「でも、まだお父さん怒っているだろうし、帰れないよ・・・。」 「そうか・・・。」 急にサンダースはベッドから跳ね起き、立ち上がった。 急に彼はベッドから跳ね起き、立ち上がった。 「どこか、一緒に行こうか!!」 彼に連れられて来たのは、少し町から離れたところにある高台だった。 「ここは・・・?」 「秘密の場所。」 彼は高台を登りはじめ、私もそのあとについていく。 「子供の時、よくここで遊んでいたんだ・・・だけど。」 「・・・だけど?」 「・・・お母さんたちに捨てられてから、あんまり来てないんだけどね。」 彼は笑っていたが、声はなんだか力無かった。 「ほら、ついたよ。」 彼はまず、先によじ登り、そのあと私を引き上げる。 「ここはね、今は何の変哲もないけれど、夜はとても星が綺麗に見えるんだよ。」 「へえ、夜、また来てみようかな。」 「そうだね、だけど、夜はここに居たくない。」 彼はそう静かに言うと、私の目をじっと見つめた。 「ここで初めて星を見たのは、僕が捨てられた日、僕は行く場所がなくてここに来たんだ、そのときは星がただ綺麗で、寂しさを紛らわせてくれたんだ、それからは辛いことがあるたびに、ここに来たんだ、そしたらね。」 彼は私から眼をそらして、小さくつぶやくように言った。 「ここで星を見るたびに、寂しくなってしまうんだ。」 その言葉が、私の胸を貫いたような気がした。 そこから先は、あまり覚えていない、多分、他愛のないはなしで、寂しい空気をごまかしていたんだろう。 気づくと、私と彼は眠っていたようで、空には星は出てないものの、だいぶ暗くなっていた。 私は彼を起こそうと、優しく頬を触った、そのとき・・・。 「泣いてる・・・?」 彼は眠っていたが、夢でも見ているのか、絶えず涙を流していた。 だめだよ、こんなところで泣くなんて、あなたらしくないよ・・・。 なぜか、私はこれからすべきことが心の中に浮かんだ、だけど、それが正しいことなのかわからない。 私の胸の奥が、チクリと痛んだ。 私は、彼の口にそっと、キスをした。 「んぅ・・・?」 彼が目を覚まし、驚いたように声を上げる、それでも、私は行為をやめなかった。 舌と舌を絡ませ合いながら、私は甘い口づけに夢中になっていた。 それが正しいことなのかは、わからなかったが、あえて考えないようにした。 くちゅ・・・くちゅ・・・。 いつの間にか彼も、私の舌に自分の舌を絡みつかせていた。 (気持ちいい・・・。) なぜか、胸の内から幸せが込み上げてきた、でもそれはすぐに終わってしまった。 「ぷはぁっ!!」 彼が突然、私を突き放した。 「・・・こんなこと、しちゃダメだよ・・・。」 赤面しながら行為を拒否する彼に、私はわざと、淫らにささやいてみた。 「でも・・・さっき私の舌に、吸いついてたよね・・・。」 「・・・。」 少しの間、彼は私の目を見つめていたが、すぐに目を離してしまった。 「でもさ・・・シャワーズのお父さんに、許可取ってからじゃないと・・・。」 欲望を抑えるようにして、彼はつぶやく。 「そんなの、いい!!」 私は彼の足を開く、と、綺麗な肉棒が顔をのぞかせた。 「お父さんは関係ないよ、私たち二人が同意するだけでいいのよ。」 私は肉棒を掴み、少し上下に扱く。 「ふあ・・・ああ・・・。」 彼は喘ぎ声を上げた。 私は手を止めると、彼の目をじっと見つめ、耳元でささやくように言った。 「したいん・・・でしょ?」 彼は少しの間下を向いていたが、やがてこちらを向くと、コクリとうなづいた。 「決まりね、嬉しい!!」 私はそう声を上げ、彼の肉棒にしゃぶりついた。 じゅぷ・・・れろれろ・・・。 私は音を立て、彼のモノを吸い続ける。 「・・・あぁ・・・シャワーズ・・・いいよぉ・・・。」 彼は女の子のように声を上げ、喘ぐ。 私は吸うだけでなく、舌も巧みに使って、彼に奉仕する。 「んちゅう・・・ちゅう・・・。」 彼の肉棒は私の口でどんどん大きくなり、いまにも射精しそうな感じで震えた。 「あぁぁ・・・出ちゃう・・・。」 彼が一段と大きく喘いだ、私は最後の仕上げとばかりに、彼の先端部分に集中して舐めた。 ビシュウゥゥ・・・ビュルッ・・・ビュルル・・・。 私の口内で、耐えきれなくなった彼は精液を吐き出した。 「・・・すごいよ・・・シャワーズ・・・。」 彼は余韻を楽しむかのように、私の頭をなで続けた。 私は彼の精液を、ゴクゴクと音を立てて、一通り飲みほし、肉棒から口を離した。 彼の肉棒と私の口の間に、ぬめりを帯びた橋が掛かり、音もなく崩れ去った。 「サンダース・・・いいでしょう・・・。」 「サンダース・・・きもち、いいでしょう・・・。」 私はさらに淫らに声を上げ、彼にさらなる快感を与えようとした・・・はずだった。 突然彼が、私を仰向けにして、私の秘部に指を突っ込んだ。 「ひゃうっ!!・・・サンダース・・・何を・・・?」 私は思わず甘い声を漏らしてしまった。 「僕ばっかり、気持ちいいのは不公平だから・・・今度は、僕が君に快感を与える番だ!!」 そういうと彼は、私の秘部のさらに深いところを、指でいじり始めた・・・。 そういうと彼は、私の秘部のさらに深いところを、指でいじり始めた。 「ひゃうっ・・・ああんっ!!」 私は思わず甘い声を上げた、いつの間にか、責めていたはずだったが逆に責められている。 そのまま彼は、指を動かし器用にピストン運動を始める。 「うあ・・・さんだぁすぅ・・・ひあっ、すごいいっ!!」 私は快感が激しすぎて、身をよじろうとするが、彼に優しく体を支えられ、止められてしまう。 そのまま彼は、私の膣から指を抜き、代わりにゆっくりと秘部に吸いついた。 「ひゃあああんっ・・・イイッ、これ、いいよぅ・・・にゃぁぁぁぁ!!」 私は大きく淫らな声を張り上げながら、思い切り潮を吹いた。 「・・・こんなにびしょびしょにして、いけない子だね・・・。」 彼が私を戒めるように、わざとらしくつぶやいた。 「だってぇ、サンダースがこんなにするんだもん・・・ 誰でもイッちゃうよ。」 私も負けじと淫らなことをつぶやく。 「ちがうよ、シャワーズ、こんなになるのは君だけだ、だって・・・。」 彼は私を後ろ向きにして、私の秘部に、自分の肉棒を擦りつけながら行った。 「・・・君にしか、こんないけないことできないよ・・・ 好きだから。」 そういうと、彼は私の膣内に思い切り肉棒をねじ込んだ。 「ひあぁぁっ・・・ひゃあぁんっ!!」 秘部を貫かれると同時に、今までに感じたことのない快感が、私の体に走った。 処女膜を破られると痛みを感じるらしいが、私の時はそうでもなかった。 「ひゃうっ、すご・・・あっ、いやぁぁぁぁ!!」 「淫らな口だな、もっと鳴いてもらおうか。」 そういうと彼は、後ろから私の胸をわしづかみにして、肉棒の動きをさらに激しくする。 「ひゃっ・・・きもち・・・いっ・・・にゃあぁぁぁぁっ!!」 体中が痙攣して、私の思考は完全に快感に飲まれてしまった、それは彼にも言えることで、普段のやさしい彼とは違う、性欲に飢えた淫獣と化していた。 ・・・だけど、それもなれてしまえば快楽になる。 彼は私の膣奥に肉棒を押しつけ、私の首筋を舐めながら、勢いよく射精した。 「ひゃぁぁぁ・・・いっぱい、でてるよぉ・・・んぅぅ!! いやぁぁぁぁ!」 私は膣内を汚す精液を感じながら、絶頂を迎える。 とても気持ちのいい行為は、ここで終わりを告げた・・・。 ・・・と、思っていたが。 「んふ!!サンダース、まだするのぉ!?」 一度出したあとなのに、サンダースサンダースは再びピストン運動を始める。 まさかの展開に、私は驚きを隠せなかった。 「んっ・・・しゃわぁず・・・まだ、一緒になりたいんだ・・・。」 彼は私を思い切り突きながら、耳の中に舌を入れた。 「ふぁぁぁぁっ・・・すごいよっ・・・さんだあすぅぅ!!」 耳にくすぐったさを感じ、私は艶のある声で喘ぐ。 さすがに二回目なのか、もう快楽で果てそうになる。 「うう・・・シャワーズ・・・出すよ!!」 「・・・来てぇ!!」 私はその言葉に安心して、力を抜いた、すると・・・。 続く 「いやっ・・・らめっ・・・にゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 先ほどよりも強い快感、おそらく、今日の行為で得た快感のどれよりも大きな、暖かいものが体を裂いた。 私は声を張り上げて、再び膣奥に流れる精液と、彼の喘ぎ声を聞きながら、意識を失った・・・。 ---- 「・・・シャワーズ、起きて。」 彼の声がして、私は目を覚ました、私が今まで寝ていた場所は、私の家のベッドだった。 「聞いてよ、シャワーズ、おじさんが交際をゆるしてくれたよ!!」 「・・・えっ!?」 信じられなかった、あんなに彼を嫌っていたお父さんが許してくれるなんて、絶対ない・・・。 「あのあとさ、僕が君と体を離したとき、君のお父さんが後ろに立っていて・・・ 驚いたけど、僕たちのことを認めてくれるって・・・夢みたいだよ。」 「夢なんかじゃないぞ、サンダース。」 いつの間にか、お父さんが部屋のなかに入っていた。 「・・・お父さん、本当?」 「娘のあんな姿を見させられて、認めないわけにはいかないだろう。」 「ってことは、見てたの!! エッチ!!」 見られていたなんて、全くわからなかった。 「お前が一日も戻ってこなかったから、心配して探しに行ったんだぞ!!そしたら・・・。」 お父さんは続けた。 「水面に映っていた高台に、お前たちが映っていたんだ、・・・まったく、こんな男に娘を犯されるなんて。」 「ちがうよ、私から誘ったんだから!!」 「そういう問題じゃない、そして、サンダース。」 「はいっ!!」 急に自分のことに話題がそれて驚いたのか、彼は情けない返事を上げてた。 「・・・娘のこと、幸せにできるって誓えるか!?」 「ちっ・・・誓えます!!」 その言葉を聞くと、お父さんの表情が柔らかくなった。 「そうか、ならいい・・・シャワーズ、いつまで寝ているんだ、嫁入りじたくを早く済ませろ。」 「嫁入りって、まだそんな・・・。」 いきなりいいなづけ宣告をされて、私は驚きと歓喜の声が出た。 「いいな、お前が選んだ道だぞ、もう後戻りはできないからな・・・ でも、少しは顔を出せよ。」 「・・・わかった。」 私は少し首を傾けると、ベッドから跳ね起き、大きな袋を手にとって、日用品などを入れ始めた。 「シャワーズ、本当に俺でいいのか?」 彼は私の顔を覗き込みながら問いかけた。 私は手を止めると、彼の頬に手を当て、はっきりと答えた。 「うん、好きだから、あんなことしたんじゃない!!」 そう言って、私は彼の頬にキスをした・・・。 ---- ---- 「お母さんたち、そういうことがあったんだ・・・。」 考えていた以上に大恋愛で、ボクにはお母さんがすごく偉大に見えた。 「・・・でも、あなたも高台でセックスするなんて、血は争えないね。」 「そうかなぁ?」 お母さんとボクは、同時に笑いあった。 「・・・あと、お父さんって今では普通に星空見てるけど、大丈夫になったのかなぁ?」 「うん、そのことよりも、もっと記憶に残ることを、私がしてあげたからね。」 また、お母さんとボクは笑いあった、・・・その時だった。 「うっ!!」 突然、陣痛が始まった。 「エーフィ、大丈夫か!!」 さっきまで、庭で私の嫁入りの準備をしていたブラッキーが、私の声を聞いて家の中に飛び込んできた。 「…大丈夫、それよりお父さんが帰ってきたら、元気な赤ちゃん見せてあげられるように、頑張るから…」 ボクは二人に体をさせてもらいながら、力を入れた・・・。 昼の穏やかな日差しの中で、小さな命が産声を上げたんだ・・・。 END ---- 俺は謎の新人、MrΩ・・・ ・・・と見せかけて、ただの[[春風]]です。(他人の作品のスピンオフなんて書いたらそれこそ問題ですね。) 今回は過去三作で全く出番のなかったシャワーズが主人公です。 シャワーズが主人公と決まったはいいんですが、ネタがなく悩んでたんですよ。 そして思い浮かんだのが、「皆既日食のスピンオフでいいんじゃないの?」 皆既日食にはちょっとだけシャワーズが出ていて、「これ使える!!」と思ったわけなんですね。 サンダースについても、ほとんど登場させられなかったので、彼氏役として登場させました。 今回はエロに突入させました、今回はアッチ方面に力を入れていく予定です。 ・・・じつは、今回は話が予定と大幅に変わってしまった話なんですよ。 エーフィの出産シーンなんですが、もともとはなかったシーンなんです、だけど彼女を母親にしたくなって、 無理やり入れたんですね、そのせいで色々なところと合わなくなってしまって、彼女の妊娠期間を数日間から 数ヶ月間に変更しました、すみません・・・。 ちなみに、サンダースはシャワーズの両親と今では和解した設定です。 それでは、感想、文句、誤字脱字などの報告等ありましたらコメントお願いします。 #pcomment(水面に映る高台のコメント,10,);