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――by カケル
少し長くなってしまった; アブソル視点で描かれてます。 獣姦要素が含まれていますので、ご注意下さい!
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薄暗い路地裏で、私は体…いや、心までも冷たくしてしまいそうな地面に寝ていた。
―訂正…倒れていた。
全身が酷く痛む……何故だろう…全く覚えていない。思い出そうとすれば頭が痛む。
私は死ぬのか?…死ぬだろう…
せめて、自分の生まれ故郷で死にたかった。私はゆっくりと目を瞑り、時の流れに身を任せた。
――「大変だ…アブソルが倒れてる!」
人間の声が耳に自然と入ってきた。だが、私には関係の無い事だ。
もう時期死ぬ私には……。しかし、少しだけだが興味がわいてきて、重い頭を声の方に向ける。
――「酷い傷だ……直ぐにポケセン(ポケモンセンター)に連れていこう…」
軽々と私を持ち上げる人間。抱かれている感覚が全くしなかった。何故なら、その時には意識が無くなっていたから。
私は夢を見ているのか?・・・・一時的に意識が回復し、辺りをみればその人間は私を温めるように抱きながら走っていた。
なんだこの人間は・・・・私が回復したら、どこかに売るつもりだろうか・・・・
そんなことを考えているうちに、また意識が途切れた・・・
―――気が付けば、知らない天井が目に入ってくる。
私は…助かった。
痛む体を無理矢理起してキョロキョロと辺りを見る。
―私を助けてくれたと思われる人間が、椅子に座って寝息を立てていたのが見えた。
体中汚れていた・・・そこまでして私を助けてくれたのか・・・・
「……………」
気が付けば私はベッドを降りて、人間を見ていた。…部屋は狭いのだが、見失わないように…ゆっくりと静かに…歩み寄っていった…。
――――あの出来事があって、もう二年の月日が経つ。
私を助けてくれた人間「カイト」…。あの時助けてくれた恩は今でも忘れない。
世界を知らなかった私に、カイトは色々な事を教えてくれた。色々なところに連れていってくれた…
そんな優しいご主人に、ある気持ちが芽生えてきた。
――好き――
しかし、所詮は人とポケモン……結ばれる事は無い。それでも良かった…ご主人と一緒にいられるなら…。
「ただいま~」
いつも通り、仕事から帰ってくるご主人。私は、急いで玄関に迎えに行く。
「おかえりなさい。」
少し照れながらご主人に微笑む…これが日課となっている。
「今日もお仕事ご苦労様です。」
「あぁ…ありがとうな。」
私にとって大きな手が、私の頭を包みこむ。
私は、ご主人に頭を撫でてもらうのがとても好き。撫でてもらった後は、感謝の気持ちを込めて頭を下げる。
ご主人は、いつも微笑んでくれた。この笑顔も好き……ご主人の全てが好き…。
―「あぁっ…んぁっ…ふぁぁっ…」
真夜中…私はご主人の事を思いながら、自慰にふけていた。
コシュコシュコシュコシュコシュ…
ご主人の事を思い出すだけで、割れ目に蜜が溢れ出す。独特な甘酸っぱい匂いが、鼻をつつく。
「んんっ…んぁっ…ご主人…いやっ…」
指を入れて、ピストン運動を始める。
ジュブジュブジュブジュブ…
「だめっ…ご主人っ…あぁっ……イクぅ…イッちゃうぅぅ!」
プシャアアア…
いつもより大量の潮を吹く私の股間は、まだ欲が満たされて無かった。
――我慢出来ない…
隣りで静かに寝ているご主人の上に乗る。
罪悪感が私を攻める。だが、私は気にしなかった……
―私の唇とご主人の唇を重ねる。
柔らかい感触が、全身に伝わってくる。初めてのキスの味にとろけてしまいそうだった。
舌をご主人の口内に侵入させると、ご主人が目を覚ました。
びっくりした私は急いで口を離す。
「ア…アブソル……?」
やってしまった……。酷い罪悪感が私を押し潰しそうだった。
「ご、ごめんなさい…私…その……ご主人が好きだったんです!」
咄嗟に出た言葉……それは、私が内に秘めていた思い…。前から伝えようとしていた思い…。
だが、今はその場をやり過ごす言い訳になってしまう…。
―我慢出来なかったせいで…―
ご主人は、私の事を嫌いになったと思う……いや、なった筈。私の恋は…終わりを告げた。無意識に涙が頬を伝う。
「……嬉しいな」
ご主人の口から出た言葉……私は、理解出来ずにいた。
「俺も……お前が好きだ…。」
自分から唇を合わてきた……私の気持ちに答えてくれた。私は嬉しかった。とても…とても……。
私達は……互いの愛を確かめあった…朝まで……。
忍冬の花が…私達の家に咲き誇った。
END
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こ、こめんと? I'm Happy!!!!
- 復旧と短編リンク完了しました -- [[ギコニクル]] &new{2008-08-16 (土) 16:17:53};
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IP:126.111.48.199 TIME:"2012-09-03 (月) 22:20:15" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%9C%9B%E3%82%93%E3%81%A0%E6%81%8B" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"