---- ☆注!! ・本作品には、強姦・人×ポケモンの獣姦・器具を使ったプレイなど、数々の変態要素が含まれています。 ・本作品には、強姦・人×ポケモンの獣姦・器具を使ったプレイなど、数々の変態要素が含まれています。 &color(red){大事な事なので2回言いました。}; ---- …………ぅぅぅんっ…… 鈍く響く異音を、あたしの丸めた耳が捉えた。 何だろう? と綿毛の付いた耳をピン、と高く伸ばして巡らせる。 どうやら、あたしのトレーナーであるダーリンの寝室から、その音は聞こえてくるみたいだった。 愛しいマイダーリンは、ポケモンのタマゴ交換会に出席するため大量のタマゴを抱えて飛行ポケモンと共に外出中。元よりダーリンには持ちポケ以外の家族はおらず、他のポケモン仲間も公園でデートしてたり牧場で合コンしてたり、あるいは育て屋にしけこんでたりして出払っているため、現在ダーリン宅には留守番をしていたあたしだけ、という状況。 部屋の前に行ってみると、扉が半開きになっていた。閉じられていたら鍵が掛かってなくてもあたしではノブを回せないところだったけど、これなら容易に中を伺えそうだ。 憧れの人のプライベート・ルームに勝手に入るのは気が引けるけれど、異音が発生している以上は原因を突き止めるのが留守番を任された者の務めだろう。うん。 &ruby(こうきしん){使命感};に胸を踊らせて、あたしはダーリンの匂いが充満する寝室の中を覗き込んだ。 薄暗い室内はいかにも男性の部屋らしく、衣類や雑誌類が足の踏み場もなく雑然と埋め尽くしている。 片付けてあげたい欲求に駆られたが、こういうのは下手に手を出したら却って怒られちゃうものと相場が決まっている。確実に現状よりグチャグチャになっちゃうからだあたしの場合。既に今日この時点で玄関と居間が手遅れな有様だし。これ以上失点を重ねるわけにはいかない。ぐっと堪えて、異音の調査に専念しよう。 部屋の最奥に巨体を構える、この部屋を寝室たらしめている家具。問題の異音は、その下から響いていた。 室内に踏み込み、行く手を阻む障害をピョンピョンと跳び越えて、ベッドの脇まで辿り着く。 ぶうぅぅぅぅぅぅん……と、床を伝わるノイズの源へと向けて、恐る恐る耳を差し入れてみた。 ぶるんっ! 耳を襲ったのは、電気ショックにも似た激しい衝撃。 ビックリして、咄嗟にあたしは跳び退いた。 バクバクと脈打つ心臓を押さえつつ、ジン、と震えの残る耳を確かめる。……大丈夫。傷はない。 むしろ耳に残っているのは、柔らかな羽根でくすぐられたかのような余韻だった。 予想外の感触に驚いてしまったが、差し当たって危険なものでもなさそうだ。 もう一度、ベッドの下に耳を潜らせ、ブルブルと震えながら蠢くそれを、今度はしっかりと掴み取り、引きずり出した。 窓から差し込む日差しに、異音の主が晒される。 うねうねと身を捩りながら震える、それは一本の棒だった。 全長20cm程。形状は捕り物劇で同心が持つ十手を太く短くした感じで、十手ならば柄に当たる部分の付け根から小さな分岐が前方を向いて伸びている。 柄以外の部分は表面がオレンジ色の柔軟な皮膜に被われており、分岐部分の先端にはその皮膜が飛び出て乳頭のような突起になっている。 皮膜は半透明で、棒身をくねらせるギミックの金属質な光沢や、先端の丸く膨らんだ部分の周囲を、小さな真珠色のボールが連なってグルグルと回っている様子などが透けて見える。 このカラフルで奇妙な十手が何なのか、実は容易く理解できた。 何故ならば、部屋に散らばっている雑誌の裏表紙に、この類の物について書かれた広告が掲載されていたからだ。 といって、実はあまり文字は読めないので正確に何が書いてあるのかまでは分からないけれど、ダーリンは男ひとり暮らし。居間にもこの手の雑誌はゴロゴロ転がっていたし、玄関にぶちまけられたダイレクトメールの中身にも同様の広告は入っていたのである。それだけ眼にしていれば、字ぐらい読めなくても何が書かれているかぐらい大体解る。ついでに言えば、うちの仲間たちは揃いも揃ってリア獣な奴らばっかりで、いつも明け透けな会話が飛び交っているため、あたしも耳が長いなりに耳年増になっていた。 要するに、これはオトナの玩具。 雄の代わりに突っ込んで、快感を与えるための&ruby(ディルド){張り型};。 それに振動や稼動で刺激を加えるギミックを組み込んだ、俗称〝バイブレーター〟、略してバイブと呼ばれる代物だった。 [[ジグザク魔球投手>狸吉]]の[[第三回帰ってきた変態選手権>第三回帰ってきた変態選手権のお知らせ]]参加作品 『からたち島の恋のうた・豊穣編』 ~'''暴れる玩具'''~ ☆ マイダーリンは、トレーナーとしての手腕に関して言うなら、指揮の的確さも、あたしたちに対する気配りの細やかさも、まったく何の不満もない素晴らしい人物である。 だが、男性として、人間の男として見た場合には、非常に困ったところがある、と言わざるを得なかった。 いや、散らかし癖とか、男の参考書を読み過ぎとかじゃない。その辺への文句もないとは言わないが、とりあえずそれ以上に困っている事があるのだ。 昨晩の入浴時もそうだった。彼は―――― ☆ 「やんっ!? ダ、ダーリン、くすぐったい! やめてぇっ!」 ソープをたっぷりと泡立てた手で敏感な部分をまさぐられ、あたしはダーリンの膝の上で身を捩る。 「駄目だよビーズ。お前、不器用なんだから自分では洗えないだろう? 綺麗にしてあげるから大人しくしてなさい」 後方から温かい吐息に撫でられて、抵抗虚しく懐へと引き戻された。 丸めていた耳を先端まで伸ばし、裏表共にねっとりとソープを塗りたくると、巧みな指捌きで揉み洗って行く。 顔に飛沫がかからないように丁寧に泡を流すと、今度は先端の綿毛にヘアシャンプーを付けて洗い出す。少し強めに、けど決してあたしが痛くない力加減で。 その後は耳の付け根を中心に頭全体、更に首筋から腋の下、そして両腕が泡に包まれて行く。 やがてダーリンの手は、両腋を縫って胸元に到達した。 「あっ!? ダーリン、あぁっ……」 未成熟の緩やかな丘の上で感触が軽やかなステップを踏み、頂に咲く小さな花を摘み取る。ダーリンの指がリズミカルに踊る度、あたしは奏でられる楽器のように喘ぎ声の旋律をあげていた。 コトリ、という硬い音が遠くに聞こえ、温かな飛沫の束がお腹に降り注いできた。 顔を上げると、裸の人間に膝の上に座らされたミミロルが、人間が手に持ったシャワーから迸る流水で、下腹部を覆う綿毛を濡らされていく姿が鏡の中に写し出されている。 湯が染み込んだ綿毛は濡れ細って張り付き、隠されていた地肌が透けて露わにされていった。 丸い尻尾の付け根から脚の間を割って刻まれた、一本の縦スジまでも。 そんなしどけないミミロルが、鏡の中からあたしの脚の間をじっと見つめている。 ミミロルを膝の上に乗せた人間も、同様にあたしのソコを、じっと見つめている。 ふと、熱い塊が、あたしのお尻を押し上げた。 鏡の向こうのミミロルが、僅かに身体を傾がせる。 ミミロルの下から、跳ね上がった赤黒いモノが顔を覗かせたのだ。 鎌首をもたげて獲物を狙う&ruby(アーボ){大蛇};に、それは似ていた。 鏡越しに爛々と視線を光らせている男が、あたしに向けた欲望の証に、間違いなかった。 「あぁ、ビーズ…………」 ダーリンの高ぶった吐息があたしの名を綴り、泡にまみれた両手があたしの腰に伸びた。 「やん……っ!」 はち切れそうな羞恥にもがいて拒絶するもあえなく振り払われ、十本の狂える指先が濡れた綿毛を掻き回す。 お腹が、お尻が、尻尾が、太腿が脛が足首が、たちまちの内に白く蹂躙されていく。 そして、とうとう。 「ぁあんっ!?」 内股を撫でていた、ダーリンの右手が。 尻尾を揉んでいた、ダーリンの左手が。 それぞれ付け根へと這い上がり、最奥の縦スジに毒牙を向ける。 「ぃやぁ、や、やめぇ……」 「我慢して。ここが一番綺麗にしておかなければいけない場所なんだからね。フフフ……」 などという言葉とは裏腹に、洗う動きでは有り得ぬ挙動が、縦スジの上下から交互に加えられた。 「あっ、あっ、ぁひぃっ!?」 脇から回された右手の指が、縦スジの頂点から奥へと滑り。 尻から回された左手の指が、縦スジの末端から先へとなぞる。 ただ、入り口を撫でられているだけ。それだけなのに、もう穿たれたかのような感覚が、猛烈にお腹の中を揺り動かす。 熱気に霞む鏡に眼を凝らすと、向かい合う男は右手をミミロルの尻から、左手を脇から回して股間に這わせているところで。 その右手がやにわに広がり、縦スジを左右に押し開いた。 「あっ…………」 朱に染まった花びらが、白い泡の中に艶やかに咲き、溢れかえった透明な蜜が男の右手を伝って滴り落ちる。 男はソコに左手の指を立て、親指と中指で頂点を摘まみつつ、間にある人差し指を、蜜の出所へと―――― 「ーーーーーーっ!!」 ダーリンの右手の人差し指が、先端だけあたしの中に押し込まれた。 最初の関節にも達しない、指の腹だけのごく浅い挿入。 だが、秘所を開かされた衝撃は、それだけでも凄まじ過ぎた。 両脚が張り詰め、身体が仰け反る。意識が弾ける。熱い。 「うぅ…………」 背後からの呻きと共に、お尻の下がもぞもぞと蠢く。 鏡を見やれば、男はミミロルの股間を左手で弄びながら、その下で猛り狂う自らの大蛇を、右手で絞め殺さんばかりに掴んでいた。 「ビーズ、ビーズ……はぁぁ……っ」 あたしの下で、ダーリンは左手を荒々しく揺り動かす。 あたしの脚の間では、ダーリンの右手が摘まんだ頂点を擦りつつ、埋めた人差し指をヒクヒクと律動させている。 刺激に応えるように、内壁がひとりでに縮んで指を締める。 あたしの中に、ダーリンの体積を猛烈に感じる。 「んああっ! ぁああああぁぁっ!!」 「……ぅくうっ!!」 瞬間、あたしを抱き包んだ身体が激しく戦慄き。 鏡に写ったミミロルのアヘ顔に、ソープではない白が飛んだ。 シャワーが湯気を立てて、陵辱された鏡を洗い流す。 ベトベトになっていた両手の指もしっかり綺麗にした後で、ダーリンは泡まみれのあたしを濯ぎ出した。 くたびれ切った身体を、お湯とダーリンの手が舐めるように拭っていく。 「よし、これで綺麗になった」 陶然となったあたしを抱き寄せ、火照った頬に軽く口付けて、ダーリンは、 「早く素敵なミミロップになってね、ビーズ」 と囁くのだった。 ☆ ――毎夜毎夜、あたしはこんな仕打ちに曝されていた。 こうして思い返すだけで、羞恥に涙が滲みそうになる。 つくづく思う。マイダーリンは、本当に困った人だと。 あれだけあたしを散々、その巧みな指捌きで弄んでおきながら、どうして一向に直接繋がろうとしてくれないの!? 昨夜も、今度こそは彼の雄々しい大蛇で美味しく頂いてくれると期待してたっぷり濡れちゃったのに、結局いつもの通り手淫止まり。 指だけでしっかりバッチリイかせてくれているとはいえ、体外受精の種族じゃないんだから、やっぱりあたしとしては大好きな彼の一番アツいところを自分の中でギュッと締めてイかせてあげたいのに。 それに、ダーリンがいつも最後に口癖のように言う、あのひと事。 『早く素敵なミミロップになってね』 つまるところ、『ミミロルのままじゃハメたいと思う程には魅力がない』っていうこと……? ……なんて、ついついいじけた考えに捕らわれちゃう。ダーリンに素直な心を開かなけりゃ、ミミロップに進化するなんてできないのに、意識すればする程に期待に応えられなくなっていく。酷い悪循環。 思い切って、あたしの方からお尻を差し出しておねだりするとか、ダーリンの大蛇に手を出してサービスしてあげるとかすればいいのかも知れないけど、それはできない。あたしが恥ずかしい。 何だかんだ言って最後の一線を越える勇気があたしにないから、いつまでも進化できないのだろうけど、だからこそダーリンの方から踏み込んで来て欲しいな、と日々密かに願っている今日この頃だった。 ☆ まぁ、何はともあれ。 そんな困ったダーリンのベッドの下から、あたしはバイブを見付け出してしまったのである。 散らかった床では落ち着けないので、とりあえずベッドの上にあがって、ウイウイとうねり続ける件のブツをしげしげと観察した。 男の大蛇のディテールをとことん削ったシンプルなフォルムに、クリアオレンジと真珠色のポップなカラーリング。分岐部分の突起の下には、目玉と口だけで構成されたシンプルな笑顔が描かれている。化粧箱の中に紛れていても違和感がないくらいキュートなデザインだ。広告で知識を得ていなければ、用途を察するのは難しかっただろう。実際広告にだって、包皮や血管が盛り上がっていたり、どぎつい暗色系のカラーだったりといったリアル指向のバイブもたくさん紹介されていた。でもあたしだったら、大好きなダーリンのソノモノならいざ知らず、バイブならばやっぱりこういうカワイイのをダーリンに振るって欲しいと思う。 つまりこれは明らかに、エログロが苦手な女性の趣向を意識してデザインされたバイブなのだ。自慰用にしろ前戯用にしろ、〝女の子に挿入して使う物〟なんだから、女の子の趣向に合わせたラインナップが用意されているのは当然だろう。 そう――〝女の子に挿入して使う物〟がダーリンの部屋にあった、ということは、もちろんダーリンが誰かに使う為に買ってきたって事だ。まさか自分に使う目的でこんな物を買う男なんていないだろうし……いや待てそうとは限らない。 自らのやおい穴にバイブを突き立て、分岐部の突起にデカい金の玉を撫でられて悶え喘ぐ愛しのマイダーリンというのもそれはそれで……!? ……落ち着けあたし。いくらなんでも、ダーリンがそんな特殊過ぎる性癖の持ち主なわけはない。それに、パッケージから出され、稼働可能な状態でベッドの下に隠されていたのだから、自慰目的で買った物ならもう使用済みと考えるのが自然。だけど嗅いでみても、バイブからは材質の匂いしかしない。どこかの穴に挿れた後なら、どんなに洗ったって臭いぐらい残るはず。という事はこれは未使用品なのだ。童貞君なのだ! おそらくは本来使うべき相手に出す前に、試運転だけ済ませておいた、というところだろう。となると問題なのは、ダーリンは〝誰〟に対して使うつもりでこれを買ってきたのか、だ。 ダーリンにあたし以外の彼女はいない……いないと思う。 少なくともうちの雌ポケ仲間たちとは、ダーリンはああいう関係にはなっていないはずだ。『ビーズちゃんが来てから、トレーナーさんも変なイタズラをしてこなくなった』って先輩たちも言っていたし。……っていうことは、以前はそういうことをしていたってことなんだろうけど、どっちにせよ今はもうみんな恋ポケ持ちなんだから、ダーリンがこんな物を持ち出す余地はないだろう。 なら、普通に人間の彼女がいる可能性は……?どうなんだろう。そんな気配を感じた事はないし、 仮にコソコソ付き合っている相手がいたとしても、バイブを使いたくなるような深い仲に発展していると考えるのは無理がある。 と、いう事は。 と、いう事は。 やっぱりダーリンがこれを使おうとしている相手って、あたし以外有り得ない! って事でOK!? 更に言えば、バイブを突っ込むだけでは済ますまい。ノワキの実をディルド替わりに使っている仲間に聞く限り、カップルの間で使うなら普通は前戯で使うはずだし、逆に、手を付ける前の雌にいきなりバイブでロストバージンというのも男性心理からして考え難い。 つまり……つまりこのバイブは、ダーリンがいよいよあたしの性感トンネル開通へ向けて準備を始めていた、という証拠っ!? 多分に希望的観測を含んではいるものの、これが一番スマートな結論だろう。ここまであれこれ推理に時間を費やす必要があったのかも微妙なくらい簡単な話だ。いやもうそうに違いない!! 興奮の余りベッド上にキックを猛連打し、勢いで仰向けにひっくり返ってもなお、あたしは虚空を蹴り飛ばし続けた。 うはあぁぁ、嬉しいよう楽しみだよう期待でどうにかなっちゃうよう!! 暴れても暴れても、顔面と胸と脚の間の微熱が治まらない。 『ビーズ、お前に悦んでもらおうと思って、素敵な物を用意してあるんだ』 そんな甘い声と共に、ダーリンが上気した顔を寄せてくる様子が目に浮かぶ。 『でもその前に、ね。フフフ…………』 大きな身体があたしに覆い被さり、股間の大蛇が反り返って伸びてあたしを―――― キャー!! キャー!! キャー!! キャー!! 無我夢中で転げ回っていると、突然頭に奇妙な衝撃が炸裂した。 見ればあたしを叩いたのは、延々とうねって震え続けていたバイブだった。 うぅ、ボケていたらバイブにツッコみを入れられてしまった。バイブだけに。 全く、ダーリンにも困ったもんだ……ダーリンには困ったもんだ。試運転の後で電源を切るのを忘れたまま出かけちゃうなんて。 このままにしておいたら、いざ使うって頃にはバッテリーが切れててウンともスンともいわないなんてことになっちゃう。盛り上がったところで電池交換とか始められたらムードがブチ壊しだ。 やれやれ、帰ってきたらすぐに教えてあげなきゃ……あ、でも、あたしをビックリさせるつもりでバイブを隠してたんだとしたら、あたしは知らないフリをしておいた方がいいか。 となれば、とにかくバイブを止めて、元の場所に戻しておくべきなのだけれど……。 柄の部分を上から押さえつけてみる。 震えている分岐の部分を、根元から捻ってみる。 逆さまに持って、ブラブラと振ってみる。 駄目だ。止め方が分からない。 本当に自慢にならないけれど、あたしの不器用は半端じゃないのだ。眼鏡を顔にかけたら、レンズの前で交差している棒が目に刺さって痛いので耳飾りにするしかないレベル((テンプルを開いていない。))なのである。ポケモン用に調整してあるはずの道具でさえまともに使えないのに、人間用の性玩具を操作なんてできるわけがない。 といって放っておくわけにもいかないし。どうしよう、どうしよう。 とりあえず、柄を押さえ込んでも駄目だったので、今度は棒身の方にのしかかってみた。 「……ふみゅっ!?」 あたしとベッドの間に挟まれたバイブは、止まるどころか更に激しく波打って突き上げてきた。胸やお腹などの柔らかいところが、震える連打の嵐に掻き回される。 やばっ……何か致命的なミスをやらかしたような…………!? 下方からの気色悪い感触に、あたしは慌てて身体を浮かせた。 その行動が更に事態の悪化を招いてしまった。拘束を緩められたバイブは、それこそ蛇のようにのたくって這いずり、下腹の綿毛を縫って潜り込んだのだ。 「ちょ、ちょ、待ぁ……っ!?」 待てと言ったところで、聞く耳も情け容赦も元よりなく、股間まですり抜けたバイブは大きく首を振って、激震する頭を縦スジに叩き付けてきた。 「キアアァァッ!?」 頂点を揺さぶる一撃を受けて、あたしは反射的に跳び上がった。 拍子にバイブも蹴飛ばしてしまったらしい。ポーンと宙に舞ったバイブは、枕に当たって滑り落ち、先端を上にして屹立した。 まさしく、男の大蛇が鎌首をもたげる角度で。 そして、あろうことか。 あたしの落下地点も、そこだったのである。 ものの見事に、お尻を下にして。 ズボリ、と―――――――― 「ィギャアァァァァァァッ!?」 身が引き裂かれた、かと思えた。 何が起こったのか即座には分からず、ただ苦痛から逃れようと転がってもがいて脚をバタつかせた。 だけどその度にハラワタを抉ってくる感触が膨れ上がるのを感じて、やっと自分のとんでもない状況を把握した。 バイブが脚の間に、縦スジを割って突き刺さっていた。 さっき洒落で考えた事が洒落にならなくなっちゃった。一体どうしてこうなった。 なんて嘆いている間にも、潜り込んだ頭の周囲で回転する真珠玉が、あたしを内側から掻き回す。 「ぁぐうぅぅぅぅっ!?」 何しろ、あたしの身体の半分程もある大きさのバイブなのだ。約3分の1が柄であるにしても、ダーリンの指先の腹しか受け入れた事のないあたしからすれば余りにも〝巨根〟過ぎる。そんなモノに身体の中で暴れ回られたのだ。到底堪えられる痛みではなかった。 「ぅああぁっ…………ひっ!?」 悶えているうちに、恐ろしい事に気が付いた。 バイブが、ひとりでに奥へと進んでくる。 真珠玉の回転運動がドリルの役割をして、あたしの中を掘り進もうとしているのだ。 「いっ、いやあぁぁっ!? ダメええぇっ!?」 引き抜こうとして手や耳を伸ばしたが、元々の不器用にパニックが加わって為すすべもない。 メリメリと棒身が埋まっていく。処女膜なんて跡形もなく蹴散らされてしまった。うねりと振動であたしの中がどんどん踏み荒らされる。 「ヤだあぁっ! 誰か来てぇっ! これを抜いてぇっ! ダッ……ダーリン、たぁすけてえぇぇぇぇぇぇ~っ!!」 痴態を見られる恐れもかなぐり捨てて泣き叫んだけれど、虚しく響いただけだった。 と、突然10万ボルトを浴びたような衝撃が、下半身を襲った。 「ぎゃっ!?」 見れば、バイブが奥までめり込んだ結果、分岐部分の先端があたしの頂点に触れている。 本体の振動を受けてケタケタと嘲笑う顔の先にそそり立った突起が、張り詰めて剥き出しにされた頂点を、まるで舌が獲物を愛でるように舐め回してきた。 「ぁひゃああぁぁぁぁあぁっ!!」 背筋がスパークして、脳の中が甘い痺れに包まれる。 イヤだ、イヤだよ。ダーリン以外に、こんな事故なんかで、イかされるなんて……っ!! 残された力を振り絞って、あたしはバイブの柄を足の内側で蹴った。 棒身が中で捻れて苦痛が強まったけれど、そんなのもう気にしていられなかった。バイブの動作だけでも止めないと。動作さえ止められれば……っ!! 決死の思いで蹴り続けたその時。 カチリ、と手応えを感じた。 あぁ、やった。バイブのスイッチを動かせたんだ。 頑張って悪足掻きした甲斐があっ―――― ヴィイイイイイイイイイイイイイイインッ!! バイブの振動が、凄まじい勢いで跳ね上がった。 巻き起こった爆音に、あたしの声は意識もろとも掻き消された。 最後の瞬間、何かこう、違う宇宙が見えた、気がした。 ☆ 「……ーズ、ビーズ!」 夢も現も分からない中、ダーリンの声があたしを呼んでいる。 きっと夢だ。こんな身体中を切り刻むノイズの中で、声なんて聞こえっこない…… 「しっかりしろっ! どうしてこんな事に……くそっ!!」 身体が引き伸ばされるような感触の後、ごぷり、と溢れた熱い液体と共に忌まわしいノイズが抜き取られ、すぐに途絶えた。 「目を覚ませ! 何か言ってくれ! ビーズ!!」 肩を揺さぶられ、頬を叩かれて、ようやくあたしは自分を取り戻す。 瞼を開けると、今にも泣き出しそうなダーリンの顔が、そこにあった。 「だー、りん…………」 「気が付いたか!? 良かった…………!!」 安堵の息を吐いたダーリンに額を擦り寄せられているうちに、状況がじわじわと心身に染み込んできた。 帰ってきたんだ。 あたしの失敗の数々、全部見られちゃったんだ……。 鮮明になりかけていた視界が再度ぼやけて、滴となって溢れ出す。 と、ダーリンが急に険しい表情で迫ってきた。 あぁ、怒られる。 留守番のはずが、居間と玄関を散らかし、寝室に勝手に侵入し、ベッドまで汚してしまったのだから、どんなに叱られてもしょうがない。 せめて、嫌われないといいな……。 覚悟を決めたあたしを、ダーリンの声が打ち据える。 「誰にやられた!?」 …………え? 「一体誰がこんな酷いことを!? あぁ、やっぱり防犯ブザーの使えないお前を独りで残すんじゃなかった!! ちくしょう、ちくしょう…………」 歯を震わせて激昂しながら、ダーリンは近くの本の下からウエットティッシュの箱を掘り出して、あたしの綿毛に染み込んだ愛液と破瓜の血を拭い始めた。 雑然としているように見えても、やっぱりダーリンにはどこに何があるかちゃんと分かっているんだ……とか妙なところに感心している場合じゃない。どうやら、あたしは押し入ってきた強盗か何かにレイプされた、と勘違いされているようだ。まぁ、留守中に家が荒らされていて、留守番がバイブを股座に挿れて悶絶しているのを見れば、誰だって普通にそう考えるだろう。 ウエットティッシュが舐め取った跡を、ダーリンの視線が矯めつ眇めつ這い回る。それだけでも恥ずかしくてまた気絶しそうなのに、なお悲惨な事に、ダーリンはいもしない誰かが残した冒涜の痕跡を探ってそうしているのだ。 罰だとしてもあんまり過ぎる。汚されたなどと誤解されているぐらいなら、全部本当の事を白状した方がマシだ。力を振り絞って、あたしは声を上げた。 「違……う、違うの、ダーリン…………」 「……え?」 「あたしのせいなの、あたしが失敗したの…………居間も玄関も、お片付けしようとしたら散らかっちゃって、バイブも、動いているのを見付けて止めようしたら、弾みで刺さっちゃって……ごめんなさい、ごめんなさい…………」 言っていて、ますます惨めさが募ってくる。 本当に、一体どうしてこうなった? くっつき針が引っ付いちゃっても、まともに触れないから痛くないのが特性不器用の売りなはずなのに。 暴走している道具を止められないばかりか、意図しない形で動かせちゃうだなんて、きっとあたしは自分の特性も満足に扱えない底なしの不器用なのに違いない。 「……うえぇ…………っ」 心の糸がプツリ、と切れて。 とうとうあたしは、声を上げて泣き出してしまった。 「あたしの、あたしのバージン……!大事にしてたのに……ダーリンに上げたかったのにぃ……っ!!」 例え、誰かに汚されたのではなくても、傷物になっちゃった事実は変わらない。 あたしが不器用だったばっかりに。 なんであたしなんか生まれてきたんだろう。 滂沱の涙を流して、あたしは泣きじゃくった。 「そう、か…………」 小さな呟きが、涙のベールの向こうに聞こえて。 そのベールを、ダーリンの唇が、拭い取った。 力強い腕に包まれたあたしを、温かな掌が優しく撫でてくる。 ……大変だったな。 もう、大丈夫だぞ。 俺はちゃんと、ここにいるから………… 伝わる想いに抱かれているうちに、あたしの嗚咽は止まっていった。 と、撫でていた掌が、頭から肩を通って腋を抜け、綿毛の茂みへと踏み入っていく。 「!?」 茂みを掻き分けた指は、清められて間もない谷間に降り立った。 まだバイブに穿たれた余韻が著しい傷痕をそっと撫でると、くぱぁ、と押し開く。 いつも浴室でしてくるように、人差し指の腹を入り口に宛てがうと。 刺し貫いた。 「あ……っ!?」 処女を破られてしまったせいだろう。いとも容易く、あたしはダーリンの指を受け入れていた。 男らしく硬い二つの関節が、自分の中にハッキリと感じられる。 それは自在に折れ曲がり、初めて味わう内壁の感触を確かめようとする。入り口から最奥まで、じっくりと。 ダーリンの指の動きを通じて、あたしはあたしの内側を知る。しっとりと指を包む肉襞も、半ばで緩やかに歪曲した経路も、最奥の奥、一番大切なところに繋がる道も。 肉襞と指とが絡んで擦れ合い、ぐちゅり、ぐちゅりと淫猥な音を立てた。 「あっ、あっ……ぁん、ダーリ……んぐっ!?」 切なく喘ぐあたしの唇を、ダーリンのそれが塞いだ。 前歯が打ち合う。分厚くて大きな舌が、頬袋の中を侵略する。 秘奥を探っていた手が抜き取られて、あたしを抱き寄せた。指先の濡れた感触が、肩に染み込んでくる。 長く、濃厚な口付けを離すと、ダーリンはとろりと酔いしれた表情で囁いた。 「ごめん、ビーズ。俺、もう我慢できない……!!」 求められていると、理解した刹那。 ふっと、身体から力が抜けた。 もどかしげな仕草で、ダーリンはズボンを下着ごとズリ降ろす。 勢い良く弾んで、大蛇の鎌首が跳ね上がった。 いつもよりも朱く、烈火のように色付いて、揺れる鎌首があたしを情熱的に見つめている。 夢に想い描いていた通りに、ダーリンの大きな身体があたしに覆い被さった。 全てを委ねて、あたしはダーリンの下で瞳を閉じた。 そして、あたしという仔兎は、ダーリンの大蛇にひと飲みで喰らわれた。 バイブと違って、振動したり回転したりはしない。 人差し指と違って、自在に折れ曲がったりもしない。 その代わりにダーリンの大蛇は、激しく熱く、そして温かかった。 しかもあたしの中を突き通る程に、大蛇は更に熱くなり、張りを増していく。 あたしの中で膨れ上がる、それはダーリンの悦びそのものだった。 腰を躍動させる筋肉からも、厚い胸板の奥で高らかに奏でられる心音からも、薫り高く荒れ狂う息吹からも、その向こうに霞む陶酔した笑顔からも……溢れかえる悦びが、あたしを抱いていた。 内から、外から、たくさんの悦びを注がれて、あたし自身もまた、真っ白な悦びに満たされていった。 ☆ 「ごめんな、ビーズ。辛かっただろうに……」 ガクガクと震えるあたしの腰を、ダーリンの掌が労る。 未経験だった身体をバイブで開いたばかりのところに、ダーリンの逞しい大蛇にまで力一杯美味しく頂かれたのだ。もちろんただでは済んでいない。腰から下はまるで力が入らず、放り出された脚の間で秘奥がヒリ付いた痛みを訴えている。 それでも、あたしは幸せだったから。 彼の胸にもたれて、微笑んで応えた。 ダーリンはそんなあたしに頬を擦り寄せて、譫言のように囁いた。 「ずっとお前をこうやって抱きたかった。早く一つに繋がりたかった。でも……こんなに小さなお前に無理をさせたら壊れてしまいそうだったから、本当はお前が進化してくれるまで待つつもりだったんだよ……だけど、バイブで緩んだお前のアソコを見たら、今なら俺のも入るんじゃないかって思って、どうにも抑えられなかったんだ。だから、ごめん…………」 あぁ。 それで、いつも早くミミロップになれって。 あたしのことを気遣って、我慢してくれてたんだ。 マイダーリン。本当に優しい人。 大好き。 愛しい想いを込めて、彼の顔へと手を伸ばす。 頬を捉えようとした手が、通り過ぎて後頭部まで容易く届いた。 「あ」 急に、腰回りが涼しくなった。 覆っていた綿毛が、全て抜け落ちたのだ。 代わりに綿毛の生えた手首を、茫然と見て。 それから、ダーリンの見開かれた瞳に写ったあたしを見た。 ダーリンは、大きく伸びたあたしの耳を、根本から先端までそっと撫で下げて、 「綺麗だよ」 と、ミミロップになったあたしに唇を重ねた。 ☆ 「だけどな、ビーズ」 ひとしきり愛を交わし合った後、ダーリンはトレーナーとしての厳しい表情であたしを見た。うぅ、やっぱり怒られるんだ。 「これからは気になる物を見付けたら、まず俺に知らせる事! もっと酷い大怪我に繋がる事もあるんだぞ。っていうか、今回だって十分大惨事だろう!?」 「はぁい……ごめんなさい…………」 渋々と頭を下げたものの、理不尽な気持ちが拭い切れない。 ダーリンがバイブの電源を切り忘れていなければ、こんな事にはならなかったわけだし。 恨み言をいう気はなかったけれど、言い訳せずにはいられなかった。 「だって、放っておいたらバッテリーが切れちゃうし、ダーリンに知らせたらあたしがこれを見付けたことも分かっちゃうもん。そしたら、せっかくのサプライズが台無しになっちゃうと思って……」 「それで怪我なんかしたら、もっと台無しじゃないか!」 キツい口調で責められて、しゅん、とあたしは押し黙った。 下げた頭をくしゃくしゃと撫でて、ダーリンは表情を和らげて言った。 「まぁ、俺をビックリさせようとした気持ちは受け取っておくけどな」 ………………え? 何を言っているの、ダーリン。 あたしが、ダーリンを、ビックリさせようとした? 違う、だって、バイブを用意してあたしをビックリさせようとしていたのはダーリンなんじゃ…… 「っていうかさ、お前、こんなのどこから拾ってきたんだ?」 「……えぇっ!?」 耳を疑う、とは正にこの事だ。 進化して耳先の向きが変わったせいで、耳に入る言葉の意味まで違って聞こえるようになっちゃったんだろうか!? 「ちょ、ちょっと待ってよ!? どこからも何も、このベッドの下に転がっていたのよそれは!? ダーリンがあたしのために用意しておいてくれたんじゃないの?」 みるみる、ダーリンの眼が丸くなった。 「はぁ!? い、いや、俺は知らないぞ? てっきりお前が、俺に使って欲しくてどこからか見付けてきたものだとばかり……!?」 困惑し切った顔を、互いに見合わせる。 得体の知れない悪寒に、思わず身が震えた。 「どういう事なの? だったら、このバイブは一体……」 「さぁ……? まさか、勝手にどこかから飛んできて、ベッドの下に潜り込んだわけでもあるまいし……?」 とダーリンは、すぐ側に放り出されていたバイブを手に取る。 瞬間、オレンジ色の影が、はらりと零れ出た。 「!?」 布団の上に落ちる事なく、ふよふよと宙を漂ったその影は。 青白く輝く火花を、バチバチと放ちながら。 分岐部分に描かれていたあの顔で、ケケケケッと高笑いして。 愕然と固まったあたしたちを尻目に、窓をすり抜けて飛び去っていった。 「おっ…………」 我に返ったあたしは、まだ抜けたままの腰を引きずって窓に縋り付き、影が消えた虚空に向かって、瀑涙を迸らせながら絶叫した。 「お前かぁっ! 何もかんもぜぇんぶお前の悪戯だったのかあぁっ! あたしのバージンを返せ、こぉんのどエロトムがああああああああぁっ!!」 ☆ ※バイブロトム プラズマポケモン・全国図鑑No.479 タイプ・電気&格闘 性別・♂のみ(フォルムチェンジ時に変化) メロメロと&ruby(イン){挿入};&ruby(ファイト){律動};を使用可能 ちなみに、これの対となる♀のみのホールロトムというフォルムも存在するらしいが詳細不明。 もし、オトナの電動玩具が勝手に駆動していたら、ロトムが憑依している可能性があるので十分警戒されたし。 なお、あくまでもロトムのフォルムチェンジであるため、特性が不器用であろうと悪戯は防げないので要注意! ☆ 結局、知らない間にロトムによって本当にレイプされていたと知ったあたしは、またダーリンの胸に縋って盛大に号泣する羽目になった。 ダーリンはもちろん変わらず、どこまでも優しい心であたしを慰めてくれた。 勝手にあたしの処女を奪っていったロトムは憎んでも憎み切れないが、お陰であたしとダーリンは心を開き合えたわけなので、まぁ、結果良ければ全て良しと思っておこう。 何しろ、それからは毎夜―― 「あぁ、ああぁっ!」 「ふふ、気持ちいいかい、ビーズ」 すっかり雌の悦びに目覚めたあたしに、ダーリンはあのバイブでマッサージをしてくれているのだから。 「は……はひぃっ……いいよぉ……」 「ふふ、もうぐちょぐちょだね。ねぇ、そろそろ……」 「んっ……きてぇ……っ! ダーリンの、ほしいのぉ…………」 激しいうねりであたしを刺激していたバイブを引き抜くと、ダーリンはしとどに塗れたあたしの脚の間に、既に鎌首の上がった大蛇を躍らせる。 熱い悦びが、たちまちあたしを極楽へと誘った。 「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっ!!」 一杯の幸せを抱き締めながら、今夜もあたしはダーリンの腕の中でイき果てたのだった。 ※めでたしめでたし※ ---- *ノベルチェッカー結果 [#sa1ab4cb] 【原稿用紙(20×20行)】 47.5(枚) 【総文字数】 14359(字) 【行数】 414(行) 【台詞:地の文】 13:86(%)|1932:12427(字) 【漢字:かな:カナ:他】 32:55:8:3(%)|4630:7968:1191:570(字) ---- *あとがき [#qb10f1eb] 仮面を外すのが遅れてしまい、大変お待たせしました。 今回は、『このポケモンのネタとしては、どストレートにエロい話になる』という見出し文に偽りなく、オトナの玩具に憑依させるという、''ロトムのネタとして''どストレートにエロな話になりました。ただし、不器用ポケモンの痴態を囮に使ったため、ストレートどころか消える魔球と化しておりますがw 毎度の通りにジグザグマな狸吉ですwww **バイブロトム [#ve69e15f] バイブロトム自体は割とよくあるネタのようでして、ググっても結構出てきますw オチ要員としての扱いになりましたが、実はこっちが今回の本命であることを匂わせる伏線として、冒頭の注意書きをあえて伏せ字にせず、尚且つ2回書いて今回は強姦モノだということを強調しました。もっとも、お風呂での手淫シーンを強姦ぽく描くなどして撹乱を図りましたがw 描写するに当たって悩んだのは、ロトムの顔をどこに持っていくかでした。下手に露骨な場所に入れると正体がモロバレルですし、かといって顔を描かないとロトムのフォルムらしくありません。伏線もなく正体だけいきなりロトムというのは反則だと考えました。 最終的に、作中で言う分岐部分――いわゆる〝クリバイブ〟が顔になりました。ここは昔から熊やイルカなどマスコットのデザインが施されることが多い場所なので、顔があってもそういうものだとごまかせますし、ロトムだと分かった上で見直せば、クリバイブの突起が一本角になるのでどう見てもロトムの顔になります。更に、挿入時に主人公の視点から容易に顔が見える位置でもあるので一石三鳥でした。 **ビーズ [#tc34602f] 被害者である主人公は、バイブの秘密を悟らせないため、道具を使えない不器用特性のポケモンから選んだのですが、ミミロルに決まったのは消去法でした。 タブンネ((隠し特性。))は[[前回>何事も経験値]]で使ったばかり、ゴビットは性別がないためネタに向かず、コロモリだと、ダーリンが留守番させずに空を飛ぶを覚えさせて連れ回すので使えなかったのです。 本作のようなガチ獣姦のポケモン視点では、主人公自身の描写を描き損じると、ダーリンベタ惚れのビーズから見た〝人間の男の裸〟ばかりを描くことになってしまいます。ケモナーの皆さんが見たいであろうものを堪能して頂くため、序盤の入浴シーンでダーリンに耳を洗わせたり、綿毛を開いて鏡に写して見たりするなどしてミミロルを余すところなく描写しました。鏡を利用した擬似顔射は美味しい副産物でしたがw 本番ともなると、もうビーズにはダーリン以外見えていませんが、眼前の胸板から息吹越しに見えるダーリンの笑顔と視点を移すことで、ビーズを抱いているダーリンの身体の大きさ=相対的なビーズの小ささを表現しています。 名前はミミロルが兎のぬいぐるみっぽい姿をしているので〝ビーズクッション〟製のぬいぐるみから。ちなみに、元々うちのROMでゲットしたミミロルにそう名付けていたので、大会直後にPDWに寝かせていましたw *投票で頂いたコメントへのレス [#q6e3ceeb] >>2013/09/01(日) 01:35さん >>すごく変体せいMAXでした! お楽しみ頂いてありがとうございます! >>2013/09/01(日) 01:38さん >>とても面白かったです。色んな意味で進化できて良かったね! 色々大変な目にも遭いましたが、これも[[何事も経験値]]ということなのでしょうw 応援頂いてありがとうございました! >>2013/09/01(日) 04:35さん >>まさかの正体に驚かされつつも最後まで楽しく読めました。 >>どストレートなのも実に良かったです。変態選手権にふさわしい作品でした! 球筋がストレートでも、投げる角度によって変化を付けられるってわけですw >>ロトムって夢ふくらみますよね( 全くの余談ですが、実は執筆中にスマホを買い換えまして、これが防水付きでインカメラでも暗所撮影に強いとのことなので、鏡代わりに使おうと風呂場に持ち込んだところ、シャワー中に勝手にシャッターを切って僕(不惑近い男)の裸体を盗撮しやがりました。間違いなくロトムの仕業でしょうwww((タッチパネルがシャワーの飛沫に反応しただけ。)) ともかく投票ありがとうございました! . >>2013/09/01(日) 11:32さん >>エロい!変態選手権に相応しい作品でした 起承転結全てをエロに特化してお送りしましたw 評価して頂いて嬉しいです! >>2013/09/01(日) 19:20さん >>ポケモンの特性や能力を最大限活用する、相変わらずのご手腕には脱帽でございます この性器表現では尻尾の隠しようもありませんでしたねw 一応注意書きとエンドコールを捻って見たものの、無駄な足掻きでしたかwww ともあれご投票に感謝します! >>2013/09/03(火) 00:39さん >>面白い!最後の落ちがwww ロトムという爆弾を効果的に落とすために策を弄しましたw 投票ありがとうございます! >>2013/09/05(木) 22:30さん >>ビーズが進化したところで珍しく目が潤んでしまいました。感動したのは何時振りか……感動をありがとう……。 懐き進化を扱うのは3回目((『初恋は煌めく泡』のマリル、『吐き出す心』のハハコモリに次ぐ。))。絆が直接試される進化だけに描き甲斐があります。 >>エロも描写が上手く私の股間の大蛇が鎌首を起こして(ry >>最後のロトムのオチも面白かったです。 >>内容・エロ・オチ3拍子揃った作品でした。 ありがとうございます。今後も楽しいワラエロスを目指しますのでご期待ください! >>2013/09/06(金) 13:27さん >>不器用な一人と一匹の素敵な愛と、けしからん程のこのエロさ、まさに変態選手権という感じですね!ロトムにも笑わせていただきましたwというわけで、一票入れされていただきます。 このコメントを頂き、ようやくダーリンも不器用だったんだと気付けましたw 色々と策を弄して描く僕ですが、ちょくちょく本能で描いて自分でビックリすることがありますwww >>素晴らしい作品、ご馳走さまでした! ご賞味頂いてありがとうございます! ご賞味頂いてありがとうございました! >>2013/09/07(土) 11:15さん >>うまいww こちらもご賞味ありがとうございますwww >>2013/09/07(土) 14:55さん >>純情な女の子視点で書かれているのがかわいくてよかったです。 描いていても楽しい娘でした。暴走はするし妄想もするしw 不器用ドジっ娘最強です! >>本編(エロ)と関係ない話が少なく、読みやすかったのも○ 総文字数14000字強の中に、笑いとエロスをぎっちりと詰め込みました。○を頂いてありがとうございます! 改めて皆様、投票ありがとうございました! これからも頑張ります!! ---- *コメント帳 [#yfb31245] ・[[紫影螺>吐き出す心]]「これが懐き進化……てことは、あの手術の最中にも!?」 ・[[ベイガン>吐き出す心]]「してないよ!! ハハコモリは母さんのようなものだって言っただろ!?」 ・[[立基>何事も経験値]]「懐ききっても、経験しなけりゃ進化できないっていうっスからねぇ……」 ・[[ラブリュス>血脈の赤い糸]]「親子だろうが兄妹だろうが、何の保証にもなりゃしないしねぇ」 ・ベイガン「変な理屈立てて納得しようとするなあぁぁっ!?」 #pcomment(暴れるコメント帳); IP:110.0.194.82 TIME:"2013-09-17 (火) 00:54:58" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%9A%B4%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%8E%A9%E5%85%B7" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.2; WOW64; rv:23.0) Gecko/20100101 Firefox/23.0"