ポケモン小説wiki
暗闇の洞窟 の変更点


警告
・BLです。
・死亡描写がある可能性があります。
・強姦描写がある可能性があります。

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 唐突に、目が覚めた。

 人の手を借りずに、自然に作り上げられた暗闇の洞窟の中から、僅かに音が聞こえてくる。
 洞窟の中にいるポケモン達とはまるで音が違う、生身ではない何かを着けた足音。

(人間……か?)
 重い瞼を、片方の鉤爪で拭いながら、尻尾を軸にしてよっこらせと立ち上がる。
 長年この暗闇の洞窟の中で暮らしていたおかげか、光を照らさなくても洞窟内全てを見渡せられる。
 欠伸を噛み殺しながら、先程拭い出なかった片方の鉤爪を近くの岩につけ、研ぐ。
 直ぐにでも戦闘が取れるよう、前屈みになって息を殺す。
 近い。
 足音が段々大きくなってくる。
 同時に、僅かに見える小さな光……否、炎。
 ポケモン自身が洞窟内を照らしているに違いない、慣れない炎に戸惑わないように、一旦目を瞑り、そして開く。

(久々の獲物だ、絶対に逃がしてたまるか)
 心の奥から滲み出て行く、僅かな闘争心。
 獲物を捕らえる度に起こる、興奮と緊張感。
 今そこにいるのは、獲物を手に入れようとする野生そのもの。
 歯切りと唸り声が同時に聞こえてくる、目が据わり、見つめる先は獲物のみ。
 ――来る
 瞬間、自らの理性は綺麗に消える。
 そして出てくる野生の血、野生の本能。

「グワアァァアッ!!」
 両手を大きく広げ、腕についている鰭で空気を感じ、そして勢いを加速させていく。
 足の鉤爪が勢いを多少補い、バランスを整えてくれる。
 直ぐ傍には、突然の咆哮と大きな足音により、尻をついた人間に、尻尾の炎で洞窟を照らしていた、リザードン。
 まずはリザードンを片付けるべき、本能が告げる。
 研いであった鉤爪をリザードンの胸元目掛け、助走の入った勢いで振り落とす!
 しかし、流石はポケモン、反応が素早く一瞬にして後ろに下がり、攻撃を交わす。

「グルル……」
 やるな、という言葉の代わりに、唸り声が出る。
 対し、リザードンは大きく吼える。
 威嚇に違いない、されどそれに屈指ず、再び前屈みになって鉤爪を前に出す。
 リザードンも短い手の先にある3本の鉤爪を光らせ、口からは僅かに火が出ている。

「リ、リザードン! かえんほうしゃ!」
 隣にいた人間が突如叫ぶ。
 それと同時に、リザードンが大きく息を吸い込む姿が目に映り。
 慢心の力を込めて、炎は目の前のポケモン――ガブリアス目掛け、放たれた。

 人間から指示が出るまで吐き続けていたためか、吐き終えると同時に息切れがやってくる。
 長く吐いたのかもしれない、リザードン自身も、一体どれだけかえんほうしゃを放ち続けていたのか、考える余地もなかった。
 人間が立ち上がると同時に、炎がはれる……思わず、息を呑んだ。
 そこにガブリアスはいない、そこにあるのは、恐らくガブリアスが掘った穴だけ。
 しまった、と人間が叫ぶ。
 しかし遅く、リザードンと人間の間から、温泉が湧き出るような音が鳴る。
 同時に避けようとした瞬間、咆哮と共に、先程のガブリアスが現れた。
 怯んだ2人を尻目に、まずはリザードンの首筋向けて口を大きく開く……リザードンが気付く前に、ガブリアスの口はリザードンの首筋へと、咆哮と同時に勢い良く噛む。
 
「ギャアァァァッ!!」
 大きな悲鳴が、洞窟全体に響いていく。
 抵抗しようにも、既にガブリアスによって仰向けに倒される。
 しかし、何故か本格的にかみくだいてこない、これはチャンスだとすぐさま反撃に出ようと――振り上げた手が、ピタリと止んだ。
 リザードンの様子に、人間はすぐに気付く。
 どくどくのキバ……本来ガブリアス種が覚える筈のない、しかし現実を見れば確かに、ガブリアスはどくどくのキバを放っていた。
 痙攣を起こし、腕が、足が、ピクピクと動く。
 次第にその動きは弱まっていく、毒が全身に回っていく証拠だ。
 呆然と人間が立ちすくみ、ハッと気付きモモンの実をバッグから取り出し、リザードンに無理矢理にでも食べさせようとする案は、直ぐに消えた。
 そこにいるのは動かなくなったリザードンに、こちらに向こうとしている野生のガブリアス。

「う、わわ……」
「グゥ……」
 倒れているリザードンを放置したまま、ゆっくりと近付いていく。
 足が震え、表情もままならずに歯をカチカチと鳴らす。
 息遣いが荒くなっていき、嫌な汗がどっと流れていく。
 動きたくても、ガブリアスにかなしばりをかけられたように足が一歩も踏み出せない。
 頭がぐちゃぐちゃになっていく時には、ガブリアスは人間の顔に合わせていた。



「う、あ……あぁ……」
 にやりと、顔が綻ぶ。
 思わず舌なめずりをし、口先の汚れを落とす。
 感度は良好、しかしこのまま食べてしまおうにも、衣服とバッグが邪魔で仕方ない。
 まずは大きなバッグから、爪をバッグのショルダーへと掛け、思いきり引き裂く。

「なぁっ!?」
 続いて衣服へと、爪を走らせていく。
 首回りの部分が一番切り易いと判断し、垂直に切り落としていく。
 人間のように器用な手では無いため、せっせと爪を横に倒して上着を落とす。
 残るはズボンと靴のみ、ズボンはシャツと同じように、垂直に切り落としていき、そしてせっせと横に倒す。
 靴に関してはガブリアスもやり方が全くわからない、困惑を浮かべながら、仕方ないように両手を同時に使って、両方の靴を切る……

「……ぎゃっ!」
 靴と同時に、肉を切った感触が、鉤爪から走る。
 恐らく靴と足を同時に切ってしまったのだろう、しかし匂う人間の血に無償に興奮してくる。
 ……顔を上げ、ふと、2つの玉と1つの、ぶら下がっているモノが目に映った。
 そこからも、血とはまた別の匂いが、鼻先を刺激する。

(……む?)
 何度も嗅いでいる内に、ガブリアスの股から、割れ目が開き始めていくのに気がつく。
 血の時とは別の興奮が、本能を刺激していく。
 思わず人間を押し倒し、モノを見つめながらもう一度舌なめずりする。

「な、何を……ひっ!?」
 人間が声を上げかけたところに、モノへと向けて舌を這う。
 独特の味が、舌に広がっていく。
 一向に舐め続けていくと、人間のモノは大きくなっていき、次第には天へと向けて硬くなっていた。

(これが人間の……)
 人間の、勃起したモノを、皿のようにして見まわす。
 視姦されているのに人間はようやく気がつき、手足を動かして逃げようにも、首元へと突き刺した鉤爪に怯え、黙って見てるしかない。
 じっと見ていく内に、手で触ろうと……無理だと気付き不満を抱きながら、代わりに鼻先で先端を突ついた。

「ひぅ!?」
 瞬間、人間の身体が跳ね、ガクガクと震えながら喘ぐ。
 荒げていく息に、悪戯心が表立っていき、そこから何度も何度も、先端を鼻先や舌で突っ突いていく。

「あっ、ぅん……ひゃう!? あぐぅ……んんっ」
 先端を何度も突つくのには流石に飽き、再び舌で舐めていく。
 人間の嬌声が聞こえてくる度に、ガブリアスも次第に息を荒げ、ガブリアスのモノは完全に勃起していた。
 気付けばガブリアスは完全に興奮していた。ただひたすら犯し、それに応えるよう人間は喘ぐ。
 一方的な行為に、ガブリアスの口元が緩む、笑っているのか、嘲笑っているのか、それはガブリアスにしかわからない。
 舐めていく内に、舌に広がっていく塩味。それが先走りと気付き、ガブリアスはいっそう強く舐めていく。

「ぐぅ……あ、あぁ……ッ!?」
 人間が喘ぎながら小さく声を出す、同じ頃に人間のモノはビクビクと震えが大きくなり、手足をバタつかせる……そして。
 喘ぎ声が止まったと同時に、先端から勢い良く精液が辺りに飛散していく。一部がガブリアスの鼻先に掛かり、その強烈な匂いに興奮が更に高まっていく。
 精液を垂らさないようにと、慎重に舌を廻して取り、口に含む……苦い塩味が口内に広がり、それが一層、

(悪くない……美味い)
 そう感じた。
 匂いに酔いしれながら、既に出すモノを出し終え、その場で痙攣を起こしながら気絶している人間が、目に映った。
 目の焦点が空ろになり、先程よりかは僅かに落ち着いた息を吐いている。
 その厭らしい姿が、余計にガブリアスを興奮させていく。
 本能が命じたのか、無意識に人間の横へと向かっていた。

「グゥ……」
 目は開いているのに意識は失っているのか、尻尾で揺すったり耳の前で声を出しても、一向に反応を出さない。死んでいるのだろうか。
 しかし息はしている、死んでいないことを確認すると、気絶している人間をうつ伏せに直し、両手の刃で腰を上げさせる。
 刃を腰から離してみると、途端、上げた腰がすぐに床に這いつくばる。
 気を失って全身に力が入っていないからだろう、不満を感じながら、もう一度腰を上げ、何かを持ちながら動く事に慣れてないのか、ぎこちなく自身の腰を動かしていく。
 慣らさずに一方的にモノを人間のソコへと向けていく。
 入れようと……上手く入らず、先端から入らず状態。

「……!」
 どうにもならないと思っていた時、丁度先端が中へと入った。ほんの少しではあるが。

「んぅ……っ、え……なっ」
 更に深く、深く、ガブリアスのモノは人間の肉壁へと沈んでいく。

「っ!!? が……ぇぁああ! がっ!?」
 悲鳴を上げようにも無視し、構わず進めていく。
 ようやく真ん中まで入ってきたところで、突然動きが止まった。
 動かそうにも何故か固定されているように動かない。
 そして、首に感じる獣特有の息遣いと同時に鋭利な何かが引っ掛かっている感触。

「……っ!?」
「ガゥ」
 奥に熱いモノを感じる。
 ガブリアスと人間の腰が密着し、体勢が取り辛くなったのか首へと甘噛みしていた口を離す。
 ガブリアスは暫くの間、人間の喘ぎ声と後ろからの締め付けに堪能していた。
 時折ガブリアスがわざとらしく鋭利な鉤爪を人間の目の前に見せ付けてみて、頬に軽く傷を作っていく。
 恐怖心によって僅かながら快楽が逃げようとするが、その瞬間にガブリアスが腰を振ってまた奥へと挿れていく。

「ひゃ……っあ、あああぁっ!!?」
 奥へと挿れた途端、洞窟に響き渡る嬌声とガブリアスのモノがこれでもかと締め付けられる。
 どうやら見つけられたらしい、前立腺を探し当てられてから、ガブリアスは目を細めながらも腰を更に振る。

「あが、ひゃう!? んああ……んっ!」
「グゥ……ガァ……」
 気付けば考える事をやめて、ただひたすらに腰を動かしていく。
 腰と腰の間には卑猥な音と皮膚と鱗が激しく当たる音。
 そして人間の嬌声とガブリアスの快楽に酔いしれた声が、洞窟を支配する。
 しかしそれも、やがて終わりを迎える。

「グゥ」
 ガブリアスのモノが奥へと押し込まれる。
 そして中でモノが震えていく、奥の更に奥に向かってガブリアスのモノは射精した。

「……ぁ……ッ!」
 身体の奥からのむず痒さと快感に、身体全体がピンと張り詰める。
 視点がおかしい、快感の中何かが出てイク感覚。人間自身もイッたのだと、気付くまでに時間を要した。
 頭が真っ白になっていく。
 最早考える事も逃げる事も消えていく中、意識も一緒に落ちていった。

 
 息も思考もハッキリとしていき、ようやく目も周りを見渡せるくらいに回復した。
 動こうと、まだモノが人間の中に入っている事に気付き、ゆっくりと引いていく。
 僅かに感じた快楽に歯を食い縛りながら、落ち着いてきたのかガブリアスのモノはスリットの中に。

(さて、どうしたものか……)
 意識の無い人間を見ながら、ガブリアスはこの後どうすればいいのか溜息をつく。
 放置すれば後が酷い事になると、以前洞窟に住んでいたポケモンが言う。

(となれば、後はこれだけだな)
 口の周りを舌で舐めずり、唾を飲み込み喉を潤す。
 まずは味調べ、全身を鼻で匂いを嗅いでいく。良い匂いがする部分があれば、少し酷いと思う匂いがする部分もあったりと、改めて人間は不思議なものだ、とガブリアスは関心していた。
 
 一息つき、再び人間へと近付いて――




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おわり
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あとがきみたいなもの

よ、ようやく更新出来た……まずは長い間放置していて申し訳ございませんでした!orz
理由はありますけどある意味言い訳だと思ったのでとりあえず省略しておいて。

とりあえずこの物語の今後、まぁ人間もああなったのでリザードンもきっとほにゃららになったのでしょう…言っておきます、私はリザードン大好きだー!結婚してくれー!(
おっと脱線しかけた。ガブリアスは人間のある部分が好きになって今後とも洞窟にやってきた人間を襲いかかっては寝るの食っちゃ寝生活を送ってるんだろうなーと思ってればいいです。多分。

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コメント等がありましたら、こちらにてどうぞ
- 人間、なぜか弱々しいイメージが。なんでだろ --  &new{2009-07-24 (金) 21:31:36};
- >>名無し様&br;コメント有難うございます。弱々しいですか・・・確かに頷けるような気が( -- [[RED]] &new{2009-07-31 (金) 23:00:22};

#comment

IP:125.13.214.91 TIME:"2012-08-07 (火) 18:33:25" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%9A%97%E9%97%87%E3%81%AE%E6%B4%9E%E7%AA%9F" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"

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