ポケモン小説wiki
揺れていく思い の変更点


注意・BLなどの描写があります、それでもオーケーなかたはどうぞ。

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第一話「ハイスクール不良組」

「っあ~、よし、終わった!」

俺はカイン、種族はガブリアス、性別はオス、16歳だ。


この小さな町の中で暮らす一般的な高校生だ。 


俺は週に一度のゴミの日に、こうやってアパートの近くのゴミ捨て場までごみを出しに来るんだが、アパートの管理人のバリヤードがゴミの分別にうるさいので、予想以上に時間がかかった。


・・・この日も、延々と30分も説教をくらってしまった。


「ってやべ!もう7時20分じゃん!遅刻遅刻!」



俺の通う高校は、少し遠い所にあるため、毎朝近くの雑貨屋の前からスクールバスが出るのだが、その出発時間は7時30分、正直間に合うか分からん。


あのオンボロ格安アパートの管理人め、これで遅刻したら文句言ってやる。


俺は裏路地を通って近道をすることにした、うぇ、汚いし暗い、朝シャワー浴びたばっかなんだぜ!
制服が汚れないように走るが、やはり臭いがキツイ、吐き気がしてきた。


周りから神経質だといわれるが、これは誰でも嫌だろう。


一気に路地を走り抜け、手すりを飛び越え2メートル下の地面へ着地、さらに塀をよじ登って近所のドダイトス爺さんの庭を突っ切って走る。


「おお、カインくん、また家に将棋指しにおいで」
「はい!また今度!」
「ああカインちゃん、昨日のあまりの肉じゃが、家に置いておくわね」
「あ、カクレオンのおばちゃんありがと~」
「おおカイン、今朝届いたリンゴだ、もってけ!」
「果物屋のウィンディのおっちゃん!サンキュ~!」



商店街を突っ切って、近くの雑貨屋へ走る。ついでにリンゴを一口かじる。
スクールバスは今着いたばかりのようだ、俺は入り口から中に入り、近くの空いてる席にどさっと座る。




「ふー、間に合ったぁ……」
「なんだ、また時間ギリギリだな」
「るせぇ、てめぇも息きらしてんじゃねぇか」


俺の隣にいるのは、ラグラージのハクヤ、親友、というか悪友だ。
ま、元々は「ある事」でライバルだったんだが、今は元通りの関係だ。



「どうしたんだそのリンゴ?うまそうじゃん」
「いつも通り、ウィンディのおっちゃんからの差し入れさ、ウィンディ様様だね」



その時、後ろから一人の生徒が話しかけてきた。


「あっ、ハクヤくんにカインさん!おはよー!」



、、、俺は一瞬目を奪われる、そりゃそうだ。



そこには、オスが10人いたら10人中10人が振り向くような、超美人のサーナイトがいたのだから。

「あ、おう、おはようユキ」
「何テンパッてんだよハクヤ?大好きな彼女の前でさ」
「う、うるせぇ!ほっとけ!」


・・・そうなのだ、これが俺とハクヤが争っていた理由。
いわゆる、三角関係という奴で。


結局は、数か月前、まだ俺たちが1年だった頃にユキがハクヤに抱きついて「大好きです」、この一言で俺は失恋した。
しかも、その日はよりにも寄ってバレンタインデー、なんでこの日に失恋しなきゃなんねーんだよ。


ま、俺もさすがにおとなしく引いたけどな、今ではハクヤの方がふさわしいって思うよ。(恋愛には奥手だが)

「あ、カイン君、おはよう」
「あ、おっすアーク」

この妙に礼儀正しいキュウコンは、もう一人の友達のアーク。
会ったのは高1の時だから、まだあって日は浅いが、非常にいい奴だ、趣味もよく合うしな。
ちなみに、こいつは声が少し高いのとあまりの弱々しさに、たびたびメスに間違われる、俺もメスだと思ってたしな。

「じゃ、俺はアークとあっちの席に行くから、お二人さんは仲良く過ごしなー。」

「ま、まってくれ!」


奥手なハクヤが真っ赤になりながら手を伸ばすが、俺はその手をひらりとかわし、後ろの周りから離れた席に座る。
なぜ離れた席に座るのか、それには理由がある。


俺は、学校では不良と思われているからだ。


いや、もちろん酒もたばこもやったことない、第一二つとも嫌いだ。
昔からたばこのにおいは嫌いだし、小学校の時に間違えて母親の飲んでいたウィスキーを一気飲みしてしまい、塾に行く途中事故になりかけたことがあるからだ。


だから理由は一つ、ケンカである。


昔よくいじめられてたせいか、俺は中学も唯一の友人のハクヤとは別の所に入り、そこで荒れに荒れた。
ケンカして、ケンカして、ケンカして、暴力をふるっている間だけは、昔のいじめられていた弱い自分を忘れられたからだ。
いつの間にか、俺は何度も補導され、少年院に行きかけるほどのワルになってしまった。


だが、中三の時にきっぱりやめた、あの事件の後は……。


「どうしたんですか?ぼーっとして?」

気づけば、アークが俺の顔を覗き込んでいる。

「ん、いや、なんでもない。」


それで、俺は高校に入っても中学の悪名高さから、不良と思われている。
アークは、高1の時転校してきたから、そのことを知らない。


できれば、知ってほしくない、俺は貴重な親友を無くしたくはない。


だが、いつかは話さねばならないだろう、俺の過去も、、、すべて。




そして、俺たちを乗せたバスは、校門の前に止まった。

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第二話「サドとBLと一線を越えた友人」

「なんで俺がこんな目にあうんだよ……」

俺は、アークと一緒に居残り勉強させられていた、理由・・・つーか原因はこうだ。





「ふぁぁ、ねみぃ~・・・」


今は三時限目の物理、理科系は好きだが、こうも退屈な物か?
俺は普段授業をまじめに受ける方じゃない、宿題も学校で済ます。(成績は中の下といったところだ)
いつも通り、この時間は睡眠時間に当てよう、そう思っていたが・・・。



「ふわぁぁ~~・・・」


隣から、なんともおっとりとした欠伸が聞こえてきた。
隣の席は、普段は優等生のアークだった。
珍しいな、と内心驚きつつ、俺は声をかけてみることにした。


「どした?夜更かしでもしたのか?」
「ああ、いえ、昨日ホラーな番組見たら寝れなくて、、、」



ガキかこいつは、まあ、俺もオカルトは苦手だが・・・。
俺はガキの頃を思い出した、まだフカマルだった頃、周りから「お化けが出るぞー」と脅かされては泣いていた自分を。


今考えると、どんだけ泣き虫なんだよ!とあきれてくる。


「カインさんには分かんないかもなー」

「いや、俺も結構そう言うの弱いから・・・」

「えっ、そうなんですか!」

意外なほど驚かれた、そりゃあ人には2,3個弱点があるものだろう。

「てっきりカインさんって「お化けなんか信じないぞー!」って言いそうなのになぁ」

無理だ、信じたくなくても怖いものは怖い、お化け屋敷とか地獄にしか見えんし、ホラー映画見るとその日寝れんし。


お化けとか普通に怖いじゃん?


「ふぁ~ぁ、すいません、ちょっと眠たいですぅ・・・」

マイペースな奴だな、まあいいけど。
そうして俺も、心地よい眠りの世界へ……


「ゴルぁぁぁ!何を授業中に寝とるんじゃ貴様らぁぁぁ!」


うるせーな・・・、アレ?普段の気弱なクチート先生じゃない?
この野太くて騒がしい声は、体育教師のカイリキーか。


「クチート先生は出張じゃあ!今日はわしがこの授業の担任じゃ!」


ちっ、出張か、最悪だな、普段はこの時間は安眠タイムなのに。

って、いつの間にかアークは寝てるし!おい、起きろ!むさくるしい体育教師と俺を二人きりにするな!


「お前ら二人とも居残りじゃあ!今日の分の範囲終わるまで返さんからなぁ!!」







ってなわけで、今ここで居残りしている。









「あ、そこ間違ってるよ」
「ン、サンキュ」

答えを教えているアークのやわらかい毛が妙にくすぐったい、あ、結構いいにおいだな。



おい、そこの読者、今俺がそっち系の趣味があるって疑ったろ?
あるよ?何か悪いか?



無限大な夢のあとのやるせない世の中じゃ常識はずれも許されるんだよ。
第一、去年まではおかずがユキだったのに、最近はもっぱらこいつだしな。


…だから、俺は考えた。


ここで、押し倒してしまおうと。


「どうしたの、、、むぐぅっ!?」

俺はアークの唇を自分の口でふさぐ、そしてそのまま舌を侵入させる。
アークは抵抗するが、大柄で力のある俺にはかなわなかった。

そして、そのままアークの後ろの穴へと手を伸ばし、軽く触れた。


アークの体がびくんっ!と跳ね上がる、恐らく自分では触ったことはないだろう。(まあ当然だ。)
その反応がかわいくて、俺は思わずにやけてしまう。


そして、指を一本、穴の中へ侵入された。


「ひゃああああ!?」


面白いほど反応しやがる、そそるじゃねぇか。
ゆっくりと指でかき回す、そして、ある一点でアークが反応した。


「みゃああああああ!?」


おお、これが前立腺っていう奴か、ちょっと感触が違うな。
ゆっくりと指を抜き、今度は舌を侵入させる。


だんだんと舌を出し入れするたびに、唾液が潤滑油となりスピードが上がる。

舌で前立腺をなめてやると、また反応があった。


「ご、ごわれ、、、ごわれるぅ!?」


じゃあいっそのこと壊してしまおう、そう思った俺は舌を抜き、指を再び差し込んだ。
一気に前立腺を攻め立てる、うん、この反応そそるねぇ。

唾液が潤滑油となり、先ほどよりスムーズに出入りする、おそらくもう絶頂が近いだろう。



「ま、まって、いぐ、いぐううううぅぅぅぅぅっ、、、、」


悲鳴に近い声を上げながら、アークは果てた。精液が俺の顔やアークの体を汚す。
だが、俺はまだ満足しない、まだまだこんなんじゃ欲求不満だ。

「ふふふ……」

俺は、あおむけに倒れているアークの前に仁王立ちになると・・・


いきり立った肉棒を、力を込めて踏みつけた。


「ああああああっ!?」

悲鳴に近い、というか完全に悲鳴だなこりゃ。
目を涙でうるませながら、体をよじって逃れようとするアークを押さえつけつつ、再び踏む。

それはもうぐりぐりと、見てて痛々しいほどに。


「あっうぅ、、なんで、、こんな、、事っ、、、うああ!?」


なんでって決まってるだろ?楽しいからさ。
そのまま足の親指と人差し指(まあ指少ないけど)で肉棒をつまみ、上下にこする。

速に言う、足こきってやつだ。

「ひっああああ!?」

二度目の絶頂が近いようだ、首をぶんぶんと振り、必死に快楽に負けないよう耐えている。

こりゃ100パー童貞だな、まあ、彼女がいるって話も聞いたことないし。

「ああっ、いく、いくぅぅぅ!」


おっと、今度は簡単にはいかせないぜ?

俺は間一髪のところで肉棒から足を放し、その後のアークの反応を楽しむことにした。


「な、なん、、で?」
「待って、と懇願したじゃないか?」

アークはまた眼をうるませると、俺に向かってこう言った。


「お願い、、何でもするからイカせてぇ、、、」




言ったよついに、、これで、、、



なかなか楽しめそうだ、、、ふふふふふ。


「いいぜ、イカせてやる、、、よっ!」

同時に、俺はアークのアナルに肉棒を突っ込んだ。
声にならない叫び声をあげて、アークは暴れまわるが、腰を押さえているので簡単には抜けない。

「~~~~あっ!あああっ!?」

もはや何を言っているのか分からん、正直意識があるのかどうかすらはっきりしない。

っていうか、結構きついな、、それにしても、ねっとりして気持ちがいい、俺の肉棒にからみ付いてくる。



ああ、病みつきになりそうだ、この感触。

「ひっ、ああ、ぎもぢいいよぉ、、、、」

、、、大丈夫か、こいつ?ついに壊れたか?

多分、理性とか吹っ飛んでるよな。


「ふふっ、この淫乱め、お前にとって俺は何だ?」
「へ、あぁ?」

「これから先、お前は俺の奴隷だ、ハイ決定。」

「はい、ご主人さま、、、」


いいね、完全に堕ちたこいつもそそるじゃないか。


「今から、最高に気持ち良くしてやるよ、、、」


俺は、さらに速いスピードでモノを出し入れさせながら、一気に前立腺を責め立てる。


「いっ、あぁ、ああああああ!!」
「俺も、、、限界、、、くああ!」



びゅるっ、、、びゅるびゅる、、、、、



俺は、軽い叫び声とともに、アークの中に精をぶちまけた。


そして、心地よい満足感と疲労感、そして快楽に酔いしれていた。

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第三話「戻ってきた「日常」とちょっとだけ変わった「日常」」

「俺のターン、ドロー!」

次の日の昼休み、俺たちは屋上でカードゲームをプレイしていた。
ちなみな商品名は「P・T・R(ポケモン・タクティクス・レボリューション)」という、手持ちのライフ20を削りあう、カードゲームとボードゲームを混ぜたようなものだった。

元ネタは、遊〇王である(作者談)

「俺はキリンリキを進軍&攻撃!」

「甘いぜ、キリンリキの移動したマスのトラップ「地雷」を発動!地雷が起動して爆発しキリンリキ爆☆殺!これでライフは0、キリンリキは、土となって消滅」


注・作者はキリンリキに個人的な恨みはありません。


「やっぱりカインさん強いですねー」
「俺に勝つのは十年早い、まずは恋愛に奥手なのをどうにかするんだな」
「恋愛とカードゲームに接点ねぇっつうの!」



俺とハクヤの決着がついた瞬間、屋上にだれかが入ってきた。

「あの、カイン君いる?」

振り向くと、そこにはアークがいた。

いつもの通り、礼儀正しいが弱気である。

「ちょっと話が……」
「わかってる、今いくよ」

あれから大変だった、宿直室に忍び込み、シャワーを浴びて精液を流し、その後服を着せて気絶したアークを連れて職員室へ行き、

「アークが調子悪そうなので引率して帰っていいですか?」

という話で何とか納得してもらい、アークをおぶって家へ送り届けた。

とりあえずアークの両親には「アークが調子が悪くて眠ってしまったので、俺が送り届けました」という言い訳で納得してもらえた。

しかし、いくら周りはごまかせても、あんなことをした事実はかわらない。

あれはトラウマになる、当たり前だ、完全に俺が悪い。

俺は、今できる最良の選択をした。

「すいませんでした!」

今までかなり高かったはずのプライドをすべて捨てた土下座だった。

そうすると、アークはかなりあわてた表情をした。

「いやいいよ!その、、、あの~、、、えっと、、、(ぼそぼそ)」

ん?最後の部分が聞こえなかったんだが?

「だから、その、、(ぼそぼそ)」

、、、だからきこえないって。

「あの、、気持ち良かったし、、、」

、、、まさか、こいつからエロ単語を聞くことになろうとは、昨日までは地球が逆回転してハワイが日本にあと10秒後には激突する確率と比べても変わらないだろう、と思っていたのだが。

俺は考えた、どうする?俺はこの後どう反応したらいい?

「あの、ごめんね、さっき土下座させちゃって、、、」

いや謝るのは俺です!マジで俺の方が悪いんです!
ともかく謝りっぱなしの俺、さすがにやばい、アークが泣きそうな顔になってきた。

「あの、謝るのやめてください、泣きそうです、、、」

、、、やばい、泣きそうが異常なほどそそる。

だが、人通りも少ないうえにハクヤがデッキ調整に夢中とはいえ、ここでヤルのはやばい。
ヤルのがやばいなら、ここまではセーフだな。

「あのっ、、、むぐぅ!?」

その場でアークに口づけする、アークは目を丸くして、必死に引き離そうとするが、なかなか離れない。
唇を放すと、真っ赤な顔をしたアークが、こっちをうっとりした眼で見つめていた。

「俺を受け入れてくれるなら、俺はそれに全力でこたえる、それだけだ」

「か、カインさん、、、」

「だが、恋人としてではなく、一線を越えられる親友、、ではだめか?」

アークはうっとりとした眼ながら、ゆっくりとうなずいた。
俺はそれを見てから、軽くアークの頭をなで、そして屋上へかけだした。

「おい、遅いぞ!俺もうデッキできてるぜ!」
「私も参加しまーす!」
「おう、やってやるぜ!」
「あ、僕も入れてもらっていいですか?」

もちろんOKだ、俺はデッキケースからカードを取り出し、アークと向き合った。
ゲームシートを広げ、全員がカードをそこに置く。

「デュエル!」

俺たちは今日も、高校生活を楽しんでいる。

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第四話「暇になったら羊を数えても寝ないよう必死に意思の力を鍛えろ」

暇だ、暇だ暇だ暇だぁぁぁぁ!!

なんでこんなに暇なんだ!明日から三連休なのによお!!

俺が心の中で思いっきり愚痴をこぼしながら昼寝していると、後ろから声をかけられた。

「カイン君、明日から予定ある?」

ねぇな、あったらもっとわくわくしてらぁ。

俺は遠足の前に寝れないタイプだからな。

そこっ!ガキっぽいとか言ったやつ!出てきやがれ!ボッコボコにしてやる!!

「僕もないんだよねぇ、長い休みって意外と暇だからね」

そうだよなー、時間て言うのは足りない時は集められないのに足りてる時は余るんだよなぁ。

そうだ、、、俺はその考えにたどり着くまでそう時間はかからなかった。

「あのさ、だったらうちに泊まりに来る?」

はい、顔まっ赤のアークです、見ててゾクゾクします。


つーか、ぶっちゃけそそります。

「あの、つまり、、そーいうことだよね?」

「そーいうことだな」

また真っ赤、そして目が泳いでいる。

やっぱこいつかわいいなー、といってみている俺は完全にそっち系にはしってるな。

そして、何かを決意したように振り向いた。

「い、いいよっ!泊まりにいくよ!」

やったね、やっぱこうでないと。

今年の夏休みは退屈しないなー、と思っていると、アークが話しかけてきた。

「で、でさ、いつ泊まりにいく「今日だよ」

一瞬、アークが停止した、そしてだんだん赤くなると、思いっきりいつも通りのアークになった。

「ななななききききききょきょきょきょきょきょうっててててててててて!?!?!?!?」

あーあ、完全にいつもの噛み噛みアークに戻ってるよ。
ともかく、俺は少々強引な手段に出た。

「じゃ、今日の放課後、校門の前でな」

俺はそう言って屋上を降りた、後ろでアークの戸惑う声が聞こえたが、一気に階段を駆け降りた。

いやー、放課後が楽しみだ。

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第五話「わくわくじゃなくて、ゾクゾクが止まらねぇ!」

いたよ、来てますよアーク君、校門の前でもじもじ待ってますよ。

俺はアークに声をかけ、二人で歩きだした。

スクールバスで30分ほど走り、住宅地の前のバス停で降りる。

やっば、、、、もうゾクゾクが止まらん。

そそる気持ちが抑えきれません。

俺の部屋の前につくと、アークは少し遠慮がちに「お邪魔します」といって靴をそろえてはいってきた。

やはり女っぽさが抜けない奴だ、と思う。

とりあえず、俺は台所で夕飯の準備を始めた。

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外から見たら少し古いアパートだけど、中は普通、、というかむしろ豪華だ。
見た目は普通だが最新式の防犯設備がついていたし、あちこち真新しい壁や床もある、おそらく新築したのだろう。
僕はカイン君に部屋で待っているように言われたので、カイン君の部屋に正座していた。

(へぇ~、結構いろんなものがあるなぁ、、、)

カイン君が「音楽でも聞いてなよ」と言っていたので、ずうずうしいかもしれないが音楽聴きを取り出し、音楽をかけてみた。

(さぁすいこんでくれ、僕の寂しさ、孤独を全部君が、さあ噛み砕いてくれ、くだらない事悩みすぎる僕の悪い癖を、、、)

しばらくいろいろな曲を聴いていたが、聞いたことない曲ばかりだった、おもしろかった曲があったなぁ、ハレ晴れユカイ、だっけ?
振付がついてたから踊ってしまった、結構つかれるな、あとでカイン君に聞いたけど「あれが踊れたらいろんな意味ですごいよ」と言っていた。

台所の方からカイン君の呼ぶ声が聞こえたので、僕は言ってみることにした。
 
 
 
 
「わぁ~、、、」

絶句(いい意味で)だった、ごちそうだ、レストランで出てきてもおかしくない料理だった。
きれいに盛り付けられたサラダ、とろけそうなシチュー、、はっきりいってよだれが出そうだ。
僕はフォークとナイフを手に取って食べ始めた、、、美味、それ以外に何もなし。

おいしいよこれ!すごいよ!プロ並みだって!

って、喉につっかえた!ぐるじっ!みずみずみず!!
目の前に水が継がれたコップが置かれたので、僕は一気に飲み干した。
そして上を向くと、、、おそらく一生の内でベスト5に入るほど美しいものを見た。

白いエプロンに、右手にフライパン、左手にはオタマ、、、

にあうはずないじゃないですか、なのに見とれてしまうんですよ!

なんだか美しいんです、なぜか美しいんです!よくわかりませんが!!

「、、、どうした?口に合わなかったか?」
「いえ!とってもおいしいです!」

僕はそのあと、カインとの食事の時間を楽しんだ。
 
 
 
 
 
 
食後、一服ついている時に、カインが赤いジュースを持ってきた。

「さっき作った木の実ジュースなんだが、飲んでみるか?」

僕はもちろんOKした、そのジュースがテーブルに置かれる。
色は赤というよりピンクかな?モモンのみが入ってるみたいだ。

一口舐めてみたが、モモンのみの甘さに、ほろ苦さが混じった味だった(ちょっとすっぱかったかな?)、僕の好みの味である。

僕はそれを飲んで「ふぅ~、、」吐息を吐き、いすにもたれかかった。
 
 
 
 
 
 
 
カインがその時、勝ち誇ったような笑みを浮かべたことに、僕は気付かなかった。

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第六話「L・O・V・E・強・姦!レッツゴー!」


ずずずずず、、、「ふぅ~、、、」
 
 
これは俺が緑茶をすする音だ。
テレビのチャンネルを回しながら、俺は壁の時計に目をやる。
そろそろだな、と思いつつ、おれの足は自然と風呂場へ。
 
 
のんきに歌を歌いながら、熱湯のシャワーを浴びているアークがいる風呂場へと。

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「ある~はれ~たひ~のこと~、まほ~いじょ~のゆ~かいが~♪」

のんきに歌を歌いながら、熱湯のシャワーを浴びる僕。
炎タイプが水を嫌うのは、水に体温を奪われるため。

そのため、こういった熱湯なら問題はないのである。

ばしゃばしゃとシャンプーを洗い流し、湯船につかる。

「フぅはぁ~、生き返るぅ~、、、」

オヤジみたいって言わないでよ、気持ちいいのは事実だし。
しばらくつかってから、僕は風呂場を後にする。

やわらかいタオルで体をふく、ここで、ある以上に気づく。

炎タイプは体温が高い、そのため、すぐ湯冷めしてしまういのだ。
まぁ、対して害じゃないからいいけど、、、なのに、今日は湯冷めしない。

妙に体が火照っている、湯あたりでもしたかな?

「オイ、アーク」

わああああ!びっくりしたぁ。
そこには、不機嫌そうに仁王立ちするカイン君がいた。

「フロ長いぜ、もう一時間もたってる」

ぇ?と思って時計を見る、確かに、一時間経過している。

僕があわてて風呂場を出ようとすると、なぜかカイン君に肩を掴まれた。

「罰として、おれの背中を流してもらおうか」
 
 
 
・・・え?

今僕は、押してはいけないスイッチを押した気がした。

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「よっと、これでいいかな」

アレから三十分、カイン君の背中を洗うのが終了した。
カイン君は、これをいいことに右とか左とか指示出しまくり、疲労度は十倍増です。

しかしここで、さらなる扉がオープン。

「今度は俺が洗ってやるよ」

ェ、ちょ、待って!果てしなく不安だよ!

いいからいいからと、こっちの意見を無視して洗い始めるカイン君、拒否権はなし。

ん、くすぐったいな、まあ気持ちいいけどね。
 
 
 
その時、カイン君の手が僕のモノに触れた。

「ひゃぁう!」

思わず甘い声が、って、さすがにおかしいぞ?

「やっときいてきたか、さっきの媚薬」

媚薬?ここで僕はハッとする。

あの時の木の実ジュース、飲んだのは僕だけ!

だから手をつけなかったのか、って納得してる場合じゃない!

「しょ、しょんにゃもにょしこみゃないでくらひゃいよぉ」

まずい、ついに話すことすら困難に、、、
ちなみに「そんなもの仕込まないで下さいよ」っていっているつもりだよ、僕は。

「否定もできないんじゃ、拒めないよな?」

カイン君の指か、モノを軽くつっ突く。
それだけでも、今の僕には大打撃であって。

「たっぷり楽しもうぜ?」
「ふあぁぁ、、、」
 
 
 
 
僕達の、長い夜が始まった・・・。

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感想などいただけるとうれしいです。
- こんにちは。そしてはじめまして。一日遅れのバレンティンディネタ、お疲れ様ですww&br;モトワルガブリアスことカイン君が主人公ですね。ここの話しだけでなく、彼らの種はフカマル時代に何かと苦労しそうです。&br;進化後の形態が強力なだけに、色々と。&br;ともあれ、これからどんな展開になるのかwktkしながら待ってますww 執筆頑張って下さいね。 --  &new{2009-02-15 (日) 12:09:30};
- 誤字の報告です。「てめぇも息きらして・・・」が「てめぇも行ききらして・・・」になっていました。 -- [[ハーク]] &new{2009-02-15 (日) 12:10:15};
-報告感謝しまーす、修正しました。応援本当にうれしいです。
- 自分もホラーは苦手です・・・。アークのキャラが結構好きだw -- [[ブラック★]] &new{2009-02-15 (日) 15:54:00};
- なんででしょう……&br;この一人称での文体といい、キャラクターの性格といい、なんだか懐かしさを感じます……。 --  &new{2009-02-15 (日) 16:15:13};
- なかなか面白いですよ。執筆頑張ってください --  &new{2009-02-15 (日) 22:31:27};
- 超強引、でもそれがいい --  &new{2009-02-15 (日) 22:37:03};
- 懐かしさ、ですか?俺も後から見たら若干ハ○ヒっぽい気が、、、 -- [[アキ]] &new{2009-02-16 (月) 04:01:51};
- 強引・・・ -- [[ブラック★]] &new{2009-02-16 (月) 23:14:53};
- こ、こんなに応援の声が届くとは、、、やっぱ強引な小説っていいな、僕の趣味ストライクだから書きやすいし、応援、感謝します。 -- [[アキ]] &new{2009-02-18 (水) 20:10:32};
- 俺も涼○ハ○ヒっぽい気がする~。 ってまだ古くないぞ!俺の心の中では新作だ! -- [[OGA]] &new{2009-02-18 (水) 22:45:19};
- ちょwbutter-flyじゃないですかww -- [[SEED]] &new{2009-02-19 (木) 00:46:47};
- 元ネタ分かる人いた!ちなみに、これからもちょくちょくデジモンパロ出します(ぇ(butter-fly=初代デジモンのOP) -- [[アキ]] &new{2009-02-19 (木) 16:53:54};
- よかった;ー; --  &new{2009-02-21 (土) 21:54:41};
- 良かったって、、、何が? -- [[アキ]] &new{2009-02-21 (土) 21:59:05};
- それから、、、続きありますよ。 -- [[アキ]] &new{2009-02-21 (土) 21:59:28};
- ダイスロ~ル!もはいってる? --  &new{2009-02-22 (日) 01:17:12};
- ディメンジョンダイス!! -- [[ギアス]] &new{2009-02-22 (日) 02:08:45};
- 「ごわれるぅ」の上の行の「下」は「舌」なのでは…?&br;とりあえず連絡っと、勘違いならばすみませんです --  &new{2009-02-22 (日) 02:21:24};
‐誤字報告感謝、、それからダイスロールは「トラブルだらけのスクールライフ」の方に出す予定です。 -- [[アキ]] &new{2009-02-22 (日) 12:35:07};
- 「全速☆で死んDA☆」ってことにならないように皆さん(カイン達)頑張ってください。&br;デ☆デ☆デの巨神兵召還!そしてこの僕 爆☆殺!(黙れぇ! -- [[ジューダス]] &new{2009-02-22 (日) 13:08:45};
- 死者蘇生!ジューダスさんを蘇生し、速攻いけにえにオシリスの天空竜!効果発動!(アキは全力であやまった) -- [[アキ]] &new{2009-02-22 (日) 13:13:57};
- オベリスクの攻撃力の決まり方わかる人いる?自分はラーとオシリスしかわからん。 --  &new{2009-02-22 (日) 23:38:25};
- カイテ君、涎注意www&br;そしてアーク君……女装して男友達を騙すと思わぬ報酬がwww --  &new{2009-02-23 (月) 01:15:53};
- オベリスクの攻撃力は4000です、ちなみに防御も4000。右上のマーク(闇とか光の)は神、幻神獣族、星10です。関係ないこと長々とすみませんアキさん(汗 --  &new{2009-02-23 (月) 04:13:54};
- ↑のものです。追加  特殊効果などはありません。 --  &new{2009-02-23 (月) 07:48:23};
- 後からカード化されたものには効果あり、そのターン攻撃しない代わりにいけにえにタイで相手の場全部破壊&4000ダメージです。 -- [[アキ]] &new{2009-02-23 (月) 15:29:13};
- アーク君、 --  &new{2009-02-23 (月) 16:43:56};
- ありがとうございます。現実の神のカードとアニメって同じ?関係ない質問ごめんなさい。やだったら答えなくていいです。遊戯王大好き~! --  &new{2009-02-23 (月) 23:18:22};
- 今のところカード化されたのはオベリスクだけなのでなんとも言えませんが、、、多少弱体化されていますね、墓地から復活したら1ターンで消滅、2体リリースして4000ダメージ&相手フィールド一掃はそのターン攻撃不能、と、強いですが原作よりは弱いですね、それでも十分強いですが。 -- [[アキ]] &new{2009-02-24 (火) 00:21:34};
- ハルヒ〇~!!(伏せ字になってない)俺は最終未来の方が好きだ! -- [[ギアス]] &new{2009-02-24 (火) 22:09:27};
- メルへヴン・・・? -- [[ブラック★]] &new{2009-02-24 (火) 23:41:39};
- 媚薬入りだと思えて仕方ない。。。ぐはっ --  &new{2009-02-25 (水) 15:17:28};
- 媚薬入ってますよ、そしてメルへヴン(ゾクゾクが止まらねぇ!のパロディ元)ですよ。 -- [[アキ]] &new{2009-02-25 (水) 17:23:34};
- どのタイトルも面白いですね。どうやって考えてるんですか? -- [[ここなっつ]] &new{2009-03-02 (月) 17:39:41};
- いえ、適当なキーワードを考えて、その中からタイトルを選び、キャラクターはもともといろんなキャラクターを考えて、それを共演させるって感じです。 -- [[アキ]] &new{2009-03-02 (月) 19:05:46};
- あ、タイトルってそっちのタイトルか、これはもう直感です、見たら笑えるひとことをタイトルにしています。 -- [[アキ]] &new{2009-03-03 (火) 02:00:23};
- リアではあまりそそられない気もするが、ケモ(ポケ)ならBL許せるのは何故だろう・・・。   あぁ。人間として末期ってことか(終) -- [[メタリック]] &new{2009-07-01 (水) 19:25:41};
- 続くの?
――[[raruku]] &new{2010-02-27 (土) 21:58:10};
- おも~い
―― &new{2010-08-19 (木) 20:44:27};
- 間違えました。重いじゃなくておもろいです。
―― &new{2010-08-19 (木) 20:45:36};
- BLとか好きなので、とてもおもしろかったです!
ガブリアスをつかうのはすごいですね。
続き期待してますので頑張ってください!
――[[GL]] &new{2010-08-19 (木) 23:17:55};
- 男同士でエロwww
――[[ピカ]] &new{2011-10-17 (月) 23:28:14};

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IP:133.242.146.153 TIME:"2013-01-30 (水) 14:39:03" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E6%80%9D%E3%81%84" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0; YTB730)"

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