※&color(Red){注意!}; この物語には&color(Red){官能};表現が含まれております。 written by [[beita]] 「や……やめてよぉ……」 「ふふん。誰がやめるものか」 蔓で縛られ、身動きが制限された一匹の雌のポケモン。 蔓でそのポケモンを縛る一匹の雄のポケモン。 雌のポケモンは腹部、胸部を除いたほぼ全身にあみだのような模様が入っている黄土の色の体を持つ。特にこれといった特徴の無い耳や尻尾、手足の爪。さらに純粋さを表現したかの様な黒いつぶらな瞳。 そう、彼女はサンドである。 瞳をうるうるさせながら必死に拘束を振りほどこうと手足をじたばたと動かす。 だが、少々体を動かした程度では、彼女に巻き付く蔓をどうするコトもできず、結局無駄な抵抗となってしまう。 だが、少々体を動かした程度では、彼女に巻き付く蔓をどうすることもできず、結局無駄な抵抗となってしまう。 だから直接相手に言葉で訴えかけたのだろうが、当然ながら相手はそれに応じるつもりは全く無い。 嫌がるサンドを拘束しているのは、背中にもうすぐ花が咲くのではないかというぐらいに立派な蕾を背負った全身緑色の四足歩行のポケモン。 そう、彼はフシギソウだった。彼はどこかぎこちなさを含んだ悪人スマイルでサンドを自らの蔓で縛っている。 どれだけ暴れても無駄だと言わんばかりに、彼女をがっちりと捕らえていた。 フシギソウは不意にぐいっと蔓を引き寄せた。 当然ながらサンドは体を地面を引きずられる。 悲痛の声をあげながら、絶望の表情を浮かべながら。 「ぃ……いやぁ」 サンドは首を振り、涙をこぼしながら、なけなしの抗いをみせた。 「無駄無駄。逃げられるもんか」 ついにフシギソウからも足を前へと踏み出し、二匹の距離はぐんと縮まる。 必死に抵抗するサンドの様子にそそるものを感じながら、フシギソウは唇同士を重ねようと更なる接近を試みた。 最後のあがきとばかりに顔をそむけ横を向くサンド。 だが、フシギソウは前脚をぐいと動かし、無理矢理正面を向かせる。 もう駄目っ。誰か助けて……! サンドが心の中で強く念じたその時。 「おい! やめろ!」 「……って感じでやって欲しかった訳だよ。なのに何だよ、演技に全然やる気が見えないのは?」 劇の台本を丸めながらマンキーは怒りを露にする。 一呼吸つくやいなや、再度口をめいいっぱい広げ、叫び声をあげた。 「……いや、最後の接吻かまそうとするのは流石にやりすぎたケドだな。……だが! お前たちの演技はいくらなんでも気持ちがこもって無さ過ぎる!」 「……いや、最後の接吻かまそうとするのは流石にやりすぎたけどだな。……だが! お前たちの演技はいくらなんでも気持ちがこもって無さ過ぎる!」 ここはカントー地方と呼ばれる地域のとある場所。 山の中で、人の出入りはまず無いような場所にマンキー、フシギソウ、サンド、ゼニガメなどのポケモンが集まっていた。 彼らは年に一度、各地方からポケモンが数匹から数十匹集まって地域交流会というものを行っている。 地方毎に劇などの出し物をしてみんなで楽しもうという企画であり、参加者はみんなこの日を楽しみにしているのだ。 彼らは今年の地域交流会のために劇の練習をしているところである。 フシギソウやサンドが演じていたのは、監督を努めるマンキーが熱く語るような演技とは程遠く。 今はまさに説教の最中であった。 「……ごめんなさい」 ポツリとサンドが口を開き、謝罪の意を示す。 「誤るくらいなら最初からちゃんとやれよ! お前らが真面目にやってくれねぇと、とても他所の地区の奴らに見せられやしねぇ。恥かくだけだ!」 マンキーの怒りは収まらず、サンドは堪えていた涙が溢れだしついに泣きだしてしまった。 「いいから今日はもうヤメだ! 明日までに心入れ替えてこい!」 そう吐くなり、マンキーはすたすたと去っていった。 ぽかんと口を開けて呆然としていた他の者も順にその場を後にする。 こうして、この場所にはフシギソウとサンドだけが取り残された。 「サンドは悪く無いよ……。俺が、真剣に悪になりきれなかったからだよ……」 「ううん、ありがとう。私だって全然演じれて無かったもん」 互いに謝り合い、そこで一旦会話が途切れた。 それから、二匹は自分がした演技を振り返る。 そこでこうして……あそこではああして、と頭の中ではおよその完成形は見えていた。 でも、実際に演技を行うとなると、思っていたよりも全然違ってきてしまい、上手くいかない。 演劇を成功させたい気持ちというのは、彼らだってマンキーに劣らないぐらいの 熱さを持っている。だからこそ悩んでいた。 演劇を成功させたい気持ちというのは、彼らだってマンキーに劣らないぐらいの熱さを持っている。だからこそ悩んでいた。 サンドの涙もその悔しさからくるものだろう。 いつまでも落ち込んでいられない。と。二匹は同時にお互いの顔を見合わせる。 余りのタイミングの揃いっぷりに一瞬驚いたが、驚くのはまだ早かった。 「今から一緒に練習しない?」 まさか発言のタイミングとその内容まで同じだったとは。 びっくりすると共に、二匹の表情には一気に笑顔が戻る。 「凄っ! 俺たちシンクロし過ぎ」 「あはは。そうだね」 気分もすっかり入れ替わったところで、二匹は練習に移るのだった。 ---- 一応、他のポケモン達には見られまいと、練習は比較的山の奥の方で行うコトにした。 一応、他のポケモン達には見られまいと、練習は比較的山の奥の方で行うことにした。 物語に沿って二匹でのやりとりを順にこなしてきたが、特に問題無く進められてきた。 が、とある場面に直面し、二匹の勢いは途端に衰えた。 先程マンキーも熱く語っていた、サンドがフシギソウに捕らえられるシーン。 やはり互いに異性で、縛るなどといった行為にはやはり遠慮が生まれてしまうのだ。 「……その、どれぐらいの強さで縛ったら……いいのかな?」 若干顔を赤く染めながら視線を彼女からそらしてフシギソウは言った。 「ちょっとくらい強くても……大丈夫。あ、あんまり私に構わなくても……いいよ?」 対するサンドもどこか気恥ずかしそうに答える。 演じ切ると言えど、越えてはいけない線を感じ、過剰に相手を気遣ってしまう。 マンキーからすればそれが駄目なんだろうが、やはりやり過ぎてしまってもそれはそれで互いの関係は悪くなってしまい兼ねない。 二匹ともそれを恐れるあまり、役を演じきれないのだ。 フシギソウからすれば、それがほぼ理由なのだろう。 だが、サンドは違った。正確には違うという訳では無く、加えてまだ理由があったのだ。 「そう? じゃあ、ちょっと強くいくケド大丈夫?」 「そう? じゃあ、ちょっと強くいくけど大丈夫?」 フシギソウが頼りなさげに言うと、サンドは小さく頷いた。 ごめん。と心の中で何度も謝りながら蔓をサンドの体をグルグルに巻き付け、両腕の自由を奪う。 「きゃあぁっん!」 サンドはいかにも囚われの身のような、悲痛な叫び声をあげた。 誰もが認めてもおかしくない程の声と表情だった。 もし近辺に彼女の声を聞いた者がいたならば、間違いなく何事かと駆け付けてきしまうだろう。 わざわざ確認した訳では無いが、誰も居ないつもりで場所を選んだのだ。 二匹共、誰かに見られたら……とも若干思ったが、そんなコトは無いコトを願い、また無いと期待して練習を続ける。 二匹共誰かに見られたら……とも若干思ったが、そんなことは無いことを願い、また無いと期待して練習を続ける。 「や……やめてよぉ……」 「ふふん。誰がやめるものか」 まだ少々の戸惑いを含みつつも、二匹の演技はかなりそれらしくなってきた。 サンドに関しては逆にやりすぎでは無いのかとさえ思ってしまう演じぶりである。 顔を真っ赤にし、焦点も合わないうつろな目をしていた。 その様子は、まるで悦に浸っているようだと形容されても仕方ない程だ。 そのため、フシギソウは何がやってはいけないコトをしている気持ちになりそうになる。 そのため、フシギソウは何がやってはいけないことをしている気持ちになりそうになる。 心の中で自らの変態を振り払い、役を演じ切ろうと集中しながら続けるのだった。 「無駄無駄。逃げられるもんか」 二匹で練習出来る場面の最後の台詞を言い切り、フシギソウは一瞬ホッとする。 が、最後の立ち回りで足を踏み出し、サンドに急接近した時、彼の精神は大きく乱れた。 ふと視界に入ったサンドの下半身が透明の液を纏い、光を放っていた。 もちろん彼女の股間が何に濡れていたのかは一瞬で理解できた。 だから尚更フシギソウは戸惑ってしまう。 とりあえず演技はここまでで終了だったのだが、フシギソウはしばらくその姿勢のまま硬直していた。 「ね……ねぇ?」 不思議に思ったサンドが声をかける。 フシギソウははっと我を取り戻したものの、咄嗟に言い訳が思いつかなく、正直に思ったコトを述べる。 フシギソウははっと我を取り戻したものの、咄嗟に言い訳が思いつかなく、正直に思ったことを述べる。 「な、なぁ、もしかして……お前さ。縛られると感じるタイプ……?」 いくら何でもあまりにストレートすぎ過ぎたか……と言い終えてから思った。 サンドは顔を紅潮させながらうんと頷いた。 「もう正直に言うね。……あ、とりあえず蔓をほどいて欲しいな」 あ、そう言えば、とフシギソウは言われた通りするりと蔓を引っ込める。 すっかり火照り切った体を少し冷まし、落ち着いたところでサンドは口を開いた。 「私もされるまては全く分かんなかったんだけど……いざ、このシーンになってフシギソウに蔓で縛られるとね、な、なんか……胸がどきどきしてきて……。 結果、演技にも凄い支障きたしちゃってフシギソウにもとっても迷惑かけちゃったよね。 だから、せめて。私のこの性癖……て言うのかな? これはちゃんと話しておくべきだよね」 「……そっか。ま、別にマンキーに怒られたのは俺の責任もあるし、そんなコト責めるつもりは無いけど」 「……そっか。ま、別にマンキーに怒られたのは俺の責任もあるし、そんなこと責めるつもりは無いけど」 「……ありがと。ごめんね」 どこか気まずい空気が流れだす。 この状況を切り開くのは俺かなぁ、とか思いながらフシギソウはかけるべき言葉を模索した。 「どうする? 俺はサンドがそんなんだって知っても軽蔑とか何もそんなコトをするつもりも無いし、マンキーに怒られるのももうこりごりだから、練習続ける?」 気にしてないコトを強調するように少々素っ気なく発言した。 「どうする? 俺はサンドがそんなんだって知っても軽蔑とか何もそんなことをするつもりも無いし、マンキーに怒られるのももうこりごりだから、練習続ける?」 気にしてないことを強調するように少々素っ気なく発言した。 正直フシギソウもかなり平静を乱していた。しかし、それをあまりに表に出してしまっては彼女に申し訳ない。 彼なりのサンドへの気遣いだった。 フシギソウの内心を察したのかどうかは分からないが、サンドもなるだけ意識し過ぎないように振る舞う。 明らかに無理した笑顔を作ってサンドは口を開いた。 「そ、そうだね。もう叱られたくないもんっ」 何度か通し演技を行い、二匹の振る舞いにも磨きがかかってきた頃。 突然サンドが息を乱れさせながら、フシギソウに話しかける。 「だ……ダメ。もう我慢できない……」 相変わらず股の間からは滞りなく汁が流れており、顔は炎があがってるかのようだった。 「な。ど、どうしたんだよ?」 流石に様子がただごとでは無いとフシギソウは心配になる。 「あ……あのさ、お願い聞いてもらっていいかな?」 そう言い、彼女は艶めかしい目でフシギソウを見つめた。 サンドの異常の解決に繋がるのならば拒む理由は無いかな。 と、フシギソウはできるコトならやってあげたい意志を示した。 「うん。俺にできるコトなら」 と、フシギソウはできることならやってあげたい意志を示した。 「うん。俺にできることなら」 なるべく安心させようと、フシギソウは泰然とした態度で答えた。 するとサンドは両手を目の前で音を立てて合わせる。 軽くお辞儀をするように頭を下げながら口を開いた。 「お願いっ。……劇の練習とか抜きで、私をもっと縛ってほしいの」 フシギソウは自身の中で刻む鼓動が大きく、そして早まってきたコトに気付いた。 フシギソウは自身の中で刻む鼓動が大きく、そして早まってきたことに気付いた。 意中の雌ではないものの、縛ってと頼まれるとどうしても淫らな妄想が浮かび上がってしまう。 断るコトは理性が許してくれなさそうだ。 断ることは理性が許してくれなさそうだ。 妙な期待感を抱きながらフシギソウは首を縦に振るのだった。 ---- サンドの四肢にはそれそれ一本ずつ蔓が巻かれていた。 フシギソウがぐっと力をこめると、彼女の体は重力に逆らって浮かび上がる。 すでにサンドは十分といえるほど感じており、虚ろな目で浅く早めの呼吸を繰り返していた。 彼女の秘部は既に湿り気を帯びており、表情に嘘偽りの無いコトを教えてくれる。 彼女の秘部は既に湿り気を帯びており、表情に嘘偽りの無いことを教えてくれる。 フシギソウは更にもう一本蔓をサンドに向けて伸ばした。 ぐるんと一周、サンドの首に巻き付ける。 「ぁ……はぁっ」 首を緩く締め付けられ、サンドは声を含んだ息をもらした。 「もっと絞めるよ? いい?」 フシギソウが尋ねるとサンドは首を縦に振る。 こんな光景こそまさに見られたらたまんない。 風になる木の葉の音さえ過剰に気にしながらフシギソウは蔓の締め付けを徐々に強くしていく。 「ぁ……っ……」 絞まり具合に比例して苦悶の表情を浮かべる。 でも、そんな彼女の顔はどこか悦を含んでいるようにも見えた。 フシギソウもサンドの様子に興奮を覚えずにいられなかった。 もっと、もっと絞めて苦しめてあげたい。そんな考えすら脳をかすめる。 俺も大概こういうの好きなのかなぁ、とか自分の性癖を認めざるをえなかった。 その証拠とでも言うべきだろうか、物理的な刺激を一切受けていないにも関わらず彼のペニスは膨張しきっていた。 俺も大概こういうの好きなのかなぁ、とか自分の性癖を認めざるを得なかった。 その証拠とでも言うべきだろうか、物理的な刺激を一切受けていないにも関わらず彼のペニスは膨張し切っていた。 いくらサンドが望んだとはいえ、失神させてしまっては元も子もない。 力加減、時間。フシギソウは適切なそれらを知るはずも無く、サンドの様子を伺って判断する。 「ぅ……んんっ……」 突然サンドの体が小刻みに震えだす。 そろそろヤバいと感じたフシギソウは首を絞める蔓の拘束だけ少し緩めた。 「かはぁっ! はぁ……はぁ……」 激しくサンドが喘ぐ。 目をぎゅっとつむり、口をめいいっぱい広げて肺の中身を何度も入れ替える。 よほど苦しかったのだろう、涙も涎も遠慮無しにこぼれ出る。 でもこれが快感だと言うのだから不思議な話だ。 フシギソウ自身、激しく喘ぐ彼女の姿に興奮を覚えていた。 締め付けながら、敏感なところを刺激したらどうなるのだろうか……。 ふと危ない疑問がフシギソウの脳裏に浮かんだ。 この際だからやっちゃおうか、と理性を欠いた彼に抑止力は伴わなかった。 フシギソウは再び首を強く絞める。 そこから手足を縛った蔓の余った先端部分を動かし、サンドの胸元を触り始めた。 「っあ……っ」 息もまともに吐き出せず声すらままならないが、確実に反応は示した。 蔓の触角は手足程敏感では無く、本人が触っている感触がさほど感じられないコトが残念である。 それでも、彼女の反応で芽を捕らえたか否か知るコトは容易かった。 蔓の触角は手足程敏感では無く、本人が触っている感触がさほど感じられないことが残念である。 それでも、彼女の反応で芽を捕らえたか否か知ることは容易かった。 つい攻めるコトに夢中になってしまい、呼吸させるコトを忘れてしまいそうになる。 まだ辛うじてそんなコトを考える余裕のある内に首の絞まりを少しだけ緩め、なんとか息だけはできる程度にしておいた。 つい攻めることに夢中になってしまい、呼吸させることを忘れてしまいそうになる。 まだ辛うじてそんなことを考える余裕のある内に首の絞まりを少しだけ緩め、なんとか息だけはできる程度にしておいた。 「ひゃあぁ……ちょっ、と……フシギソあぁん!」 喉にもゆとりが与えられたサンドは、勝手に胸の突起をまさぐるフシギソウに抗議の声をあげる。 「……あ、ごめん」 彼女の声にふと我にかえり、蔓の動きを止めた。 やりすぎたコトを後悔しそうになったが、思わずはみ出した謝罪の言葉のあとに続いてサンドは言う。 やりすぎたことを後悔しそうになったが、思わずはみ出した謝罪の言葉のあとに続いてサンドは言う。 「ん……いいの。あまりに気持ち良くて……つい声が出ちゃったの」 彼女の言葉を肯定するように、秘部からは愛液が滲みだしていた。 拒否反応を示さないサンドにフシギソウは更なる攻めを企てる。 もう一ヶ所も同時に。つまり彼女の蜜壺すらも蔓で刺激してやろうというコトだ。 でも女性器はもの凄い繊細だから丁寧に触らないと痛がられる、みたいなコトを誰かが言ってた気がする。 もう一ヶ所も同時に。つまり彼女の蜜壺すらも蔓で刺激してやろうということだ。 でも女性器はもの凄い繊細だから丁寧に触らないと痛がられる、みたいなことを誰かが言ってた気がする。 ましてフシギソウが行おうとしているのは蔓を用いての愛撫。 経験の無い俺には少し難しすぎるかもしれないな……。 と、割と相手を気遣いつつ色々考える余裕があるんだなと自覚する。 「フシギソウぅ……?」 乳首への愛撫が止んで、いつになっても次に移らないフシギソウが気になり、つい声をかけてしまう。 「あ。ごめんっ……じゃあ、続き……行くよ?」 己の欲望に従い、フシギソウはサンドの秘所に蔓をのばす。 その一点に集中するため、胸を捕らえていた蔓は動かさない。 「あっ……!」 優しく外側をなぞっただけでサンドは過敏な反応を示した。 蔓からでも伝わるぬるりとした感触が彼女の膣部が十分に濡れているコトを実感させてくれる。 蔓からでも伝わるぬるりとした感触が彼女の膣部が十分に濡れていることを実感させてくれる。 本当は内部も刺激したかったが、蔓の太さはなかなかのもので、肉棒よりは一回り程度大きい。 さすがにそんなものを彼女の狭い膣口に押し入れる訳にもいかず。 割と冷静にものごとを考えられてるなぁとか思いながら、フシギソウはただひたすら丁寧に彼女の秘所を触り続ける。 更に一度は緩めた締め付けを再び呼吸のできない程強くした。 「っかぁ……うぅ……」 顔を紅潮させながらサンドは窒息の苦しみと快感を味わっていた。 膣部の愛撫になれてきたフシギソウは乳首を触る蔓の動きを再生した。 膣部の愛撫になれてきたフシギソウは乳首を触る蔓の動きを再生した。 ビクンビクンと彼女は全身を波打たせて悦楽を味わう。 喘ぐ声は出せずともこの動きが十分に代わりを果たしている。 興奮は高まりながらもどこかに冷静さを保ったフシギソウは頃合いを見計らい、サンドに呼吸をさせた。 「ぷはっ! ……はっ……はぁ」 弾けるような彼女の吐息。だが、ゆっくり息を整える程の時間は与えず、数回呼吸させると再度絶息の快楽へと導く。 この様なやりとりを何度も繰り返した。 彼女の雌からは地面に大きなシミをつくる程までに愛液が流れ出ていた。 それでも決定的な攻めが無く、一度も達せずにいる。 この上無いぐらいの焦らしプレイにさすがのサンドも精神的に追い込まれてきた。 イキたい……。彼女の脳裏にはもはやそれしか思い浮かばない。 何とかして伝えないと、とサンドは思うものの、酸欠の脳にもはや自分から行動を起こせる程の力は無く、結局されるがままの状態が続いた。 「っぶはぁっ! っあ……はぁ」 定期的に肺の空気を入れ替える機会が与えられるが、それまでの苦しさのあまり、必死に呼吸するコトで精一杯だった。 そして意思を伝えるコトもできずに次のサイクルに移るのだった。 定期的に肺の空気を入れ替える機会が与えられるが、それまでの苦しさのあまり、必死に呼吸することで精一杯だった。 そして意思を伝えることもできずに次のサイクルに移るのだった。 気付いた頃にはサンドの意識は闇の中へと消えていた。 ---- 「……あ。目が覚めた?」 ゆっくり目蓋を上げると目の前にはフシギソウの姿が。 「ん……」 頭が冴えない。何故私は意識を失っていたのか、思い出そうとするが思考力がまるで働いてくれない。 「ごめんな。……つい、調子に乗って……」 凄く深刻な表情でフシギソウが誤ってきたケド、事情がよく飲み込めない。 凄く深刻な表情でフシギソウが誤ってきたけど、事情がよく飲み込めない。 「え……そもそも今の状況がよく分かんないんだけど……」 思い出せそうにも無い自分に歯痒さを感じながらも解決を計るには一番早いであろう、質問という手段をとった。 今の私の一言に問題があったのかな……。フシギソウが一層深刻そうな顔をして私を見た。 驚きというか、不安、心配というかよく分からないケド、色んな感情を含んだ複雑な表情だったと思う。 驚きというか、不安、心配というかよく分からないけど、色んな感情を含んだ複雑な表情だったと思う。 「覚えて……無い、のか?」 彼の返事を聞いてさっき思ったコトは間違って無かったんだな、てコトは分かった。 彼の返事を聞いてさっき思ったことは間違って無かったんだな、てことは分かった。 でも、そのせいでますます申し訳ない気持ちになる。 何かとんでもないコトをしてしまったような、今のフシギソウを見てるとそんな風に見えて仕方ないの。 何かとんでもないことをしてしまったような、今のフシギソウを見てるとそんな風に見えて仕方ないの。 声も明らかに震えてたし。 ……ここまで相手の状況を探れる割に何で思い出せないのよ。 なんか説明させちゃうのも悪い気がしたケド、彼の質問には首を縦に振るしか仕方がなかった。 なんか説明させちゃうのも悪い気がしたけど、彼の質問には首を縦に振るしか仕方がなかった。 私の返答を見て、フシギソウはゆっくりと一度瞬きをし、ふぅと強く息を吐き出した。 覚悟を決めた……? そんな表現がふさわしい気がした。 「劇の練習をしてたのは、覚えてる……?」 そんな気もする。程度の記憶はあった。 でもやっぱりそれ以上は何も思い出せない。 私はとりあえず話を続けてもらうためうんと小さく頷いて肯定の意を示した。 それからフシギソウは時に目を背けたり、顔を赤くしながら私が気を失うまでの過程を話してくれた。 後出しで信じてもらえないと思うケド、彼の話した内容すべてに心当たりはあった。 後出しで信じてもらえないと思うけど、彼の話した内容すべてに心当たりはあった。 「そう……だったんだ」 一通り話を聞き終えると、私はそう口をもらした。 その直後、これは言っておかなければならないと、と思うコトが突然脳に走り、彼の次の言葉より早く再び口を開いた。 その直後、これは言っておかなければならないと、と思うことが突然脳に走り、彼の次の言葉より早く再び口を開いた。 「っあ! フシギソウは全然悪くないから! よく覚えて無くてホント悪いんだけど、私からお願いしたハズ……だよね?」 明確にならない記憶を頼りに必死にフシギソウをかばう。 「そう、だけどさ。……どう考えても俺、やりすぎちゃったじゃん」 「そ、そうかな? 私きつい方が好き、みたいなコト言わなかったっけ?」 「そ、そうかな? 私きつい方が好き、みたいなこと言わなかったっけ?」 全くもって出任せ。今にも崩れ落ちてしまいそうな彼の様子がとにかく耐えられなかった。 脳内のメモリが曖昧なのを逆に利用してどんどん適当なコトを言ってあげようじゃない。 脳内のメモリが曖昧なのを逆に利用してどんどん適当なことを言ってあげようじゃない。 もし的外れな発言でもいくらでもごまかしが効くしね。 「それっぽいコトは言った……かも」 「それっぽいことは言った……かも」 なんだ。フシギソウもあんましちゃんと覚えてなさそうね……。 なら、このまま虚勢に任せよっかな。 「ね! だからフシギソウは全然何にも悪く無いって! ……でも、フシギソウに凄い責任感負わせちゃったよね? ……ごめん」 我ながらいい演技じゃない? とかちょっと思った。 演技じゃないと言えば嘘になるケド、誤りたい気持ちは本当。 現状の把握不足でイマイチ感情は込め辛かったケド……。 全部演技と言えばそれも嘘になるけど、誤りたい気持ちは本当。 現状の把握不足でイマイチ感情は込め辛かったけど……。 「そこまで言われちゃ、いつまでもなよなよしてられないなっ」 フシギソウが力強くそう言った。彼の表情はもう先程までのような不安定感は無かった。 「劇の本番、頑張ろうな」 私はこの言葉を強い返事で肯定した。 今日は待ちに待った地域交流会。色んな地方から色んなポケモンが集まってきた。 「はあぁ……緊張するなぁ」 「私達なら大丈夫だって!」 ぽつりと弱気な発言をするフシギソウにサンド励ましの言葉を渡した。 ぽつりと弱気な発言をするフシギソウにサンドは励ましの言葉を渡した。 あの日以来、どういう訳か二匹の関係は急激に縮まり、二匹の演技も最高級に磨きがかかっていた。 他の者が気になって“何かあった?”と尋ねるものの、二匹とも返事は決まって“いや、何も”である。 「ホントに俺がキレたあの日以来、さっぱり心入れ替わっちまったなぁ」 二匹の後ろから声をかけるのは監督のマンキー。 みちがえた彼らの演じぶりにはとても満足しているようだ。 やるべきコトはすべてやった。後は今から迎えるコトになる本番で全てを出し切るのみ。 やるべきことはすべてやった。後は今から迎えることになる本番で全てを出し切るのみ。 交流会終了後。彼らの地域の劇が優勝を収めたコトは言うまでも無いだろう。 そんなコトよりあの二匹のその後が気になるって? それは各人ご想像にお任せしたいところである。 交流会終了後。彼らの地域の劇が優勝を収めたことは言うまでも無いだろう。 そんなことよりあの二匹のその後が気になるって? それは各人ご想像にお任せしたいところである。 拘束嗜好 完 ---- ・あとがき 今回は“拘束”を取り入れてみました。それと冒頭からの官能!? ってのはやってみたかったコトの一つです。 今回は“拘束”を取り入れてみました。それと冒頭からの官能!? ってのはやってみたかったことの一つです。 まぁ、実際はR指定にもならない様なほんの劇のワンシーンでしたがね。 前作からあまり時間を空けずの投稿となりました。自分にしてはかなりのハイペースです。 長さも内容も当初予定していた通りに進みました。 官能自体はかなり控えめかな、と思いましたが、題名のとおり、拘束嗜好の方には十分役割は果たせ……るような作品であれば幸いです。 ここまで読んでいただいてありがとうございました。 ---- ご意見、ご感想、誤字脱字の報告などご自由にどうぞ。 #pcomment IP:218.220.150.47 TIME:"2011-12-01 (木) 20:10:47" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E6%8B%98%E6%9D%9F%E5%97%9C%E5%A5%BD" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:8.0) Gecko/20100101 Firefox/8.0"