ポロ2作品目の長編です。 少し他の作品と被るかもしれないのでそれが大丈夫だと言う人はどうぞ。 ---- 僕の人生全てそこそこだった。今は高校生だけど一つ言える事はこの先の人生もそこそこだと思う。 しかし全て上手くいかなかった事をそこそこだと言う人もいれば反対に全て上手くいった事をそこそこと言う人もいると思う。 だけどここでは普通に行った事をそこそこと言おう。 僕は初めに言った通り全てそこそこだった。勉強もそこそこ、家族もそこそこ、友人の人望も自分で言うのも何だか恥ずかしいけどそこそこだ。 しかし僕の人生のそこそこは一つのゲームで崩れた。 それは、<ポケットモンスター>通称ポケモンだ。 僕は勉強などせずポケモンに全てを注いだ。ぬいぐるみ、玩具、ゲーム、ポケモンの全てを集めた。僕がこんなにポケモンにはまったのは、三ヶ月前、友人との帰り道の事だ。 僕は部活が終わり、友人、名前を伏せてAとさせてもらうが、Aは僕に遊びの誘いをした。 「なぁ、今度ポケモンしようぜ!」 「ポケモン? 何だそれ?」 僕は当時、部活に熱心で他の事はほとんど知らなかった。 「えっ!? お前ポケモン知らないのか?じゃあ、一番古いポケモンとゲームボーイやるから、やってみろよ」 「わかった」 Aの家に着きAが家に入り、しばらく経つと袋を持って出てきた。 「この中に入ってるから、じゃあな」 袋を渡されAは家に入った。 家に帰り、袋の中を見るとポケモン赤、青、緑とゲームボーイが入っていた。 それからだ、僕がポケモンにはまったのは。 しかし、僕の人生はもう既に狂っていた。 「あ~! お前強過ぎだぜ」 「ちゃんと、1から育てているだけだよ」 僕は、今友人とポケモン勝負して勝った。 「あっ! もう時間だから帰るわ」 「そうか、じゃあな」 僕は友人の家を出て家に向かって歩いていた。 (おっと) 僕は少し貧血を起こして足元がふらついた。 (やべっ!) 僕は凄く強い貧血を起こして地面に倒れた。しかし考える間も無く意識が薄れていった。 ---- (あれっ?ここどこだ) 僕は辺りを見回した。日用品があるが、野生にあるような木の実がなっている。 えっ!? あれってカゴの実だよね。 僕の体を見るとイーブイになっていた。 「イーブイになってる!!」 「あっ!! 起きた? 大丈夫?」 うわっ! 僕頭いかれたかな。 目の前にいるの完璧に「コリンク」だよ 「あの、僕故郷に帰りたいんですが…」 「どこ? 連れて行けるとこなら連れて行くけど」 この人?結構優しいな。 「じゃあ、えっとその、あ~~どこだっけ」 故郷の名前が思い出せないよ!! どうしよう。 「行く所無いなら一緒に来る?」 どうしようかな、行く当ても無いしいいかな。 「一緒に連れて行ってもらえるのは嬉しいんですがここどこですか?」 そう、僕はここの事を何も知らないのだ。 「ここはサンフジ島、私はコリンクのアンペア•ニーフィだよ。君は?」 僕の名前? なんだっけ? 「忘れました」 この目の前のアンペアはびっくりしている。 「君名前ないってことだよね。じゃあ少し待ってて」 アンペアは本を持ってきた。 「この本の主人公がイーブイだから君と同じだし、この主人公と同じのナイト•クロックって言う名前でどう?」 今は名前があった方がいいよね。 「じゃあ、名前はこれから一応ナイト•クロックと名乗らしていただきます」 「うん、それでここからが本題なんだけど私と一緒に探検隊をしてくれない?」 別にする事ないしいいかな。 「うん、別にいいよ」 「ナイトありがとう!! じゃあ早速弟子入りしに行こうか」 「わかった、行こう!」 僕とアンペアは弟子入りに向かった。 ギルドとおぼしき所に着くと僕は非常~~~に立ち去りたくなった。 「今ナイト逃げようとしたでしょ? 私も逃げたくらいだから」 「あの、ここ本当にギルド?」 僕が逃げ出そうとしたのとここがギルドなのか聞いたのはあまりにこのギルドらしき建物が大き過ぎたからだ。 「うん、ここはビクティニ親方のギルドで間違いない…… しゅん!!!!! 風邪を切るような音がした後アンペアが消えていた。 あれっ!?と思っていたら僕も真っ白な部屋に移動していた。 僕がキョロキョロして周りを見回していたら、目の前にいる人が笑い始めた。 「あはは! 君達二人面白いね。特に後ろのコリンクの子なんか毎日来ているよね」 アンペアは毎日来ている事を言われ顔を真っ赤にして下を見つめている。 「ごめん、ごめん。君達が来た理由は探検隊に成りに来たんだよね。はい、これ」 目の前の人は超能力で<探検隊キット>と書いてある箱を僕達の目の前に落とした。 探検隊キットを開けると<不思議な地図>が一つと<探検隊バッチ>と青色のスカーフが二つずつ入っていた。 「あの、ところであなたは誰なんですか?」 この人は探検隊キットを渡したり、僕達の弟子入りを認めたような事をしているが誰なのかも明かさないでいたからだ。 「僕?僕はここの親方のビクティニだよ♪」 こと人がビクティニ親方? 「じゃあ、君達の事を登録するから、チーム名を教えてよ」 「アンペアが決めなよ」 アンペアは僕に呼ばれたのにびっくりしている。 そしてしばらく考え込んだ後顔を上げた。 「じゃあ、[デスティニー]で」 デスティニーか、いい名前だな。 「うん、わかった。登録しておくよ。じゃあ、クエストは受付にあるから、頑張ってね」 「ありがとうございます!!」 僕達はビクティニ親方のテレポートで受付に送って貰った。 受付に着くとロコンの方がいた。 「君たちは、ビクティニ親方のテレパシーで聞いてるよ。クエストはこれ」 ロコンの方に渡された紙には指令が書いてある。 (君達には比較的簡単な仕事の鉱石採取をしてもらうね。必要な鉱石はベリタ石15個と雷結晶を10個採ってきてね。場所は、常闇の洞窟だよ。頑張って!!) 常闇の洞窟? どこだろ? 「あの、常闇の洞窟ってどこら辺なんですか?」 僕はここがどこなのかも知らないので常闇の洞窟の場所など知っているはずなどない。 「常闇の洞窟はこのギルドを西に2km進んだ所だよ」 あれっ!? バッグの中の不思議な地図が書き加えられてる。 「じゃあ、ナイト行こうか。リンゴ持って行きなよ」 不思議な地図の事は行き先でアンペアに聞こう。僕達は常闇の洞窟に向かった。 僕は、アンペアに聞きたかったことを聞いた。 「ねぇアンペアさっき常闇の洞窟の事を聞いた時、不思議な地図が書き加えられてたんだけど」 そうギルドを出る前に不思議な地図が書き加えられたのだ。 「私も詳しい事は知らないけど持ち主が知ったり、体験したりすると書き加えられていくんじゃないかな?」 最後は少し疑問気味に言われても。 そんな事をしていると洞窟を見つけた。 「ここが、常闇の洞窟?」 「うん、ここが常闇の洞窟だよ」 僕達は常闇の洞窟に着いたのだ。 -中書き やっと、クエストに向かわせる事が出来ました。何かあればどうぞ!! 常闇と言う名前の洞窟だが、薄暗い程度だ。 「ねぇ、ベリタ鉱石と雷結晶ってどこにあるの?」 クエストはこの2つを必要な数持って帰ることなのだ。 「足下にあるよ」 えっ!? アンペアがそういったので足下を見ると、黄色く輝いている石とその光を吸収してほのかに青白く光っている鉱石があった。 「これ??」 「そうだよ、早く持って帰ろ」 僕達はベリタ鉱石と雷結晶を5個ずつ多くカバンに入れた。 その後、探検隊バッチを上にかざしてギルドに戻った。 「おかえり♪でどうだった?」 「これです。どうぞ」 僕はビクティニ親方にベリタ鉱石と雷結晶を渡した。 「うわ~、5個も多く取ってきてくれたの?初めてのクエストには少し難しくなかった?報酬は受付にあって、部屋は受付をずっと左に行った場所だよ」 「ありがとうございます!!」 報酬の期待に僕達は興奮した。 ビクティニ親方にまた、受付まで送ってもらった。 「買い物に行かない?」 報酬を受け取ってアンペアは僕に聞いてきた。 「別にいいけど」 「本当に、じゃあ行こう」 町に着きリンゴなど、必要な物を買って僕達はギルドに戻ろうとした。だが、エネコロロの方に当たった時、耳元でこう囁かれた。 「直に、向かうから」とその後何かが入ってくるような感覚の後僕の意識は薄くなって行った。 この時から運命は大きく動き始めていた。 ---- 後書き やっと、1話終わりました。このエネコロロは大切な人物です。何かあればどうぞ!! #pcomment