ポケモン小説wiki
女になった親友―After story― の変更点


―――by 翔 



前作→女になった親友 


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「僕・・・・・ブースターのこと・・・・す、好き、みたいなんだ。・・・・違う、好きなんだよぉ!」 





――そう言ってくれたのはリーフィアで・・・ 





「俺も・・・・お前がすきだぁ!前からずっと好きだったんだ」 





――そう言ってくれたのはブースターで・・・ 







俺(僕)達は互いに想いを告げて、結ばれたんだ。 







―あいつが男だったなんて気にしない。気にしたってその病気が治るわけじゃない。 
逆に良いかもしれない。そのお陰で俺達はもっと仲良くなれた。 



いや、恋人同士になれたんだ。 



―僕はこの病気で女になっちゃったことは決して嫌なことじゃないんだ。 
寧ろ、僕は嬉しいかな。まぁ15年間一緒だったあの男の体とはさよならしちゃったけど・・・ 



好きな人と結ばれたから、僕は嬉しい。 







ずっと・・・一緒だよな? 



当たり前じゃんっ。 



ホントか? 



ふふっ・・・心配性だなぁ。僕は君だけを愛してるよ。 



ば、ばかっ・・・そんな恥ずかしいことを普通に言うなよ! 
・・・俺だって、お前だけを愛してる。 




この想いは・・・・嘘じゃない。 





――――――――――――……………………‥‥‥‥ 





春、といってももう少し時間が経てば夏の候に変わる。桜の木もじょじょに見れなくなっていた。 
しかし、この学校には未だに桜が咲き誇り花びらが宙を舞っている。 
ふと、その学校からはチャイムが鳴り響く。時は既に三時を過ぎた頃合、おやつの時間であり学生が帰ってくる時間。 



「ぶ~すたぁ、帰ろう?」 



校舎内の教室からは、そんな甘えた声が聞こえる。 
葉の形をした尻尾をゆらゆらと揺らして、もふもふと好物のカレーパンを食べているその姿は本当に可愛らしい。 
凛と透き通る茶色の瞳は、目の前にいる赤い体毛を持つポケモン――ブースターを上目遣いでジっと見つめていた。 



「ほんと、リーフィアはカレーパンが好きだな」 
「えへへ、大好きなんだもんっ」 



リーフィアと呼ばれたそのポケモンは、はむはむと食べ続けていた。そんな様子をブースターは何気に見ていた。 
窓から差し込む太陽の光がリーフィアを照らしてた。・・・いや、リーフィアだけを照らしているようだった。 
いつ見ても可愛らしい顔を持つ彼女が、まさか自分の恋人だなんて・・・。ブースターはいつも嘘のように思ってしまう。 
リーフィアと付き合い始めて早一ヶ月の月日が経つが、今でもあの日のことを鮮明に覚えている。 



リーフィアと結ばれた、あの日を。 



リーフィアの笑顔 
リーフィアの泣いた顔 
リーフィアの火照った顔 
リーフィアの・・・・快感に満ちた顔。 



「どうしたの?ぶ~すたぁ?」 
「んあっ!・・・・な、なんでもないっ!」 



自分は一体何を考えていたのだ。 
誤魔化すように苦笑すると、せっせと鞄に教科書やらノートやらを詰め込む。 
まさか、目の前の彼女と初めて交わった日を思い出したなんて言えるはずがないであろう。 
ブースターは顔を反らすふりをして窓の外を眺めた。 




「・・・・ぶ~すたぁと同じくらい・・・好きだなぁ」 




えっ、とブースターが声をあげる。いきなりのことでぽかんとだらしなく口が開いてしまう。 
ふと、気がつくと教室にはブースターとリーフィアの二人だけ。 



・・・甘い空気が漂い始める。 



えへへ、と照れ笑いを浮かべると自分の指をぺろぺろと舐め始めるリーフィア。 
それは自分の言ったことを誤魔化す動作に見えた。彼女のほんのりと赤く染まる頬がそれを物語っている。 
ブースターをチラッと見、再び照れ笑いを浮かべた。 



可愛い。 



何気ない彼女の行動はブースターにとってはとても愛くるしい行為だった。 



「・・・リーフィア」 
「ん?」 



ブースターは席を立ち上がり、リーフィアに近づいた。ただ近づいただけ、ただ彼女との距離を縮めたかっただけ。 
・・・誰よりも近くにいたかっただけだった。しかし、彼の欲求はまだ満たされていない。 
このふわふわとした空気は、なによりも「アレ」をしろとせかしているような気持ちにさせてしまう。 
いつも優しい顔をしている彼女は、いつでもOKだよ、といっているように見えてしまう。 



「・・・どしたの?」 
「・・・帰ろうか」 



うん、と元気よくリーフィアが頷く。 
バックを首にぶらさげて、教室を出る。彼女もとことことついてくる。 
ここが学校だということが彼に抑制をかけてくれたらしい、自分の変態さにいつも溜め息がでてしまう。 
リーフィアと雑談をかわしながら校門を過ぎるとあの気持ちもすっかり納まっていた。と、いきなり彼女が止まりだす。 
不思議に思ってブースターが後ろを向くと、もじもじと落ち着かない状態のリーフィアがいた。 



「どうした?トイレなら待っててやるぞ?」 
「ち、違うよっ!・・・そのね・・・」 



ほんのりと彼女の頬が赤くなっていく。そして鞄に前足をいれて中をごそごそと探し始めた。 
何がしたいのか、彼は分からず彼女の行動をジっと見ていた。 
少しの時間が過ぎ、あった、と彼女がそっと呟いた。 



「・・・明日さ学校休みじゃん?」 
「おう、そういえば休みだな」 
「それでねっ・・・・明日さ・・・・暇かな?・・・かな?」 



そこでネタが出るか。 
明日は特に用事は無く、暇だ、という意味をこめた頷きをすると、彼女の顔に笑みが零れた。 
ブースターに近づいて、一枚の紙切れを渡した。 



「遊園地に行こうっ!このチケットもらったんだ」 
「ほぉ・・・久しぶりだな・・・行くか」 
「ほんとっ!?やったぁ♪」 



いつもの元気で花が咲いたような可愛らしい笑顔がリーフィアの顔に出る。 
ブースターはそんな彼女を見、チケットへと視線を落とした。 



―その刹那である。 




頬に暖かい感触が伝わる。それが何なんなのかはすぐに察知できた彼の頬は自然と紅潮していく。 
密着した状態からは彼女のなんとも言えない甘い香りと息遣いが感じて、緊張も一気に高める。 
口を離して少しずらして再びキス、そんな彼女の行為に彼の心臓は高鳴りっぱなしであった。 
あと少しで口、というところで口を離しブースターを見る。 
彼女も先ほどよりも赤みを帯びた頬をしていて、目がとろんと虚ろだった。 



「・・・こっちは・・・明日・・・だね」 



リーフィアの指がブースターの口を軽くタッチする。 
―こいつは俺を殺す気か。 
彼女も思い切った行動であるのか、声が震えていた。そんな彼女の行為が彼はとても嬉しかった。 
ブースターは無言で頷き、リーフィアを軽く抱きしめる。無論、彼女も彼より強い力で抱き返してくれた。 



―こんなに愛しいリーフィアとデート・・・・・明日が楽しみでしょうがなかった。 



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「ブースター!今日は俺ん家d」 
「すまん、断る!」 



「リーフィアちゃん!今日さ、みんなでいっしょn」 
「ごめん、いけない!」 



二人は他の友達の誘いをすべて断っていた。 



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まだまだ途中ですよ~。 


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なにかあればどぞ!
- 復旧と短編リンク完了しました -- [[ギコニクル]] &new{2008-08-16 (土) 16:24:38};
- いつまでも待ってるよ。 --  &new{2008-11-17 (月) 07:35:08};

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IP:126.111.48.199 TIME:"2012-09-03 (月) 22:25:53" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E5%A5%B3%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A6%AA%E5%8F%8B%E2%80%95After%20story%E2%80%95" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"

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