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夏の物語2 の変更点


[[メラゾン]]

「…ナナ?」
ナナは、黙りこくっている。
「…私…お兄ちゃんに酷い事しちゃった…」
先程と態度がまるで違うナナを不思議に思ってキキが、ナナに問う。
「どうしたの?顔色悪いよ?」
心配してナナの額に手を当てると、
「酷い熱じゃないか!」
ナナは、そのもの病気のせいで、先程の行為に走ったらしい。しかししっかりと意識は、保っていた。
「私…お兄ちゃんに…」
元気無く、また喋るナナ。キキは、さっきの行為を気にせず、ナナを心配している。
「そんな事どうでもいいよ…それより、大丈夫?」
キキを気遣ってか、ナナは、首を縦に振った。しかし大丈夫そうでは、無い。
(僕が、ナナを守らなきゃいけないんだ!)
心の中で自分に言い聞かせる。
ぐったりしているナナに毛布を掛けて家を後にするキキ。
キキは、全速力で走った。幾ら転ぼと気にせずに走った。ナナの為に。
(ナナのあんな顔見たく無い。苦しむナナの顔何て。絶対に…)
どれくらいはしっただろうか、キキの足は、限界に近い。キキの体には、多くの痣が見える。
「ここが、迷いの森。」
キキが目指していた場所は、迷いの森だった。迷いの森の奥には、セレビィと言う森の神がいる。そしてセレビィはどんな病も治す薬を持っているらしい。

キキは、入り口に有る木の板に目をやった。その板には、こう書かれている。
「己の信じる者を思い進め。でなければ、命を落とすだろう。」
(ナナ…)
そう、思い限界に近い足を前へと進める。
鬱蒼としていて、気味が悪るい木々の間を進む。
結構な時間、歩くと霧が立ち込める場所にいた。
(周りが、見えない。)
「ナナ待っててね…」
キキは、最後の力を振り絞って走り出した。
次の瞬間、木の根に足を取られて大きく転ぶ。
ガツン!
「痛!気をつけてよね!」
一匹のポケモンと正面衝突したらしい。そのポケモンは、妖精を連想させる姿をしている。
「セレビィ?」
「セレビィじゃ無くて、ユアよ!しかも人にぶつかっておいて謝罪もしないの!?」
ユアと名乗るセレビィは、もの凄い勢いでマシンガントークを始めた
数分後…
「わかった!?」
どうやら、マシンガントークは終わったらしい。
「ハイ……」
ユアの怒りはすっかり収まり、元に戻った。
「っで、ここに来たって事は、助けたい人が居るんでしょ?」
ユアは、真剣な顔着きになり、話を始めた。
「うん、妹を…」
「私に掴まって。」とだけ言うと、神経を集中し始めた。
セレビィの周りに風が流れ始め、木々はそよぎ、木の葉が中を舞う。
「行くわよ!」
次の瞬間、キキ達の姿が一瞬で消え、別の空間に移動した。そこは、空間も時間も無い、ねじ曲がった場所。
「何ここ?」
「時渡り中何だから、黙ってて。」
(聞いた事がある。セレビィは、自在に時間を行き来するって、お婆ちゃんが言ってた。)
しばらく飛んでいると、その空間に出口が見えて来た。ユアが真剣な顔つきで言った。
「今、過去に向かっているの。三時間前に、そこでは、私以外の誰とも喋っちゃ駄目だからね、絶対だよ…もし、この約束を破ったら、あなたを消すから。」
「なぜ?」
「歴史が、変わるから。そう、ディアルガ様に言われたの。」
2人は、少しの間激しい光に包まれる。
「ついたよ。」
そこは、いつもの学校。今は、休み時間当たり。
「ほら、妹さんの病気の原因探しに行くわよ。」
自分に見つから無いようにナナを探す。すると、校庭の隅にある、体育倉庫からナナの声と共に複数の声が聞こえる。
「妹の声だ。」
「他の声も聞こえるわね。」
こっそり覗くと、驚きの光景を目の当たりにするキキ。
ナナを取り囲む二匹の雌ポケモンが、ナナに薬らしき物を、無理やり飲ませていた。
「これ、凄く効果が強い媚薬なの。」
「媚薬?何で、そんな物を私に?」
エーフィが、悪魔のような微笑みを浮かべて答えた。
「ナナのエッチな声を聞きたいの。」
続けて、今度はシャワーズが言った。
「いいでしょ?ね?」
そう言ってシャワーズがナナの尻尾をこする。
「私、そんな…ひゃあん!!」
性感帯の尻尾をこすられ、全身に快感の刺激が駆け巡る。快感に身をよじらせながらも、刺激に耐えるナナ。
「あなたの妹さんの友達って変わってるのね。」
「そう…だね。」
その行為を続ける2人に呆れるキキとユア。
「原因分かったね…これ、まだまだ続きそうだから、帰るよ」
「うん。」
ユアは、キキの手をしっかり掴むと、目の前に平面的な穴を作り出した。
「さぁ、行くよ!」
また2人は、この異次元空間を通る。なんとも言えない複雑な空間を。
(ナナの一連の行為も、さっきの薬の影響だとしたら辻褄が合う。元々媚薬は、性欲を引き起こす薬だし、発熱作用もある…僕、探偵みたいだな。)
激しい光に包まれる。キキが目を開けると元の時間に居た。
「妹さんの症状は、媚薬の影響みたいだし渡す薬は、媚薬の効果を打ち消すこれでいいね?
ユアから、渡された物は、小さい瓶だった。
「ありがとうユア♪」
キキは、急いで森を出ようとしたが、ユアに引き止められた。
「家まで、送ってあげるよ…キキ。」
「?」
(さっきまで、あなたって呼んでたのにキキって…どういう心境の変化だろう。)
ユアは、キキの手を掴んでテレポートした。キキは、一瞬の出来事だったので何が起こったのか、理解して無い。
今は、ナナの待つ家の目の前に居る。
「今のって…」
「テレポートよ。」
「セレビィにそんな事、出来たっけ?」
「普通は、出来ない。でも、私は特別なの。」
ユアは、モジモジし始めた。それも、次の一言で理由が分かった。
「キキの家に私を住まわせてくれない?」
「ぇえ?」
こいつ何言ってんだ?と言う顔をしてキキが言った。
「薬代と言う事で…お願い!」
キキには、生活費を払うので余裕が無い。到底、薬の代金など持ち合わせていない。
「家賃払ってくれる?」
「体でなら。」
キキは顔を一気に赤く染める。
「嘘、からかっただけだよ。」
ユアは、けらけら笑っているが、キキは、むすっとしている。
ユアはキキの家に、住まわせて貰うべく、次の作戦に移る。
「お金あるの?薬代は、払らえるの?」
薬代請求攻撃を仕掛けた。追い討ちを掛けるように続けた。
「薬代を払って私が帰るか、薬代を払わずに私を住まわせるか、キキに残された選択肢は、二つしか無いのよ…どっちにするの?」
キキは、苦渋の選択を強いられた。まさにどちらに転んでも地獄。
「ハイ…どうぞ住んで下さい。」
キキの表情は、悔しさでいっぱいだった。ユアに勝て無い自分に対しての悔しさに。
キキは、家に入ると、さっそくナナの元に駆け寄るり、薬を飲ました。
するとユアは、いきなり薬の解説を始めた。
「えーっとこの薬は、キーの実と、ヤチェの実で出来ていて、まず、キーの実には、混乱状態を回復する効果があり、ヤチェの実には、バトル以外で使うと体を冷やす効果があるの。そしてこの2つの効果を応用すると、媚薬で無理やり性欲を起こすと、脳に影響を与えます。この影響が混乱状態に非常に近い物で、キーの実の効果で消す事が出来ます。次に、媚薬で生じた異常な熱をヤチェの実の効果で消す事が出来ます。ヤチェの実は、媚薬に使われる木の実と正反対の位置関係なので、+、-の差を無くし、媚薬で生じる熱を解消出来るとされています。分かった?」
この説明は、結構長かった為、キキには、応えたらしい。
(僕は、木の実の効果何て知らないのに…ゴメン、何一つ分からなかった。)
「お兄ちゃん?この人誰?」
ユアに貰った薬が効いたらしく、ナナは、もうすっかり正常に戻っていた。そして、キキは、ナナが寝ていると思っていたので、急な問いかけに驚いている。
ナナの問いに答えたのは、ユアだった。
「色々合ってこれからここに住む事に成りましたユアです…」
ナナは、ユアを嫌がると思っているキキに対して、ナナの答えはキキの予想と正反対だった。
「そう…よろしくねユアさん♪」
(………もう、しょうがないか…諦めよう。)
こうして、ナナとキキの了解を得て、セレビィのユアが家族に加わった?
2日後…


-執筆中-
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IP:202.253.96.245 TIME:"2012-06-23 (土) 14:13:53" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E5%A4%8F%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E2" USER_AGENT:"SoftBank/2.0/001SH/SHJ001/SN353012043858651 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1"

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