ポケモン小説wiki
君の傍に居たいから の変更点


この小説は非官能のとても短い小説です。  [[ピカピカ]]

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僕はね、君に初めて出会ってからずっと考えていたんだ。
君は僕のことをどう思ってるのかな、とか。
こんなに弱い僕がいて迷惑とかじゃないかな、とか。

ずっと考えてたら沢山僕の頭の中に色々な思いが湧いてきて…。
ねぇ、どうしたらもっと君に好きになってもらえる?
ねぇ、どうしたらもっと抱きしめてくれる?
ねぇ、僕は大好きな君のために何をすればいい?
僕は君のためならどんなことだってやってみせるよ。

僕は色々な姿になれるんだよ?
一度なってしまったらそれっきり。だけど僕は君が一番求める姿になってあげられるよ。
もし君が求めるなら僕は喜んでこの体を捧げることが出来るよ。


温かい炎になったらどうかな?
寒がりな君のためならいつだって寄り添って温めてあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら僕が嬉しくなりすぎて大好きな君を火傷させてしまうかもしれない。

じゃあ透き通るような水はどうかな?
君に透き通った僕の全てを見せてあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら大好きな君の腕からすり抜けて抱きしめてもらえなくなる。

じゃあ荒ぶる雷はどうかな?
君を傷つける全てのものから守ってあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら大好きな君自身を傷つけてしまうかもしれない。

じゃあ太陽のような光はどうかな?
どんなに暗い道だって君の為に照らしてあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら僕ばかりが目立って大好きな君が陰になってしまう。

じゃあ漆黒の闇はどうかな?
他の人には見えない所から君の後ろを押してあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら僕は大好きな君にまで見えなくなるかもしれない。

じゃあ香り立つ草はどうかな?
君が落ち込んでいても、僕の香りで優しく包んであげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら僕が逆に大好きな君に甘えられなくなる。

じゃあ猛々しい氷はどうかな?
沢山戦って君と一緒に強くなってあげられる。

でも駄目か。
もし、そうなったら大好きな君に誉めてもらったとき、大好きな君の温もりで溶かされてしまう。



駄目だ。
沢山考えて、沢山悩んだ。
でも君の納得が行くような答えがいくら探しても見つからなくて。

やっぱり僕なんかじゃ君を振り向かせることは出来ないのかな?
でもそれでもいい。
僕はいつだって君を見守っている。たとえ君が僕のことをどう思っていたって……。

僕は君のことが…。

「イーブイ。」
あれ、どうしたのかな?
君が僕に声をかけてくれた。
それだけでも嬉しかったのに。
君は僕をその大きな胸の中に抱きかかえてくれた。
そして言ってくれたんだ。

「そんなに一生懸命頑張らなくたって、俺は今のお前が一番大好きだよ。」
そう言って君は優しく僕の頭を撫でながらぎゅっと抱きしめてくれたんだ。
凄く嬉しかった。

僕も…。
そんな君のことが…。
この世界で一番大好きだよ。

僕はどんな姿だって君に好きでいてもらえて…。
僕自身もどんな姿であったって…。

君を好きでいられるんだね…。

                 ~fin~
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あとがき

思いつきの小説+低クオリティ申し訳ないです。
みなさんもイーブイの進化系は何にするか一回は悩んだことがあるんじゃないでしょうか?
これはそんな自分にもあった悩みをイーブイの視点から描いてみたものです。
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