ポケモン小説wiki
初めての経験 の変更点


作った人・satan

ポケモンたちが楽しく暮らす町ポケシティに一人暮らしのブラッキーがいた
ブラッキーはイーブイの頃から親を亡くし、それ以来一人で生きてきた
ほかのポケモンとの係わりも、まったくと言っていいほど少ない
そんな、ある日のこと
「今日はどこへ行こうかな?」
あてもなく、町の周りをキョロキョロしてしばらく歩いていると一軒の喫茶店が目に止まった。
「ちょうどお腹が空いたから寄ってこう」
ブラッキーは喫茶店の中に入った
「いらっしゃいませ、何名さまでしょうか?」
近くにいた店員が聞いてきた
「一人」
「ご案内いたします」
ブラッキーが店内を見ると店員はみんな雌だった。不思議に思ったブラッキーは案内してくれている。店員に聞いてみた。
「すみません、なんで店員みんな雌なんですか。」
店員はニコやかに答えてくれた
「ここは、雄と雌の交流を深めるために建てられた喫茶店なんです。」
言われてみれば、お客はほとんど雄だった。雌もいたが、少なかった
「交流と言っても店員の雌とですけど」
ブラッキーは、ほかのポケモンとの交流はあまりないため少し緊張していた。
席まで案内されると、店員が話し始めた
「申し遅れました。私はエーフィと申します。えっと貴方は?」
「あっオレブラッキー、よろしく」
「よろしくお願いします。ブラッキーさん」
「できれば、「さん」とか「くん」は付けないでないでくれるかな」
「申し訳ございません。」
エーフィは泣きそうになりながら謝った
「それと、オレ相手に敬語はいらないよ」
エーフィは申し訳なさそうに言った
「でも、お客様だから」
ブラッキーはため息をついた
「ここは、雄と雌の交流を深めるために建てられたんだろ?だったら、敬語なんか使ってたら交流なんか深まんないよ」
エーフィも、なんとなく納得した。
「そ、それじゃあ・・・何か・・注文して」
エーフィはお客の前で普通に喋るのが初めてだった。
「もっとリラックスしなよ。オレを君の友達だと思って」
「う、うん」
エーフィは一度目を閉じ深呼吸をした
「何か、注文する物はないブラッキー」
「できたじゃないか」
エーフィは嬉しくて少し涙を流した
「それじゃあ、コーヒーをもらおうかな」
「かしこまりました」
しばらくして、エーフィがコーヒーを持って戻ってきた
「お待たせいたしました。コーヒーです」
ブラッキーはコーヒーに砂糖を少し入れて、それを飲んだ
「あの~ブラッキー」
「なんだい?エーフィ」
エーフィは顔を少し赤らめながら言った
「もし、もしよかったら・・・私と・・・・と、友達になってくれない?」
ブラッキーは驚いた
「えっ!オレなんかでいいの?」
ブラッキーには、初めての経験だった。友達ができるしかも女の子
「わかった。こんなオレで良ければ友達になろう」
「あ、ありがとう」
二人は連絡先を互いに交換し合った
「じゃあまたね。エーフィ」
「うん、今日はありがとう」
ブラッキーはそれからと言うもの時間がありさえすれば必ず喫茶店に行ってエーフィに会っていた
そんな、ある日ブラッキーの家に手紙が届いた
「誰だ?オレに手紙なんて」
差出人はエーフィだった
内容は
「いきなり、手紙を送ったりしてごめんなさい。明日話したいことがあるの噴水広場に朝10時に来て」
エーフィより
内容はこれだけだった
「いきなり、呼び出しかよ!しかも朝、起きれるかなオレ?」
そんなことを思いつつブラッキーは眠りについた
翌日
ブラッキーはなんとか朝に起きれた。が、時計見てみるとすでに9時58分だった
「うわ!やべー早く行かないと!」
慌てて家を飛び出し待ち合わせの場所へ全速で走った
待ち合わせ場所ではすでに、エーフィが待っていた
「遅れてごめんエーフィ」
「遅いじゃないブラッキー」
エーフィは小さくため息をついた
「予定時間より5分オーバーしてるよ」
「仕方ないだろ、オレはどっちかと言えば夜行性のポケモン、だから朝起きるのだってがんばったんだぞ」
「そ、そうだよね、ごめんね急に呼んじゃって」
「べ、別に謝らなくてもいいよ。ところで話ってなんだ?」
それを聞いたとたんエーフィは顔を真っ赤にした
「なんで顔を赤らめるんだよ?」
「い・・・今から・・デート・・してくれる?」
(はいはいデートねって、えええええええぇぇぇ!)
ブラッキーはその言葉を聞いて気絶しそうになった
いつも家でごろごろしている自分とこんな美人の雌がデートしてくれなんて信じられなかった。
「だめ?だめならいいの諦めるから」
エーフィは悲しげな表情だった
「なぁオレなんかでいいのか?オレよりいい雄はこの世にたくさいるんだぜオレなんかより、もっといい雄と付き合ったら?」
「ブラッキーは私とデートするのが嫌なの?」
「そ、そんなわけ!」
そんなわけない、誰だってそう思うこんな美人の雌に誘われたら付き合いたくなる
「ならデートして」
「ちょっと待って、なんでオレにこだわるの?理由を聞かせてよ」
「そ、それは・・その」
「理由も話せないやつとオレは付き合いたくない」
ブラッキーは少しきつい言い方をした
「も、もし話したらデートしてくれる?」
「理由しだいでね」
エーフィはブラッキーにこだわる理由を話し始めた

「彼方が初めて喫茶店に来たとき私は彼方に一目ぼれしてしまったの」
エーフィは顔を真っ赤にして目を瞑った
「たったそれだけの理由でオレを?」
ブラッキーは未だに信じられない自分よりいい雄が自分より前に喫茶店に来て話したりしているはずだ。なのに彼女は自分を選んだことに未だに信じられない
「お、教えてくれ、オレのどこがいいんだ?」
「そんなの」
ブラッキーの唇に温かい感触が伝わる。その感触のせいで頭がぼーっとしているブラッキーほぼ意識がない状態であった
「彼方のいいとこは全部よ」
そのエーフィの声で我に返り口に手を当てる。かすかに唇にはさっき感じた感触が残っている
「な、なぁお前さっきオレに・・・な、何・・したんだ_////」
ブラッキーはうまく話せなかった。なぜなら自分の予想が正しければ自分は彼女に
「な、何って、しちゃいけなかった。キス?」
「や、やっぱりしたのか///」
ブラッキーは顔を真っ赤にした
ふいにエーフィが話し出す
「やっぱり諦める。でもまた喫茶店に来てね」
そう言い残し帰ろうとした。その時!
「エーフィ!」
ブラッキーがエーフィを呼び止めた。エーフィが振り返ろうとした瞬間エーフィはブラッキーに抱きしめられていた。
「ブ、ブラッキー!?」
ブラッキーは泣きながらエーフィに言った
「この馬鹿、オレなんか選びやがって、どうなっても知らないぞ!」
「う、うん」
「それでもいいのか!」
「うん!」
エーフィもすでに涙目だった
二人はもう一度キスを交わし愛を誓った

- これって…?リメイク、ですか? --  &new{2008-10-10 (金) 13:25:47};
- リメイクではありません -- [[satan]] &new{2008-10-10 (金) 16:15:59};
- あれ・・・なんだろ、すごい恥ずい・・・; --  &new{2008-10-10 (金) 19:56:50};
- 確かに……見てて楽しいけども………なぜか恥ずかしい……… -- [[Fロッド]] &new{2008-10-11 (土) 06:31:22};
- とてもいい作品です。読んでて楽しかったです -- [[ひみつ]] &new{2009-01-19 (月) 02:05:32};

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