※&color(Red){注意!}; この物語には冒頭から&color(Red){自慰};するなど、&color(Red){官能};表現が含まれています。 written by [[beita]] 「はぁ……はァ……。ち、チラーミィィ……っ!」 少年は声をもらしながら必死に手を上下させている。 その上下する手には湿った太くて長い棒が挟まれていた。 少年の視界の先には幾枚のポケモンの写った写真が並んでいる。 しかしそれらの被写体はどれも等しく、真っ白い美しい毛並みに大きな耳、長い尾を持ったポケモン、チラーミィであった。 彼はチラーミィを触媒に欲処理をしようとしているのであった。 すたすたと一匹のポケモンが廊下を歩いている。 先程名前の挙がったばかりのチラーミィだった。今、彼女は少年の部屋の近くをぶらついている。 断続的にどこかから微かに聞こえる声にチラーミィは思わず反応してしまう。 「ご主人の声……かな? 部屋から聞こえてくるのかなぁ……」 気になったチラーミィはとたとたと足をご主人と呼ぶ少年の部屋へと進めていった。 ドアに耳を当て中の状況を確認すると、相変わらず声がもれているのは確認できた。 「はぁ……はァ……。ち、チラーミィィ……っ!」 「!?」 チラーミィは自分の名前がご主人に呼ばれたコトを確認した。 この時、ようやくチラーミィはご主人が一体部屋の中で何をやっているかを察した。 彼女は何とも言葉にし難い感情を抱いて、ご主人の部屋から去って行った。 「あぁー。そうだよっ。じつはボクもいちどみたことあったよー」 チラーミィはご主人の部屋の一つ下の階。ポケモン達の居間で、他のポケモンと話していた。 彼女と会話しているのは白い体に手から足に渡る黄色い飛膜。可愛らしい丸っこい耳をしたポケモン、エモンガだった。 そこにさらにもう一匹のポケモンが二匹に近付いていく。 「どうやらご主人は相当飢えてるらしいわね。……私達で何とかしてあげられないかしら?」 緑色の体にすらりとスレンダーな体。尾や手足はどことなく葉に模しているそのポケモンはジャノビーだった。 先程チラーミィが受けた衝撃は、他の二匹は既に知っていたようだ。 つまりは、彼のこの行為は今日に始まったコトでは無いのだ。 一番この家に長く居るジャノビーの情報によれば、始めて発見したのはおよそ半年前のコトだという。 三匹の中では一番遅くにここに加わったチラーミィが今まで知らなかったのは仕方なかったかもしれない。 「よく写真を撮られてたのって……まさかこのタメだったの!?」 チラーミィが明らかに取り乱した様子で二匹に話しかける。 「きっとそうだよっ。ボクはもうなれっこだけどねー」 「そうね。そして毎晩ネタを変えてるらしいわ」 エモンガもジャノビーもご主人を非難しようとは思っていない。 夜にこっそりああいうコトをやっていようと自分たちの慕うご主人だ。何とかしてあげたいという気持ちは三匹とも同じだった。 一体どうすればいいか……。結論を導くのに時間はかからなかった。 翌日の夜、三匹は一人で部屋に篭っているご主人の部屋の前まで来た。 「きょうはだれかなー?」 エモンガが小声で言う。その表情からは何故かわくわくしている様が伝わってくる。 「昨日がチラーミィだったから、今日は私か貴方でしょうね……」 相変わらず大人びた様子でジャノビーがそれに応える。 それからは誰も声を出さず、ただドアを目の前にご主人が処理を始めるのを待っていた。 しばらく待ってみたものの、その時は訪れない。 まだ部屋に明りが点いているのはドアの隙間から漏れる光で確認できる。まさかまだ寝てしまってはいないだろう。 しかし、それを思わせるほど部屋の中からは物音一つ聞こえない。 じっと待つコトに耐え切れなくなり、今日はしないのかなと諦めそうになったその時。 「ジャ、ジャノビー。今日は君だ……」 集中力も切れてボーっとしていた三匹が突然のご主人の声にはっとする。 名前を呼ばれたジャノビーはくすりと微かに笑みを浮かべると、残りの二匹に言った。 「少ししたらまず私が部屋に入るから、頃合を見計らって続いて入ってきてね」 まるで悪戯をするような表情で、二匹は無邪気に笑いながら頷いた。 ジャノビーが部屋に入るタイミングは自慰行為も中盤から終盤にさしかかってからだと決めていた。 出された後じゃ収まりがついてるだろうし、ご主人の理性がまだ残っているくらい早くても駄目だろう。 ジャノビー曰く“周りが見えなくなるくらい集中し始めたぐらいが丁度いいの。”だそうだ。 室内に意識して耳を傾けていると、ご主人の息遣いが微かに聞こえる。 ジャノビーはこれを目安にご主人の状態を把握していた。 「ジャノビィィ。はっ、はぁっ……ジャノビー……ッ!」 ついに時期は訪れた。 「ふふ。そろそろみたいね。じゃあ行ってくるわ」 そう言い、ジャノビーはご主人の部屋のドアに手をかけた。 チラーミィ、エモンガの二匹は行ってらっしゃいー、と楽しげに見送るのだった。 ---- ジャノビーはドアノブを捻ると、前に向かって体重をかける。 なるべく音は立てないように意識しながら少しずつ、ドアを押していった。 キィと微かにドアが軋む。 もともと気付かれずに侵入するつもりは無く、その音を特に気にするコトも無かった。 なるべく普段通りを装い、ジャノビーは部屋に足を踏み入れた。 「ぁっ……! ジャノビー!?」 どうやらご主人はジャノビーの姿が視界に入るまで全く気付かなかったようだ。 ジャノビーに対して側面を向けていたご主人は明らかに反応が遅れた。 ジャノビーの位置からでも、天井向けて反り立つ彼の肉棒は十分に見えた。 ワンテンポ遅れてご主人はその肥大化したペニスを無理矢理下着の中に押し込む。 「ご主人……一体何をなさっていたのかしら? 私の写真なんか並べちゃって……」 ジャノビーが落ち着いた口調で言う。 彼女の発言にはっとしたご主人が大急ぎで床に並ぶ写真をかき集める。 「別に片付けろ、なんて言ってないのよ。……ただ、何をしていたか。それを聞いてるの」 優しい口調にもどこか重みが備わった言葉をご主人に放った。 今のご主人は明らかに気が動転しているに違いない。 そんな状態でまともな思考が働く訳もなく。 「い、いや。今日はなんか暑いだろ? それで思わずパンツ脱いじゃってさ……」 そう言う彼の額には確かに汗が輝っている。恐らく部屋が暑いせいだけでは無いだろうが。 言い訳にしても下手糞すぎる。ジャノビーは笑いをこらえきれず、つい声に出してクスッと笑ってしまった。 ジャノビーはすっと歩きだし、ご主人のすぐ目の前まで顔を近付ける。 「嘘つきね。私でさえ真実を話してくださらないのかしら……?」 少々の上目遣いと甘い声。ジャノビーはご主人を誘惑にかかった。 すでに恥ずかしさで真っ赤だったご主人の顔が更に赤くなる。 が、彼は一向に口を開こうとしない。 待っても自白するコトは無いかな、と判断したジャノビーはご主人の体をその長い体をするりと巻くように一回りさせて、耳元で囁いた。 「だったら私が言ってもいいかしら? ……貴方は私をオカズにオナニーしていたのよね?」 「…………う、うん。すまない、ジャノビー……」 逃げ場が無くなったからか、ご主人は素直に認め、すぐに謝りだす。 「謝るコト無いのよ。我慢するくらいなら、言ってくれれば良かったのに……」 そう言いながらジャノビーは両手を使い、ご主人の顔を自分の方に向けた。 彼はパニックからは遠ざかったものの、この状況に今一つ現実感を掴めないでいる。 そのせいなのか、もう受け入れてしまったからか、彼は体を拘束されているに等しい状態にも関わらず一切身動きをしていない。 こんな空気になったら相手から来るだろうと予想していた。 が、ご主人があまりに硬直してしまっているので、ジャノビーは思わず、可愛いなんて思ってしまう。 いつまでも見つめ合っているだけではご主人が満足されない。 そう思い、ジャノビーはそっとご主人と唇を重ねた。 しかし、それは軽く触れるだけのキスだった。 ジャノビーはすぐに口を離すと、するりと巻き付いていたご主人からも抜け出す。 そして正面から彼の両肩を掴んでそのまま押し倒した。 「あっ……!」 いきなりの行動に驚いたのか、ご主人は思わず声をあげてしまう。 「抵抗する意思は……無いわよね……?」 ジャノビーは最後の確認を取ると、服の上から胸の辺りを舐め始めた。 すうっ、と暫らく舌が歩き、ある一点を見つけだすとそこを重点的に刺激し始めた。 「んあっ……はっ」 ピクピクと舌が触れるのに合わせてご主人の体がビクンと脈打つ。 その反応がたまらなく、ジャノビーは舌による乳首の愛撫を続けた。 時には左右を交替したり、また手を使ったり、微妙に触り方を変えてみたりと。 乳首だけで随分長い時間楽しんでいた。 ジャノビーは不意に刺激を中断する。 ご主人が“あれ?”とでも言いたげな表情をジャノビーに向けた。 彼女は何も言わず笑みを浮かべながら頷く。 そして、ご主人のシャツを手に掴むと、そのままめくり上げていった。 「っ……っ!」 ジャノビーの舌が直にご主人の乳首を捕らえる。 先程より強力な刺激に、ご主人は身をよじって必死に堪えていた。 「わあー。ジャノビーたのしそうだね」 開いたドアの隙間からご主人とジャノビーのやりとりを見ながらエモンガが言う。 ニヤニヤしながら二匹は彼女らに釘付けになっていた。 しかし、いつまで経っても下半身を攻めないことにチラーミィは疑問を覚える。 「あれ……? いつまで経ってもアレを触んないんだけど……」 彼女の発言に、あっと何かに気付いたようでエモンガが口を開いた。 「そういうことかっ! きっとジャノビーがボクたちのためにのこしてくれてるんだよ!」 テンションに比例し声量が増したが、もはや室内のご主人の耳には届いていないだろう。 「なるほどー。ジャノビーの言ってた“頃合を見計らって”ってこう言うコトだったんだ」 チラーミィも納得し、二匹は顔を見合わせると大きく頷いた。 そしてドアを通れる程度に開き、チラーミィとエモンガも戯れに参入するため部屋に足を踏み入れた。 ---- 「……っっ!」 ご主人は一際大きく体を反応させた。 その股間には新たに二匹のポケモンが。 二匹は彼の肉棒を両側から同時に触ったのだった。 いつの間にか雄の象徴が露になっていたが、二匹が下着を下ろしたからだろう。 ご主人の突然の身動きの変化はにジャノビーも気付いた。 そして、ふと刺激を中断し、彼の下半身に目を向ける。 「あら、貴方たち来たのね」 「頃合いを見計らうってこんな感じで良かったのかな?」 「ええ……。上出来よ」 と、ジャノビーとチラーミィが言葉を交わしている間もエモンガはご主人のモノを触り続けていた。 「はっ……チラー、ミィ?……っ!」 声で存在を確認したのか、ご主人は呼吸の合間にチラーミィの名前を呼ぶ。 「ごしゅじんー。ボクもいるよー!」 手の動きを止め、エモンガも自らの存在をアピールする。 この瞬間、全ての刺激が止み、ご主人はほんの僅か理性を取り戻した。 「お……お前らまで。一体どうしたんだ……」 ジャノビー達を見てくるご主人に対し、彼女はクスリと笑う。 「おおよそは先程貴方に話した通り。……もちろん私たちは事前に打ち合せ済み。今夜は私たちが相手しますわ」 「そうだよ! じぶんでするよりぜったいきもちいいはずだからさ」 「一人でシちゃってるのを知った時は驚いたケド、……私ご主人のコト信頼してるから」 ジャノビーに続きエモンガ、チラーミィも発言する。 が、当然と言えば当然だが、ご主人はこの現状を今一つ理解できていないようだ。 戸惑いの表情を見せるご主人にをよそにジャノビーは隣の二匹に目で合図を送る。 そして、三匹は動きだした。 ジャノビーはご主人を再度仰向けにさせると、するりと体を半回転させ、彼の頭上から顔を近付ける。 チラーミィは先程までジャノビーが散々いじり倒していた彼の胸の二つの突起を攻めようと、彼のお腹の上に乗る。 エモンガは既に肉棒を握り直すと、すぐに攻撃を再開させられる状態だった。 「ご主人……いくわよ」 ジャノビーの掛け声で三匹は同時に刺激を開始する。 口、乳首、ペニスを同時に攻め立てる。 思わずご主人は自身の意志とは裏腹に体を大きく波打たせてしまう。 それが三匹を払い除ける行為となってしまった。 「あら。抵抗するつもりかしら。だったら……」 ジャノビーはそう言うと、自らの体をするするとご主人の両腕に巻いた。 それに続いてチラーミィがご主人に顔を近付けていく。 「変に我慢しないでね。精一杯気持ち良くしてあげるから」 チラーミィはそう言うと、軽く音がなるくらいご主人と唇を重ねた。 「エモンガ。ソレ、口に含んじゃいなさい」 ジャノビーがエモンガに指示する。 エモンガは笑顔でうん、と頷くと何の躊躇も無く、ご主人のモノを口内へ押し込んだ。 予想以上に大きかったのか、ご主人の雄をくわえてから彼女の顔から笑顔が消えた。 彼女は舌を適当に徘徊させながら、手当たり次第舐めていた。 「やっぱり私もまだココかなぁ」 下半身でご奉仕が行われているその上では、チラーミィがまたしても乳首を触り始めていた。 エモンガに習い今度は舌を使い、さらには尻尾も導入する。 「ひ……はっ……っん」 ご主人は喘ぎ声と共に体を動かそうとするが、ジャノビーに押さえられており、自由は制限されてしまう。 「いいわ、二匹とも。そのまま続けて」 エモンガは手でOKのサインを出すと、ちょっと苦しそうながらも笑顔を見せた。 チラーミィは一瞬舌を止めて、はーい。と元気良く返事すると再び舌の動きを再開させた。 しばらく続けていると、次第にご主人の息が荒くなってきているのにみんなが気付いた。 「ご主人、イきそうかしら……?」 ジャノビーが尋ねるが、ご主人は全身を巡る高圧電流のような快感に耐えるので必死だった。 「エモンガ。もうすぐ出てくるハズよ」 エモンガに忠告するものの、彼女は何のことやらさっぱり、という顔を見せる。 エモンガの反応に、アレを知らなかったのね……とジャノビーは軽い自己嫌悪に陥った。 だが、このあとのエモンガの行く末を思うと、興味が湧いて仕方がなかった。彼女には悪いケド。 そんなコトを考えながら、ジャノビーがエモンガの方に視線を向けた。 それからすぐだった。待っていた光景が見られたのは。 エモンガが突然びっくりした表情を見せたと思うと、白い液体を口から漏らした。 それからどんどん目に涙を浮かべ、白濁液を口から吐き出していた。 「おぇぇ……っ、はっ……んぁっ……げほぅ」 むせるような声を絞りだしだがら、ようやくエモンガはご主人の息子を口から離した。 「っはぁ……ん。……ジャノビぃぃ、なにこれー……」 突然飛び出した白く独特の匂いを持つ粘性の強い液体に、エモンガは泣きながらジャノビーに抗議する。 零れた液は体も汚してしまっていた。 白濁液にまみれ、目を潤ませるエモンガ。 あまりにも淫らな光景にジャノビーまでもが興味をそそる。 「うふふ……それが射精よ。それにしても、今の貴方とってもエッチよ」 「え……」 口元を拭いながらエモンガは不思議そうな表情をした。 「その白い液はご主人そのものに等しいものよ。心の底から気持ち良いと感じた時じゃないと出てこないの。だからもっと喜ぶべきよ」 ジャノビーの大人びた説明にエモンガは感銘を受けたように納得する。 「そうなんだぁ」 と、エモンガは手に付いた精液をペロリと舐めてみた。 「へんな、あじ……」 微妙に眉をひそめる仕草を見せながらエモンガは言う。 そんな様子の彼女を満喫しながらジャノビーはするするとご主人の束縛を解いた。 「ふふ。まぁ、そういうものよ」 ジャノビーはエモンガに近寄りそう言うと、白濁に汚れていたエモンガの体を舐める。 ご主人の精子を舌一杯によく味わい、ぽつりと感想を述べた。 「うん。これが悪くないのよね……」 エモンガは呆然とジャノビーの様子をじっと見ていた。 チラーミィもこのやりとりはよく理解出来てなかったようで、首を傾げながら見ていただけだった。 ご主人はこの間に少しは余裕を取り戻したらしく、呼吸はすでに整っている。 ジャノビーはそんな彼の様子を確認すると、二匹に尋ねる。 「さて、この次にするコトは何かしら……?」 ---- ジャノビーに尋ねられるものの二匹は首を傾げるだけで何も答えられない。 「……そうよね。言うならば今からが“本番”。私がやってみるからちょっとの間は見ていてくれるかしら」 チラーミィもエモンガも期待と緊張を含めたような表情で頷いた。 「ご主人……“私”を受け入れてくれるのよね?」 すっとご主人に体を触れさせ、すっかり小さくなってしまった彼のモノに手を伸ばしながらジャノビーは言った。 「あ、あぁ……」 ここまで来てやめるなど、彼には到底出来るハズ無かった。 「ふふ。……今晩はご主人を満足させれるように私も頑張るわ」 そう言いながらもジャノビーは彼のペニスを扱いていた。 ご主人は小刻みに息をもらしながら、すぐに息子を成長させた。 「これで準備は万端……ね?」 体の位置を合わせ、ジャノビーはご主人を目の前にそう言うと、そっと唇を重ね、互いの口内の味を満喫した。 ジャノビーはご主人の体を抱き締めて姿勢を保ちながら、ゆっくりと腰を落としていく。 ここまで来てついにジャノビーの顔から余裕の表情が消えた。 彼女の秘部も十分に濡れていたが、人間の男性器を受け入れるには少し小さすぎた。 腰を沈める度に容赦無く襲い掛かる痛み。 同時に悦も感じるものの、まだ快感に対しての痛みの比率は圧倒的で、もはや苦痛しか味わっていないに等しかった。 額から汗を流し、歯を食い縛りながらもジャノビーはその腰の動きを止めるコトは無かった。 一方のご主人も初めて味わう感覚に冷静さはとうに失われていた。 彼女の強烈な締め付け、耳元で聞こえる彼女の喘ぎ声。口内に微かに残る彼女の舌の味。 顔を紅潮させ、苦しそうな彼女の表情。そして間近で嗅ぐ彼女の香り。 人間の持つ五感全ての感覚が彼女に犯されて興奮を訴えている。 これが誰かにヤってもらう気持ち良さなのか。と、既に快感以外の感覚が麻痺している脳でそんなコトを思った。 「ひ……ぁん……っ……あ、あっ……」 奥まで入り切ると、ゆっくりではあるがジャノビーは前後に腰を動かしはじめる。 次第に痛みより快感を得られるようになり、彼女の表情は和らぎつつあった。 そうなると腰を動かすたびに気持ち良い感覚に浸るので、やはり喘ぎ声もどんどん漏れていく。 勝手に盛り上がっていくジャノビーとご主人を見ていて、どうすればいいのかなぁ、とキョトンとするチラーミィとエモンガ。 二匹は参加したそうにウズウズしながら、ジャノビーの次の指示を待っていた。 かなり慣れてきて、一瞬周囲を見渡せたジャノビーが二匹の存在を思い出す。 「……弄り方はさっき教えたでしょう。……好きに、混ざって……いいわよ」 彼女はそうとだけ言うとまた腰の動きを再開させた。 不意にチラーミィとエモンガはお互いの顔を見合わせる。 「だってさ。……いく?」 エモンガの言葉にチラーミィは一瞬考えたものの、すぐにその首は縦に振られた。 「こんどはここをボクが……」 「じゃあ私はこっちを」 エモンガはジャノビーとご主人の隙間に入り込み、激しく音がたつ程乳首を舐め回す。 チラーミィはご主人の頭上側から顔を覗き、やや強引に唇を奪う。 大きな耳が明らかにジャノビーの邪魔になっているが、そんなコト気にするハズも無く。 三匹の配置が完了し、夜も終盤にさしかかろうとしていた。 「あん……ぁん。あ……はあっあ……」 ご主人は口内を犯され、快感の叫び声が外に漏れるコトは無いが、ジャノビーはお構いなしに喘ぎ声をあげまくる。 一方、ご主人に関してはチラーミィの顔が完全に覆いかぶさってしまい、表情から状況を推するコトは出来ない。 たが、微妙に身悶えする姿から限界が近いコトは間違いなさそうだ。 すると突然、ご主人は慌てた様子でチラーミィの後頭部をタップした。 鼻から時々呼吸はしていたから息が苦しいとかじゃないハズだけど。 と、思いながらもよく分からないチラーミィはひとまず舌を引き顔を遠ざけた。 「はぁ……ジャノビっ……。駄目だ。もう……出る……っ」 快感に溺れそうな中、必死の表情でご主人は声を絞りだす。 すると、ジャノビーは一旦腰の動きを中断させ、ニコりとかすかに微笑んで言った。 「心配いらないわ……種族が違いすぎるから、妊娠なんて、しない。仮にデキたって私、ご主人の子なら全然構わないわ」 「ほ、本当か? 大丈夫……だよな?」 ご主人の念押しに彼女はゆっくりと深く頷いた。 「エモンガ、チラーミィ、ごめんね。……最後は私一匹に、やらせてもらえないかしら……」 彼女の申し出に二匹は当たり前のようにあっさりと応じ、ご主人とジャノビーから一歩分遠ざかった。 ありがとう、とジャノビーが呟くと彼女は腰の動きを再開させた。 「あっ……んん。あっあつ……! ぁあっ……!」 「ジャノビイィー! い……あくぞ……!」 「ジャノビイィー! い……いくぞ……!」 ご主人がそう言って間も無く。 ジャノビーがそれに答える前にご主人が果ててしまった。 彼女は膣内に突如流れてきた暖かい液体を感じ取ると、一歩遅れて、彼女も絶頂を迎えた。 彼女は膣内に突如流れてきた暖かい液体を感じ取ると、一歩遅れて彼女も絶頂を迎えた。 「はァ……はぁ……っ」 ジャノビーとご主人の荒い息遣いが室内に響く。 一人と一匹はしばらく動かずにただひたすら酸素の循環だけを行っていた。 それも済み、ようやく呼吸が整ってきたところで、ジヤノビーは接合を解こうと それも済み、ようやく呼吸が整ってきたところで、ジャノビーは接合を解こうと 腰を持ち上げる。 「ぁ、あん……」 蘇る膣内の摩擦にジャノビーはまたしても声を出してしまう。 そしてその結合が解かれた時、結合部からは夥しい量の液体が流れ出た。 愛液と精液の混ざった液体は猛烈な匂いを放ちながら部屋の床を汚していく。 これらの全てに対して、チラーミィ、エモンガは言葉を失わずにいられなかった。 行為の激しさというものを痛感したのだった。 「ジャノビー……?」 チラーミィは、床に横たわるジャノビーを呼び掛ける。 満身創痍の彼女は、顔をチラーミィに向けると、現状で出しえる笑顔を作り応えた。 「あなた達……やったわ。成功よ……」 彼女の言葉に今更ながら目的を思い出した二匹は途端にホッとする。 そう。ご主人に気持ち良くなってもらうと言う最初の目的は果たされたのだ。 こうして彼女達の夜も次第に更けていく……。 ---- あの夜からおよそ一ヵ月後。 チラーミィ、エモンガ、ジャノビーの三匹はまたいつものように話していた。 「ご主人さ、彼女できたらしいよ」 チラーミィが話題を持ち出す。それに対し二匹は“えっ!?”と驚きを隠しきれないようだ。 「それ本当!? だとしたら相当凄いコトよね?」 ジャノビーは驚きに加え、どこか嬉しそうでもある。 「チラーミィ、い、いったいどこでそんなじょうほうしいれたのさ!?」 エモンガも楽しげな表情でチラーミィに尋ねる。 予想を上回る二匹の過剰な反応に一瞬戸惑ったが、チラーミィはすぐに答えた。 「この前さ、私が散歩していたらご主人が女の人と一緒に歩いてたの。すっごい良さそうな雰囲気だったから、バレないようにしばらく様子を見てたら、二人でどこか家の中に入っていったの! 絶対彼女の家だよね!」 話を聞いたジャノビーがへぇ、と納得すると口を開いた。 「なるほど。決定的ね」 「やっぱり、あの夜でのコトが大きかったのかなぁ……?」 回想しながらチラーミィはしみじみと洩らす。 エモンガも同様に何かを思い出したように口を開いた。 「そうだよねっ。ジャノビーのあのときのことば、ボクでもジーンてなったもん!」 ----- 「ご主人。満足して下さったかしら……?」 しばらくの無言の後、ジャノビーが彼に問い掛ける。 「あ、あぁ。最高だったよ」 「そう。それは良かったわ……」 返事を聞くと、ジャノビーはふと真剣な表情を見せる。 さすがにご主人も何なんだろと体を起こし、彼女の様子を伺った。 ジャノビーはまっすぐに彼を見据えると、ゆっくりとその口を開いた。 「こんなにも愛しくて体を重ねても、私と貴方は違う種族。本来、性的対象として捕らえるのはやっぱり違うと思うの。今日、私も凄い気持ち良かったんだけど、どこか晴れ切らない心のモヤモヤができたの。 ……きっと、ご主人が人間で、決して実ってはならない恋だったからだと思う。貴方はどう? 本当の本当に満足できたのかしら……?」 十分過ぎる程感情のこもった声でジャノビーは言った。 するとご主人は、んー、と深く考え始めた。 「そうかも……しれない」 渋々ながらも自分を納得させるように彼は口を開く。 「そうよね……。本来、同族を愛すべきなのよね。今日ので、ハッキリ分かったわ。……ご主人、チラーミィ、エモンガ。このコトは私たちだけの秘密にしましょう。いや、できればもう無かったコトにしちゃいたい……」 「分かった。今日のコトについてはきれいさっぱり忘れようと思う……。ジャノビー、ありがとうな」 そう言う彼の言葉には力がこもっていた。 ----- 「でも、ジャノビーのあれが全て演技だったコトに驚いたなぁ」 あの夜のコトを思い返すと、チラーミィは言った。 「やっぱり自分が慕うご主人として、彼のあの現状は放っておけないじゃない? ……それに、全部が全部演技だった訳じゃ無いのよ」 ジャノビーがうっすらと笑みを浮かべながら言葉を連ねる。 「え!? ……じゃあジャノビーは……」 びっくりしたエモンガはすかさず口を挟んできた。 「そりゃね。……長い間ずっと一緒に居れば少しくらい……」 ジャノビーはほんのりと顔を赤くさせてそっぽを向いてしまう。 その反応にチラーミィとエモンガは大声を出して笑っていた。 「少しだけよ! 貴方たちちょっと騒ぎすぎよ……」 「えへへ、わかってるよぉ。ただ、ジャノビーのはんのうがおもしろかったんだっ……」 ふてくされるジャノビーに、腹を抱えながらエモンガは言った。 「でも、私たちもご主人に負けてられないよね。早くいい雄見つけないとっ」 不意に横入りしたチラーミィの言葉を、ジャノビーとエモンガは深く肯定するのだった。 用意されていた三品の晩のオカズはあの夜を境に使われるコトは無くなったという。 ご主人が次の“食事”にたどり着く日も遠くないかもしれない。 今晩のオカズ 完 ---- ・あとがき 今回は“人×ポケ”が実質初めてでもありますがどちらかと言えば今回の導入は“乱交”ですかね。 新作のコ達を早々に使いたいために書き始めたといっても過言ではありませんでしたw 本当はチラーミィ、エモンガ、シキジカの三匹にしようと思ってましたが“誰に挿入しようか”というところに至り、この三匹じゃちょっと小さすぎると判断し、一回り大きいジャノビーさんに登場していただきました。彼女でもまだまだ小さすぎるんですがねぇ……。 ともかく、最後まで読んでいただいた皆さん。今後もbeitaをよろしくお願いします。ありがとうございました。 ---- ご意見、ご感想、誤字脱字の報告などご自由にどうぞ。 #pcomment IP:119.26.173.16 TIME:"2011-11-30 (水) 16:47:03" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E4%BB%8A%E6%99%A9%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%82%BA" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1; rv:8.0) Gecko/20100101 Firefox/8.0"