ポケモン小説wiki
不協和音の心地よさ の変更点


&color(red){ワタクシの常識がっ!};


by&color(white){南十字};

※注意※
イメージ崩壊作品です。かの有名な外道((げぇぇぇぇぇぇちすっ♪))とBWの萌えキャラ((無論、例の3首龍である))のイメージを崩したくない方はバックスペースを乱打しながら私((全天88星座の中で最も小さい))の文句をどうぞorz
えろい事してます。いいおっちゃんが……。
設定はほんのちょこっと歪めて大幅につけ足されています。 →イメージ崩壊警報

最後に……駄文ですっ!!(土下座


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「はぁっ……はぁっ…」
暗闇の中に1人の男性が身を低くしながら走っていた。いや。1人ではなかった。懐中電灯を持った何人もの男がその姿を探すように注意深くあたりを見渡していた。男性は右目に何やらごわごわした服の中に埋もれていたモノクルのようなものをつけ、ため息をついた。
「まったく……ワタクシとしたことが飛んだへまを………」
そう言うと歯軋りをしながら衣装の中に埋もれた1つのモンスターボールを見つめ再び長い溜息をついた。
「いつまでもこうしているわけにはいきませんね…」
そう言うと再び立ち上がりサーチライトが明るく照らす施設を一瞥すると木々に手をつきながら暗闇の森の中へと消えた――――――。



あれから数時間森をさまよい掘っ建て小屋を運良く見つけられた時にはすでに空が白み始めていた。異質なデザインで目が描かれているようなマントを羽織りモノクルのずれを直し、その掘っ建て小屋の扉を開け中に誰もいないことを確認し中へと静かに入った。中に入りいろいろなものを物色しようと埃のかぶったカンテラを持ち上げた。油が切れているのを確認するとそれを床へと落とし椅子のほこりを丹念に払い始めた。せき込みながらも椅子だけはきれいにし小屋の窓を開けた。中にこのままいるのは体に悪いと感じたのか椅子を外に運び出すとマントが折れないように注意しながら座ると森の空気を吸った。
「…………」
背もたれに深く腰をかけるとぎしりと木製の椅子は音を立てた。それをほんの少し心配しながら腰に着いているたった1つだけのモンスターボールを手に取ると見つめた。あれから4ヶ月。やっと自由にこいつと顔を合わせる機会ができたというのに顔を合わせてはいない。いや。合わせられなかった。
「これが……恐怖と言うやつなのですか…」
そう言うとモンスターボールを握っている左手が震えているのに気がついた。恐怖だけではない。逃げられた喜びも混じっている。それで震えているのかは分からない。感情に疎いだけなのかもしれなかった。
再びため息をつき腰のポケットにモンスターボールをしまいこもうとして躊躇った。アこの場に出したくない。だがずっと閉じ込めておきたくもなかった。人間に対しては決して抱くことのなかった感情というものがふつふつとわきあがっては左手の親指がモンスターボールの開閉ボタンである突起に近づく。一抹の望みと大きな恐怖を抱えながら彼はモンスターボールからそのポケモンを解き放った。

「…………」
目の前に現れたポケモンは菫色の素肌に光を吸いこむ黒い被毛、その毛並みは美しく目の前の男にだけ触ることを許していた。6つの赤い目が静かにあたりを見渡していた。直に森の中だと悟ったのか辺りを観察していた6つの目は静かにその男に向けられた。しかし目の前の男は俯いていた。決して会うことのない視線を合うものだと根気よく目の前の男に視線を送った。
だが、やはり男は俯いたままであった。男のまえに浮かぶそのポケモンはため息をついた。4か月前まで見せてくれた自信満々の顔を思い浮かべると今の目の前にいる男は本当に自分のトレーナーなのかと疑いたくなってくるほどであった。しかし、目の前にいる男の匂い、体つき、髪型からしても彼は自分のトレーナーだと確信できた。中身が、中身が変わってしまった。そう目の前にいるポケモンは6つの漆黒の羽をはばたかせながら彼が何か言うのを懸命に待った。

しかし男は決して顔を上げなかった。はじめて感じた恐怖に体が動かなくなってしまっていた。それを知っているのはその男本人だけであった。目の前に浮かぶポケモンは再度ため息をつくと彼の顔へと両腕を運んだ。手というものを持たない龍はその腕の先についている顔を模した部位で男の顔を持ち上げた。男の顔に自身はみじんも感じられなかった。やつれている。そう男の顔を覗き込んだポケモンは思った。男の顔は恐怖と不安と希望が混ざりあい困り果てた子供がするような顔をしていた。
「まったく……なんて顔をしてるんですか」
目の前に浮かぶポケモンは男に声をかけた。とてもきれいで、透き通る声が男の耳へ届いた。その声には呆れているような感情に包まれていながらも心配の色がはっきりと浮かんでいた。男はかすかに口元を震わせると視線を下へ向けた。
「私は……いままであなたと共に歩んできました」
そうポケモンは言った。"いままで"という単語の響きがとても重いものに男は感じられた。まるで"いまから"は存在しないかのように聞こえ男はさらに恐怖を募らせた。下を向いている男には目の前のポケモンがどんな表情でこの言葉を語っているかは分からなかった。そして、それらは男にとってすべてが悪い方向に進んでいるように思えてならない言葉であった。少し間を開け、目の前のポケモンは言葉を続けた。
「これからもあなたと共に歩もうと思っていたのに……今までのあなたはどこに行ったのですか?」
男は静かに視線を上げ目の前に浮かぶ龍の頬を撫でた。
「ワタクシと……共に歩むことを…望んでいるのですか?」
「私がそれを……望まないとでも思ったのですか?」
ふふっ…。そう男はほんの少しだけ開いた口の間から息を漏らして緊張で固まった体をほぐし始めた。目の前に浮かぶポケモンはその様子を確認すると小さく安堵のため息をついて腕を男の顔から離した。



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&color(red){人気が無いことぐらい 計算済みですともっ!};


何かボケ((ここでは作者のこと))に対してコメントやアドバイス、野望や誤字脱字の報告などがありましたら「プラーズマー!」と叫びながらコメントをお願いします。
(コメント=プラズマ団員残党の数)
#comment(below);
- ポケモンのゲーム内のキャラクターを扱うのは少々危ないかなと思っているのですが、どうなんでしょうか。
ポケモンの同人誌が訴えられたのはポケモンではなくて、ポケモンに登場した人間キャラクターでR-18の作品を書いたことでしたので、少々この作品は危ないかなと思っているのですが……。
―― &new{2011-07-31 (日) 15:53:53};
- ワタクシの コメントテストがっ!   ▼
――[[ゲーチス]] &new{2011-07-31 (日) 14:28:11};


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