by[[ホワシル]] 続きです。最後まで楽しんで見ていってください♪ ---- ***ミラクル・ラブ No,1 [#b7a7f033] ---- #contents ---- **ミラクル・ラブ 第一話 過去の出来事 [#sad02ae7] 道路をふらふらと歩くブラッキーがいた。 お腹からグゥ~という音と共に歩き出す。 今ブラッキーは、今から盗みに入る家を探していたのだ。 「金持ちの家ないかな~」 俺は毎日そう呟く。 そう俺は主人に捨てられ、金持ちの家に忍び込むたびに 金目のものを盗み、違う人間に売る。 そうやってなんとか今の今まで生きていた。 ボゥ~と今までの出来事を思い出していた。 俺は昔、何とかット団に捕まった。そのときの記憶はあまり無い。 なんとかそこから逃げ出し、主人に助けてもらいある家に住み着いた。 そのときは俺は2才、主人は6歳だったと思う。 そこ���は自分と同じイーブイが2匹いた。 隣の家にもイーブイが3匹ぐらい居たことを覚えている。 毎日一緒に遊んだ。そのころは楽しかった。 ずっとこの幸せが続けばいいなぁとも思った。 しかし、主人の親の都合でシンオウ地方とか言うところに引っ越すことになった。 俺は隣の家のイーブイ達に別れを告げ、行こうとした。 そのとき、俺の初恋の1人のイーブイが近くに来て、耳にそっと呟いた。 『将来必ず会ってあのその、け、結婚しようね』 イーブイは恥ずかしながら頬を赤らめ呟いた。 その一言が俺には嬉しかった。 俺は、すぐにうん!と言うと車に乗り船に向かった。 今の俺はその初恋のイーブイの名前すら覚えていない。 もう10年ぐらい前だから覚えていないのも無理ない。 なんせそのときの俺はまだ幼児期だったからな��� そこからシンオウで楽しく暮らした。 そして、俺に悲劇が起こった。 ちょうど1年前にある一通の手紙が届いた。 部屋は沈黙となりそれを見たものは、タダ黙った。 俺は見せてくれなかった。 「ゴメンな、ムーンお前を守るためなんだ」 そういうと急激な睡魔に襲われそこで眠った。 起きると船に乗っていた。 「ジョウト~ジョウト~」 それが聞こえるととにかく俺は船から降りた。 『ジョウト』引っ越す前にいた地方の名前だ。 なぜ俺はここに居るのか? そう思うとお腹らへんに何かがついているのがわかった。 見るとお金だった。20000円位だろうか これでどうしろと!そう思いながら目から涙が出てくるのがわかった。 否定したかった・・・でも出来なかった。 俺は捨てられたと・・・・・・ そして今に至る。 お金が無くなり、木の実を盗んで食べたり、人の家に入り盗む。 それが日常の生活となった。 俺は意識を現実に戻した。 前に大きな家があった。 今日はここに入るか・・・ まず俺は眠かったので、その家の庭に入りばれないとこに横になり、スヤスヤと眠った。 続く ---- **ミラクル・ラブ 第二話 生涯一生の不覚 [#z6e2c3fc] 夜、ムーンは起きるとすでに夜になっていた。 夜か、夜なら動きやすい・・・ 台所の近くにあるドアへと向かった。 ドアの前に行くと、俺は用心深く周りを見ながら、サイコキネシスで鍵を開ける。 「おじゃましま~す」 俺は小さな声でそう呟くと中にそっと入る。 さっき窓で中を見たときは、EVの進化系達と人間がいた。 でも、ブラッキーとイーブイが居なかったから用心深く中に入った。 ブイズがあんなに居たら����くともブラッキーが居るだろう。 そう思ったからだ。 そ~と台所から出ようとした。 すると、向こう(多分居間だろう)から声が聞こえてくる。 耳を澄ました。 「ちょっと誰かお茶取ってきて」 「じゃあ私が」 フン、お茶か・・・お茶?お茶って普通どこら辺に置いている? もちろん台所だろう♪ハハハ。 え?やばくない? トントンと歩いてくる音がする。 ヤバイ、どうする? この台所はさすがお金持ちか、結構広いまるでレストランの厨房ぐらいの大きさはあるかどうかだ。 しかし、隠れるところが無い。 よく皿などを入れてあるところはもう満員。 いまさらドアを開けて外に出たら音でバレて100番だ。 ハハハ終わった。 そう考えていくうちにさっきの声の主がドアを開けてこちらに気づいた。 ヤバイッ!!!あやしい��か��! そのポケモン、エーフィはクラクラと回りながら倒れた。 倒れるところを俺が抱きかかえた。 「ふぅ、危なかった・・・」 「ねえ、あなた誰?」 えぇーーーー!!起きてる!? どういうことだ?エーフィは俺を見ながら聞いてきたのであたふた状態となってしまった。 「ねぇ聞いてるんだけど?」 どうする?どうする!俺!? 必死にエーフィに答える回答?を考えた。 「もしかして泥棒?」 はい!その通りです。なんて言えるわけない。 エーフィは、クスクスと笑いながらこちらをじっと見てくる。 「あ、あの質問こっちがするけどなんで混乱してないの?」 エーフィを抱きかかえているから小さい声でも通じた。 「キーの実ですよ」 キーだと!?なぜキーの実なんて持っているんだ? 「じゃあさっきの質問」 「あ、泥棒です」 不意に聞かれたのでつい本当のことを言ってしまった。 あぁ、100番100番悲しすぎる。 「名前なんていうの?」 え?名前なぜ名前? 「ムーン」 とりあえず名前言ってもいいか。 「君の名前は?」 今度は俺が聞く。 「サンシャイン。シャインって呼んで」。 すると、また向こうからたくさんの足音が聞こえてくる。 「おーい!シャインまだか?」 やばい、確実にヤバイ。 ドアがゆっくりと開く。 人間がこっちを見て聞いてくる。 「え~と君達何やってんの?」 ハ?あ、そうか。俺がシャインを抱いているからか。 「あとそのブラッキー誰?」 予想道理この質問来ちゃった。 「あ、このブラッキー?私が呼んだの」 え?いや勝手に入ったんですけど。 もしかしてこのエーフィ俺を庇ってる? 「なんだぁ、一目ぼれか?」 人��がニ��ニヤしながらこちらを見てくる。 「ま、ちょうどいいや、ブラッキー捕まえてなかったし」 すると、後ろからイーブイの進化系がぞろぞろ出てくる。 「たしか、悪タイプの苦手な技、虫か格闘だな。一体も覚えてるポケモンいねーし」 ガックリと肩をおろす人間、戦闘態勢を取ってるブイズ。 どうする?どうすればいい? ①逃げる ②戦う ③おとなしく捕まる ④シャインを盾にして逃げる。 ①は駄目だ、ドア開けてる間に捕まるわ。 ②戦う!?腹すきまくってるのに? ③なんかおとなしく捕まるのも嫌だなぁ。 ④何考えてんの俺!?それは駄目だ、男じゃねぇ。 一番良いのは最後まで戦う! なんかカッコいいねこの言葉。 「とりあえず行け!ネート!」 ブースターがこちらに来る。 さすがに炎技は出さない。家が燃え��からか�� 「炎の牙!」 と思ったらつかってきたよコイツ。 俺はサイコキネシスで向こうに飛ばしてやった。 「え?なんで野生のブラッキーがサイコキネシス覚えてんの?こうなったら次ピュア!」次はシャワーズが突っ込んでくる。 電光石火、んでアイアンテール! シャワーズは倒れる。ノックアウト! 強い奴いねーじゃん。 これで俺を捕まえるなんて100年(大げさ)早い! そのままサンダース、リーフィア、グレイシアも倒す。 「あぁ終わった・・・」 そこで限界だったのか、空腹で倒れた。 「え?ムーン?ムーン?」 シャインの声が聞こえる。 すると、いきなり何かが背中に当たりボールの中に吸い込まれた。 続く ---- **ミラクル・ラブ 第三話 この思い [#if0268d9] ふかふかの毛布、ふかふかの敷き布団、ふかふかのエーフ���・・・・���・・!? いやいや今どういう状況だ。 目の前には、エーフィのシャインがスースーと寝息をたてて、寝ている。 シャインの寝顔ってよく見ると可愛い・・・・ 胸から鼓動音が出てくる。 な、なに考えてんだ俺。 そもそもなんでこうなってんだっけ? 昨日たしか腹を空かして倒れてんだっけ、そこでつかまったんだ。 まったく倒れているところを捕まえるなんてトレーナーのポリシーもないのか? 「う~ん」 不意に声がしたのでビクッと体が震えた。 俺の顔どうなってんだろ? 赤くなっているのは、絶対だろう。 思わず顔を下に向く。 「しまった」 小さくつぶやいた。 顔を下に向けたとき、シャインの秘所が見えたのである。 ボン、顔が赤くなって爆発した。 「ん~」 シャインはそういうと手を俺の背中に回し���抱きついてき���。 ん?抱きついてきた? もちろん言うまでも無い。顔は再び真っ赤になってるだろう。 む、胸があたってるって。 「あら当たっちゃ悪い?」 いや別に悪くないけ・・・・あれ? 「ゴメン、心読んじゃった。」 「こ、心読んだ!?」 正にいま驚いているあろう俺の顔は一気に青くなった。。 ま、まさかさっきのことも読まれてたんじゃないよな。 「いつから起きたの?」 「ムーンが起きる直前」 ってことは全部読まれてるわけですね、はい。 「って!いきなり見ず知らずの雄と普通寝る!?」 すると、シャインは首を横に振り強く抱きついてきた。 「なんだか、貴方とは初めてっていう気がしないの」 「だからって――――」 言いかけたけれどそこで言葉が出なかった。 シャインの口が俺の口を塞いでいたか��だ。 5秒ぐらい経つとシャインは口を離す。 俺にはもっと長く感じた。 「私さぁ、あのそのあれだよ。ムーンに一目・・・・」 後ろの方は小さくてよく聞こえなかった。 「え?なんてもう一回言って」 「い、いやなんでもない!」 そう言うとシャインはベッドから飛び降りドアを開けた。 「ムーンも早く降りてきてよ♪朝ごはんだし」 そういえばお腹空いて倒れたんだっけ。 俺はシャインがいなくなった後も、胸の鼓動は治まらなかった。 まだシャインの唇のやわらかい感覚が残っている。 「な、何考えてんだ俺!あと、シャインさっきなんて言おうとしたんだ?」 数分ベッドの上でやっと正気を取り戻すとゆっくりとドアを開け、 廊下を歩き階段を降りていった。 俺がいたのがどうやら5階らしい。 階段を何回も降りてきた覚え��ある。 すると、居���が見えた。 「よっ!ブラッキー」 声の方向に人間がいた。 「しかし、お前も好きだねぇ。ちゃんとエレベーターあるのに」 「なにー!?」 エレベーターがあるなんて知らなかった。 俺の苦労は一体? 「まあ飯にしようぜ」 人間は俺を連れて食事室に向かった。 椅子に座っていたのは、 シャインとブースターとシャワーズだった。 俺はシャインの隣に座る。 とりあえずご飯が出てきたので、それを全て平らげた。 「よし、じゃあ自己紹介から行こう!」 人間は俺達を引っ張って居間に連れて行った。 「まずはお前からだ」 人間は俺を指差す。 「えっと名前はムーンよろしく。これでいいか?」 「う~ん少ないなぁ」 少しカチンときたが必死に抑えた。 実力で俺を捕まえたわけでもないくせに・・・・ 「��しじゃあ、俺はシルバ��・ベルリッツだよろしくな♪」 お前も俺と一緒じゃん。 「じゃあシャイン、ピュア、ネートの順番で」 すると、シャインが前へ出てきた。 「私は、サンシャイン。シャインって呼んでね♪ 好きな食べ物はーーーー」 シャインが話し終わると、シャワーズが前に出る。 「私は、ピュア。それでこのブースターはネートだよ♪」 「って俺に言わせろよ!」 ネートがピュアを追いかける。 ピュアは笑いながらネートから逃げる。 「ハハハ、いつもあんな調子だから」 シャインが笑いながらこっちを向く。 「とりあえず今日学校だし、ムーンは家に居ててくれ」 あ、そうか。俺にシャインにピュアにネート、 あとサンダースとリーフィアとグレイシアで7人。 手持ちは六匹までだからか。 「とりあえずあいつら起こしに言ってやろう、あいつら朝飯抜きだ」 そして、シルバーは鞄を持ち、モンスターボールを腰に六つ付け、家から出て行った。 「昨日はこんなこと想像もしてなかっただろうな」 昨日はこの家に盗みに入ったのだ。 しかし、今日はこの家に住むことになり、 これからの生活の心配をしなくて住むようになった。 しかし、用心しなければ前の主人みたいに急に捨てられるということもありえる。 俺は、する事もないので、ソファの上にねっころがり朝寝?をした。 俺は起きるとすでに昼になっていた。 たしか、シルバーだっけ? あいつは、台所とかに木の実あるから、好きに食べてっていってたよな。 考えるより先に行動していた俺は、すでに台所に着いて・・・・るはずもなく、家で迷っていた。 「なんだ!?この家広すぎ��ぞ!」 それから5分・・・・と3300秒経ちやっと台所を発見した。 3300秒のところは突っ込まないでくれ・・・・ 「やっと着いた・・・」 俺はなんとか台所に着き、木の実がたくさんあるところを漁った。 至って平凡な緑色の木の実を口に運んだ。 「渋ッ!なんだこれ凄い渋いなコレ!」 緑色の木の実が置いてあった場所には、ミクルの実と書いてあった。 その横にあったマゴの実と書いてあるのを口に運んだ。 「あ、甘い。これ旨いもう一個食べよ」 そう言ってるうちにマゴの実と書いてあるカゴは空っぽになった。 「ヤベ、食いすぎたかな?まぁいっか」 俺は食べ終わった後もう一度居間に戻った。 今度は迷わずにすらすらと着いた。 俺は特にすることも無いので部屋を探索することにした。 居間を探索といっても置いてあるも��が何かを見るだけだ。 ま���最初に、写真。 え~と、たしかシャワーズがピュアだったな。 この抱きつかれてるブースターがネートだったけ? あれ、このエーフィ・・・・シャインだよな? シャインは手に写真らしき物を持っている。 その写真は良く見るとイーブイが映ってある。 「彼氏・・・?」 すぐ首を振る。 彼氏がいたら俺にあんなことするわけ無いだろ。 朝のことを思い出し再び顔が赤くなる。 あれ?俺ってこんなに純情だったけ? その横にいるのがグレイシアにリーフィア。 端っこにいるサンダースはシャインのの方をじっと見つめている。 あ、あと見逃したがシャインの足のほうに色違いのイーブイがいる。 ん?イーブイってどこにもいないよな。 まぁ、いっか。 その後も色々見るがコレといって面白いものは無���。 俺はもう一度写真を見る。自然と目はシャインを見ていた。 なんだろ。この気持ち・・・もしかして好きなのかな? なんか初めてっていう感じもしないし。 むしろ会う前から好きだったって感じが・・・ もう夕方になった、そろそろ帰ってくるな。 そう思いながら、内容が全く分からない漫画を読んだ。 「それにしても遅いな」 少し、苛立ってきた。 これを明日もやるのか? 時計を見ると5時12分と書いてある。 「大体5時半かな?」 それまであと18分はある。 今見ていた漫画も内容がわからない。 しかも途中からエロくなってきたので読むのをやめ、ゴミ箱にダイレクトに捨てた。 「ああ・・・しかもさっきの漫画最初は普通だと思ったら後からエロくなりやがるし」 もちろん続きが見たくないというわけではない。 しかし、もし見ているところを見られた��一生の恥だ。 でもちょっとぐらいならいいよな? ゴミ箱に近づき漫画を取り再び見る。 ルナというエーフィが主人公でムーンというブラッキーを好きになった話。 「なんかこの展開今の俺そっくりだな、名前も同じとは・・・・」 しかし、スグ顔をぶんぶんと振る。 「俺はこんなに恥ずかしがりやじゃないって」 ポケモンのことをいえないブラッキーがここに一匹。 もしかしてと思い、続きを読んでいく。 呼んでいくうちに残り3分を切った。 「ゲッ!?もうこんな時間!?」 俺はそれを早くゴミ箱に捨てソファに座った。 しかし、自分の雄の部分が起っている。 どうやって直そう? とりあえずトイレにこもった。 これでいざって時は大丈夫だろう。 なんとか直ってから3分ぐらいがたった。 「ピ���ポーン」と家のインターホンがなった。 すると鍵を開ける音がしてシルバーが帰ってきた。 「インターホン鳴らす必要ねーじゃん」 俺は呆れながらつぶやく。 家の中を走ってくる音がする。 「おーい、ムーンどこだぁ?」 う~ん、ここはどうするか。 とりあえずトイレから出るか。 俺は手を洗ってから、 音を出さずにトイレから出た。 「ここだ!」 俺はとりあえず場所を教えた。 「おお、早くこっち来てくれ!!!」 「おお!!!」 とりあえずなんとか迷わず居間にたどり着いた。 「よし、じゃあもう一回自己紹介するか」 ハァ?何言ってんだ? 俺は耳を疑った。もうしたじゃん、と。 「よしじゃあまずお前から」とシルバーがリーフィアを押す。 「よく見たらカッコいいかも」 リーフィアが俺を見てつぶやく。 「あ、私��イルド宜しくね♪名前の由来は���イルドからよ。趣味は・・・・」 長々と続くとやっと終わった。 「よし次は・・・」 「俺だ!!!」 とシルバーが言おうとするとサンダースが入ってくる。 「俺はシン!宜しくな」 それをいい終わるとシンが俺の耳にそっと話しかける。 「シャインに手を出すなよ」 「なんでだ?」 俺はつい言い返す。 「俺達は付き合ってんだぜ」 嘘付け・・・俺は思い出した。 写真ではシャインはイーブイの写真を持ってるだけだった。 シンは端っこでシャインを見つめてるだけだった。 あの写真。よく見ると日付がつい最近だったからだ。 「どうしたの?」 シャインが割って入ってくる。 「い、いいいいやなんでもない」 シンは、なんかおかしくなってる。 「やっぱりな・・・・」 つい口から漏らす。 「じゃあ次は私が」 グレイシアが俺の前に入ってくる。 「ふ~ん、結構タイプ」 グレイシアが俺のことを見てつぶやく。 「ちょっとお姉ちゃん!」 シャインがグレイシアに突っかかる。 「見ての通り私はシャインの姉よ。名前はレイジよ。まぁ、宜しくね」 「ちなみに名前の由来はクレイジーだぞ」 シルバーが名前の由来を言う。 『プチン』何かが切れる音がした。 「え~と、今なんていったのかしら?」 レイジが少しずつシルバーを追い詰めていく。 「い、いや~、ごめんなさい」 シャインが俺の耳に口を当てる。 「お姉ちゃんの前で絶対名前の由来聞くとか言うとかしちゃ駄目よ」 「はい、目の前で見てわかりました」 俺は首を縦に振ると視点をシルバーに戻した。 そこには巨大な氷の塊があった。 必死にネートが氷を溶かしている。 ふと思った。 人間が凍り付けになったら生きているのか、と。 そう考えていたら俺の目はある一枚の写真に行った。 「シャイン。この写真のイーブイ誰?あとこの色違いのイーブイも」 シャインは・・・いやその一言でその場の空気が変わった。 なにか禁句に触れてたのか・・・・そう思ったがネートが口を開いた。 「アハハ、ムーン俺が話す。着いて来い」 ん?なんだ。そんなに禁句だったのか? 俺はシルバーはどうなるんだろうと思いながら、 ネートに着いて行った。 「で何なんだ?」 俺はネートに聞く。 「まず色違いのイーブイのことから教えよう。 あの色違いのイーブイは、シャインとレイジさんのお兄さんだ」 俺は少し首を傾けた。 まずお兄さんというだけで空気は変わらないだろう。 「お兄さん?それ���なんであんなに空気がか・・・まさか死んだとか?」 「嫌違う・・あのイーブイはポケモンレンジャーにいるご主人のお姉さんの パートナーをしてるからいないだけ」 ポケモンレンジャー・・聞いたことがある。 ポケモンの力を借りて事件を解決するという組織だったと思う。 「よし、次が空気が変わった理由だ。」 それを聞き、俺は腰を抜かすとは思ってなかっただろう。 ---- **ミラクル・ラブ 第四話 思い出した真実 [#v78b51a1] 「じゃあ次は写真のイーブイだ…」 少しためらいながらもネートは言った。 「ムーンのさっきの推測は惜しかったよ 実際に死んだのは、その写真のイーブイだ。 そしてシャインのフィアンセでもあった。」 「し、死んだ!?しかも、フィアンセ!?」 俺はその事実に驚いた。 しかも、それだけじゃない。 「そのフィアンセの名前は���ライト」 直後、俺の体目掛けて雷が落ちた気がした。 「お前の名前は、なんだい?」 前のご主人に拾われるとき、そう問われた。 「僕ですか?僕の名前は……」 『ムーン・ライト』 応えた時丁度、新たな仲間を歓迎するかの如く 月光が僕と前のご主人を照らした。 「ライト……」 俺は、自分でも気付かないうちにその名前を呟いてた。 「知っているのか!?」 ネートは、俺の呟きに反応した。 言わなくてもいいと思った。 小さい頃は、ライトと呼ばれていたことを。 「俺さぁ、姓がムーンで名がライトっていうんだ。 だからムーン・ライト……」 少しだけ予想はしていたのかも知れない。 ジョウト地方に来たことで、 いつか初恋のイーブイに会えるかも知れないと思ったこ���もある。 しかし、会いたくなかった。 ���の落ちぶれたこんな姿、見てほしくなかった。 初恋のイーブイは、この家にいる。 誰がそうなのかは、分っている。 「あーそうなのか。それで?」 不意にネートから声が上がった。 もう分っているんだろう、と聞きたくなった。 「こっちのライトは死んだの、お前のわけねーだろ」 「ああ、そうか」 一瞬安心してしまった。 まだ分らない、もしかしたらライトは、俺なのかも知れない。 皆に詳しく聞いたら、分かるかも知れない。 でも聞くのが怖い。 もし俺だったらまた元主人と会うかも知れない。 それなら黙っておこう。 「ムーン、一旦戻ろうぜ」 「分かった」 俺達は、重い足を必死に動かして居間に戻った。 ん?いま何か矛盾があったような…… 深く考えるのは、よそう。 取��あえず今を楽しまなくちゃな。 居間についた俺達を待っていたのは……混沌だった。 ここはカオスでもいいのかどうかは知らないが、とにかくカオスだった。 今も凍っているシルバー。 水鉄砲で溶かそうとしてその水で周りをびしょびしょにしているピュア。 氷にシロップをかけて舐めている某黄色。 念力でバケツを持って熱湯をかけているシャイン。 葉っぱカッターで氷を削ろうとしているイルド。 テレビを見て口を大きく開けて笑っているレイジ。 その光景を見て俺は小さく笑った。 事が収まるころには、下はびしょびしょ、周りは葉っぱだらけ、シルバーは熱を出すほどの惨事になった。 「とりあえずゴホゴホ……解散」 シルバーの声を聞きそれぞれ電光石火の如く走っていった。 シルバーはのそのそと部屋に入っていく。 今だ。やっぱり今しかチャンスは無い…… 俺はそっとシルバーの部屋に忍びこんだ。 「ん?何の用だ?」 最後に風邪うつるぞと聞こえたが気にしない。 俺がライトなのか……聞く。 「シルバー……大事な話がある……」 「ん?なんだ?言ってみろ」 俺がライトじゃないかどうかを聞いた。 昔そのライトはどんな奴だったかを。 しかしそれを聞く前に否定された。 「ライトは死んだんだ。遺体も見たしな……」 その言葉は衝撃的だった。俺の予想が全否定されたのと同じだ。 「はは、あいつも馬鹿だよな、交通事故……だったかな……」 それを聞き音を出さずに立ち去ろうとした。 よく思えば俺は馬鹿だ。つらい過去の事をしりたがろうとするなんて馬鹿にも程がある。 相手の気持ちを考えろこの馬鹿野郎。 「シャインにはこの話題をふるなよ。あいつが一番悲しんでいたからな……」 その言葉を聞き俺は部屋から出た。 ---- #include(ミラクル・ラブキャラ人気アンケート,notitle); ---- コメント(感想)いただけると嬉しいです。 #comment(below) - 小説更新お久しぶりです。&br;何らかののエピソードは、ありますが、実際ライ(ry&br;まぁ続きを楽しみに待っていてください。 -- [[ホワシル]] &new{2009-06-30 (火) 22:52:39}; - お久しぶりですね。まさか写真のイーブイと同じ名前だったなんて。死んだということは何やらエピソードがありそうですね -- &new{2009-06-30 (火) 16:25:27}; - >>ROOMさん 有難う御座います!なるべく早くに続きを書きます! -- [[ホワシル]] &new{2009-05-24 (日) 15:25:29}; - すごく気になるおわりかた…きになりますが首を長くしてまってます。執筆がんばって下さい! -- [[ROOM]] &new{2009-05-24 (日) 12:53:54}; - >>miniさん こういう展開しか書けないかもしれませんが、ありがとうございます!&br;>>一番目の名無しさん ポケモンでは捕まったら即仲間ですからねぇ。&br;EVさん はい、この2匹はすぐ発展します。あと少しネタバレですが、シャインの兄の名前もEVです。&br;>>JINさん 有難う御座います!執筆遅くなりますけど頑張ります。&br;>>閲覧者D氏さん 第三話はもう少しで書き終わります。&br;>>二番目の名無しさん 早く直してばんばん続き書きます。&br;>>ROOMさん はい、ここでは初めまして。あと空気が変わった原因は、写真のイーブイにあります。&br;>>二回目のminiさん 有難う御座います!もう完璧壊れちゃいまして、新しいのを買います。毎週土曜に漫画喫茶でここにこようと思ってい��す -- [[ホワシル]] &new{2009-05-24 (日) 02:51:30}; - え~と、今までコメントに返す返事が適当ですみません!なので今から打ちます。 -- [[ホワシル]] &new{2009-05-24 (日) 02:27:39}; - もう完璧こわれてしまいました……なので新しいのを買おうかなぁと思っています。待ってる人には本当にすみません…… -- [[ホワシル]] &new{2009-05-15 (金) 23:25:33}; - miniさんありがとうございます!できるだけ早く直して小説更新します! -- [[ホワシル]] &new{2009-05-11 (月) 22:59:38}; - 大変ですね・・・自分はキーボードが壊れて出来なくなった事がありましたが・・・・&br;早く直って小説更新開始をお待ちしてます -- [[mini]] &new{2009-05-11 (月) 21:34:10}; - すみません。家のノートPCがこわれてしまい、小説が書けなくなりました。今はDSiで来ています。iだと文字数��が決まっており沢山書けなくなりました。一応コメントは出来ます。 -- [[ホワシル]] &new{2009-05-11 (月) 17:46:28}; - こちらでははじめまして。一言で空気が変わる禁句が気になります。執筆がんばって下さい。 -- [[ROOM]] &new{2009-05-10 (日) 22:29:15}; - 更新乙です、一体なにがあったのでしょうね -- &new{2009-05-10 (日) 20:52:53}; - 急展開になりませんでした。次回を楽しみに待ってください! --[[ホワシル]] &new{2009-04--04 (土) 16:15:20}; - 第3話が、待ちきれない程楽しみです。執筆、是非頑張ってください。 -- [[閲覧者D氏]] &new{2009-04-03 (金) 18:08:30}; - 頑張ります!あと少し変えました。見た人はわかると思います。 -- [[ホワシル]] &new{2009-04-02 (木) 16:54:48}; - 執筆がんばってください -- [[JIN]] &new{2009-04-02 (木) 14:45:51}; - ムーンが見つかった���きのシャインのごまかし方が良い��すね。 この二匹の発展間違いなし? 楽しみにしてます -- [[EV]] &new{2009-04-02 (木) 14:37:26}; - 感想ありがとうございます! -- [[ホワシル]] &new{2009-04-02 (木) 13:08:20}; - 3話は急展開です。 -- [[ホワシル]] -- &new{2009-04-02 (木) 13:02:00}; - 捕まっちゃったよ!どうなるのかな? -- &new{2009-04-01 (水) 22:16:00}; - 面白いですね頑張ってください。自分こういう展開かなり好きです。 -- [[mini]] -- &new{2009-04-01 (水) 21:01:35};