ポケモン小説wiki
ミュウの悪戯 の変更点


作:[[エロームズ]]


・&color(red){注意!};(本編を読む前に確認しておきましょう)
この作品には官能表現が含まれています。
特に&color(black,black){腹ボコ};がありますのでこれが苦手な方は読むことをお勧めできません。

・本編をより美味しく頂く方法
内容を読み進めていけば展開が先読みできてしまうのですが、作者としては↑の隠れている単語を読まずに本編を読むことをお勧めします。ただし、どんな内容でもオールオッケーな方だけです(汗)
苦手かもしれない! と思う方は黒い部分をドラッグしてから判断しましょう。


それではどうぞ!





















 草木がいっぱいに生い茂る森の中を、一匹のポケモンが風のように流れていく。コラッタからラッタ辺りの体長、薄いピンク色をした体と長い尻尾、それにスカイブルーの瞳。小さな体は空気が流れるがまま浮遊して森の中を泳いでいく。木々の間を滑らかに滑り込み、一つの木に沿って上まで行っては森から飛び出し、緑に敷かれた大地を見渡す。西を見れば水平線が、東を見れば地平線が。そして、真上にはあたたかな太陽が光輝いている。
ポケモンは再び樹海へとダイブ。冷たい空気が全身を包み込んだ。
 進んでいると湖らしき風景が見えたので、そこに出てみる。辺り一面に広がる水は澄んでいて美しく、幻想的な印象をポケモンに与える。
「あれは……」
 ふと、自分とは反対側の位置に何か黄色い物体が現れた。じぃっと目を凝らして見てみると、ギザキザ尻尾と赤い頬袋を認めたので、ポケモンにはそれがピカチュウだと知ることができた。
 ピカチュウは暫く水面に映る自分の顔をじっと眺めていたが、途端に座り込んで両手で顔を覆ってしまう。どうしたのだろう、とポケモンは思う。
 気になったので近づいてみる。どうやら泣いているらしく、嗚咽を漏らして泣いている。小さな両手の隙間から、一筋の雫が零れ落ちた。尻尾の先端からして、性別は雌のようだ。
「どうしたの?」
 同じ目の高さに移動してから声をかけると、ピカチュウは驚いて顔をあげた。初めて見るポケモンの姿に、きょとんとしている。涙で濡れてくしゃくしゃになった顔で。
「あなたは……?」
「私はミュウ。あなたはピカチュウという名前のポケモンでしょ? どうしてこんな所で泣いているの?」
 ピカチュウは両手で目を拭って涙を取り除くと、鼻をすすり上げて大きな溜め息を一つする。最初は警戒して沈黙を貫いていたが、決心したらしくようやく口を開いた。
「実は私、悩みを抱えているのよ」
 ピカチュウの話によれば、彼女は今あるポケモンに恋心を抱いているらしい。名前はバンギラスという大型のポケモンで、今どき珍しく互いのことが好きな両想いなのだという。
「両想いなら十分幸せじゃない。それで悩みを抱えているなんて、あなたも欲張りな仔ねぇ」
「違うのよ、問題はここから」
 互いの気持ちは理解できて、二匹でこれからもずっと一緒にいようと誓いあった。だが、唯一の問題は交尾についてだった。
 ピカチュウとバンギラスでは体格差が遠く離れている為、彼のモノが入らないと容易く想像ができる。バンギラスは交尾について何も触れず、優しくし接してくれるのだがどうもピカチュウはそれが逆に気になって仕方がない。彼がそこに触れないのは、もしや他の雌に手を出しているのではないのか。それが彼女には気がかりで、最近は心配で夜も眠れないのだ。
「そうかぁ……ピカチュウはそんなにバンギラスのことを想っているのね」
「ごめんね、見ず知らずの、しかも初めて会ったポケモンにこんなこと話して」
 はぁあ、とまたピカチュウは大きな溜め息を吐いた。耳も萎れて垂れ下がる。
「大丈夫よピカチュウ。あなたのその想い、無駄にはさせないわ」
「……どういうこと?」
「私に任せなさいっ!」
 ポン、と自分の胸を叩いてミュウは笑みを漏らす。自信に満ちたその笑顔に、ピカチュウはなんとなくだが頼ってみようと思った。ミュウに任せて、バンギラスとの関係が今以上に発展することを胸に膨らませて。
 ポン、と自分の胸を叩いてミュウは笑みを漏らす。自信に満ちたその笑顔に、ピカチュウはなんとなくだが頼ってみようと思った。ミュウに任せて、バンギラスとの関係が今以上に発展することに胸を膨らませて。


 作戦は夜に決行となった。枝と葉で覆い被さっているため月の明かりは手掛かりにならない。ピカチュウは、ミュウの体から発するピンク色の淡い光を頼りに、バンギラスの寝床へと進む。暗闇の森はしんと静まり、冷えた空気に背中がひんやりする。
「ほら、あそこ」
 ピカチュウが指差す先、大木の近くにて巨大な生物が横になって大きな寝息を立てている。太く逞しく育った緑の体に、腹には青い四角模様。尻尾の先端はギザギザしている。
「ねぇ、そろそろ教えてくれてもいいでしょ?」
 任せなさいとミュウは言ったが、ピカチュウが何度訊いても彼女はその先をなかなか教えてくれなかった。湖では「夜にまたここにくるからバンギラスの寝床に案内して」とだけ言い残して直ぐに消えてしまったのだ。
「今から教えてあげる。……えいっ!!」
 と、気合いの掛け声を出し口からピンクの光線をバンギラス目掛けて放つ。見事彼に命中したのだが、起きる気配を見せない。どうやら当たっている感覚がないらしい。
「ちょっと!! 一体バンギラスになにしたのよ」
「いいから見てなさいって」
 不安になるも、ミュウを信じてバンギラスを見つめるピカチュウ。
 刹那、ピンクの光を帯びていた彼の体が小さくなり始める。手足、体も少しずつ。腹の青い模様が赤い模様に変わり、背中や尻尾のギザギザは小さくなって体の中に埋まっていく。変化が収まった時には、彼はバンギラスではなくヨーギラスの姿に戻っていたのだった。
「驚いた? さっきの光を浴びたポケモンはね、退化して進化前の姿に戻ってしまう効果があるの。これなら気にしていた体格もほぼ同じだし、あとは……ねっ、あなた次第よ」
 それだけ言い残し、ミュウは暗闇の中に溶け込んで消えてしまった。
 残されたのはミュウのいた所を唖然と見つめるピカチュウと、眠ったまま退化してしまったヨーギラスのみ。
 千載一遇のチャンスを与えられたのだ。起こさないわけがない。何としてでも今の気持ちを伝えて彼と繋がりたい。全て願望のままにピカチュウの体は動いていた。おそるおそるヨーギラスに近づき、体を揺さぶってみる。
「ねぇ、起きて、バン……じゃなかった、ヨーギラス」
 今度は揺さぶりながら耳元でささやいてみる。彼は寝起きが悪い癖を持つゆえ、丁寧に起こさなければ機嫌が悪くなるのだ。
「ん……ぴかちゅう……?」
 ヨーギラスに戻っているせいか、寝起き声はいつもより高いハスキーボイスだ。眠たそうに目を擦っている。
「あぁ、ヨーギラスっ!!」
 ピカチュウは思わず彼の胸の中に跳び込んで、ぎゅうっと抱きしめていた。バンギラスのときでは絶対できない。彼がヨーギラスだからこそ抱きしめることができる。そう思うと彼女は嬉しくて嬉しくて、この上なく堪らないのだった。
 それとは裏腹に、突然飛び込んできた彼女の行動にヨーギラスは驚いてしまう。なぜこんな簡単にピカチュウに抱きしめられたのか。そしていつもよりピカチュウが大きく感じてしまうのか。それが彼にはさっぱり理解ができなかったからだ。
「ふぅん、それで突然ミュウというポケモンが現われて、僕をこんな姿にしていったんだ」
 流石に本当のことは黙っていた。ピカチュウだって歴とした雌。羞恥心くらいはある。
 ……そのはずだが、強い願望に理性や羞恥心は足元にも及ばず、感情表出から簡単に引き下げられてしまう。
「ねぇ、ヨーギラス、折角同じ体格になれたのだから……その……」
 ピカチュウがその先を言おうとするが、この絶妙なタイミングで羞恥心が蘇ってしまい誘うことができない。なんで、どうして言えないの? と、ピカチュウは思い、俯き下唇を噛んで自分の恥じらいを呪った。
「分かっているよ」
 優しい言葉が聞こえたので顔を上げると、ピカチュウはヨーギラスに抱き寄せられていた。あたたかい彼の温もりが肌を通して彼女に伝わる。やはり彼も同じ悩みを抱えていたのだ。やりたいと思っていたことが、体格差の所為でできないことを。
 頬に柔らかい感触が伝わるのをピカチュウは感じた。それは彼の意志の表れでもあり、オーケーのサインでもある。だから、彼女もお返しとばかりにヨーギラスの頬にキスをする。
「今の私の答えだからね」
「うん、じゃあ……」
 今度は首筋に、胸に、腹に、下腹部に、と、ヨーギラスはだんだんキスする場所を下に移していく。いよいよ次は……とピカチュウは思うと、背筋がぞくぞくした。
「ここ、いい?」
 見上げるヨーギラスに、迷わずピカチュウは頷く。もう恥じらいなどなかった。一秒でも早く彼と一つになりたくて、先程から秘裂は疼きっぱなしだ。
「ふふ、ヒクヒクしてる」
「そ、そんなこと……言わないで……んっ」
「はぁ……はぁ……ピカチュウの……甘いね……」
 皮膚の感覚を通して、頭の中で快感を判断する。縦筋に沿ってヨーギラスの舌が動けば、何度も身震いをしてしまう。癖になりそうなそのくすぐったさに、ピカチュウは自然とだらしない笑みを浮かべていた。
 秘裂を掻きわけ、秘部の中に舌が侵入していく。今まで許したことがない初めての感覚に、ピカチュウは戸惑いを隠せない。敏感な所を撫でられ、ひと際大きく体が跳ねる。それでも、彼は彼女の反応を楽しむように舌を動かす。小さい体から漏れる、小さな声と透明な分泌液。
 不思議と違った感覚がピカチュウの中で芽生え始める。不思議な心地から、内側からこみ上げてくる気持ちの良い快感へ導かれる。時々聞こえてくる、いやらしい水音が羞恥心を蘇らせては粘膜を擦る刺激がそれを相殺する。
 ようやくヨーギラスが顔を離した頃には彼女の息は弾むようになっていた。頬を紅色に染めて、凛々とした顔でピカチュウを見つめる。
「入れても、いい?」
「うん……優しく、ね」
 ヨーギラスの逸物は、ピカチュウへの愛撫によって既にギンギンに膨大化しており、先端からは先走りの透明汁が垂れていた。彼はそれを掴むと彼女の秘部へと宛がい、ゆっくり腰を落としていく。
 窮屈な空間に、大きな逸物が侵入。ピカチュウの中身は包み込むようにヨーギラスのそれにまとわりつき、締めつけてくる。彼は彼女への顔色を窺いながら配慮を怠らず慎重に、柔らかい肉壁を押し広げていってはあっという間に初めての証に到達する。
「いくよ……んっ」
 少し強めに腰を奥へ突き出した。初めての膜を破る感覚がすると同時に、ピカチュウが顔をしかめてひと際大きな悲鳴を挙げる。急に呼吸が荒くなり、締めつけも緩急をつけ強烈なものへと変化した。相当な痛みなのだろう。彼女の為をと思い、彼は早めに奥へと逸物を収めていき、遂に最奥へと進むことに成功した。結合部から流れてくる愛液の中に、少量の赤みが混ざっている。
 一度気持ちを整えようとヨーギラスは深呼吸をする。一旦ここは休憩。ピカチュウは言いはしなかったが、涙目で苦しそうに小刻みな息をしているのだから、今必要だと彼は判断したのだ。
下の口は未だに緩急をつけて逸物を攻撃してくる。愛液による物理的な攻撃と、締めつけによる快感の攻撃、と呼んでもあながち間違いではない。その二つの攻撃は、確実にヨーギラスの理性にダメージを与えていた。
 暫くの後、再び静寂の時が訪れる。ヨーギラスがピカチュウに視線を送ると、彼女はこくりと頷く。最初はゆっくり慣らしていくこと。経験者(友達)に聞いた体験談を思い出しながら優しく、思いやりを込めて彼はゆっくり腰を引いていく。引ける限界の範囲までくると、次は元来た道を戻って奥へ突き進み、厚みのある肉を切り開いて奥を小突く。
 それを何度も、何度も。時間をかけて繰り返しやっていき、少しずつピカチュウの感覚を慣らしていく。潤滑油なる愛液の力で逸物の動きは好調となり、ぎこちない動きであった腰振りもどうやらリズムのコツを掴んだようだ。しかめ面だった彼女の表情はいつしか緩くなり、甘い表情に変わっていった。
 だんだん腰を振るスピードを上げる。ピカチュウの喘ぎ声の間隔が短くなり、結合部から飛び散る愛液の量はより多く、激しくなっていく。互いに性感を分かち合い、噛みしめては堪能する。高まっていく感覚、確実に近づいていく絶頂。
「うっ……!!」
 突然ヨーギラスの動きがぴたりと止む。どうやら先に達してしまったらしい。歪んだ顔で、しかもどこか申し訳なさそうにピカチュウの中に腰を突き出した状態を保っている。
「あっ……ヨーギラスのが……中に、出てる……」
 息を荒げながら、ピカチュウは自分の中に放出されるヨーギラスの熱を感じた。並々と器に注ぎ足される新たな水分、それは間違いなく彼の素直な意思の表れだった。
「ごめん……」
「うぅん、いいの……気に、しないで……」
 彼と繋がることができた。それだけでも彼女にとっては十分満足に値することだったのだ。それに加え、彼にイってもらえて尚嬉しいという喜びも感じていた。これ以上の幸せなどどこに存在しようか。しかし、そんな彼女に比べて彼はまだ満足していない様子。
「次は必ず一緒に……ね?」
「う、うん……」
 たった少しの時間だけで、もうヨーギラスの逸物は回復していた。直ぐに彼は腰を動かし、ピカチュウに刺激を与えていく。
「ピカチュウ……僕の……感じてる……?」
「んあっ……ちゃんと……ん……感じて……るよ……」
「そう……ならもっと……感じさせて……あげる……よっ!」
「んあっ!!」
 ゆっくりめの動きから、いきなり奥を突き上げる強いピストン運動へ。ズン、ズン、とヨーギラスが奥を突く度にピカチュウの視界が揺らぐ。痛みはまだほんのり残っているが、覚えたての快感を体はしっかり受け止める。全体に走る衝撃が彼女を虜にさせた。
「まずい……もう……」
 これからやっと彼女が絶頂を目指して登り始めようとしていたのにも関わらず、既に彼は頂上に登り詰めようとしていた。腰振りが最初の時以上に激しくなる。
「ヨーギラス……私……も……」
 咄嗟についた嘘。ピカチュウはまだ気持ち良いと感じ始めたばかり。
「じゃあ、一緒に……っイクッ!」
「……んぁ……ぁああっ!!」
 ヨーギラスが最奥を突いて動きが止まったのを見計らい、少し遅れてピカチュウも悲鳴を挙げる。もちろん演技だ。悪い気もするが、これも彼を立てる為の一芝居なのだ。彼が傷つくよりかは幾分増しな選択。またもや腹の中に熱い液体が注がれるのを彼女は感じた。
「はぁ……はぁ……」
 絶頂に達しようがしまいが、ヨーギラスのモノが中を擦れると自然と息が乱れる。そのお陰で、ピカチュウは自然な演技をすることができた。肩で息をして、新鮮な酸素を体内に吸い込む。
「一旦……抜くね……」
 ピカチュウの呼吸は未だ整えている最中なのだが、ヨーギラスの方はもう回復していた。引き抜かれる時も、モノが中を滑る快感が彼女の体を身震いさせるのだった。二度の射精により中に溜まっていた白濁色の彼の精液が、一筋の線を描いて彼女の中から垂れていく。
「ピカチュウ、まだ続けられそう?」
 まだヨーギラスは行為を続けたい様子。ピカチュウもまだ体力に余裕があったので、無言で頷いた。
「それなら……後ろ向いて四つん這いになってくれない?」
 ピカチュウは言われた通り四つ這いになる。
「お尻、少し上げてくれる」
 指示通りにやってみて、とんでもない程恥ずかしい体制だとピカチュウは思った。
「ねぇ……これ、すごく恥ずかしいんだけど……」
「嫌ならやめておく?」
 首だけ後ろに振り向けると、少し落ち込んだヨーギラスの顔がそこに見えた。初めての交わりを悪い雰囲気にしたくない。自分の気持ちを押し殺して、ピカチュウは首を僅かばかり横に振る。
「じゃあ、入れるね……」
 二度目となる挿入感。精液や愛液の潤滑油のお陰で、流石にピカチュウが痛みを感じることはなかった。
「動くね」
 両手でしっかり腰を掴まれた。うん、とピカチュウは言おうとしたが、ヨーギラスはそれを待たずに腰を振り始める。不随意に出てくる喘ぎ声に、ぶつかり合う体、飛び散る水音、貫かれる秘部。三度目の正直が本当であるならば、次はイケるかもしれない。
 ふと、犯されながらピカチュウはあることに気づいた。ヨーギラスは快感に浸って目を瞑っている為気づいていないのかは分からないが、腰を掴む手が大きくなったような気がする。
 続いて足。ピカチュウが地面に手をつけられない程に高さが上がった。宙ぶらりんの状態となり、ヨーギラスの足らしき太く深緑の足が揺れる視界の中に見える。
「ヨー……ギラス……」
「ピカチュウ……ピカチュウ……」
 ピカチュウの声はヨーギラス自身の声で搔き消されてしまい、彼の耳に伝わることはなかった。
 第三者から今のヨーギラスの体型を見て、彼をヨーギラスとは呼ぶポケモンはいるだろうか。何せ彼のモノ以外、他全てはバンギラスの体型に戻っているのだから。
「ヨー……ギラ……ぁあっ!!」
 少しずつ、時間が進むにつれてヨーギラス……今や元のバンギラス時の大きさに戻ろうとモノは膨張し始めていた。拡げられていく秘部の中は限界が訪れるも、時の流れが容赦なくその限界の域を越そうとする。
 成長していくバンギラスのモノ。元の長く太い性器に戻ろうとしている為、全体的に狭いと彼は感じたのだろう。奥を突き上げる強さも激しくなる。このままではピカチュウの性器が壊れてしまいそうな勢いだった。ピカチュウの腹を出入りする度、だんだん雄の性器の形がくっきりと浮かび上がる。
「気持ち良い……気持ち良いよピカチュウ……!」
 育ち続けるモノの先端は子宮口を開かんばかりに激しく、がっつりと突く。大きな腰の振り、太く逞しくなった赤いそれは、ピカチュウの性器を貪欲に掘り続ける。
「あぐっ……ヴっ……ヨー……ギラ……ス……」
 苦しみに犯されながら出したピカチュウのか細い声は、快楽に浸るバンギラスには届かない。彼は、さらに性感を求めようとひと際大きく腰を使って子宮口を責める体制に入っていた。感じたことのない衝撃を受けた子宮口が、太いモノの侵入を許すのも時間の問題だった。
 僅かにそこが開く。
「んくぁあああああっ!!」
 哀れな雌の悲鳴が森中に響いた。しかし、その声が続いたのは少しの間だけ。次第に弱々しくなり、終には聞こえなくった。唯一聴こえてくるのは、卑猥な水音と、荒い息遣いの声だけが淡々と静寂の森の中を浸透するだけだった。
 森が完全に静けさを取り戻したその直後、バンギラスの謝罪の声が何度も聞こえてきたのはいうまでもない。


 草木がいっぱいに生い茂る森の中を、一匹のポケモンが風のように流れていく。コラッタからラッタ辺りの体長、薄いピンク色をした体と長い尻尾、それにスカイブルーの瞳。小さな体は空気が流れるがまま浮遊して森の中を泳いでいく。
 ピカチュウの腹ボコ。苦しむ彼女などお構いなしに、快楽に溺れるバンギラスの彼。昨夜一部始終二匹のやりとりを影でこっそり観察し、存分にミュウを楽しませてくれた。
 本当は面白半分のつもりでピカチュウに提案してみただけだったのだが、予想以上の結果(ハードエロ)に興奮という名の快感を覚えてしまったミュウはそれだけでは満足できず、次の獲物を探して森の中をさ迷っていた。
一匹の泣いているヒメグマを見つける。
「ねぇ、どうしたの?」
 相手の目線まで高度を下げ、事情聴取。聞くところによれば、彼氏のリングマと口喧嘩してしまったらしい。
「私に任せて」
 ぽむ、と胸を叩いて笑顔を見せるミュウ。リングマの場所を聞き出し、直ぐ様彼のいそうな場所へと向かう。
 木にもたれかかり、ふて腐れた顔を貼り付けたリングマを見つけ出したミュウは、彼にヒメグマの内心を話してやった。無論、目的の為の偽の情報だ。
「そ、その話、本当なのか?」
「えぇ、もちろんよ。それでね、私の退化ビームに当たれば貴方は退化してヒメグマに戻るでしょ?」
「なるほど。ん? 退化してヒメグマに戻る……ということは……!!」
「そうよ。当然、私は邪魔者でしょうからその場から去るけどね。あとは二匹楽しく夜の営みを……ねっ」
「ミュウ、お前イイやつだな」
「どういたしまして。じゃあ、夜になったら彼女が約束していた場所に来てね」
「あぁ、こんな滅多にない機会誰が逃すかよ!」
 滅多にない機会。それはミュウも同じだった。大きい雄と小さい雌の彼氏彼女の関係なんて運でもなければ巡り合えない。
 雄が集団で雌を襲い腹ボコの強姦は容易くできる。だが、愛し合うポケモン同士が交わっている最中に急に腹ボコ状態となったら、それは強姦のそれよりも一味も二味も三味も違うのだ。
 ポケモン助け、と見せかけたミュウの悪戯。これから先、ミュウは何匹のポケモンに悪魔の声をささやいては騙し、何対のカップルを苦しめ、悲しませるのだろうか?


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#pcomment(コメント/ミュウの悪戯,10,)

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