ポケモン小説wiki
ブラッシュボール の変更点


人×ポケモンです。
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*序 [#c4593886]
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初夏。テッカニンが鳴き始め、アイスの売り上げが急に伸びるのもこのころ。
カナズミシティ近くの有数の野球場。ホウエン地方地区高校野球全国大会予選決勝。
この試合に勝利すれば全国大会…甲子園への出場が決まる。
俺の学校は晩年1回戦敗北の弱小学校で、ここまでこれたのが奇跡。
だったらこのまま甲子園!と意気込んでいたが…試合は劣勢。
7回表、1−0。1アウト、ランナーなし。
「2番、行ってこい!」
ネクストバッターズサークルにいる2番をバッターボックスへと送り、俺がサークルに入る。
相手の投手、先発のサウスポー…すごすぎる。ここまでノーヒットノーランノーエラー。様は完全試合。
直球が140km台後半、変化球も多彩でスタミナが尋常じゃない。昨日本当に完投したのか?
名前はソウ…だったっけ?
「ストライク!バッターアウッ!」
2番がうつむいてバッターボックスから出てベンチへと戻って行く。俺の横を通るとき、呟いた。
「無理だ、あいつ…打てない」

軽く素振りをしてバッターボックスへと向かう。
右打席に立つ。前の2打席は両方とも三振。俺も打てんのか分からない。
とにかく気を強く持って行くしかない!
「こい!」
ワインドアップモーションからボールを投げる。

速い。

ズバーン!
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「ストライク!」
こりゃあバットを短く持たないと打てないぞ…。
グリップのギリギリまで短く持つ。

2球目。

ズバァン!
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「ストライクツー!」
またストレートですか。
でもこの調子だと、次は…

変化球で来る。

多分シュート。投手の利腕方向に曲がる変化球だ。
「タイム」
タイムをかけてロージンに触れる。
打ってやる。俺は天下の3番バッターだ。
「っしゃぁ、こい!」
ワインドアップ、ボールを投げる。
俺の方向にボールが飛んでくる。別に驚きもしない。このコースだと大きく弧を描いてストライクゾーンへとズバン!だ。
マウンドからバッターボックスまでの距離の間までボールが来る。

ほら、そろそろ曲がるさ、このあたりだろ、さっさと曲がれよ、引っ叩いてスタンドに入れてやるさ!
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…あれ、曲がらないよ、おい、ソウさんよ。
投手を見ると…顔が青ざめている。
え、まさかのすっぽ抜け?嘘でしょ、あの140kmが当たったら死んじゃうって。

おい…おい!!

気付けばボールは俺の目の前に現れていた。
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ドゴッ
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俺の視界は黒色に塗りつぶされた。
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*一 [#xac6b88d]
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目を開ける。視界は白い天井。
外からは陽光が部屋に差し込んでいる。
心電図の音、何となく腕の関節に少し痛みを感じる…点滴だろうか。
ここは…病院か。

えぇと…確か試合があって、打席に立ってそのときにボールが頭に…。
そういえば、試合はどうなったんだ?どうにかして…
ぐ…痛い。頭の左のあたり…鈍い痛みが続く。
時計を見ると、2時。一晩眠っていたということか。

そういえば、試合はどうなったんだ?
起き上がろうとするが、頭が痛い。頭の左のあたり…鈍い痛みが続く。

「硬球の頭部直撃による側頭部打撲」
「へ?」

ベッド横の丸椅子にはブラッキーが座っていた。
少し低い声でベッド横のブラッキーが話しかけてくる。

「シン殿、状態は如何なものか」
「キミが言った症状の通り、側頭部が痛いね」

この口調、慣れないな…本当に。
イーブイの時はこんな口調じゃなかったのにどうしてこんな口調になったんだ?
俺の横に座っているのはブラッキーのラック。俺がトレーナーになる以前、イーブイの頃から飼っている。口調から♂に間違えられるが、♀だ。
ま、とにかく試合の結果を聞くか。

「ところで、試合はどうなったんだ?俺がぶっ倒れた後」
「2−0で残念ながら敗北だ。今度の秋季大会を頑張ってもらいたい」

あのあとまた1点入れられたと。結局俺の夏は終わった訳だ。まぁまだ2年だからあと1年あるけど…。

「報告だが、監督殿は明日は反省会を行うがシン殿はこなくても良いとのことだ。休んでいただきたい」
「反省会と言ったって昨日の試合は完全に投手に抑えられたけどな」

俺たちに否はないだろう。相手の投手の独り舞台だ。俺たちのプレーに抜け目はなかった…ハズ。

「今から母上殿に連絡してくる。席を外すが安静にしていてくれ」
「頼んだ」

ラックは足早に部屋を出て行った。
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ボ〜ッとしていると腹が鳴った。
「…腹減った」
そういえば丸一日何も食べてないんだ。購買に何か食べに行くか…。

ベッドを出て、点滴を持って部屋を出る。
廊下を歩いてエレベーターに向かう。ここは8階で、購買は地下1階。
エレベーターを使って下りて、地下1階で降りる。
さてと、パンでも買うか。さてと、金は…あれ、
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ない
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そうか、そういえばお金は全部エナメルバッグの中だ。
仕方ない、部屋に戻るか。

エレベーターで8階まで上り、部屋に戻る。
部屋には既にラックが戻って来ていた。

「何処に行かれていたのだ、シン殿」
「いや、腹が減ったから何か買いにね…。お金忘れちゃったから買えなかったけど」
「そうか。母上殿だが、分かったとのことだ。あと、先生殿があとで回診に来るとのことだ」
「分かった。じゃあ、今度こそパンを買いに行ってくる」
「それなら必要ない。もう私が買いに行って来た」
「あ、そっすか…」
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アンパンを齧り、テレビをつける。ちょうど2時半頃、ニュース番組でホウエンの高校野球大会の結果をやっていた。

『1点リードの7回表、ここでアクシデントが起きてしまいました』

「俺のことか…」
「その通りだ」

『投手のソウが投げたボールが打者シンの頭部に直撃、シン選手は気を失い病院に運ばれ、ソウ選手は危険球退場となってしまいました』

俺にデッドボールが当たった映像が映し出される。うわ、俺笑ってるよ…。

「ビーンボールだな。よく助かったものだ」
「あぁ…そういえば、キミが英語を使うなんて珍しいな」
「漢字を乱立させても分からないと思ったからな」
「おいおい…」

俺、小馬鹿にされたよ。
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暫くして先生の回診がきた。先生の話によると、明日退院していいのこと。結局今日も病院で夜を明かすことになるのか。

「俺、病院嫌だな…。家に帰りたい」
「子供の様なこと言わないでいただきたい。医者の判断だ」
「分かってるけど…」

俺はホラーものが大の苦手だ。一度野球部の奴らと見に行ったホラー映画が未だに記憶に残っている。しかも病院ものだったし…。

「ならば私が一晩ついてやってもいいが。私は夜行性だからな」
「…いや、悪いからいいよ」

さすがに夜怖くて女に連れ添ってほしいなんて言えない。まぁ正直言うと連れ添ってもら
いたいんだけど…。

「ならいい。帰らせてもらう。明日10時頃にまた来る」
「あぁぁ!!!ちょっと待った!」
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*二 [#y1a2a2f7]
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午後6時。
夏の日は長い。空が茜色になってきた。
「それじゃあ、食べておいてくださいね」

看護士のラッキーが夕食を置いて部屋を出て行く。
一度小さいときに骨折で入院していたとき病院食は食べたことはあるが、そこまで美味しくなかった記憶がある。できれば食べたくないな…。

「早々に食べ終えていただきたい。看護士殿に迷惑がかかる」
「はいはい…」

ラックに言われ嫌々ながらも野菜炒めを口に運ぶ。やっぱり味が淡白で美味しくない…。
結局ラックが付き添うことになった。こんなこと野球部の奴らにバレたら何言われるか分かんないぞ…。

「私は夕食を購入してくる。何か購入してほしいものがあるのなら言ってくれ」
「じゃあ、なにか塩味の聞いたヤツ…ポテチとか頼む」
「承知した」

またも足早に部屋を出て行った。
俺は何とかして病院食に挑戦する。野菜炒めは野菜の味しかしない。
だがアンパンだけでは持たない。食べよう。水で流し込めば何とかなる。
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5分程してラックが戻ってきた。
「要望通り、ポテトチップスを購入して来た」
「おぉ、ありがとうな」
「…食べないのか」
「いやぁ、味が淡白でさぁ…正直言って、美味しくない」
「なら、私が食べよう。シン殿はこの握り飯を食べてくれ」
「助かるよ…。じゃ、交換ってことで」

かってきたおにぎりを食べる。やっぱりこういう味の濃いものの方が良い。
ラックは美味そうに食べている。味が薄い方がお好みって訳ね。
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9時。
「あ、ちゃんと食べてますね。じゃ、ちゃんと寝てください」
「はぁ…。分かりました」

実は食べてないが、黙っていた方が良いな。本当のこと言ったらタマゴ爆弾喰らいそうだし…。

「付き添いの方はどうされますか?別室を用意することも出来ますけど」
「いや、心配しないでくれ。私は夜行性だから一晩起きていても大丈夫だ」
「わかりました…。では、おやすみなさい」
「ども」

ラッキーが部屋を出て行く。
「そろそろ寝るか〜」
「そうした方が良い。まだ昨日の疲れも残っているだろう」
「あぁ。でもその前にシャワーだけ浴びてくる。昨日の汗も流してないしな」
「分かった」

タオルと病院の着替えを持ってシャワールームへ向かう。
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シンが風呂場に入るのを確かめた後、私は計画を実行に移すために動き始める。
私はベッドに潜り込んだ。
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*三 [#ta4d3eb1]
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あ〜、やっと汗が流せた。ベトベトしていて嫌だったんだよな。患者用の服に着替え、風呂場に繋がる洗面所を出る。
…あれ、ラックがいない。購買にでも何か買いに行ったのか?
部屋から顔を出す。ちょうど巡回のラッキーが廊下を歩いていた。

「どうかしましたか?」
「すいません、連れのブラッキー見てませんか?」
「いや、見てませんねぇ…。もし歩いていたら夜なので目につくと思いますし…見つかったら部屋までおつれしますね」
「お願いします」

ぺこりと頭を下げ、部屋に戻る。
まぁあいつは襲われたりしないだろうし、朝起きてればひょろっと戻ってくるだろ。
もう寝よう。眠い。
ベッドに向かう。
スリッパを脱いでベッドに入ろうと…

「うわっ!」

ベッドから腕が伸びて来て俺をベッドに引きずり込んだ。

俺は何が何だか理解できなかったが、少しして状態が理解できた。
俺はラックにベッドに引きずり込まれ、ラックとベッドの上に横になっている。

「お、おい、ラック、何をやって…」

いるんだ、と言おうとしたが、言葉が途切れた。
また何が起きたのか分からなくなった。俺の口に何かが入って来て、やっと状況が理解できた。
俺はラックとキスをしている。
目の前には顔を赤くしてキスを続けるラック。
こうなったら俺もやってやろう。俺はラックの舌に舌を絡める。
これでディープキス成立。

口を離す。透明に輝く唾液の橋が架かった。

「ラック、キミ…」
「ごめん…でも、いつかやろうと思ってた。家だとシンの両親がいるからできないし…。だから今日病院でやろうと思って…。やっぱり…嫌いになったよね」
「…」

前からやる気だった。俺が好きだった。前から。
時々夢で見たりするだけ。好きなんて感情持ってなかった。
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でも。
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俺はさっきの顔に俺はドキッとした。
俺もラックが好きなんだ。
正直に向き合わないと行けない。
ラックを起こし、俺も起き上がって向かい合う。

「俺は好きだぞ」

ラックは一瞬驚いた表情になったが、すぐに笑顔になり、仰向けに寝そべる。胸と秘部が露になる。

「気持ちよくして…」
「…分かった」

胸に手を伸ばし、揉む。
大きくも小さくもないサイズの胸はとても柔らかく、触ったことのない感触だ。
俺は突起物を弄り出す。

「あっ…」

ラックは小さな喘ぎ声を上げる。
弾いたり引っ張ったりと色々弄る。その度に少し彼女は声を上げる。

「そろそろ下の方も弄って…」

手を秘部にのばす。
秘部はとても濡れていた。

「胸を弄っただけでこんな濡らして…」
「仕方ないでしょ、気持ちよかったんだし…」

指をあてがい、ゆっくり擦り始める。ラックの体が軽く飛び跳ねる。

「ひゃ…」

スピードと擦る強さをあげて行く。擦るたびに喘ぎ声が漏れ、声が大きくなって行く。

「あっ…すごぃ…」

手を止め、顔を秘部へと近づける。

「あれ…どうしたの…?ひゃああ!!」

俺は秘部を舐め始めた。
擦った時よりも体が大きく跳ねる。

「ひゃっ…あ、すごい…あぁ!」

上下に往復させ舐めていく。舐めるたびに秘部から液が出る。

「らめ…おかしくなっちゃうぅ…」

呂律が回ってない。
最後に秘部の突起物を甘噛みする。

「あああぁぁぁぁぁ…!!!!」
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シャアアァァァ…
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絶頂を迎え、大量の潮を吹く。大半は俺の顔にかかり、他はベッドのシーツにかかる。

「はぁはぁ…。激しいって…」
「ごめん…」
「じゃあ…今度は私が気持ちよくさせてあげる…」

ズボンとパンツを下ろす。赤く肥大化した俺のモノが姿を現す。

「おっきくなってる…。これなら食べごたえありそう…」
「そんなにジロジロ見るなよ…」
「分かってる。じゃ、始めるわね…」

彼女はモノを舐め始める。
自慰何かよりも全然気持ちいい、初めての感覚。
右左裏と舐めまわし、先端を舐め始める。

「うっ…」
「ここが弱いのね…ここ攻めるわよ…」

先端を中心に舐め続けてくる。
俺は快楽に追われ続ける。

「くっ…そろそろ出るぞ…」
「あ、ならその前に…」

俺のモノをくわえ、頭を上下させる。
さらなる快楽が俺を襲い、射精感が限界に達する。

「もう出るッ!」
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ビュルルルルル…
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「もう、いきなりすぎるよ…」
「ハァハァ…キミが勝手に口に入れたんだろ…」
「だって…口に出してほしかったんだもん…」

口から垂れていた俺が出した液を舌で舐め、笑う。
昔進化する前のイーブイの時の表情にダブる。彼女のこんな顔、久しぶりに見た気がする。

「そういえば、どうしてキミは進化してから口調が替わったんだ?イーブイの頃はこんな口調じゃ…」
「ん〜…。これが終わったら教えてあげるよ」
「もう終わっただろ」
「まだ終わってないわよ…。こっちに挿れてないじゃない」

起き上がり、後ろ足の股を開く。
淫らに光る秘部がまたも露になる。
少し勢いを失っていたモノがまた勢いを取り戻して行く。

「見ただけでまた大きくして…興奮し過ぎ」
「五月蝿いな…」
「じゃ、早く挿れて。ほら…」

向こうから近づいてくる。俺のモノを秘部にあてがう。

「お、おい…」
「そっちが挿れてくれないなら私が挿れちゃうわよ…」

濡れる秘部に俺のモノが入って行く。

「ああっ…」
「うっ…」

どんどん奥に挿れて行く。モノが半分ほど入ったところで何かに当たる。

「破ってもいいのか…?」
「うん…。処女を奪って…」

突き破って奥へと進める。
ラックの顔が少し歪む。

「う…」
「大丈夫か?」
「大丈夫よ…早く全部挿れて…」

早めに全部入れてしまった方が楽だろう。
俺は一気に奥に差し込む。

「あっ…」

彼女の体が後ろに仰け反る。

「はぁはぁ…全部入ったね…」
「お…ぉ…」

締め付けがキツく、すこし動いただけでイってしまいそうだ。

「じゃあ動くぞ…」
「うん…きて…」

ゆっくりとモノを抜いて行く。
もうすぐにイってしまいそうだ…早く動かないと…。
一気に奥に突く。

「あっ…き…てる…」

腰を動かすスピードを上げる。
突くたびに彼女の体が大きく揺れ、俺の射精感はどんどん限界へと近づく。
突く度に淫らな音が部屋に響き渡り、俺とラックの喘ぎ声が漏れる。

「もう…ダメ…イ…イっちゃう…」
「俺ももう…出るぞ…」

互いに抱き合う。
快楽が強くなるにつれ、抱き合う強さが強くなる。
もう限界だ…。

「俺…もう…ダメだ!出るっ!!!」
「私も…もう…無理…!イクゥゥゥゥゥ!!!」

思いっきり最後に一突きして同時に絶頂を迎える。
彼女の中に俺を放つ。結合部から溢れ出た精液と潮が混ざり、血が混じった液体が漏れる。

「ハァハァハァ…」
「ふぅふぅ…」

抱き合い、繋がった時状態でベッドに倒れこむ。

「中に出しちゃったね…。もしかしたら子供出来ちゃうかも…」
「…そのときは俺が責任とるよ。それに子供が出来ても俺は後悔しない…」
「シン…」

見つめ合い、軽い口づけをする。
ゆっくりと俺のモノを引き抜く。

「さてと…じゃあ、理由を教えてもらおうか?」
「何の?」
「だから、口調が替わった理由だよ。終わったら教えてもらう約束だろ?」
「あ、そうだった。えっとね…それは…」
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コツコツコツ…
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「「!!」」
「ヤバい、巡回がきた!」
「えっ、ど、どうすんの?」
「とにかくこの状態をどうにかしないと…」
「え、この状態を…?」

シーツは先ほどの行為で大変なことになっている。やばい、これをカモフラージュするのは難しいぞ…。
#br
コツコツコツ…
#br
音が近づいてくる。もうこりゃあ諦めるか…。

「あ、だったら…」
「え?」
#br
ガラガラガラ…
#br
扉が開いた。
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*四 [#wbde9abb]
#br
「怪我に気をつけてくださいね。お大事に」
「は、どうも」

少ない荷物を持って、部屋を出る。
まだ体には倦怠感が残っている。あぁ…体が重い。
ラックと共にエレベーターに向かう。
エレベーターを待つ。
後ろを看護士のラッキーが話をしながら通り過ぎる。

「何か分からないけど、リネン室のシーツが足りないのよね」
「気のせいじゃないの?」
「ううん、絶対足りないって」

ギクッ。やっぱり分かるものなのか…。
感づかれる前にさっさと病院を後にしよう。早くエレベーターきてくれ〜。

「あの、シンさん」
「ゲ!」

あぁ〜感づかれたよ。もう終わりだ。バレる!

「昨日の病院食、残しましたね?」
「へ?」
「へ?じゃないです。分かってるんですよ。昔食べなかったこともあったからそうだと思ったんです」
「あ…すいません」
「今回は許しますけど、次入院した時は残さないでくださいよ」
「気をつけます」

何だ、飯の方か。助かった…。
エレベーターがきた。
乗り込み、1階へと下りる。支払いは親に任せてあるから会計に行かなくても良い。
そのまま病院を出る。今日も暑い。まだ10時なのにも関わらずじりじりと太陽が照りつける。

「…危なかったな」
「本当にバレたかと思った。もう声かけられた時は死ぬかと思ったわよ」
「あぁ…。でもバッグとか漁られてたらバレてたな…」

バッグのファスナーを少し開ける。ぐしゃぐしゃのシーツをラックに見えるようにバッグを傾ける。

昨日の行為の後、巡回が回って来て部屋に入って来た。
そのとき、「あやしいひかり」で巡回のラッキーを混乱させ、その間にラックがリネン室に新しいシーツをとりに行き、俺がぐしゃぐしゃになったシーツをバッグに詰め込んだ。だからシーツが一つ足りないと言う訳だ。
シーツをつめてる間にラッキーの混乱が解けないか本当に怖かった…。

「ま、これで無事退院って訳ね」
「やっと病院から出られた…」

自宅へと向かう。早く家に帰って体を流したい…。昨日のせいで体がべたついて不快だ。
30分程歩いて自宅近くまできた。あの角を曲がれば家だ。
角を曲がる。家の前にだれか立っている。あっちがこっちに気付いて近づいてくる。
あいつ…この前の時の投手?

「退院したんですか。良かった」
「はぁ…どうも」

安堵の表情を浮かべている。どちらかというと俺のことを心配していたと言うより、大して大怪我でもなくて甲子園に影響しなくて良かったという方。何だ、やっぱりこういう奴か。
俺の心を読み取ったか読み取っていないか、慌てて言葉を付け足す。

「本当に大怪我じゃなくて良かった」
「まぁ丈夫が取り柄ですから」

正直言うと、全然丈夫じゃない。良く捻挫や打撲などいろいろやっている。

「…で、入院費用なんですけど、これで足りますか?足りなければ全部出しますんで…」

懐から封筒を取り出す。え、入院費用払ってくれんの?さっきの心の中での「こういう奴」発言を取り消す。

「じゃあ有り難く…」
「いえ、結構です」

下の方から声が飛んでくる。俺とソウが驚いて下を向く。思いっきり大丈夫ですという表情をしている。

「でも、怪我させてしまったのはこっちですし、渡さないと彼女に怒られます」
「そうですけど、避けなかったこの人に否があります」

そう言って俺の方を向き思いっきり睨みつけてくる。
そんなに人に世話になるのが嫌なのか。負けず嫌いの性格が出たな。
…そういえば彼女って何だ、彼女って。

「そうですか…。本当に良いんですか?」
「えぇ。本当に大丈夫です」

キッパリと言い放つ。
ソウは諦めた顔になり、封筒をしまう。

「じゃあ、僕はこの辺で。そろそろ練習に戻らないといろいろ言われるんで」
「あぁ、忙しい中ありがとうございました。全国大会、頑張ってくださいね」
「あ、ありがとうございます。応援お願いしますよ?あ、それと…」

ソウは俺に耳打ちした。

「彼女、どうでしたか?」
「へ?」

そう言うと走って行ってしまった。理解することも追いかけることも出来ず、俺は呆然と立ち尽くし後ろ姿を見送っていた。

「どうしたの、早く家に入りましょ。暑いし…」
「おう。あ、また忘れるところだった。で、どうして口調が替わったんだ?」
「えぇと…」

顔が少し赤くなる。
暑いな…。汗が頬を滴る。

「…だから」
「え?」

しゃがんで耳を傾ける。うわ、何かグラグラして来た…。
瞬間、視界が揺らいだ。そのまま俺はアスファルトに倒れ込んだ。
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本日読んでくださった方&counter(today);人
今まで読んでくださった方&counter(total);人

とりあえず完結…ですけど、何かまた終わり微妙だ…。
コメントしていただければ光栄です。
- ちょ……ソウ!!いきなり主人公の命奪うなよ!!!(んなわけあるか!! -- [[Fロッド]] &new{2008-09-30 (火) 22:03:35};
- おい!ソウ!今回は、脇役だからっていきなり八つ当たりか!!? -- [[T-T]] &new{2008-09-30 (火) 22:39:29};
- 主人公.名前名乗る前に臨終s(殴 -- [[白金]] &new{2008-09-30 (火) 22:46:17};
- 主人公.名前名乗る前に臨終s(殴 -- [[白金]] &new{2008-09-30 (火) 22:48:50};
- これはグレイシアに怒られるフラグですね、わかります --  &new{2008-10-01 (水) 00:35:45};
- さぁグレイシア、ソウを氷付けにしておしまい! --  &new{2008-10-10 (金) 20:40:42};
- なんか話しが・・・と思ったらこれ「中継ぎ投手」が少し絡んでたんですねwww。 -- [[メタリック]] &new{2009-07-05 (日) 10:41:08};
- 夏の午後、シンはソウと野球試合中。&br;ソウのすっぽぬけボールが顔面命中。&br;ソウは儚い人生を終えたのだった ~(終)~&br;↑こんな展開だったらねえよwwww -- [[メタル狩り]] &new{2009-07-22 (水) 17:29:19};
- 「俺は好きぞ」
俺は好きだぞ じゃないすか?
――[[チャボ]] &new{2009-10-29 (木) 20:37:17};

#comment

IP:175.134.101.14 TIME:"2013-02-17 (日) 15:27:29" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_8_2) AppleWebKit/536.26.17 (KHTML, like Gecko) Version/6.0.2 Safari/536.26.17"

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